JPH0514725U - チエインの給脂装置 - Google Patents

チエインの給脂装置

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JPH0514725U
JPH0514725U JP4123091U JP4123091U JPH0514725U JP H0514725 U JPH0514725 U JP H0514725U JP 4123091 U JP4123091 U JP 4123091U JP 4123091 U JP4123091 U JP 4123091U JP H0514725 U JPH0514725 U JP H0514725U
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JP
Japan
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chain
greasing
oil
sprocket
fat
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Pending
Application number
JP4123091U
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English (en)
Inventor
誠一 宮田
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Priority to JP4123091U priority Critical patent/JPH0514725U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】給脂ポンプのみで給脂動作でき、チェイン作動
中に確実かつ正確にチェインピンに自動給脂でき、また
高速動作する大形チェイン装置にも有効に適用できるチ
ェイン給脂装置を提供する。 【構成】スプロケットの歯溝に対応するようにスプロケ
ット側部に設けられた複数個の給脂バルブと、スプロケ
ット軸の軸支部分に設けられかつ前記給脂バルブの各々
に接続される油脂分配部と、該油脂分配部の給脂側領域
に接続される給脂ポンプと、前記油脂分配部の排脂側領
域に接続されるリザーバタンクとを有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はチェイン伝動装置やチェインコンベヤ等におけるチェインの給脂装置 、特にスプロケットと共働して回動中の無端チェインのチェインリンク連結部を 潤滑するチェイン給脂装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
伝達あるいは搬送手段として用いられるチェイン装置は複数個のチェインリン クを無端状にチェインピンで連結してスプロケットに掛け渡し、該スプロケット の回転駆動でチェインを回動させるが、動作中チェインリンクとチェインピンは 摺動接触するので、摩耗防止および動作の円滑性確保のためチェインリンクとピ ン間に給脂する必要がある。従来、この給脂手段として、小形のチェイン装置で はチェインの一部をオイルバスに浸漬させつつチェインを走行させる方法がある が、大形のチェイン伝動、搬送装置やチェイン装置の設置箇所によってはこのよ うな方法がとれない。オイルバス以外の方法として、回動しているチェインにグ リースガン等を用いて手差しで給脂する方法、チェイン上方に設置した油溜めか ら油脂を滴下させる方法がとられている。その他給脂ノズルおよびガイドレバー をもつエア駆動のプッシュガンをチェインの側方に配置し、チェインの移動によ るチェインピンと前記ガイドレバーとの接当で前記プッシュガンを前記チェイン とともに移動させつつ給脂し、前記ガイドレバーの接当が外れた後プッシュガン を初期位置に復帰させるようにした自動給脂装置も知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
チェイン装置の給脂をグリースガンを用いて手差しで行う方法は、給脂点(各 チェインリンクとチェインピンの間)が多くチェイン装置の長時間の休止が必要 であり、能率が低下するとともに作業者の労力も大きく、危険を伴なう。チェイ ン作動中の油脂滴下による方法は、チェインの揺れ等により必要な部分への正確 な給脂が不完全となりがちで、良好な潤滑状態が得られないだけでなく、油脂の 無駄も生じる。また前述したプッシュガンをチェインと同期移動させつつ給脂す る自動給脂装置は、チェインの走行途中の経路に設けるので同様にチェインの揺 れやチェインピンの軸方向のずれ等によって給脂ノズルとチェイン上の給脂箇所 が外れることがあり、また給脂ノズルのプッシュガンを進退させる装置および前 記ガイドレバーの前後進駆動装置(シリンダ等)が別途必要になる等の問題があ る。
