JPH05143980A - 基板の洗浄方法 - Google Patents

基板の洗浄方法

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JPH05143980A
JPH05143980A JP30905391A JP30905391A JPH05143980A JP H05143980 A JPH05143980 A JP H05143980A JP 30905391 A JP30905391 A JP 30905391A JP 30905391 A JP30905391 A JP 30905391A JP H05143980 A JPH05143980 A JP H05143980A
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JP
Japan
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substrate
cleaning
pure water
water
water tank
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Pending
Application number
JP30905391A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Otani
昌司 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ディスク、光ディスク、液晶ディスプレ
イなどに用いられる基板の洗浄方法を提供する。 【構成】 基板に研磨によりテクスチャーを形成した
後、この基板を純水で洗浄する。そして、界面活性剤の
水溶液の入った水槽5に基板1を浸漬させ、この状態で
水槽5底部の超音波振動子6により 500〜2000KHzの高
周波数で超音波照射を行う。そして、純水で基板表面の
剤を除去し、窒素ガン等による乾燥を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク、光ディ
スク、液晶ディスプレイなどに用いられ、その表面が高
度の清浄性を要求される基板の洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種基板の洗浄方法は、スポン
ジに洗剤液をしみこませ、これを用いて、手作業である
いは機械力により、基板の表面をこすり洗いしていた
(以下、この方法をスクラブ法と呼ぶ)。このスクラブ
法でも、実用に供しうる基板を得ることはできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特に機械力に
よるこすり洗いでは、図1に示すような基板の端面Eの
洗浄が不十分となる。また、スポンジの交換に手間がか
かる。さらに、今後は、例えば磁気ディスクや光ディス
クにおいては、より記録密度の高い媒体が要求され、従
来以上に基板の清浄性が必要となり、スクラブ法ではこ
の要求に応じ切れないおそれがある。
【0004】本発明は、このような実情に鑑み、スクラ
ブ法に代わる新規な基板の洗浄方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、界
面活性剤の溶液中に基板を浸漬させ、この状態で当該基
板に高周波超音波を照射する工程を含むことを特徴とす
る基板の洗浄方法を提供する。本発明に使用できる界面
活性剤は特に制限されず、カチオン系界面活性剤、アニ
オン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤及び両性界面
活性剤を使用でき、具体的には、例えば特開昭57−1
45199号公報に記載の各種界面活性剤を単独である
いは併用して使用することができる。
【0006】界面活性剤を溶解させるための溶媒として
は、毒性の問題や剤の溶解しやすさ等を考慮して、水が
最も好ましい。溶液中の界面活性剤の濃度は、通常、0.
05wt%〜5wt%とする。0.05wt%未満では、界面活性剤
による洗浄効果が期待できないおそれがあるからであ
る。また、一般には界面活性剤の濃度が高い程洗浄力は
向上するが、被洗浄面に残留している剤のリンスに多く
の時間が費やされるので、濃度は高くても5wt%以下と
した方がよいからである。好ましくは、 0.1wt%〜2wt
%の範囲とする。
【0007】本発明でいう高周波超音波洗浄とは、キャ
ビテーション現象を利用した超音波洗浄の周波数帯域で
ある28〜50KHzよりもずっと高い周波数である 500〜20
00KHzを用いた超音波洗浄を意味する。本発明の洗浄方
法をハードディスク用のアルミニウム基板に適用した例
を以下に工程順に示す。
【0008】1)アルミニウム基板に研磨によりテクス
チャーを形成する。 2)この基板を純水で洗浄する。これは表面の研摩クズ
をできるだけ除去するためである。 3)界面活性剤の水溶液の入った水槽にアルミニウム基
板を浸漬させ、この状態のままでこの基板に高周波超音
波を照射して、洗浄する。
【0009】4)純水をジェット噴射させるあるいは超
音波を乗せた純水を適用するなどして基板表面の剤をリ
ンスにより除去する。 5)窒素ガンからのN2 噴射による乾燥、あるいはスピ
ンによる乾燥、又は温水に浸漬して大気にさらす方法や
イソプロピルアルコールを用いての乾燥を行う。
【0010】尚、上記の各工程の時間は、被洗浄物の大
きさにより変わるので、一概に規定するのは困難であ
