JPH05146959A - 工具再生装置 - Google Patents

工具再生装置

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Publication number
JPH05146959A
JPH05146959A JP3339644A JP33964491A JPH05146959A JP H05146959 A JPH05146959 A JP H05146959A JP 3339644 A JP3339644 A JP 3339644A JP 33964491 A JP33964491 A JP 33964491A JP H05146959 A JPH05146959 A JP H05146959A
Authority
JP
Japan
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tool
pallet
drill
grinding
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3339644A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadayuki Yanase
貞幸 簗瀬
Minoru Haga
実 芳賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP3339644A priority Critical patent/JPH05146959A/ja
Publication of JPH05146959A publication Critical patent/JPH05146959A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具再生作業の省力化を図るとともに研削機
の稼働率を向上させる。 【構成】 本発明に係る工具再生装置は複数種の磨耗工
具をその工具種類に対応した研削プログラムに従って研
削することによって再生する装置である。この装置は、
特定種類の工具が保持可能であり、その保持可能な工具
の種類に関する情報を記憶している種類情報記憶手段を
備えた工具保持具を備えている。さらに、その工具保持
具を位置決めし、前記工具の種類情報を基にその工具に
対応する研削プログラムを検索して、検索された研削プ
ログラムに従って前記工具を研削する研削機を備えてい
る。これによって、作業者は研削機に対してキーボード
から工具種類情報をインプットする必要がなくなり、作
業の段取り替えに要する時間が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用されて磨耗したド
リルやバイト等の工具を研削して再生する工具再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】各工場で使用されて磨耗した工具類は、
その工場毎に決められた固有の通い箱に収納されて工具
整備工場に送られる。前記通い箱には、収納される工具
のナンバーやその工具を再生するための研削機の番号が
表示されている。工具整備工場における作業者は通い箱
に表示された情報に基づいて、所定の研削機にその工具
をセットし、さらに工具ナンバーに対応するプログラム
ナンバーをキーボードからインプットする。これによっ
て、前記研削機は予め記憶されている複数の研削プログ
ラムの内からその工具のナンバーに合致した特定の研削
プログラムを選定し、その研削プログラムに従って前記
工具の再生を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の工具再生方法によると、作業者が所定の研削機に
工具をセットし、その工具ナンバーに対応するプログラ
ムナンバーを研削機のキーボードから直接インプットす
る。このため前記工具のセットと工具ナンバーに対応す
るプログラムナンバーのインプットに要する工数が増大
し、研削機の有効利用が図れないという問題がある。さ
らには工具ナンバーに対応するプログラムナンバーのイ
ンプットミスも生じやすく、工具の破損も多くなる。本
発明の技術的課題は、研削機への工具のセットと工具ナ
ンバーに対応するプログラムナンバーのインプットとを
自動で行えるようにすることにより、作業工数を減少さ
せて研削機の稼働率を向上させ、さらに工具の破損防止
も図ろうとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、以下の
各部構造を有する工具再生装置によって解決される。即
ち、本発明に係る工具再生装置は、複数種の磨耗工具を
その工具種類に対応した研削プログラムに従って研削す
ることによって再生する工具再生装置において、特定種
類の工具が保持可能であり、その保持可能な工具の種類
に関する情報を記憶している手段(種類情報記憶手段)
を備えた工具保持具と、工具を保持した前記工具保持具
を複数個収納するパレットと、研削前の工具を収納した
パレットと研削後の工具を収納したパレットとを分けた
状態で載置する載置台と、研削前の工具を収納したパレ
ットを前記載置台から所定位置まで配送し、あるいは研
削後の工具を収納したパレットを所定位置から前記載置
台まで回収する無人搬送車と、前記無人搬送車によって
前記所定位置まで配送された前記パレットから前記工具
保持具を取出して、その工具保持具を位置決めしておく
工具位置決め手段と、前記工具位置決め手段によって位
置決めされている前記工具保持具の前記種類情報記憶手
