JPH05142727A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH05142727A
JPH05142727A JP3329892A JP32989291A JPH05142727A JP H05142727 A JPH05142727 A JP H05142727A JP 3329892 A JP3329892 A JP 3329892A JP 32989291 A JP32989291 A JP 32989291A JP H05142727 A JPH05142727 A JP H05142727A
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silver halide
chemical
layer
coupler
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JP3329892A
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English (en)
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Yasuaki Deguchi
泰章 出口
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
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Abstract

(57)【要約】 【目的】優れた色相を有するイエロー色素画像の長期保
存における暗退色が改良され、しかもイエロー色素画像
中にマゼンタ色濁りが発生しにくいハロゲン化銀カラー
写真感光材料を提供する。 【構成】支持体上にイエロー色素形成カプラー含有感光
性ハロゲン化銀乳剤層、マゼンタ色素形成カプラー含有
感光性ハロゲン化銀乳剤層、シアン色素形成カプラー含
有感光性ハロゲン化銀乳剤層および非感光性親水性コロ
イド層を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料におい
て、ある種の水難溶性エポキシ化合物と、シクロアルカ
ン系アシル基をもつアシルアセトアミド型イエロー色素
形成カプラーと、ある種のピラゾロトリアゾール型マゼ
ンタ色素形成カプラーを含有することが特徴。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は優れた色再現が得られる
ハロゲン化銀カラー写真感光材料に関し、水に難溶なエ
ポキシ化合物を用いて光、熱、湿度に対する色画像の堅
牢性を改良し、かつ長期保存におけるマゼンタの色濁り
が少ないハロゲン化銀カラー写真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー写真感光材料を画像記録として半
永久的に保存する場合は、光退色と暗退色の程度を極力
小さく抑えてイエロー、マゼンタ、およびシアンの各色
素画像の三色退色カラーバランスを初期の状態に保持す
ることが要望される。しかしながら、イエロー、マゼン
タ、およびシアンの各色素画像の光、暗退色の程度はこ
れら各色素画像によって差異があり、長期間の保存後に
は、前記三色の退色カラーバランスが崩れてしまい、色
素画像の画質が劣化するという不都合があった。湿度の
高い環境での暗退色は、イエローやシアンの色素画像が
マゼンタ色素画像に比べて大きく、カラーバランスが著
しく崩れる場合がある。さらに、このような条件で保存
する場合、写真感光材料表面に黴が発生するなどして、
イエロー色素画像が著しく退色したりカラープリントの
画像内に赤い斑点が生じることがある。
【0003】このような問題を解決するため、シアン色
素画像については特公昭58−45017号、特開昭6
2−75447、同62−129853号、同62−1
72353号、同62−198859号、同62−19
6657号、同64−21447号、同64−2325
5、イエロー色素画像については例えば特開昭64−5
0048号、同64−50049号、などに環状エーテ
ル化合物もしくはエポキシ基含有化合物を使うことが開
示されている。これらの特許に開示された具体的化合物
は暗退色の改良にある程度効果が認められるが十分な改
良ではなかった。さらに、イエロー色素濃度の低下に伴
ってイエロー色素画像中にマゼンタ色の濃度が上昇する
ことがあった。このようなマゼンタ色の色濁りが生じた
場合、本来優れた色再現性を与えていたイエロー色素画
像が著しく損なわれるという問題が生じていた。このた
め、イエロー色素画像保存性をさらに向上させること
は、優れた色再現性を長期間保つためにも必要であっ
た。
【0004】イエロー色素画像を形成するカプラーとし
ては、アセトアニリドを基本骨格とするベンゾイル型イ
エローカプラーやピバロイル型イエローカプラーが一般
に知られている。これら従来のイエローカプラーと比較
して、欧州特許出願(EP)第447969A号に記載
のシクロアルカンカルボニル基を有するイエローカプラ
ーは芳香族第1級アミン現像主薬酸化体とのカップリン
グ反応により分光吸収特性に優れた高濃度のイエロー色
素画像を生成するが、他方前記のような高温、高湿度な
条件下での色像保存性は従来のイエローカプラーよりも
劣っていることがわかった。一方、マゼンタ色素画像を
形成するカプラーとしては色相がよい等の理由でピラゾ
ロン系カプラーに替ってピラゾロアゾール系カプラーが
実用されるようになっている。このピラゾロアゾール系
カプラーの中でも例えば、特開平3−141350号記
載の1H−ピラゾロ〔1,5−b〕〔1,2,4〕トリ
アゾール型カプラーは芳香族第1級アミン現像主薬の酸
化体と反応して生成する色素は分光吸収特性に優れ良好
な色再現性を示し、色像堅牢性にも優れ、経時による白
地部分の黄変(ステイン)も比較的少ない。しかしなが
ら、この種のマゼンタカプラーは特に前記のシクロアル
カンカルボニル基を有するイエローカプラーと併用した
場合、高温、高湿度下で保存すると前述のようなイエロ
ー色素画像中にマゼンタ色濁りが発生するなど問題が生
じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は色再現
性に優れた画像を形成し、色像の長期保存における暗退
色が改良され、優れた画像保存性を備えたハロゲン化銀
カラー写真感光材料を提供することにある。特に、優れ
た色相を有するイエロー色素画像の長期保存における暗
退色が改良され、しかもイエロー色素画像中にマゼンタ
色濁りが発生しにくいハロゲン化銀カラー写真感光材料
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の課題を
解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、ある種のエポキシ
化合物を用い、更にピラゾロトリアゾール系カプラーの
置換基と離脱基を選択することによってこれらの課題が
効果的に解決されることを見い出し、本発明を完成する
に至った。本発明の目的は具体的には下記の感光材料に
よって効果的に達成される。支持体上にイエロー色素形
成カプラー含有感光性ハロゲン化銀乳剤層、マゼンタ色
素形成カプラー含有感光性ハロゲン化銀乳剤層、シアン
色素形成カプラー含有感光性ハロゲン化銀乳剤層および
非感光性親水性コロイド層を有するハロゲン化銀カラー
写真感光材料において、下記一般式(AO)で表される
基を少なくとも一個有する水難溶性エポキシ化合物から
選ばれた少なくとも一種とアシル基が下記一般式(I)
で表されるアシルアセトアミド型イエロー色素形成カプ
ラーと下記一般式(II)または(III)で表されるピラゾ
ロトリアゾール型マゼンタ色素形成カプラーを含有する
ことを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。
【0007】
【化5】
【0008】上記一般式(AO)において、R1
2 、R3 、R4 およびR5 は同一でも異なってもよ
く、それぞれ水素原子、アルキル基またはアリール基を
表す。Rは置換基を表し、nは0〜4の整数を表す。−
Y−は2価の連結基を表す。−X−は−O−、−S−ま
たは−N(R′)−を表す。R′は水素原子、アシル
基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、ア
リール基、ヘテロ環基または−C(R6)(R7)(R8)を
表す。ここでR6 、R7 およびR8 は同一でも異なって
もよく、それぞれアルキル基または下記一般式(AO−
1)で表される基を表す。R6 およびR7 は更に水素原
子を表す。
【0009】
【化6】
【0010】nが2〜4の時、複数のRは互いに同一で
も異なってもよい。またR1 からR5 のいずれか2個、
R′とRまたは2個のRが互いに結合して5〜7員環を
形成してもよい。ただし、Xが−S−の時、化合物の炭
素数の総和は15以上である。またXが−O−であり、
かつ−Y−が−SO2 −またはフェニレン基である時、
nは1〜4の整数であるかまたはR1 〜R5 の少なくと
も1個はアルキル基又はアリール基である。Xが−O−
であり、かつYが−O−CO2 −である時、R1 〜R5
およびRの炭素数の総和は10以上である。
【0011】
【化7】
【0012】〔式中、R1 は一価の基を表わす。QはC
とともに、3〜5員の炭化水素環またはN、O、S、P
から選ばれる少なくとも一個のヘテロ原子を環内に有す
る3〜5員の複素環を形成するのに必要な非金属原子群
を表わす。ただし、R1 は水素原子であることはなく、
またQと結合して環を形成することはない。〕
【0013】
【化8】
【0014】ここでR1 およびR3 はアルキル基、R2
およびR4 はアルキル、又はアリール基を表わす。X1
およびX2 はハロゲン原子またはアリールオキシ基を表
わす。
【0015】本発明の一般式(AO)で表される基を有
する水に難溶性のエポキシ化合物をさらに詳細に説明す
る。水に難溶性のエポキシ化合物とは25℃において、
水への溶解度が10%以下のエポキシ化合物であり、炭
素数の総和が9以上、好ましくは18以上、さらに好ま
しくは30以上である。
【0016】一般式(AO)でいうアルキル基とは直
鎖、分岐または環状のアルキル基(例えばメチル、エチ
ル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、t−ブ
チル、シクロヘキシル、n−オクチル、t−オクチル、
n−デシル、sec−ドデシル、n−ヘキサデシル、n
−オクタデシル)であり、さらに置換基を有してもよ
い。一般式(AO)でいうアリール基とは芳香族炭化水
素基(例えばフェニル、ナフチル)であり、さらに置換
基を有してもよい。
【0017】一般式(AO)でいうヘテロ環基とは環構
成原子の少なくとも1個が酸素原子、窒素原子、イオウ
原子から選択された原子である5〜7員環状の基であ
り、芳香環であってもかまわない。また、さらに置換基
を有してもかまわない。ヘテロ環基としては例えばチエ
ニル、フリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピロリル、
インドリル、ピリジル、クロマニル、ピラゾリジニル、
ピペラジニル、4−モルホリニル、トリアジニル等が挙
げられる。一般式(AO)でいう置換基とはアルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロ
環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ
基、アリールチオ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基、アシル基、アシルオキシ基、シリル
オキシ基、スルホニル基、スルホニルオキシ基、アルコ
キシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アミ
ド基、イミド基、カルバモイル基、スルファモイル基、
ウレイド基、ウレタン基、アミノスルファモイル基、ア
ミノ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、ヘテロ
環アミノ基等が挙げられる。
【0018】R1 、R2 、R3 、R4 およびR5 は同一
でも異なってもよく、それぞれ水素原子、アルキル基、
またはアリール基を表す。Rは置換基を表し、nは0〜
4の整数を表す。nが2〜4の時、複数のRは同一でも
異なってもよい。−Y−は2価の連結基(例えば単結
合、−O−、−S−、−SO2 −、−O−CO2 、−S
−置換基を有してもよいイミノ基、置換基を有してもよ
いアルキレン基、置換基を有してもよいフェニレン基、
ナフチレン基、2価のヘテロ環基)を表す。
【0019】R′は水素原子、アシル基(例えばアセチ
ル、アクロイル、ベンゾイル)、アルキルスルホニル基
(例えばメタンスルホニル、エタンスルホニル、ドデカ
ンスルホニル)、アリールスルホニル基(例えばベンゼ
ンスルホニル、トルエンスルホニル)、アリール基、ヘ
テロ環基、−C(R6)(R7)(R8)を表す。
