JPH05141763A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH05141763A
JPH05141763A JP30328391A JP30328391A JPH05141763A JP H05141763 A JPH05141763 A JP H05141763A JP 30328391 A JP30328391 A JP 30328391A JP 30328391 A JP30328391 A JP 30328391A JP H05141763 A JPH05141763 A JP H05141763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
film damper
air
film
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP30328391A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Chishiki
博隆 知識
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP30328391A priority Critical patent/JPH05141763A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムダンパを使用した車両用空気調和装
置において、フィルムダンパのばたつき音やケース側と
のこすれ音を低減すること。 【構成】 ユニットケース2内を流れる送風空気の温度
調節を行う温度調節手段としてのフィルムダンパ9およ
び各吹出口の切り替えを行う吹出口切替手段としてのフ
ィルムダンパ12には、ユニットケース2側の表面にそ
れぞれ植毛20が施されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度調節用ダンパある
いは吹出口切替ダンパとして、フィルムダンパを使用し
た車両用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用空気調和装置では、送
風空気の温度コントロールを行なうエアミックスダンパ
として、あるいは送風空気の吹出口を切り替える吹出口
切替ダンパとして、フィルムダンパを採用したものがあ
る(特開平1−141116号公報、実開昭61−98
609号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このフィル
ムダンパを採用した車両用空気調和装置では、フィルム
ダンパに常時テンション(張力)をかけておくことがで
きず、フィルムダンパに弛みが生じてしまう。このた
め、風圧の影響等によってフィルムダンパのばたつき音
が発生したり、フィルムダンパの移動時(スライド時)
に、ケース側との接触によるこすれ音が発生したりする
という課題を有していた。本発明は、上記事情に基づい
て成されたもので、その目的は、フィルムダンパを使用
した車両用空気調和装置において、フィルムダンパのば
たつき音やケース側とのこすれ音を低減することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、温風と冷風との混合割合を調節する温度
調節用ダンパあるいは吹出口の切り替えを行なう吹出口
切替ダンパとして、送風空気が通過する開口面に沿って
スライド可能に設けられたフィルムダンパを使用した車
両用空気調和装置において、少なくとも、前記フィルム
ダンパの前記開口面側の表面、あるいは前記フィルムダ
ンパと面する前記開口面周囲のケース表面に緩衝材を設
けたことを技術的手段とする。
【0005】
【作用および発明の効果】上記構成より成る本発明の車
両用空気調和装置は、送風空気が通過する開口面に沿っ
てフィルムダンパがスライドすることにより、温度調節
あるいは吹出口の切り替えが行なわれる。このフィルム
ダンパは、送風空気の流れを遮るように配されることか
ら、送風空気の風圧を受けることになるが、少なくとも
フィルムダンパの開口面側の表面あるいはフィルムダン
パと面する開口面周囲のケース表面に緩衝材を設けたこ
とにより、フィルムダンパのばたつきによる異音の発生
を低減することができる。また、開口面に沿ってフィル
ムダンパがスライドする際にも、フィルムダンパとケー
スとの間に緩衝材が介在することから、フィルムダンパ
とケースとの間で生じるこすれ音の低減を図ることがで
きる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の車両用空気調和装置の一実施
例を、図1および図2に基づき説明する。図1はフィル
ムダンパの断面図、図2は車両用空気調和装置の空調ユ
ニットの断面図である。空調ユニット1は、車室内に送
風空気を導くユニットケース2を有し、このユニットケ
ース2内に、車室内に空気流を発生させる送風機3、冷
凍サイクルの冷媒蒸発器4、エンジン冷却水を熱源とす
るヒータコア5を備える。ユニットケース2の下流端に
は、送風空気を車室内に吹き出すためのVENT吹出口
6、DEF吹出口7、FOOT吹出口8が設けられてい
る。ユニットケース2内を流れる送風空気の温度調節お
よび各吹出口6〜8の切り替えは、運転席のコントロー
ルパネルに設けられた温度設定レバー(図示しない)の
設定モードに応じて、以下に説明する温度調節手段およ
び吹出口切替手段によって行なわれる。
【0007】温度調節手段は、送風空気を通過させるた
めの開口部(図示しない)が形成された可撓性(例えば
ポリエチレン系樹脂)のフィルムダンパ9と、このフィ
ルムダンパ9の両端部が固定されて、フィルムダンパ9
を巻き取るための巻取軸10、11などから構成され
る。吹出口切替手段は、送風空気を通過させるための開
口部(図示しない)が形成された可撓性のフィルムダン
パ12と、このフィルムダンパ12の両端部が固定され
