JPH05144196A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH05144196A
JPH05144196A JP33013491A JP33013491A JPH05144196A JP H05144196 A JPH05144196 A JP H05144196A JP 33013491 A JP33013491 A JP 33013491A JP 33013491 A JP33013491 A JP 33013491A JP H05144196 A JPH05144196 A JP H05144196A
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JP
Japan
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carriage
recording
rollers
holding member
roller
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Pending
Application number
JP33013491A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kurihara
均 栗原
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Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録再生装置において、ヘッドを搭載するキ
ャリッジの構造を簡単にし、製造を安価にする。 【構成】 キャリッジにローラを支持するローラ保持部
材を取付ける。ローラ保持部材は、少なくとも一対のロ
ーラを所定の角度で支持するため、折り曲げた部分を有
する金属材料の薄板で作るか、または或る角度をなす部
分をプラスチック材料の成形品で作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば情報記録再生装
置、特に円盤状の記録媒体上に形成された複数のトラッ
ク中の所望のトラック位置に記録再生ヘッドを移動さ
せ、記録媒体に対して情報の記録再生を行う記録再生装
置に関するものであり、特に、そのような記録再生装置
において、シーク動作のためにキャリッジをガイドする
ガイド手段に係合するキャリッジのローラをキャリッジ
に対して保持する機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の記録再生装置として、コンピュ
ータの外部記憶装置等として用いられるフレキシブルな
磁気ディスク、いわゆるフロッピーディスクに対して情
報の記録、再生を行うフロッピーディスクドライブ装置
(以下FDDと呼ぶ)がある。
【0003】FDDは近年、急速に小型化及び大容量化
が進んでおり、これに応じてヘッドアクセス時間の高速
化が要求されてきている。近年この要求に答えるため、
高速化に有利なボイスコイルモータ(以下VCMと称
す)と、キャリッジをスムーズに動かすためのローラを
用いたガイド系が、ヘッドアクセス機構に採用されてき
ている。
【0004】図7で磁気ヘッドアクセス機構について説
明する。駆動源としてVCM13を有し、VCM13の
ヨーク18内には、マグネット19と更にキャリッジ1
に取り付けられたコイル20が設けられている。コイル
20に電流が流れるとマグネット19の磁界との相互作
用によってキャリッジ1が移動される。さらに、キャリ
ッジ1にはヘッドアーム3がバネ掛け板50と共に、ネ
ジ52で取り付けられている。バネ掛け板50には、後
述する磁気ヘッド8、9を媒体10に押圧するための押
圧バネ51が設けられている。
【0005】また、キャリッジ1には複数個のローラ2
1が任意の角度で取り付けられており、プリロード22
がローラ22aとさらにローラ22aを第一のガイドバ
ー23、第二のガイドバー24に押圧するためのロード
バネ22bとから構成されており、キャリッジ1は、ガ
イドバー23、24との間にローラ21を介して弾性的
に支持されており、ガイドバー23、24に案内され
て、媒体10の中心に接近する方向及び離れる方向へシ
ークし、所定のトラック位置に移動させることができ
る。
【0006】キャリッジ1及びヘッドアーム3には、そ
れぞれ磁気ヘッド8、9が設けられており、周知のよう
にこの磁気ヘッド8、9によって媒体の両面に情報が記
録、再生される。
【0007】更に、前記ガイドバー23、24に平行に
リニアスケール15が設けられておりリニアスケール1
5にはスリット15aが等間隔で形成されておりキャリ
ッジ1に取り付けられたセンサ25(リニアスケール1
5とセンサ25はエンコーダを構成する)の発光素子か
ら照射される光をスリット15aを介して受光素子で受
光し、通過したスリットの数を計算することでキャリッ
ジ1の移動量、すなわちヘッド8、9の移動量を検出す
ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】ところで、上記し
たような構造におけるヘッドアクセス機構の位置決め制
御系では、特にキャリッジの機械的特性が重要であり、
この特性によって、装置のアクセス速度及び位置決め精
度が左右されることとなる。これに対して従来よりその
解決策として、キャリッジの材料にアルミニウムあるい
はマグネシウム等を使って高剛性化をはるか手法が用い
られている。また、キャリッジには、ガイドバーに対し
て案内するための任意の角度で複数個のローラが取付ら
れているが、ローラの取り付け部分は高精度が要求され
るため、このような材料を使用したダイカストの場合、
高精度部分は機械による2次加工が必要であり、特にロ
ーラを取り付ける部分は、角度がついており機械加工も
より複雑となり極めて高価なものとなっていた。
【0009】したがって、本発明の目的は、キャリッジ
に複雑で精密な機械加工することなくローラをキャリッ
ジに対して正確な位置で保持することができる保持手段
を持った記録再生装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明は、回転する記録媒体にヘッドを当接し
て記録又は再生を行う記録再生装置でおいて、前記ヘッ
ドを搭載し前記記録媒体に対して径方向に移動自在に配
置されたキャリッジと、前記キャリッジをガイドするガ
イド手段と、前記キャリッジを支持して前記ガイド手段
をその径方向に適宜の角度で挟持して転動する複数個の
ローラと、前記ローラを前記キャリッジに保持するため
のローラ保持部材と、を有することを特徴とする記録再
生装置を採用するものである。
【0011】
【実施例】以下、この発明の好ましい実施例を図面を参
照して説明する。図1は、本発明のローラ保持部材を採
用したローラ部の拡大図であり、図2は、本発明のロー
ラ保持部材を採用したプリロード部の拡大図であり、図
3は、本発明のアクセス機構を採用した記録再生装置の
実施例の平面図であり、図4は、実施例のアクセス機構
の斜視図である。
【0012】最初に図3を参照すると、図3において、
シャーシ11内に配設されたカセットホルダ12によっ
てガイドされディスクカセット(不図示)が装着され
る。その内部には、媒体10が装着されている。カセッ
トホルダ12のコーナー部には、媒体10の開口を覆う
シャッタの開閉及びディスクカセットのローディング/
排出を行うためのシャッタ開閉レバー16が設けられて
いる。磁気ヘッド8、9を媒体10に接触あるいは離間
させるために、ヘッドロードアッセンブリ17がボイス
コイルモータ(以下VCM)13に隣接して配設されて
いる。ヘッドロードアッセンブリ17は、ソレノイドが
用いられその通電時に磁気ヘッド8、9が媒体10の記
録面に接触し、通電オフによって磁気ヘッド8、9は、
媒体10の表面から離れる。
【0013】次に磁気ヘッドアクセス機構について図4
を用いて説明する。駆動源としてVCM13を有し、V
CM13のヨーク18内には、マグネット19と更にキ
ャリッジ1に取り付けられたコイル20が設けられてい
る。コイル20に電流が流れるとマグネット19の磁界
との相互作用によってキャリッジ1が移動される。さら
に、キャリッジ1にはヘッドアーム3がバネ掛け板50
と共に、ネジ52で取り付けられている。バネ掛け板5
0には、後述する磁気ヘッド8、9を媒体10に押圧す
るための押圧バネ51が設けられている。
【0014】また、図1に示すように、キャリッジ1に
は、4ケのローラ21が任意の角度で取り付けられた第
一のローラ保持部材60が固定されている。第一のロー
ラ保持部材60は、鉄等の金属材料を用いた薄板を曲げ
ることにより形成されている。また、図2に示すよう
に、プリロード22とローラ21が、第二のローラ保持
部材61に取り付けられて、キャリッジ1に固定されて
いる。第二のローラ保持部材61は、第一のローラ保持
部材60と同様に、鉄等の金属材料を用いた薄板を曲げ
ることにより形成されている。第一のローラ保持部材6
0と第二のローラ保持部材61は、薄板をプレス加工に
より容易に所定の角度で曲げることができるため、キャ
リッジ1の角度を持った高精度の加工は、不要である。
【0015】プリロード22はローラ22aとさらにロ
ーラ22aを第一のガイドバー23、第二のガイドバー
24に押圧するためのロードバネ22bとから構成され
ており、キャリッジ1は、ガイドバー23、24との間
にローラ21を介して弾性的に支持されており、ガイド
バー23、24に案内されて、媒体10の中心に接近す
る方向及び離れる方向へシークし、所定のトラック位置
に移動させることができる。キャリッジ1及びヘッドア
ーム3には、それぞれ磁気ヘッド8、9が設けられてお
り、周知のようにこの磁気ヘッド8、9によって媒体の
両面に情報が記録、再生される。
【0016】更に、前記ガイドバー23、24と平行に
リニアスケール15が設けられており、このリニアスケ
ール15はシャーシ11に固定されており、また、リニ
アスケール15にはスリット15aが等間隔で形成され
ておりキャリッジ1に取り付けられたセンサ25(リニ
アスケール15とセンサ25はをエンコーダを構成す
る)の発光素子から照射される光をスリット15aを介
して受光素子で受光し、通過したスリットの数を計算す
ることでキャリッジ1の移動量、すなわちヘッド8、9
の移動量を検出することができる。
【0017】以上のような本実施例によれば、キャリッ
ジローラを取り付ける際、ローラ保持部材を介すること
で、キャリッジの斜面加工を不要とすることができる。
【0018】次に、本発明の第2実施例を説明すると、
図5は、第2の実施例を示すものであり、この場合第一
のローラ保持部材60は、プラスチックを使った成形品
を用いており、周知のようにプラスチック成形品は、容
易に複雑な形状を高精度に製作することができるため、
第一の実施例と同様にキャリッジ1の角度のついた高精
度の加工は、不要である。なお、第二のローラ保持部材
も同様にプラスチック成形品を用いてよい。
【0019】次に本発明の記録再生装置の制御について
図6る示すブロック図を用いて説明する。同図において
不図示のキーボード等の入力手段あるいはマイクロプロ
セッサのメモリ等を介して磁気ヘッド8、9の移動先が
決定されて、信号線aから移動命令が送出され、加算回
路101、パワーアンプ102を介してVCM13が駆
動される。VCM13が駆動されると、コイル20に流
れる電流とマグネット19との相互作用によってキャリ
ッジ1がガイドバー23、24に沿って移動される。
【0020】キャリッジ1が移動されると、このキャリ
ッジと一体的に設けられたセンサー25とシャーシ11
に固定されているリニアスケール15の作用によってキ
ャリッジ1の移動に関する情報が、例えば90°位相を
ずらせた2つの信号φA、φBとしてエンコーダ26か
ら出力される。エンコーダ26の出力信号は、まず後段
の差動アンプ103に入力されて、両信号波形の交点す
なわち位相差ゼロの点を基準としてヘッド位置の粗い位
置決めが行われ、差動アンプ103の出力が粗い信号b
として後段の加算回路101へ入力される。
【0021】また、前記エンコーダ26の出力信号は後
段のコンパレータ104、105にそれぞれ入力されて
所定の値と比較された後にその出力が後段のトラックカ
ウンタ106へ入力されて正方向あるいは逆方向にカウ
ントが行われ、その出力が現在ヘッドがトラックのどの
位置にあるかを示す現在位置信号cとしてマイコン10
0に入力される。
【0022】また、電子タコメータ150で検出された
キャリッジの移動速度に関する情報が位相補償回路10
8へ入力され、位相補償された信号dが加算回路101
へ入力されて、位相の狂いによる発振が生じるのを防止
する。また信号fは速度制御するためにマイコン100
に入力される。
【0023】更に電子タコメータ150で検出されたキ
ャリッジの移動速度に関する信号は、微分回路109へ
入力されて後段のコンパレータ110において所定の値
と比較される。このコンパレータ110の基準値を越え
る速度変動が生じた場合にはコンパレータからの出力信
号eがマイコン100に印加されて、例えば書き込みを
禁止するなどして、衝撃によるデータ破壊が防止され
る。
【0024】更に、磁気ヘッド8、9自体によって媒体
10上に記録されているトラックのサーボ情報が検出さ
れて後段のアンプ111で増幅され、位置誤差検出回路
112に入力されて、トラック追従の位置誤差信号gが
マイコン100に入力される。
【0025】このようにして直接、加算回路101へ入
力される粗い位置信号bと位置補償された速度信号d並
びにマイコン100へ入力される現在位置信号c、速度
信号f、速度変動による書き込み時の衝撃防止信号e及
びトラック追従のサーボ信号gに従ってキャリッジ1及
びそれと一体に移動される磁気ヘッド8、9の正確な位
置信号制御が行われ、例えばマイコン100内の目標位
置のカウント値と、センサー25の移動に伴ってトラッ
クカウンタ106によって得られたカウント値が一致す
ると、信号aが「0」となり、差動アンプ103が
「0」のとき、すなわち所定のスリット位置に対応した
トラック位置でヘッドが停止することになる。このよう
にして、ヘッド位置制御を行うことができる。
【0026】この際上述した本発明の実施例によれば、
ローラ保持部材を介してローラを所定の角度でキャリッ
ジに取り付ける構造としたため、簡単なキャリッジ構造
とすることができる。なお以上のような構成は、FDD
に限らず同様に記録または再生ヘッドを搭載したキャリ
ッジを移動させて、情報の記録または再生を行う他の記
録再生装置に同様に適用できることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ガイドバーを転動してキャリッジをガイドバ
ーに対してガイドするローラをローラ保持部材を介して
キャリッジに取り付けるようにしたため、キャリッジの
複雑な加工が不要となり、きわめて安価で量産性に富む
構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のローラ保持部材を採用したロ
ーラ部の拡大図である。
【図2】図2は、本発明のローラ保持部材を採用したプ
リロード部の拡大図である。
【図3】図3は、本発明のアクセス機構を採用した記録
再生装置の実施例平面図である。
【図4】図4は、実施例のアクセス機構の斜視図であ
る。
【図5】図5は、第2実施例のローラ部拡大図である。
【図6】図6は、ヘッド位置制御回路のブロック図であ
る。
【図7】図7は、従来装置の要部斜視図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 13 ボイスコイルモータ 21 ローラ 22 プリロード 60 第一のローラ保持部材 61 第二のローラ保持部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する記録媒体にヘッドを当接して記
    録又は再生を行う記録再生装置でおいて、前記ヘッドを
    搭載し前記記録媒体に対して径方向に移動自在に配置さ
    れたキャリッジと、前記キャリッジをガイドするガイド
    手段と、前記キャリッジを支持して前記ガイド手段をそ
    の径方向に適宜の角度で挟持して転動する複数個のロー
    ラと、前記ローラを前記キャリッジに保持するためのロ
    ーラ保持部材と、を有することを特徴とする記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録再生装置において、
    前記ローラ保持部材は少なくとも一対のローラを所定の
    角度で支持するように或る角度で折り曲げられた部分を
    有する金属材料の薄板で作られたことを特徴とする記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の記録再生装置において、
    前記ローラ保持部材は少なくとも一対のローラを所定の
    角度で支持するように或る角度をなす部分を有するプラ
    スチック材料の成形品で作られたことを特徴とする記録
    再生装置。
JP33013491A 1991-11-19 1991-11-19 記録再生装置 Pending JPH05144196A (ja)

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