JPH0514572U - 圧縮機の防振支持装置 - Google Patents

圧縮機の防振支持装置

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JPH0514572U
JPH0514572U JP6188891U JP6188891U JPH0514572U JP H0514572 U JPH0514572 U JP H0514572U JP 6188891 U JP6188891 U JP 6188891U JP 6188891 U JP6188891 U JP 6188891U JP H0514572 U JPH0514572 U JP H0514572U
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JP
Japan
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vibration
compressor
container
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support device
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Application number
JP6188891U
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Inventor
勝司 片山
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機の運転に伴う騒音を抑制する防振支持
装置の改善を図る。 【構成】 図において、1は空気調和機等のベース、9
は圧縮機である。圧縮機9は防振支持装置Aで弾性支持
する。防振支持装置Aは圧縮機9の取付脚11に装着され
た防振部材12と、この防振部材12を支持すると共に圧縮
機9を収容する容器の本体13aと、この容器の本体13a
に被せる蓋体13bと、本体13aの下部に装着された防振
部材15とから成る。防振部材12,15はゴムでできてお
り、形状は概略円筒状である。ベース1および本体13a
には防振部材12,15の孔に挿通するボルト(ネジ)を立
設している。圧縮機1の運転時の振動は防振部材12,15
および本体13aと蓋体13bとからなる容器によって吸収
する。なお、容器(本体13a)にはエチレングリコール
等の蓄熱材を充填してもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は圧縮機の運転時に発生する騒音を抑制するための圧縮機の防振支持装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧縮機は例えば空気調和機や電気冷蔵庫等にとっては欠くことのできない重要 部品である。しかしながら、この圧縮機は一種の回転機器であるが故に振動や騒 音の発生源となる。そこで空気調和機や電気冷蔵庫においては、圧縮機とその圧 縮機が配置されるベース間にゴムあるいはスプリングを介して弾性支持を行い、 これによって圧縮機からの振動を吸収させ、騒音の発生を抑制するようにしてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、空気調和機等に使用される圧縮機には大別して図4に示されるよう なレシプロ式と呼ばれる構造のものと、図5に示されるようなロータリ式のもの とがあるが、近年はロータリ式のものが大きさや制御のし易さ等の面から大勢を 占めている。レシプロ式のものは圧縮装置21とモータ22とが一体に結合されてお り、これらはハウジング23内にスプリング24を介して吊り下げられた状態になっ ているので圧縮装置21等からの振動はハウジング23内である程度吸収され、取付 脚25からベース26に伝わる振動はその両者間に介装された防振部材27によって更 に吸収されるようになっているが、図5に示されるロータリ式のものは圧縮装置 21とモータ22の固定子22aとがそれぞれハウジング23に直接固定されているため レシプロ式のようにハウジング23内で振動を吸収することができず、圧縮装置21 やモータ22からの振動は取付脚25とベース26間に介装された防振部材27によって 吸収されるだけとなり、防振部材27によって吸収しきれなかった振動はベース26 から空気調和機等の箱体に伝達拡大され騒音となる。そこで、この振動をレシプ ロ式と同じようにハウジング23内で吸収させようとすると、そのための内部構造 が複雑になり、これに伴ってハウジング23も大きくなってコストが上昇するとい う問題が発生する。したがって、本考案においては、これらの課題を考慮し、よ り安価に騒音を抑制せしめることのできる手段を講じた圧縮機の防振支持装置を 提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の課題を解決するためになされたものであり、ベース上に圧縮機 を弾性支持するものにおいて、前記圧縮機を第1の防振部材を介して容器内に収 容し、同容器を第2の防振部材を介して前記ベースに取付けるようにした。
【0005】
【作用】
上記の構成であれば、圧縮機からベースに伝達される振動が、先ず圧縮機を弾 性支持している第1の防振部材と、圧縮機を収容している容器とによって吸収さ れ、この第1の防振部材および容器によって吸収しきれなかった振動は更に容器 とベース間に介装された第2の防振部材によって吸収されるので、圧縮機に起因 する空気調和機等の騒音をより少なくすることができる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。図1は空気調和機の室 外ユニットの概略説明図で、1はベース、2は箱体、3はベース1と箱体2とか らなる本体内を熱交換器室4と機械室5とに区画している仕切板で、熱交換器室 4には室外側熱交換器6と放熱用のプロペラファン7とが配置され、機械室5に は上部に制御装置8が設けられ、下部のベース1に前記制御装置8により制御さ れる圧縮機9が配置されている。
【0007】 ところで、圧縮機9は図2に示すような防振支持装置Aによってベース1に取 付けられている。以下、この防振支持装置Aについて説明する。圧縮機9にはそ の本体を構成しているハウジング10の底部に三方に開いた取付脚11が有り、これ ら取付脚11の先端部にはそれぞれ防振部材12を係止させるための係止孔が設けら れている。防振部材12は例えばリング状のスプリングでもよいが、本実施例では 弾性のあるゴムが使用され、その形状は概略円筒形になっている。13aは圧縮機 9を収容する容器の本体で、その底部には前記取付脚11に係止させた防振部材12 の孔に対応する三本のボルト14が立設されている。これらのボルト14は防振部材 12の孔に挿通された後、先端がナット締めされるようになっている。また、容器 の本体13aには、同容器の蓋体13bを被せて圧縮機9からの騒音を容器内で減衰 させるようにしている。
【0008】 容器本体13aには前記三本のボルト14の他に防振部材15を係止させるための係 止孔が底部外周寄りの三箇所に形成されている。これら三箇所の係止孔に係止さ せる防振部材15は先に説明した防振部材12と同じ形状になっており、また、ベー ス1にはこれら防振部材15に合わせた三本のボルト16が立設されている。これら のボルト16は防振部材15に挿通された後、先端がナット締めされるようになって いる。このような構成であれば圧縮機9は二重に弾性支持されるので、下部の防 振部材15は上部の防振部材12で吸収しきれなかった圧縮機9からの振動を吸収す ることができるわけである。
【0009】 図3は本考案の第2の実施例を表したもので、この第2の実施例では先に説明 した容器本体13a内に例えばエチレングリコール等の蓄熱材17を充填することに より防振効果をより一層高めるようにしたものである。容器本体13a内にこのよ うな蓄熱材17が充填されていると、この蓄熱材17が圧縮機9(ハウジング10)か らの振動を直接吸収することができるので、騒音防止上大きな期待がもてるわけ である。なお、圧縮機9がこのような蓄熱材17に囲まれていると圧縮機9自体の 放熱量が少なくなるので、例えば空気調和機の場合には、その暖房運転時の温度 特性が向上することにもなる。なお、容器本体13a内に蓄熱材17を充填しない第 1の実施例の場合には、容器本体13aの深さを浅くし、逆に蓋体13bの外周部分 を高くすれば、容器本体13aへの圧縮機9の取付けが容易になる。
【0010】
【考案の効果】 以上、説明したような圧縮機の防振支持装置であるならば、圧縮機からベース に伝達される振動が、先ず容器内の防振部材と容器とによって吸収され、これら 防振部材と容器によって吸収しきれなかった振動は更に容器とベース間に介装さ れた防振部材によって吸収されるので、圧縮機からベースに伝達される振動は殆 どなくなり、例えば空気調和機の室外ユニット等における騒音防止に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す空気調和機の室外ユニッ
トの概略構成図である。
【図2】本考案の一実施例を示す圧縮機の防振支持装置
と、同装置に支持された圧縮機の側面図である。
【図3】本考案のもう一つの実施例を示す圧縮機の防振
支持装置と、同装置に支持された圧縮機の側面図であ
る。
【図4】レシプロ式圧縮機の概略構成を表す側断面図で
ある。
【図5】ロータリ式圧縮機の概略構成を表す側断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ベース 2 箱体 9 圧縮機 10 ハウジング 11 取付脚 12 防振部材 13a 容器の本体 13b 容器の蓋体 14 ボルト 15 防振部材 16 ボルト 17 蓄熱材 A 圧縮機の防振支持装置

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース上に圧縮機を弾性支持するものに
    おいて、前記圧縮機を第1の防振部材を介して容器内に
    収容し、同容器を第2の防振部材を介して前記ベースに
    取付けるようにしてなることを特徴とする圧縮機の防振
    支持装置。
  2. 【請求項2】 前記容器が本体と蓋体とからなる請求項
    1記載の圧縮機の防振支持装置。
  3. 【請求項3】 前記容器に蓄熱材を充填してなる請求項
    1記載の圧縮機の防振支持装置。
JP6188891U 1991-08-06 1991-08-06 圧縮機の防振支持装置 Pending JPH0514572U (ja)

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JP6188891U JPH0514572U (ja) 1991-08-06 1991-08-06 圧縮機の防振支持装置

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JPH0514572U true JPH0514572U (ja) 1993-02-26

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ID=13184139

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007107856A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫および圧縮機および圧縮機の防振装置
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CN115111166A (zh) * 2021-03-23 2022-09-27 株式会社丰田自动织机 电动压缩机

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