JPH05141522A - 自動車の操作方法 - Google Patents

自動車の操作方法

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JPH05141522A
JPH05141522A JP11367092A JP11367092A JPH05141522A JP H05141522 A JPH05141522 A JP H05141522A JP 11367092 A JP11367092 A JP 11367092A JP 11367092 A JP11367092 A JP 11367092A JP H05141522 A JPH05141522 A JP H05141522A
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JP
Japan
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load
vehicle
torque
operating
drive axle
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Application number
JP11367092A
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English (en)
Inventor
Larry Theodore Nitz
ラリー・セオドール・ニツツ
William Joseph Bolander
ウイリアム・ジヨセフ・ボランダー
Michael Robert Witkowski
マイケル・ロバート・ウイツコウスキ
Rimas Stasys Milunas
リマス・スタシス・ミルナス
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Delco Electronics LLC
Saturn Corp
Original Assignee
Delco Electronics LLC
Saturn Corp
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/02Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
    • F16H61/0202Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being electric
    • F16H61/0204Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being electric for gearshift control, e.g. control functions for performing shifting or generation of shift signal
    • F16H61/0213Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being electric for gearshift control, e.g. control functions for performing shifting or generation of shift signal characterised by the method for generating shift signals
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/14Inputs being a function of torque or torque demand
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/60Inputs being a function of ambient conditions
    • F16H59/66Road conditions, e.g. slope, slippery
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/68Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for stepped gearings
    • F16H61/682Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for stepped gearings with interruption of drive

Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続したアップシフトとダウンシフトによっ
て、変速機内にある摩擦を伴う要素が過度に消耗しかつ
過熱されることを防止する。 【構成】 傾斜負荷GLとして参照される過度の負荷
は、基本的なシフトパターンの修正用のヒステリシス条
件を発展させるために使用され、これによって、より早
いダウンシフティングとより遅いアップシフティングが
与えられる。傾斜負荷が、比較的高い負荷状態に対応す
るある参照値を越えたとき、アップシフティングは、パ
ワートレインの能力関連してさらに遅れ、これによっ
て、アップシフトされた速度比における検出された道路
負荷を打ち負かすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この本発明は、自動車の自動変速
機用の変速パターンの方法に関し、特に、過度の車両負
荷を補償する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多数の速度比を有する自動車の自動変速
機における変速は、所定の車両速度とエンジン負荷状態
が検出されることによって、一般に起きる。この所定の
車両速度とエンジン負荷状態を変速パターンと総称され
ている。典型的な適用において、車両の速度をアップシ
フトあるいはダウンシフトさせるしきい値は、スロット
ル位置のようなエンジンの負荷表示の関数として決定さ
れる。実際の車両速度がアップシフトしきい値をこえた
とき、より高い出力/入力速度比へのアップシフトが行
われる。一方、実際の車両速度がダウンシフトしきい値
よりも低くなったとき、より低い出力/入力速度比への
ダウンシフトが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】変速パターンデータは
実験で決定されており、「通常の」道路負荷状態の下
で、多方面の燃料節約や性能要求を成し遂げている。電
子制御の適用においては、パワートレイン制御プロセッ
サーによる順序回復のために、その変速パターンデータ
ガ非揮発性メモリーアレイに記憶されている。このアプ
ローチの欠点は、車両が高負荷状態で操作されたとき、
「通常の」道路負荷用に開発されたその変速パターンが
適切ではないからである。急な坂道を上ったりあるいは
車両に取り付けられたトレーラを伴って適度な坂道を上
ったりしたときに、アップシフトとダウンシフトが何回
も起きることとなる。このような連続したアップシフト
とダウンシフトは、うるさいだけでなく、変速機内にあ
る摩擦を伴う要素が過度に消耗しかつ過熱されることに
なる。
【0004】
【課題を解決するための手段】多数の速度比を有する変
速機を介してドライブアクスルに連結されたエンジンを
備えた自動車における本発明に従った操作方法であっ
て、基本的なシフトパターンによって画定された予め決
められた負荷状態パラメータと、測定された負荷状態パ
ラメータとの比較に応答して、上記速度比の間でアップ
シフティングあるいはダウンシフティングを行う段階
と、変速を行わない操作モードの間に上記エンジンと変
速機によって上記ドライブアクスルで生じるドライブア
クスルトルクに対応するアクスルトルク値を決定する段
階と、通常の車両負荷状態で上記ドライブアクスルトル
クによって打ち負かされる名目上の道路負荷トルクを決
定する段階と、上記アクスルトルク値が上記名目上の道
路負荷トルクを越えた量に関連して、上記通常の負荷の
表示を発展させる段階と、上記基本的なシフトパターン
と比較してダウンシフティングをより早く起こしアップ
シフティングをより遅く起こすために、上記通常の負荷
の表示に関連するオフセット量だけ、上記測定れた負荷
状態パラメータを修正する段階とを備える。本発明は、
シフトパターン制御の改良された方法に向けられてお
り、この方法では、上記通常の道路負荷の検出状態に応
答して、アップシフティングとダウンシフティングが修
正される。上記通常の負荷は、トレーラのけん引、急傾
斜の上り、通常でない空気抵抗による負荷、あるいはこ
れらの組み合わせなどの多数の状態によるかもしれな
い。
【0005】通常の道路負荷(加速トルク、空気トルク
及びころがり抵抗トルクを含む)に対し、変速機の出力
トルクを釣り合わせる負荷方程式は、上記過度のあるい
は上記通常の道路負荷の連続的な表示を与える。ここで
傾斜負荷GLとして参照される過度の負荷は、上記基本
的なシフトパターンの修正用のヒステリシス条件を発展
させるために使用され、これによって、より早いダウン
シフティングとより遅いアップシフティングが与えられ
る。上記傾斜負荷が、比較的高い負荷状態に対応する参
照値を越えたとき、アップシフティングは、パワートレ
インの能力関連してさらに遅れ、これによって、アップ
シフトされた速度比における検出された傾斜負荷に合わ
せることができる。
【0006】本発明は、添付した図面を参照して、具体
例を用いることによって下記に述べられている。
【0007】
【実施例】図1と図2を特に参照すると、参照数字10
は、自動車の駆動トレインを略示している。自動車の駆
動トレインは、エンジン12と(平行軸)変速機14と
を備え、変速機14は、後退速度比と4つの前進速度比
とを有している。エンジン12は、スロットル機構16
を備えており、このスロットル機構16は、エンジンの
出力トルクを調整する加速ペダル(図示せず)のような
オペレータ操作装置に機械的に接続されている。エンジ
ンの出力トルクは、エンジンの出力軸18を介して変速
機14に加えられている。変速機14は、トルクコンバ
ータ24と1つあるいはそれ以上の(流体で操作され
る)クラッチ26−34を介して、エンジンの出力トル
クを一対のドライブアクスル20、22に伝えている。
そのようなクラッチは、所望の変速機の速度比を確立す
るための所定のスケジュールに従って、接離される。
【0008】今さらに詳細に変速機14を参照すると、
トルクコンバータ24のインペラーすなわち入力部材3
6が、インプットシェル38を介して、エンジン12の
出力軸18によって回転可能に駆動できるように接続さ
れている。トルクコンバータ24のタービンすなわち出
力部材40が、インペラー36と出力部材40との間に
ある流体伝達手段によってインペラー36によって回転
可能に駆動されるようになっており、軸42を回転可能
に駆動する。ステータ44がインペラー36をタービン
40に連結する流体を再び転送するものであり、このス
テータ44は、1方向装置46を介して、変速機14の
ハウジングに接続されている。また、トルクコンバータ
24は、軸42に固定されたクラッチプレート50から
なるクラッチ26を備えている。
【0009】クラッチプレート50は、その上に形成さ
れた摩擦面52を備えており、摩擦面52は、インプッ
トシェル38の内面に係合し、エンジン出力軸18と
(変速機)軸42との間で直接的な機械的駆動ができる
ようになっている。クラッチプレート50は、インプッ
トシェル38とタービン40との間の、2つの流体室、
すなわち作用室54と解放室56内の空間を分割してい
る。作用室54に加えられる流体圧が解放室の圧力を越
えたとき、図1に示すように、クラッチプレート50の
摩擦面52がインプットシェル38に係合するように移
動する。このようなクラッチ26が係合すると、トルク
コンバータ24と平行して機械的な駆動接続が行われ
る。
【0010】このような場合、インペラー36とタービ
ン40との間にすべりは生じない。解放室56の流体圧
力が作用室54の圧力を越えたとき、クラッチプレート
50の摩擦面52がインプットシェル38の係合から外
れ、それによって、機械的な駆動接続がなくなり、イン
ペラー36とタービン40との間にすべりが生じる。ま
る付き数字5は、作用室54への流体接続を示してお
り、まる数字6は、解放室56への流体接続を示してい
る。
【0011】(容積式液圧)ポンプ60は、破線62に
よって示されているように、インプットシェル38とイ
ンペラー36とを介して、エンジン出力軸18によって
機械的駆動されている。ポンプ60は、流体リザーバ6
4から低圧で液圧流体を受け、出力ライン66を介して
変速機制御要素に加圧された流体を供給する。圧力調整
弁(PRV)68は、ポンプ出力ライン66に接続され
ており、ライン70を介して流体の一部を制御して流体
リザーバ64に戻すことによって、出力ライン66の流
体圧力(これ以降ライン圧力という)を調整する。さら
に、圧力調整弁68は、トルクコンバータ24用の流体
圧力をライン74を介して供給する。ポンプと圧力調整
弁は本発明にとって重要でない一方、代表的なポンプは
米国特許No.4、342、545に開示されている。
代表的な圧力調整弁は米国特許No.4,283,97
0に開示されており、これらの米国特許は、参考として
ここに加える。
【0012】(変速機)軸42とさらに(変速機)軸9
0は、共にこれらの軸に回転可能に支持されている複数
のギヤを備えている。ギヤ要素80−88は、軸42に
支持されており、ギヤ要素92−102は軸90に支持
されている。ギヤ要素88は軸42に固定して接続され
ており、ギヤ要素98と102は軸90に固定して接続
されている。ギヤ要素92は、フリーホイーラすなわち
1方向装置93を介して軸90に接続されている。ギヤ
要素80、84、86及び88は、それぞれギヤ要素9
2、96、98及び100とそれぞれかみ合って係合し
ている。ギヤ要素82は、リバースアイドラギヤ103
を介して、ギヤ要素94に連結している。軸90は、ギ
ヤ102、104と一般的なデファレンシャルギヤ装置
(DG)106を介して、ドライブアクスル20、22
に連結されている。ドッグクラッチ108が、軸90上
を軸方向に摺動できるようにこの軸90にスプライン接
続されており、軸90をギヤ要素96に(図示されてい
るように)固定連結するかあるいは軸90をギヤ要素9
4に固定連結する。ギヤ要素84と軸90との間の前進
速度関係は、ドッグクラッチ108が軸90をギヤ要素
96に連結したとき確立され、ギヤ要素82と軸90と
の間の後退速度関係は、ドッグクラッチ108が軸90
をギヤ要素94に連結したとき確立される。
【0013】クラッチ28−34は、それぞれ、(変速
機)軸42あるいは軸90に固定連結された入力部材
と、1つあるいはそれ以上のギヤ要素に固定連結された
出力部材とを備えており、クラッチが係合することによ
ってそれぞれのギヤ要素と軸に連結し、軸42と軸90
との間が駆動的に接続される。クラッチ28は軸42を
ギヤ要素80に連結し、クラッチ30は軸42をギヤ要
素82、84に連結し、クラッチ32は軸90をギヤ要
素100に連結し、クラッチ34は軸42をギヤ要素8
6に連結する。クラッチ28−34の各々は、リターン
スプリング(図示せず)によって非係合状態に向かって
付勢されている。
【0014】流体圧力をそのクラッチの作用室に供給す
ることによって、クラッチの係合が行われる。その加え
られた流体圧力からリターンスプリングを減じた分が、
結果としてクラッチのトルク容量となる。このクラッチ
のトルク容量を、今後作動圧力という。まる付き数字1
は、加圧された流体をクラッチ28の作動室に供給する
ための流体通路を示しており、まる付き数字2と文字R
は、加圧された流体をクラッチ30の作動室に供給する
ための流体通路を示しており、まる付き数字3は、加圧
された流体をクラッチ32の作用室に供給するための流
体通路を示しており、まる付き数字4は、加圧された流
体をクラッチ34の作用室に導くための流体通路を示し
ている。
【0015】種々のギヤ要素80−88と92−100
は、第1、2、3及び4の前進速度比の係合がクラッチ
28、30、32及び34の係合によってそれぞれもた
らされるような大きさとなっている。前進の速度比を得
るためには、図1に描かれた位置にドッグクラッチ10
8がいなければならないということが理解される。中立
の速度比すなわちドライブアクスル20、22のエンジ
ン出力軸18からの有効的な非接続は、クラッチ28−
34の全てを離した状態に保つことによってもたらされ
る。種々のギヤ要素のペアーによって画定される速度比
は、一般にタービン速度Ntと出力速度Noの比によっ
て特徴づけられる。変速機14用の代表的なNt/No
比は以下の通りである。
【0016】 1速−2.368 2速−1.273 3速−0.808 4速−0.585 後退−1.880 現状の前進速度比から所望の前進速度比へ変速するに
は、現状の速度比に関係しているクラッチ(オフゴーイ
ング)の係合が解除され、所望の速度比に関係している
クラッチ(オンカミング)が係合されることを要する。
例えば、第1前進速度比から第2前進速度比へ変速する
には、クラッチ28の係合が解除され、クラッチ30が
係合することを必要とする。下記に説明されるように、
種々の速度比間での変速は、車両の速度とエンジンスロ
ットル位置の所定の組み合わせによって表される予め定
められた負荷状態の達成に応答して起きる。車両速度N
vとエンジンスロットル位置TPSの所定の組み合わせ
に対応するデータは、図3−4を参照して下記に述べら
れているように、ルックアツプテーブルあるいは同様の
データ構造に記憶されている。車両速度とエンジンスロ
ットル位置の測定値は、記憶されたデータと比較され、
その結果所望の速度比が決定される。所望の速度比が実
際の速度比よりも高いならば、アップシフトが起き、所
望の速度比が実際の速度比よりも低いならば、ダウンシ
フトが起きる。いずれにしても、例えば、参照としてこ
こに組み入れた米国特許No.4,707,789と
4,653,350で述べられているように、個々のク
ラッチ28−34に供給される流体圧力の正確な制御に
よって、変速は実行される。
【0017】変速機14の流体制御要素は、手動弁14
0、方向性サーボ160及び複数の(電気的に操作され
る)流体弁180−190を備えている。手動弁140
は、オペレータの要求に応答して作動し、方向性サーボ
160に関連して、調整されたライン圧力を適当な流体
弁182−188に導く役割を果たす。流体弁182−
188は、順々にかつ個々に制御され、流体圧力をクラ
ッチ28−34に導く。流体弁180が制御されると、
流体圧力が出力ライン66から圧力調整弁68に導かれ
る。流体弁190が制御されると、流体圧力がライン7
4からトルクコンバータ24のクラッチ26に導かれ
る。方向性サーボ160は、手動弁140状態に応答し
て作動し、ドッグクラッチ108を適切に位置決めする
役割を果たす。
【0018】手動弁140は、自動車のオペレータが所
望する速度レンジに関連して、このオペレータから機械
的な軸方向の入力を受け取るためのシャフト142を備
えている。また、シャフト142は、破線146によっ
ておおよそ示されているように、適当な機械的結合を介
して、指示機構144に連結されている。出力ライン6
6からの流体圧力は、ライン148を介して、手動弁1
40に入力として加えられている。手動弁の出力は、前
進速度比に係合させるために流体圧力を供給する前進
(F)出力ライン150と、後退速度比に係合させるた
めに流体圧力を供給する後退(R)出力ライン152と
を備えている。
【0019】このようにして、手動弁140のシャフト
142が、指示機構144に示されるD4,D3あるい
はD2位置に移動されたとき、ライン148からのライ
ン圧力が前進(F)出力ライン150に導かれる。シャ
フト142が指示機構144に示されるR位置にあると
き、ライン148からのライン圧力が後退(R)出力ラ
イン152に導かれる。手動弁140のシャフト142
がN(中立)あるいはP(駐車)位置にあるとき、ライ
ン148が隔離され、前進と後退出力ライン150、1
52が、そこにある流体を流体リザーバ64に戻す排出
ライン154に連結される。
【0020】方向性サーボ160は、流体で操作される
装置であり、シフトフォーク164に連結された出力軸
162を備えている。シフトフォーク164は、軸90
上のドッグクラッチ108を軸方向にシフトさせて、前
進あるいは後退の速度比を選択する。出力軸162は、
サーボハウジング168内で軸方向に移動するピストン
166に連結されている。サーボハウジング168内で
のピストン166の軸方向位置は、室170と172に
加えられる流体圧力によって決定される。手動弁140
の前進出力ライン150は、ライン174を介して室1
70に接続されており、手動弁140の後退出力ライン
152は、ライン176を介して室172に接続されて
いる。
【0021】手動弁140のシャフト142が前進レン
ジ位置にあるとき、室170の流体圧力は、図1で見て
ピストン166を右方向に移動させ、これによってドッ
グクラッチ108がギヤ要素96に係合し、前進速度比
の係合が行われることとなる。手動弁140のシャフト
142がR位置に移動するとき、室172の流体圧力
は、図1で見てピストン166を左方向に移動させ、こ
れによってドッグクラッチ108がギヤ要素94に係合
し、後退速度比の係合が行われることとなる。各々の場
合において、第2あるいは後退速度比の実際の係合は、
クラッチ30が係合するまで行われないということが思
い出されるであろう。
【0022】また、方向性サーボ160は、後退速度比
にするための流体弁として作動する。このために、方向
性サーボ160は、(電気的に作動する)流体弁186
に接続された出力ライン178を備えている。オペレー
タが前進速度比を選択し方向性サーボ160のピストン
160が図1に描かれた位置にあるとき、ライン176
と178の間にある通路は遮断される。オペレータが後
退ギヤ比を選択したとき、ライン176と178の間に
ある通路は開く。
【0023】(電気的に作動する)流体弁180−19
0は、その入力通路でポンプ60からの流体圧力を各々
受け、個々に制御されることによって、流体圧力を圧力
調整弁68あるいはそれぞれのクラッチ26−34に導
く。流体弁180は、出力ライン66から直接にライン
圧力を受け、まる付き文字Vによって示されているよう
に、そのような圧力の変動的な量を圧力調整弁68に導
くように制御される。流体弁182、184及び188
は、手動弁140の前進出力ライン150から流体圧力
を受け、まる付き数字4、3及び1によってそれぞれ示
されるように、クラッチ34、32及び28にそのよう
な圧力の変動的な量を導くように制御される。
【0024】流体弁186は、前進出力ライン150と
出力ライン178からの流体圧力を受け、まる付き文字
Rとまる付き数字2によって示されているように、クラ
ッチ30にそのような圧力の変動的な量を導くように制
御される。流体弁190は、圧力調整弁68のライン7
4から流体圧力を受け、まる付き数字6によって示され
ているように、クラッチ26の解放室56にそのような
圧力の変動的な量を導くように制御される。クラッチ2
6の作用室54には、まる数字5によって示されている
ように、オリフィス192を介してライン74からの流
体圧力が供給されている。
【0025】流体弁180−190の各々は、スプール
要素210−220を有しており、スプール要素210
−220は、入力通路と出力通路との間の流体の流れを
導くために、それぞれの弁本体内で軸方向に移動できる
ようになっている。それぞれのスプール要素210−2
20が図1で見て右方向位置にあるとき、入力通路と出
力通路が連結される。流体弁180−190の各々は、
まる付き文字EXによって示されているように、排出通
路を有している。この排出通路は、スプール要素が図1
で見て最も左方向にシフトしたとき、それぞれのクラッ
チから流体を排出する役割を果たしている。
【0026】図1において、流体弁180と182のス
プール要素210と212は、それぞれの入力ラインと
出力ラインとを連結する最も右側の位置にあることが示
されている。一方、流体弁184、186、188及び
190のスプール要素214、216、218及び22
0は、それぞれの出力ラインと排出ラインを連結する最
も左側の位置にあることが示されている。流体弁180
−190の各々は、スプール要素210−220の位置
をコントロールするためのソレノイド222−232を
備えている。そのようなソレノイド222−232の各
々は、それぞれのスプール要素210−220に連結さ
れたプランジャー234−244と、それぞれのプラン
ジャーを囲むソレノイドコイル246−256とを備え
ている。
【0027】そのような各ソレノイドコイル246−2
56の一つの端子は、図示されているようにグランド電
位に接続されており、他の端子は、ソレノイドコイルの
エネルギーを制御するコントロールユニット270の出
力ライン258−268に連結されている。以下に述べ
られているように、コントロールユニット270は、予
め決められた制御アルゴリズムに従って、ソレノイドコ
イル246−256にパルス幅制御を行い、これによっ
て圧力調整弁68とクラッチ26−34に供給される流
体圧力を調整している。そのような調整のデューティサ
イクルは、供給圧力の所望の大きさに関連して決定され
る。
【0028】コントロールユニット270用の入力信号
は、入力ライン272−284上に供給される。シャフ
ト142の移動に応答する位置センサ(S)286は、
ライン272を介して、入力信号をコントロールユニッ
ト270に供給する。速度変換器288、290及び2
92は、変速機14内の個々の回転部材の回転速度を検
出し、それぞれのライン274、276及び278を介
して回転速度に従った速度信号をコントロールユニット
270に供給する。速度変換器288は、変速機の軸4
2の速度すなわちタービンあるいは変速機の入力速度N
tを検出し、速度変換器290は、ドライブアクスル2
2の速度すなわち変速機の出力速度Noを検出し、速度
変換器292は、エンジンの出力軸18の速度すなわち
エンジン速度Neを検出する。
【0029】位置変換器(T)294は、スロットル機
構16の位置に応答しており、ライン280を介してこ
の位置に従った電気信号をコントロールユニット270
に供給する。圧力変換器296は、エンジン12のマニ
ホールド絶対圧力(MAP)検出しており、ライン28
2を介してこの圧力に従った電気信号をコントロールユ
ニット270に供給する。温度センサ298は流体リザ
ーバ64のオイルの温度を検出しており、ライン284
を介してこの温度に従った電気信号をコントロールユニ
ット270に供給する。
【0030】コントロールユニット270は、ここに述
べられている予め決められた制御アルゴリズムに従っ
て、入力ライン272−284上の入力信号に応答し、
出力ライン258−268を介して流体弁のソレノイド
コイル246−256のエネルギーを制御している。コ
ントロールユニット270は、入力信号を受け種々のパ
ルス幅変調信号を出力する入力/出力(I/O)装置3
00と、アドレスバス304と双方向性データバス30
6とを介してI/O装置300と連絡するマイクロコン
ピュータ302とを備えている。
【0031】上述したように、本発明は、改良されたシ
フトパターン制御に向けられている。しかしながら、背
景的情報として、4速変速機用の基本的なシフトパター
ンが図3において図示されている。図3を参照すると、
アップシフトデータが実線1−2,2−3及び3−4に
よって示されている。一方、ダウンシフトデータが破線
2−1,3−2及び4−3によって示されている。アッ
プシフトとダウンシフトの一対のラインは、車両速度と
エンジンスロットル位置のレンジを、変速機の四つの比
1速、2速、3速及び4速に対応するように四つの領域
に分割している。それぞれ一対のアップシフトとダウン
シフトのライン(例えば、3−2と2−3)の間を分離
するによって、与えられた一対の連続する速度比を巻き
込むアップシフトとダウンシフトの間に、ある程度のヒ
ステリシスを与えている。
【0032】コントロールユニット270は、車両速度
とエンジンスロットル位置の測定値をテーブルからの比
に基づいたデータと比較し、これによって所望の比を決
定している。もし、実際の比が1速であるならば、コン
トロールユニット270は、1−2アップシフトライン
に基づいたアップシフト車両速度Nupを取り出す。も
し、実際の比が2速であるならば、コントロールユニッ
ト270は、2ー1ダウンシフトラインに基づいたダウ
ンシフト車両速度Ndwnと、2ー3アップシフトライ
ンに基づいたアップシフト車両速度Nupとを取り出
す。もし、実際の比が3速であるならば、コントロール
ユニット270は、3−2ダウンシフトラインに基づい
たダウンシフト車両速度Ndwnと、3ー4アップシフ
トラインに基づいたアップシフト車両速度Nupとを取
り出す。もし、実際の比が4速であるならば、コントロ
ールユニット270は、4−3ダウンシフトラインに基
づいたダウンシフト車両速度Ndwnを取り出す。各々
の場合において、実際の車両速度がアップシフト車両速
度Nupを越える場合、アップシフトがスケジュールさ
