JPH051439Y2 - - Google Patents

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JPH051439Y2
JPH051439Y2 JP1987127313U JP12731387U JPH051439Y2 JP H051439 Y2 JPH051439 Y2 JP H051439Y2 JP 1987127313 U JP1987127313 U JP 1987127313U JP 12731387 U JP12731387 U JP 12731387U JP H051439 Y2 JPH051439 Y2 JP H051439Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 筆記具本体と、この本体を機械に取付けるため
に介在させるホルダーとよりなる自動製図機用ペ
ンであつて、ホルダーを、筆記具本体の先端部を
突出させる前部材と、この前部材と螺合する後部
材とよりなし、これら前部材、後部材をそれぞれ
筆記具本体と係止固定させたものに関する。
(従来の技術) 自動製図機用ペンは、筆記具本体のみからなる
ことはまれで、筆記具本体と、プロツタその他の
機械とこの筆記具本体との間に介在させるホルダ
ーとよりなることが多い。機械には各メーカーに
よる多数の種類があり、この一つ一つに合致する
筆記具本体を作製するのはあまりにも量産性の点
で問題があることがその大きな理由になつてい
る。
ここで、筆記具本体とホルダーとはしつかりし
た固定状態にあることが望まれる。即ち、筆記具
本体とホルダーとの間にスプリングを介在させ、
筆記具本体をホルダーに対して摺動可能なものと
することにより、筆記時の筆圧の安定化を図るよ
うにしたものであるが(例えば、実開昭61−
155192号公報参照)、ホルダーに対する筆記具本
体の振れによる筆跡の不安定性を増す原因になる
し、また、筆記面に対するペンの離・接応答性が
悪くなつてしまう。必要ならば、弾力付与はホル
ダーと機械との間においてなすこともできるので
あるから、筆記具本体とホルダーとはしつかり固
定させておくべきである。
この筆記具本体とホルダーとを固定するにあた
つては様々な構造が採用されている。例えば、一
部品よりなるホルダーと筆記具本体とを単に螺合
させただけのものもあれば、本考案に係るよう
に、ホルダーを、筆記具本体の先端部を突出させ
る前部材と、この前部材と螺合する後部材とより
なし、これら前部材、後部材をそれぞれ筆記具本
体と係止固定させたものもある(例えば、実開昭
61−204794号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点) なるほど、ホルダーを介在させれば筆記具本体
の形状を増やすことなく、多くの機能に使用する
ことができる。しかし、それは一つの種類の筆記
具本体に対してのことであつて、ある一つの機能
に対して使用される筆記具本体の種類を増やすこ
ととは異なる。即ち、現在のところ多用されてい
るペンとしては、小管式筆記具、水性インキボー
ルペン、押出形成した合成樹脂製ペン先を有する
ペンといつたところであろうが、これらのペンの
種類によらず筆記具本体の形状を同じにすること
は決して好ましいことではなく、それぞれのペン
の種類によつてインキ吐出の構造だけでなく、イ
ンキの内蔵量も好ましく設定されるので、全長の
異なつたものを使用できることが望まれる。
また、仮りに、筆記具本体の形状を一定にでき
たとしても、ホルダーは筆記具本体と確実に固定
し合つていなければならない。機械に取付ける際
だけでなく、取付けた後の固定も同様である。こ
の点、ホルダーの前部材と後部材とを螺合させる
ことは、ホルダーと筆記具本体とを直接螺合させ
ることに比べると、量産される多くの種類の筆記
具本体にコスト高を招く螺合部を形成しなくても
よい点で優れているともいえるが、それでも、螺
合は、振動等によつてしばしば固定の経過的緩み
を生じる。
そこで、本考案は、一つの機械に取付けて使用
できる、筆記具本体の種類を多くできるだけでな
く、これら多くの種類の筆記具本体に対しても筆
記具本体とホルダーとの固定の確実性が高いもの
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、筆記具本体と、この本体を機械に取
付けるために介在させるホルダーとよりなる自動
製図機用ペンであつて、ホルダーを、筆記具本体
の先端部を突出させる前部材と、この前部材と螺
合する後部材とよりなし、これら前部材、後部材
をそれぞれ筆記具本体と係止固定させたものにお
いて、ホルダーの前部材と筆記具本体とは、筆記
具本体の先端部の部分で摩擦嵌合するものとし、
また、ホルダーの後部材を、筆記具本体の後部を
後方に突出する筒状とし、更に、筆記具本体の材
質を、これらホルダーの前部材、後部材の材質よ
り柔軟性のあるものとしてなる自動製図機用ペン
を要旨とする。
(作用) 筆記具本体の後部を後方に突出するホルダーの
筒状の後部材は、後方突出長を異ならせることで
長さの異なる筆記具本体を固定するし、ホルダー
の前部材、後部材より柔軟性のある筆記具本体
は、量も種類も多いことによる成形上のバラツキ
があつても、あたかも、ボルトとナツトとの間に
おけるワツシヤーのように、このバラツキを吸収
かつまた、ホルダーの前部材と筆記具本体との摩
擦嵌合は、筆記具本体とホルダーとの横方向の振
れを防止する。
(実施例) 添付第1図〜第3図に一例を示す。第1図に示
す筆記具本体Aにおいて、参照符号1はペン先部
であり、図ではボールペンとしてあるが、合成樹
脂製ペン先、小管式筆記具のペン先といつたよう
に適宜であつてよい。このペン先部1、それに空
気交換溝2を有するチツプホルダー3が軸筒4に
圧入固定されており、更に、一般にジヤバラと称
される一時的インキ溜め部材5が、インキ誘導部
材6を内挿しつつ、その後方のインキタンク7と
の間に配されている。ここで、軸筒4のインキタ
ンク7近辺における外壁8及び後端近傍の外壁9
は2段に小径化されており、また、後端には尾栓
10が超音波溶着などで固着されている。尚、参
照符号11は、横断面L字形のO−リング、同1
2は、キヤツプ、同13は小管式筆記具などのよ
うにペン先部の密閉が必要な場合に弾性体をセツ
トするために確保した空洞部である。
第2図に示すのが、この筆記具本体Aをホルダ
ーBに固定したところである。ホルダーBは前部
材14と後部材15とよりなり、前部材14は、
筆記具本体Aの先端部を突出させる先孔16、軸
筒4の先端部分と係止し合う係止部17、機械へ
の取付部18、後部材15との螺合部19を有
し、また後部材15は、前部材14との螺合部2
0とともに、軸筒4の小径部8を内挿し、その後
部を後方に突出させる貫通孔21、及び、軸筒4
の小径部8の先端部分である肩部と係止し合う係
止部22を有している。ここで、前部材14の先
孔は突出させる筆記具本体Aの先端部と摩擦嵌合
している。筆記具本体Aの横部れを確実に防止す
るためのもので、後部材15の貫通孔21と軸筒
4の小径部8も摩擦嵌合するものとしておくとよ
い。ちなみに、軸筒4の後端近傍の外壁9を小径
部8より更に小径に形成したものを示したのも、
尾栓10を固着するにあたつて、超音波溶着等を
なす場合、しばしば外側に位置する部材(図では
軸筒)が径を膨らませることがあり、この膨出化
によつて摩擦嵌合が阻害されないようにしたもの
である。
また、筆記具本体Aの軸筒4の材質は、ホルダ
ーBの前部材14、後部材15の材質よりも柔軟
性のあるものを選択されている。相対的なもので
あるから格別の限定はないが、軸筒4は、インキ
を透視できる透明なもののほうが、インキ色の確
認や、インキ残量の確認等、何かと都合がよいこ
とが多いので、これを念頭において具体的一例を
示すと、軸筒に材質として、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリスチレ
ン等が、また、ホルダーの材質として、ポリアセ
タール、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合
体、ポリカーボネ−ト等に必要に応じて適宜顔料
等の充填材を使用したもの等が挙げられる。尚、
筆記具本体が相対的に柔軟な材質よりなつている
ことは、前述した摩擦嵌合をなす上でも都合が良
い。
以上の他にも種々変形等なせる。例えば、前述
例示したものは所謂生インキ式筆記具の一例であ
るが、毛細管力によつてインキを貯蔵する所謂中
綿式筆記具とすることもできるし、また、ホルダ
ーの前部材、後部材と係止し合う筆記具本体の係
止部は複数の部品であるより、一個の部材である
ことがバラツキの低減上好ましいので、前述した
例では、軸筒4の前後2ケ所を係止部に活用した
が、チツプホルダーを前部材との係止部材として
活用したり、インキタンク部分を軸筒に対して挿
入取付するようになして、そのインキンクを後部
材との係止部材として活用したりすることなども
できる。従つて、筆記具本体の全体がホルダーと
比べて相対的に柔軟な材質からなつている必要は
ない。また、ホルダーBの前部材14に設けた機
械への取付部18の形状は適宜であつてよいし、
また、ホルダーBの後部材15の係止部22は、
螺合部20の前端部分をそのまま使用したが、例
えば、貫通孔21の前方を大径孔として、螺合部
より更に後方に位置するところに係止部を設けた
りすることもできる。
(考案の効果) 一つの機械に取付けて使用できる筆記具本体の
種類を多くできるだけでなく、これら多くの種類
の筆記具本体に対しても、筆記具本体とホルダー
との前後方向の固定の確実性が高くて筆記面に対
するペンの離・接応答性がよく、また、筆記面近
傍において、筆記具本体とホルダーとの横振方向
の固定の確実性も高くて筆記時の筆跡の安定性も
よい自動製図機用ペンたり得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は筆記具本体の一例を示す横断面図、第
2図は筆記具本体とホルダーとの固定状態の一例
を示す縦断面図、第3図は第2図の−線横断
面図。 A……筆記具本体、1……ペン先部、2……空
気交換溝、3……チツプホルダー、4……軸筒、
5……一時的インキ溜め部材、6……インキ誘導
部材、7……インキタンク、8……外壁、9……
外壁、10……尾栓、11……Oーリング、12
……キヤツプ、13……空洞部、B……ホルダ
ー、14……前部材、15……後部材、16……
先孔、17……係止部、18……取付部、19…
…螺合部、20……螺合部、21……貫通孔、2
2……係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筆記具本体と、この本体を機械に取付けるため
    に介在させるホルダーとよりなる自動製図機用ペ
    ンであつて、ホルダーを、筆記具本体の先端部を
    突出させる前部材と、この前部材と螺合する後部
    材とよりなし、これら前部材、後部材をそれぞれ
    筆記具本体と係止固定させたものにおいて、ホル
    ダーの前部材と筆記具本体とは、筆記具本体の先
    端部の部分で摩擦嵌合するものとし、また、ホル
    ダーの後部材を、筆記具本体の後部を後方に突出
    する筒状とし、更に、筆記具本体の材質を、これ
    らホルダーの前部材、後部材の材質より柔軟性の
    あるものとしてなる自動製図機用ペン。
JP1987127313U 1987-08-21 1987-08-21 Expired - Lifetime JPH051439Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5118536B2 (ja) * 1972-11-21 1976-06-10

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JPS5118536U (ja) * 1974-07-22 1976-02-10
JPS61155192U (ja) * 1985-03-20 1986-09-26
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JPS6432189U (ja) 1989-02-28

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