JPH05145928A - デジタル画像伝送装置 - Google Patents
デジタル画像伝送装置Info
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- JPH05145928A JPH05145928A JP33443291A JP33443291A JPH05145928A JP H05145928 A JPH05145928 A JP H05145928A JP 33443291 A JP33443291 A JP 33443291A JP 33443291 A JP33443291 A JP 33443291A JP H05145928 A JPH05145928 A JP H05145928A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 移動する目標物体の監視領域への接近,侵入
等を自動的に監視,検出し、検出時のみその撮影画像の
デジタル情報を送信する装置を提供する。 【構成】 マイクロホン7a〜9bにより捕捉した音響
信号を処理して所定の音源の出現,方向を検出する音響
処理装置12と、撮影方向が音源の検出方向に制御され
て撮影するカメラ部1と、このカメラ部1の撮影画像を
デジタル処理して目標物体(密漁船27)を検出する画
像処理装置14と、目標物体の検出時にのみカメラ部1
の撮影画像のデジタル情報を送信する送信処理装置(制
御装置18)とを備える。
等を自動的に監視,検出し、検出時のみその撮影画像の
デジタル情報を送信する装置を提供する。 【構成】 マイクロホン7a〜9bにより捕捉した音響
信号を処理して所定の音源の出現,方向を検出する音響
処理装置12と、撮影方向が音源の検出方向に制御され
て撮影するカメラ部1と、このカメラ部1の撮影画像を
デジタル処理して目標物体(密漁船27)を検出する画
像処理装置14と、目標物体の検出時にのみカメラ部1
の撮影画像のデジタル情報を送信する送信処理装置(制
御装置18)とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動する目標物体の監
視領域への接近,侵入の監視等に用いられるデジタル画
像伝送装置に関する。
視領域への接近,侵入の監視等に用いられるデジタル画
像伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、密漁防止のための密漁船の監視,
取締においては、密漁船の漁場への接近,侵入を監視す
るため、ビデオカメラを用いた漁場監視装置が用いられ
る。この装置は監視現場に設置され、ビデオカメラの赤
外線撮影画像をデジタル処理し、密漁船を検出(識別)
すると、現場で警報を発生する。
取締においては、密漁船の漁場への接近,侵入を監視す
るため、ビデオカメラを用いた漁場監視装置が用いられ
る。この装置は監視現場に設置され、ビデオカメラの赤
外線撮影画像をデジタル処理し、密漁船を検出(識別)
すると、現場で警報を発生する。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】前記従来の漁場監視装
置の場合、密漁船を検出したときに、監視現場で警報を
発生するのみであるため、監視現場から離れた場所に設
置された取締の管理所では接近,侵入の状況を直ちに把
握することができず、密漁船の効率のよい取締等が行え
ない問題点がある。
置の場合、密漁船を検出したときに、監視現場で警報を
発生するのみであるため、監視現場から離れた場所に設
置された取締の管理所では接近,侵入の状況を直ちに把
握することができず、密漁船の効率のよい取締等が行え
ない問題点がある。
【0004】また、1個所の管理所で複数の監視現場の
取締等を行うときは、警報が発生した監視現場を容易に
特定できない問題点もある。本発明は、自動的に、密漁
船等の種々の移動する目標物体の監視領域への接近,侵
入等を監視,検出し、検出時のみその撮影画像を取締の
管理所等に伝送するデジタル画像伝送装置を提供するこ
とを目的とする。
取締等を行うときは、警報が発生した監視現場を容易に
特定できない問題点もある。本発明は、自動的に、密漁
船等の種々の移動する目標物体の監視領域への接近,侵
入等を監視,検出し、検出時のみその撮影画像を取締の
管理所等に伝送するデジタル画像伝送装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明のデジタル画像伝達装置においては、マイ
クロホンにより捕捉した音響信号を処理して所定の音源
の出現,方向を検出する音響処理装置と、撮像方向が音
