JPH05146348A - オープンシヨーケース用商品陳列棚 - Google Patents

オープンシヨーケース用商品陳列棚

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JPH05146348A
JPH05146348A JP31569091A JP31569091A JPH05146348A JP H05146348 A JPH05146348 A JP H05146348A JP 31569091 A JP31569091 A JP 31569091A JP 31569091 A JP31569091 A JP 31569091A JP H05146348 A JPH05146348 A JP H05146348A
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JP
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bracket
shelf
rectangular hole
thickness
holding piece
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Application number
JP31569091A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Ito
達郎 伊藤
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブラケットを棚柱に固定するブラケット保持片
を備えることで、陳列棚の組立所要時間を短縮し、かつ
輸送用の棚支持板を不要とする。 【構成】ブラケット24の端面14aに切欠部24aを
形成し、この切欠部24aにブラケット保持片25を嵌
込む。保持片25は切欠部24aに嵌り込む円柱状の軸
部25aと、棚柱17,18に形成された矩形状孔19
の横方向寸法とブラケット24の厚さとの差厚より薄い
厚さの先端部25eと前記差厚より厚い厚さの基部25
fとこの先端部25eから基部25fに向かい徐々に厚
さを増加するテーパー部25gよりなり矩形状孔19と
噛合える長さを持つ噛合部25bと、基部25fから延
長形成された押圧部25cを備えている。押圧部25c
を矢印のごとく指で押し噛合部25bをブラケット24
の側面と矩形状孔19の側面間に挿入することでブラケ
ット24を棚柱17,18に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オープンショーケース
用商品陳列棚、特にその固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のオープンショーケース用商品陳
列棚として図5〜図9に示す冷気循環式オープンショー
ケース用のものがよく知られている。ここで図5は従来
技術による商品陳列棚を備えた冷気循環式オープンショ
ーケースの構成例の側面図、図6は図5における側断面
図、図7は図5におけるA−A断面図、図8は図5にお
ける正面側部分斜視図、図9は図8におけるP部詳細図
である。図5〜図9において、1は前面に開口部1aを
有する断面がほぼコ字状をなし内部に商品2の収納空間
3を形成する収納箱であり、断熱壁でなり収納箱1の外
周部を構成する外箱4と、外箱4との間に収納空間3内
の空気を循環通流するための通風路5を形成して構成さ
れる内箱6よりなっている。通風路5は、その上下両端
が開口部1aに臨んでそれぞれ吹出口7および吸込口8
をなし、その内部に、収納空間3内の空気を循環するた
めのファン9、およびオープンショーケース外に設置さ
れた図示しない冷凍機からの冷媒が図示しない膨張弁を
介して供給される冷却器10が配設されている。冷却器
10にはファン9により吸込口8から吸い込まれた収納
空間3内の空気が循環空気として供給され、冷媒から与
えられた冷熱でこの循環空気を冷却する。11,12は
それぞれ収納箱1の側面上部および側面下部に装着さ
れ、通風路5の側壁を構成する上部エンドフレームおよ
び下部エンドフレームである。
【0003】13は収納空間3を上下多段に仕切り商品
2を載置する陳列棚であり、その両端を平板製のブラケ
ット14で支持される。15は陳列棚13の下面に設置
され、商品2を照明する蛍光灯のごとき照明灯である。
16は内箱6の背壁部の両側部に装着される側部棚柱、
17は側部棚柱16に装着されその開口部1a側を向い
た面に、ブラケット14の板厚よりも大きい寸法の横幅
寸法を持つ矩形状孔19が形成された側部棚柱であり、
側部棚柱16,17は上部エンドフレーム11と下部エ
ンドフレーム12の中間部分の通風路5の側壁を構成す
るものでもある。18は冷却器10の端板10aに装着
され、その開口部1a側を向いた面に矩形状孔19が形
成された中間部棚柱である。矩形状孔19は、側部棚柱
17および中間部棚柱18のそれぞれの開口部1a側を
向いた面に、両棚柱17,18とも同一寸法の間隔;p
により、上下方向に等間隔で形成されている。20は両
棚柱17,18に装着された取付金具であり、この取付
金具20に内箱6の背壁部を構成する背面パネル6aが
図示しないねじで固定される。
【0004】ブラケット14には、両棚柱17,18の
矩形状孔19が設けられている面に対向する側の端面1
4aに、上部凸部14b,中間凸部14cおよび下部凸
部14dが形成され、その各凸部14b,14c,14
dの下部には図9に示すごとく溝14e,14f,14
gが形成されている。ブラケット14は、矩形状孔19
にその凸部14b,14c,14dを挿入し、前記溝1
4e,14f,14gが矩形状孔19の下端部に嵌まり
込むことで、3種類の取付け角度で両棚柱17,18に
支持される。ここでブラケット14に形成された溝14
e,14f,14gと矩形状孔19との関係を説明す
る。まず各凸部14b,14c,14dに設けられた溝
14eが1組となって矩形状孔19と組合せられて、陳
列棚13をほぼ水平に支持する。各溝14eの上端の相
互間隔は矩形状孔19と同一の間隔;pに定められてい
る。また、各凸部14b,14c,14dに設けられた
溝14fが1組となって矩形状孔19と組合せられて、
溝14eの場合よりも下向きの角度で陳列棚13を支持
する。さらに、凸部14bの溝14f,凸部14cの溝
14eおよび凸部14dの溝14gとが1組となって矩
形状孔19と組合せられて、溝14fの場合よりもさら
に下向きの角度で陳列棚13を支持する。
【0005】図10は図5によるオープンショーケース
の輸送に備えた構成例の側面図、図11は図10におけ
るB−B断面におけるQ部詳細図である。図10,図1
1において、21は棚支持板であり、収納箱1の下部エ
ンドフレーム12およびブラケット14とねじ止めされ
る。これは、陳列棚13を支持するブラケット14は、
単にその凸部14b,14c,14dに形成された溝1
4e,14f,14gを棚柱17,18の矩形状孔19
に嵌め込んで支持されているだけなので、輸送中にオー
プンショウケースに加わる振動により、ブラケット14
が動くことで、ブラケット14から陳列棚13が落下す
るのを防止するためのものである。ブラケット14は棚
支持板21に、特殊ねじ(鋭い先端部を持ち、ねじ込ま
れる側に下孔を設けること無くエアドライバなどによっ
てねじ締めを行える)22を用いブラケット14からエ
アドライバなどにより棚支持板21に止め付けること
で、固定される。なおこの際、陳列棚13もその側部を
ブラケット14と棚支持板21に挟み付けられることで
固定される。23は特殊ねじ22の先端部を覆う保護用
キャップである。
【0006】前記オープンショーケース用商品陳列棚で
は、陳列棚13上に多数の商品2を載置・陳列できると
ともに、ブラケット14に設けられた複数の溝14e,
14f,14gの内の矩形状孔19と嵌まり込む組合せ
を選ぶことで、商品2に合わせて陳列棚13を適切な角
度で支持することが随時に可能であり、また、棚柱1
7,18に設けられた矩形状孔19の上下方向間隔は全
て等しいので、陳列棚13の上下方向の間隔を商品2に
合わせて適切な間隔で支持することが随時に可能である
ので、オープンショウケースでの商品2の販売におい
て、商品2に合わせて陳列効果を常時最適にすることが
できる。また、輸送中において陳列棚13の落下を防止
することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
るオープンショーケース用商品陳列棚においては、ブラ
ケット14を随時棚柱17,中間部棚柱18に着脱でき
るようにするために、ブラケット14はその溝14e,
14f,14gを、ブラケット14の板厚よりも大きい
寸法の横幅寸法を持つ矩形状孔19に嵌め込むことで、
側部棚柱17または中間部棚柱18に支持させている。
このため、図12に示すように、陳列棚13をブラケッ
ト14上に載置するまでは、ブラケット14は収納箱1
の横幅方向に矢印で示すように振れることができる。と
ころで陳列棚13の収納箱1の横幅方向寸法は、大型の
ものになると4尺になるものもある。こうした大型でか
つ重量の重い陳列棚13を、その両端部でブラケット1
4上に載置するのであるが、ブラケット14が振れやす
いので陳列棚13の組立作業が困難であり、長い作業時
間を要する。また陳列棚13の下面には照明灯15が設
置される場合が多いが、この場合には照明灯15の破損
を防止するために慎重に作業を行う必要があり、さらに
長い作業時間を要する。さらにまた、輸送に備えて各陳
列棚13は棚支持板21に特殊ねじ22で固定している
が、下孔の無い棚支持板21に特殊ねじ22を打ち込ま
ねばならないので、この特殊ねじ22を締め付ける作業
は特殊ねじ22の先端部が手前にすなわち作業員に向か
って突き出てくる位置関係で行われる。このような危険
な作業であるので、怪我をしないように慎重に作業を行
う必要のあることと多数の陳列棚13の全てを固定しな
ければならない作業であるため、長い作業時間を要する
という問題があった。
【0008】本発明は、前述の従来技術の問題点に鑑み
なされたものであり、その目的は、ブラケットの、棚柱
の矩形状孔が形成された面に対向する端面に、その長さ
方向がその幅方向寸法以上の寸法を持つ切欠部を形成
し、かつそれぞれの切欠部に嵌め込まれて、その噛合部
がブラケットの側面と矩形状孔の側面間に挿入されるこ
とでブラケットを棚柱に固定するブラケット保持片を備
えて、陳列棚の組立作業を容易にして作業時間を短縮
し、しかも輸送に備えての棚支持板による陳列棚の固定
を不要とするオープンショーケース用商品陳列棚を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では前述の目的
は、 1)前面に開口部を有し断面がほぼコ字状をなし内部に
商品を収納する収納空間を有する収納箱と、この収納箱
の背壁部に上下方向に互いに平行に配設され前記開口部
側を向いた面に矩形状孔が形成された複数の棚柱と、前
記矩形状孔にその凸部を挿入して支持されるほぼ矩形状
の平板であるブラケットと、一対のこのブラケットの上
面部にその両端部を支持され前記収納空間を上下多段に
仕切るように配置されて前記商品を載置する陳列棚を備
え、前記棚柱に形成される矩形状孔は上下方向に等間隔
に形成され、前記ブラケットは前記棚柱の前記矩形状孔
が形成された面に対向する端面の少なくとも上部および
下部に矩形状孔に挿入される凸部が形成され、おのおの
の凸部の下部には前記矩形状孔に嵌まり込むための溝を
有するオープンショーケース用商品陳列棚において、ブ
ラケットの前記棚柱の前記矩形状孔が形成された面に対
向する端面にその長さ方向がその幅方向寸法以上の寸法
を持つ切欠部を形成し、かつそれぞれの切欠部に嵌め込
まれたうえでその噛合部が前記ブラケットの側面と前記
棚柱の矩形状孔の側面間に挿入されることでブラケット
を前記棚柱に固定するブラケット保持片を備えた構成と
したこと、また
【0010】2)前記1項記載の手段において、ブラケ
ット保持片はブラケットの端面に形成された切欠部の幅
方向寸法よりも短い寸法の径とブラケットの厚さよりも
長い寸法の長さを持つ円柱状の軸部と、この軸部の一方
の端面に形成され前記軸部付近にその基部があり軸部の
径よりも大きい寸法の幅方向寸法を持つ噛合部と、この
噛合部の基部から延長形成された押圧部と、前記軸部の
他方の端面に形成され軸部の径よりも大きい寸法の幅方
向寸法を持つボス部を備え、前記噛合部は前記ブラケッ
トが前記切欠部にブラケット保持片を嵌め込まれたうえ
で前記棚柱の前記矩形状孔に挿入された時に噛合部の先
端部が矩形状孔と噛み合うことのできる長さを有し、ま
た前記噛合部は前記棚柱の前記矩形状孔の横方向寸法と
ブラケットの厚さとの差よりも厚い寸法の基部厚さと前
記棚柱の前記矩形状孔の横方向寸法とブラケットの厚さ
との差よりも薄い寸法の先端部厚さとを有ししかもこの
先端部から前記基部に向かい前記矩形状孔の側面に接す
る側が徐々にその厚さを増加するテーパー部を形成した
構成としたこと、さらにまた
【0011】3)前記2項記載の手段において、ブラケ
ット保持片はその噛合部と押圧部のなす角度が90度よ
りも大きくかつ180度よりも小さい角度を有する構成
としたこと、で達成される。
【0012】
【作用】本発明においては前述の構成としたので、ブラ
ケット保持片を嵌め込んだブラケットを棚柱に着脱する
時点においては、ブラケット保持片をその噛合部が棚柱
の矩形状孔に入り込まない位置にセットすることで、ブ
ラケットを従来例の場合と全く同様に扱うことができ
