JPH05144279A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH05144279A
JPH05144279A JP30868291A JP30868291A JPH05144279A JP H05144279 A JPH05144279 A JP H05144279A JP 30868291 A JP30868291 A JP 30868291A JP 30868291 A JP30868291 A JP 30868291A JP H05144279 A JPH05144279 A JP H05144279A
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voltage
power supply
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current path
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JP30868291A
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Junichi Miyamoto
順一 宮本
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、外部高電圧の使用したままで、微細
なMOSFETのストレスを緩和でき、供給電流の変動
の影響の少ない半導体記憶装置を提供することを目的と
する。 【構成】半導体記憶装置は、降圧回路7、第1及び第2
の電源電圧変換回路8、9、第1のNPNトランジスタ
29、第1乃至第3のMOSFET12、13、30を
具備する。メモリにデータを書き込む時には、電源電圧
Vppを受けて降圧回路7は電源電圧Vpp´を第1及
び第2の電源電圧変換回路8及び9に供給する。また、
第1及び第2の電源電圧変換回路8及び9が制御信号に
よってオンし、NチャネルMOSFET30がオンし、
出力端子14に電源電圧Voutが発生する。メモリか
らデータを読み出す時にはNチャネルMOSFET30
がオフし、NチャネルMOSFET13がオンするので
出力端子14に電源電圧Vccが発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書き込み時に高電圧を
必要とする半導体記憶装置に関するもので、特に不揮発
性メモリ(EPROM)の書き込み、読み出し時に必要
な電圧を切り換えて供給する切り換え回路に使用され
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、4M(メガ)ビットEPROM
の世代までは、不揮発性メモリは12.5Vの電源を用
いており、12.5Vを内部の電源電圧として使用して
きた。ところが、セルの微細化に伴う電気的圧力(電
圧)を緩和する為に、内部の電源電圧は外部電源電圧V
ppを一定に保ったまま降圧せざるをえなくなってき
た。しかも、ピン数の制限により、5V系(5V電圧)
の制御の信号も共存させる必要が出てきた。即ち、デー
タの書き込み動作中には、外部から電源電圧Vppが供
給されるが、読み出し時には5V系の信号が印加され
る。以下、図面を参照して、EPROMのデータの書き
込み及び読み出しに使用される電圧切り換え回路につい
て説明する。
【0003】図4に示す電圧切り換え回路400は、外
部電源電圧Vppを受けて、降圧電圧Vpp´を出力す
る降圧回路46と、電圧Vpp´を電流路の一端に受け
ゲート電極に電源電圧Vccが印加されたNチャネルM
OSFET44と、ライトイネーブル信号WE2を反転
するインバータ47、48とインバータ48の出力に応
じて、ハイレベルとロウレベルの信号を切り換えて出力
する電圧変換回路49と、ゲート電極にインバータ回路
47の出力を受け、電流路の一端に電圧Vccが供給さ
れ、他端が出力端43に接続されたNチャネルMOSF
ET42と、電流路の一端が前記NチャネルMOSFE
T44の電流路の他端に接続され、他端が出力端43に
接続され、ゲート電極に電圧変換回路49の出力信号が
供給されたNチャネルMOSFET41から構成されて
いる。尚、降圧回路46は例えば図5に示されるように
NチャネルMOSFET50と、PチャネルMOSFE
T51と、定電流源52を有する。次に、電圧切り換え
回路400の動作について説明する。
【0004】データ書き込み時には、ハイレベルのライ
トイネーブル信号WE2がインバータ47、48によっ
て反転され、電圧変換回路49にロウレベルの信号が供
給される。
【0005】電圧変換回路49はNチャネルMOSFE
T41のゲート電極にハイレベルの信号を供給し、Nチ