段に記憶されている工具の種類情報を読み取る種類情報
読み取り手段と、前記工具の種類情報にリンクしてその
種類の工具を再生するための研削プログラム群を記憶し
ておく研削プログラム群記憶手段と、前記研削プログラ
ム群記憶手段の内から前記種類情報読み取り手段で読み
取られた種類に対応する研削プログラムを検索する手段
と、前記検索された研削プログラムに従って研削砥石と
前記工具位置決め手段の双方、あるいは一方の位置を制
御する研削位置制御手段とを備える研削機とを有してい
る。
【0005】
【作用】本発明によると、工具保持具が収納されたパレ
ットは、無人搬送車によって載置台から所定位置まで配
送される。前記工具保持具はここで研削機の工具位置決
め手段によって前記パレットから取出されて自動的に位
置決めされる。さらに、前記工具保持具の種類情報記憶
手段に記憶されている工具の種類に関する情報は、種類
情報読み取り手段によって自動的に読み取られて研削機
に入力される。研削機では、種類情報読み取り手段によ
って読み取られた工具種類に対応する特定の研削プログ
ラムに従って工具保持具に保持された工具の研削を実行
する。このように、研削機への工具のセットおよび工具
の種類に関する情報のインプットが自動的に行えるため
に、作業の段取り替えに要する時間が短縮されて作業工
数が減少しさらに研削機の稼働率も向上する。また工具
の破損防止も図ることができる。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は、本実施例に係る工具再生システムの全
体図を示している。各工場で使用されることにより磨耗
した工具類、即ちドリル類、タップ類およびバイト類
は、その工場毎に決められた固有の通い箱20に収納さ
れて工具整備工場に送られる。前記通い箱20は上面が
開放した直方体形状の箱であり、ドリル用通い箱20
a、タップ用通い箱20bおよびバイト用通い箱20c
の三種類がある。また三種類の各々の通い箱20a,2
0b,20cは、収納される工具の仕様に応じて、さら
に細かく分類されている。したがって前記通い箱20の
側面には、各工場名および作業グループ名が記載されて
いるだけではなく、収納される工具類の仕様を表すバー
コードが貼付されている。前記通い箱20に収納されて
工具整備工場に送られた工具類は、洗浄された後に通い
箱20に収納されたまま所定位置まで運搬される。
【0007】次に、図1から図9を参照してドリル1の
研削方法の説明を行う。上記したように、ドリル用通い
箱20aに収納されて所定位置まで運ばれたドリル1
は、前記ドリル用通い箱20aから取り出されてドリル
ホルダ11にセットされる。ドリルホルダ11は、ドリ
ル1を保持した状態で後記するドリル研削用のマシニン
グセンタ71(以下、ドリルM/C71という)の工具
位置決め手段であるチャックにセットされ、前記ドリル
1をドリルM/C71の研削位置に位置決めするための
治具である。このドリルホルダ11は図示されていない
集合棚に仕様別に収納されている。そして前記ドリル用
通い箱20aに貼付されているバーコードを利用して、
前記ドリル1に合致したドリルホルダ11が自動的に検
索される。このドリルホルダ11の詳細が図3に示され
ている。
【0008】ドリルホルダ11は略円柱形状をしてお
り、内部軸心方向には径の異なる貫通孔11a,11b
が直列に形成されている。そして前記貫通孔11a,1
1bのうち大径の貫通孔11aの内部には、円筒状で軸
方向に1箇所割りの入ったコレット11cが軸心方向に
移動できるように、また軸心回りに回動できるように収
納されている。さらにドリルホルダ11の側面にはコレ
ット締付けネジ11dが設けられて、位置決め後にこの
コレット11cをドリルホルダ11に固定できる構造に
なっている。また前記コレット11cの内径はドリル1
の外形にほぼ等しく設定されており、これによってドリ
ル1はコレット11cの内部に挿通できるようになって
いる。コレット11cに挿通されたドリル1はドリルホ
ルダ11の側面に設けられたコレット締付けネジ11d
によって所定の位置に固定される。またコレット11c
の外側面に設けられたネジ11eはドリルホルダ11の
貫通孔11aに形成された螺旋状の溝に係合している。
これによって、前記コレット11cが回動するよりその
コレット11cの突出量が調整される。なお前記コレッ
ト11cは、種々の形状、種々のサイズのドリル1に対
応した内径を有するものが準備されているが、前記コレ
ット11cの外径は全て同一である。したがって、ドリ
ル1の種類が異なってもドリルホルダ11の外形は全て
同一である。このため、ドリルホルダ11を研削位置に
支持するドリルM/C71のチャックは1種類でよい。
またドリルホルダ11の中央部には、このドリルホルダ
11に保持されたドリル1のドリルナンバーを記憶した
IDが埋め込まれている。さらにドリルホルダ11の小
径の貫通孔11bの端部には、このドリルホルダ11の
円周方向の位置決めを行うための切欠部11jが形成さ
れている。
【0009】図4は、ドリル1をドリルホルダ11の規
定位置に正しくセットするために使用されるドリルプリ
セット治具12の概略図である。ドリルプリセット治具
12は、ドリルホルダ11を載置するため支持部12a
と、このドリルホルダ11の端部11kに軸方向から当
接してこのドリルホルダ11の軸心方向の位置決めを行
うホルダ位置決め部12bを備えている。さらに、この
ドリルホルダ11に仮セットされたドリル1の先端に軸
方向から当接してこのドリル1の軸心方向の位置決めを
行うドリル位置決め部12cとを備えている。そして、
ホルダ位置決め部12bとドリル位置決め部12cとの
間の距離は一定値LDに保持されている。また、前記ド
リル位置決め部12cのドリル当接面12dには図4
(B)に示すように平面扇形状の凸部12eが形成され
ており、ドリル1の先端が前記当接面12dに当接した
状態でドリル1のすくい面が平面扇形状の凸部12eに
当接できるようになっている。前記ホルダ位置決め部1
2bの近傍にはドリルホルダ11の切欠部11jと係合
して、前記ドリルホルダ11の回動を防止するセットピ
ン12fが設けられている。
【0010】このドリルプリセット治具12を使用して
ドリル1をドリルホルダ11にセットする手順を説明す
る。先ず、ドリル1をドリルホルダ11に取付けられた
コレット11cに挿通し、この状態でドリルホルダ11
の端部11kをホルダ位置決め部12bに当接させる。
さらにドリル1の先端をドリル位置決め部12cの当接
面12dよりやや短めにドリルホルダ11の内部に挿入
し、このドリル1およびドリルホルダ11をドリルプリ
セット治具12の支持部12a上に載置する。なお、前
記ドリルホルダ11をドリルプリセット治具12の支持
部12a上に載置するにあたり、ドリルホルダ11の切
欠部11jにドリルプリセット治具12のセットピン1
2fを係合させる。次に、ドリル1をドリルホルダ11
から引き出して、その先端をドリル位置決め部12cの
当接面12dに当接させながら軸心回りに回動させて、
ドリル1のすくい面をドリル位置決め部12cの凸部1
2eに当接させる。この状態でドリルホルダ11のコレ
ット締付けネジ11dを締付けて、コレット11cおよ
びドリル1をドリルホルダ11に固定する。これによっ
てドリル1はドリルホルダ11に対して軸心方向および
円周方向において定位置に保持される。このようにして
ドリルホルダ11にセットされたドリル1は、後記する
ホームステーション50(図2参照)の上に載置された
ドリルパレット14(図1、図2参照)にセットされ
る。
【0011】図5は前記ドリルパレット14に、ドリル
1をセットしたドリルホルダ11を載置した様子を表す
斜視図であり、図6は前記ドリルパレット14の詳細図
である。ドリルパレット14は、直方体形状の架台であ
り内部にドリル用通い箱20aを収納できるスペースを
備えている。さらにドリルパレット14の上部には、レ
ール状に形成されたドリルホルダ支持部材14aが設置
されている。このドリルホルダ支持部材14aは、図6
(C)に示すように、上部に所定の間隔をおいて三角形
状の切欠き14bが形成されており、この切欠き14b
部分に前記ドリルホルダ11がその軸心を直交させた状
態で載置される。このドリルホルダ支持部材14aはド
リルパレット14上に2セット設置されている。なおド
リルパレット14上に載置されるドリル1と、ドリルパ
レット14内に収納されるドリル用通い箱20aとは、
各工場から運搬されたときの組合せと同じになるように
配慮されている。
【0012】前記ドリルホルダ11を載置したドリルパ
レット14は、図2に示すホームステーション50の搬
送コンベア51にセットされる。ここで前記パレットの
載置台であるホームステーション50の構造と機能の説
明を行う。ホームステーション50は、各種パレット
(ドリルパレット14および後記するタップパレット2
4、バイトパレット34)を無人搬送車60まで運ぶた
めの搬送コンベア51と、無人搬送車60が運搬してき
たパレットを受け取るための回収コンベア52と、この
回収コンベア52で回収したパレットを再び搬送コンベ
ア51まで移動させるための移動テーブル53とを備え
ている。前記搬送コンベア51および回収コンベア52
は、前記無人搬送車60の軌道62に隣接して、前記軌
道62に対して直角になるように配置されており、さら
に前記コンベア51,52の高さおよび移動テーブル5
3の高さは、軌道62上を走行する無人搬送車60の荷
台60aの高さとほぼ等しくなるように設定されてい
る。これによって、各種パレットは搬送コンベア51か
ら無人搬送車60へ、あるいは無人搬送車60から回収
コンベア52へとスムーズに移動可能になっている。ま
た、前記軌道62に面するホームステーション50の側
面には、前記無人搬送車60に対して走行条件を入力す
るためのAGV通信ボックス61が設置されている。
【0013】図7には、ホームステーション50を構成
している搬送コンベア51,回収コンベア52および移
動テーブル53の平面図(A)と側面図(B)とが示さ
れている。搬送コンベア51は、平行な状態に設置され
た三台の同仕様のモータ駆動式ローラーコンベアから構
成されており、各々がドリルパレット搬送コンベア51
a、タップパレット搬送コンベア51bおよびバイトパ
レット搬送コンベア51cとして使用される。これらの
コンベア51a,51b,51cは、搬出側先端部51
eが前記無人搬送車60の軌道62に面しており、この
搬出側先端部51eの近傍と中央部とに可動ストッパー
51dが設置されている。そして各可動ストッパー51
dの間の距離は前記パレットの幅にほぼ等しくなってお
り、前記コンベア51a,51b,51cがモータ51
eによって駆動されていないときに、その可動ストッパ
ー51dがエアーシリンダー(図示されていない)によ
ってコンベアの上面に突出するように作動される。これ
によって、前記コンベア51a,51b,51cは可動
ストッパー51dによって仕切られて、搬入側(図中下
側)から中央の可動ストッパー51d間に1台のパレッ
ト、さらに2台の可動ストッパー51d間に一台のパレ
ット、即ち、合計で2台のパレットが保持できるように
なっている。また各コンベア51a,51b,51cに
は、パレット検出センサ(図示されていない)が設置さ
れており、コンベア上のパレットの有無を検出できるよ
うになっている。
【0014】回収コンベア52は、搬送コンベア51の
約3倍の長さを有するモータ駆動式ローラーコンベアで
あり、前記バイトパレット搬送コンベア51cと平行
に、かつ搬入側先端部52eが前記無人搬送車60の軌
道62に面するように設置されている。さらにこの回収
コンベア52には、搬出側端部52hから前記パレット
の幅にほぼ等しい間隔をおいて可動ストッパー52dが
4台設置されている。そしてこの回収コンベア52がモ
ータ52eによって駆動されていないときに、その可動
ストッパー52dがエアーシリンダー(図示されていな
い)によってコンベアの上面に突出するように作動され
る。これによって、前記回収コンベア52は可動ストッ
パー52dによって仕切られて、搬出側端部52hから
可動ストッパー52d間に1台のパレット、また4台の
可動ストッパー52dの相互間に3台のパレット、即
ち、合計で4台のパレットが保持できるようになってい
る。また回収コンベア52にはパレット検出センサ(図
示されていない)が設置されており、コンベア上のパレ
ットの有無を検出できるようになっている。前記回収コ
ンベア52の搬出側端部52hから可動ストッパー52
d間、および可動ストッパー52dの相互間には、パレ
ットを斜め下側から押し上げてそのパレットを後記する
隣の移動コンベア53aまで滑らせるためのローラ付の
押し上げ板52fが設けられている。この押し上げ板5
2fは、図7(B)に示すように、左下端がヒンジ52
nを介してコンベア架台に連結されており、右下端がエ
アーシリンダ52mのピストンロッドに連結されてい
る。これによって、エアーシリンダ52mがピストンロ
ッドを延出する方向に駆動されると、前記押し上げ板5
2fの右端が上昇してその板の上面ローラ部の右上端で
前記パレットを押し上げ、前記押し上げ板52fの上面
に沿って前記パレットを左側の移動コンベア53a上ま
で滑らせることができる。この様子を表したのが、図8
の側面図(A)および斜視図(B)である。
【0015】移動テーブル53は、前記回収コンベア5
2からパレットを受け取るための前記移動コンベア53
aと、この移動コンベア53aで運ばれたパレットを受
け取って前記搬送コンベア51まで運搬するためのボー
ルキャスタテーブル53bとから構成される。移動コン
ベア53aは、駆動源が設けられていないフリータイプ
のローラコンベアであり、回収コンベア52と平行にか
つ前記バイトパレット搬送コンベア51cと中心線を一
致させた状態で設置されている。また、ボールキャスタ
テーブル53bは、複数の回転自在な球がテーブル面上
に突出した長方形のテーブルであり、前記移動コンベア
53aと前記搬送コンベア51との間に設置されて両者
53a,51を連結している。
【0016】前述のようにドリルホルダ11を載置した
ドリルパレット14が、図2に示すホームステーション
50のドリルパレット搬送コンベア51aにセットされ
ると、所定のタイミングで無人搬送車60が軌道62上
を走行してドリルパレット搬送コンベア51aの搬出側
に停止する。次に、ドリルパレット搬送コンベア51a
が駆動されて、一台のドリルパレット14が無人搬送車
60の荷台60aに載置される。この状態で前記無人搬
送車60は軌道62上を走行して後記するドリルM/C
71のパレット移載装置81まで前記ドリルパレット1
4を運搬する。図9(A)はドリルM/C71の全体平
面図、図9(B)はパレット移載装置81の斜視図であ
る。パレット移載装置81は、無人搬送車60によって
運搬されてきたドリルパレット14を、ドリルM/C7
1の加工待機位置まで受入れるための受入れコンベア8
1aを備えている。そして、この受入れコンベア81a
の隣に前記ドリルパレット14をドリルM/C71の加
工位置に保持するための位置決めテーブル81bが設置
されている。さらに前記位置決めテーブル81bの隣に
は、ドリル1の研削が終了したドリルパレット14を再
び無人搬送車60へ送り出すための搬出コンベア81c
が設けられている。
【0017】前述のように無人搬送車60によってパレ
ット移載装置81まで運搬されたドリルパレット14
は、このパレット移載装置81の受入れコンベア81a
によって前記加工待機位置まで運搬される。この時に前
記ドリルM/C71の加工位置に先行したドリルパレッ
ト14が存在しなければ、加工待機位置まで運搬された
このドリルパレット14は引き続き前記位置決めテーブ
ル81bまで運搬され、パレット位置決めピン81dに
よって前記加工位置に保持される。前記ドリルパレット
14がドリルM/C71の加工位置に位置決めされる
と、このドリルパレット14に載置されているドリルホ
ルダ11の最初の一本がロボット71aによってID読
み取り位置まで運搬され、この位置にセットされる。図
9(C)は、ドリルホルダ11に埋め込まれたIDから
ドリルナンバーを読み取る手段を表すブロック図であ
る。ドリルホルダ11がID読み取り位置に正しくセッ
トされるとワーク検出スイッチ71dが働いてその信号
がパソコン71pに入力される。さらにこの時、IDリ
ーダーヘッド71eがドリルホルダ11に埋め込まれた
IDに接近してドリルナンバーを読み取る。前記IDリ
ーダーヘッド71eからの信号は、コンバータ71fお
よびコントローラ71hを経て所定レベルのディジタル
信号に変換されてパソコン71pに入力される。
