JPH05141539A - バタフライバルブ - Google Patents
バタフライバルブInfo
- Publication number
- JPH05141539A JPH05141539A JP29725891A JP29725891A JPH05141539A JP H05141539 A JPH05141539 A JP H05141539A JP 29725891 A JP29725891 A JP 29725891A JP 29725891 A JP29725891 A JP 29725891A JP H05141539 A JPH05141539 A JP H05141539A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve plate
- coating
- seal ring
- antifriction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Lift Valve (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シールリングを無くすことを目的とする。
【構成】 バルブ胴の内壁面に減摩用のコーティングが
施され組立時に弁板がこのコーティングをこじて減摩し
摺接面を成形するように構成する。
施され組立時に弁板がこのコーティングをこじて減摩し
摺接面を成形するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気配管などに適用さ
れるバタフライバルブに関する。
れるバタフライバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は空気配管に使用されている従来の
バタフライバルブの説明図である。図において、バルブ
胴1の内部に弁板2が装着されている。弁板2は弁軸3
を中心に回転して開度を変え、バルブ胴1内を通過する
空気流量を調整するようになっている。弁板2には外周
に溝が切られており、この溝にシールリング4が挿入さ
れて装着されている。シールリング4は開口部4aを有
するリング状をしており、組立時にバルブ胴1の内壁に
押し付けられて装着されることによりばね作用で弁板2
とバルブ胴1との間の洩れ量を抑えている。シールリン
グ4外径はバルブ胴1内径よりも若干大き目に作られて
おり、弁板2が全閉の状態ではシールリング4外径がバ
ルブ胴1内径に一致するように半径方向に圧縮される。
シールリング4はその弾性力により元の状態に戻る力が
作用し、この力によりバルブ胴1内壁とシールリング4
外周とが密着してバルブ胴1とシールリング4との隙間
から空気が洩れるのを抑えている。
バタフライバルブの説明図である。図において、バルブ
胴1の内部に弁板2が装着されている。弁板2は弁軸3
を中心に回転して開度を変え、バルブ胴1内を通過する
空気流量を調整するようになっている。弁板2には外周
に溝が切られており、この溝にシールリング4が挿入さ
れて装着されている。シールリング4は開口部4aを有
するリング状をしており、組立時にバルブ胴1の内壁に
押し付けられて装着されることによりばね作用で弁板2
とバルブ胴1との間の洩れ量を抑えている。シールリン
グ4外径はバルブ胴1内径よりも若干大き目に作られて
おり、弁板2が全閉の状態ではシールリング4外径がバ
ルブ胴1内径に一致するように半径方向に圧縮される。
シールリング4はその弾性力により元の状態に戻る力が
作用し、この力によりバルブ胴1内壁とシールリング4
外周とが密着してバルブ胴1とシールリング4との隙間
から空気が洩れるのを抑えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のバ
タフライバルブにおいては、バタフライバルブの開閉時
にシールリング4を変形させており、開閉に伴う抵抗が
大きく、また長期間にわたって使用するとシールリング
4とバルブ胴1内壁との相互摩耗により互いの接触面が
粗くなり、シールリング4のバルブ胴1への噛み込みが
発生することがある。
タフライバルブにおいては、バタフライバルブの開閉時
にシールリング4を変形させており、開閉に伴う抵抗が
大きく、また長期間にわたって使用するとシールリング
4とバルブ胴1内壁との相互摩耗により互いの接触面が
粗くなり、シールリング4のバルブ胴1への噛み込みが
発生することがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバタフライ
バルブは上記課題の解決を目的にしており、バルブ胴の
内壁面に施された減摩用のコーティングと、組立時に上
記コーティングをこじて減摩し摺接面を成形する弁板と
を備えた構成を特徴とする。
バルブは上記課題の解決を目的にしており、バルブ胴の
内壁面に施された減摩用のコーティングと、組立時に上
記コーティングをこじて減摩し摺接面を成形する弁板と
を備えた構成を特徴とする。
【0005】
【作用】即ち、本発明に係るバタフライバルブにおいて
は、バルブ胴の内壁面に減摩用のコーティングが施され
組立時に弁板がこのコーティングをこじて減摩し摺接面
を成形しており、組立時に弁板がコーティングをこじて
摺接面を成形することによりバルブ胴の内径を弁板の外
径と現物合わせし、弁板の全閉時における弁板外周とバ
ルブ胴内周との隙間をほぼ零にして洩れ量を許容値以下
に抑えることができ、シールリングを無くすことができ
る。
は、バルブ胴の内壁面に減摩用のコーティングが施され
組立時に弁板がこのコーティングをこじて減摩し摺接面
を成形しており、組立時に弁板がコーティングをこじて
摺接面を成形することによりバルブ胴の内径を弁板の外
径と現物合わせし、弁板の全閉時における弁板外周とバ
ルブ胴内周との隙間をほぼ零にして洩れ量を許容値以下
に抑えることができ、シールリングを無くすことができ
る。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るバタフライバ
ルブの説明図である。図において、本実施例に係るバタ
フライバルブは空気配管に使用されるもので、バルブ胴
1の内部に弁板2が装着されている。弁板2は弁軸3を
中心に回転して開度を変え、バルブ胴1内を通過する空
気流量を調整するようになっている。本バタフライバル
ブは弁板2全閉時の洩れ量を許容値以下に抑えるととも
に、シールリングを無くしてシールリングのバルブ胴1
への噛み込みを解消するため、図に示すようにバタフラ
イバルブを組立てる前にバルブ胴1の内壁面にアルミ合
金系など減摩用のコーティング1aを施し、このコーテ
ィング1aを施した内壁面の内径を弁板2の外径よりも
僅かに小さ目にしておき、組立時に弁板2を開閉させて
コーティング1aをこじることによりバルブ胴1と弁板
2との隙間がほぼ無くなるようにコーティング1aを減
摩して現物合わせにより摺接面を成形させている。この
ため、弁板2の外周縁はバタフライバルブの組立時にコ
ーティング1aを減摩して摺接面を成形し易いように鋭
利に形成されている。
ルブの説明図である。図において、本実施例に係るバタ
フライバルブは空気配管に使用されるもので、バルブ胴
1の内部に弁板2が装着されている。弁板2は弁軸3を
中心に回転して開度を変え、バルブ胴1内を通過する空
気流量を調整するようになっている。本バタフライバル
ブは弁板2全閉時の洩れ量を許容値以下に抑えるととも
に、シールリングを無くしてシールリングのバルブ胴1
への噛み込みを解消するため、図に示すようにバタフラ
イバルブを組立てる前にバルブ胴1の内壁面にアルミ合
金系など減摩用のコーティング1aを施し、このコーテ
ィング1aを施した内壁面の内径を弁板2の外径よりも
僅かに小さ目にしておき、組立時に弁板2を開閉させて
コーティング1aをこじることによりバルブ胴1と弁板
2との隙間がほぼ無くなるようにコーティング1aを減
摩して現物合わせにより摺接面を成形させている。この
ため、弁板2の外周縁はバタフライバルブの組立時にコ
ーティング1aを減摩して摺接面を成形し易いように鋭
利に形成されている。
【0007】本バタフライバルブを組立てる場合は、バ
ルブ胴1の内径を弁板2の外径よりもやや大き目に加工
しておき、このバルブ胴1の内壁面にアルミ合金系など
減摩用のコーティング1aを施す。コーティング1aが
施された後の内壁面の内径は、弁板2の外径よりも僅か
0.2mm以内程度小さくしておく。そして、弁板2を
全開位置でバルブ胴1内に押し込んで弁軸3に取付けた
後、弁板2の開閉を繰り返してコーティング1aをこじ
ることによりコーティング1aを減摩して摺接面を成形
し、組立てられた状態でコーティング1aが施されたバ
ルブ胴1の内壁面の内径を弁板2の外径と等しくする。
ルブ胴1の内径を弁板2の外径よりもやや大き目に加工
しておき、このバルブ胴1の内壁面にアルミ合金系など
減摩用のコーティング1aを施す。コーティング1aが
施された後の内壁面の内径は、弁板2の外径よりも僅か
0.2mm以内程度小さくしておく。そして、弁板2を
全開位置でバルブ胴1内に押し込んで弁軸3に取付けた
後、弁板2の開閉を繰り返してコーティング1aをこじ
ることによりコーティング1aを減摩して摺接面を成形
し、組立てられた状態でコーティング1aが施されたバ
ルブ胴1の内壁面の内径を弁板2の外径と等しくする。
【0008】一般に、例えば口径70mm程度のバタフ
ライバルブを製作する場合、バルブ胴1の内径および弁
板2の外径の加工公差や組立公差などを考慮してバルブ
胴1の内径と弁板2の外径との半径における隙間が0.