ャネルMOSFET41がオンする。NチャネルMOS
FET44はゲート電極に供給される電圧Vccにより
オンしている。一方、インバータ47からのロウレベル
の信号により、NチャネルMOSFET42はオフす
る。従って、出力端子43に電圧Vpp´があらわれ
る。
【0006】データ読み出し時には、ロウレベルのライ
トイネーブル信号WE2がインバータ47、48によっ
て反転され、ハイレベルとなる。すると、電圧変換回路
49からNチャネルMOSFET41にロウレベルの信
号が供給され、NチャネルMOSFET41がオフす
る。一方、インバータ47からNチャネルMOSFET
42のゲート電極にハイレベルの信号が供給され、Nチ
ャネルMOSFET42がオンする。これより、出力端
子43に電圧Vccがあらわれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図4の回路の端子43
に降圧された電圧Vpp´を得るためには、Vpp´+
Vth(MOSFET44のしきい値電圧をVthとす
る)の電圧をNチャネルMOSFET50のゲート電極
に与える必要がある。電源電圧Vppを用いて、電圧V
pp´+Vthをつくるとき、電圧Vpp´+Vth<
Vppの場合は問題ない。
【0008】しかし、Vpp´+Vth>Vppの場合
は、電圧Vpp以上の電圧をつくる回路、即ち昇圧回路
が必要となってくる。特に、電圧Vthは、基板バイア
ス効果により、基板バイアス電流が供給されていないM
OSFETと比べて、しきい値電圧が2V〜3V高くな
るので、一般には昇圧回路が必要である。
【0009】この昇圧回路を形成するためには、通常の
回路で用いるMOSFETと比較してブレイクダウン耐
圧の高い別のMOSFETが必要な為、デバイス設計、
回路設計が複雑になる。
【0010】また、図5の降圧回路は、Vpp´+Vt
h>Vppの場合(Vpp´>Vpp−Vthの場
合)、MOSFET50のしきい値は、PチャネルMO
SFET44のしきい値と同一することは出来ず、より
浅い値としなければならない。この為、チャンネル・イ
ンプラ(チャンネル形成用のイオンインプラーンテーシ
ョン)の条件設定を複数回行う必要があり、製造工程が
複雑になる。しかも、この降圧された電圧Vpp´はチ
ャンネルインプラのばらつきの影響を直接受け、降圧さ
れた電圧が支配的な書き込み特性に直接関与してくる。
【0011】さらに、第3の電圧Vppからの供給電流
Ippは、メモリセル、その他の影響を受け供給電流が
ばらつく。MOSFETは基本的にゲートソース間電圧
の二乗の電流しか供給しえないので、電圧Vpp´がこ
れに伴い変動する。
【0012】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、印加電圧以上の電圧を発生する回路を不用とし、し
かも全体のプロセスばらつきの影響を受けにくく、供給
電流の変動の影響の少ない簡単な回路構成の半導体記憶
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】半導体記憶装置は、外部
から供給される高電圧電源を降下して、内部回路に必要
な高電圧電位を発生する高電圧降下回路と、外部から供
給される高電圧電源から内部回路に必要な電流を供給す
る回路を有する、MOS型セルを用いた不揮発性半導体
記憶装置において、該降圧回路においては、外部高電圧
電源端子は、すべてバイポーラトランジスタのコレク
タ、ベース、あるいは抵抗素子に接続され、該電流供給
回路では、外部高電圧電源端子はすべて、バイポーラト
ランジスタのコレクタまたは抵抗素子に接続されている
ことを特徴とする。
【0014】
【作用】前記バイポーラトランジスタのコレクタ、ベー
ス、あるいは前記抵抗素子に前記高電圧電源の前記外部
高電圧電源端子からの電流が供給される。前記外部高電
圧電源端子からの電流を受けて、前記高電圧降下回路は
前記高電圧電源を降下し、前記内部回路に必要な高電圧
電位を発生する。
【0015】また、前記バイポーラトランジスタのコレ
クタまたは前記抵抗素子に前記高電圧電源の前記外部高
電圧電源端子からの電流が供給される。前記外部高電圧
電源端子からの電流を受けて、前記電流供給回路は、外
部から供給される前記高電圧電源から前記内部回路に必
要な電流を供給する。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例に係
る半導体記憶装置について説明する。図1は、本発明の
一実施例に係る切り換え回路100を示す図である。
【0017】図1に示す切り換え回路100は、ライト
イネーブル信号に応答して書き込み時に書き込み用の比
較的高い第1の電圧Voutを発生し、読み出し時にV
ccを発生する回路である。以下、図面を参照して切り
換え回路100の構成について説明する。
【0018】切り換え回路100は、降圧回路7、電源
電圧変換回路8,9、NPNトランジスタ29、Nチャ
ネルMOSFET(Dタイプ)12,13、インバータ
31,32を有している。電源電圧変換回路8,9には
降圧回路7によって降圧された電圧信号Vpp´が供給
されている。降圧回路7は抵抗R1,R2、NPNトラ
ンジスタ21、PチャネルMOSFET22、Nチャネ
ルMOSFET23(Dタイプ)から構成されている。
【0019】抵抗R1の一端には第3の電圧Vppが供
給されており、その他端は抵抗R2の一端とNPNトラ
ンジスタ21のベース電極に接続されている。抵抗R2
の他端はNPNトランジスタ21のエミッタ電極とPチ
ャネルMOSFET22の電流路の一端に接続されてい
る。NPNトランジスタ21のコレクタ電極には第3の
電源電圧Vppが供給されている。PチャネルMOSF
ET22の電流路の他端はNチャネルMOSFET23
の電流路の一端に接続されており、そのゲート電極には
第2電圧Vccが供給されている。NチャネルMOSF
ET23の電流路の他端及びそのゲート電極は接地され
ている。
【0020】電源電圧変換回路8は、NチャネルMOS
FET24a,25a,28aとPチャネルMOSFE
T26a,27aから構成されている。NチャネルMO
SFET24aの電流路の一端はNチャネルMOSFE
T28aのゲート電極に接続され、そのゲート電極には
第2の電圧Vccが供給されており、その電流路の他端
はNチャネルMOSFET25aの電流路の一端に接続
されている。NチャネルMOSFET25aのゲート電
極には降圧回路7からの出力電流が供給されており、そ
の電流路の他端はPチャネルMOSFET26aの電流
路の他端及びPチャネルMOSFET27aのゲート電
極に接続されている。
【0021】PチャネルMOSFET26aの電流路の
一端には降圧回路7からの出力電流が供給されており、
そのゲート電極はNPNトランジスタ29のベース電極
に接続されている。PチャネルMOSFET27aの電
流路の一端には降圧回路7からの出力電流が供給されて
おり、その電流路の他端はNチャネルMOSFET28
aの電流路の一端に接続されている。NチャネルMOS
FET28aの電流路の他端は接地されている。
【0022】電源電圧変換回路9は、電源電圧変換回路
8と同様の構成をしており、NチャネルMOSFET2
4b、25b、28bとPチャネルMOSFET26
b、27bから構成されている。
【0023】NチャネルMOSFET24bの電流路の
一端はインバータ31の出力端に接続されており、その
ゲート電極には、電源電圧Vccが供給されており、そ
の電流路の他端はNチャネルMOSFET25bの電流
路の一端に接続されている。NチャネルMOSFET2
5bのゲート電極には降圧回路7からの出力電流が供給
されており、その電流路の他端はPチャネルMOSFE
T26bの電流路の他端及びPチャネルMOSFET2
7bのゲート電極に接続されている。
【0024】PチャネルMOSFET26bの電流路の
一端には降圧回路7からの出力電流が供給されており、
そのゲート電極はNチャネルMOSFET30のゲート
電極に接続されている。PチャネルMOSFET27b
の電流路の一端には降圧回路7からの出力電流が供給さ
れており、その電流路の他端はNチャネルMOSFET
28bの電流路の一端に接続されている。NチャネルM
OSFET28bの電流路の他端は接地されている。
【0025】NPNトランジスタ29のコレクタ電極に
は第3の電圧Vppが供給されており、エミッタ電極は
ノード15に接続され、ベース電極には前述のようにP
チャネルMOSFET26aのゲート電極が接続されて
いる。
【0026】また、NチャネルMOSFET30(Dタ
イプ)の電流路の一端はノード15に接続されており、
その電流路の他端はNチャネルMOSFET13の電流
路の他端及びこの回路の出力端子14に接続され、その
ゲート電極は前述のようにPチャネルMOSFET26
bのゲート電極に接続されている。
【0027】NチャネルMOSFET12(Dタイプ)
の電流路の一端には第2の電圧Vccが供給されてお
り、その電流路の他端はノード15に接続されており、
そのゲート電極にはインバータ32の出力端が接続され
ている。
【0028】NチャネルMOSFET13の電流路の一
端には第2の電圧Vccが供給されており、そのゲート
電極はインバータ32の出力端に接続され、その他端は
前述のように接続されている。
【0029】インバータ31及び32の入力端には入力
端子WE(Write Enable入力端子)からE
PROM1の割り込み、読み出しの別を指示する為の割