れ、実際の車両速度がダウンシフト車両速度Ndwnを
下回るとき、ダウンシフトがスケジュールされる。
【0033】上述したように、基本的なシフトパターン
値は、「通常の」な道路負荷であると考えられたものの
下で、種々の燃料節約と性能基準を達成するために経験
的に決められている。しかしながら、本発明は、基本的
なシフトパターンは上記通常の道路負荷は不適切であり
得るということを認識し、過度の道路負荷の程度に関し
て、その基本的なシフトパターンを修正したものであ
る。その結果として、アップシフトは、基本的なシフト
パターンによって示されてものよりも遅れて生じ、ダウ
ンシフトは、基本的なシフトパターンによって示されて
ものよりも早く生じる。
【0034】過大な道路負荷量(傾斜負荷GL)は、負
荷の均衡式によって決定される。
【0035】 GL=Tax−Taccel−Taero−Tro ここで、Taxは、車両のドライブアクスルに伝えられ
るトルクであり、Taccelは、車両の加速に要求さ
れるトルクであり、Taeroは、車両の空気抵抗を打
ち負かすために要求されるトルクであり、Troは、車
両のころがり抵抗を打ち負かすために要求されるトルク
である。
【0036】加速トルクTaccelは、ある質量定数
と車両の加速の測定値との積に基づかれている。空気抵
抗を打ち負かすために要求されるトルクTaeroは、
車両の速度の2乗関数として決定され、車両のころがり
抵抗を打ち負かすために要求されるトルクは、定数とみ
なされている。ドライブアクスルトルクは、現在の速度
比と変速機の入力トルクTiの概算との積に基づいてい
る。入力トルクTiは、エンジンのマニホールドの絶対
圧力(MAP)、エンジンのポンピング効率(K)、機
械的な摩擦条件(Tf)、補助的な負荷トルク(TL)
及びトルクコンバータ24のトルク増加比(Tc)の関
数として決定され、その式は、 Ti=[(MAP*K)−Tf−TL]*Tc で表される。
【0037】エンジンMAPは、圧力変換器296から
決定され、一方、ポンピング効率Kは先立って決定され
たデータに基づいて記憶されている。機械的な摩擦条件
Tfは、エンジンの速度Neの関数として決定される。
負荷トルク条件TLは負荷表示器によって決定される。
トルク増加比Tcは、速度比Nt/Neの関数として決
定される。排気ガス再循環(EGR)と瞬間のスパーク
タイミングの影響に対応する要因を考慮するようにして
もよい。
【0038】通常の道路負荷の下では、アクスルトルク
Taxは、加速、ころがり抵抗及び空気抵抗を打ち負か
すために要求されるトルクの合計に略等しい。過度の傾
斜負荷GLは略ゼロに等しい。しかしながら、もし過度
の道路負荷が、トレーラを引いたり坂道を登ったりある
いは車両の重量の増加によって、増加したならば、車両
のドライバーは、パワートレインによってつくられるア
クスルトルクを増加することによって、これを補償す
る。これは、結局ゼロでない傾斜負荷条件GLにおい
て、次々とトルク状態に不均衡を生じることとなる。
【0039】上述した場合において、この発明の制御方
法は、車両が過度の負荷により減速する限り、早めにダ
ウンシフトをし、遅めにアップシフトをすることによっ
て、基本的なシフトパターンを修正する。これによっ
て、まるで基本的なシフトパターンが上述した通常の負
荷状態に合うかのように、アクスルトルクを増加すると
いう効果をもたらす。
【0040】もし、車両がその検出された過度の道路負
荷状態の間、速度あるいは加速を維持するならば、基本
的なシフトパターンは十分であると仮定される。この場
合、コントロールユニット270は、基本的なシフトパ
ターンをさらに修正することを禁止する。
【0041】図示された実施例において、過度のあるい
は傾斜負荷GL条件は、測定されたスロットル位置用の
オフセットGLhysを発展するために使用される。こ
の操作は図4に図示されている。この図において、3−
4アップシフトと3−2ダウンシフトラインは図3に図
示されたものに対応している。通常の操作において、実
際のエンジンスロットル位置の値TPSactは、アッ
プシフトあるいはダウンシフトがおこなわれることが望
まれているかどうかを決定するために使用される。もし
3速の比が係合されているならば、車両速度がおよそ8
0.5KPH(50MPH)を越えたとき、3−4アッ
プシフトが行われる。一方、車両速度が48.3KPH
(30MPH)を下回ったとき、3−2ダウンシフトが
行われる。いいかえれば、アップシフト参照速度Nup
は80.5KPH(50MPH)であり、ダウンシフト
参照速度Ndwnは48.3KPH(30MPH)であ
る。
【0042】しかしながら、上記通常の道路負荷の状態
の下では、測定されたスロットル位置と傾斜負荷オフセ
ット(TPS+GLhys)の合計が、アップシフトと
ダウンシフトの参照速度を決定するために使用される。
ここでもし3速比が係合されているならば、車両速度が
56.3KPH(35MPH)のダウンシフト参照速度
を下回ったとき、3−2ダウンシフトが起きる。車両速
度が88.5KPH(55MPH)のアップシフト参照
速度を越えるまで3−4アップシフトは行われない。よ
って、図3の基本的なシフトパターンと比較して、アッ
プシフトは遅めに起き、ダウンシフトは早めに起きる。
【0043】予め決められたレベルを越えた過度の負荷
における本発明の制御方法は、パワートレインの能力に
関連して、より高い速度比へのアップシフトをより遅ら
せるように操作し、これによって、アップシフトされる
速度比における検出道路負荷を打ち負かすことができ
る。この場合、コントロールユット270は、アップシ
フト比で得られるアクスルトルクTax(Ract+
1)を概算し、現在の速度比のアクスルトルクに対する
そのアップシフト比で得られるアクスルトルクの比を形
成する。トルク比Tratとして参照されるこの比は、
あるしきい値すなわち参照比TRATrefと比較され
る。その参照比TRATrefは、図5のグラフによっ
て示されているように、傾斜負荷量GLに基づかれてい
る。もし、トルク比Tratが参照比TRATrefよ
りも大きいならば、アップシフトは許されない。そうで
なければ、図4を参照にして述べたように、アップシフ
トがスケジュールされる。
【0044】上記制御の操作の例として、車両が傾斜面
を登るときの、通常の負荷の車両を考える。その操作
(あるいはクルーズ制御装置)が車両速度の、結果とし
て生じる降下を妨げあるいは制限するためにエンジンス
ロットルセッティングを増加させるとき、測定されたア
クスルトルクTaxは増加して、負荷の平行状態を不均
衡にし、ゼロでない傾斜負荷表示GLを生じる。より低
い速度レンジへのダウンシフトは、あるスロットルセッ
ティング例えば50%で起きる。しかしながら、ゼロで
ない傾斜負荷表示は、シフトパターン目的用の測定され
たスロットル位置に適用されるゼロでないオフセットを
引き起こす。
【0045】このように、ダウンシフトは、その代わり
として、ある実際のスロットルセッティング例えば40
%で起きる。ダウンシフトは、アクスルトルクと加速ト
ルクTaccelを略等しく増加させ、これによって傾
斜負荷表示は同じ状態のままとなる。TPSオフセット
が先の速度レンジへのアップシフティングを遅らせるこ
とから、より低い側への速度レンジにおける操作が、傾
斜の持続している間延ばされる。もし、傾斜が比較的急
勾配であるならば、トルク比がしきい値TRATref
を越えない限りアップシフティングは完全に禁止され
る。
【0046】傾斜が小さくなり車両がもはや減速しない
とき、傾斜負荷オフセット条件GLhysの増加は禁止
される。同時に、測定された傾斜負荷が小さくなり、傾
斜負荷オフセットの対応する減少が起き、より高い速度
レンジへのアップシフトの可能性が増加する。
【0047】図6、7−8及び9のフローダイヤグラム
は、本発明の速度比変速制御を機械化しているコントロ
ールユニット270のマイクロコンピュータ302によ
って実行されるプログラム命令を示している。図6のフ
ローダイヤグラムは、メインすなわち遂行プログラムを
示しており、このメインプログラムは、必要なとき特別
な制御作用を実行するための種々のサブルーチンを呼び
出す。図7−9のフローダイヤグラムは本発明にとって
適切なこれらのサブルーチンによって実行される作用を
示している。
【0048】図6のメインループプログラムを参照する
と、参照数字330は、車両操作の各期間の開始で実行
される一連のプログラム命令を示しており、この命令に
よって、本発明の制御作用を実行する際に使用する種々
のテーブル、タイマーなどが初期化される。そのような
初期化に続いて、命令ブロック332−350が、命令
ブロックとリターンライン356に接続しているフロー
ダイヤグラムラインによって示されているように、順々
に繰り返し実行される。命令ブロック332は、入力ラ
イン272−284を介してI/O装置300に加えら
れる種々の入力信号を読み調整している。また、命令ブ
ロック332は、入力トルクTi、可変トルクTv、及
び速度比No/Niを含む、制御アルゴリズムで使用さ
れる種々の条件を計算している。ブロック334は、上
述したように傾斜負荷ヒステリシス条件GLhysを決
定する。これは、図7−8のフローダイヤグラムに詳細
に説明されている。命令ブロック336は、もしあるな
らば、現在の比Ract、スロットル位置TPS、車両
速度Nv、手動弁位置及び傾斜負荷オフセットGLhy
sを含む多数の入力に従って、所望の速度比Rdesを
決定する。これは、図9のフローダイヤグラムに詳細に
説明されている。
【0049】参照数字358によって示されているブロ
ックは、決定ブロック338と、決定ブロック340
と、命令ブロック342とを備えている。決定ブロック
338は、「変速進行中」フラグによって示されるよう
に、変速が進行中か否かを決定するためのものである。
決定ブロック340は、実際の速度比Ract(すなわ
ちNo/Nt)が、命令ブロック336で決定された所
望の速度比Rdesに等しいか否かを決定するためのも
のである。命令ブロック342は、ある変速比用の初期
状態をセットするためのものである。命令ブロック34
2は、決定ブロック338、340の双方が否定的に答
えた場合にだけ実行される。そのような場合、命令ブロ
ック342は、古い可変比(Rold)をRactに等
しくなるようにし、「変速進行中」フラグをセットす
る。もし、ある変速が進行中であるならば、フローダイ
ヤグラムライン360によって示されているように、決
定ブロック340と342の実行はスキップされる。も
し、いかなる変速も進行していないならば、実際の比は
所望の比に等しく、命令ブロック342の実行と参照数
字362によって示されているブロックの実行は、フロ
ーダイヤグラムライン364によって示されているよう
に、スキップされることとなる。
【0050】参照数字362によって示されているブロ
ックは、変速がアップシフトかあるいはダウンシフトか
否かを決定するための決定ブロック344と、もし変速
がアップシフトならば、クラッチのオンカミングとオフ
ゴーイング用の圧力命令を指令するための命令ブロック
346と、もし変速がダウンシフトならば、クラッチの
オンカミングとオフゴーイング用の圧力命令を指令する
ための命令ブロック348とを備えている。命令ブロッ
ク350は、PRV68と変速しないクラッチ用の圧力
命令を決定し、その命令を、種々の流体弁の操作特徴に
基づいたPWMデューティサイクルに変え、これによっ
て、ソレノイドコイルを稼働させる。
【0051】図7−8の傾斜負荷決定フローダイヤグラ
ムを参照すると、決定ブロック366が最初に実行さ
れ、変速が進行中であるか否かを決定する。もしそうで
あるならば、そのルーチンの残りがスキップされる。ブ
ロック368と370で決定されるように、もしサービ
スブレーキが押し下げられたりあるいはシャフト142
がリバースの位置にあるならば、ブロック372が実行
されて、アクスルトルク条件Taxと加速トルク条件T
accelをゼロにする。もし、シャフト142がブロ
ック374によって決定されるようにニュートラルにあ
るのならば、ブロック376が実行されてアクスルトル
ク条件Taxがゼロにセットされる。もし、ブロック3
77で決定されるように、車両速度Nvが32.2KP
H(20MPH)のような予め決められた値K1よりも
低い場合も、アクスルトルク条件Taxと加速トルク条
件Taccelはゼロにされる。
【0052】ブロック378−382は、アクスルトル
ク条件Taxと加速トルク条件Taccelのゼロでな
い値を決定する。アクスルトルクTaxは、次の式によ
って決定される。
【0053】Tax=Tin*Ract*K2 それから、ブロック380で示されるように、最初の命
令遅れフィルターに支配される。加速トルク条件は次の
式によって決定される。
【0054】Taccel=K4*d(Nv)/dt ここでK4は、名ばかりの車両重量を表しており、d
(Nv)/dtは車両の加速を表している。車両の空気
抵抗を打ち負かすために要求されるトルクTaero
と、車両のころがり抵抗を打ち負かすために要求される
トルクTroが、それから次のそれぞれの式に従って、
ブロック384と386で決定される。
【0055】Taero=Nv2*K5、 Tro=K6 次にブロック388が実行されて、次の式により新しい
傾斜負荷条件GL(NEW)が決定される。
【0056】 GL(NEW)=Tax−K7−Taero−Taccel−Tro 次に、ブロック390−396が実行されて、フィルタ
ーが行われた傾斜負荷条件GLfiltが次の式に従っ
て展開される。
【0057】 GLfilt=GLfilt+K8(GLint−Glfilt) ここで、K8は利得定数であり、GLintは結果をフ
ィルタリングするための瞬間的な傾斜負荷である。ブロ
ック390−394で示されているように、条件GLi
ntは、(1)もし新しい傾斜負荷GL(NEW)が正
であるならば、新しい傾斜負荷GL(NEW)に等しく
セットされ、(2)もしGL(NEW)がゼロあるいは
負であるならば、ゼロに等しくセットされる。それか
ら、ブロック398が実行され、フィルタされた傾斜負
荷GLfiltの関数として、計算された傾斜負荷ヒス
テリシス値GLhyscが調べられる。図示された実施
例において、そのような関数は十分に線形で比例してお
り、その結果、傾斜負荷の増加に伴ってヒステリシス条
件が増加する。ブロック400−402は、実際の傾斜
負荷ヒステリシス条件GLhysを、計算された値GL
hyscに制限している。
【0058】もし、ブロック400と404によって決
定されるように、実際のヒステリシスGLhysが、計
算された値GLhysよりも小いさく車両が減速をする
のならば、ブロック406が実行され、実際のヒステリ
シスGLhysを増加させる。もし、車両が速度あるい