【0018】上記のようにドリルホルダ11のIDから
ドリルナンバーが読み取られると、ロボット71aは再
び前記ドリルホルダ11を把持してこのドリルホルダ1
1をドリルM/C71の研削位置まで運搬し、工具位置
決め手段であるチャック(図示されていない)にセット
する。ドリルM/C71では、ドリルナンバーに対応す
る切削メインプログラムをパソコン71pから呼び出し
てこれをNCへ転送し、NC内に記憶させているドリル
仕様別の切削サブプログラムに基づいて、ドリル1の自
動研削を実施する。即ち、IDリーダーヘッド71e、
コンバータ71f、コントローラ71hおよびパソコン
71pが工具の種類情報読み取り手段として機能し、ド
リルM/C71が研削機して機能する。そしてドリル1
の研削が終了すると、前記ドリルホルダ11はロボット
71aによって前記チャックから外されてドリルパレッ
ト14まで運搬され、所定位置にセットされる。このよ
うにして、ドリルパレット14に保持されている全ドリ
ル1の研削が順番に行われる。そして全ドリル1の研削
が終了すると、ドリルパレット14は位置決めテーブル
81bから搬出コンベア81cまで送られ、さらにこの
搬出コンベア81cによって無人搬送車60へ送り出さ
れる。そして、この無人搬送車60によってホームステ
ーション50の回収コンベア52まで運搬される。前記
無人搬送車60が回収コンベア52の搬入側に停止する
と、回収コンベア52が駆動されて無人搬送車60の荷
台60aに載置されているドリルパレット14が回収さ
れる。この回収されたドリルパレット14は、前記可動
ストッパ52dの間に保持された後、押し上げ板52f
によって移動コンベア53aに移される。ドリルパレッ
ト14が移動コンベア53a上に載置されると、作業者
はドリルホルダ11から研削済のドリル1が取り外し、
このドリル1を所定のドリル用通い箱20aに収納し
て、このドリル用通い箱20aを回収する。
【0019】ここで、前記無人搬送車60の一般的走行
条件について説明する。無人搬送車60は、通常、ホー
ムステーション60のAGV通信ボックス61近傍に待
機しており、AGV通信ボックス61からの指令に基づ
いて各種パレットの配達および回収を実行する。無人搬
送車60は、ホームステーション60の搬送コンベア5
1上にパレットが存在し、かつ各M/C71,72,7
3の加工待機位置にパレットが存在しないときに、各M
/C71,72,73に前記パレットを配達する。また
各M/C71,72,73のパレット移載装置81,8
2,83上に加工済の工具を保持したパレットが存在
し、かつホームステーション60の回収コンベア52上
にパレットを回収するスペースが有るときに、無人搬送
車60は前記パレットの回収を実行する。
【0020】次に、タップ2の研削方法を図10から図
12を参照して説明する。タップ用通い箱20bに収納
されて工具整備工場の所定位置まで運搬されたタッブ2
はタップパレット24にセットされる。図10はタップ
パレット24の要部斜視図であり、図11は前記タップ
パレット24の平面図である。タップパレット24は、
高さの異なる二種類の直方体を階段状に並べた形状の架
台であり縦、横方向の寸法は前記ドリルパレット14と
ほぼ等しく製作されている。そして、このタップパレッ
ト24の高所側上面には角形の小パレット24aが6台
載置されており、低所側上面にはこの小パレット24a
に保持されるタップ2を収納したタップ用通い箱20b
が同じく6台載置されている。1台の前記小パレット2
4aの上面には、タップ2の柄を収納するためのタップ
孔24bが同じ内径および同じ深さで20個形成されて
おり、これによって同じ種類のタップ2を20本保持で
きるようになっている。また、6台の小パレット24a
には、各々の小パレット24a毎に異なるサイズのタッ
プ孔24bが形成されており、1台のタップパレット2
4で6種類のタップ2が保持できるようになっている。
さらに前記小パレット24aの側面には、この小パレッ
ト24aに保持されたタップ2の研削プログラムナンバ
ーを記憶したIDが埋め込まれている。また前記小パレ
ット24aとタップ用通い箱20bとの間には、研削不
可能と判別されたタップ2を収納するための棚24cが
設けられている。
【0021】前記タップ2を保持したタップパレット2
4が、ホームステーション50のタップパレット搬送コ
ンベア51bにセットされると、所定のタイミングで無
人搬送車60が軌道62上を走行してタップパレット搬
送コンベア51bの搬出側に停止する。次に、タップパ
レット搬送コンベア51bが駆動されて、一台のタップ
パレット24が無人搬送車60の荷台60aに載置され
る。この状態で前記無人搬送車60は軌道62上を走行
して後記するタップM/C72のパレット移載装置82
まで前記タップパレット24を運搬する。図12(A)
はタップM/C72の全体平面図が示されている。この
タップM/C72のパレット移載装置82は前述のドリ
ルM/C71のパレット移載装置81と同様な構造であ
り、受入れコンベア82a、位置決めテーブル82bお
よび搬出コンベア82cを備えている。
【0022】無人搬送車60によってパレット移載装置
82まで運搬されたタップパレット24は、このパレッ
ト移載装置82の受入れコンベア82aによってタップ
M/C72の加工待機位置まで運搬される。この時に前
記タップM/C71の加工位置に先行したタップパレッ
ト24が存在しなければ、前記加工待機位置まで運搬さ
れたこのタップパレット24は引き続き前記加工位置ま
で運搬されて、この位置にロックされる。前記タップパ
レット24がタップM/C72の加工位置に位置決めさ
れると、このタップパレット24に保持されている6台
の小パレット24aのIDが同時に読み取りられる。図
12(B)は、小パレット24aの側面に埋め込まれた
IDからタップ2の研削プログラムナンバーを読み取る
手段を表すブロック図である。タップパレット24がタ
ップM/C72の加工位置にロックされると、6台のI
Dリーダーヘッド72eが各々の小パレット24aの側
面に埋め込まれたIDに接近して研削プログラムナンバ
ーを読み取る。各々の前記IDリーダーヘッド72eか
らの信号は、コンバータ72fおよびコントローラ72
hを経て所定レベルのディジタル信号に変換されてプロ
グラマブルコントローラ72pに入力される。
【0023】上記のように小パレット24aのIDから
タップ2の研削プログラムナンバーが読み取られると、
ロボット72aは前記タップ2を把持してこのタップ2
をタップM/C72の研削位置まで運搬し、チャック
(図示されていない)にセットする。また、タップM/
C72の研削位置に設けられたセンサー(図示されてい
ない)により消耗限界長さの判定を行い、廃却品と判定
されたタップ2はタップパレット24の棚24cに載置
される。タップM/C72では、前記プログラマブルコ
ントローラ72pから伝送されたタップ2の研削プログ
ラムナンバーからNC内蔵メモリーに登録させておいた
研削プログラムを呼び出し、この研削プログラムに基づ
いてタップ2の自動研削を実施する。そして研削が終了
すると、前記タップ2はロボット72aによってチャッ
クから外されてタップパレット24まで運搬され、小パ
レット24aに対応するタップ用通い箱20bに収納さ
れる。このようにして、タップパレット24に保持され
ている全タップ2の研削等が順番に行われる。そして全
タップ2の研削が終了すると、タップパレット24は位
置決めテーブル82bから搬出コンベア82cまで送ら
れ、さらにこの搬出コンベア82cによって無人搬送車
60まで送り出される。そして、この無人搬送車60に
よってホームステーション50の回収コンベア52まで
運搬され、さらに移動コンベア53aに移されて前記タ
ップ用通い箱20bが回収される。
【0024】次に、バイト3の研削方法を図13から図
15を参照して説明する。バイト用通い箱20cに収納
されて工具整備工場の所定位置まで運搬されたバイト3
は、バイト用通い箱20cから取り出されてバイトホル
ダ31にセットされる。バイトホルダ31は、バイト3
を保持した状態でバイトM/C73のチャックにセット
され、これによって前記バイト3をバイトM/C73の
研削位置に支持するための治具である。このバイトホル
ダ31は図示されていない集合棚に仕様別に収納されて
いる。そして、前記バイト用通い箱20cに貼付されて
いるバーコードを利用して、前記バイト3に合致したバ
イトホルダ31が自動的に検索される。このバイトホル
ダ31の詳細が図13に示されている。バイトホルダ3
1は略円柱形状をしており、内部軸心方向には貫通孔3
1aと、この貫通孔31aの径よりも小さい幅の断面角
形のバイト収納穴31bとが直列に形成されている。そ
して前記貫通孔31aとバイト収納穴31bとの接続部
分に、バイト収納穴31bの内部を所定距離だけ摺動で
きる構造のバイト押圧ピン31dが収納されている。さ
らに、貫通孔31aの端部にはプラグ31cが固定され
ており、このプラグ31cと前記バイト押圧ピン31d
との間に両者31c,31dを引き離す方向に付勢され
たコイルスプリング31eが配設されている。ここで前
記バイト収納穴31bの開口寸法は、バイト3の横断面
寸法とほぼ等しく設定されている。この構造によってバ
イト3は、コイルスプリング31eのバネ力以上の力で
外部からバイト収納穴31bの内部に押し込まれると、
前記バイト押圧ピン31dの押圧力に抗してバイト収納
穴31bの内部に収納される。このようにしてバイト収
納穴31bの内部に規定寸法だけ収納されたバイト3は
ネジ31fによってバイトホルダ31に位置決めされ
る。なお前記バイトホルダ31は、種々の形状、種々の
サイズのバイト3に対応した種類のホルダが製作されて
いる。しかしながら、前記バイトホルダ31の外形は全
て同一形状であり、バイト収納穴31bの寸法のみがバ
イト3の種類に応じて異なっている。このため、バイト
ホルダ31を研削位置に支持するバイトM/C73のチ
ャックは1種類でよい。バイトホルダ31のプラグ31
c側の端部には、キャップ31jが固定されている。そ
して前記キャップ31jの中央に、このバイトホルダ3
1に保持されたバイト3の研削プログラムナンバーを記
憶したIDが埋め込まれている。
【0025】図14は、バイト3をバイトホルダ31の
規定位置に正しくセットするために使用されるバイトプ
リセット治具32の概略図である。バイトプリセット治
具32は、バイトホルダ31を載置するため支持部32
aを備えており、この支持部32aの端にバイトホルダ
31を位置決めするための凸部32bが形成されてい
る。さらに、この凸部32bの側面である基準位置32
cから規定距離L0だけ離れた位置に、前記バイトホル
ダ31に仮セットされたバイト3の先端を正しく位置決
めするための位置決めドラム32dが設置されている。
前記位置決めドラム32dは、中心線の回りを回動でき
る構造になっている。そしてこの位置決めドラム32d
の外周に、半径方向に異なる長さだけ突出した位置決め
ピン32eが所定間隔をおいて放射線状に取り付けられ
ている。
【0026】このバイトプリセット治具32を使用して
バイト3をバイトホルダ31にセットする手順を説明す
る。先ず、バイト3をバイトホルダ31のバイト収納穴
31b内に挿入して、仮に保持する。次に、この状態で
バイトホルダ31をバイトプリセット治具32の支持部
32aにセットする。このときバイトホルダ31の段差
部31mをバイトプリセット治具32の凸部32bの基
準位置32cに当接させて確実に位置決めする。なおバ
イトホルダ31は、バイトプリセット治具32に位置決
めされた状態でこのバイトプリセット治具32のロック
機構(図示されていない)によってこの位置に固定され
る。次に、位置決めドラム32dを回動させてバイト3
の種類に応じた位置決めピン32eの先端をバイト3の
先端に当接させる。前述のように、バイトプリセット治
具32の基準位置32cから位置決めドラム32dの中
心までの距離はL0に設定されており、また位置決めド
ラム32dの中心から位置決めピン32eの先端までの
距離も所定の値L1に設定されているために、バイトホ
ルダ31の段差部31mから位置決めピン32eの先端
までの距離は規定の値L(L=L0−L1)に保持され
る。これによって、バイト3の種類に応じてバイトホル
ダ31の先端からバイト3の突出寸法を規定の値に設定
することができる。
【0027】このようにしてバイトホルダ31にセット
されたバイト3は、バイトパレット34にセットされ
る。ここでバイトパレット34は、前述のドリルパレッ
ト14と載置しているホルダの本数が異なるだけで他の
構造は同じであるため、説明は省略する。バイトホルダ
31を載置したバイトパレット34が、ホームステーシ
ョン50のバイトパレット搬送コンベア51cにセット
されると、所定のタイミングで無人搬送車60が軌道6
2上を走行してバイトパレット搬送コンベア51cの搬
出側に停止する。次に、バイトパレット搬送コンベア5
1cが駆動されて、一台のバイトパレット34が無人搬
送車60の荷台60aに載置される。この状態で前記無
人搬送車60は軌道62上を走行して後記するバイトM
/C73のパレット移載装置83まで前記バイトパレッ
ト34を運搬する。図15(A)はバイトM/C73の
全体平面図を示している。このバイトM/C73のパレ
ット移載装置83は前述のドリルM/C71のパレット
移載装置81と同様な構造であり、受入れコンベア83
a、位置決めテーブル83bおよび搬出コンベア83c
を備えている。
【0028】無人搬送車60によってパレット移載装置
83まで運搬されたバイトパレット34は、このパレッ
ト移載装置83の受入れコンベア83aによってバイト
M/C73の加工待機位置まで運搬される。この時にバ
イトM/C73の加工位置に先行したバイトパレット3
4が存在しなければ、加工待機位置まで運搬されたバイ
トパレット34は引き続き前記位置決めテーブル83b
まで運搬され、パレット位置決めピン83dによって前
記加工位置に保持される。前記バイトパレット34がバ
イトM/C73の加工位置に位置決めされると、このバ
イトパレット34に載置されているバイトホルダ31の
最初の一本がロボット73aによってID読み取り位置
まで運搬され、この位置にセットされる。図15(B)
は、バイトホルダ31に埋め込まれたIDからバイト3
の研削プログラムナンバーを読み取る手段を表すブロッ
ク図である。バイトホルダ31がID読み取り位置に正
しくセットされると、IDリーダーヘッド73eがバイ
トホルダ31に埋め込まれたIDに接近して研削プログ
ラムナンバーを読み取る。前記IDリーダーヘッド73
eからの信号は、コンバータ73fおよびコントローラ
73hを経て所定レベルのディジタル信号に変換されて
プログラマブルコントローラ73pに入力される。
【0029】上記のようにバイトホルダ31のIDから
バイト3の研削プログラムナンバーガ読み取られると、
ロボット73aは再び前記バイトホルダ31を把持して
このバイトホルダ31をバイトM/C73の研削位置ま
で運搬し、チャック(図示されていない)にセットす
る。バイトM/C73では、前記プログラマブルコント
ローラ73pから伝送されたバイト3の研削プログラム
ナンバーからNC内蔵メモリーに登録させておいた研削
プログラムを呼び出し、この研削プログラムに基づいて
バイト3の自動研削を実施する。そして研削が終了する
と、前記バイトホルダ31はロボット73aによってチ
ャックから外されてバイトパレット34まで運搬され、
所定位置にセットされる。このようにして、バイトパレ
ット34に保持されている全バイト3の研削が順番に行
われる。そして全バイト3の研削が終了すると、バイト
パレット34は位置決めテーブル83bから搬出コンベ
ア83cまで送られ、さらにこの搬出コンベア83cに
よって無人搬送車60まで送り出される。そして、この
無人搬送車60によってホームステーション50の回収
コンベア52まで運搬される。前記無人搬送車60が回
収コンベア52の搬入側に停止すると、回収コンベア5
2が駆動されて無人搬送車60の荷台60aに載置され
ているバイトパレット34が回収される。この回収され
たバイトパレット34は移動コンベア53aに移され、
ここで研削済のバイト3が取り外されて所定のバイト用
通い箱20cに収納される。
【0030】このように本実施例によると、工具類は無
人搬送車60やロボット71a,72a,73a等の工
具運搬手段によってM/C71,72,73の研削位置
に自動的にセットされる。またM/C71,72,73
への工具情報のインプットもIDリーダーヘッド71
e,72e,73e等およびパソコン71p、プログラ
マブルコントローラ72p,73pの工具情報読み取り
手段によって自動的に行える。このために作業工数が減
少しさらにM/C71,72,73の稼働率も向上す
る。また工具の破損防止も図ることができる。また作業
者に対する情報、即ち、各M/C71,72,73の運
転状態や生産指示等は図示されていない表示器によって
表示される。
【0031】
【発明の効果】本発明によると、研削機への工具のセッ
トおよび工具の種類に関する情報のインプットが自動的
に行えるために、作業の段取り替えに要する時間が短縮
されて作業工数が減少しさらに研削機の稼働率も向上す
る。また研削機への工具情報のインプットミスによる工
具の破損防止も図ることができる。このために工具品質
の向上および省力化が図れ、さらに研削機の設置台数も
減少できて設備コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る工具再研削システムの全体図で
ある。
【図2】本実施例に係る工具再研削システムの要部斜視
図である。
【図3】ドリルホルダの詳細図である。
【図4】ドリルプリセット治具の概略図である。
【図5】ドリルホルダを載置したドリルパレットの斜視
図である。
【図6】ドリルパレットの詳細図である。
【図7】ホームステーションの概略図である。
【図8】押し上げ板の動作図である。
【図9】ドリルM/Cの全体平面図、パレット移載装置
の斜視図およびドリルナンバー読み取り手段のブロック
図である。
【図10】タップパレットの要部斜視図である。
【図11】タップパレットの平面図である。
【図12】タップM/Cの全体平面図およびタップ研削
プログラムナンバー読み取り手段のブロック図である。
【図13】バイトホルダの詳細図である。
【図14】バイトプリセット治具の概略図である。
【図15】バイトM/Cの全体平面図およびバイト研削
プログラムナンバー読み取り手段のブロック図である。
【符号の説明】
1 ドリル(工具) 2 タップ(工具) 3 バイト(工具) 11 ドリルホルダ(工具保持具) 14 ドリルパレット 24 タップパレット 31 バイトホルダ(工具保持具) 34 バイトパレット 50 ホームステーション(載置台) 60 無人搬送車 71a ロボット 72a ロボット 73a ロボット 71 ドリルM/C(研削機) 72 タップM/C(研削機) 73 バイトM/C(研削機) 71e IDリーダーヘッド(種類情報読み取り手段) 72e IDリーダーヘッド(種類情報読み取り手段) 73e IDリーダーヘッド(種類情報読み取り手段) 71p パソコン 72p プログラマブルコントローラ 73p プログラマブルコントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の磨耗工具をその工具種類に対応
    した研削プログラムに従って研削することによって再生
    する工具再生装置において、 特定種類の工具が保持可能であり、その保持可能な工具
    の種類に関する情報を記憶している手段(種類情報記憶
    手段)を備えた工具保持具と、 工具を保持した前記工具保持具を複数個収納するパレッ
    トと、 研削前の工具を収納したパレットと研削後の工具を収納
    したパレットとを分けた状態で載置する載置台と、 研削前の工具を収納したパレットを前記載置台から所定
    位置まで配送し、あるいは研削後の工具を収納したパレ
    ットを所定位置から前記載置台まで回収する無人搬送車
    と、 前記無人搬送車によって前記所定位置まで配送された前
    記パレットから前記工具保持具を取出して、その工具保
    持具を位置決めしておく工具位置決め手段と、前記工具
    位置決め手段によって位置決めされている前記工具保持
    具の前記種類情報記憶手段に記憶されている工具の種類
    情報を読み取る種類情報読み取り手段と、前記工具の種
    類情報にリンクしてその種類の工具を再生するための研
    削プログラム群を記憶しておく研削プログラム群記憶手
    段と、前記研削プログラム群記憶手段の内から前記種類
    情報読み取り手段で読み取られた種類に対応する研削プ
    ログラムを検索する手段と、前記検索された研削プログ
    ラムに従って研削砥石と前記工具位置決め手段の双方、
    あるいは一方の位置を制御する研削位置制御手段とを備
    える研削機と、を有することを特徴とする工具再生装
    置。
JP3339644A 1991-11-27 1991-11-27 工具再生装置 Pending JPH05146959A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021176671A (ja) * 2020-05-04 2021-11-11 スカイブレイン フェアメーゲンスフェアヴァルトゥング ゲーエムベーハーSkybrain Vermogensverwaltungs GmbH ワークピースを加工するための搬送装置及びシステム

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021176671A (ja) * 2020-05-04 2021-11-11 スカイブレイン フェアメーゲンスフェアヴァルトゥング ゲーエムベーハーSkybrain Vermogensverwaltungs GmbH ワークピースを加工するための搬送装置及びシステム

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