り込み制御信号(ライトイネーブル)が供給される。次
に、図1に示す半導体記憶装置の動作について説明す
る。降圧回路7には第3の電圧Vppが供給されてい
る。第3の電圧Vppは、降圧回路7によって降圧さ
れ、電圧Vpp´になる。
【0030】尚、NチャネルMOSFET23のゲート
電極は接地されているので、NチャネルMOSFET2
3は常時オフしている。また、PチャネルMOSFET
22のゲート電極に第2の電圧Vccが供給され、Pチ
ャネルMOSFET22がオフしている。よって、NP
Nトランジスタ21のエミッタ電流はPチャネルMOS
FET22、NチャネルMOSFET23を貫通しな
い。電圧Vpp´は、PN接合の順方向電圧をVfとお
くと、 Vpp´=Vpp−(1+R1/R2)×Vf と表わせる。
【0031】ここで、もしVpp´からの供給電流IP
P(Vpp´からの供給電流)が、ΔIPP変動する場
合は、変動分の電流はほとんどNPNトランジスタ21
のエミッタ電極から供給される。電流の変動分による順
方向電圧Vfの変動は、ΔVf=Vt×{ln(Ipp
+Ics)−ln(Ipp+ΔIpp+Ics)}であ
る。尚、IcsはPチャネルMOSFET22のバイア
ス電流、Vtは常温で25mVである。ΔIppが小さ
ければΔVfはほとんど無視出来る。
【0032】一方、NPNトランジスタ21のベース電
極の不純物濃度をNbとした場合、不純物濃度Nbが不
純物注入のばらつきによって、Nb´となると順方向電
圧Vfの変動量は ΔVf=Vt×ln(Nb/Nb´) となる。従って、不純物濃度Nbが10倍ばらついて
も、順方向電圧Vfは57mVしか変動しない。このよ
うに、降圧回路7は、供給電流及び不純物注入のばらつ
きに対して安定な電圧を電源電圧変換回路8及び9の入
力端に供給することが出来る。次に、切り換え回路10
0の動作を書き込み時と読み出し時に分けて説明する。
まず、データの書き込み時(入力端子WEにハイレベル
のライトイネーブル信号が供給された場合)について説
明する。入力端子WEに供給されたハイレベルのライト
イネーブル信号は、インバータ31によって反転され、
ロウレベルの信号として切り換え回路8に供給される。
【0033】NチャネルMOSFET24aのゲート電
極には電圧Vccが、NチャネルMOSFET25aの
ゲート電極には降圧された電圧Vpp´が常に供給され
ているので、NチャネルMOSFET24a、25aは
常時オンしている。
【0034】オンしているNチャネルMOSFET24
a、25aを介してPチャネルMOSFET27aのゲ
ート電極にインバータ31からのロウレベルの信号が供
給され、PチャネルMOSFET27aはオンする。ま
た、NチャネルMOSFET28aは、そのゲート電極
にインバータ31からのロウレベルの信号が供給される
為、オフする。NチャネルMOSFET28aがオフす
るので、PチャネルMOSFET26aのゲート電極に
はハイレベルの信号が供給され、PチャネルMOSFE
T26aはオフする。
【0035】この結果、NPNトランジスタ29のベー
ス電極には降圧された電圧Vpp´が供給され、NPN
トランジスタ29はオンし、NPNトランジスタ29の
エミッタ電流が流れる。
【0036】また、NPNトランジスタ29のコレクタ
電極に第3の電圧Vppが供給されており、切り換え回
路の出力端子に適正な書き込み電位を与える所定の電圧
がベース電極に印加される。
【0037】また、電源電圧変換回路9は電源電圧変換
回路8の構成を有する為、前述の電源電圧変換回路8の
動作とほぼ同様に動作し、電圧Vpp´をNチャネルM
OSFET30のゲート電極に供給する。従って、Nチ
ャネルMOSFET30はオンする。
【0038】一方、NチャネルMOSFET12及び1
3のゲート電極には、インバータ32によって反転され
たロウレベルの信号が供給される。よって、Nチャネル
MOSFET12及び13はオフし、電圧Vccは切換
え回路の出力端子14に供給されない。
【0039】NPNトランジスタ29とNチャネルMO
SFET30がオンし、NチャネルMOSFET12及
び13がオフするので、切り換え回路100の出力端1
4には、降圧された電圧Vpp´からNPNトランジス
タ29の順方向電圧Vf分降下した電圧(第1の電圧V
out)が表れる。 尚、Vout=Vpp´−Vf =Vpp −{2+(R1/R2)}×Vfとなる。 次に、データの読み出し時、(制御端子WEにロウレベ
ルの信号が供給された場合)の切り換え回路100の動
作について説明する。電源電圧変換回路8及び9には、
インバータ31によって反転されたハイレベルの信号が
供給される。
【0040】NチャネルMOSFET24aのゲート電
極には常時電圧Vccが供給され、NチャネルMOSF
