JPH05138711A - 金型クランプ装置 - Google Patents
金型クランプ装置Info
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- JPH05138711A JPH05138711A JP3302062A JP30206291A JPH05138711A JP H05138711 A JPH05138711 A JP H05138711A JP 3302062 A JP3302062 A JP 3302062A JP 30206291 A JP30206291 A JP 30206291A JP H05138711 A JPH05138711 A JP H05138711A
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- mold
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 既設の押出機ヘッドプレートや金型プレート
の仕様を変更しなくても両プレート間からの樹脂流失を
確実に防止し得る金型クランプ装置を実現する。 【構成】 ヘッドプレート11の押出機10側に一対の
クランプ本体2、2を配置し、これらのクランプ本体と
ヘッドプレート11と金型プレート21とを連結するク
ランプボルト3及びナット4を備える。そして、各クラ
ンプ本体内部の上下に、押出機シリンダ中心13aに対
して対称となるように作動シリンダ5を設け、これらの
作動シリンダ5に作動圧を供給してヘッドプレート11
を金型プレート21プレート側に押圧することにより、
両プレート11、21を十分な締め付け力で均等に締結
する。
の仕様を変更しなくても両プレート間からの樹脂流失を
確実に防止し得る金型クランプ装置を実現する。 【構成】 ヘッドプレート11の押出機10側に一対の
クランプ本体2、2を配置し、これらのクランプ本体と
ヘッドプレート11と金型プレート21とを連結するク
ランプボルト3及びナット4を備える。そして、各クラ
ンプ本体内部の上下に、押出機シリンダ中心13aに対
して対称となるように作動シリンダ5を設け、これらの
作動シリンダ5に作動圧を供給してヘッドプレート11
を金型プレート21プレート側に押圧することにより、
両プレート11、21を十分な締め付け力で均等に締結
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押出機に成形用金型を
取り付ける際に使用する金型クランプ装置に関する。
取り付ける際に使用する金型クランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば塩ビ製パイプのような合成樹脂製
パイプを押出成形により製造する場合には、先端部にヘ
ッドプレートが設けられた押出機と、そのヘッドプレー
トに接続されるプレート(金型プレート)を有する成形
用の金型とが使用される。そして、押出機ヘッドプレー
トと金型プレートとを締結した状態で、押出機における
シリンダ内でスクリューを回転させることにより可塑化
した樹脂を前方に送り、更に金型を通じて連続的に押し
出すことでパイプ状に形成する。
パイプを押出成形により製造する場合には、先端部にヘ
ッドプレートが設けられた押出機と、そのヘッドプレー
トに接続されるプレート(金型プレート)を有する成形
用の金型とが使用される。そして、押出機ヘッドプレー
トと金型プレートとを締結した状態で、押出機における
シリンダ内でスクリューを回転させることにより可塑化
した樹脂を前方に送り、更に金型を通じて連続的に押し
出すことでパイプ状に形成する。
【0003】その場合、押出機のヘッドプレートと金型
プレートとが所定状態に確実に締結されていないと、押
出時に樹脂に作用する圧力(樹脂圧)によって前記両プ
レート間から樹脂が流出することになる。そこで、この
ような樹脂の流出を招かないようにするため、従来にお
いては、例えば、押出機ヘッドプレートと金型プレート
とを複数のボルト及びナットにより連結し、それらのナ
ット等をスパナ等を用いて手作業で締め付けることを行
っていた。
プレートとが所定状態に確実に締結されていないと、押
出時に樹脂に作用する圧力(樹脂圧)によって前記両プ
レート間から樹脂が流出することになる。そこで、この
ような樹脂の流出を招かないようにするため、従来にお
いては、例えば、押出機ヘッドプレートと金型プレート
とを複数のボルト及びナットにより連結し、それらのナ
ット等をスパナ等を用いて手作業で締め付けることを行
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
手締めによる締結は、各ボルト・ナットを均一に締め付
けることが困難であることから、締め付け部位によって
締め付け力に差が生じやすい。そのため、締め付け力が
相対的に弱い部分においては、押出機ヘッドプレートと
金型プレートとの間からの樹脂流出が起きるという問題
があった。
手締めによる締結は、各ボルト・ナットを均一に締め付
けることが困難であることから、締め付け部位によって
締め付け力に差が生じやすい。そのため、締め付け力が
相対的に弱い部分においては、押出機ヘッドプレートと
金型プレートとの間からの樹脂流出が起きるという問題
があった。
【0005】尚、押出機ヘッドプレート表面(当たり
面)に対して金型を均等な力で締結させる手段として、
油圧シリンダを利用することも考えられる。しかし、既
設の押出機ヘッドプレート等に単に油圧シリンダを取り
付けただけでは十分な受圧面積が確保できないため、押
出機ヘッドプレートや金型プレートの仕様変更を余儀無
くされるという不都合が生じる。
面)に対して金型を均等な力で締結させる手段として、
油圧シリンダを利用することも考えられる。しかし、既
設の押出機ヘッドプレート等に単に油圧シリンダを取り
付けただけでは十分な受圧面積が確保できないため、押
出機ヘッドプレートや金型プレートの仕様変更を余儀無
くされるという不都合が生じる。
【0006】本発明は、従来における上記のような実情
に対処するもので、既設の押出機ヘッドプレートや金型
プレートの仕様を変更しなくても、それらを均等且つ十
分な締め付け力によって締結させることができる金型ク
ランプ装置を提供することを目的とする。
に対処するもので、既設の押出機ヘッドプレートや金型
プレートの仕様を変更しなくても、それらを均等且つ十
分な締め付け力によって締結させることができる金型ク
ランプ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
願の請求項1に記載の発明(以下、「第1発明」とい
う)は、押出機の先端部に設けられたヘッドプレートと
金型の一端部に設けられた金型プレートとを所定状態に
締結させる金型クランプ装置として、次のように構成し
た。
願の請求項1に記載の発明(以下、「第1発明」とい
う)は、押出機の先端部に設けられたヘッドプレートと
金型の一端部に設けられた金型プレートとを所定状態に
締結させる金型クランプ装置として、次のように構成し
た。
【0008】すなわち、上記ヘッドプレートの押出機側
にクランプ本体を設け、このクランプ本体とヘッドプレ
ートと金型プレートとを連結させる連結部を備える。そ
して、クランプ本体には、内部に作動圧が供給された時
に金型プレートとヘッドプレートとを締め付ける方向に
ヘッドプレートを押圧する作動シリンダを設ける。この
種の作動シリンダは全部で複数個設けるが、その場合、
押出機のシリンダ中心に対して対称となる位置に各作動
シリンダを配置する。
にクランプ本体を設け、このクランプ本体とヘッドプレ
ートと金型プレートとを連結させる連結部を備える。そ
して、クランプ本体には、内部に作動圧が供給された時
に金型プレートとヘッドプレートとを締め付ける方向に
ヘッドプレートを押圧する作動シリンダを設ける。この
種の作動シリンダは全部で複数個設けるが、その場合、
押出機のシリンダ中心に対して対称となる位置に各作動
シリンダを配置する。
【0009】この作動シリンダの作動圧は油圧が好まし
いが、水圧であってもよい。一方、本願の請求項2に記
載の発明(以下、「第2発明」という)は、第1発明を
更に限定したもので、次のように構成した。すなわち、
押出機のシリンダ中心に対して左右の対称位置に一対の
クランプ本体を配置し、それらのクランプ本体内部の上
下に作動シリンダをそれぞれ設ける。そして、各クラン
プ本体とヘッドプレートと金型プレートとを連結させる
連結部を、上記上下の作動シリンダの間を通って各クラ
ンプ本体、ヘッドプレート及び金型プレートを貫通し且
つクランプ本体とは別体とされたクランプボルトと、そ
のボルト先端部に螺合されたナットとで構成する。
いが、水圧であってもよい。一方、本願の請求項2に記
載の発明(以下、「第2発明」という)は、第1発明を
更に限定したもので、次のように構成した。すなわち、
押出機のシリンダ中心に対して左右の対称位置に一対の
クランプ本体を配置し、それらのクランプ本体内部の上
下に作動シリンダをそれぞれ設ける。そして、各クラン
プ本体とヘッドプレートと金型プレートとを連結させる
連結部を、上記上下の作動シリンダの間を通って各クラ
ンプ本体、ヘッドプレート及び金型プレートを貫通し且
つクランプ本体とは別体とされたクランプボルトと、そ
のボルト先端部に螺合されたナットとで構成する。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、ヘッドプレートの押出機
側に位置するクランプ本体に備えられた作動シリンダに
作動圧を供給した時に、その作動シリンダが作動して金
型プレートとヘッドプレートとを締め付ける方向にヘッ
ドプレートを押圧する。この時、作動シリンダは全部で
複数個設けられて、押出機のシリンダ中心に対して対称
位置にそれぞれ存在するように配置されているから、各
作動シリンダに等しい作動圧を供給することで、ヘッド
プレートに対する押圧力、つまり金型プレートとヘッド
プレートとを締め付ける力が押出機のシリンダ中心を挟
んで等しくなる。これにより、締め付け力のバラツキが
解消され、金型プレートとヘッドプレートとが均等に締
結されることになる。
側に位置するクランプ本体に備えられた作動シリンダに
作動圧を供給した時に、その作動シリンダが作動して金
型プレートとヘッドプレートとを締め付ける方向にヘッ
ドプレートを押圧する。この時、作動シリンダは全部で
複数個設けられて、押出機のシリンダ中心に対して対称
位置にそれぞれ存在するように配置されているから、各
作動シリンダに等しい作動圧を供給することで、ヘッド
プレートに対する押圧力、つまり金型プレートとヘッド
プレートとを締め付ける力が押出機のシリンダ中心を挟
んで等しくなる。これにより、締め付け力のバラツキが
解消され、金型プレートとヘッドプレートとが均等に締
結されることになる。
【0011】また、上記の如く作動シリンダが押出機の
シリンダ中心に対して対称位置にそれぞれ存在するよう
に複数の作動シリンダを配置することで、作動シリンダ
一個当たりの受圧面積(作動シリンダ径)を小さくする
ことができる。従って、上記構成の金型クランプ装置に
ついては、既設の押出機ヘッドプレートの仕様を変更し
なくても該プレートへの装着が可能となる。
シリンダ中心に対して対称位置にそれぞれ存在するよう
に複数の作動シリンダを配置することで、作動シリンダ
一個当たりの受圧面積(作動シリンダ径)を小さくする
ことができる。従って、上記構成の金型クランプ装置に
ついては、既設の押出機ヘッドプレートの仕様を変更し
なくても該プレートへの装着が可能となる。
【0012】また、特に第2発明の構成によると、クラ
ンプ本体と別体のクランプボルトによってクランプ本体
とヘッドプレートと金型プレートとが連結されているの
で、例えばクランプボルトが劣化した場合や損傷した場
合には、そのクランプボルトのみを交換すれば足り、し
かもそのようなクランプボルトの交換作業も容易に行え
ることになる。
ンプ本体と別体のクランプボルトによってクランプ本体
とヘッドプレートと金型プレートとが連結されているの
で、例えばクランプボルトが劣化した場合や損傷した場
合には、そのクランプボルトのみを交換すれば足り、し
かもそのようなクランプボルトの交換作業も容易に行え
ることになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
押出機と塩ビ製パイプ製造用の金型との締結部に本発明
の金型クランプ装置を適用した実施例を示すものであ
る。同図に示すように、この実施例に係る金型クランプ
装置1は、押出機10の先端部に設けられたヘッドプレ
ート11と金型20の一端部に設けられた金型プレート
21とにわたって取り付けられる。
押出機と塩ビ製パイプ製造用の金型との締結部に本発明
の金型クランプ装置を適用した実施例を示すものであ
る。同図に示すように、この実施例に係る金型クランプ
装置1は、押出機10の先端部に設けられたヘッドプレ
ート11と金型20の一端部に設けられた金型プレート
21とにわたって取り付けられる。
【0014】ここで、図例の押出機10においては、成
形用の材料が供給されるホッパ12と、このホッパ12
から送られてきた材料を加熱可塑化して所定の圧力で前
方に押し出すシリンダ13とが備えられている。そし
て、そのシリンダ13から押し出された樹脂が上記ヘッ
ドプレート11及び金型プレート21を通過して金型2
0へ供給され、その金型20によってパイプ状に形成さ
れて前方に押し出されることにより、塩ビ製パイプ30
が連続的に成形されるようになっている。
形用の材料が供給されるホッパ12と、このホッパ12
から送られてきた材料を加熱可塑化して所定の圧力で前
方に押し出すシリンダ13とが備えられている。そし
て、そのシリンダ13から押し出された樹脂が上記ヘッ
ドプレート11及び金型プレート21を通過して金型2
0へ供給され、その金型20によってパイプ状に形成さ
れて前方に押し出されることにより、塩ビ製パイプ30
が連続的に成形されるようになっている。
【0015】上記金型クランプ装置1は、図2〜図4に
示すように、ヘッドプレート11の押出機10側であっ
て押出機10のシリンダ中心13aに対して対称となる
位置に配置された左右一対のクランプ本体2、2と、こ
れらのクランプ本体2、2とヘッドプレート11と金型
プレート21とを連結するクランプボルト3、3及びナ
ット4、4とを有する。
示すように、ヘッドプレート11の押出機10側であっ
て押出機10のシリンダ中心13aに対して対称となる
位置に配置された左右一対のクランプ本体2、2と、こ
れらのクランプ本体2、2とヘッドプレート11と金型
プレート21とを連結するクランプボルト3、3及びナ
ット4、4とを有する。
【0016】このうち各クランプボルト3は、それぞ
れ、クランプ本体2の押出機10側の側面に形成された
溝部2aにボルト頭部が係合した状態で、クランプ本体
2、ヘッドプレート11及び金型プレート21を貫通し
ている。そして、その金型プレート21を貫通したボル
ト先端部にナット4が取り付けられていることにより、
クランプ本体2、ヘッドプレート11及び金型プレート
21をこの順番で連結している。
れ、クランプ本体2の押出機10側の側面に形成された
溝部2aにボルト頭部が係合した状態で、クランプ本体
2、ヘッドプレート11及び金型プレート21を貫通し
ている。そして、その金型プレート21を貫通したボル
ト先端部にナット4が取り付けられていることにより、
クランプ本体2、ヘッドプレート11及び金型プレート
21をこの順番で連結している。
【0017】尚、各ボルト先端部におけるナット4は、
後述する作動シリンダのストローク分を予め考慮して締
め込まれている。また、ヘッドプレート11と金型プレ
ート21との間には連結リング14が設けられており、
その連結リング14内を通って押出機10側から金型2
0側に樹脂が送られるようになっている。一方、上記左
右のクランプ本体2、2には、それぞれ、クランプボル
ト4と干渉しないように上下に一対のシリンダ室2bが
形成されており、これらのシリンダ室2bに作動シリン
ダ5が備えられている。
後述する作動シリンダのストローク分を予め考慮して締
め込まれている。また、ヘッドプレート11と金型プレ
ート21との間には連結リング14が設けられており、
その連結リング14内を通って押出機10側から金型2
0側に樹脂が送られるようになっている。一方、上記左
右のクランプ本体2、2には、それぞれ、クランプボル
ト4と干渉しないように上下に一対のシリンダ室2bが
形成されており、これらのシリンダ室2bに作動シリン
ダ5が備えられている。
【0018】これらの作動シリンダ5は、左側のクラン
プ本体2と右側のクランプ本体2との関係においては、
押出機10のシリンダ中心13aに対して対称に位置す
るように配置されており、各々ヘッドプレート11側に
向けて進退可能とされている。そして、各シリンダ室2
bにおける作動圧供給室2cに作動圧が供給された時に
各作動シリンダ5がヘッドプレート11側に移動して該
プレート11を押圧することにより、金型プレート21
とヘッドプレート11とを作動圧に応じた力で締め付け
るようになっている。
プ本体2と右側のクランプ本体2との関係においては、
押出機10のシリンダ中心13aに対して対称に位置す
るように配置されており、各々ヘッドプレート11側に
向けて進退可能とされている。そして、各シリンダ室2
bにおける作動圧供給室2cに作動圧が供給された時に
各作動シリンダ5がヘッドプレート11側に移動して該
プレート11を押圧することにより、金型プレート21
とヘッドプレート11とを作動圧に応じた力で締め付け
るようになっている。
【0019】次に、この実施例の作用を説明する。先
ず、図示のように金型クランプ装置1をセットした状態
で、左右の各クランプ本体2に形成された上下のシリン
ダ室2bにおける作動圧供給室2cに所定の作動圧をそ
れぞれ供給する。このようにすると、その作動圧を受け
て各作動シリンダ5がヘッドプレート11側に移動して
該プレート11を押圧することにより、ヘッドプレート
11と金型プレート21とが連結リング14を挟んだ状
態で締め付けられる。
ず、図示のように金型クランプ装置1をセットした状態
で、左右の各クランプ本体2に形成された上下のシリン
ダ室2bにおける作動圧供給室2cに所定の作動圧をそ
れぞれ供給する。このようにすると、その作動圧を受け
て各作動シリンダ5がヘッドプレート11側に移動して
該プレート11を押圧することにより、ヘッドプレート
11と金型プレート21とが連結リング14を挟んだ状
態で締め付けられる。
【0020】この時、作動シリンダ5は全部で4個設け
られて、それらが押出機10におけるシリンダ中心13
aに対して対称位置に配置されているから、金型プレー
ト21とヘッドプレート11とを締め付ける力は押出機
10におけるシリンダ中心13aを挟んで等しくなる。
言い換えると、金型プレート21及びヘッドプレート1
1の締め付け面に作用する力がその締め付け面における
何れの部位においても一定となる。これにより、両プレ
ート21、11に対する締め付け力のバラツキが解消さ
れ、金型プレート21とヘッドプレート11とが均等に
締結されることになる。
られて、それらが押出機10におけるシリンダ中心13
aに対して対称位置に配置されているから、金型プレー
ト21とヘッドプレート11とを締め付ける力は押出機
10におけるシリンダ中心13aを挟んで等しくなる。
言い換えると、金型プレート21及びヘッドプレート1
1の締め付け面に作用する力がその締め付け面における
何れの部位においても一定となる。これにより、両プレ
ート21、11に対する締め付け力のバラツキが解消さ
れ、金型プレート21とヘッドプレート11とが均等に
締結されることになる。
【0021】従って、全ての作動シリンダ5の受圧面積
に作動圧を掛けた値(A)がヘッドプレート11又は金
型プレート21に対する連結リング14の当たり面に樹
脂圧を掛けた値(B)よりも大きくなるように(A>
B)予め作動圧の値を設定しておくことにより、締め付
け力のバラツキがあった場合に生じていたヘッドプレー
ト11と金型プレート21との間からの樹脂流出を確実
に防止することができる。
に作動圧を掛けた値(A)がヘッドプレート11又は金
型プレート21に対する連結リング14の当たり面に樹
脂圧を掛けた値(B)よりも大きくなるように(A>
B)予め作動圧の値を設定しておくことにより、締め付
け力のバラツキがあった場合に生じていたヘッドプレー
ト11と金型プレート21との間からの樹脂流出を確実
に防止することができる。
【0022】しかも、この金型クランプ装置1において
は、全部で4個の作動シリンダ5が備えられていること
により、押出機10のシリンダ中心13aに2個の作動
シリンダを設けた場合にくらべると、作動シリンダ一個
当たりの受圧面積(作動シリンダ径)を小さくすること
ができるので、既設の押出機ヘッドプレートの仕様を変
更しなくても装着が可能となる。
は、全部で4個の作動シリンダ5が備えられていること
により、押出機10のシリンダ中心13aに2個の作動
シリンダを設けた場合にくらべると、作動シリンダ一個
当たりの受圧面積(作動シリンダ径)を小さくすること
ができるので、既設の押出機ヘッドプレートの仕様を変
更しなくても装着が可能となる。
【0023】また、各クランプ本体2とクランプボルト
3とが別体とされているから、例えばクランプボルト3
の劣化・損傷時や連結リング14の長さ変更時には、そ
のクランプボルト3のみを交換すれば足り、しかもその
ようなクランプボルト3の交換作業もボルト先端部のナ
ット4を取り外すだけで容易に行うことができる。更
に、ヘッドプレート11と金型プレート21との締結時
においては、ナット4はクランプボルト3の先端部に当
初の取着状態のままであるから、この種のナットを回し
てヘッドプレートと金型プレートとを締め付けた場合に
生じやすかった金型プレート面における焼付きや損傷も
回避されることになる。
3とが別体とされているから、例えばクランプボルト3
の劣化・損傷時や連結リング14の長さ変更時には、そ
のクランプボルト3のみを交換すれば足り、しかもその
ようなクランプボルト3の交換作業もボルト先端部のナ
ット4を取り外すだけで容易に行うことができる。更
に、ヘッドプレート11と金型プレート21との締結時
においては、ナット4はクランプボルト3の先端部に当
初の取着状態のままであるから、この種のナットを回し
てヘッドプレートと金型プレートとを締め付けた場合に
生じやすかった金型プレート面における焼付きや損傷も
回避されることになる。
【0024】尚、上記実施例においては、押出機10の
シリンダ中心13aに対して左右に一対のクランプ本体
2、2を設けたが、押出機シリンダ中心の回りに対称に
3個以上のクランプ本体を配置してもよい。また、上記
実施例では、各クランプ本体2とクランプボルト3とは
互いに別体とされているが、両者を一体化させたもので
あってもよい。
シリンダ中心13aに対して左右に一対のクランプ本体
2、2を設けたが、押出機シリンダ中心の回りに対称に
3個以上のクランプ本体を配置してもよい。また、上記
実施例では、各クランプ本体2とクランプボルト3とは
互いに別体とされているが、両者を一体化させたもので
あってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、押出機に
成形用金型を締結する際に、押出機ヘッドプレートと金
型プレートとに対する締め付け力がその締め付け面にお
ける何れの部位においても一定となる。従って、締め付
け力のバラツキが解消されて、押出機ヘッドプレートと
金型プレートとが均等に締結される。しかも、両プレー
トを締結させる作動シリンダの一個当たりの受圧面積
(作動シリンダ径)を小さくすることができるので、既
設の押出機ヘッドプレートの仕様を変更しなくても装着
することができる。
成形用金型を締結する際に、押出機ヘッドプレートと金
型プレートとに対する締め付け力がその締め付け面にお
ける何れの部位においても一定となる。従って、締め付
け力のバラツキが解消されて、押出機ヘッドプレートと
金型プレートとが均等に締結される。しかも、両プレー
トを締結させる作動シリンダの一個当たりの受圧面積
(作動シリンダ径)を小さくすることができるので、既
設の押出機ヘッドプレートの仕様を変更しなくても装着
することができる。
【0026】これにより、既設の押出機ヘッドプレート
や金型プレートの仕様を変更しなくても、それらを均等
且つ十分な締め付け力によって締結させることで両プレ
ート間からの樹脂流失を確実に防止し得る金型クランプ
装置が実現されることになる。
や金型プレートの仕様を変更しなくても、それらを均等
且つ十分な締め付け力によって締結させることで両プレ
ート間からの樹脂流失を確実に防止し得る金型クランプ
装置が実現されることになる。
【図1】本発明の実施例を示すもので、押出機と塩ビ製
パイプ製造用の金型との締結部に金型クランプ装置を装
着した状態を示す斜視図である。
パイプ製造用の金型との締結部に金型クランプ装置を装
着した状態を示す斜視図である。
【図2】上記金型クランプ装置の周辺部を拡大して示す
平面図である。
平面図である。
【図3】上記金型クランプ装置の周辺部を押出機側から
見た一部省略平面図である。
見た一部省略平面図である。
【図4】上記金型クランプ装置の周辺部の一部切り欠き
側面図である。
側面図である。
1・・・金型クランプ装置、 2・・・クランプ本体、 3,4・・・連結部(3・・・クランプボルト、4・・
・ナット)、 5・・・作動シリンダ、 3・・・外周。 10・・・押出機、 11・・・ヘッドプレート、 13a・・・シリンダ中心、 20・・・金型、 21・・・金型プレート。
・ナット)、 5・・・作動シリンダ、 3・・・外周。 10・・・押出機、 11・・・ヘッドプレート、 13a・・・シリンダ中心、 20・・・金型、 21・・・金型プレート。
Claims (2)
- 【請求項1】 押出機の先端部に設けられたヘッドプレ
ートと金型の一端部に設けられた金型プレートとを所定
状態に締結させる金型クランプ装置であって、上記ヘッ
ドプレートの押出機側に設けられたクランプ本体と、こ
のクランプ本体とヘッドプレートと金型プレートとを連
結させる連結部とを有し、クランプ本体には、作動圧が
供給された時に金型プレートとヘッドプレートとを締め
付ける方向にヘッドプレートを押圧する作動シリンダが
設けられており、且つ該シリンダが押出機のシリンダ中
心に対して対称位置にそれぞれ存在するように全体とし
て複数個備えられていることを特徴とする金型クランプ
装置。 - 【請求項2】 クランプ本体は、押出機のシリンダ中心
に対して左右の対称位置に配置され、それらのクランプ
本体内部の上下に作動シリンダが設けられていると共
に、各クランプ本体とヘッドプレートと金型プレートと
を連結させる連結部が、上記上下の作動シリンダの間を
通って各クランプ本体、ヘッドプレート及び金型プレー
トを貫通し且つクランプ本体とは別体とされたクランプ
ボルトと、そのボルト先端部に螺合されたナットとで構
成されていることを特徴とする請求項1に記載の金型ク
ランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP30206291A JP3244521B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 金型クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP30206291A JP3244521B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 金型クランプ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH05138711A true JPH05138711A (ja) | 1993-06-08 |
JP3244521B2 JP3244521B2 (ja) | 2002-01-07 |
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ID=17904458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP30206291A Expired - Fee Related JP3244521B2 (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 金型クランプ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3244521B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP30206291A patent/JP3244521B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3244521B2 (ja) | 2002-01-07 |
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