【0020】一般式(AO)で表される基は結合する相
手の原子が水素原子、炭素原子、窒素原子、イオウ原
子、酸素原子のいずれであってもかまわない。一般式
(AO)で表される基を有するエポキシ化合物のうち、
本発明の効果の点で一般式(AO)で表される基を3以
上、より好ましくは4以上、さらに好ましくは5以上有
する化合物である。一方、一般式(AO)で表される基
を有するエポキシ化合物はベンゼン環の総和が2以上が
好ましく、さらに好ましくは3以上、より好ましくは4
以上である。
【0021】本発明の一般式(AO)で表される基を有
するエポキシ化合物のうち好ましいのは下記一般式(A
E−1)、(AE−2)、(AE−3)および(AE−
4)で表される。
【0022】
【化9】
【0023】一般式(AE−1)〜(AE−4)におい
て、Eは下記一般式(AO−2)を表す。
【0024】
【化10】
【0025】一般式(AO−2)におけるR1 〜R5
よびXは、一般式(AO)で定義された基を表す。一般
式(AE−1)〜(AE−4)において、Rは一般式
(AO)で定義された基を表す。L1 、L2 、およびL
3 は同一でも異なってもよく、それぞれ2価の連結基を
表す。L1 、L2 、およびL3 としては置換基を有して
よいアルキレン基が好ましく、下記の構造が挙げられ
る。
【0026】
【化11】
【0027】n1 は3〜6、m1 は0〜3、n2 は1〜
5、n3 は1〜4、n4 は1〜5、m2 は0〜4、m3
は0〜3、m4 は0〜4、n5 は1〜5、m5 は0〜
4、m6 〜m9 は0〜4の整数を表す。p1 およびxは
0〜20の実数を表す。p2 は3〜4の整数を表し、A
は3〜4価の有機基を表す。Aは例えば下記構造が挙げ
られる。
【0028】
【化12】
【0029】EおよびRが複数存在する時、複数のEは
同一でも異なってもよく、また複数のRは同一でも異な
ってもよい。一般式(AE−2)および(AE−3)で
表されるものは、p1 、p2 の数の異なったものの混合
物であってもよい。
【0030】一般式(AE−1)〜(AE−4)で表さ
れる化合物のうち、一般式(AE−1)〜(AE−3)
で表されるものが好ましく、より好ましくは一般式(A
E−2)〜(AE−3)で表されるものであり、一般式
(AE−2)で表されるものが最も好ましい。一般式
(AE−2)で表されるもののうち、Eが一般式(AO
−2)で表され、かつ−X−が−O−で表されるものが
好ましく、p1 については1〜20、さらに好ましくは
2〜20、より好ましくは3〜20、最も好ましくは4
〜20であり、n2 〜n4 については1〜2のものが好
ましく、m2 〜m4 は0〜3が好ましく、1〜2の場合
が最も好ましく、Rはアルキル基、ハロゲン原子、アル
コキシ基が好ましい。以下に本発明の化合物の具体例を
示すが、これによって本発明が限定されるものではな
い。
【0031】
【化13】
【0032】
【化14】
【0033】
【化15】
【0034】
【化16】
【0035】
【化17】
【0036】
【化18】
【0037】
【化19】
【0038】
【化20】
【0039】
【化21】
【0040】
【化22】
【0041】
【化23】
【0042】
【化24】
【0043】なお、構造式中にある変数xおよびyはそ
れぞれ実数であり、0〜20の範囲であれば何でもよ
い。xとyが必ずしも整数とならないのは、数種類の整
数値を有するエポキシ化合物が、ある比率で混合された
状態であり、その平均値を示しているからである。これ
らのエポキシ化合物は単独で用いても、2種類以上組み
合わせて用いてもよい。本発明のエポキシ化合物はイエ
ローカプラー含有層、マゼンタカプラー含有層、あるい
はこれらの層の中間層に含有させるのが好ましく、イエ
ローカプラー含有層に添加するのが最も好ましい。本発
明のエポキシ化合物は、ゼラチン水溶液などの親水性バ
インダー中に界面活性剤を用いて乳化分散して用いるこ
とができる。本発明のエポキシ化合物自身を高沸点有機
溶媒として用いてもよいが、本発明のエポキシ化合物以
外の沸点160℃以上の水に難溶な高沸点有機溶媒、低
沸点の補助有機溶媒または/および水溶性かつ有機溶媒
可溶性の重合体と併用してもよい。また、その際にカプ
ラーおよび他の添加剤と本発明のエポキシ化合物とを共
存させて乳化分散してもよい。前記高沸点有機溶媒およ
び重合体の例としては、特開昭64−537号に開示さ
れているものが好ましい。また、水難性エポキシ化合物
の分散物を含む層とカプラー分散物を含む層とは別層で
あってもよいが、同一層中、特に同一油滴中に水難性エ
ポキシ化合物とカプラーが溶解して乳化分散されている
ことが好ましい。
【0044】本発明に用いられる上記エポキシ化合物
は、例えば苛性ソーダの存在下でビスフェノールAとエ
ピクロルヒドリンを反応させて得られる(大石直四郎他
著「プラスチック材料講座(5) エポキシ樹脂」日刊工業
新聞社参照)。本発明のエポキシ化合物の使用量はイエ
ローカプラーに対して、重量で、3%〜100%が好ま
しく、より好ましくは5%〜30%である。この使用量
は、エポキシ化合物がイエローカプラーとは別の層に添
加される場合にも適用される。本発明のアシルアセトア
ミド型イエローカプラーは好ましくは下記一般式〔Y〕
により表わされる。 式〔Y〕
【0045】
【化25】
【0046】式〔Y〕においてR1 とQは一般式(I)
のそれらと同義であり、R2 は水素原子、ハロゲン原子
(F、Cl、Br、I。以下式〔Y〕の説明において同
じ。)、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキル基
又はアミノ基を、R3 はベンゼン環上に置換可能な基
を、Xは水素原子又は芳香族第1級アミン現像薬の酸化
体とのカップリング反応により離脱可能な基(以下離脱
基という)を、rは0〜4の整数を、それぞれ表わす。
ただしrが複数のとき複数のR3 は同じでも異なってい
ても良い。
【0047】ここでR3 の例として、ハロゲン原子、ア
ルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基、カルボンアミド基、スルホンアミド基、カルバモ
イル基、スルファモイル基、アルキルスルホニル基、ウ
レイド基、スルファモイルアミノ基、アルコキシカルボ
ニルアミノ基、アリールオキシスルホニル基、アシルオ
キシ基、ニトロ基、複素環基、シアノ基、アシル基、ア
シルオキシ基、アルキルスルホニルオキシ基、アリール
スルホニルオキシ基があり、離脱基の例として窒素原子
でカップリング活性位に結合する複素環基、アリールオ
キシ基、アリールチオ基、アシルオキシ基、アルキルス
