JPH05139343A - 車幅拡縮機構を有する建設機械 - Google Patents

車幅拡縮機構を有する建設機械

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JPH05139343A
JPH05139343A JP30200191A JP30200191A JPH05139343A JP H05139343 A JPH05139343 A JP H05139343A JP 30200191 A JP30200191 A JP 30200191A JP 30200191 A JP30200191 A JP 30200191A JP H05139343 A JPH05139343 A JP H05139343A
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JP
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expansion
contraction
hydraulic
detecting
cylinder
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JP30200191A
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English (en)
Inventor
Toshimitsu Kanazawa
利光 金澤
Akihiro Hatakeno
秋弘 畠野
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 拡縮検出信号をセンタジョイントを介さずに
伝達可能とする。 【構成】 下部走行体10を構成する一対のサイドフレ
ームを拡大位置および縮小位置の間で駆動して車幅を拡
縮する拡縮シリンダ13と、上部旋回体側20に設けら
れた油圧タンク21、およびこの油圧タンク21内の圧
油を吐出する油圧源22を有し、この油圧源22の吐出
油をセンタジョイントCJを介して拡縮シリンダ13に
導くシリンダ駆動機構100と、サイドフレーム12が
拡大位置にあるか縮小位置にあるかを検出する拡縮検出
手段41と、上部旋回体20側に設けられ、拡縮検出手
段41の検出結果に基づいて所定の制御を行う制御手段
42とを備えた建設機械において、上記拡縮検出手段4
1を、サイドフレーム12の位置に応じた油圧タンク2
1の油面レベルを検出する油面レベル検出手段から構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下部走行体を構成する
一対のサイドフレームを駆動することにより車幅を拡縮
可能な建設機械に係り、特にその拡縮状態を検出して所
定の制御を行うようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばクローラクレーンなどの建設機械
においては、作業時に車体の転倒を防止して安全性を向
上させるために左右のクローラ間距離を大きく設定する
一方、車両を遠隔地に輸送する場合には、クローラ間距
離を小さくして法令による輸送制限内に車幅を設定しな
ければならない。そこで、例えば特公昭58−5826
7号公報には、下部走行体の左右部分を構成するサイド
フレーム(クローラが装着される)を拡縮シリンダによ
り車両横方向に駆動して車幅を拡縮するものが開示され
ている。上記拡縮シリンダは、例えば図6に示すような
駆動回路により駆動される。すなわち油圧源22からの
吐出油が、切換弁23およびセンタジョイントCJを介
して拡縮シリンダ13に導かれ、これにより拡縮シリン
ダ13が伸縮してサイドフレームが駆動され、車幅が拡
縮される。
【0003】ところで、この種の車幅を拡縮可能な建設
機械では、車幅が拡大状態にあるか縮小状態にあるかを
検出し、その検出結果に基づいて種々の制御を行ってい
る。一例としては、例えば縮小状態(不安定な状態)で
作業が行われることを防止するために、上記拡縮状態を
検出してこれを表示器にてオペレータに報知するといっ
た制御が挙げられる。そして従来は、例えば図6に示す
リミットスイッチLSを用いて上記車両の拡縮状態を拡
縮シリンダ13のストローク量として検出し、その検出
信号を不図示のコントローラ(上部旋回体側に設けられ
る)に伝達するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記拡
縮シリンダのストロークを検出するリミットスイッチは
下部走行体側に設けられているため、その信号を上部旋
回体側のコントローラに送るための配線は、センタジョ
イントCJを通す必要があるが、上部旋回体の下部走行