は加速を維持するのであるなれば、すなわちブロック4
04で決定されるようにd(Nv)/dt>=0である
ならば、ヒステリシス条件GLhysの増加が禁止さ
れ、基本的なシフトパターンのさらなる修正を防止す
る。言い換えれば、もし車両が減速をしているならば、
実際のヒステリシスGLhysは、計算されたヒステリ
シスGLhyscにおける加速と減速の両方を追跡する
ように最新のものにされる。また、もし車両が速度と加
速を維持しているならば、計算されたヒステリシスGL
hyscの減速だけを追跡するように実際のヒステリシ
スGLhysは最新のものにされる。 図9の所望の比
の決定フローダイヤグラムを参照すると、最初にブロッ
ク410が実行され、傾斜負荷オフセット条件GLhy
sがしきい値K9よりも大きいか否かが傾斜される。も
し、大きくなければ、フローダイヤグラム部分412の
実行がスキップされる。そして、ブロック426−43
0が実行され、図4を参照して上述したようにTPSと
GLhysの合計によるアップシフティングがスケジュ
ールされる。もし、傾斜負荷ヒステリシス条件GLhy
sが定数K9を越えているならば、アップシフトされた
速度比のアクスルトルクがアクスルトルクTaxのうち
十分な割合がない場合、フローダイヤグラム部分412
が実行されアップシフティングを禁止する。
【0059】フローダイヤグラム部分412を参照する
と、ブロック414が最初に実行され、アップシフトさ
れた速度比(Ract+1)における現在のスロットル
セッティングで利用できるアクスルトルクTax(Ra
ct+1)を決定する。これをすると、変速機入力速度
(Nv/Ract)を推定しながら、上述したように入
力トルクTinが計算される。次に、ブロック416と
418が実行され、商Tax(Ract+1)/Tax
と参照トルク比TRATrefに従って、概算トルク比
Tratが決定される。上述したように、そして図5に
示したように、参照トルク比TRATrefは、傾斜負
荷GLの関数として決定される。
【0060】もし、ブロック420で決定されるよう
に、トルク比Tratが参照トルク比TRATrefよ
りも小さいならば、ブロック424が上述され、さらな
るアップシフティングを禁止するために、アップシフト
スロットル位置条件TPSupが100%にセットされ
る。トルク比Tratが参照トルク比TRATrefよ
りも小さくないならば、ブロック422が実行され、T
PSupが測定されたスロットル位置TPSに等しくさ
れ、図4を参照して上述したように、アップシフトがス
ケジュールされる。いずれにしても、次にブロック43
2−436が実行され、図4を参照して上述したよう
に、TPSとGLhysの合計に従ってダウンシフティ
ングがスケジュールされる。
【0061】上述した制御が、傾斜負荷の検出されたレ
ベルとパワートレインの能力に基づいた基本的なシフト
パターンを可変的に修正し、これによって車両を維持し
あるいは加速させていることが認められるであろう。遅
れたアップシフトを与えると共に、基本的なシフトパタ
ーンに比較してダウンシフトされた比への操作を延ばす
修正の決定は、検出された傾斜負荷と、アップシフトさ
れたギヤの略等しいアクスルトルクを維持するためのパ
ワートレインの能力次第である。もし、過度の負荷が比
較的小さいならば、修正は、検出された傾斜負荷に直接
関連してダウンシフトするように決定される。もし、過
度の負荷が比較的大きいならば、アップシフトされた速
度比で有効なアクスルトルクが、少なくとも現在のアク
スルトルクの特定の割合でない場合、アップシフティン
グが禁止される。その特定の割合とそれ故アップシフト
の禁止の可能性は、傾斜負荷の増加と共に増加する。
【0062】車両負荷が過大になったとき、過度の負荷
という理由にかかわらず、このように、上述した制御に
よって、基本的なシフトパターンと比較して、安定性の
ある改良された変速が行われる。これによって、車両の
運転性能が改善されると共に、連続したアップシフティ
ングとダウンシフティングによる変速機の摩擦要素の、
過度の摩損と過熱を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を用いた、コンピュータに基
づかれた、電子的な変速機制御装置の概略図である。
【図2】本発明による方法を用いた、コンピュータに基
づかれた、電子的な変速機制御装置の概略図である。
【図3】図1の制御装置に通常用いられるシフトスケー
ジュールのグラフである。
【図4】本発明によってシフトパターンに修正を行った
グラフである。。
【図5】傾斜高負荷状態の間、本発明の方法に用いられ
るトルク比条件を示すグラフである。
【図6】本発明の制御を実行するために図1の制御装置
によって実行されるフローダイヤグラムである。
【図7】本発明の制御を実行するために図1の制御装置
によって実行されるフローダイヤグラムである。
【図8】本発明の制御を実行するために図1の制御装置
によって実行されるフローダイヤグラムである。
【図9】本発明の制御を実行するために図1の制御装置
によって実行されるフローダイヤグラムである。
【符号の説明】
10 駆動トレイン 12 エンジン 14 変速機 16 スロットル機構 18 エンジンの出力軸 14 トルクコンバータ 26−34 クラッチ 20,22 ドライブアクスル
フロントページの続き (71)出願人 591007354 デルコ・エレクトロニクス・コーポレーシ ヨン DELCO ELECTRONICS C ORPORATION アメリカ合衆国インデイアナ州46902,コ コモ,イースト・フアーミン・ストリート 700 (72)発明者 ラリー・セオドール・ニツツ アメリカ合衆国ミシガン州48098,トロイ, レスデール 225 (72)発明者 ウイリアム・ジヨセフ・ボランダー アメリカ合衆国ミシガン州48016,クラー クストン,チツカデイー・コート 6471 (72)発明者 マイケル・ロバート・ウイツコウスキ アメリカ合衆国ミシガン州48310,スター リング・ハイツ,メドウブルツク・コート 2220,サイト 216 (72)発明者 リマス・スタシス・ミルナス アメリカ合衆国ミシガン州48073,ロイヤ ル・オーク,ノース・バーモント 2939

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の速度比を有する変速機(14)を
    介してドライブアクスル(20,22)に連結されたエ
    ンジン(12)を備えた自動車の操作方法であって、 基本的なシフトパターンによって画定された予め決めら
    れた負荷状態パラメータと、測定された負荷状態パラメ
    ータとの比較に応答して、上記速度比の間でアップシフ
    ティングあるいはダウンシフティングを行う段階と、 変速を行わない操作モードの間に上記エンジンと変速機
    によって上記ドライブアクスルで生じるドライブアクス
    ルトルクに対応するアクスルトルク値を決定する段階
    と、 通常の車両負荷状態で上記ドライブアクスルトルクによ
    って打ち負かされる名目上の道路負荷トルクを決定する
    段階とを備えた自動車の操作方法において、 上記アクスルトルク値が上記名目上の道路負荷トルクを
    越えた量に関連して、上記通常の負荷の表示を発展さ
    せ、 上記通常の負荷の表示に関連するオフセット量だけ、上
    記測定れた負荷状態パラメータを修正して、これによっ
    て、上記基本的なシフトパターンと比較してダウンシフ
    ティングをより早く起こしアップシフティングをより遅
    く起こすようにしたことを特徴とする自動車の操作方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した自動車の操作方法に
    おいて、上記自動車が加速しているならば、上記測定さ
    れた負荷状態パラメータの修正を禁止する段階を備えた
    ことを特徴とする自動車の操作方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した自動車の操作方法に
    おいて、上記通常の負荷にもかかわらず上記自動車が減
    速をしていないならば、上記測定された負荷状態パラメ
    ータの修正を禁止する段階を備えたことを特徴とする自
    動車の操作方法。
  4. 【請求項4】 多数の速度比を有する変速機(14)を
    介してドライブアクスル(20,22)に連結されたエ
    ンジン(12)を備えた自動車の操作方法であって、 変速を行わない操作モードの間に上記エンジンと変速機
    によって上記ドライブアクスルで生じるドライブアクス
    ルトルクに対応するアクスルトルク値を決定する段階
    と、 通常の車両負荷状態で上記ドライブアクスルトルクによ
    って打ち負かされる名目上の道路負荷トルクを決定する
    段階とを備えた自動車の操作方法において、 上記アクスルトルク値が上記名目上の道路負荷トルクを
    越えた量に関連して、上記通常の負荷の表示を発展さ
    せ、 上記通常の負荷の表示に関連して決定されるオフセット
    量だけ修正された測定負荷状態パラメータと、シフトパ
    ターンによって画定された予め決められた負荷状態パラ
    メータとの比較が、アップシフティングあるいはダウン
    シフティングが望まれていると表示したときに、上記速
    度比の間のアップシフティングあるいはダウンシフティ
    ングを起こすことを特徴とする自動車の操作方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された自動車の操作方法
    において、 アップシフティングとダウンシフティングとを起こす上
    記段階が、第1と第2の車両パラメータを測定する段階
    と、 上記オフセット量だけ第1の車両パラメータを修正する
    段階と、 上記修正された車両パラメータを上記シフトパターンに
    加えて、変速を起こすシフトパターンパラメータを得る
    段階と、 上記第2の車両パラメータが上記シフトパターンパラメ
    ータと略等しいときに、上記変速を起こす段階とを備え
    たことを特徴とする自動車の操作方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された自動車の操作方法
    において、上記第1の車両パラメータが上記エンジンの
    スロットル位置であり、上記第2の車両パラメータが上
    記自動車の速度であることを特徴とする自動車の操作方
    法。
  7. 【請求項7】 多数の速度比を有する変速機(14)を
    介してドライブアクスル(20,22)に連結されたエ
    ンジン(12)を備えた自動車の操作方法であって、 測定された負荷状態パラメータと、基本的なシフトパタ
    ーンによって画定された予め決められた負荷状態パラメ
    ータとの比較に応答して、異なった速度比へ変速を起こ
    す段階と、 変速を行わない操作モードの間に上記エンジンと変速機
    によって上記ドライブアクスルで生じるドライブアクス
    ルトルクに対応するアクスルトルク値を決定する段階
    と、 通常の車両負荷状態で上記ドライブアクスルトルクによ
    って打ち負かされる名目上の道路負荷トルクを決定する
    段階とを備えた自動車の操作方法において、 上記アクスルトルク値が上記名目上の道路負荷トルクを
    越えた量に関連して、上記通常の負荷の表示を発展さ
    せ、 上記通常の負荷の表示に関連するオフセット量を決定
    し、 上記オフセット量だけ、上記測定された負荷状態パラメ
    ータを増加させ、 それによって、上記測定された負荷状態よりも高い、あ
    る認められた負荷に基づいた変速を起こすことによっ
    て、上記通常の負荷を補うことを特徴とする自動車の操
    作方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載された自動車の操作方法
    において、 上記通常の負荷の表示に関連してオフセット量を決定す
    る上記段階が、 上記通常の負荷の表示に関連して、オフセット値を計算
    する段階と、 上記自動車が減速しているならば、上記計算されたオフ
    セット値の増加と減少の両方を追跡するように、上記オ
    フセット量を最新のものにする段階と、 上記自動車が減速をしていないならば、上記計算された
    オフセット値の減速だけを追跡するように、上記オフセ
    ット量を最新のものにする段階とを備えたことを特徴と
    する自動車の操作方法。
  9. 【請求項9】 多数の速度比を有する変速機(14)を
    介してドライブアクスル(20,22)に連結されたエ
    ンジン(12)を備えた自動車の操作方法であって、 測定された負荷状態パラメータと、基本的なシフトパタ
    ーンによって画定された予め決められた負荷状態パラメ
    ータとの比較に応答して、低速レンジから高速レンジへ
    のアップシフトを起こす段階と、 上記低速レンジにおいて上記エンジンと変速機によって
    上記ドライブアクスルで生じるドライブアクスルトルク
    に対応するアクスルトルク値を決定する段階と、 通常の車両負荷状態で上記ドライブアクスルトルクによ
    って打ち負かされる名目上の道路負荷トルクを決定する
    段階と、 上記アクスルトルク値が上記名目上の道路負荷トルクを
    越えた量に関連して、上記通常の負荷の測定を発展させ
    る段階と、 十分な上記通常の負荷が測定された場合、上記アクスル
    トルク値に関して上記高速レンジにおいて上記ドライブ
    アクスルで生じる上記アクスルトルクの表示を発展させ
    る段階とを備えた自動車の操作方法において、 上記通常の負荷の上記測定に関連して決定されたオフセ
    ット量だけ、上記測定された負荷状態パラメータを修正
    し、これによって、上記表示がしきい値を越えた場合、
    そのような修正をすることなしに起こるアップシフトの
    開始よりも、上記高速レンジへのアップシフトの開始を
    遅らせるようにし、 上記表示が上記しきい値よりも低い場合、上記高速レン
    ジへのアップシフトの上記開始を禁止することを特徴と
    する自動車の操作方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載された自動車の操作方
    法において、上記しきい値が、上記通常の負荷の測定に
    関連して決定されることを特徴とする自動車の操作方
    法。
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