JPH05142897A - 複写機 - Google Patents
複写機Info
- Publication number
- JPH05142897A JPH05142897A JP3308082A JP30808291A JPH05142897A JP H05142897 A JPH05142897 A JP H05142897A JP 3308082 A JP3308082 A JP 3308082A JP 30808291 A JP30808291 A JP 30808291A JP H05142897 A JPH05142897 A JP H05142897A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- light
- copying machine
- toner
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光照射により消色可能なトナーを使用して画
像を形成する。その排紙上の画像を被覆体で覆うことに
より、画像に光が照射されて消色するのを防止する。 【構成】 消色性トナーを使用して形成された画像を有
する排紙の表面を覆体で覆う。排紙の画像は被覆体で被
覆されることにより、画像に光が照射するのが防止され
る。被覆体としては複写機から排出される白紙でもよ
い。
像を形成する。その排紙上の画像を被覆体で覆うことに
より、画像に光が照射されて消色するのを防止する。 【構成】 消色性トナーを使用して形成された画像を有
する排紙の表面を覆体で覆う。排紙の画像は被覆体で被
覆されることにより、画像に光が照射するのが防止され
る。被覆体としては複写機から排出される白紙でもよ
い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光照射により消色可能
なトナーを使用する複写機に関する。
なトナーを使用する複写機に関する。
【０００２】
【従来の技術】本発明者らは光照射により消色可能なト
ナーを開発した。この消色性トナーは、シアニン系色素
などの消色性色素と有機ホウ素化合物の塩、および結着
樹脂を少なくとも含むトナーである。シアニン系色素
は、ある特定の波長を有する光が照射されない状態では
有色であるが、有機ホウ素化合物の塩の存在下で、その
光が照射されると吸収して消色し透明となるものであ
る。
ナーを開発した。この消色性トナーは、シアニン系色素
などの消色性色素と有機ホウ素化合物の塩、および結着
樹脂を少なくとも含むトナーである。シアニン系色素
は、ある特定の波長を有する光が照射されない状態では
有色であるが、有機ホウ素化合物の塩の存在下で、その
光が照射されると吸収して消色し透明となるものであ
る。
【０００３】従って、このような消色性トナーを使用し
て複写画像を形成すると、画像が形成された直後におい
ては比較的鮮明な画像を有しているが、室内あるいは屋
外からの光照射によってその画像が次第に消色していく
のであり、従って、室内あるいは屋外から光が照射する
場所に複写機を設置すると、不都合を生じるおそれがあ
った。
て複写画像を形成すると、画像が形成された直後におい
ては比較的鮮明な画像を有しているが、室内あるいは屋
外からの光照射によってその画像が次第に消色していく
のであり、従って、室内あるいは屋外から光が照射する
場所に複写機を設置すると、不都合を生じるおそれがあ
った。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の実情
に着目してなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、消色性トナーを使用して複写された画像が、外部
からの光照射により消色することのない複写機を提供す
るにある。
に着目してなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、消色性トナーを使用して複写された画像が、外部
からの光照射により消色することのない複写機を提供す
るにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の複写機は、光照
射により消色可能なトナーを使用する複写機において、
画像が形成された排紙の表面を覆う被覆体を有し、その
ことにより上記目的が達成される。
射により消色可能なトナーを使用する複写機において、
画像が形成された排紙の表面を覆う被覆体を有し、その
ことにより上記目的が達成される。
【０００６】
【作用】消色性トナーで画像が形成された排紙が複写機
から排出されると、その排紙の表面を覆う被覆体が設け
られていることにより、排紙上の画像を被覆体で覆って
画像に光が照射されるのを防止することができる。従っ
て、光が照射される場所に複写機が設置されている場合
でも、支障なく消色性トナーを使用して複写画像を形成
することができる。
から排出されると、その排紙の表面を覆う被覆体が設け
られていることにより、排紙上の画像を被覆体で覆って
画像に光が照射されるのを防止することができる。従っ
て、光が照射される場所に複写機が設置されている場合
でも、支障なく消色性トナーを使用して複写画像を形成
することができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【０００８】本発明の複写機においては、光照射により
消色可能なトナが使用される。この消色性トナーは、シ
アニン系色素などの消色性色素と有機ホウ素化合物の
塩、および結着樹脂を少なくとも含むトナーであり、こ