【0004】 本考案は給脂駆動源が給脂ポンプのみでよく、しかもチェイン作動中に確実か つ正確に自動給脂できるチェイン給脂装置を提供することにある。本考案はまた チェイン装置の設置方向とか周囲の設置環境等に関係なく、また高速動作するチ ェイン装置にも有効に使用できる給脂装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によるチェインの給脂装置は、スプロケットに係合したチェインピンと 整合するように該スプロケットの側部に設けられた複数個の給脂バルブと、前記 スプロケットのボス部と該スプロケットの軸支部との間に形成された油脂分配部 と、該油脂分配部の給脂側領域に圧油を送る給脂ポンプと、前記油脂分配部の排 脂側領域に接続されるリザーバタンクと、前記スプロケットのボス部を通して前 記給脂バルブと前記油脂分配部とを連結している油脂配管とを有し、前記給脂バ ルブは前記油脂配管からの給脂圧力および該バルブ内のスプリング力で前記チェ インピンに対して開口,閉止動作するようになっている。
【0006】
【作用】
チェインピンがスプロケットに噛み合い始めると、スプロケット軸の軸支部分 に設けた油脂分配装置を介して給脂ポンプと給脂バルブが連通し、該ポンプによ り加圧された油脂の圧力で給脂バルブの吐出口がチェインピンに接合して開口し 、給脂する。前記スプロケットの回転が進み、前記チェインピンと前記スプロケ ットとの噛み合いが外れるようになると、前記油脂分配装置はいままで給脂状態 にあった給脂バルブをリザーバタンク側とつながるように切り替えられる。前記 給脂バルブは前記スプロケット上の各チェインピンに対応するように該チェイン ピンと同ピッチで複数個設けられており、したがって前記スプロケットの回転に 伴なって順次該スプロケットに噛み合うチェインピンに給油していく。
【0007】
【実施例】
次に、本考案を実施例について図面を参照して説明する。図1は本考案のチェ イン給脂装置を有するチェイン伝動装置のスプロケット部分の概略的な正面図で あり、図2は本考案の実施例によるチェイン給脂装置の縦断面図である。なお図 2は図1の略A−A線に沿った断面を拡大したものである。この実施例のチェイ ン1は外側チェインリンク20と内側チェインリンク21を連結するチェインピ ン3にブッシュ4が装着されたタイプのものであり、外側チェインリンク20が チェインピン3に嵌着され、内側チェインリンク21がブッシュ4の外周に固着 されて両リンク20,21が相対回転する。本考案の給脂装置はチェインピン3 とブッシュ4との間に、チェイン1の回動を継続しながら、給油するものであり 、各ピン3にはその片端部から給脂部へ通じる通路22が形成されている。チェ インピン3の前記片端部の通路開口部にはグリースニップル5が取り付けられて いる。
【0008】 スプロケット2の片側部周囲には、該スプロケット2の各歯溝中心線と一致す るように、具体的にはスプロケット2に噛み合っているチェインピン3と整合す るように複数個の給脂バルブ6が放射状のアーム23を介して取り付けられてい る。給脂バルブ6は図4,図5に拡大して示すようにバルブケース24内に中空 の主ピストン7および該ピストン7をケース後部側(チェインピンと反対側)へ 付勢しているスプリング9が収容され、主ピストン7の先端はケース24からチ ェインピン3側へ向って部分的に突出可能となっている。主ピストン7の中空部 内には油脂吐出通路25をもつチェックピストン8が収容され、またバルブケー ス24内の後部油室26は後述する油脂分配部27の給脂側領域または排脂側領 域に油脂配管13(油脂配管13は給脂側領域では給油管13aとなり、排脂側 領域では排脂管13bとなる)を介して連通している。
【0009】 図3は図2のB−B線に沿って裁断した油脂分配部27の横断面図である。図 2および図3を参照すれば、スプロケット2のボス部2aを貫通するスプロケッ ト駆動軸15を軸支している本体フレーム28側の軸支部16外周面とスプロケ ット2のボス部2aの片側に形成された凹形内周面2bが摺動可能に嵌合してい る。その嵌合部の本体フレーム側軸支部16外周面に円弧溝29,30が形成さ れている。一方の円弧溝29は、チェインのスプロケット噛合範囲α(図1参照 )より若干小さい中心角範囲に形成され、かつ該円弧溝29の両端が中心角θ( θ<α)で互いに離隔されたランド部31,32によって他方の円弧溝30と仕 切られている。ランド部31,32は本体フレーム側軸支部16外周面の外径を 画成し、したがって該ランド部31,32はスプロケットボス部2aの前記凹形 内周面2bと摺動接触する。一対のランド部31,32およびボス部2の凹形内 周面2bによって囲包された円弧溝29の部分が本考案でいうところの油脂分配 部27の給脂側領域となり、同様に他方の円弧溝30の部分が油脂分配部27の 排脂側領域となる。給脂ポンプ10から吐出側につながる給脂管12は本体フレ ーム側軸支部16内を通って油脂分配部27の給脂側領域に連通している。33 は前記給脂側領域に開口した給脂管12のポートである。リザーバタンク11に つながる排脂管14は本体フレーム側軸支部16内を通って油脂分配部27の排 脂側領域に接続されている。34は前記排脂側領域に開口した排脂管14のポー トである。リザーバタンク11内の油脂は給脂ポンプ10の油脂供給源となる。
