JPH05139377A - 船舶の赤外線探知欺瞞装置 - Google Patents
船舶の赤外線探知欺瞞装置Info
- Publication number
- JPH05139377A JPH05139377A JP3301797A JP30179791A JPH05139377A JP H05139377 A JPH05139377 A JP H05139377A JP 3301797 A JP3301797 A JP 3301797A JP 30179791 A JP30179791 A JP 30179791A JP H05139377 A JPH05139377 A JP H05139377A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- infrared detection
- boom
- marine vessel
- deceiving
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 赤外線による探知を効果的に、かつ、永続し
て欺瞞することができる船舶の赤外線探知欺瞞装置を提
供する。 【構成】 船舶の主機関1の排気ガス管路2に管路切換
え装置6を設け、この切換え装置6に分岐管路3を接続
し、この分岐管路3に旋回及び起伏可能な排気ガスの排
出ブーム4を接続し、この排出ブーム4に供給される排
気ガスに金属箔等の赤外線の欺瞞材を混入する装置7を
設けた。
て欺瞞することができる船舶の赤外線探知欺瞞装置を提
供する。 【構成】 船舶の主機関1の排気ガス管路2に管路切換
え装置6を設け、この切換え装置6に分岐管路3を接続
し、この分岐管路3に旋回及び起伏可能な排気ガスの排
出ブーム4を接続し、この排出ブーム4に供給される排
気ガスに金属箔等の赤外線の欺瞞材を混入する装置7を
設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶の赤外線による探
知を欺瞞する装置に関する。
知を欺瞞する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の船舶では、赤外線による探知を欺
瞞するために、フレアデコイと呼ばれる高温物体を船体
外に放出し、熱源を検知する赤外線探知の追尾点を船体
からこの熱源へ欺瞞させる方法等が採られている。
瞞するために、フレアデコイと呼ばれる高温物体を船体
外に放出し、熱源を検知する赤外線探知の追尾点を船体
からこの熱源へ欺瞞させる方法等が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の船舶では、図3
に示すように、主機関1からの排気ガス管管路2は通常
1つであり、排気ガスは煙突5を通して排出され、煙突
5は、排気ガスの影響で他部位に比べ高温となる。この
ために、煙突5の部分と船体周囲との温度差が大きくな
り、赤外線によって探知されやすくなる。
に示すように、主機関1からの排気ガス管管路2は通常
1つであり、排気ガスは煙突5を通して排出され、煙突
5は、排気ガスの影響で他部位に比べ高温となる。この
ために、煙突5の部分と船体周囲との温度差が大きくな
り、赤外線によって探知されやすくなる。
【0004】この対策として、船舶においては、前記の
ようにフレアデコイと呼ばれる高温物体を船体外に放出
して赤外線探知の追尾点を欺瞞する方法等が用いられて
いる。
ようにフレアデコイと呼ばれる高温物体を船体外に放出
して赤外線探知の追尾点を欺瞞する方法等が用いられて
いる。
【0005】しかしながら、そのフレアデコイの効果は
局部的であり、かつ、フレアデコイの滞空時間も短く、
永続的な効果は期待できない。
局部的であり、かつ、フレアデコイの滞空時間も短く、
永続的な効果は期待できない。
【0006】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる船舶の赤外線探知欺瞞装置を提供しようとするも
のである。
できる船舶の赤外線探知欺瞞装置を提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の船舶の赤外線探
知欺瞞装置は、船舶の主機関の排気ガス管路に設けられ
た管路の切換え装置、同切換え装置に接続され水平面内
で旋回可能及び起伏可能な排気ガスの排出ブーム、及び
同排気ブームに供給される排気ガスに赤外線の欺瞞材を
混入する装置を備えている。
知欺瞞装置は、船舶の主機関の排気ガス管路に設けられ
た管路の切換え装置、同切換え装置に接続され水平面内
で旋回可能及び起伏可能な排気ガスの排出ブーム、及び
同排気ブームに供給される排気ガスに赤外線の欺瞞材を
混入する装置を備えている。
【0008】
【作用】本発明では、管路の切換え装置を作動して主機
関の排気ガスを排気ガスの排出ブームへ供給すると共
に、この排気ガス中に金属箔等の赤外線の欺瞞材を混入
し、同排出ブームを適宜の方向へ向うように、水平面内
で旋回及び起伏させることによって、主機関の排出ガス
で加熱された赤外線の欺瞞材を同排気ガスと共に大気中
へ放出する。これによって、船体外には主機関の排気ガ
スで加熱された前記欺瞞材によって永続的な加熱域が作
られ、赤外線による探知を欺瞞することが可能になる。
関の排気ガスを排気ガスの排出ブームへ供給すると共
に、この排気ガス中に金属箔等の赤外線の欺瞞材を混入
し、同排出ブームを適宜の方向へ向うように、水平面内
で旋回及び起伏させることによって、主機関の排出ガス
で加熱された赤外線の欺瞞材を同排気ガスと共に大気中
へ放出する。これによって、船体外には主機関の排気ガ
スで加熱された前記欺瞞材によって永続的な加熱域が作
られ、赤外線による探知を欺瞞することが可能になる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を、図1及び図2によって
説明する。1は船舶の主機関で、その排気ガス管路2は
煙突5を通っており、上方へ向って主機関1の排気ガス
を放出するようになっている。前記排気ガス管路2は、
管路の切換え装置6が設けられ、同切換え装置6は、分
岐管路3を介して船体の艫部の甲板上に設けられた水平
面内で旋回可能で、かつ、起伏可能な排気ガスの排出ブ
ーム4に接続されている。7は前記排出ブーム付近の分
岐管路3内に金属箔等の欺瞞材を混入する混入装置であ
る。
説明する。1は船舶の主機関で、その排気ガス管路2は
煙突5を通っており、上方へ向って主機関1の排気ガス
を放出するようになっている。前記排気ガス管路2は、
管路の切換え装置6が設けられ、同切換え装置6は、分
岐管路3を介して船体の艫部の甲板上に設けられた水平
面内で旋回可能で、かつ、起伏可能な排気ガスの排出ブ
ーム4に接続されている。7は前記排出ブーム付近の分
岐管路3内に金属箔等の欺瞞材を混入する混入装置であ
る。
【0010】本実施例では、通常の船舶の航行時には、
主機関1の排気ガスは煙突5内を通る排気ガス管路2内
を導かれ大気に放出される。
主機関1の排気ガスは煙突5内を通る排気ガス管路2内
を導かれ大気に放出される。
【0011】一方、赤外線による探知を欺瞞する必要が
ある場合には、排気ガス管路2に設けた切換え装置6を
作動して分岐管路3側に主機関1の排気ガスを導出す
る。分岐管路3に導かれた排気ガス中には、混入装置7
によって金属箔等の赤外線の欺瞞材が混入され排気ガス
によって加熱される。この加熱された欺瞞材が混入され
た排気ガスは、適宜の方向へ旋回・起伏された排気ガス
の排出ブーム4より大気中へ放出され、船体と離れた位
置に高温域を持続して形成する。
ある場合には、排気ガス管路2に設けた切換え装置6を
作動して分岐管路3側に主機関1の排気ガスを導出す
る。分岐管路3に導かれた排気ガス中には、混入装置7
によって金属箔等の赤外線の欺瞞材が混入され排気ガス
によって加熱される。この加熱された欺瞞材が混入され
た排気ガスは、適宜の方向へ旋回・起伏された排気ガス
の排出ブーム4より大気中へ放出され、船体と離れた位
置に高温域を持続して形成する。
【0012】一方、排気ガスの供給が行われない煙突5
の部分は次第に冷却され周囲との温度差がなくなる。
の部分は次第に冷却され周囲との温度差がなくなる。
【0013】従って、前記排気ガスの排出ブーム4より
排気ガスと共に大気中へ放出された加熱された欺瞞材に
よって形成された高温域によって、赤外線による探知を
欺瞞することができる。
排気ガスと共に大気中へ放出された加熱された欺瞞材に
よって形成された高温域によって、赤外線による探知を
欺瞞することができる。
【0014】図2は、本実施例による運用例を示し、船
舶8が矢印11で示す進行方向に進んでいる時に、赤外
線誘導方式の飛しよう体9が追尾して来た場合、本実施
例の排気ガスの排出ブーム4を風向12に対して図示の
風下の方向に旋回させ、金属箔等の欺瞞材を混入した排
気ガスを風向12の風下方向に放出させることにより、
高温域10が船体と離れたところに持続して生成され
る。これによって、飛しよう体9は、前記高温域10へ
向って矢印13へ示す進路をとることゝなり、赤外線に
よる探知を欺瞞することができる。
舶8が矢印11で示す進行方向に進んでいる時に、赤外
線誘導方式の飛しよう体9が追尾して来た場合、本実施
例の排気ガスの排出ブーム4を風向12に対して図示の
風下の方向に旋回させ、金属箔等の欺瞞材を混入した排
気ガスを風向12の風下方向に放出させることにより、
高温域10が船体と離れたところに持続して生成され
る。これによって、飛しよう体9は、前記高温域10へ
向って矢印13へ示す進路をとることゝなり、赤外線に
よる探知を欺瞞することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明においては、従来のフレアデコイ
によるものに比較し、船体の外部に広範囲の高温部を持
続して作ることができ、赤外線による探知を有効に、か
つ、永続して欺瞞することができる。
によるものに比較し、船体の外部に広範囲の高温部を持
続して作ることができ、赤外線による探知を有効に、か
つ、永続して欺瞞することができる。
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】同実施例の運用例の説明図である。
【図3】従来の船舶の排気ガス管路を示す船体断面図で
ある。
ある。
【符号の説明】 1 主機関 2 排気ガス管路 3 分岐管路 4 排気ガスの排出ブーム 5 煙突 6 切換え装置 7 混入装置
Claims (1)
- 【請求項1】 船舶の主機関の排気ガス管路に設けられ
た管路の切換え装置、同切換え装置に接続され水平面で
旋回可能及び起伏可能な排気ガスの排出ブーム、及び同
排出ガスブームに供給される排気ガスに赤外線の欺瞞材
を混入する装置を備えたことを特徴とする船舶の赤外線
探知欺瞞装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3301797A JPH05139377A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 船舶の赤外線探知欺瞞装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3301797A JPH05139377A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 船舶の赤外線探知欺瞞装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05139377A true JPH05139377A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17901292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3301797A Withdrawn JPH05139377A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 船舶の赤外線探知欺瞞装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05139377A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015526336A (ja) * | 2012-07-18 | 2015-09-10 | ミクロチユルボ | 隠蔽方法および装置とそのような装置が少なくとも1つ設けられた艦艇 |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP3301797A patent/JPH05139377A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015526336A (ja) * | 2012-07-18 | 2015-09-10 | ミクロチユルボ | 隠蔽方法および装置とそのような装置が少なくとも1つ設けられた艦艇 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |