JPH05139809A - 遠赤外線放射性粉末の製造方法 - Google Patents
遠赤外線放射性粉末の製造方法Info
- Publication number
- JPH05139809A JPH05139809A JP3327997A JP32799791A JPH05139809A JP H05139809 A JPH05139809 A JP H05139809A JP 3327997 A JP3327997 A JP 3327997A JP 32799791 A JP32799791 A JP 32799791A JP H05139809 A JPH05139809 A JP H05139809A
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- JP
- Japan
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- powder
- oxide
- far
- infrared radiation
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- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 人体の健康や美容に有効であり、動・植物の
育成に役立つ強力な遠赤外線を放射する粉末を人工的に
製造する。 【構成】 酸化アルミナ・シリカ・粘土類・酸化鉄・二
酸化マンガン・酸化銅・酸化コバルトを所定の比率で混
合したものに水を加えて練り、これを１２００°Ｃ前後
の温度で１５〜２０時間焼成した後微粉末とする遠赤外
線放射性粉末の製造方法であり、粉末のまままたは粒状
物に成形する等して、入浴剤や飲用水活性化剤や化粧品
材料等に利用して人体の健康と美容の維持増進を図るほ
か、動・植物の成育に利用するものである。
育成に役立つ強力な遠赤外線を放射する粉末を人工的に
製造する。 【構成】 酸化アルミナ・シリカ・粘土類・酸化鉄・二
酸化マンガン・酸化銅・酸化コバルトを所定の比率で混
合したものに水を加えて練り、これを１２００°Ｃ前後
の温度で１５〜２０時間焼成した後微粉末とする遠赤外
線放射性粉末の製造方法であり、粉末のまままたは粒状
物に成形する等して、入浴剤や飲用水活性化剤や化粧品
材料等に利用して人体の健康と美容の維持増進を図るほ
か、動・植物の成育に利用するものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末のまままたは固形
物に成形して、人体及び動・植物の成育に利用する、遠
赤外線放射性粉末の製造方法に関するものである。
物に成形して、人体及び動・植物の成育に利用する、遠
赤外線放射性粉末の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】遠赤外線は赤外線よりもさらに波長の長
い赤外線のうち波長が４ミクロン〜５０ミクロンの電磁
波であって、生物の育成に有効なものであり、特に８ミ
クロンから１４ミクロンの波長のものが人体への作用効
果が大きく、皮膚下４０〜５０ｍｍまで浸透して細胞を
共振させ加温して身体を芯から温め、微細血管の拡張、
血液循環の活化、新陳代謝の強化、体液障害の一掃、組
織再生力の増加、成長の促進等に著効があり、医療機関
において未熟児用の保育器や温熱物理治療機等にも利用
されている。
い赤外線のうち波長が４ミクロン〜５０ミクロンの電磁
波であって、生物の育成に有効なものであり、特に８ミ
クロンから１４ミクロンの波長のものが人体への作用効
果が大きく、皮膚下４０〜５０ｍｍまで浸透して細胞を
共振させ加温して身体を芯から温め、微細血管の拡張、
血液循環の活化、新陳代謝の強化、体液障害の一掃、組
織再生力の増加、成長の促進等に著効があり、医療機関
において未熟児用の保育器や温熱物理治療機等にも利用
されている。
【０００３】波長８ミクロン〜１４ミクロンの遠赤外線
はアルミナ系やジルコニューム系等のファインセラミッ
クスを低温で加熱することにより得られるものである
が、一般用として従来から市販されているものに天然の
流紋岩（通称麦飯石）の微粉末や粒状物があり、放射す
る遠赤外線が健康や美容に効果があるとして浴剤や飲用
水の活性化等に利用されている。
はアルミナ系やジルコニューム系等のファインセラミッ
クスを低温で加熱することにより得られるものである
が、一般用として従来から市販されているものに天然の
流紋岩（通称麦飯石）の微粉末や粒状物があり、放射す
る遠赤外線が健康や美容に効果があるとして浴剤や飲用
水の活性化等に利用されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】これら従来から市販さ
れているものは天然石から製造されたものであり、天然
石には遠赤外線を強く放射するものもあるが、良質のも
のは採掘し尽くされて国内では皆無の状態であり、現在
では殆ど中華民国等からの輸入に頼っている。
れているものは天然石から製造されたものであり、天然
石には遠赤外線を強く放射するものもあるが、良質のも
のは採掘し尽くされて国内では皆無の状態であり、現在
では殆ど中華民国等からの輸入に頼っている。
【０００５】こうした天然石を利用したものは、遠赤外
線の放射量が原料たる天然石の成分により増減するため
一定せず、黒体（一定温度において最大分光密度の熱輻
射をする物体）に近い放射性能を得ることは殆ど不可能
であった。
線の放射量が原料たる天然石の成分により増減するため
一定せず、黒体（一定温度において最大分光密度の熱輻
射をする物体）に近い放射性能を得ることは殆ど不可能
であった。