体に対する回転位置に拘らず確実に信号を伝達するに
は、センタジョイントCJにスリップリングSRなどの
特殊な機構を設ける必要がある。ここでセンタジョイン
トCJは、通常は油圧配管で送られる圧油などの流体を
回転に拘束されずに上部旋回体と下部走行体との間で流
通可能とするために設けられたものであり、上述のよう
な電気信号伝達用のスリップリングなどを設けるには、
シールド性の確保などの面で高度な加工技術が必要とな
るとともに、部品点数が増加し、大幅なコストアップを
招来するという問題がある。
【0005】本発明の目的は、拡縮検出信号をセンタジ
ョイントを介さずに伝達可能とした車幅拡縮機構を有す
る建設機械を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応付けて説明すると、本発明は、下部走行体10を構成
する一対のサイドフレーム12(図3)を拡大位置およ
び縮小位置の間で駆動して車幅を拡縮する拡縮シリンダ
13と、上部旋回体側20に設けられた油圧タンク2
1、およびこの油圧タンク21内の圧油を吐出する油圧
源22を有し、この油圧源22の吐出油をセンタジョイ
ントCJを介して拡縮シリンダ13に導くシリンダ駆動
機構100と、サイドフレーム12が拡大位置にあるか
縮小位置にあるかを検出する拡縮検出手段41と、上部
旋回体20側に設けられ、拡縮検出手段41の検出結果
に基づいて所定の制御を行う制御手段42とを備えた建
設機械に適用される。そして請求項1の発明は、上記拡
縮検出手段41を、サイドフレーム12の位置に応じた
油圧タンク21の油面レベルを検出する油面レベル検出
手段から構成し、これにより上記問題点を解決する。ま
た図5に示すように請求項2の発明は、上記拡縮検出手
段を、拡縮シリンダ13のいずれの油圧室に圧油が供給
される状態かを上部旋回体20側において検出する方向
検出手段72と、油圧源22と拡縮シリンダ13とを接
続する管路53の流量を上部旋回体20側において検出
する流量検出手段71とから構成し、これにより上記問
題点を解決する。また特に請求項3の発明は、油圧源2
2と拡縮シリンダ13とを接続する油圧管路53の圧力
が所定値以上か否かを上部旋回体20側において検出す
る圧力検出手段61(図4)を更に備え、上記圧力が所
定値以上であることが検出されているときにのみ拡縮検
出手段の検出結果に基づく所定の制御を行うよう制御手
段42を構成したものである。
【0007】
【作用】
(1)請求項1の発明 拡縮シリンダ13を駆動するための油量は伸長時と収縮
時とで異なるから、油圧タンク21の油面レベルを検出
する油面レベル検出手段41の検出結果に基づいてサイ
ドフレームの状態、すなわち車幅の拡縮状態を検知でき
る。そして油面レベル検出手段41は、必然的に上部旋
回体20側に設けられることになるので、その検出信号
を制御手段41に伝達するのにセンタジョイントCJを
通す必要はない。 (2)請求項2の発明 上記方向検出手段72の出力と、流量検出手段71の出
力により車幅の拡縮状態を検知できる。そして、これら
方向検出手段72および流量検出手段71はいずれも上
部旋回体20側に設けられているので、上述と同様にそ
の検出信号を制御手段41に伝達するのにセンタジョイ
ントCJを通す必要はない。また特に請求項3の発明に
おいて、油圧源22と拡縮シリンダ13とを接続する油
圧管路53の圧力が所定値以上のときにのみ上記所定の
制御を行うようにしたので、油圧管路が破損して油漏れ
が発生した場合の誤検出を防止できる。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0009】
【実施例】
−第1の実施例− 図1〜図3により本発明の第1の実施例を説明する。図
2はクローラクレーンの全体構成を示す斜視図、図3は
その下部走行体の平面図である。10は下部走行体、2
0は下部走行体10に旋回輪30を介して旋回可能に連
結された上部旋回体である。下部走行体10は、トラッ
クフレーム11と、その両サイドに連結された一対のサ
イドフレーム12と、両サイドフレーム12間に設けら
れた油圧式の拡縮シリンダ13とから主として構成さ
れ、各サイドフレーム12にクローラ14がそれぞれ装
着される。
【0010】サイドフレーム12は、図3に実線で示す
位置(拡大位置)と、二点鎖線で示す位置(縮小位置)
との間で移動可能とされ、この移動は拡縮シリンダ13
の伸縮により行われる。すなわち拡縮シリンダ13は、
その基端部が一方のサイドフレーム12に、ピストンロ
ッド13aの先端が他方のサイドフレーム12にそれぞ
れ固着され、ピストンロッド13aの伸長によりサイド
フレーム12が外側に、収縮により内側に駆動される。
そしてこれらサイドフレーム12の移動により車幅がW
1からW2の間で変更される。
【0011】一方、上部旋回体20には、拡縮シリンダ
駆動用のタンク21、油圧源22、方向切換弁23が載
置されるとともに、前部には作業用ブーム24が俯仰可
能に連結され、また後部にはカウンタウェイト25が載
置される。CJはセンタジョイントである。
【0012】図1は上記拡縮シリンダ13の油圧駆動回
路100を示す図である。油圧源22はタンク21内の
圧油を吐出し、その吐出油は、管路51,手動式方向切
換弁(2位置切換弁)23およびセンタジョイントCJ
を介して下部走行体10側の拡縮シリンダ13のボトム
室13bあるいはロッド室13cに導かれ、これにより
拡縮シリンダ13が伸縮する。拡縮シリンダ13からの
戻り油は、センタジョイントCJ、切換弁23および管
路52を介してタンク21に戻る。
【0013】ここで、拡縮シリンダ13のピストンロッ
ド13aがあるストロークだけ伸長するのに必要な油量
V1と、同じストロークだけ収縮するのに必要な油量V
2とを比較すると、V1>V2となる。これは、ロッド
室13cの容積がボトム室13bの容積よりも上記ピス
トンロッド13aの分だけ小さいことに起因する。そし
て、この油量の違いにより、シリンダ伸長時(サイドフ
レーム12が拡大位置にあるとき)のタンク21内の油
面レベルLV1は、収縮時(サイドフレーム12が縮小
位置にあるとき)の油面レベルLV2よりも低くなる。
【0014】41はこの油面レベルを検出する検出器で
あり、この検出器41は、例えばこの油面レベルがLV
1を超えるときにはオフしLV1まで低下するとオンす
る第1のフロートスイッチと、油面レベルがLV2を下
回るときにはオフしLV2まで上昇するとオンする第2
のフロートスイッチとから構成される。この油面レベル
検出器41の検出信号、すなわち各フロートスイッチの
オン・オフ状態はコントローラ42に入力され、コント
ローラ42は、そのオン・オフ状態に基づいて後述する
ように運転席に設けられた表示器43を点灯制御する。
この表示器43は、例えばランプにより上記サイドフレ
ーム12の拡縮状態を表示するものである。
【0015】次に、実施例の動作を説明する。サイドフ
レーム12が縮小位置にあるときには、切換弁23はB
位置にあって拡縮シリンダ13は収縮状態にある。この
ときはタンク21の油面レベルがLV2となっているの
で、油面レベル検出器41の第2のフロートスイッチの
みオンしており、コントローラ42は、これに伴ってサ
イドフレーム12が縮小状態にある旨の表示を表示器4
3を介して行う。
【0016】この状態でサイドフレーム12を拡大位置
に駆動すべくレバー23aにより方向切換弁23を図1
の如くA位置に切換えると、油圧源22の吐出油が管路
51,方向切換弁23およびセンタジョイントCJを介
して拡縮シリンダ13のボトム室13bに導かれ、これ
によりピストンロッド13aが伸長してサイドフレーム
12が外側に駆動される。拡縮シリンダ13のロッド室
13cの圧油は、センタジョイントCJ,切換弁23お
よび管路52を介してタンク21に戻る。
【0017】サイドフレーム12が拡大位置に達する
と、不図示のストッパによりそれ以上の駆動が阻止され
るので拡縮シリンダ13が停止し、以降は不図示のリリ
ーフ弁が開いて管路51の圧油が管路52を介してタン
クに戻される。このとき、上述したようにタンク21の
油面レベルがLV1となるので、油面レベル検出器41
の第1のフロートスイッチのみオンする状態となり、コ
ントローラ42は、第1のフロートスイッチのオンに伴
ってサイドフレーム12が拡大状態にある旨の表示を表
示器43を介して行う。
【0018】また、この状態で切換弁23を再びB位置
に切換えると、油圧源22の吐出油が拡縮シリンダ13
のロッド室13cに導かれてピストンロッド13aが収
縮し、サイドフレーム12が内側に駆動される。サイド
フレーム12が縮小位置に達すると、拡縮シリンダ13
が停止し、このときタンク21の油面レベルがLV2と
なるので、油面レベル検出器41の第2のフロートスイ
ッチのみがオンする状態となり、上述と同様にサイドフ
レーム12が拡大状態にある旨が表示される。
【0019】以上のように本実施例では、油圧タンク2
1の油面レベルを検出して車幅の拡縮状態を検知するよ
うにしたので、拡縮検出手段(油面レベル検出器41)
を上部旋回体20側に配置することが可能となり、その
検出信号をコントローラ42に伝達するのにセンタジョ
イントCJを通す必要がなくなる。したがってセンタジ
ョイントCJにスリップリングを設ける必要もなくな
る。
【0020】以上の実施例の構成において、コントロー
ラ42が制御手段42を、油面レベル検出器41が油面
レベル検出手段(拡縮検出手段)をそれぞれ構成する。
【0021】−第2の実施例− 次に、図4により本発明の第2の実施例を説明する。図
4は、図1の構成に圧力スイッチ(圧力検出手段)61
を加えたものである。この圧力スイッチ61は、上部旋
回体側に設けられ、切換弁23とセンタジョイントCJ
とを結ぶ管路53(シリンダ13のボトム室13bに接
続される管路)の圧力が所定値以上のときにオンし、所
定値未満になるとオフする。そのオン・オフ状態はコン
トローラ42に入力される。ここで、例えば上記管路5
1あるいは53が破損し、圧油の漏れが発生すると、拡
縮シリンダ13伸長時の管路53の圧力が所定値未満に
低下し、これにより圧力スイッチ61はオンからオフす
る。コントローラ42は、圧力スイッチ61がオンして
おり、かつ油面レベル検出器41を構成する第1のフロ
ートスイッチがオンしているときにサイドフレーム12
が拡大位置にあると判断してその旨の表示を表示器43
により行う。第1のフロートスイッチがオンしていても
圧力スイッチ61がオフしている場合には拡大位置の旨
の表示は行わない。なお第2のフロートスイッチのオン
時に縮小位置の旨の表示を行うのは第1の実施例と同様
である。
【0022】このように表示制御に圧力スイッチ61の
状態をも加味するようにしたので次のような効果が得ら
れる。すなわち、上述のように管路51あるいは53が
破損して圧油の漏れが発生した場合には、回路内の圧油
量が減少してタンク21内の油面レベルが低下するか
ら、拡縮シリンダ13が完全に伸長していないにも拘ら
ず上記第1のフロートスイッチがオンするおそれがあ
る。このため油面レベル検出器41の信号のみに基づい
て表示制御を行うと、油圧の漏れが発生した場合に、サ
イドフレーム12が拡大位置に達していないにも拘らず
達した旨が表示されるおそれがある。本実施例では、圧
力スイッチ61がオフしているときには、たとえ第1の
フロートスイッチがオンしていても拡大位置に達してい
ないと判断して拡大位置に達した旨の表示を行わないよ
うにしたので、誤表示が防止できる。
【0023】−第3の実施例− 次に、図5により本発明の第3の実施例を説明する。本
実施例では図5に示すような流量計71を用いて拡縮検
出を行うようにしたものである。流量計71は、上部旋
回体側に設けられ、管路53の流量を検出してコントロ
ーラ42に入力する。また72は切換弁23の切換位置
を検出する位置検出器であり、例えばポテンショメ−タ
により構成されれ、その検出値はコントローラ42に入
力される。ここで、拡縮シリンダ13が駆動されている
とき(サイドフレーム12が駆動されているとき)に
は、流量計71の出力は所定値以上となり、サイドフレ
ーム12が拡大位置か縮小位置かに達してシリンダ13
が停止すると流量計の出力は所定値以下(ほぼ零)とな
る。コントローラ42は、流量計71と位置検出器72
からの出力に基づいて、表示器43により次のような表
示制御を行う。 (1)流量が所定値未満で切換弁23がA位置に切換わ
っているときには拡大位置の旨の表示を行う。 (2)流量が所定値未満で切換弁23がB位置に切換わ
っているときには縮小位置の旨の表示を行う。 (3)流量が所定値以上の場合には切換弁23の位置に
拘らず表示は行わない。
【0024】以上により確実に拡縮状態の表示が行え
る。そして、上記流量計71と位置検出器72はいずれ
も上部旋回体20側に設けられているので、その検出信
号をコントローラ42に伝達するのにセンタジョイント
CJを通す必要がなく、上述と同様にセンタジョイント
CJにスリップリングを設ける必要がなくなる。なお、
流量計71よりも下流側で管路が破損して油漏れが発生
した場合には、流量計71の出力が所定値以下になって
もサイドフレーム12が拡縮位置あるいは縮小位置に達
していない場合があり得るので、上述と同様に誤表示が
行われる可能性があるが、この場合も図4に示した圧力
スイッチ61を設けることにより誤表示を防止できる。
【0025】以上では、車幅の拡縮を検出してその表示
を行う例を示したが、その他の制御を行うものでもよ
い。一例としては、切換弁23を3位置の電磁弁とし、
サイドフレーム12が拡大あるいは縮小位置に達したこ
とが検出されるのに伴って自動的に切換弁を中立位置に
切換えるような制御が考えられる。またクローラクレー
ンにて説明したが、例えばクローラ式油圧ショベルやそ
の他の建設機械(下部走行体と上部旋回体を有する)に
対しても本発明を適用できる。さらにアウトリガーを有
する建設機械において、アウトリガーの拡縮状態を検出
する検出機構に対しても本発明を適用できる。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、サイドフレー
ムの位置に応じた油圧タンクの油面レベルを検出するこ
とにより車幅の拡縮状態を検出するようにしたので、そ
の検出手段を上部旋回体側に配置することができ、セン
タジョイントを通さずに信号伝達が行える。したがっ
て、センタジョイントにスリップリングなどの特殊な機
構を設ける必要がなくなり、部品点数が減少するととも
に、高度な加工技術が不要となるので、コストダウンが
図れる。請求項2の発明によれば、拡縮シリンダのいず
れの油圧室に圧油が供給される状態かを上部旋回体側に
おいて検出するとともに、油圧源と拡縮シリンダとを接
続する管路の流量を上部旋回体側において検出し、これ
らの検出結果により車幅の拡縮状態を検出するようにし
たので、上述と同様にセンタジョイントを通さずに信号
伝達が行え、センタジョイントにスリップリングなどの
特殊な機構を設ける必要がなくなり、コストダウンが図
れる。また特に請求項3の発明によれば、圧力検出手段
を設けたので、油圧管路が破損して圧油の漏れが発生し
た場合の誤検出を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラクレーンの拡縮シリンダ駆動用油圧回
路および拡縮検出機構の第1の実施例を示す図である。
【図2】クローラクレーンの構成を示す斜視図である。
【図3】クローラクレーンの下部走行体を示す平面図で
ある。
【図4】拡縮検出機構の第2の実施例を示す図である。
【図5】拡縮検出機構の第3の実施例を示す図である。
【図6】従来の拡縮検出機構を示す図である。
【符号の説明】
10 下部走行体 11 センタフレーム 12 サイドフレーム 13 拡縮シリンダ 20 上部旋回体 21 油圧タンク 22 油圧源 23 方向切換弁 30 旋回輪 41 油面レベル検出器 42 コントローラ 43 表示器 61 圧力スイッチ 71 流量計 72 位置検出器 CJ センタジョイント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体を構成する一対のサイドフレ
    ームを拡大位置および縮小位置の間で駆動して車幅を拡
    縮する拡縮シリンダと、 上部旋回体側に設けられた油圧タンク、およびこの油圧
    タンク内の圧油を吐出する油圧源を有し、この油圧源の
    吐出油をセンタジョイントを介して前記拡縮シリンダに
    導くシリンダ駆動機構と、 前記サイドフレームが拡大位置にあるか縮小位置にある
    かを検出する拡縮検出手段と、 前記上部旋回体側に設けられ、前記拡縮検出手段の検出
    結果に基づいて所定の制御を行う制御手段とを備えた建
    設機械において、 前記拡縮検出手段は、前記サイドフレームの駆動位置に
    応じて変化する前記油圧タンクの油面レベルを検出する
    油面レベル検出手段から構成されることを特徴とする車
    幅拡縮機構を有する建設機械。
  2. 【請求項2】 下部走行体を構成する一対のサイドフレ
    ームを拡大位置および縮小位置の間で駆動して車幅を拡
    縮する拡縮シリンダと、 上部旋回体側に設けられた油圧タンク、およびこの油圧
    タンク内の圧油を吐出する油圧源を有し、この油圧源の
    吐出油をセンタジョイントを介して前記拡縮シリンダに
    導くシリンダ駆動機構と、 前記サイドフレームが拡大位置にあるか縮小位置にある
    かを検出する拡縮検出手段と、 前記上部旋回体側に設けられ、前記拡縮検出手段の検出
    結果に基づいて所定の制御を行う制御手段とを備えた建
    設機械において、 前記拡縮検出手段は、前記拡縮シリンダのいずれの油圧
    室に圧油が供給される状態かを前記上部旋回体側におい
    て検出する方向検出手段と、前記油圧源と拡縮シリンダ
    とを接続する管路の流量を前記上部旋回体側において検
    出する流量検出手段とから構成されることを特徴とする
    車幅拡縮機構を有する建設機械。
  3. 【請求項3】 前記油圧源と拡縮シリンダとを接続する
    油圧管路の圧力が所定値以上か否かを前記上部旋回体側
    において検出する圧力検出手段を更に備え、前記制御手
    段は、前記圧力が所定値以上であることが検出されてい
    るときにのみ前記拡縮検出手段の検出結果に基づく前記
    所定の制御を行うことを特徴とする請求項1または2に
    記載の車幅拡縮機構を有する建設機械。
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WO2021235492A1 (ja) * 2020-05-22 2021-11-25 コベルコ建機株式会社 建設機械

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