ルホニルオキシ基、アリールスルホニルオキシ基、複素
環オキシ基、ハロゲン原子がある。
【0048】式〔Y〕における置換基がアルキル基であ
るか、またはアルキル基を含むとき、特に規定のない限
り、アルキル基は直鎖状、分岐鎖状または環状の、置換
されていても、また不飽和結合を含んでいても良いアル
キル基を意味する。式〔Y〕における置換基がアリール
基であるか、またはアリール基を含むとき、特に規定の
ない限り、アリール基は置換されても良い単環もしくは
縮合環のアリール基を意味する。
【0049】式〔Y〕における置換基が複素環基か、ま
たは複素環を含むとき、特に規定のない限り、複素環基
はO、N、S、P、Se、Teから選ばれた少なくとも
1個のヘテロ原子を環内に含む3〜8員の置換されても
良い単環もしくは縮合環の複素環基を意味する。
【0050】式〔Y〕において、rは好ましくは1また
は2の整数を表わし、R3 の置換位置はアシルアセトア
ミド基についてメタ位またはパラ位が好ましい。式
〔Y〕において、Xは好ましくは窒素原子でカップリン
グ活性位に結合する複素環基またはアリールオキシ基を
表わす。これらの具体例としては、前記の欧州特許EP
0447969A1号明細書の第7頁〜8頁および13
〜17頁に記載の複素環基やアリールオキシ基が好まし
く適用できる。次に式〔Y〕において特に好ましく用い
られる置換基について説明する。
【0051】R1 は、特に好ましくは炭素数1〜30の
アルキル基(例えばメチル、エチル、n−プロピル、n
−ブチル、イソブチル、n−オクチル、n−ドデシル、
フェノキシメチル、フェニルチオメチル、p−トルエン
スルホニルメチル、ベンジル、シクロヘキシルメチル、
メトキシエチル)であって、最も好ましくは炭素数1〜
4のアルキル基である。
【0052】Qは特に好ましくは炭素原子とともに3〜
5員の炭化水素環を形成するに必要な非金属原子群であ
り、例えば、いずれも置換されていてもよいエチレン
基、トリメチレン基、またはテトラメチレン基である。
ここで置換基としてはアルキル基、アルコキシル基、ア
リール基、ハロゲン原子などが挙げられる。Qは最も好
ましくは、置換または無置換のエチレン基である。
【0053】R2 は特に好ましくは、塩素原子、フッ素
原子、炭素数1〜6のアルキル基、(例えばメチル、ト
リフルオロメチル、エチル、イソプロピル、t−ブチ
ル)、炭素数1〜8のアルコキシ基(例えばメトキシ、
エトキシ、メトキシエトキシ、ブトキシ)、または炭素
数6〜24のアリールオキシ基(例えばフェノキシ基、
p−トリルオシキ、p−メトキシフェノキシ)であり、
最も好ましくは塩素原子、メトキシ基またはトリフルオ
ロメチル基である。
【0054】R3 は、特に好ましくは、ハロゲン原子、
シアノ基、トリフルオロメチル基、アルコキシ基、アル
コキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カ
ルボンアミド基、スルホンアミド基、カルバモイル基ま
たはスルファモイル基であり、最も好ましくは塩素原
子、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、フルファ
モイル基、カルボンアミド基またはスルホンアミド基で
ある。
【0055】式〔Y〕で表わされるカプラーは、その置
換基R1 、R2 、R3 、QまたはXにおいて、結合手ま
たは2価以上の基を介して互いに結合する2量体または
それ以上の多量体を形成しても良い。この場合、前記の
各置換基において示した炭素原子数範囲の規定外となっ
てもよい。以下に式〔Y〕で表わされるイエローカプラ
ーの具体例を示す。
【0056】
【化26】
【0057】
【化27】
【0058】
【化28】
【0059】
【化29】
【0060】
【化30】
【0061】
【化31】
【0062】
【化32】
【0063】
【化33】
【0064】
【化34】
【0065】
【化35】
【0066】式〔Y〕で表わされるイエローカプラーは
従来公知の合成方法、例えば欧州特許出願(EP)第4
47969A1号に記載の方法により合成することがで
きる。
【0067】式〔Y〕で表わされるカプラーは感光材料
中のいかなる層でも使用することができる。すなわち、
感光性層(青感性乳剤層、緑感性乳剤層、赤感性乳剤
層、赤外感光性乳剤層)、非感光性層(例えば保護層、
イエローフィルター層、中間層、アンチハレーション
層)のいずれの層でも使用できるが、特に青感性乳剤
層、またはそれに隣接する非感光性層に使用することが
好ましい。
【0068】式〔Y〕で表わされるカプラーの好ましい
使用量は0.05〜5.0mmol/m2で、より好ましくは
0.2〜2.0mmol/m2の範囲である。式〔Y〕で表わ
されるカプラーが感光性層中で使用される場合、カプラ
ーとハロゲン化銀との好ましいモル比は1:0.1〜
1:200の範囲であり、より好ましくは1:2〜1:
200である。また、非感光性層で使用される場合は、
隣接するハロゲン化銀乳剤層のハロゲン化銀1モルに対
して、好ましくは2.0〜0.01モルの範囲である。
【0069】式〔Y〕で表わされるカプラーはもちろん
単独で用いてもよいし、他のイエローカプラー(例えば
ベンゾイルアセトアニリド型イエローカプラーやピバロ
イルアセトアニリド型イエローカプラー)と併用しても
よい。本発明に用いるピラゾロトリアゾール系マゼンタ
カプラーは式〔I〕又は〔II〕で表わされる。以下これ
らの式のR1 、R2 、R3 、R4 、X1 およびX2 につ
いて詳細に説明する。
【0070】R1 、R3 はアルキル基を表わすが、詳し
くは炭素数1〜32の置換または無置換の直鎖、分岐鎖
もしくは環状のアルキル基であり、好ましくは炭素数1
〜10の無置換の直鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基で
ある。より好ましくはメチル、エチル、イソプロピル、
t−ブチル、シクロヘキシル、又はシクロぺンチル基で
あり、特に好ましくは、イソプロピル又はt−ブチル基
である。
【0071】R2 、R4 はアルキル又はアリール基を表
わすが、詳しくは炭素数1〜32の置換または無置換の
直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキル基、および置換ま
たは無置換のフェニル基である。好ましくは、炭素数1
〜10の置換または無置換の直鎖もしくは分岐鎖のアル
キル基及び置換フェニル基である。R2 としてより好ま
しくは、ピラゾロトリアゾール骨格に結合する炭素原子
上に1又は0個の水素原子を有する置換アルキル基、ま