源の検出方向に制御されて撮影するカメラ部と、このカ
メラ部の撮影画像をデジタル処理して目標物体を検出す
る画像処理装置と、目標物体の検出時にのみカメラ部の
撮影画像のデジタル情報を送信する送信処理装置とを備
える。
めに、本発明のデジタル画像伝達装置においては、マイ
クロホンにより捕捉した音響信号を処理して所定の音源
の出現,方向を検出する音響処理装置と、撮像方向が音
源の検出方向に制御されて撮影するカメラ部と、このカ
メラ部の撮影画像をデジタル処理して目標物体を検出す
る画像処理装置と、目標物体の検出時にのみカメラ部の
撮影画像のデジタル情報を送信する送信処理装置とを備
える。
【0006】
【作用】前記のように構成された本発明のデジタル画像
伝送装置の場合、目標物体を密漁船とすると、音響処理
装置により漁船固有の音源の出現,方向を検出し、この
検出に基づき、その音源の方向にカメラ部の撮影方向を
制御して撮影する。さらに、画像処理装置によりカメラ
部の撮影画像をデジタル処理して目標物体を監視,検出
し、目標物体を検出したときのみ、送信処理装置により
その撮影画像のデジタル情報を取締の管理所等に送信す
る。そのため、自動的に、密漁船の漁場への接近,侵入
が検出され、その撮影画像のデジタル情報が管理所等に
伝送される。
伝送装置の場合、目標物体を密漁船とすると、音響処理
装置により漁船固有の音源の出現,方向を検出し、この
検出に基づき、その音源の方向にカメラ部の撮影方向を
制御して撮影する。さらに、画像処理装置によりカメラ
部の撮影画像をデジタル処理して目標物体を監視,検出
し、目標物体を検出したときのみ、送信処理装置により
その撮影画像のデジタル情報を取締の管理所等に送信す
る。そのため、自動的に、密漁船の漁場への接近,侵入
が検出され、その撮影画像のデジタル情報が管理所等に
伝送される。
【0007】
【実施例】1実施例について、図1ないし図7を参照し
て説明する。図1は密漁船の監視,取締に適用した場合
の構成を示し、1は監視漁場2(監視領域)が見通せる
海岸の丘陵部(監視現場)に設置されたカメラ部であ
り、図2に示すように三脚3に撮影方向制御用のスキャ
ナ4を介して赤外線ビデオカメラ等の監視撮影用のビデ
オカメラ5を取付けて形成されている。6はビデオカメ
ラ5の上部に設けられた集音部であり、図2に示すよう
にX,Y,Zの3次元軸それぞれに指向性を有する2本
のマイクロホン7aと7b,8aと8b,9aと9bを
間隔を設けて逆向きに突合わせて形成されている。
て説明する。図1は密漁船の監視,取締に適用した場合
の構成を示し、1は監視漁場2(監視領域)が見通せる
海岸の丘陵部(監視現場)に設置されたカメラ部であ
り、図2に示すように三脚3に撮影方向制御用のスキャ
ナ4を介して赤外線ビデオカメラ等の監視撮影用のビデ
オカメラ5を取付けて形成されている。6はビデオカメ
ラ5の上部に設けられた集音部であり、図2に示すよう
にX,Y,Zの3次元軸それぞれに指向性を有する2本
のマイクロホン7aと7b,8aと8b,9aと9bを
間隔を設けて逆向きに突合わせて形成されている。
【0008】10はカメラ部1,集音部6に接続された
マイクロコンピュータ構成の制御処理部であり、図3に
示すように接続ケーブル11を介して集音部6に接続さ
れた音響処理装置12と、接続ケーブル13を介してビ
デオカメラ5に接続された画像処理装置14と、接続ケ
ーブル15,16,17を介してスキャナ4,処理装置
12,13に接続された現場側制御装置18とにより構
成されている。
マイクロコンピュータ構成の制御処理部であり、図3に
示すように接続ケーブル11を介して集音部6に接続さ
れた音響処理装置12と、接続ケーブル13を介してビ
デオカメラ5に接続された画像処理装置14と、接続ケ
ーブル15,16,17を介してスキャナ4,処理装置
12,13に接続された現場側制御装置18とにより構
成されている。
【0009】19は現場側制御装置18に接続された電
話回線等の通信ケーブル、20は監視現場から離れた管
理所に設けられたマイクロコンピュータ構成の表示制御
及び送受信処理用の管理所側制御装置であり、通信ケー
ブル19を介して制御装置18に接続されている。21
は監視モニタ用の表示装置であり、図4に示すように接
続ケーブル22を介して制御装置20に接続されてい
る。なお、図3,図4において、23は画像処理ボー
ド、24は画像圧縮ボード、25はバス接続ボード、2
6は通信ボードであり、装置14,18又は20に装着
される。また、現場側制御装置18により送信処理装置
が形成されている。
話回線等の通信ケーブル、20は監視現場から離れた管
理所に設けられたマイクロコンピュータ構成の表示制御
及び送受信処理用の管理所側制御装置であり、通信ケー
ブル19を介して制御装置18に接続されている。21
は監視モニタ用の表示装置であり、図4に示すように接
続ケーブル22を介して制御装置20に接続されてい
る。なお、図3,図4において、23は画像処理ボー
ド、24は画像圧縮ボード、25はバス接続ボード、2
6は通信ボードであり、装置14,18又は20に装着
される。また、現場側制御装置18により送信処理装置
が形成されている。
【0010】そして、集音部6の各マイクロホン7a〜
9bにより、監視漁場2で発生する音響信号がX,Y,
Zの各軸方向から捕捉され、各マイクロホン7a〜9b
の音響信号が音響処理装置12に送られる。この処理装
置には予め設定された図5の音源識認処理を常時くり返
し、図1の密漁船27の接近,侵入に基づく所定の音源
の出現,方向を監視して検出する。
9bにより、監視漁場2で発生する音響信号がX,Y,
Zの各軸方向から捕捉され、各マイクロホン7a〜9b
の音響信号が音響処理装置12に送られる。この処理装
置には予め設定された図5の音源識認処理を常時くり返
し、図1の密漁船27の接近,侵入に基づく所定の音源
の出現,方向を監視して検出する。
【0011】すなわち、処理装置12に伝送入力された
各マイクロホン7a〜9aの音響信号はしきい値処理に
よりその強度レベルが判定され、この判定の結果により
所定レベル以上の音源を捕捉したか否かが検出される。
そして、密漁船27等の接近,侵入により所定レベル以
上の音源を捕捉すると、音響信号の周波数スペクトル解
折により例えば密漁船等の漁船が発する所定の音源が否
かを識別し、所定の音源であれば、音響信号の強度解折
によりその方向を特定する。
各マイクロホン7a〜9aの音響信号はしきい値処理に
よりその強度レベルが判定され、この判定の結果により
所定レベル以上の音源を捕捉したか否かが検出される。
そして、密漁船27等の接近,侵入により所定レベル以
上の音源を捕捉すると、音響信号の周波数スペクトル解
折により例えば密漁船等の漁船が発する所定の音源が否
かを識別し、所定の音源であれば、音響信号の強度解折
によりその方向を特定する。
【0012】さらに、音響処理装置12の検出結果が制
御装置15に送られ、前記所定の音源の出現,方向が検
出されたときは、その検出結果に基づき、制御装置15
がスキャナ4に水平,あおりの2軸の駆動制御信号を供
給し、スキャナ4を3次元的に回転してビデオカメラ5
の撮影方向を所定の音源の出現方向に制御し、この制御
が終了すると画像処理装置14に撮影を指令する。この
指令に基づき、画像処理装置14は図6の撮影制御及び
目標物体認識の処理(撮影認識処理)を実行する。すな
わち、撮影が指令された画像処理装置14はビデオカメ
ラ5を撮影駆動し、予め設定された時間間隔でビデオカ
メラ5の撮影画像を取込んで保持する。
御装置15に送られ、前記所定の音源の出現,方向が検
出されたときは、その検出結果に基づき、制御装置15
がスキャナ4に水平,あおりの2軸の駆動制御信号を供
給し、スキャナ4を3次元的に回転してビデオカメラ5
の撮影方向を所定の音源の出現方向に制御し、この制御
が終了すると画像処理装置14に撮影を指令する。この
指令に基づき、画像処理装置14は図6の撮影制御及び
目標物体認識の処理(撮影認識処理)を実行する。すな
わち、撮影が指令された画像処理装置14はビデオカメ
ラ5を撮影駆動し、予め設定された時間間隔でビデオカ
メラ5の撮影画像を取込んで保持する。
【0013】このとき、最初の時刻Aの撮影画像をaと
し、つぎの時刻Bの撮影画像をbとすると、密漁船27
の移動に伴ない両画像a,bの密漁船の位置にずれが生
じる。そこで、画像処理ボード23を用いて画像a,b
をデジタル処理し、両画像a,bの画素毎の差の絶対値
を演算して密漁船が2位置に存在する|a−b|の差の
画像cを求め、この画像cをしきい値処理して2値化
し、密漁船部分が「1」又は「0」でその背景が「0」
又は「1」の2値デジタル画像を形成する。
し、つぎの時刻Bの撮影画像をbとすると、密漁船27
の移動に伴ない両画像a,bの密漁船の位置にずれが生
じる。そこで、画像処理ボード23を用いて画像a,b
をデジタル処理し、両画像a,bの画素毎の差の絶対値
を演算して密漁船が2位置に存在する|a−b|の差の
画像cを求め、この画像cをしきい値処理して2値化
し、密漁船部分が「1」又は「0」でその背景が「0」
又は「1」の2値デジタル画像を形成する。