る。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例をテクスチャー形成、
洗浄、表面清浄性の試験に分けて説明する。 〔テクスチャー形成〕東洋鋼板(株)製の 3.5インチ用
ハードディスク基板(Ni−P無電解メッキが施された
アルミニウム基板)を用いて、テクスチャー形成装置
(MIPOX製)により研磨テープによるテクスチャー
形成を行った。
【0012】〔洗浄〕先ず、図2に示すように、テクス
チャーが形成された基板1を純水を入れた水槽2に立て
て入れ、下部の入口3から上部の出口4へと、30秒間、
純水を流して、表面を洗った。次に、界面活性剤として
純正化学(株)の品番RBS25を用い、これを水でう
すめて、濃度 0.4wt%の水溶液とし、図3に示すよう
に、この水溶液を満たしたステンレス製の水槽5に上記
基板1を浸漬し、同時に周波数 950KHz、投入パワー4.
66W/cm2 の条件で、水槽5底部の超音波振動子6によ
り、3分間、超音波照射を行った。
【0013】次に、上記処理をした基板を純水を入れた
水槽に入れ、前記と同様に、30秒間純水を流した。次
に、図4に示すように、ノズル7の先端から超音波振動
子8により 1.5MHzの超音波を乗せた純水(水圧は1.0
〜 1.5Kg/cm2)を流出させて、基板表面を洗った。尚、
純水供給量は 0.9リットル/分、ノズル−基板間の距離
は5〜10mm、洗った時間は3分間とした。
【0014】次に、窒素ガンによりN2 を噴射させて基
板の表面乾燥を約1分間行った。この後、後述する接触
角の測定のため、 120℃にて乾燥炉中での加熱による乾
燥を20分間行って、自然冷却した。 〔表面清浄性の試験〕表面清浄性の試験は、目視、呼
気、接触角の測定により行った。
【0015】尚、呼気による試験とは、基板表面に息を
吹きかけると、その表面に水滴が形成されること(ちょ
うどガラスに息をかけるとガラスがくもるのと同じ現
象)を利用し、このとき、表面が汚れていると、水滴む
ら(水滴形成の密度や水滴の大きさのバラツキ)が見ら
れるが、表面がきれいだとむらは見られないことによる
ものである。
【0016】また、接触角は、22℃、60%RHにおける
液滴法によるイオン交換水に対するθ/2値である。そ
の測定点は、基板の内周、中周、外周それぞれ1点ず
つ、合計3点とした。その結果を以下に示す。 目視によるもの → 表面に粒子(研磨クズなど)は見
られなかった。
【0017】呼気によるもの → 水滴むらは観測され
なかった。 接触角の測定 → 基板の場所にかかわらず23度で一
定であった。 次に比較例について説明する。 〔比較例1〕 スクラブ法によるもの 具体的には、テクスチャー形成→純水槽で30秒間洗浄→
前記実施例で用いた界面活性剤溶液をスポンジにつけて
手で表面を3分間こすって洗浄→純水槽に移し30秒間洗
浄→スポンジと純水で表面を3分間こすり洗い→窒素ガ
ンによる乾燥約1分間→ 120℃にて20分間乾燥→自然冷
却の手順により行った。
【0018】表面清浄性の試験結果を以下に示す。 目視によるもの → 粒子が見られ、集中していた(片
面当たり10個位)。 呼気によるもの → 水滴むらが見られた。 接触角の測定 → 29〜31度とバラツキがあった。 〔比較例2〕 38KHzによる超音波洗浄によるもの 前記実施例と同じ手順により行い、超音波洗浄の周波数
を高周波の 950KHzから低周波の38KHzに変えた。
【0019】表面清浄性の試験結果を以下に示す。 目視によるもの → 粒子が見られた(片面当たり5〜
10個)。 呼気によるもの → 水滴むらが見られた。 接触角の測定 → 26〜27度であり、少しバラツキが
あった。 以上より、本発明方法による表面清浄性の向上は明らか
である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板の表面清浄性を大幅に向上でき、高周波超音波である
からキャビテーションによる基板のダメージ(荒れ)が
抑制でき、しかも、従来のスクラブ法に較べ、基板の端
面の洗浄も同時に可能であり、またスポンジ交換といっ
た手間もかからず、さらに作業者の熟練も不要であると
いう多くの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基板の洗浄が不十分となる部分を示す図
【図2】 基板を純水槽により洗浄する工程を示す図
【図3】 基板を超音波洗浄する工程を示す図
【図4】 基板を純水ノズルにより洗浄する工程を示す
【符号の説明】
1 アルミニウム基板 5 界面活性剤の水溶液の入った水槽 6 超音波振動子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】界面活性剤の溶液中に基板を浸漬させ、こ
    の状態で当該基板に高周波超音波を照射する工程を含む
    ことを特徴とする基板の洗浄方法。
JP30905391A 1991-11-25 1991-11-25 基板の洗浄方法 Pending JPH05143980A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009087521A (ja) * 2007-09-14 2009-04-23 Kao Corp 垂直磁気記録方式ハードディスク用基板用水系洗浄剤組成物
WO2012002468A1 (ja) * 2010-06-29 2012-01-05 安瀚視特股▲分▼有限公司 液晶表示装置用ガラス基板の製造方法

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