たは少なくとも1個のアシルアミノ基またはスルホンア
ミド基を有する置換フェニル基である。R4 としてより
好ましくは炭素数2以上の置換アルキル基またはピラゾ
ロトリアゾール骨核に結合する炭素原子上に1又は0個
の水素原子を有する置換アルキル基、またはピラゾロト
リアゾール骨格に結合する炭素のオルト位に少なくとも
1個の置換基を有する置換フェニル基である。
【0072】R2 として特に好ましくは、-CH(CH3)CH2N
HR5 もしくは-C(CH3)2CH2NHR5(ここでR5 は脂肪族また
は芳香族のアシルもしくはスルホニル基を表わす)の置
換アルキル基、ピラゾロトリアゾール骨核に結合する炭
素原子に対してパラまたはメタ位にアシルアミノもしく
はスルホンアミド基を有する置換フェニル基である。R
4 として特に好ましくは-(CH2)n -SO2R6( nは2以上の
整数、R6 は無置換の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基
又は置換フェニル基を表わす)、-CH(CH3)-NHR7 、-C(C
H3)2NHR7、-CH(CH3)CH2NH-R7、-C(CH3)2CH2NHR7(R7
5 と同義の基)又はピラゾロトリアゾール骨格に結合
する炭素原子の両オルト位にアルキル基を有し、更に少
なくとも1つのアシルアミノもしくはスルホンアミド基
をメタまたはパラ位に有するフェニル基である。
【0073】X1 、X2 はハロゲン原子又はアリールオ
キシ基を表わすが、ハロゲン原子としては塩素原子が好
ましい。アリールオキシ基について詳しく説明すると、
好ましくは置換フェノキシ基であり、より好ましくは、
パラ位に置換基を有する置換フェノキシ基であり、特に
好ましくは、パラ位に置換または無置換の、アルキル
基、アルコキシカルボニル基もしくはスルホニル基を有
するフェノキシ基である。
【0074】上記の置換アルキル基や置換フェニル基の
置換基としては、特に制限はないが、例えばハロゲン原
子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、シアノ基、
ヒドロキシ基、ニトロ基、カルボキシ基、スルホ基、ア
ミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシルアミ
ノ基、アルキルアミノ基、アニリノ基、ウレイド基、ス
ルファモイルアミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ
基、アルコキシカルボニルアミノ基、スルホンアミド
基、カルバモイル基、スルファモイル基、スルホニル
基、アルコキシカルボニル基、ヘテロ環オキシ基、アゾ
基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、シリルオ
キシ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、イミド
基、ヘテロ環チオ基、スルフィニル基、ホスホニル基、
アリールオキシカルボニル基、アシル基、又はアゾリル
基である。式〔I〕又は〔II〕で表わされるマゼンタカ
プラーの化合物例を以下に例示するが、これらに限定さ
れるものではない。
【0075】
【表1】
【0076】
【表2】
【0077】
【表3】
【0078】
【表4】
【0079】
【表5】
【0080】
【表6】
【0081】
【表7】
【0082】
【表8】
【0083】
【表9】
【0084】式〔I〕の化合物は米国特許第4,50
0,630号など、式〔II〕の化合物は米国特許第4,
540,654号、同4,705,863号、特開昭6
1−65245号、同62−209457号、同62−
249155号などに記載の方法により合成することが
できる。
【0085】本発明に用いられるハロゲン化銀として
は、塩化銀、臭化銀、(沃)塩臭化銀、沃臭化銀などを
用いることができるが、特に迅速処理の目的には沃化銀
を実質的に含まない塩化銀含有率が90モル%以上、更
には95%以上、特に98%以上の塩臭化銀または塩化
銀乳剤の使用が好ましい。
【0086】本発明に係わる感光材料には、画像のシャ
ープネス等を向上させる目的で親水性コロイド層に、欧
州特許EP0,337,490A2号の第27〜76頁
に記載の、処理により脱色可能な染料(なかでもオキソ
ノール系染料)を該感材の680nmに於ける光学反射
濃度が0.70以上になるように添加したり、支持体の
耐水性樹脂層中に2〜4価のアルコール類(例えばトリ
メチロールエタン)等で表面処理された酸化チタンを1
2重量%以上(より好ましくは14重量%以上)含有さ
せるのが好ましい。
【0087】本発明に用いうるシアン、マゼンタ、イエ
ローカプラー等の写真添加剤用高沸点有機溶媒は、融点
が100℃以下、沸点が120℃以上の水と非混和性の
化合物で、カプラーの良溶媒であれば使用できる。高沸
点有機溶媒の融点は好ましくは80℃以下である。高沸
点有機溶媒の沸点は、好ましくは160℃以上であり、
より好ましくは170℃以上である。これらの高沸点有
機溶媒の詳細については、特開昭62−215272号
公開明細書の第137頁右下欄〜144頁右上欄に記載
されている。また、シアン、マゼンタまたはイエローカ
プラーは前記の高沸点有機溶媒の存在下でまたは不存在
下でローダブルラテックスポリマー(例えば米国特許第
4,203,716号)に含浸させて、または水不溶性
且つ有機溶媒可溶性のポリマーとともに溶かして親水性
コロイド水溶液に乳化分散させる事ができる。好ましく
は米国特許4,857,449号明細書の第7欄〜15
欄及び国際公開WO88/00723号明細書の第12
頁〜30頁に記載の単独重合体または共重合体が用いら
れ、より好ましくはメタクリレート系あるいはアクリル
アミド系ポリマー、特にアクリルアミド系ポリマーの使
用が色像安定化等の上で好ましい。
【0088】また、本発明に係わる感光材料には、カプ
ラーと共に欧州特許EP0,277,589A2号に記
載のような色像保存性改良化合物を使用するのが好まし
い。特にピラゾロアゾールカプラーとの併用が好まし
い。即ち、発色現像処理後に残存する芳香族アミン系現
像主薬と化学結合して、化学的に不活性でかつ実質的に
無色の化合物を生成する化合物(F)および/または発
色現像処理後に残存する芳香族アミン系発色現像主薬の
酸化体と化学結合して、化学的に不活性でかつ実質的に
無色の化合物を生成する化合物(G)を同時または単独
に用いることが、例えば処理後の保存における膜中残存
発色現像主薬ないしその酸化体とカプラーの反応による
