JPH05138437A - ねじ研削盤におけるねじ溝合わせ方法 - Google Patents

ねじ研削盤におけるねじ溝合わせ方法

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JPH05138437A
JPH05138437A JP32669691A JP32669691A JPH05138437A JP H05138437 A JPH05138437 A JP H05138437A JP 32669691 A JP32669691 A JP 32669691A JP 32669691 A JP32669691 A JP 32669691A JP H05138437 A JPH05138437 A JP H05138437A
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JP
Japan
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work
value
thread groove
workpiece
screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP32669691A
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English (en)
Inventor
Osamu Ogata
修 尾形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Machine Tool Positioning Apparatuses (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 前加工済のワークのねじ溝と砥石との位置合
わせを効率的に、かつ自動に行う。 【構成】 前加工済のワークの端面における砥石と合致
する正規位置(OK値)を予め求めた後、ワーク端面の
フラット面のA位置に定寸装置の接触子を当接して+N
Gを検知し、ワークを回転およびX方向に移動し、前記
OK値を示すB′位置を検知しながら、約180°回動
し、前記フラット面上のC位置における−NG値を検知
した後、ワークを逆転し、B′値に対応するB位置を求
めて位相合わせを完了し、その位置をNC装置側に記憶
する。 【効果】 生産性,機械稼動率の向上と高精度の研削加
工が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前加工済のワークのね
じ溝を研削する際に、ワークと砥石との位置を自動的に
位相合わせするに好適なねじ研削盤におけるねじ溝合わ
せ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークはねじ溝研削される前にねじ溝加
工機により前加工される。前加工済のワークをねじ研削
盤で仕上げ研削加工するには、ねじ溝と砥石との位相を
合致させることが必要となる。従来技術ではねじ研削盤
上にセットした前加工済のワークのねじ溝に砥石を当
て、その火花の出具合を見ながら両者が合致する正規位
置を見出す方法が一般に採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来技術のよ
うに、前加工済のワークの仕上げ研削加工前に、該ワー
クと砥石との位相合わせを手動および目視により確認す
る方法は極めて高度の熟練を必要とし、一般のオペレー
タではねじ溝合わせミスが生じ易い。また、ねじ溝合わ
せに極めて多くの時間を必要とする。特に多数のワーク
を研削加工する場合には生産性を低下させると共に、機
械稼動率が大巾に低下する。更に、両側面の取り代が一
定にならず高精度のねじ研削が出来なくなる問題点が生
ずる。
【0004】本発明は、以上の多くの問題点を解決する
もので、ねじ溝合わせが高精度に、かつ自動的に行わ
れ、機械稼動率および生産性を向上すると共に高精度ね
じ溝加工が出来るねじ研削盤におけるねじ溝合わせ方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、前加工されたねじ溝を有しその端面に
少なくとも180°以上のフラット面を形成するワーク
をNC装置を有するねじ研削盤で前記ねじ溝の仕上げ研
削加工するためのねじ溝合わせ方法であって、予め、前
加工済ワークのワーク端面におけるねじ溝と合致する砥
石の正規位置(OK値)を定寸装置で確認し、ねじ溝の
仕上げ研削加工のためにねじ研削盤にセットされた前加
工済のワークの前記フラット面のA位置に接触子を当
て、+NG値を定寸装置およびNC装置側で検知し、主
軸およびテーブルを回転および移動しながら前記ワーク
の端面側のねじ溝に接触子を当接し前記正規位置に相当
するB′位置におけるOK値を検知しながら約180°
以上ワークを回転し、再び前記フラット面のC位置に当
接した接触子で−NG値を検知した後、前記ワークを逆
方向に回転し、接触子が前記OK値を示すB′位置に対
応するB位置を検出してねじ溝合わせを行うようにした
ねじ研削盤におけるねじ溝合わせ方法を特徴とするもの
である。
【0006】
【作用】前加工済のワークの端面には少なくとも180
°のフラット面が形成される。砥石とねじ溝とを合致さ
せるために、予めワークの端面位置における砥石位置を
正規位置として定寸装置のOK値として設定する。前加
工済のワークをねじ研削盤にセットし、その端面のフラ
ット面の任意の位置、例えば、A位置に定寸装置の接触
子を当て、+NG値として検知する。次に、主軸および
テーブルを同期回転,移動させ、ワークの端面のねじ溝
に接触子を当て、B′位置でOK値を検知しながら更に
ワークを回動し約180°位回動して前記フラット面の
C位置の−NG値を検知する。その状態から逆にワーク
を回転し、OK値に相当するB位置を確認する。このB
位置が砥石と合致するねじ溝位置になる。以下、ワーク
が変る度に同一の方法を繰返し行う。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本実施例の適用されるねじ研削盤の概要構
造とそれに付設される同実施例の構成を示すものであ
る。ワーク1にはねじ溝2が前加工されると共に、その
端面には図3に示すように180°を越える範囲でフラ
ット面3が形成されている。ワーク1はテーブル4上に
載置される主軸台5および心押台6間にセンタ支持され
る。テーブル4はベッド7上にワーク1の軸線方向のX
方向に沿って移動自在に支持される主軸台5の主軸8お
よびテーブル6は図略の駆動機構とNC装置9により回
転およびX方向の移動を同期制御される。定寸装置10
はベッド7側に固持され、その接触子11はワーク1に
当接係合し得る位置に配置される。また、定寸装置10
は検出表示器12を介してNC装置9に連結される。一
方、ねじ溝2を研削する砥石13は所定位置に固持さ
れ、ワーク1に近接又はそれから離隔する方向に移動自
在にベッド7側に支持される。
【0008】次に、本実施例の作用を図2ないし図4お