1mm以上必要であるが、本バタフライバルブでは組立
時に現物を互いに摺り合わせてコーティング1aを減摩
して摺動面を成形することにより半径における隙間をほ
ぼ零にすることができ、通常の許容範囲内に空気の洩れ
量を抑えることが可能である。従って、従来のバタフラ
イバルブにおいて洩れ防止のために必要なシールリング
が不要になり、シールリングによるトラブルを解消する
ことができる。
ライバルブを製作する場合、バルブ胴1の内径および弁
板2の外径の加工公差や組立公差などを考慮してバルブ
胴1の内径と弁板2の外径との半径における隙間が0.
1mm以上必要であるが、本バタフライバルブでは組立
時に現物を互いに摺り合わせてコーティング1aを減摩
して摺動面を成形することにより半径における隙間をほ
ぼ零にすることができ、通常の許容範囲内に空気の洩れ
量を抑えることが可能である。従って、従来のバタフラ
イバルブにおいて洩れ防止のために必要なシールリング
が不要になり、シールリングによるトラブルを解消する
ことができる。
【0009】
【発明の効果】本発明に係るバタフライバルブは前記の
ように構成されており、シールリングを無くすことがで
きるので、開閉に伴う抵抗が小さく、また長期間にわた
って使用しても弁板とバルブ胴内壁との相互摩耗がなく
シールリングの噛み込みが発生しなくなる。
ように構成されており、シールリングを無くすことがで
きるので、開閉に伴う抵抗が小さく、また長期間にわた
って使用しても弁板とバルブ胴内壁との相互摩耗がなく
シールリングの噛み込みが発生しなくなる。
【図1】図1(a)は本発明の一実施例に係るバタフラ
イバルブの正面図、同図(b)は断面図である。
イバルブの正面図、同図(b)は断面図である。
【図2】図2(a)は従来のバタフライバルブの正面
図、同図(b)は断面図、同図(c)はそのシールリン
グの詳細図である。
図、同図(b)は断面図、同図(c)はそのシールリン
グの詳細図である。
1 バルブ胴 1a コーティング 2 弁板 3 弁軸
Claims (1)
- 【請求項1】 バルブ胴の内壁面に施された減摩用のコ
ーティングと、組立時に上記コーティングをこじて減摩
し摺接面を成形する弁板とを備えたことを特徴とするバ
タフライバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29725891A JPH05141539A (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | バタフライバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29725891A JPH05141539A (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | バタフライバルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05141539A true JPH05141539A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17844200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29725891A Withdrawn JPH05141539A (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | バタフライバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05141539A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013209972A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-10-10 | Denso Corp | Egrバルブ |
-
1991
- 1991-11-13 JP JP29725891A patent/JPH05141539A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013209972A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-10-10 | Denso Corp | Egrバルブ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |