JPH05147320A - プリンタ用ケース - Google Patents

プリンタ用ケース

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Publication number
JPH05147320A
JPH05147320A JP31476691A JP31476691A JPH05147320A JP H05147320 A JPH05147320 A JP H05147320A JP 31476691 A JP31476691 A JP 31476691A JP 31476691 A JP31476691 A JP 31476691A JP H05147320 A JPH05147320 A JP H05147320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printer
case
sound
space
paper
Prior art date
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Pending
Application number
JP31476691A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoyuki Niimura
素行 新村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP31476691A priority Critical patent/JPH05147320A/ja
Publication of JPH05147320A publication Critical patent/JPH05147320A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタ用ケース内に長さの異なる消音室を
複数設け、プリンタ用ケース開口部より放射されるプリ
ンタ作動音のうち、任意に選択した複数の周波数に対し
て音圧レベルの低減を図る。 【構成】 シリアルプリンタの給紙開口部11、排紙開
口部12とプラテン9の間のケース7に於いて、その内
部の用紙経路に隔壁2、3、4、5によって形成した消
音器1としての空間を設け、その消音室1を消音室細分
化壁6a〜6eによって細分化し、細分化された消音室
1a〜1fの長さを、隔壁3a〜3f、4a〜4fの前
後位置を変えることによりそれぞれの空間ごとに設定可
能とした。 【効果】 消音室の長さを変えることで消音ピーク周波
数を選定し、その消音レベルを消音室の容量によって設
定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリアルプリンタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタ用ケースは、プリンタメカニズ
ムの外周を囲み、プリンタ作動設定の切り替えや用紙セ
ットの補助、プリンタデザインとしての機能を有するほ
か、プリンタ作動音を外部に漏らさないようにする機能
も持ち合わせている。特にプリンタ用紙供給、排出開口
部のケース形状には、プリンタ本体外部に漏れるプリン
タ作動音に指向性をもたせる目的を有するものがあり、
このことによってオペレータが存在すると一般的に考え
られるプリンタ前方に於ける騒音レベルを特に下げる効
果を持っている。これは給紙・排紙開口部をプリンタの
より後方に設置し、音をプリンタ後方に逃がすことによ
って、プリンタ前方に放射する音をカットしているため
である。
【0003】これに対し、特公昭57−16907にあ
るような消音装置をプリンタ用ケースの開口部に用い、
騒音を低減している例もある。この消音装置はプリンタ
などの事務機器の給排紙口部に設置するものである。特
徴は、給排紙経路の騒音源側と開口部側に狭い隙間を設
定し、その狭い部分の間を大きな空間としていること
で、騒音が給排紙経路に沿って事務機器外部に放射され
ようとする場合、狭い隙間から大きな空間に移行すると
きに所謂騒音の膨張作用が生じ、騒音が吸収されること
を利用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】消音装置を適用してい
ない従来のプリンタ用ケースは、プリンタケース内の音
をプリンタ後方に逃がして前方の音を下げることが主目
的になり、プリンタ後方では逆に音圧レベルが上昇する
という現象が発生している。しかし、プリンタ後方に壁
があるなど、プリンタの設置環境によってはプリンタ作
動音の反射等により、ケースによる騒音低減効果はプリ
ンタ前方に於いても非常に低いものとなるのが欠点であ
る。また、従来のプリンタ用ケースでは、幅広い周波数
帯域の音を均等に遮音するものの、特定の周波数に対し
て遮音効果のレベルを向上させることが困難であった。
【0005】さらに消音装置を用いたケースについても
同様に、幅広い周波数の音に対して均等に減衰効果を向
上させるものの、他の周波数の音のレベルより突出した
特定の周波数の音のレベルを、他の音のレベル並に大き
く減衰させる効果は持ち合わせていない。
【0006】本発明が解決しようとする問題点は、オペ
レータが存在すると思われるプリンタ前方の音圧レベル
低減効果を維持、あるいは向上させながら、かつプリン
タの各方向に於いても音圧レベル低減効果を向上させる
ことに加え、印字やモーター駆動に伴い発生する特定の
周波数をピークとする騒音のレベルをプリンタケース内
で減衰させ、かつ、減衰させるべき周波数ピーク、およ
びレベルを消音装置となる空間のプリンタ桁方向と直行
する方向の長さ、容積が波長や騒音のレベルに対応する
範囲に於いて任意に設定可能とし、さらにその選択した
周波数を複数設定してプリンタ外部に放射する音の低減
効果を期待できることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリアルプリ
ンタの用紙経路に於いて、用紙給・排紙開口部とプラテ
ンの間のケースに、プリンタ桁方向と直行する方向に長
い垂直な複数の隔壁とその隔壁間に二枚ずつ配された垂
直な隔壁、およびケースの一部とによって囲まれた複数
の空間を形成し、かつ、前記隔壁間に二枚ずつ配された
隔壁の間隔を各々の空間により変化させたことを第1の
特徴とし、前記隔壁とケースの一部によって形成した空
間の前後の空間の高さを、前記空間本体の高さより狭く
したことを第2の特徴とする。
【0008】
【実施例】図4は従来のプリンタ用ケースの一例であ
り、図1と図2、図3が本発明に準じたプリンタ用ケー
スを用いたプリンタの一例を示す断面図、平面図、斜視
図である。本発明に基づくプリンタ用ケース7の消音室
1a〜1fは、その前後をケース桁方向の隔壁2、3a
〜3f、4a〜4f、5でプリンタ高さ方向に絞ること
によって形成され、前方隔壁3と後方隔壁4の間の空間
が消音室1として該当する。その消音室1を紙送り方向
の消音室細分化隔壁6a〜6eを用いて細分化し、それ
ぞれ独立した消音室1a〜1fとする。この細分化され
た消音室の数は、任意に設定可能である。
【0009】プリンタ作動により各メカニズムより発せ
られた音は、一部がプリンタ用ケース7を透過し、残り
は紙経路を伝い、開口部11・12よりプリンタ外部へ
放射される。本発明に基づくプリンタ用ケース7では、
この開口部11・12より放射されるプリンタ作動音
を、プリンタ用ケース7の内部で減衰させてからプリン
タ外部へ放射させる。ここでいう音の減衰とは、音が音
源からの距離の自乗に反比例して減衰することとは別
に、給排紙経路の騒音源側と開口部側に狭い隙間を設定
し、その狭い部分の間を大きな空間としていることで、
騒音が給排紙経路に沿ってプリンタ外部に放射されよう
とする場合、狭い隙間から大きな空間に移行するときに
所謂騒音の膨張作用が生じ、騒音が減衰されることを利
用している。この消音器は、膨張させた部屋の中で音波
の干渉を行わせるタイプのもので、音源より発せられた
音がプリンタ後方へ導かれる途中で、消音室1に於て一
旦溜められ、相互の干渉により減衰した後、プリンタ後
方へと放射される。この音の減衰とその周波数、レベル
は消音室1の長さ、高さによって決定される。本実施例
では、印字ヘッド10やプラテン9等から発せられた音
が用紙経路を伝い、消音室1の前方にある高さ13の狭
い空間を通り、高さ15の消音室で膨張、減衰し、再び
消音室後ろの高さ14の空間を抜けて排紙開口部12よ
り放射される。ここで消音室前空間高さ13と消音室後
空間高さ14は消音室高さ15より低い。
【0010】本発明によるプリンタ用ケース7は、消音
室1a〜1fの音の放射方向の長さを、図2に示すよう
に前方隔壁3a〜3f、後方隔壁4a〜4fの位置をそ
れぞれ変えることによって、減衰させる周波数の波長と
一致させ、長さの異なる消音室が同時に複数存在するこ
とにより、低減する周波数を複数同時に選択できるよう
にした。
【0011】
【発明の効果】本発明のプリンタ用ケースは、従来のケ
ースに比較して、騒音低減効果を引き上げられるととも
に、消音室の長手方向の長さを変えることで消音ピーク
周波数、およびレベルを消音装置となる空間のプリンタ
桁方向と直行する方向の長さ、容積が波長や騒音のレベ
ルに対応する範囲内で任意に設定可能である、という利
点がある。さらに消音室を複数個設け、それぞれの長さ
を変えることで、消音ピーク周波数を同時に複数設定で
きる。一般には、消音室の長さが長くなると遮断する周
波数は低周波数側に移行する。これにより、ピーク周波
数を複数持つプリンタの特性に合わせてケースを設計す
ることができ、最も適切な効果を有する騒音対策が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づいて消音器を排紙開口部に設置し
たプリンタ用ケースを、プリンタに取り付けたときのA
−A断面図である。
【図2】本発明に基づく消音器つきプリンタ用ケース
を、プリンタに取り付けたときの平面図である。
【図3】本発明に基づく消音器つきプリンタ用ケースの
斜視断面図である。
【図4】従来のプリンタ用ケースを、プリンタに取り付
けたときの断面図である。
【符号の説明】
1 消音室 1a〜1f 細分化消音室 2 第1隔壁 3 前方隔壁 3a〜3f 前方隔壁 4 後方隔壁 4a〜4f 後方隔壁 5 第2隔壁 6 消音室細分化隔壁 6a〜6e 消音室細分化隔壁 7 プリンタ用ケース 8 用紙 9 プラテン 10 印字ヘッド 11 給紙開口部 12 排紙開口部 13 消音室前空間高さ 14 消音室後空間高さ 15 消音室高さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリアルプリンタの用紙経路に於いて、
    用紙給・排紙開口部とプラテンの間のケースに、プリン
    タ桁方向と直行する方向に長い垂直な複数の隔壁とその
    隔壁間に配された対になった垂直な隔壁、およびケース
    の一部とによって囲まれた複数の空間を形成し、かつ、
    前記プリンタ桁方向と直行する方向に長い隔壁間に配さ
    れた対になる隔壁の間隔を前記空間ごとに変化させたこ
    とを特徴とするプリンタ用ケース。
  2. 【請求項2】 前記隔壁とケースの一部によって形成し
    た空間の前後の空間の高さを、前記空間本体の高さより
    狭くしたことを特徴とする請求項1記載のプリンタ用ケ
    ース。
JP31476691A 1991-11-28 1991-11-28 プリンタ用ケース Pending JPH05147320A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31476691A JPH05147320A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 プリンタ用ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31476691A JPH05147320A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 プリンタ用ケース

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Publication Number Publication Date
JPH05147320A true JPH05147320A (ja) 1993-06-15

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ID=18057331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31476691A Pending JPH05147320A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 プリンタ用ケース

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