JPH05144558A - 面状発熱体 - Google Patents
面状発熱体Info
- Publication number
- JPH05144558A JPH05144558A JP30957191A JP30957191A JPH05144558A JP H05144558 A JPH05144558 A JP H05144558A JP 30957191 A JP30957191 A JP 30957191A JP 30957191 A JP30957191 A JP 30957191A JP H05144558 A JPH05144558 A JP H05144558A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating element
- substrate
- thin plate
- adhesive
- bonded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Surface Heating Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接着剤を使用して基板上に接着されている発
熱体の温度が高温低温状態を反復繰り返しても、その接
着剤に掛かるストレスを可及的に軽減すること。 【構成】 セラミックス等のような電気絶縁性及び耐熱
性を有する基板１を形成し、又複数個の直線部３、３、
３とこの直線部３を連結する折り返し部４とで形成され
る蛇行状の薄板パターン５と、そのパターン５の両端部
に電源接続部６を有する薄板状の発熱体２を形成し、基
板１の一方の片面に、接着剤７を使用して薄板状の発熱
体２の折り返し部４を接着すると共に、基板の他方の片
面にも、前記と同様の蛇行状の薄板状の発熱体２′の折
り返し部４′を接着剤７′により接着する構成。
熱体の温度が高温低温状態を反復繰り返しても、その接
着剤に掛かるストレスを可及的に軽減すること。 【構成】 セラミックス等のような電気絶縁性及び耐熱
性を有する基板１を形成し、又複数個の直線部３、３、
３とこの直線部３を連結する折り返し部４とで形成され
る蛇行状の薄板パターン５と、そのパターン５の両端部
に電源接続部６を有する薄板状の発熱体２を形成し、基
板１の一方の片面に、接着剤７を使用して薄板状の発熱
体２の折り返し部４を接着すると共に、基板の他方の片
面にも、前記と同様の蛇行状の薄板状の発熱体２′の折
り返し部４′を接着剤７′により接着する構成。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘアドライヤー、温風
機に於ける熱源として使用される面状発熱体に関するも
のである。
機に於ける熱源として使用される面状発熱体に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】図７は従来の面状発熱体の断面正面図を
示したものであるが、セラミックス等のような絶縁性及
び耐熱性を具備する基板イ上に全面的に塗布した接着剤
ハにより、金属製の薄板発熱体ロを接着固定している。
示したものであるが、セラミックス等のような絶縁性及
び耐熱性を具備する基板イ上に全面的に塗布した接着剤
ハにより、金属製の薄板発熱体ロを接着固定している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の面状発
熱体では、基板となるセラミックスと発熱体となる金属
とは熱膨張率が異なるものであり、一般的にはセラミッ
クスに比較して金属の方が熱膨張率が大きい。そのため
に発熱体が温度上昇すると、両者の熱膨張率の差によっ
て両者間に介在する接着剤に大きなストレスが掛かるこ
とになり、加熱及び冷却状態を反復して繰り返している
うちに、その接着剤が破壊して発熱体が基板から剥離し
てしまうという問題点がある。
熱体では、基板となるセラミックスと発熱体となる金属
とは熱膨張率が異なるものであり、一般的にはセラミッ
クスに比較して金属の方が熱膨張率が大きい。そのため
に発熱体が温度上昇すると、両者の熱膨張率の差によっ
て両者間に介在する接着剤に大きなストレスが掛かるこ
とになり、加熱及び冷却状態を反復して繰り返している
うちに、その接着剤が破壊して発熱体が基板から剥離し
てしまうという問題点がある。
【０００４】本発明に係る面状発熱体は、上記のような
問題点に鑑み、接着剤を使用して基板上に接着されてい
る発熱体の温度が高温低温状態を反復繰り返しても、そ
の接着剤に掛かるストレスを可及的に軽減することによ
り、基板から発熱体が剥離して遂には離脱してしまうこ
とを防止することを目的とする。
問題点に鑑み、接着剤を使用して基板上に接着されてい
る発熱体の温度が高温低温状態を反復繰り返しても、そ
の接着剤に掛かるストレスを可及的に軽減することによ
り、基板から発熱体が剥離して遂には離脱してしまうこ
とを防止することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る面状発熱体
は、基板と発熱体とを、接着剤の使用により全面的に接
着することなく、部分的に接着剤を使用していない非接
着部分を設けることにより、上記目的を達成することが
できた。
は、基板と発熱体とを、接着剤の使用により全面的に接
着することなく、部分的に接着剤を使用していない非接
着部分を設けることにより、上記目的を達成することが
できた。
【０００６】
【作用】次に本発明に係る面状発熱体の作用について述
べる。発熱体が温度上昇して基板と発熱体との熱膨張率
の差に起因するストレスが接着剤に加わっても、そのス
トレスは部分的な非接着部分によって吸収されることに
なり、ストレスが大幅に軽減されるのである。