る。棚柱の矩形状孔にブラケットを嵌め込んだ状態にお
いては、まず、ブラケット保持片の押圧部を指により押
すことで、その噛合部を先端部から矩形状孔とブラケッ
トとの間に形成されている隙間に挿入する。さらに前記
押圧部を押し続けることで、前記噛合部のより基部に近
く従ってより厚さが増大している部分を順次前記隙間に
挿入していく。前記噛合部が前記隙間に相当する厚さの
部分まで挿入されると、この噛合部にはそのテーパ部の
楔作用によりブラケットの側面に対して垂直方向に大き
な力が作用する。この力によりブラケットはその側面で
矩形状孔の側壁面に強く押しつけられて固定される。な
お、押圧部を挿入時と逆方向に押すことで、楔作用によ
り比較的に小さい力で噛合部を前記隙間から引き出すこ
とができるので、必要な時にはブラケットの固定を容易
に解除することができる。さらに、ブラケット保持片を
その噛合部と押圧部のなす角度が90度よりも大きくか
つ180度よりも小さい角度とすることで、前記棚柱と
押圧部の間に充分なスペースを確保することができ、ブ
ラケット保持片の押圧部を容易に操作することが可能と
なる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例によるオープンショ
ウケース用商品陳列棚のブラケットおよびブラケット保
持片の装着状態を示した構成図で、(a)は側面図、
(b)は図1aのC−C断面図、(c)は図1aのD−
D断面図である。図2は図1に対応するブラケットの凸
部付近の側面図、図3は図1に対応するブラケット保持
片の構成図で、(a)は正面図、(b)は側面図、
(c)は図3aにおけるR矢視図、図4はブラケット保
持片のブラケットへの取付け説明図である。図5〜図9
の従来例のオープンショーケース用商品陳列棚と同一部
分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図1ない
し図4において、24はブラケットであり、従来例のブ
ラケット14と相違するところは、その端面14aに切
欠部24aが形成されていることにある。切欠部24a
は長さ寸法Lが幅方向寸法W以上の寸法を持っている。
25は例えば樹脂製のブラケット保持片であり、ブラケ
ット24に形成された切欠部24aの幅方向寸法Wより
も短い寸法の径とブラケットの厚さよりも長い寸法の長
さを持つ円柱状の軸部25aと、この軸部25aの一方
の端面に形成され軸部25a付近にその基部25fがあ
り軸部25aの径よりも大きい寸法の幅方向寸法を持つ
噛合部25bと、この噛合部25bの基部25fから延
長形成された押圧部25cと、前記軸部25aの他方の
端面に形成され軸部25aの径よりも大きい寸法の幅方
向寸法を持つボス部25dを備えている。噛合部25b
は、ブラケット24がその切欠部24aにブラケット保
持片25を嵌め込まれたうえで棚柱17,18の矩形状
孔19に挿入された時に、その矩形状孔19と噛み合う
ことのできる長さを持ち、また矩形状孔19の横方向寸
法とブラケット24の厚さとの差よりも厚い寸法の基部
25fの厚さと、矩形状孔19の横方向寸法とブラケッ
トの厚さとの差よりも薄い寸法の厚さを持つ先端部25
eを有し、しかもこの先端部25eから基部25fに向
かい矩形状孔19の側面に接する側が徐々にその厚さを
増加するテーパー部25gを形成している。なお、ブラ
ケット保持片25の噛合部25bと押圧部25cのなす
角度θは、90度よりも大きくかつ180度よりも小さ
い角度を有する。
【0014】前述したブラケット保持片25は、図4に
示す通り、その軸部25aがブラケット24の切欠部2
4aに図示矢印のごとく挿入されて、ブラケット24に
取付けられる。ブラケット保持片25を取りつけたブラ
ケット24は、図4に示すようなブラケット保持片25
がその噛合部25bを矩形状孔19に入り込まない位置
にセットされた状態で、その凸部14b,14c,14
dを矩形状孔19に挿入し、従来例と同様の方法でその
溝14e,14f,14gを矩形状孔19の下端部に嵌
め込むことで、棚柱17,18に支持する。この状態に
おいて、図1に示す通り、まず、ブラケット保持片25
の押圧部25cを図示矢印のごとく指により押すこと
で、その噛合部25bを先端部25eから矩形状孔19
とブラケット24との間に形成されている隙間に挿入す
る。さらに押圧部25cを押し続けることで、噛合部2
5bのより基部25fに近く従ってより厚さが増大して
いる部分を順次前記隙間に挿入する。噛合部25cが前
記隙間に相当する厚さの部分まで挿入されると、噛合部
25cにはそのテーパ部25gの楔作用によりブラケッ
ト24の側面に対して垂直方向に大きな力が作用する。
この力によりブラケット24はその側面で矩形状孔19
の側壁面に強く押しつけられて固定される。なお、押圧
部25cを挿入時と逆方向に押すことで、楔作用により
比較的に小さい力で噛合部25cを前記隙間から引き出
すことができるので、必要な時にはブラケット24の固
定を容易に解除することができて、陳列棚13の支持角
度の変更などに対応することができる。なお、ブラケッ
ト保持片25はその噛合部25bと押圧部25cのなす
角度を90度よりも大きくかつ180度よりも小さい角
度としているので、ブラケット24を固定する時も緩め
る時も共に、押圧部25cと棚柱17,18との間に押
圧部25cを指で押すのに充分なスペースを確保でき、
これにより押圧部25cを容易に操作することが可能と
なる。
【0015】
【発明の効果】本発明においては、ブラケットの棚柱の
矩形状孔が形成された面に対向する端面にその長さ方向
がその幅方向寸法以上の寸法を持つ切欠部を形成し、か
つそれぞれの切欠部に嵌め込まれたうえで、その噛合部
がブラケットの側面と棚柱の矩形状孔の側面間に挿入さ
れることでブラケットを棚柱に固定するブラケット保持
片を備え、しかも、このブラケット保持片は、ブラケッ
トの端面に形成された切欠部の幅方向寸法よりも短い寸
法の径とブラケットの厚さよりも長い寸法の長さを持つ
円柱状の軸部と、この軸部の一方の端面に形成され前記
軸部付近にその基部があり軸部の径よりも大きい寸法の
幅方向寸法を持つ噛合部と、この噛合部の基部から延長
形成された押圧部と、前記軸部の他方の端面に形成され
軸部の径よりも大きい寸法の幅方向寸法を持つボス部を
備え、前記噛合部はブラケットが切欠部にブラケット保
持片を嵌め込まれたうえで前記矩形状孔に挿入された時
に、前記矩形状孔と噛み合うことのできる長さを有し、
また前記噛合部は、前記矩形状孔の横方向寸法とブラケ
ットの厚さとの差よりも厚い寸法の基部厚さと、前記矩
形状孔の横方向寸法とブラケットの厚さとの差よりも薄
い寸法の厚さを持つ先端部を有し、しかもこの先端部か
ら前記基部に向かい、前記矩形状孔の側面に接する側が
徐々にその厚さを増加するテーパー部を形成しており、
かつ、ブラケット保持片は、その噛合部と押圧部のなす
角度が90度よりも大きくかつ180度よりも小さい角
度を持たせている。
【0016】こうした構成とすることにより、ブラケッ
ト保持片の噛合部を、棚柱の矩形状孔とブラケットとの
間に形成されている隙間に挿入すると、この噛合部には
そのテーパ部の楔作用により、ブラケットの側面に対し
て垂直方向に大きな力が作用して、ブラケットをその側
面で矩形状孔の側壁面に強く押しつけて固定する。ま
た、棚柱と押圧部の間に充分なスペースを確保すること
ができ、ブラケット保持片の押圧部を容易に操作するこ
とが可能であるので、ブラケットの固定を短い作業時間
で行うことができる。これにより、ブラケットが棚柱に
固定されていて振れることがないので、陳列棚をブラケ
ット上に装着する際に、大型でしかも重量が重くかつ下
面に照明灯が設置された陳列棚であっても容易に装着す
ることができるようになり、その作業時間を短縮するこ
とができる。さらにまた、ブラケットがブラケット保持
片で固定されるので、輸送に備えて各陳列棚を固定する
棚支持板を使用する必要がなくなり、その装着のための
作業時間が不要となる。これらを総合して、ブラケット
の取付けを含む陳列棚の取付け作業時間を従来の20〜
30%に短縮することができるとともに、オープンショ
ーケースを現地に据え付ける際に棚支持板を取り外す作
業を不要にできるいう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるオープンショーケース
用商品陳列棚のブラケットおよびブラケット保持片の装
着状態を示した構成図で、(a)は側面図、(b)は図
1aのC−C断面図、(c)は図1aのD−D断面図
【図2】図1に対応するブラケットの凸部付近の側面図
【図3】図1に対応するブラケット保持片の構成図で、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は図3aにお
けるR矢視図
【図4】ブラケット保持片のブラケットへの取付け要領
の説明図で、(a)は側面図、(b)は図4aのE−E
断面図
【図5】従来技術による商品陳列棚を備えた冷気循環式
オープンショーケースの構成例の側面図、
【図6】図5における側断面図
【図7】図5におけるA−A断面図
