JPH05136707A - クロツク発振回路 - Google Patents
クロツク発振回路Info
- Publication number
- JPH05136707A JPH05136707A JP3322324A JP32232491A JPH05136707A JP H05136707 A JPH05136707 A JP H05136707A JP 3322324 A JP3322324 A JP 3322324A JP 32232491 A JP32232491 A JP 32232491A JP H05136707 A JPH05136707 A JP H05136707A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- clock
- microprocessor
- radio
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
- Transceivers (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】複数種類の周波数バンドを有し１つのマイクロ
プロセッサによって動作制御される無線機のクロック発
振器の出力高周波成分が無線機の動作に与える妨害を軽
減する。 【構成】クリスタル発振回路１の発振素子Ｙの両端とア
ース間のコンデンサＣ1 とＣ2 に、周波数微調用のコン
デンサＣ′1 とＣ′2 をそれぞれスイッチＳ1 ，Ｓ2 を
介して並列接続し、ＭＰＵ３の２つのポートＰ1 ，Ｐ2
によって無線周波数切替えと同時にスイッチＳ1 ，Ｓ2
を制御することによりクロック発振周波数を微少変化さ
せるように構成した。
プロセッサによって動作制御される無線機のクロック発
振器の出力高周波成分が無線機の動作に与える妨害を軽
減する。 【構成】クリスタル発振回路１の発振素子Ｙの両端とア
ース間のコンデンサＣ1 とＣ2 に、周波数微調用のコン
デンサＣ′1 とＣ′2 をそれぞれスイッチＳ1 ，Ｓ2 を
介して並列接続し、ＭＰＵ３の２つのポートＰ1 ，Ｐ2
によって無線周波数切替えと同時にスイッチＳ1 ，Ｓ2
を制御することによりクロック発振周波数を微少変化さ
せるように構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は携帯用無線機等に用いら
れるマイクロプロセッサのクロック発振回路に関するも
のである。
れるマイクロプロセッサのクロック発振回路に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】一般にマイクロプロセッサには、動作さ
せるためのクロックを供給するクロック発振器が設けら
れている。マイクロプロセッサは携帯用無線機等の制御
動作を行うために用いられている。クロックを供給する
クロック発振器には通常マイクロプロセッサの増幅器を
利用したクリスタル発振器が用いられている。マイクロ
プロセッサを無線機に使用した場合、クロックの高調波
周波数が無線機の受信周波数と一致し、クロックの高調
波成分が無線機の高周波回路部分に漏洩し、無線機動作
に妨害を与える。そのクロックの高周波成分による無線
機動作に対する妨害を排除するようにしたクロック周波
数制御機能付きクロック発振回路がある。図３は従来の
回路構成図である。
せるためのクロックを供給するクロック発振器が設けら
れている。マイクロプロセッサは携帯用無線機等の制御
動作を行うために用いられている。クロックを供給する
クロック発振器には通常マイクロプロセッサの増幅器を
利用したクリスタル発振器が用いられている。マイクロ
プロセッサを無線機に使用した場合、クロックの高調波
周波数が無線機の受信周波数と一致し、クロックの高調
波成分が無線機の高周波回路部分に漏洩し、無線機動作
に妨害を与える。そのクロックの高周波成分による無線
機動作に対する妨害を排除するようにしたクロック周波
数制御機能付きクロック発振回路がある。図３は従来の
回路構成図である。
【０００３】これは図３に示すようにクロック発振回路
４のクリスタル振動子Ｙとアース間に接続されているコ
ンデンサＣ1 に並列に付加されたコンデンサＣ′1 をマ
イクロプロセッサ（ＭＰＵ）５のポートＰ1 からスイッ
チＳ1 をオン／オフ制御することにより対アース間の静
電容量を変化させてクロック周波数を微少量変化させて
いる。このようにして無線機に妨害を与えると予測され
る受信チャネルを選択するときに同時にマイクロプロセ
ッサ（ＭＰＵ）５がポートを制御し、クロック周波数を
微少量変化させ、クロック発振の高周波による妨害を防
いでいる。
４のクリスタル振動子Ｙとアース間に接続されているコ
ンデンサＣ1 に並列に付加されたコンデンサＣ′1 をマ
イクロプロセッサ（ＭＰＵ）５のポートＰ1 からスイッ
チＳ1 をオン／オフ制御することにより対アース間の静
電容量を変化させてクロック周波数を微少量変化させて
いる。このようにして無線機に妨害を与えると予測され
る受信チャネルを選択するときに同時にマイクロプロセ
ッサ（ＭＰＵ）５がポートを制御し、クロック周波数を
微少量変化させ、クロック発振の高周波による妨害を防
いでいる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の回路では図３に示すようにマイクロプロセッサ
（ＭＰＵ）５の１つのポートを用いてクロック周波数を
制御しているため、クロック周波数を「変化させる」
「変化させない」の２ステップの変化しかできず、ま
た、変化量も一定である。
な従来の回路では図３に示すようにマイクロプロセッサ
（ＭＰＵ）５の１つのポートを用いてクロック周波数を
制御しているため、クロック周波数を「変化させる」
「変化させない」の２ステップの変化しかできず、ま
た、変化量も一定である。
【０００５】そのため低い周波数バンドのセット（例え
ば１００ＭＨｚ）と高い周波数バンド（例えば１ＧＨ
ｚ）のセットのマイクロプロセッサ部を共通化した場
合、クロック発振の高周波による妨害を排除するために
必要なクロック発振周波数の変化量が、低い周波数バン
ドと高い周波数バンドでは異なるため問題が生ずる。例
えば、クロック周波数ｆCLK ＝１０ＭＨｚの場合、低い
バンド（１００ＭＨｚ）における妨害波はｆCLK の１０
倍となり高いバンド（１ＧＨｚ）は１００倍となる。ま
た、クロック周波数を＋１００Ｈｚ変化させたとする
と、低いバンドでの妨害波は１００Ｈｚ×１０＝１ｋＨ
ｚ変化するが高いバンドでは１００Ｈｚ×１００＝１０
ｋＨｚとなり発振周波数の変化量が大きく異なり、どの
バンドにおいても適正な変化量に設定することが不可能
であることが従来回路の欠点となっている。本発明の目
的は、このような問題点を解決し、複数種類の周波数バ
ンドを切替え使用する無線機のマイクロプロセッサ用ク
ロック発振器として用いても無線機の動作に妨害を与え
ることのないクロック発振回路を提供することにある。
ば１００ＭＨｚ）と高い周波数バンド（例えば１ＧＨ
ｚ）のセットのマイクロプロセッサ部を共通化した場
合、クロック発振の高周波による妨害を排除するために
必要なクロック発振周波数の変化量が、低い周波数バン
ドと高い周波数バンドでは異なるため問題が生ずる。例
えば、クロック周波数ｆCLK ＝１０ＭＨｚの場合、低い
バンド（１００ＭＨｚ）における妨害波はｆCLK の１０
倍となり高いバンド（１ＧＨｚ）は１００倍となる。ま
た、クロック周波数を＋１００Ｈｚ変化させたとする
と、低いバンドでの妨害波は１００Ｈｚ×１０＝１ｋＨ
ｚ変化するが高いバンドでは１００Ｈｚ×１００＝１０
ｋＨｚとなり発振周波数の変化量が大きく異なり、どの
バンドにおいても適正な変化量に設定することが不可能
であることが従来回路の欠点となっている。本発明の目
的は、このような問題点を解決し、複数種類の周波数バ
ンドを切替え使用する無線機のマイクロプロセッサ用ク
ロック発振器として用いても無線機の動作に妨害を与え
ることのないクロック発振回路を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のクロック発振回
路は、無線機の動作を制御するマイクロプロセッサに供
給するクロック発振器の周波数を、マイクロプロセッサ
のポートを２つ以上用いて４段階以上で微少変化させる
ことにより、その高周波成分が無線機の高周波回路部分
に漏洩してもそれによる妨害を与えないようにしたもの
である。そして、その構成は、複数種類の周波数バンド
を切替え受信する無線通信機の動作制御を行う１つのマ
イクロプロセッサにクロックを供給するクロック発振回
路の出力高調波周波数を変化させるために、前記発振回
路の発振素子となるクリスタルの両端とアースとの間に
接続されたコンデンサの一方または両方に、少なくとも
２つまたは１つ以上の互いに異なる静電容量のコンデン
サとスイッチとの直列回路が並列に接続され、前記マイ
クロプロセッサまたは付加されたマイクロプロセッサの
少なくとも２つのポートから前記複数種類の周波数バン
ドの切替えに対応して前記出力高調波周波数が受信周波
数に合致しないように前記スイッチのそれぞれにオン／
オフ信号を与えてクロック発振周波数を微少変化させる
ように構成したことを特徴とするものである。
路は、無線機の動作を制御するマイクロプロセッサに供
給するクロック発振器の周波数を、マイクロプロセッサ
のポートを２つ以上用いて４段階以上で微少変化させる
ことにより、その高周波成分が無線機の高周波回路部分
に漏洩してもそれによる妨害を与えないようにしたもの
である。そして、その構成は、複数種類の周波数バンド
を切替え受信する無線通信機の動作制御を行う１つのマ
イクロプロセッサにクロックを供給するクロック発振回
路の出力高調波周波数を変化させるために、前記発振回
路の発振素子となるクリスタルの両端とアースとの間に
接続されたコンデンサの一方または両方に、少なくとも
２つまたは１つ以上の互いに異なる静電容量のコンデン
サとスイッチとの直列回路が並列に接続され、前記マイ
クロプロセッサまたは付加されたマイクロプロセッサの
少なくとも２つのポートから前記複数種類の周波数バン
ドの切替えに対応して前記出力高調波周波数が受信周波
数に合致しないように前記スイッチのそれぞれにオン／
オフ信号を与えてクロック発振周波数を微少変化させる
ように構成したことを特徴とするものである。
【０００７】
【実施例】図１は本発明の第１の実施例を示す回路図で
ある。図において、点線で囲まれた部分は無線機の動作
制御を行うマイクロプロセッサ（ＭＰＵ）２の増幅器を
その一部とするクロック発振回路１を示したものであ
る。このクロック周波数ＦはクリスタルＹで決定され
る。しかし、コンデンサＣ1 ，Ｃ2 の容量を変えること
によりクロック周波数を微少量変化させることができ
る。そこでコンデンサＣ1 ，Ｃ2 のそれぞれにコンデン
サＣ′1 ，Ｃ′2 を並列接続し、マイクロプロセッサ
（ＭＰＵ）３の出力ポートＰ1 ，Ｐ2 により制御される
例えばアナログスイッチＳ1 ，Ｓ2 を用いてＣ1 ，Ｃ2
それぞれに付加されるコンデンサＣ′1 ，Ｃ′2を切り
換え接続することによりクロック周波数を４段階に微少
量変化させることができる。次の表１はポートとクロッ
ク周波数の対応関係を示す。クロック発振周波数の変化
量ΔＦ1 ，ΔＦ2 ，ΔＦ3 はコンデンサＣ′1 ，Ｃ′2
の容量を発振器の安定発振状態内で選択することにより
設定される。
ある。図において、点線で囲まれた部分は無線機の動作
制御を行うマイクロプロセッサ（ＭＰＵ）２の増幅器を
その一部とするクロック発振回路１を示したものであ
る。このクロック周波数ＦはクリスタルＹで決定され
る。しかし、コンデンサＣ1 ，Ｃ2 の容量を変えること
によりクロック周波数を微少量変化させることができ
る。そこでコンデンサＣ1 ，Ｃ2 のそれぞれにコンデン
サＣ′1 ，Ｃ′2 を並列接続し、マイクロプロセッサ
（ＭＰＵ）３の出力ポートＰ1 ，Ｐ2 により制御される
例えばアナログスイッチＳ1 ，Ｓ2 を用いてＣ1 ，Ｃ2
それぞれに付加されるコンデンサＣ′1 ，Ｃ′2を切り
換え接続することによりクロック周波数を４段階に微少
量変化させることができる。次の表１はポートとクロッ
ク周波数の対応関係を示す。クロック発振周波数の変化
量ΔＦ1 ，ΔＦ2 ，ΔＦ3 はコンデンサＣ′1 ，Ｃ′2
の容量を発振器の安定発振状態内で選択することにより
設定される。
【０００８】
【表１】
【０００９】次に、図２は本発明の第２の実施例を示す
回路図である。図１と異なる点は、一方のコンデンサＣ
1 にそれぞれスイッチＳ1 ，Ｓ2 を介して並列に接続さ
れるＣ′1 ，Ｃ″1 を切り換え接続することにより、図
１の場合と同様にクロック周波数を変化させることがで
きる。しかもコンデンサＣ1 に並列に接続された微少変
化用のコンデンサＣ′1 ，Ｃ″1 を切り換えるスイッチ
Ｓ1 ，Ｓ2 は無線機の動作制御を行うマイクロプロセッ
サ（ＭＰＵ）２によって制御されている。
回路図である。図１と異なる点は、一方のコンデンサＣ
1 にそれぞれスイッチＳ1 ，Ｓ2 を介して並列に接続さ
れるＣ′1 ，Ｃ″1 を切り換え接続することにより、図
１の場合と同様にクロック周波数を変化させることがで
きる。しかもコンデンサＣ1 に並列に接続された微少変
化用のコンデンサＣ′1 ，Ｃ″1 を切り換えるスイッチ
Ｓ1 ，Ｓ2 は無線機の動作制御を行うマイクロプロセッ
サ（ＭＰＵ）２によって制御されている。
【００１０】また、スイッチＳ1 ，Ｓ2 は、例としてア
ナログスイッチを用いているが、ＰＩＮダイオード、そ
の他のスイッチでも使用周波数や部品の特性を考慮に入
れて使用することができる。
ナログスイッチを用いているが、ＰＩＮダイオード、そ
の他のスイッチでも使用周波数や部品の特性を考慮に入
れて使用することができる。
【００１１】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより、周波数バンドが高いバンドから低い
バンドと数種以上ある無線機のマイクロプロセッサ部を
共通化した場合の無線機の動作に妨害を与えることがな
くなり、さらに、クロック周波数に要求される変化量の
違いや、その他クロック周波数の細かい制御に対応する
ことができ、汎用性が高いため実用上極めて大きい効果
がある。
施することにより、周波数バンドが高いバンドから低い
バンドと数種以上ある無線機のマイクロプロセッサ部を
共通化した場合の無線機の動作に妨害を与えることがな
くなり、さらに、クロック周波数に要求される変化量の
違いや、その他クロック周波数の細かい制御に対応する
ことができ、汎用性が高いため実用上極めて大きい効果
がある。
【図１】本発明の第１の実施例を示す回路図である。
【図２】本発明の第２の実施例を示す回路図である。
【図３】従来回路例図である。
１，４ クロック発振回路 ２，３，５ ＭＰＵ
Claims (1)
- 【請求項１】 複数種類の周波数バンドを切替え受信す
る無線通信機の動作制御を行う１つのマイクロプロセッ
サにクロックを供給するクロック発振回路の出力高調波
周波数を変化させるために、 前記発振回路の発振素子となるクリスタルの両端とアー
スとの間に接続されたコンデンサの一方または両方に、
少なくとも２つまたは１つ以上の互いに異なる静電容量
のコンデンサとスイッチとの直列回路が並列に接続さ
れ、 前記マイクロプロセッサまたは付加されたマイクロプロ
セッサの少なくとも２つのポートから前記複数種類の周
波数バンドの切替えに対応して前記出力高調波周波数が
受信周波数に合致しないように前記スイッチのそれぞれ
にオン／オフ信号を与えてクロック発振周波数を微少変
化させるように構成したクロック発振回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3322324A JPH05136707A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | クロツク発振回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3322324A JPH05136707A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | クロツク発振回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05136707A true JPH05136707A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=18142369
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3322324A Pending JPH05136707A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | クロツク発振回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05136707A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0809350A1 (de) * | 1996-05-25 | 1997-11-26 | Itt Manufacturing Enterprises, Inc. | Digital einstellbarer Quarzoszillator mit monolithisch integrierter Oszillatorschaltung |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0358631A (ja) * | 1989-07-27 | 1991-03-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無線通信機 |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP3322324A patent/JPH05136707A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0358631A (ja) * | 1989-07-27 | 1991-03-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無線通信機 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0809350A1 (de) * | 1996-05-25 | 1997-11-26 | Itt Manufacturing Enterprises, Inc. | Digital einstellbarer Quarzoszillator mit monolithisch integrierter Oszillatorschaltung |
| US5805029A (en) * | 1996-05-25 | 1998-09-08 | Itt Manufacturing Enterprises, Inc. | Digitally adjustable crystal oscillator with a monolithic integrated oscillator circuit |
| KR100441470B1 (ko) * | 1996-05-25 | 2004-11-03 | 미크로나스 세미컨덕터 홀딩 아게 | 모놀리식집적된발진기회로를갖는디지털방식으로조정가능한수정발진기 |
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