【0010】 スプロケット2の回転に伴ないチェインピン3がチェインの直線部からスプロ ケット2に噛み合い始めると、このチェインピン3に対応する給脂バルブ6の給 油管13aの開口部はランド部31を通過して油脂分配部27の給脂側領域に入 り、ポンプ10によりポート33を介して圧送された油脂が給油管13aを通っ て給脂バルブ6の後部油室26に押し込まれる。主ピストン7は後部油室26内 の油脂に押され、スプリング9に抗してバルブケース24から突出し、スプロケ ット2に噛み合ったチェインピン3と圧接する。同時に主ピストン7内のチェッ クピストン8はチェインピン3端部のグリースニップル5に押し戻され、チェッ クピストン8内の油脂吐出通路25が主ピストン7の中空部を通して後部油室2 6につながり、グリースニップル5およびピン内の通路22を介してチェインピ ン3とブッシュ4間に給脂がなされる。図4はこのときの給脂バルブ6の状態を 示している。さらにスプロケット2の回転が進み、給油管13aの開口部が他方 のランド部32を通過して前記排脂側領域に入ると、給脂バルブ6の後部油室2 6の圧力が減少し、スプリング9によって主ピストン7は後部油室26側へ押し 戻され、前記給油管13aは排脂管13bと機能変更され、後部油室26内の油 脂は、排脂管13bからポート34および排脂管14を経てリザーバタンク11 に戻される。主ピストン7の後方移動によりチェックピストン8の油脂吐出通路 25は主ピストン7により閉じられ、バルブ6内の油脂の漏出は阻止される。図 5はこのときの状態を示している。場合によっては主ピストン7の中空部内とチ ェックピストン8後端との間にスプリング9より弱い第2のスプリングを設けて もよい。以上は或る1つのチェインピン3および給脂バルブ6について説明した ものであるが、順次スプロケット2に噛み合う他のチェインピン3およびこれに 対応する給脂バルブ6についても同様であり、このようにしてスプロケットの回 転に伴なって順次チェインピンへの給脂がなされる。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本発明によれば、給脂に必要な駆動部は給脂ポンプのみで よく、給脂バルブの作動は前記ポンプによりもたらされる供給油脂の圧力で行わ れ、他の駆動装置を必要としない。動作も確実で悪環境での使用が可能となり、 またスプロケットに噛み合っている状態のチェインピンに、かつ噛み合い中継続 して給脂するので、給脂が確実で、比較的高速のチェイン伝動装置,チェインコ ンベヤ等に有効に適用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のチェイン給脂装置を有するチェイン伝
動装置のスプロケット部分の概略的な正面図である。
【図2】本考案の実施例によるチェイン給脂装置の縦断
面図である。
【図3】図2のB−B線に沿った油脂分配部の横断面図
である。
【図4】図2のC部分の拡大縦断面図である。
【図5】図2のD部分の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 チェイン 2 スプロケット 3 チェインピン 4 ブッシュ 6 給脂バルブ 7 主ピストン 8 チェックピストン 10 給脂ポンプ 11 リザーバタンク 13a 給脂管 13b 排脂管 15 スプロケット駆動軸 16 本体フレーム側軸支部 26 後部油室 27 油脂分配部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプロケットに係合したチェインピンと整
    合するように該スプロケットの側部に設けられた複数個
    の給脂バルブと、前記スプロケットのボス部と該スプロ
    ケットの軸支部との間に形成された油脂分配部と、該油
    脂分配部の給脂側領域に圧油を送る給脂ポンプと、前記
    油脂分配部の排脂側領域に接続されるリザーバタンク
    と、前記スプロケットのボス部を通して前記給脂バルブ
    と前記油脂分配部とを連結している油脂配管とを有し、
    前記給脂バルブは前記油脂配管からの給脂圧力および該
    バルブ内のスプリング力で前記チェインピンに対して開
    口,閉止動作することを特徴とするチェインの給脂装
    置。
JP4123091U 1991-02-14 1991-02-14 チエインの給脂装置 Pending JPH0514725U (ja)

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