ET24aとNチャネルMOSFET25aは常時オン
している。
【0041】NチャネルMOSFET25aのゲート電
極には降圧された電圧Vpp´が供給されているので、
オンしているNチャネルMOSFET24a、25aの
電源路を介してPチャネルMOSFET27aのゲート
電極にインバータ31からのハイレベルの信号が供給さ
れ、PチャネルMOSFET27aはオフする。また、
NチャネルMOSFET28aは、そのゲート電極にイ
ンバータ31からのハイレベルの信号が供給され、オン
する。NチャネルMOSFET28aがオンするので、
NチャネルMOSFET26aのゲート電極は接地さ
れ、PチャネルMOSFET26aはオンする。この結
果、電源電圧変換回路8からNPNトランジスタ29の
ベース電極にロウレベルの信号が供給され、NPNトラ
ンジスタ29はオフする。
【0042】電源電圧変換回路9も、電源電圧変換回路
8と同様に動作し、その結果、NチャネルMOSFET
30のゲート電極にはロウレベル(即ち、0V)の信号
が供給される。よって、NチャネルMOSFET30は
オフする。一方、NチャネルMOSFET12及び13
は、インバータ32によって反転されたハイレベルの信
号を受けてオンする。
【0043】Nチャネルトランジスタ12及び13がオ
ンし、NPNトランジスタ29、NチャネルMOSFE
T30がオフしている。これより、NチャネルMOSF
ET13を介して電源電圧Vccが切り換え回路100
の出力端14に供給される。
【0044】上記構成より、データの書き込み時及び読
み出し時の両方の場合において、バイポーラトランジス
タNPN21,29、拡散抵抗R1のみに第3の電圧V
ppが印加され、内部ノードには第3電圧Vppが印加
されない。また、切り換え回路100を構成する全ての
MOSFETのゲート酸化膜及びソースドレイン電極に
対して、降圧された電圧Vpp´以上の電圧は印加され
ない。従って、MOSFETの耐圧が低くてすみ、ゲー
ト酸化膜等を薄くすることが可能となる。
【0045】また、NPNトランジスタにおけるPN接
合の順方向電圧Vfの値は、基板バイアス効果を受け
ず、拡散層の濃度によって左右されないので内部電圧は
不純物抽出のばらつきの影響を受けにくい。
【0046】抵抗R1,R2の抵抗比を変えることによ
って降圧された電圧Vpp´は回路側のデータに従って
自由に設定出来る。これにより、MOSFETの微細化
によってゲート酸化膜をはじめとする各部の耐圧が下が
っても、電圧Vppを変えることなく対応可能となっ
た。次に上記構成の降圧回路7の各回路素子の構造につ
いて説明する。
【0047】図2(a)は、降圧回路7に係るNPNト
ランジスタの断面構造図である。図2(b)は、降圧回
路7に係るCMOSの断面構造を、EPROMを構成す
るメモリセルの断面構造と共に示す図である。
【0048】図2(a)のNPNトランジスタはコレク
タとなるN型の層203aを有している。このN型の島
203a内には、コレクタ取り出し層となるn+ の領域
210a,210c、P型のベース領域202が酸化膜
(SiO2 )201により離間して形成されている。
【0049】また、ベースの領域202内にはP+ の外
部ベース領域203bが形成されている。ベース領域2
03b内にはn+ のエミッタ領域210bが形成されて
いる。コレクタ取り出し領域210aの上にはコレクタ
電極がベース取り出し領域203bの上にはベース電極
が、エミッタ領域210bの上にはエミッタ電極がそれ
ぞれ形成されている。
【0050】また、ベースの領域202内にはP+ の外
部ベース領域203bが形成されている。ベース領域2
03b内にはn+ のエミッタ領域210bが形成されて
いる。コレクタ取り出し領域210aの上にはコレクタ
電極が、ベース取り出し領域203bの上にはベース電
極が、エミッタ領域210bにはエミッタ電極がそれぞ
れ形成されている。
【0051】図2(b)には、PチャネルMOS21
1、NチャネルMOS212、セル213が示されてい
る。PチャネルMOS211はNウェル205と、Nウ
ェル205内に形成されたP+ 型のソース領域203d
及びドレイン領域203e及びゲート電極にG1から形
成されている。NチャネルMOS212は、N+ 型のソ
ース領域210dとドレイン領域210e、ゲート電極
G2から形成されている。
【0052】また、セル213は、N+ 型のソース領域
210f、ドレイン領域210g、コントロールゲート
電極CG及びフローティングゲートFG3から形成され
ている。尚、図2(a)のバイポーラトランジスタと図
2(b)に示すようにMOSトランジスタを同一基板上
でつくることはいわゆるBi−CMOS技術により比較
的用意である。
【0053】この場合、例えばNウェル205とコレク
タ領域203a、外部ベース領域203b、ソース領域
208d及びドレイン領域208e及び、コレクタ電極
208a、エミッタ電極208c、ベース電極208
d、208f、208h及びドレイン電極208e、2
08g、208iはそれぞれ同時に行われる。
【0054】尚、高耐圧のバイポーラトランジスタ2
1、29、MOSトランジスタ、拡散抵抗等が必要無い
場合にはトランジスタとして図3(a)乃至図3(c)
に示す構造を採用しても良い。
【0055】まず、高耐圧のMOSトランジスタを必要
とする場合には、図3(a)に示されるLDD(Lig
htly doped drain)構造を採用すれば
良い。高耐圧のバイポーラトランジスタについては同様
の方法、即ち図3(b)に示されるP+ の外部ベース2
03bの表面付近の濃度の濃い部分を覆うようにP-
拡散層214aを形成すれば良い。高耐圧の抵抗につい
ても、同様に抵抗を構成する領域203eの表面付近の
濃度の濃い部分を覆うようにP型低濃度の領域を形成す
れば良い。
【0056】
【発明の効果】上記構成により、外部高電圧を従来と同
一値に保ったままで、微細MOSFETのストレスを緩
和できる。また、切り換え回路に外部から供給される電
流量がばらついていても、内部電圧の安定化が図れる。
また、切り換え回路内部に昇圧回路を設けない場合に、
外部電圧が低下しても電流が逆流しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る半導体記憶装置を示す
図である。
【図2】図1の半導体記憶装置に係るCMOSとNPN
トランジスタの断面図である。
【図3】図1の切り換え回路に係る高耐圧構造のNPN
トランジスタとMOSトランジスタと抵抗を示す図であ
る。
【図4】従来の半導体記憶装置を示す図である。
【図5】従来の電圧降下回路を示す図である。
【符号の説明】
100…切り換え回路、7…降圧回路、8,9…電源電
圧変換回路、12,13,23,30…NチャネルMO
SFET(ディプレッション型)、R1,R2…抵抗、
22,26a,26b,27a,27b…PチャネルM
OSFET、24a,25a,28a,24b,25
b,28b…NチャネルMOSFET、21及び29…
NPNトランジスタ、31,32…インバータ、14…
出力端子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から供給される高電圧電源を降下し
    て、内部回路に必要な高電圧電位を発生する高電圧降下
    回路と、外部から供給される高電圧電源から内部回路に
    必要な電流を供給する回路を有する、MOS型セルを用
    いた不揮発性半導体記憶装置において、該降圧回路にお
    いては、外部高電圧電源端子は、すべてバイポーラトラ
    ンジスタのコレクタ、ベース、あるいは抵抗素子に接続
    され、該電流供給回路では、外部高電圧電源端子はすべ
    て、バイポーラトランジスタのコレクタまたは抵抗素子
    に接続されていることを特徴とした半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 書き込み時に第1の電圧を発生し、読み
    出し時に第2電圧を発生する切り換え回路において、前
    記切り換え回路の外部から供給される第3電圧の信号を
    受けて前記第3電圧の信号を降圧する降圧回路と、 前記降圧回路によって降圧された電圧信号を受けて、第
    3電圧の信号より小さい電圧信号を出力する第1及び第
    2の電源電圧変換回路と、 電流路の一端に第3電圧の信号が供給されており、ベー
    ス電極に前記第1の電源電圧変換回路の出力端が接続さ
    れている第1のNPNトランジスタと、 電流路の一端に第2電圧が供給され、電流路の他端が第
    1のNPNトランジスタの電流路の他端に接続され、ゲ
    ート電極に制御信号が供給される第1MOSFETと、 電流路の一端に第2電圧が供給され、電流路の他端が切
    り換え回路の出力端に接続され、ゲート電極に制御信号
    が供給される第2MOSFETと、 電流路の一端にNPNトランジスタのエミッタ電極が接
    続されており、ゲート電極に第2の電源電圧変換回路の
    出力信号が供給される第3MOSFETを具備すること
    を特徴とする半導体記憶装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100292408B1 (ko) * 1999-03-04 2001-06-01 윤종용 고 전압 톨러런트 인터페이스 회로

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