発色色素生成によるステイン発生その他の副作用を防止
する上で好ましい。
【0089】また、本発明に係わる感光材料には、親水
性コロイド層中に繁殖して画像を劣化させる各種の黴や
細菌を防ぐために、特開昭63−271247号に記載
のような防黴剤を添加するのが好ましい。また、本発明
に係わる感光材料に用いられる支持体としては、ディス
プレイ用に白色ポリエステル系支持体または白色顔料を
含む層がハロゲン化銀乳剤層を有する側の支持体上に設
けられた支持体を用いてもよい。更に鮮鋭性を改良する
ために、アンチハレーション層を支持体のハロゲン化銀
乳剤層塗布側または裏面に塗設するのが好ましい。特に
反射光でも透過光でもディスプレイが観賞できるよう
に、支持体の透過濃度を0.20〜2.0、より好まし
くは0.35〜0.8の範囲に設定するのが好ましい。
本発明に係わる感光材料は可視光で露光されても赤外光
で露光されてもよい。露光方法としては低照度露光でも
高照度短時間露光でもよく、特に後者の場合には一画素
当りの露光時間が10-4秒より短いレーザー走査露光方
式が好ましい。
【0090】また、露光に際して、米国特許第4,88
0,726号に記載のバンド・ストップフィルターを用
いるのが好ましい。これによって光混色が取り除かれ、
色再現性が著しく向上する。露光済みの感光材料は慣用
のカラー現像処理が施されうるが、迅速処理の目的から
カラー現像の後、漂白定着処理するのが好ましい。特に
前記高塩化銀乳剤が用いられる場合には、漂白定着液の
pHは脱銀促進等の目的から約6.5以下が好ましく、
更に約6以下が好ましい。また、塩化銀含有率が90モ
ル%以上の高塩化銀乳剤を使用する場合、ハロゲン化銀
カラー感光材料の処理方法としては、特開平2−207
250号の第27頁左上欄〜34頁右上欄に記載の方法
が好ましく適用される。本発明に係わる感光材料に適用
されるハロゲン化銀乳剤やその他の素材(添加剤など)
および写真構成層(層配置など)、並びにこの感材を処
理するために適用される処理法や処理用添加剤として
は、下記の特許公報、特に欧州特許EP0,355,6
60A2号(特開平2−139544号)に記載されて
いるものが好ましく用いられる。
【0091】
【表10】
【0092】
【表11】
【0093】
【表12】
【0094】
【表13】
【0095】
【表14】
【0096】また、シアンカプラーとして、特開平2−
33144号に記載のジフェニルイミダゾール系シアン
カプラーの他に、欧州特許EP0,333,185A2
号に記載の3−ヒドロキシピリジン系シアンカプラー
(なかでも具体例として列挙されたカプラー(42)の
4当量カプラーに塩素離脱基をもたせて2当量化したも
のや、カプラー(6)や(9)が特に好ましい)や特開
昭64−32260号に記載された環状活性メチレン系
シアンカプラー(なかでも具体例として列挙されたカプ
ラー例3、8、34が特に好ましい)の使用も好まし
い。
【0097】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、本発明はこれに限定されない。 実施例1 ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体の上に以下
に示す層構成の多層カラー印画紙1A(比較用)を作製
した。塗布液は以下のようにして調製した。 第一層塗布液調製 イエローカプラー(ExY)19.1gおよび色像安定
剤(Cpd−1)4.4g及び色像安定剤(Cpd−
7)0.7gに酢酸エチル27.2ccおよび溶媒(So
lv−1)8.2gを加え溶解し、この溶液を10%ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム8ccを含む10%
ゼラチン水溶液185ccに乳化分散させた。一方塩臭化
銀乳剤(立方体、平均粒子サイズ0.88μmのものと
0.70μmのものとの3:7混合物(銀モル比)。粒
子サイズ分布の変動係数は0.08と0.10、各乳剤
とも臭化銀0.2モル%を粒子表面に局在含有)に下記
に示す青感性増感色素を銀1モル当たり大サイズ乳剤に
対しては、それぞれ2.0×10-4モル加え、また小サ
イズ乳剤に対しては、それぞれ2.5×10-4モル加え
た後に硫黄増感を施したものを調製した。
【0098】前記の乳化分散物とこの乳剤とを混合溶解
し、以下に示す組成となるように第一塗布液を調製し
た。第二層から第七層用の塗布液も第一層塗布液と同様
の方法で調製した。各層のゼラチン硬化剤としては、1
−オキシ−3,5−ジクロロ−s−トリアジンナトリウ
ム塩を用いた。また、第一層から第七層までの全ての塗
布液に、腐敗や黴の発生を防ぐために下記化合物をそれ
ぞれ含有せしめた。
【0099】
【化36】
【0100】各層の分光増感色素として下記のものを用
いた。赤感性乳剤層に対しては、下記の化合物をハロゲ
ン化銀1モル当たり2.6×10-3モル添加した。
【0101】
【化37】
【0102】
【化38】
【0103】また青感性乳剤層、緑感性乳剤層、赤感性
乳剤層に対し、1−(5−メチルウレイドフェニル)−
5−メルカプトテトラゾールをそれぞれハロゲン化銀1
モル当たり8.5×10-5モル、7.7×10-4モル、
2.5×10-4モル添加した。また、青感性乳剤層と緑
感性乳剤層に対し、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,
3,3a,7−テトラザインデンをそれぞれハロゲン化
銀1モル当たり、1×10-4モルと2×10-4モル添加
した。イラジエーション防止のために乳剤層に下記の染
料を添加した。
【0104】
【化39】
【0105】(層構成)以下に各層の組成を示す。数字
は塗布量(g/m2)を表わす。但しハロゲン化銀乳剤は
銀換算塗布量を表す。 支持体 ポリエチレンラミネート紙 〔第一層側のポリエチレンに白色顔料(TiO2)と青味
染料(群青)を含む〕 第一層(青感層) 前記塩臭化銀乳剤 0.30 ゼラチン 1.86 イエローカプラー(ExY) 0.82 色像安定剤(Cpd−1) 0.19 溶媒(Solv−1) 0.35 色像安定剤(Cpd−7) 0.06 第二層(混色防止層) ゼラチン 0.99 混色防止剤(Cpd−5) 0.08 溶媒(Solv−1) 0.16 溶媒(Solv−4) 0.08