の消色性トナーは、所謂、溶融混練法、スプレードライ
法または重合法などによって得ることができる。溶融混
練法では、消色性色素と有機ホウ素化合物の塩、および
結着樹脂を含むトナー組成物を溶融混練し、冷却した
後、これを粉砕分級することにより得られる。またスプ
レードライ法では、トナー組成物の溶液中をスプレー造
粒することによって得られる。また重合法では、結着樹
脂の材料である重合性モノマーと消色性色素、その他の
トナー組成物を重合して得られる。
消色可能なトナが使用される。この消色性トナーは、シ
アニン系色素などの消色性色素と有機ホウ素化合物の
塩、および結着樹脂を少なくとも含むトナーであり、こ
の消色性トナーは、所謂、溶融混練法、スプレードライ
法または重合法などによって得ることができる。溶融混
練法では、消色性色素と有機ホウ素化合物の塩、および
結着樹脂を含むトナー組成物を溶融混練し、冷却した
後、これを粉砕分級することにより得られる。またスプ
レードライ法では、トナー組成物の溶液中をスプレー造
粒することによって得られる。また重合法では、結着樹
脂の材料である重合性モノマーと消色性色素、その他の
トナー組成物を重合して得られる。
【０００９】上記シアニン系色素は、ある特定の波長を
有する光が照射されない状態では有色であるが、有機ホ
ウ素化合物の塩の存在下で、その光が照射されると吸収
して消色し透明となるものである。このようなシアニン
系色素としては、以下の化合物を例示することができ
る。
有する光が照射されない状態では有色であるが、有機ホ
ウ素化合物の塩の存在下で、その光が照射されると吸収
して消色し透明となるものである。このようなシアニン
系色素としては、以下の化合物を例示することができ
る。
【００１０】
【化１】
【００１１】
【化２】
【００１２】
【化３】
【００１３】
【化４】
【００１４】
【化５】
【００１５】（式中、Ｘはハロゲン原子を表す）。
【００１６】上記消色性色素としてシアニン系色素は、
消色機能を付与するためには有機ホウ素化合物の塩を存
在させることが必要であり、両者の並存において、近赤
外の波長、典型的には、７８０〜８８０ｎｍの波長を有
する光に吸収拡大を有し、特に８２０ｎｍ付近の波長を
有する光を吸収するものであり、近赤外の波長を有する
光が照射されない状態では青色であるが、その光が照射
されると吸収して消色し透明となる。
消色機能を付与するためには有機ホウ素化合物の塩を存
在させることが必要であり、両者の並存において、近赤
外の波長、典型的には、７８０〜８８０ｎｍの波長を有
する光に吸収拡大を有し、特に８２０ｎｍ付近の波長を
有する光を吸収するものであり、近赤外の波長を有する
光が照射されない状態では青色であるが、その光が照射
されると吸収して消色し透明となる。
【００１７】またこの場合、上記各式において、Ｘにそ
の有機ホウ素化合物残基が置換した構造となる。
の有機ホウ素化合物残基が置換した構造となる。
【００１８】上記有機ホウ素化合物としては、例えばブ
チルトリフェニルボレート（Ｐｈ3Ｂ−ｎＣ4Ｈ9）が挙
げられ、その塩としては、例えばアンモニウム塩が挙げ
られる。すなわち、有機ホウ素化合物の塩として、ブチ
ルトリフェニルボレートのアンモニウム塩（例えば、テ
トラブチルアンモニウムブチルトリフェニルボレート）
を用いた場合、上記各式において、Ｘの代わりに、Ｐｈ
3Ｂ-−ｎＣ4Ｈ9が対イオンとして存在する構造となる。
チルトリフェニルボレート（Ｐｈ3Ｂ−ｎＣ4Ｈ9）が挙
げられ、その塩としては、例えばアンモニウム塩が挙げ
られる。すなわち、有機ホウ素化合物の塩として、ブチ
ルトリフェニルボレートのアンモニウム塩（例えば、テ
トラブチルアンモニウムブチルトリフェニルボレート）
を用いた場合、上記各式において、Ｘの代わりに、Ｐｈ
3Ｂ-−ｎＣ4Ｈ9が対イオンとして存在する構造となる。
【００１９】この場合、式１で示されるシアニン系色素
と有機ホウ素化合物の塩との混合物は、８２０ｎｍの波
長を有する光に吸収拡大を有し、式２で示されるシアニ
ン系色素と有機ホウ素化合物の塩との混合物は、８２８
ｎｍの波長を有する光に吸収拡大を有し、式３で示され
るシアニン系色素と有機ホウ素化合物の塩との混合物
は、８１９ｎｍの波長を有する光に吸収拡大を有し、式
４で示されるシアニン系色素と有機ホウ素化合物の塩と
の混合物は、８７４ｎｍの波長を有する光に吸収拡大を
有し、式５で示されるシアニン系色素と有機ホウ素化合
物の塩との混合物は、７８５ｎｍの波長を有する光に吸
収拡大を有する。
と有機ホウ素化合物の塩との混合物は、８２０ｎｍの波
長を有する光に吸収拡大を有し、式２で示されるシアニ
ン系色素と有機ホウ素化合物の塩との混合物は、８２８
ｎｍの波長を有する光に吸収拡大を有し、式３で示され
るシアニン系色素と有機ホウ素化合物の塩との混合物
は、８１９ｎｍの波長を有する光に吸収拡大を有し、式
４で示されるシアニン系色素と有機ホウ素化合物の塩と
の混合物は、８７４ｎｍの波長を有する光に吸収拡大を
有し、式５で示されるシアニン系色素と有機ホウ素化合
物の塩との混合物は、７８５ｎｍの波長を有する光に吸
収拡大を有する。
【００２０】上記トナー組成物に含まれる結着樹脂とし
ては、例えば、ポリスチレン、ポリスチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−アクリル共重合体等のスチレン
系共重合体、ポリエチレン、ポリエチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリエチレン−ビニルアルコール共重合体等
のエチレン系共重合体、フェノール系樹脂、エポキシ樹