て、フィルムダンパ12を巻き取るための巻取軸13、
14、および2本の中間シャフト15、16から構成さ
れる。
【0008】フィルムダンパ9は、ヒータコア5を通過
する空気路17とヒータコア5を迂回するバイパス路1
8とを遮るように配されており、巻取軸10と巻取軸1
1との間をスライドして開口部の位置が変位することに
より、ヒータコア5を通過する空気量とヒータコア5を
バイパスする空気量との混合割合を調節する。フィルム
ダンパ12は、2本の中間シャフト15、16を介して
各吹出口6〜8の開口面に沿って配されており、巻取軸
13と巻取軸14との間を各吹出口6〜8の開口面と平
行にスライドして開口部の位置が変位することにより、
各吹出口6〜8の切り替えを行なう。フィルムダンパ9
およびフィルムダンパ12は、それぞれ接着剤19によ
って貼り合わされた多層(図1では3層)構造を成し、
ユニットケース2側の表面には、図1に示すように、植
毛20(本発明の緩衝材)が施されている。
【0009】次に、本実施例の作動を説明する。温度設
定レバーの設定モードに応じて、フィルムダンパ9、1
2が巻取軸10、13側あるいは巻取軸11、14側に
巻き取られてスライドすることにより、開口部の位置が
変位して、送風空気の温度調節および各吹出口6〜8の
切り替えが行なわれる。各フィルムダンパ9、12は、
送風空気の流れを遮るように配されていることから、送
風空気の風圧を受けることになる。特に、フィルムダン
パ9のバイパス路18側では、フィルムダンパ9の上流
側から送風される空気と、フィルムダンパ9の下流側で
ヒータコア5を通過した空気との影響を受けることか
ら、フィルムダンパ9のばたつきが発生し易くなる。と
ころが、本実施例では、各フィルムダンパ9、12のユ
ニットケース2側表面に植毛20が施されていることか
ら、この植毛20が、フィルムダンパ9、12とユニッ
トケース2との間で緩衝材として働くため、フィルムダ
ンパ9、12のばたつきにより発生する異音を低減する
ことができる。
【0010】また、フィルムダンパ9、12がスライド
する際にも、フィルムダンパ9、12とユニットケース
2との間に植毛20が介在することから、フィルムダン
パ9、12とユニットケース2との間で生じるこすれ音
の低減も図ることができる。なお、フィルムダンパ9、
12のユニットケース2側表面のみに植毛20を施した
が、フィルムダンパ9、12の両面に施しても良い。ま
た、フィルムダンパ9、12に面するユニットケース2
の表面、あるいはフィルムダンパ9、12とユニットケ
ース2との両方に植毛20を施しても良い。緩衝材とし
ては、植毛20以外にフェルト状の布を使用することも
可能である。本実施例では、温度調節手段および吹出口
切替手段の両方にフィルムダンパを採用したが、どちら
か一方のみにフィルムダンパを採用してた場合でも、本
発明を適用することは可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルムダンパの断面図である。
【図2】空調ユニットの断面図である。
【符号の説明】
2 ユニットケース(ケース) 6 VENT吹出口(吹出口) 7 DEF吹出口(吹出口) 8 FOOT吹出口(吹出口) 9 フィルムダンパ 12 フィルムダンパ 20 植毛(緩衝材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温風と冷風との混合割合を調節する温度調
    節用ダンパあるいは吹出口の切り替えを行なう吹出口切
    替ダンパとして、送風空気が通過する開口面に沿ってス
    ライド可能に設けられたフィルムダンパを使用した車両
    用空気調和装置において、 少なくとも、前記フィルムダンパの前記開口面側の表
    面、あるいは前記フィルムダンパと面する前記開口面周
    囲のケース表面に緩衝材が設けられたことを特徴とする
    車両用空気調和装置。
JP30328391A 1991-11-19 1991-11-19 車両用空気調和装置 Pending JPH05141763A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4810180A (en) * 1984-02-16 1989-03-07 Isner Robert E Apparatus for the electrostatic treatment of monofilaments
US4810432A (en) * 1987-12-28 1989-03-07 Polaroid Corporation Method and apparatus for establishing a uniform charge on a substrate
US5934361A (en) * 1998-02-27 1999-08-10 General Motors Corporation Automotive heating and air conditioning assembly with improved air flow and temperature control
US6273811B1 (en) * 2000-01-21 2001-08-14 Delphi Technologies, Inc. Dual film belt vehicle air conditioning system
KR100521394B1 (ko) * 1998-11-14 2005-12-28 한라공조주식회사 차량공조기의필름도어구동장치

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KR100521394B1 (ko) * 1998-11-14 2005-12-28 한라공조주식회사 차량공조기의필름도어구동장치
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