【0106】 第三層(緑感層) 塩臭化銀乳剤(立方体、平均粒子サイズ0.55μmのものと、0.39μm のものとの1:3混合物(Agモル比)。粒子サイズ分布の変動係数は0.1 0と0.08、各乳剤ともAgBr0.8モル%を粒子表面に局在含有させた ) 0.12 ゼラチン 1.24 マゼンタカプラー(ExM) 0.20 色像安定剤(Cpd−2) 0.03 色像安定剤(Cpd−3) 0.15 色像安定剤(Cpd−4) 0.02 色像安定剤(Cpd−9) 0.02 溶媒(Solv−2) 0.40 第四層(紫外線吸収層) ゼラチン 1.58 紫外線吸収剤(UV−1) 0.47 混色防止剤(Cpd−5) 0.05 溶媒(Solv−5) 0.24 第五層(赤感層) 塩臭化銀乳剤(立方体、平均粒子サイズ0.58μmのものと、0.45μm のものとの1:4混合物(Agモル比)。粒子サイズ分布の変動係数は0.0 9と0.11、各乳剤ともAgBr0.6モル%を粒子表面の一部に局在含有 させた) 0.23 ゼラチン 1.34 シアンカプラー(ExC) 0.32 色像安定剤(Cpd−6) 0.17 色像安定剤(Cpd−7) 0.30 色像安定剤(Cpd−8) 0.04 溶媒(Solv−6) 0.30
【0107】 第六層(紫外線吸収層) ゼラチン 0.53 紫外線吸収剤(UV−1) 0.16 混色防止剤(Cpd−5) 0.02 溶媒(Solv−5) 0.08 第七層(保護層) ゼラチン 1.33 ポリビニルアルコールのアクリル変性共重合体(変性度17%) 0.17 流動パラフィン 0.03
【0108】
【化40】
【0109】
【化41】
【0110】
【化42】
【0111】
【化43】
【0112】
【化44】
【0113】
【化45】
【0114】
【化46】
【0115】さらに比較用の試料として、第1層(青感
層)に使用の溶媒(Solv−1)の代わりに、エポキ
シ化合物を所定量置き換え、および/または第1層(青
感層)に使用のイエローカプラー(ExY)の代わりに
本発明のイエローカプラーを使用した以外は試料1Aと
同様な構成の比較用のカラー印画紙1B〜1Eと1R〜
1Sを表15に示すように作製した。本発明の試料は、
第1層(青感層)に使用の溶媒(Solv−1)の代わ
りに、本発明の種々のエポキシ化合物を所定量置き換
え、また、第1層(青感層)に使用のイエローカプラー
(ExY)の代わりに本発明の種々のイエローカプラー
を使用した以外は試料1Aと同様な構成の本発明のカラ
ー印画紙1F〜1Qを表15に示すように作製した。
【0116】
【表15】
【0117】まず、各試料に感光計(富士写真フイルム
(株)製、FWH型、光源の色温度3200°K)を使
用し、センシトメトリー用3色分解フィルターの階調露
光を与えた。このときの露光は0.1秒の露光時間で2
50CMSの露光量になるように行った。露光の終了し
た試料は、ぺーパー処理機を用いて、次の処理工程でカ
ラー現像のタンク容量の2倍補充するまで、連続処理
(ランニングテスト)を実施した。 処理工程 温 度 時 間 補充液* タンク容量 カラー現像 35 ℃ 45秒 161ml 17リットル 漂白定着 30〜35℃ 45秒 215ml 17リットル リンス 30〜35℃ 20秒 − 10リットル リンス 30〜35℃ 20秒 − 10リットル リンス 30〜35℃ 20秒 350ml 10リットル 乾 燥 70〜80℃ 60秒 *補充量は感光材料1m2あたり (リンス→への3タンク向流方式とした。)各処理
液の組成は以下の通りである。
【0118】 カラー現像液 タンク液 補充液 水 800ml 800ml エチレンジアミン−N,N,N,N−テトラメチレン ホスホン酸 1.5g 2.0g 臭化カリウム 0.015g − トリエタノールアミン 8.0g 12.0g 塩化ナトリウム 1.4g − 炭酸カリウム 25 g 25 g N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミドエチル) −3−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩 5.0g 7.0g N,N−ビス(カルボキシメチル)ヒドラジン 5.5g 7.0g 蛍光増白剤(WHITEX 4B、住友化学製) 1.0g 2.0g 水を加えて 1000ml 1000ml pH(25℃) 10.05 10.45
【0119】 漂白定着液(タンク液と補充液は同じ) 水 400ml チオ硫酸アンモニウム(70%) 100ml 亜硫酸ナトリウム 17 g エチレンジアミン四酢酸鉄(III) アンモニウム 55 g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 5 g 臭化アンモニウム 40 g 水を加えて 1000ml pH(25℃) 6.0 リンス液(タンク液と補充液は同じ) イオン交換水(カルシウム、マグネシウムは各々3ppm
以下)
【0120】また、別の処理後の印画紙を80℃70%
の条件下で8日間放置したときのイエローの初期濃度
2.0からの濃度低下量、およびその時のマゼンタ濃度
増加量を測定し、イエロー色素画像の湿熱堅牢性と湿熱
によるマゼンタ色濁りの試験を行った。以上の結果を表
16に示す。
【0121】
【表16】
【0122】表16の結果から明かなように、本発明の
エポキシ化合物およびイエローカプラーを使ったカラー
印画紙1F〜1Qのイエロー色素画像は、湿熱堅牢性に
おいて試料1A〜1Eと1R〜1S(比較用)よりも優
れており、さらに湿熱によるマゼンタ色濁りの増加も抑
制されていることがわかる。
【0123】実施例2 ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体表面にコロ
ナ放電処理を施した後、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウムを含むゼラチン下塗層を設け、さらに種々の写
真構成層を塗布して以下に示す層構成の多層カラー印画
紙2Aを作製した。塗布液は下記のようにして調製し
た。
【0124】第一層塗布液調製 イエローカプラー(ExY−2)153.0g、色像安
定剤(Cpd−7)15.0g、色像安定剤(Cpd−
9)7.5gを、溶媒(Solv−1)25g、溶媒
(Solv−3)25g及び酢酸エチル180ccに溶解
し、この溶液を10%ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム60cc及びクエン酸10gを含む10%ゼラチン
水溶液1000gに乳化分散させて乳化分散物Aを調製
した。一方、塩臭化銀乳剤A(立方体、平均粒子サイズ
0.88μmの大サイズ乳剤Aと0.70μmの小サイ
ズ乳剤Aとの3:7混合物(銀モル比)。粒子サイズ分
布の変動係数は、それぞれ0.08と0.10、各サイ
ズ乳剤とも臭化銀0.3モル%を粒子表面の一部に局在
含有)が調製された。この乳剤には下記に示す青感性増
感色素A,Bが銀1モル当たり大サイズ乳剤Aに対して
は、それぞれ2.0×10-4、また小サイズ乳剤Aに対
しては、それぞれ2.5×10-4モル添加されている。
また、この乳剤の化学熟成は硫黄増感と金増感剤が添加
して行なわれた。前記の乳化分散物Aとこの塩臭化銀乳
剤Aとを混合溶解し、以下に示す組成となるように第一
層塗布液を調製した。
【0125】第二層から第七層用の塗布液も第一層塗布
液と同様の方法で調製した。各層のゼラチン硬化剤とし
ては、1−オキシ−3,5−ジクロロ−s−トリアジン
ナトリウム塩を用いた。また、各層にCpd16とCp
d17をそれぞれ全量が25.0mg/m2と50mg/m2
なるように添加した。各感光性乳剤層の塩臭化銀乳剤に
は下記の分光増感色素をそれぞれ用いた。
【0126】
【表17】
【0127】
【表18】
【0128】
【表19】
【0129】また、青感性乳剤層、緑感性乳剤層、赤感
性乳剤層に対し、1−(5−メチルウレイドフェニル)
−5−メルカプトテトラゾールをそれぞれハロゲン化銀
1モル当たり8.5×10-5モル、7.7×10-4
ル、2.5×10-4モル添加した。また、青感性乳剤層
と緑感性乳剤層に対し、4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a,7−テトラザインデンをそれぞれハロゲ
ン化銀1モル当たり、1×10-4モルと2×10-4モル
添加した。また、イラジエーション防止のために、乳剤
層に下記の染料(カッコ内は塗布量を表す)を添加し
た。
【0130】以下に各層の組成を示す。数字は塗布量
(g/m2)を表す。但しハロゲン化銀乳剤は銀換算量を
表す。
【0131】
【表20】
【0132】
【表21】
【0133】
【表22】
【0134】
【表23】
【0135】
【化47】
【0136】
【化48】
【0137】
【化49】
【0138】
【化50】
【0139】
【化51】
【0140】
【化52】
【0141】
【化53】
【0142】カラー印画紙2AのイエローカプラーEx
Y−2およびマゼンタカプラーExM−2を本発明のイ
エローカプラーおよび、より好ましいマゼンタカプラー
にそれぞれ置き換え、さらにいずれかの層に本発明のエ
ポキシ化合物を添加した本発明の試料2F〜2Qを表2
4の如く作製した。また、本発明のカラー印画紙の比較
用試料として、表24の2B〜2Eに示したカラー印画
紙を作製した。これらの各試料について実施例1と同様
に露光、処理した後80℃70%の条件下で16日間放
置したときのイエローの初期濃度2.0からの濃度低下
量とその時のマゼンタ濃度増加量を測定し、イエロー色
素画像の湿熱堅牢性と湿熱によるマゼンタ色濁りの試験
を行った。以上の結果を表25に示す。
【0143】
【表24】
【0144】
【表25】
【0145】表25の結果から明かなように、本発明の
エポキシ化合物、イエローカプラーおよびマゼンタカプ
ラーを使った印画紙2F〜2Qのイエロー色素画像は、
湿熱堅牢性において優れており、さらに湿熱によるイエ
ロー色素画像中のマゼンタ色濁りの増加も比較用試料に
比べて顕著に抑制されている。
【0146】
【発明の効果】本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材
料は、イエロー色素の色相に優れ、更に高温、高湿下で
の退色とマゼンタ色濁りが抑制され画像保存性に優れた
色素画像を形成する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上にイエロー色素形成カプラー含
    有感光性ハロゲン化銀乳剤層、マゼンタ色素形成カプラ
    ー含有感光性ハロゲン化銀乳剤層、シアン色素形成カプ
    ラー含有感光性ハロゲン化銀乳剤層および非感光性親水
    性コロイド層を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料
    において、下記一般式(AO)で表される基を少なくと
    も一個有する水難溶性エポキシ化合物から選ばれた少な
    くとも一種とアシル基が下記一般式(I)で表されるア
    シルアセトアミド型イエロー色素形成カプラーと下記一
    般式(II)または(III)で表されるピラゾロトリアゾー
    ル型マゼンタ色素形成カプラーを含有することを特徴と
    するハロゲン化銀カラー写真感光材料。 【化1】 上記一般式(AO)において、R1 、R2 、R3 、R4
    およびR5 は同一でも異なってもよく、それぞれ水素原
    子、アルキル基またはアリール基を表す。Rは置換基を
    表し、nは0〜4の整数を表す。−Y−は2価の連結基
    を表す。−X−は−O−、−S−または−N(R′)−
    を表す。R′は水素原子、アシル基、アルキルスルホニ
    ル基、アリールスルホニル基、アリール基、ヘテロ環基
    または−C(R6)(R7)(R8)を表す。ここでR6 、R
    7 およびR8 は同一でも異なってもよく、それぞれアル
    キル基または下記一般式(AO−1)で表される基を表
    す。R6 およびR7 は更に水素原子を表す。 【化2】 nが2〜4の時、複数のRは互いに同一でも異なっても
    よい。またR1 からR5 のいずれか2個、R′とRまた
    は2個のRが互いに結合して5〜7員環を形成してもよ
    い。ただし、Xが−S−の時、化合物の炭素数の総和は
    15以上である。またXが−O−であり、かつ−Y−が
    −SO2 −またはフェニレン基である時、nは1〜4の
    整数であるかまたはR1 〜R5 の少なくとも1個はアル
    キル基又はアリール基である。Xが−O−であり、かつ
    Yが−O−CO2 −である時、R1 〜R5 およびRの炭
    素数の総和は10以上である。 【化3】 〔式中、R1 は一価の基を表わす。QはCとともに、3
    〜5員の炭化水素環またはN、O、S、Pから選ばれる
    少なくとも一個のヘテロ原子を環内に有する3〜5員の
    複素環を形成するのに必要な非金属原子群を表わす。た
    だし、R1 は水素原子であることはなく、またQと結合
    して環を形成することはない。〕 【化4】 ここでR1 およびR3 はアルキル基、R2 およびR4
    アルキル、又はアリール基を表わす。X1 およびX2
    ハロゲン原子又はアリールオキシ基を表わす。
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