【０００６】本発明は、人体に有効な遠赤外線の放射強
さ及び放射率が黒体に近い値を持ち品質が一定している
遠赤外線放射性粉末を、天然石によることなく製造する
ことを目的としている。
さ及び放射率が黒体に近い値を持ち品質が一定している
遠赤外線放射性粉末を、天然石によることなく製造する
ことを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、酸化アルミナ３０〜６０％、シリカ１０
〜３０％、粘土類１０〜３０％、酸化鉄２〜８％、二酸
化マンガン２〜６％、酸化銅２〜６％、酸化コバルト１
〜５％を混合し、水を加えて練ったものを１１５０°〜
１２５０°Ｃにて１５〜２０時間焼成した後微粉末とす
る遠赤外線放射性粉末の製造方法である。
めの本発明は、酸化アルミナ３０〜６０％、シリカ１０
〜３０％、粘土類１０〜３０％、酸化鉄２〜８％、二酸
化マンガン２〜６％、酸化銅２〜６％、酸化コバルト１
〜５％を混合し、水を加えて練ったものを１１５０°〜
１２５０°Ｃにて１５〜２０時間焼成した後微粉末とす
る遠赤外線放射性粉末の製造方法である。
【０００８】この遠赤外線放射性粉末には用途に応じて
着色剤や香料を添加する場合があるが、着色剤は食品関
係の用途には食品用の着色剤を使用し、浴剤に使用する
場合は無機質のものが使用される。
着色剤や香料を添加する場合があるが、着色剤は食品関
係の用途には食品用の着色剤を使用し、浴剤に使用する
場合は無機質のものが使用される。
【０００９】
【作用】この遠赤外線放射性粉末は、従来の天然石を原
料とするものと違って遠赤外線放射性能が良く、原料の
配合と処理条件を一定にすれば、安定した高品質の製品
を得られるものであり、粉末のまままたは固形化して利
用するものであって、これを低温加熱することにより放
射する遠赤外線が人体に作用して健康及び美容に効果を
及ぼすものである。
料とするものと違って遠赤外線放射性能が良く、原料の
配合と処理条件を一定にすれば、安定した高品質の製品
を得られるものであり、粉末のまままたは固形化して利
用するものであって、これを低温加熱することにより放
射する遠赤外線が人体に作用して健康及び美容に効果を
及ぼすものである。
【００１０】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。本発明は、
材料と配合と処理条件を種々に変えて試作及び試験を繰
り返しながら、黒体に近い放射性能を持つ製品を発明す
るに至ったものであって、好ましい配合と処理条件を次
に示す。
材料と配合と処理条件を種々に変えて試作及び試験を繰
り返しながら、黒体に近い放射性能を持つ製品を発明す
るに至ったものであって、好ましい配合と処理条件を次
に示す。
【００１１】配合 酸化アルミナ ４０％ シリカ ２０％ ミクロパックス １５％ 蛙目粘土 ８％ カオリン ２％ 酸化鉄 ５％ 二酸化マンガン ４％ 酸化銅 ４％ 酸化コバルト ２％ 上記配合をよく混合し、水を加えて練ったものを１２０
０°Ｃにて１７時間焼成し、これをボールミルに７２時
間かけて微粉末とする。
０°Ｃにて１７時間焼成し、これをボールミルに７２時
間かけて微粉末とする。
【００１２】こうして得られた微粉末は図１、図２に示
す如く、強力な遠赤外線を多量に放射する物質となっ
た。すなわち、図１は黒体と本発明とを波長４ミクロン
から２４ミクロン間の放射強さを比較したものであっ
て、Ａは黒体、Ｂは本発明方法により製造した製品を示
し、本発品は上記波長間にあって黒体に近い高い値を示
している。
す如く、強力な遠赤外線を多量に放射する物質となっ
た。すなわち、図１は黒体と本発明とを波長４ミクロン
から２４ミクロン間の放射強さを比較したものであっ
て、Ａは黒体、Ｂは本発明方法により製造した製品を示
し、本発品は上記波長間にあって黒体に近い高い値を示
している。
【００１３】また、図２は波長４ミクロンから２４ミク
ロン間における放射率を、黒体を１００％とした場合の
比率で示したもので、人体に有効な８ミクロン〜１４ミ
クロンノ間は９０％前後の高い放射率を持ち、これより
長い波長においてもほぼ同じ放射率を維持している。
ロン間における放射率を、黒体を１００％とした場合の
比率で示したもので、人体に有効な８ミクロン〜１４ミ
クロンノ間は９０％前後の高い放射率を持ち、これより
長い波長においてもほぼ同じ放射率を維持している。
【００１４】次に本発明品を浴剤として使用する場合の
着色剤の例を示す。 濃黄色・・・・・・・・スズ＋バナジューム オレンシ色・・・・・・アルミナ＋亜鉛＋鉄＋クローム ピンク色・・・・・・・アルミナ＋マンガン コバルトブルー色・・・コバルト＋亜鉛＋シリカ 薄緑色・・・・・・・・カルシューム＋シリカ＋クロー
ム 赤茶・・・・・・・・・鉄＋亜鉛＋クローム
着色剤の例を示す。 濃黄色・・・・・・・・スズ＋バナジューム オレンシ色・・・・・・アルミナ＋亜鉛＋鉄＋クローム ピンク色・・・・・・・アルミナ＋マンガン コバルトブルー色・・・コバルト＋亜鉛＋シリカ 薄緑色・・・・・・・・カルシューム＋シリカ＋クロー
ム 赤茶・・・・・・・・・鉄＋亜鉛＋クローム
【００１５】
【発明の効果】以上説明した本発明により得られる遠赤
外線放射性粉末は、強力な遠赤外線を多量に放射し、常
に一定の品質のものが大量生産可能であり、粉末のまま
または適当な大きさの粒状物に成形して、浴剤や飲用水
活性化材等として人体の健康増進に役立たせることがで
き、また化粧品に混入すれば皮膚を美しくする美容効果
があり、鍋等の厨房器具の内面にセラミック処理を行う
セラミック原料として使用すれば調理した食品を美味し
くするとともに腐敗を防止できる、あるいは植物を育成
する鉢等の材料に混入して植物の成長を促進する等広範
な用途に利用することができるものである。
外線放射性粉末は、強力な遠赤外線を多量に放射し、常
に一定の品質のものが大量生産可能であり、粉末のまま
または適当な大きさの粒状物に成形して、浴剤や飲用水
活性化材等として人体の健康増進に役立たせることがで
き、また化粧品に混入すれば皮膚を美しくする美容効果
があり、鍋等の厨房器具の内面にセラミック処理を行う
セラミック原料として使用すれば調理した食品を美味し
くするとともに腐敗を防止できる、あるいは植物を育成
する鉢等の材料に混入して植物の成長を促進する等広範
な用途に利用することができるものである。
【図１】本発明品の遠赤外線放射強さを黒体と比較した
グラフである。
グラフである。
【図２】本発明品の遠赤外線放射率を黒体１００として
比較したグラフである。
比較したグラフである。
Ａ 本発明品 Ｂ 黒体
Claims (1)
- 【請求項１】 酸化アルミナ３０〜６０％、シリカ１０
〜３０％、粘土類１０〜３０％、酸化鉄２〜８％、二酸
化マンガン２〜６％、酸化銅２〜６％、酸化コバルト１
〜５％を混合し、水を加えて練ったものを１１５０°〜
１２５０°Ｃにて１５〜２０時間焼成した後微粉末とす
ることを特徴とする、遠赤外線放射性粉末の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3327997A JPH05139809A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 遠赤外線放射性粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3327997A JPH05139809A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 遠赤外線放射性粉末の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05139809A true JPH05139809A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=18205355
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3327997A Pending JPH05139809A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 遠赤外線放射性粉末の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05139809A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2759706A1 (fr) * | 1997-02-18 | 1998-08-21 | Alain Perrier | Procede de traitement de l'argile a des fins therapeutiques et produits obtenus par ce procede |
| KR101277083B1 (ko) * | 2012-10-12 | 2013-06-20 | 주식회사 아랜디 | 원적외선 방사 화장료 조성물 및 이를 포함하는 원적외선 방사 화장품 |
| WO2014123294A1 (ko) * | 2013-02-06 | 2014-08-14 | (주)에릭스 | 내열도자기 표면에 도포되어 마이크로파를 흡수하여 발열되는 발열체 조성물, 그를 포함하는 도자기용 전사지, 그를 포함하는 원적외선 발열 도자기 및 그 제조방법 |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP3327997A patent/JPH05139809A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2759706A1 (fr) * | 1997-02-18 | 1998-08-21 | Alain Perrier | Procede de traitement de l'argile a des fins therapeutiques et produits obtenus par ce procede |
| WO1998036775A1 (fr) * | 1997-02-18 | 1998-08-27 | Alain Perrier | Procedes de traitement a des fins therapeutiques et produits obtenus par ces procedes |
| KR101277083B1 (ko) * | 2012-10-12 | 2013-06-20 | 주식회사 아랜디 | 원적외선 방사 화장료 조성물 및 이를 포함하는 원적외선 방사 화장품 |
| WO2014058271A1 (ko) * | 2012-10-12 | 2014-04-17 | 주식회사 아랜디 | 원적외선 방사 화장료 조성물 및 이를 포함하는 원적외선 방사 화장품 및 이의 제조방법 |
| WO2014123294A1 (ko) * | 2013-02-06 | 2014-08-14 | (주)에릭스 | 내열도자기 표면에 도포되어 마이크로파를 흡수하여 발열되는 발열체 조성물, 그를 포함하는 도자기용 전사지, 그를 포함하는 원적외선 발열 도자기 및 그 제조방법 |
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