べる。発熱体が温度上昇して基板と発熱体との熱膨張率
の差に起因するストレスが接着剤に加わっても、そのス
トレスは部分的な非接着部分によって吸収されることに
なり、ストレスが大幅に軽減されるのである。
【０００７】
【実施例】以下図面を参照して本発明に係る面状発熱体
の実施例を具体的に説明する。図１は本発明に係る面状
発熱体の第１実施例を示した外観斜視図であり、図２は
同上のＸ−Ｘ線に於ける断面図である。セラミックス等
のような電気絶縁性及び耐熱性を有する基板１を形成
し、又複数個の直線部３、３、３とこれらの直線部３を
連結する折り返し部４とで形成される蛇行状の薄板パタ
ーン５と、そのパターン５の両端部に電源接続部６を有
する薄板状の発熱体２を形成する。そして基板１の一方
の片面に、接着剤７を使用して薄板状の発熱体２の折り
返し部４を接着すると共に、基板の他方の片面にも、電
源接続部６′を有する前記と同様の蛇行状の薄板状の発
熱体２′の折り返し部４′を、接着剤７′により接着す
る。
の実施例を具体的に説明する。図１は本発明に係る面状
発熱体の第１実施例を示した外観斜視図であり、図２は
同上のＸ−Ｘ線に於ける断面図である。セラミックス等
のような電気絶縁性及び耐熱性を有する基板１を形成
し、又複数個の直線部３、３、３とこれらの直線部３を
連結する折り返し部４とで形成される蛇行状の薄板パタ
ーン５と、そのパターン５の両端部に電源接続部６を有
する薄板状の発熱体２を形成する。そして基板１の一方
の片面に、接着剤７を使用して薄板状の発熱体２の折り
返し部４を接着すると共に、基板の他方の片面にも、電
源接続部６′を有する前記と同様の蛇行状の薄板状の発
熱体２′の折り返し部４′を、接着剤７′により接着す
る。
【０００８】図３は本発明に係る面状発熱体の第２実施
例を示したものの平面図であり、図４は同上のＹ−Ｙ線
に於ける断面図である。基板１の両面に蛇行状の薄板状
の発熱体２、２′を接着剤７、７′を使用して接着して
いる点では、前記第１実施例と同様であるが、基板１の
一方の面に接着する薄板状の発熱体２と、基板１の他方
の面に接着する薄板状の発熱体２′とは、相互に半ピッ
チ分ａだけずらした状態で基板１に接着されている点に
於いて前記第１実施例のものと相違している。これは基
板１の両面の薄板状の発熱体２、２′を夫々通電加熱し
たとき、基板１内部に於ける温度分布を均一にして基板
１の割れ破損を防止する効果がある。
例を示したものの平面図であり、図４は同上のＹ−Ｙ線
に於ける断面図である。基板１の両面に蛇行状の薄板状
の発熱体２、２′を接着剤７、７′を使用して接着して
いる点では、前記第１実施例と同様であるが、基板１の
一方の面に接着する薄板状の発熱体２と、基板１の他方
の面に接着する薄板状の発熱体２′とは、相互に半ピッ
チ分ａだけずらした状態で基板１に接着されている点に
於いて前記第１実施例のものと相違している。これは基
板１の両面の薄板状の発熱体２、２′を夫々通電加熱し
たとき、基板１内部に於ける温度分布を均一にして基板
１の割れ破損を防止する効果がある。
【０００９】図５は本発明に係る面状発熱体の第３実施
例を示したものの平面図であり、図６は同上のＺ−Ｚ線
に於ける断面図である。基板１の一方の面に接着する薄
板パターン５の直線部３の間隔を幅広部Ｄと幅狭部ｄに
より蛇行状にした薄板状の発熱体２であり、又基板１の
他方の面に接着する薄板パターン５′で構成される薄板
状の発熱体２′の直線部３′の間隔も、前記と同様に幅
広部Ｄ′と幅狭部ｄ′により蛇行状に形成するのであ
る。そして前記第１実施例と同様に、基板１の一方の面
に、薄板状の発熱体２の折り返し部４を接着剤７で接着
すると共に、基板１の他方の面に於いては、基板１の一
方の面の幅広部Ｄには幅狭部ｄ′が対向した位置とし、
且つ幅狭部ｄには幅広部Ｄ′が対向した位置となるよう
にして、薄板状の発熱体２′の折り返し部４′を接着剤
７′で接着するものである。この場合に於いても前記第
２実施例の場合と同様に、基板１の両面の薄板状の発熱
体２、２′を通電加熱したときに、基板１内部に於ける
温度分布を均一にして基板１の割れ破損を防止する効果
がある。
例を示したものの平面図であり、図６は同上のＺ−Ｚ線
に於ける断面図である。基板１の一方の面に接着する薄
板パターン５の直線部３の間隔を幅広部Ｄと幅狭部ｄに
より蛇行状にした薄板状の発熱体２であり、又基板１の
他方の面に接着する薄板パターン５′で構成される薄板
状の発熱体２′の直線部３′の間隔も、前記と同様に幅
広部Ｄ′と幅狭部ｄ′により蛇行状に形成するのであ
る。そして前記第１実施例と同様に、基板１の一方の面
に、薄板状の発熱体２の折り返し部４を接着剤７で接着
すると共に、基板１の他方の面に於いては、基板１の一
方の面の幅広部Ｄには幅狭部ｄ′が対向した位置とし、
且つ幅狭部ｄには幅広部Ｄ′が対向した位置となるよう
にして、薄板状の発熱体２′の折り返し部４′を接着剤
７′で接着するものである。この場合に於いても前記第
２実施例の場合と同様に、基板１の両面の薄板状の発熱
体２、２′を通電加熱したときに、基板１内部に於ける
温度分布を均一にして基板１の割れ破損を防止する効果
がある。
【００１０】
【発明の効果】本発明に係る面状発熱体は前記のように
構成して成るもので、発熱体に通電加熱したときに、基
板と発熱体との熱膨張率の差に起因するストレス吸収し
て接着層の破壊による発熱体の剥離を防止することがで
きる効果がある。
構成して成るもので、発熱体に通電加熱したときに、基
板と発熱体との熱膨張率の差に起因するストレス吸収し
て接着層の破壊による発熱体の剥離を防止することがで
きる効果がある。
【図１】本発明に係る面状発熱体の第１実施例を示した
ものの外観斜視図。