【0014】さらに、ラベリングによりこの2値デジタ
ル画像中の密漁船部分と同じ「1」又は「0」の各検出
対象部分を検出して特定した後、各検出対象部分それぞ
れの面積を計算する。そして、予め保持した密漁船相当
の基準面積と各検出対象部分の面積とを比較し、この比
較結果から基準面積以上の目標物体相当の面積部分の有
無を検出する。
ル画像中の密漁船部分と同じ「1」又は「0」の各検出
対象部分を検出して特定した後、各検出対象部分それぞ
れの面積を計算する。そして、予め保持した密漁船相当
の基準面積と各検出対象部分の面積とを比較し、この比
較結果から基準面積以上の目標物体相当の面積部分の有
無を検出する。
【0015】これにより目標物体相当の面積の検出対象
部分を検出すると、例えばその部分の縦,横の比から密
漁船(漁船)の特徴を備えるか否かを判別し、密漁船の
特徴を備えていれば、最終的に、密漁船27を撮影した
ことを認識して検出する。そして、密漁船27を検出し
たときのみ、画像処理装置14は画像圧縮ボード24を
用いて図7の送信用の画像圧縮処理を実行する。
部分を検出すると、例えばその部分の縦,横の比から密
漁船(漁船)の特徴を備えるか否かを判別し、密漁船の
特徴を備えていれば、最終的に、密漁船27を撮影した
ことを認識して検出する。そして、密漁船27を検出し
たときのみ、画像処理装置14は画像圧縮ボード24を
用いて図7の送信用の画像圧縮処理を実行する。
【0016】すなわち、密漁船27を検出すると、この
検出直後のビデオカメラ5の撮影画像又は撮影画像a或
いはbのいずれかを2値化して圧縮処理ボード24に取
込んで展開し、例えばn×n画素(nは整数)のブロッ
クに分割してブロック毎に離散コサイン変換の演算(D
CT演算)を施す。さらに、この演算後に量子化テーブ
ル,符号化テーブルを用いて量子化,符号化を施し、撮
影画像のデジタル情報としての圧縮画像情報を作成す
る。
検出直後のビデオカメラ5の撮影画像又は撮影画像a或
いはbのいずれかを2値化して圧縮処理ボード24に取
込んで展開し、例えばn×n画素(nは整数)のブロッ
クに分割してブロック毎に離散コサイン変換の演算(D
CT演算)を施す。さらに、この演算後に量子化テーブ
ル,符号化テーブルを用いて量子化,符号化を施し、撮
影画像のデジタル情報としての圧縮画像情報を作成す
る。
【0017】そして、この作成が終了すると、画像処理
装置14から制御装置18に圧縮画像情報が転送され、
制御装置18が通信ボード26を用いて通信処理を実行
し、通信ケーブル19を介して制御装置20に圧縮画像
のデジタル情報を送信する。このとき、撮影画像を圧縮
した小容量の情報を送信するため、伝送時間の短縮化及
び電話料金等の通信コストの軽減等を図って監視現場か
ら管理所等に密漁船27の画像が伝送される。
装置14から制御装置18に圧縮画像情報が転送され、
制御装置18が通信ボード26を用いて通信処理を実行
し、通信ケーブル19を介して制御装置20に圧縮画像
のデジタル情報を送信する。このとき、撮影画像を圧縮
した小容量の情報を送信するため、伝送時間の短縮化及
び電話料金等の通信コストの軽減等を図って監視現場か
ら管理所等に密漁船27の画像が伝送される。
【0018】そして、情報を受信した制御装置20は、
画像処理装置14の画像圧縮処理と逆の画像復元処理及
び表示処理を実行し、受信情報から撮影画像の2値デジ
タル情報を再構成し、この情報に基づく表示画信号を表
示装置21に供給して撮影された密漁船27を画面表示
する。また、受信情報又は復元された情報は、例えば制
御装置20から図示省略されたファイル装置にも送ら
れ、データベースとして保管される。なお、圧縮画像の
デジタル情報を送信すると、監視現場では無駄な電力消
費を防止するため、管理所からの制御指令を受信しない
限り、撮影が停止されていわゆる待機状態に戻り、音響
信号の捕捉のみが実行される。
画像処理装置14の画像圧縮処理と逆の画像復元処理及
び表示処理を実行し、受信情報から撮影画像の2値デジ
タル情報を再構成し、この情報に基づく表示画信号を表
示装置21に供給して撮影された密漁船27を画面表示
する。また、受信情報又は復元された情報は、例えば制
御装置20から図示省略されたファイル装置にも送ら
れ、データベースとして保管される。なお、圧縮画像の
デジタル情報を送信すると、監視現場では無駄な電力消
費を防止するため、管理所からの制御指令を受信しない
限り、撮影が停止されていわゆる待機状態に戻り、音響
信号の捕捉のみが実行される。
【0019】そして、監視現場から伝送された表示装置
21の画像により、密漁船27の位置等を正確に把握し