脂、アリルフタレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエス
テル樹脂、マレイン酸系樹脂等が挙げられる。これらの
化合物は、単独で使用してもよく、また２種以上併用し
ても良い。このトナー組成物には、必要に応じて、顔料
等の添加剤が含有される。
ては、例えば、ポリスチレン、ポリスチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−アクリル共重合体等のスチレン
系共重合体、ポリエチレン、ポリエチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリエチレン−ビニルアルコール共重合体等
のエチレン系共重合体、フェノール系樹脂、エポキシ樹
脂、アリルフタレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエス
テル樹脂、マレイン酸系樹脂等が挙げられる。これらの
化合物は、単独で使用してもよく、また２種以上併用し
ても良い。このトナー組成物には、必要に応じて、顔料
等の添加剤が含有される。
【００２１】上記消色性トナーを用いて形成された画像
を有する排紙の表面を覆う方法としては、例えば、以下
の形態があげられる。
を有する排紙の表面を覆う方法としては、例えば、以下
の形態があげられる。
【００２２】最後の排紙の画像表面に、さらに一枚の
白紙あるいは全面ベタコピー紙が排出される。
白紙あるいは全面ベタコピー紙が排出される。
【００２３】この場合、最後の排紙であることを検知し
て、上記白紙あるいは全面ベタコピー紙を排出すればよ
い。従って、画像上にそれらの紙が載置されることにな
り、その画像に光が照射することが防止される。
て、上記白紙あるいは全面ベタコピー紙を排出すればよ
い。従って、画像上にそれらの紙が載置されることにな
り、その画像に光が照射することが防止される。
【００２４】最後の一枚の排紙のみを、裏面で排出さ
れるようにする。
れるようにする。
【００２５】この場合、最後の排紙であることを検知し
てその紙を反転して搬送すればよい。最後の排紙の裏面
側に光が照射したとしても画像に悪影響はない。
てその紙を反転して搬送すればよい。最後の排紙の裏面
側に光が照射したとしても画像に悪影響はない。
【００２６】最後の排紙の画像表面に、カバーなどの
光遮弊部材が配設される。
光遮弊部材が配設される。
【００２７】光遮弊部材は複写機本体に固定あるいは可
動可能に備えられる。
動可能に備えられる。
【００２８】
【発明の効果】本発明によれば、排紙の画像を被覆体で
覆って画像に光が照射されるのを防止することができる
ので、光が照射される場所に複写機が設置されている場
合でも、支障なく、消色性トナーを使用して複写を行う
ことができる。
覆って画像に光が照射されるのを防止することができる
ので、光が照射される場所に複写機が設置されている場
合でも、支障なく、消色性トナーを使用して複写を行う
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船戸 正富 大阪市中央区玉造１丁目２番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 井上 雅偉 大阪市中央区玉造１丁目２番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 山村 和彦 大阪市中央区玉造１丁目２番28号 三田工 業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 光照射により消色可能なトナーを使用す
る複写機において、画像が形成された排紙の表面を覆う
被覆体を有する複写機。 - 【請求項２】 前記排紙の表面を覆う被覆体が、複写機
から排出された白紙である請求項１記載の複写機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3308082A JPH05142897A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 複写機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3308082A JPH05142897A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 複写機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05142897A true JPH05142897A (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=17976660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3308082A Withdrawn JPH05142897A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 複写機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05142897A (ja) |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP3308082A patent/JPH05142897A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |