JPH05137233A - サージ保護回路 - Google Patents

サージ保護回路

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JPH05137233A
JPH05137233A JP3295960A JP29596091A JPH05137233A JP H05137233 A JPH05137233 A JP H05137233A JP 3295960 A JP3295960 A JP 3295960A JP 29596091 A JP29596091 A JP 29596091A JP H05137233 A JPH05137233 A JP H05137233A
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JP
Japan
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current
power supply
transistor
surge
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP3295960A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Mizoguchi
口 敏 溝
Yoji Miyasako
迫 洋 二 宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明サージ保護回路5は2個のnpn形ト
ランジスタQ1 ,Q2 からなる。Q1 は、コレクタが最
高電位の電源端子1に接続され、ベース、エミッタは共
通接続され、コレクタ・ベース間に逆バイアス電圧が印
加される状態に接続されている。Q1 のベース、エミッ
タは共通にQ2 のベースに接続されている。Q2 のコレ
クタも電源端子1に接続され、同エミッタは最低電位の
電源端子3に接続されている。この構成において、電源
端子1,3間のサージ電圧がQ1 のコレクタ・ベース間
耐圧以上になると、Q1 のコレクタから同ベースへ降伏
電流が流れる。この電流がQ2 のベース電流となってQ
2 が導通し、ベース電流の電流増幅率倍の電流がQ2 の
コレクタ・エミッタ間を流れることとなる。 【効果】 電源端子1,3間に正のサージが加わった際
に、Q2 は電源端子1から電源端子3へ向けてサージ電
流を急速に流すこととなるため、内部回路4の破壊を防
止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集積回路をサージ電流に
よる破壊から防護するサージ保護回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、集積回路においては、最高電位の
電源端子と最低電位の電源端子との間にそれぞれ通常動
作状態で逆バイアスとなるようにダイオードが接続され
ている。これは、集積回路をサージ電流から保護するた
めである。
【0003】図3はこの種の回路の一例を示すもので、
ここでは最高電位の電源端子1と信号入出力端子2との
間に係るダイオードD1 が、信号入出力端子2と最低電
位の電源端子3との間に係るダイオードD2 が接続され
ている。D3 は内部回路4の電源入力端間の寄生ダイオ
ード、D4 は電源端子1,3間の寄生ダイオード、D5
は信号入出力端子2と電源端子3との間の寄生ダイオー
ドを示している。これら寄生ダイオードもサージ保護に
寄与している。
【0004】この構成において、ダイオードD1 ,D2
は入出力端子2と電源端子3との間あるいは電源端子
2,3間にサージが加わったときに次のような保護作用
を発揮する。 i) 電源端子3から見て負電圧となるサージが入出力
端子2に加わったときには、ダイオードD2 がそのサー
ジ電圧に対して順方向となり、サージ電流を吸収するこ
ととなって、内部回路4に影響はない。 ii) 電源端子3から見て負電圧となるサージが電源端
子1に加わったときには、ダイオードD1 ,D2 がその
サージ電圧に対して順方向となり、サージ電流を吸収す
ることとなるので、この場合も内部回路4に影響を与え
ることがないのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の回路にあっては、ダイオードD1 ,D2 に逆方向電
圧が印加されるサージが加わったとき、これらダイオー
ドD1 ,D2 及び内部回路4のうち耐圧の弱い方にサー
ジ電流が流れることになり、これが内部回路4となった
際には、内部回路4が破壊されるという問題がある。
【0006】これには次のような2つのケースがある。 電源端子3から見て正電圧となるサージが入出力端
子2に加わった場合、ダイオードD2 ,D3 が逆方向と
なり、ダイオードD1 の順方向電圧を無視できるとき、
ダイオードD2 ,D3 ,D4 ,D5 には逆方向に同電圧
が加わり、耐圧の弱い所にサージ電流が流れる。このた
め、内部回路4が破壊される場合がある。 電源端子3から見て正電圧となるサージが電源端子
1に加わった場合、ダイオードD1 ,D2 は直列に逆方
向となり、1個あたりにかかる電圧はサージ電圧の1/
2となるが、ダイオードD3 ,D4 にはサージ電圧がそ
のままかかるため、内部回路4を破壊される危険性が高
い。
【0007】すなわち、電源端子1に正のサージ電圧が
加わった場合、内部回路4が破壊される虞がある。
【0008】本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは最高圧電
源端子1に正のサージ電圧が加わった場合であってもサ
ージ電流による内部回路の破壊を防ぐことができるサー
ジ保護回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のサージ保
護回路は、最高電位側電源端子に逆バイアス状態で接続
され、その逆バイアスに対する耐圧が保護対象回路より
も低いPN接合素子と、最高電位側電源端子と最低電位
側電源端子との間に電流路を形成するように接続され上
記PN接合素子に流れる降伏電流を増幅制御電流として
受ける増幅素子とを備えている。
【0010】請求項2記載のサージ保護回路は、PN接
合素子としてベースとエミッタとが共通に接続されたバ
イポーラトランジスタを備えている。
【0011】請求項3記載のサージ保護回路は、PN接
合素子として定電圧ダイオードを備えている。
【0012】請求項4記載のサージ保護回路は、増幅素
子として、そのベースにPN接合素子の降伏電流が供給
され、エミッタおよびコレクタがこれらより形成される
電流流路が順方向となるように各電源端子に接続された
バイポーラトランジスタを備えている。
【0013】
【作用】本発明によれば、最高電位側電源端子にPN接
合素子の耐圧を越える正電圧のサージが加わると、PN
接合素子が降伏し、降伏電流が増幅素子に流れ込み、サ
ージ電流はその増幅素子の増幅度により最高電位側電源
端子から最低電位側電源端子へ急速に流されるため、保
護対象回路を確実に保護することができる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例に係るサージ保護
回路を示すもので、この図において、符号5で示すもの
が本発明に係るサージ保護回路であり、この回路5は2
個のnpn形トランジスタQ1 ,Q2 からなっている。
トランジスタQ1 は、コレクタが最高電位の電源端子1
に接続され、ベースとエミッタとは共通に接続され、コ
レクタ・ベース間に逆バイアス電圧が印加される状態に
接続されている。このコレクタ・ベース間の逆バイアス
に対する耐圧は保護対象回路となる内部回路4よりも低
いものである。このトランジスタQ1のベースとエミッ
タとは共通にトランジスタQ2 のベースに接続されてい
る。このトランジスタQ2 のコレクタも最高電位の電源
端子1に接続され、同エミッタは最低電位の電源端子3
に接続されている。
【0016】以上のように構成された回路において、電
源端子1,3間に正のサージが加わり、そのサージ電圧
がトランジスタQ1 のコレクタ・ベース間耐圧以上にな
ると、トランジスタQ1 のコレクタから同ベースへ降伏
電流が流れる。この電流がトランジスタQ2 のベース電
流となってトランジスタQ2 が導通し、ベース電流の電
流増幅率倍の電流がトランジスタQ2のコレクタ・エミ
ッタ間を流れることとなる。よって、トランジスタQ2
は電源端子1から電源端子3へ向けてサージ電流を急速
に流すこととなる。これにより、電源端子1,3間に正
のサージが加わったとしても内部回路4の破壊を防止す
ることができる。
【0017】図2は本発明の他の実施例に係るサージ保
護回路を示すものである。
【0018】この図に示すサージ保護回路は、2個のn
pn型トランジスタQ3 ,Q4 と抵抗R1 〜R4 とから
なっている。トランジスタQ3 は図1に示すトランジス
タQ1 に相当し、サージ検出用のPN接合素子として機
能する。トランジスタQ4 は図1に示すトランジスタQ
2 に相当し、増幅素子として機能するものである。
【0019】抵抗R1 はトランジスタQ3 のコレクタに
挿入されており、通常動作時にトランジスタQ3 を保護
するものである。抵抗R2はトランジスタQ4 のコレク
タに挿入され、このトランジスタQ4 を保護するものと
なっている。抵抗R4 はトランジスタQ3 のベース・エ
ミッタ間に挿入され、このトランジスタQ3 のエミッタ
に流れる電流をベースに流れる電流に比べて大きくす
る。抵抗R4 はトランジスタQ4 のベースと最低電位側
電源端子との間に挿入され、トランジスタQ4 のベース
電流を調整すると共に、非動作時におけるトランジスタ
Q4 のベース・エミッタ間電圧を“0”にするためのも
のである。
【0020】この図に示す回路によれば、図1に示す回
路と同等の作用効果を発揮することができる。
【0021】上記実施例においては、降伏によりサージ
を検出するPN接合素子としてバイポーラトランジスタ
を使用しているが、それに限定されることはない。例え
ば、逆バイアスに対する耐圧が保護対象回路となる内部
回路4よりも低い定電圧ダイオードを逆バイアス状態で
電源端子1とトランジスタQ2 あるいはQ4 のベースと
の間に挿入するようにしても良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、最
高電位側電源端子にPN接合素子の耐圧を越える正電圧
のサージが加わった場合、PN接合素子が降伏し、降伏
電流が増幅素子に流れ込み、サージ電流はその増幅素子
の増幅度により最高電位側電源端子から最低電位側電源
端子へ急速に流されるため、保護対象回路を確実に保護
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るサージ保護回路の構
成を示す回路図。
【図2】本発明の第2実施例に係るサージ保護回路の構
成を示す回路図。
【図3】従来のサージ保護回路の構成を示す回路図。
【符号の説明】
1 最高電位側電源端子 2 入出力端子 3 最低電位側電源端子 4 内部回路(保護対象回路) 5 サージ保護回路 Q1 ,Q3 サージ検出用PN接合素子としてのnpn
型トランジスタ Q2 ,Q4 増幅素子としてのnpn型トランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最高電位側電源端子に逆バイアス状態で接
    続され該逆バイアスに対する耐圧が保護対象回路よりも
    低いPN接合素子と、 前記最高電位側電源端子と最低電位側電源端子との間に
    電流路を形成するように接続され該PN接合素子に流れ
    る降伏電流を増幅制御電流として受ける増幅素子とを備
    えているサージ保護回路。
  2. 【請求項2】PN接合素子はベースとエミッタとが共通
    に接続されたバイポーラトランジスタからなっている請
    求項1記載のサージ保護回路。
  3. 【請求項3】PN接合素子は定電圧ダイオードからなっ
    ている請求項1記載のサージ保護回路。
  4. 【請求項4】増幅素子は、そのベースにPN接合素子の
    降伏電流が供給され、エミッタおよびコレクタがこれら
    より形成される電流流路が順方向となるように各電源端
    子に接続されたバイポーラトランジスタからなっている
    請求項1〜3のうちいずれか1項記載のサージ保護回
    路。
JP3295960A 1991-11-12 1991-11-12 サージ保護回路 Pending JPH05137233A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012507950A (ja) * 2008-10-29 2012-03-29 クゥアルコム・インコーポレイテッド 改善されたesd保護回路を有する増幅器
CN104795799A (zh) * 2014-01-17 2015-07-22 株式会社京滨 电压检测装置

Cited By (4)

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JP2015136256A (ja) * 2014-01-17 2015-07-27 株式会社ケーヒン 電圧検出装置
CN104795799B (zh) * 2014-01-17 2018-06-15 株式会社京滨 电压检测装置

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