よび図5のフローチャートに基づき説明する。まず、ワ
ーク1のねじ溝の仕上げ研削加工に先立って、ワーク1
の端面位置におけるねじ溝2の砥石13と合致する位置
を正規位置として確認する。具体的にはワーク1をマス
タとして主軸台5と心押台6間に挟持し、砥石13とね
じ溝2を合致させその状態でワーク1の端面のねじ溝2
に接触子11を当接させ検出表示器12にOK値として
表示しNC装置9に入力する(ステップ100)。以上
の段取りが終了してから、加工すべてワークをねじ研削
盤上にセットする。図1ないし図3に示すように、定寸
装置10の接触子11をワーク1の端面のフラット面3
に当接する。その位置をA位置(図3)とする。A位置
における定寸装置10の検出表示器12の表示値を+N
G値とする(ステップ101)。次に、主軸およびテー
ブルを同期して回転,移動する(ステップ102)。図
3に示すように接触子11はワーク1の端面側のねじ溝
2に接触しながら移動する(ステップ103)。移動途
中におけるB′位置で定寸装置11の検出表示器12は
前記OK値を確認するが、図4に示すようにB′位置を
通過してワーク1を回動する(ステップ104)。ワー
ク1を180°以上回動すると接触子11がフラット面
3の一つの位置、C位置に来る。前記したように、ワー
ク1はテーブル4のX方向の移動により移動しているた
めC位置ではA位置の+NGと異なる−NG値を検知す
る(ステップ105)。A位置における+NG値とC位
置における−NG値とを求めることにより、ワーク1が
OK値に相当する正規位置を通り過ぎたことが確認され
る。そこで、図4に示すようにワーク1を逆転し、定寸
装置10がOK値を示す位置、すなわちB位置を検出す
る(ステップ106)。以上によりB位置が砥石13と
合致するねじ溝2に相当する。そのため、その状態でワ
ーク1と砥石13と係合させることによりワーク1のね
じ溝と砥石13とのねじ溝合わせが完全に行われ、研削
作業が進められる。B位置における主軸8およびテーブ
ル4の位置はNC装置9内に記憶される。
【0009】以上により、1つのワーク1のねじ溝2の
合わせが完了し、ねじ溝の仕上げ研削が行われる。次
に、同一種類のワーク1を引き続き仕上げ研削加工する
には、ワーク1をねじ研削盤にセットし、ワーク1の端
面のフラット面3に接触子11を当接し、+NGを確認
したのち、NC装置9の記憶データを基にしてワーク1
を所定位置に回転位置決めすることにより砥石13と合
致する位置に自動的に位置決めされる。以下、同様のこ
とを繰返し行うことにより、多数個のワーク1を効率よ
り仕上げ研削加工することが出来る。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が上げ
られる。 (1)当初のB位置検出動作を除き、ワークのねじ溝合
わせがほぼ自動的に、かつ短時間に行われるため、生産
性と機械稼動率が向上する。 (2)ねじ溝合わせに特別の技術を必要としないため、
熟練のオペレータによらないでねじ溝合わせをすること
が出来る。 (3)ねじ溝合わせが高精度に出来るため、両側面の取
り代が一定となり、高精度研削が行われる。 (4)ねじ溝の種類が変っても簡単に対応出来ると共
に、その都度、特別の測定具等を必要としない。それに
よりコスト低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の適用されるねじ研削盤の概
要構造と本実施例の構成を示す平面図である。
【図2】同実施例のワーク形状とそれに当接係合する接
触子を示す拡大平面図である。
【図3】同実施例の作用を説明するための図2の側面図
である。
【図4】同実施例の作用を説明するための線図である。
【図5】同実施例の作用を説明するためのフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 ワーク 2 ねじ溝 3 フラット面 4 テーブル 5 主軸台 6 心押台 7 ベッド 8 主軸 9 NC装置 10 定寸装置 11 接触子 12 検出表示器 13 砥石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前加工されたねじ溝を有しその端面に少
    なくとも180°以上のフラット面を形成するワークを
    NC装置を有するねじ研削盤で前記ねじ溝の仕上げ研削
    加工するためのねじ溝合わせ方法であって、予め、前加
    工済ワークのワーク端面におけるねじ溝と合致する砥石
    の正規位置(OK値)を定寸装置で確認し、ねじ溝の仕
    上げ研削加工のためにねじ研削盤にセットされた前加工
    済のワークの前記フラット面のA位置に接触子を当て、
    +NG値を定寸装置およびNC装置側で検知し、主軸お
    よびテーブルを回転および移動しながら前記ワークの端
    面側のねじ溝に接触子を当接し前記正規位置に相当する
    B′位置におけるOK値を検知しながら約180°以上
    ワークを回転し、再び前記フラット面のC位置に当接し
    た接触子で−NG値を検知した後、前記ワークを逆方向
    に回転し、接触子が前記OK値を示すB′位置に対応す
    るB位置を検出してねじ溝合わせを行うことを特徴とす
    るねじ研削盤におけるねじ溝合わせ方法。
JP32669691A 1991-11-15 1991-11-15 ねじ研削盤におけるねじ溝合わせ方法 Pending JPH05138437A (ja)

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JPH05138437A true JPH05138437A (ja) 1993-06-01

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ID=18190649

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JP32669691A Pending JPH05138437A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 ねじ研削盤におけるねじ溝合わせ方法

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JP (1) JPH05138437A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036332A (ja) * 2008-03-31 2010-02-18 Jtekt Corp ネジ溝検出装置、ネジ溝検出方法、及び工作機械

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036332A (ja) * 2008-03-31 2010-02-18 Jtekt Corp ネジ溝検出装置、ネジ溝検出方法、及び工作機械

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