【図8】図5における正面側部分斜視図
【図9】図8におけるP部詳細図
【図10】図5によるオープンショーケースの輸送に備
えた構成例の側面図
【図11】図10におけるB−B断面におけるQ部詳細
【図12】従来技術によるブラケットの振れの状況の説
明図
【符号の説明】
1 収納箱 1a 開口部 2 商品 3 収納空間 13 陳列棚 14a 端面 14b 上部凸部 14c 中部凸部 14d 下部凸部 14e 溝 14f 溝 14g 溝 17 棚柱 18 棚柱 19 矩形状孔 24 ブラケット 24a 切欠部 25 ブラケット保持片 25a 軸部 25b 噛合部 25c 押圧部 25d ボス部 25e 先端部 25f 基部 25g テーパ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に開口部を有し断面がほぼコ字状をな
    し内部に商品を収納する収納空間を有する収納箱と、こ
    の収納箱の背壁部に上下方向に互いに平行に配設され前
    記開口部側を向いた面に矩形状孔が形成された複数の棚
    柱と、前記矩形状孔にその凸部を挿入して支持される平
    板製のブラケットと、一対のこのブラケットの上面部に
    その両端部を支持され前記収納空間を上下多段に仕切る
    ように配置されて前記商品を載置する陳列棚を備え、前
    記棚柱に形成される矩形状孔は上下方向に等間隔に形成
    され、前記ブラケットは前記棚柱の前記矩形状孔が形成
    された面に対向する端面の少なくとも上部および下部に
    矩形状孔に挿入される凸部が形成され、おのおのの凸部
    の下部には前記矩形状孔に嵌まり込むための溝を有する
    オープンショーケース用商品陳列棚において、ブラケッ
    トの前記棚柱の前記矩形状孔が形成された面に対向する
    端面にその長さ方向がその幅方向寸法以上の寸法を持つ
    切欠部を形成し、かつそれぞれの切欠部に嵌め込まれた
    うえでその噛合部が前記ブラケットの側面と前記棚柱の
    矩形状孔の側面間に挿入されることでブラケットを前記
    棚柱に固定するブラケット保持片を備えたことを特徴と
    するオープンショーケース用商品陳列棚。
  2. 【請求項2】請求項1記載のオープンショーケース用商
    品陳列棚において、ブラケット保持片はブラケットの端
    面に形成された切欠部の幅方向寸法よりも短い寸法の径
    とブラケットの厚さよりも長い寸法の長さを持つ円柱状
    の軸部と、この軸部の一方の端面に形成され前記軸部付
    近にその基部があり軸部の径よりも大きい寸法の幅方向
    寸法を持つ噛合部と、この噛合部の基部から延長形成さ
    れた押圧部と、前記軸部の他方の端面に形成され軸部の
    径よりも大きい寸法の幅方向寸法を持つボス部を備え、
    前記噛合部は前記ブラケットが前記切欠部にブラケット
    保持片を嵌め込まれたうえで前記棚柱の前記矩形状孔に
    挿入された時に前記矩形状孔と噛み合うことのできる長
    さを有し、また前記噛合部は前記棚柱の前記矩形状孔の
    横方向寸法とブラケットの厚さとの差よりも厚い寸法の
    基部厚さと前記棚柱の前記矩形状孔の横方向寸法とブラ
    ケットの厚さとの差よりも薄い寸法の厚さを持つ先端部
    を有ししかもこの先端部から前記基部に向かい前記矩形
    状孔の側面に接する側が徐々にその厚さを増加するテー
    パー部を形成していることを特徴とするオープンショウ
    ケース用商品陳列棚。
  3. 【請求項3】請求項2記載のオープンショーケース用商
    品陳列棚において、ブラケット保持片はその噛合部と押
    圧部のなす角度が90度よりも大きくかつ180度より
    も小さい角度を有することを特徴とするオープンショー
    ケース用商品陳列棚。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2003023301A1 (de) * 2001-09-13 2003-03-20 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Kältegerät mit kühlluftzirkulation
KR101142356B1 (ko) * 2010-07-19 2012-05-18 권상우 쇼케이스용 상향 경사식 선반받침대

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