て適確な取締が行え、密漁防止に著しい効果を奏する。
ところで、前記実施例では密漁の監視,取締に適用して
目標物体を密漁船としたが、目標物体が例えば自動車等
の陸上物体のときにも適用できるのは勿論であり、陸,
海,空の種々の移動する物体を目標物体として本発明の
装置を適用することができる。また、撮影画像のデジタ
ル情報は圧縮することなく送信してもよく、無線送信し
てもよい。そして、各部の構成は実施例に限定されるも
のではない。
21の画像により、密漁船27の位置等を正確に把握し
て適確な取締が行え、密漁防止に著しい効果を奏する。
ところで、前記実施例では密漁の監視,取締に適用して
目標物体を密漁船としたが、目標物体が例えば自動車等
の陸上物体のときにも適用できるのは勿論であり、陸,
海,空の種々の移動する物体を目標物体として本発明の
装置を適用することができる。また、撮影画像のデジタ
ル情報は圧縮することなく送信してもよく、無線送信し
てもよい。そして、各部の構成は実施例に限定されるも
のではない。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。音響処理装
置12により目標物体(密漁船27)固有の音源の出
現,方向を検出し、この検出に基づき、その音源の方向
にカメラ部1の撮影方向を制御して撮影し、画像処理装
置14によりカメラ部1の撮影画像をデジタル処理して
目標物体を検出し、目標物体を検出したときのみ、送信
処理装置(制御装置18)によりその撮影画像のデジタ
ル情報を送信するため、自動的に、目標物体の監視領域
への接近,侵入を検出してその撮影画像のデジタル情報
を遠方の密漁取締の管理所等に伝送することができ、密
漁防止の取締等に著しい効果を奏するものである。
ているため、以下に記載する効果を奏する。音響処理装
置12により目標物体(密漁船27)固有の音源の出
現,方向を検出し、この検出に基づき、その音源の方向
にカメラ部1の撮影方向を制御して撮影し、画像処理装
置14によりカメラ部1の撮影画像をデジタル処理して
目標物体を検出し、目標物体を検出したときのみ、送信
処理装置(制御装置18)によりその撮影画像のデジタ
ル情報を送信するため、自動的に、目標物体の監視領域
への接近,侵入を検出してその撮影画像のデジタル情報
を遠方の密漁取締の管理所等に伝送することができ、密
漁防止の取締等に著しい効果を奏するものである。
【図1】本発明のデジタル画像伝送装置の1実施例のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】図1のカメラ部,集音部の分解斜視図である。
【図3】図1の制御部の分解斜視図である。
【図4】図1の管理所側装置の分解斜視図である。
【図5】図1の音源認識処理のフローチャートである。
【図6】図1の撮影認識処理のフローチャートである。
【図7】図1の画像圧縮処理のフローチャートである。
1 カメラ部 5 ビデオカメラ 6 集音部 7a〜9b マイクロホン 12 音響処理装置 14 画像処理装置 18 送信処理手段を形成する現場側制御装置 27 密漁船
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】さらに、音響処理装置12の検出結果が制
御装置18に送られ、前記所定の音源の出現,方向が検
出されたときは、その検出結果に基づき、制御装置18
がスキャナ4に水平,あおりの2軸の駆動制御信号を供
給し、スキャナ4を3次元的に回転してビデオカメラ5
の撮影方向を所定の音源の出現方向に制御し、この制御
が終了すると画像処理装置14に撮影を指令する。この
指令に基づき、画像処理装置14は図6の撮影制御及び
目標物体認識の処理(撮影認識処理)を実行する。すな
わち、撮影が指令された画像処理装置14はビデオカメ
ラ5を撮影駆動し、予め設定された時間間隔でビデオカ
メラ5の撮影画像を取込んで保持する。
御装置18に送られ、前記所定の音源の出現,方向が検
出されたときは、その検出結果に基づき、制御装置18
がスキャナ4に水平,あおりの2軸の駆動制御信号を供
給し、スキャナ4を3次元的に回転してビデオカメラ5
の撮影方向を所定の音源の出現方向に制御し、この制御
が終了すると画像処理装置14に撮影を指令する。この
指令に基づき、画像処理装置14は図6の撮影制御及び
目標物体認識の処理(撮影認識処理)を実行する。すな
わち、撮影が指令された画像処理装置14はビデオカメ
ラ5を撮影駆動し、予め設定された時間間隔でビデオカ
メラ5の撮影画像を取込んで保持する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】すなわち、密漁船27を検出すると、この
検出直後のビデオカメラ5の撮影画像又は撮影画像a或
いはbのいずれかを圧縮処理ボード24に取込んで展開
し、例えばn×n画素(nは整数)のブロックに分割し
てブロック毎に離散コサイン変換の演算(DCT演算)
を施す。さらに、この演算後に量子化テーブル,符号化
テーブルを用いて量子化,符号化を施し、撮影画像のデ
ジタル情報としての圧縮画像情報を作成する。
検出直後のビデオカメラ5の撮影画像又は撮影画像a或
いはbのいずれかを圧縮処理ボード24に取込んで展開
し、例えばn×n画素(nは整数)のブロックに分割し
てブロック毎に離散コサイン変換の演算(DCT演算)
を施す。さらに、この演算後に量子化テーブル,符号化
テーブルを用いて量子化,符号化を施し、撮影画像のデ
ジタル情報としての圧縮画像情報を作成する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】そして、情報を受信した制御装置20は、
画像処理装置14の画像圧縮処理と逆の画像復元処理及
び表示処理を実行し、受信情報から撮影画像のデジタル
情報を再構成し、この情報に基づく表示画信号を表示装
置21に供給して撮影された密漁船27を画面表示す
る。また、受信情報又は復元された情報は、例えば制御
装置20から図示省略されたファイル装置にも送られ、
データベースとして保管される。なお、圧縮画像のデジ
タル情報を送信すると、監視現場では無駄な電力消費を
防止するため、管理所からの制御指令を受信しない限
り、撮影が停止されていわゆる待機状態に戻り、音響信
号の捕捉のみが実行される。
画像処理装置14の画像圧縮処理と逆の画像復元処理及
び表示処理を実行し、受信情報から撮影画像のデジタル
情報を再構成し、この情報に基づく表示画信号を表示装
置21に供給して撮影された密漁船27を画面表示す
る。また、受信情報又は復元された情報は、例えば制御
装置20から図示省略されたファイル装置にも送られ、
データベースとして保管される。なお、圧縮画像のデジ
タル情報を送信すると、監視現場では無駄な電力消費を
防止するため、管理所からの制御指令を受信しない限
り、撮影が停止されていわゆる待機状態に戻り、音響信
号の捕捉のみが実行される。
Claims (1)
- 【請求項1】 マイクロホンにより捕捉した音響信号を
処理して所定の音源の出現,方向を検出する音響処理装
置と、 撮像方向が前記音源の検出方向に制御されて撮影するカ
メラ部と、 前記カメラ部の撮影画像をデジタル処理して目標物体を
検出する画像処理装置と、 前記目標物体の検出時にのみ前記カメラ部の撮影画像の
デジタル情報を送信する送信処理装置とを備えたことを
特徴とするデジタル画像伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33443291A JPH05145928A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | デジタル画像伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33443291A JPH05145928A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | デジタル画像伝送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05145928A true JPH05145928A (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=18277318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP33443291A Pending JPH05145928A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | デジタル画像伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH05145928A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1991
- 1991-11-21 JP JP33443291A patent/JPH05145928A/ja active Pending
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