ものの外観斜視図。
【図２】同上のＸ−Ｘ線に於ける断面図。
【図３】本発明に係る面状発熱体の第２実施例を示した
ものの平面図。
ものの平面図。
【図４】同上のＹ−Ｙ線に於ける断面図。
【図５】本発明に係る面状発熱体の第３実施例を示した
ものの平面図。
ものの平面図。
【図６】同上のＺ−Ｚ線に於ける断面図。
【図７】従来の面状発熱体の断面正面図。
１ 基板 ２ 薄板状の発熱体 ３ 直線部 ４ 折り返し部 ５ 薄板パターン ６ 電源接続部 ７ 接着剤
【手続補正書】
【提出日】平成４年３月２日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】
【発明の効果】本発明に係る面状発熱体は前記のように
構成して成るもので、発熱体に通電加熱したときに、基
板と発熱体との熱膨張率の差に起因するストレスを吸収
して接着層の破壊による発熱体の剥離を防止することが
できる効果がある。
構成して成るもので、発熱体に通電加熱したときに、基
板と発熱体との熱膨張率の差に起因するストレスを吸収
して接着層の破壊による発熱体の剥離を防止することが
できる効果がある。
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図４
【補正方法】変更
【補正内容】
【図４】
Claims (5)
- 【請求項１】 平面的に連続したパターンを形成する薄
板状の発熱体を、絶縁耐熱性基板上に配置して、その発
熱体のパターンの一部を接着剤により前記基板上に接着
することを特徴とする面状発熱体。 - 【請求項２】 発熱体のパターンの一部に非接着部を設
けた請求項１記載の面状発熱体。 - 【請求項３】 薄板状の発熱体の折り返し部を接着剤で
接着する請求項１記載の面状発熱体。 - 【請求項４】 基板の一方の面に接着する薄板状の発熱
体と、基板の他方の面に接着する薄板状の発熱体とは、
相互に半ピッチ分だけずらした状態で基板に接着する請
求項１記載の面状発熱体。 - 【請求項５】 基板の一方の面に、薄板状の発熱体の折
り返し部を接着剤で接着すると共に、基板の他方の面に
於いては、基板の一方の面の幅広部には幅狭部が対向し
た位置とし、且つ幅狭部には幅広部が対向した位置とな
るように、薄板状の発熱体の折り返し部を接着剤で接着
する請求項１記載の面状発熱体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30957191A JPH05144558A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 面状発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30957191A JPH05144558A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 面状発熱体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05144558A true JPH05144558A (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=17994635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30957191A Pending JPH05144558A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 面状発熱体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05144558A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011070964A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 面状発熱体及びこれを用いた暖房パネル |
| CN103728862A (zh) * | 2012-10-15 | 2014-04-16 | 富士施乐株式会社 | 定影装置及图像形成装置 |
| KR20200019359A (ko) * | 2018-08-14 | 2020-02-24 | 김진방 | 면상발열체를 이용한 헤어 드라이기 |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP30957191A patent/JPH05144558A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011070964A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 面状発熱体及びこれを用いた暖房パネル |
| CN103728862A (zh) * | 2012-10-15 | 2014-04-16 | 富士施乐株式会社 | 定影装置及图像形成装置 |
| JP2014081443A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置および画像形成装置 |
| CN103728862B (zh) * | 2012-10-15 | 2018-01-02 | 富士施乐株式会社 | 定影装置及图像形成装置 |
| KR20200019359A (ko) * | 2018-08-14 | 2020-02-24 | 김진방 | 면상발열체를 이용한 헤어 드라이기 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010522 |