JPH0513668U - 溶接電流設定器 - Google Patents

溶接電流設定器

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JPH0513668U
JPH0513668U JP6279391U JP6279391U JPH0513668U JP H0513668 U JPH0513668 U JP H0513668U JP 6279391 U JP6279391 U JP 6279391U JP 6279391 U JP6279391 U JP 6279391U JP H0513668 U JPH0513668 U JP H0513668U
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current
welding
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welding current
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JP6279391U
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Inventor
博文 野村
Original Assignee
日立精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接電流の設定範囲が広くとれ、しかも設定
電流値の微調整がしやすい溶接電流設定器を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 可変抵抗器のしゆう動ブラシから溶接電流設
定つまみの回転角に比例した電圧を電流設定信号として
取り出す溶接電流設定器において、溶接電流の最小値か
ら最大値までの全範囲を複数に分割し、可変抵抗器7と
固定抵抗器9〜16で構成される複数列の抵抗分圧回路
のうち、使用したい電流範囲に相当する電流設定範囲を
持つ回路を電流範囲切換スイッチ8で選択できるように
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アーク溶接機、特にティグ溶接機において、設定電流値の微調整を 行なうのに適した溶接電流設定器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、非消耗性電極を用いるティグ溶接では、図5に示すように、溶接トラン ス、サイリスタ制御装置等を内蔵した溶接電源1と、溶接トーチ2、溶接母材3 および溶接電流設定つまみ5で設定操作される溶接電流設定器を備えたリモコン 操作箱4を電気的に接続し、母材3の材質、板厚、継手形状に応じて溶接作業者 が手元でリモコン操作箱4の溶接電流設定つまみ5を操作し、溶接電流を適正値 に設定して溶接を行なっている。
【0003】 溶接電流設定器には、図6に示すように、可変抵抗器(VR2)7を用いて、 溶接電源1からの電流設定用基準電圧Vinを端子A,C間に印加し、溶接電流設 定つまみ5により可変抵抗器7のしゆう動ブラシを移動させて得られる、つまみ 回転角に比例した電圧Voutを端子B,C間により取り出し、これを溶接電源1 への電流設定信号としている。また、溶接電流設定器の電流表示は、例えば溶接 電源の定格出力電流が300Aの場合、図7に示すように、溶接電流設定つまみ 5の回転角300°内で、最小5Aから最大300Aまでの溶接電流の全範囲を 単一目盛6上に表示するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように従来の溶接電流設定器は、溶接電流設定つまみの回転角300°内 で溶接電流の全範囲の設定と電流表示を行なう構造であるため、設定電流値の微 調整がしづらく、溶接電流設定つまみを少し動かしただけで数十Aの電流変化が 生じてしまい、必要な設定電流値に合わせにくいという欠点があった。
【0005】 本考案の目的は、溶接電流設定つまみの同一回転角内での設定電流範囲の切換 選択を可能にすることにより、全体の設定電流範囲が広くとれ、しかも設定電流 値の微調整が容易にできるような溶接電流設定器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、可変抵抗器のしゆう動ブラシから溶接電 流設定つまみの回転角に比例した電圧を電流設定信号として取り出す溶接電流設 定器において、溶接電流の最小値から最大値までの全範囲を複数に分割し、この 分割した電流範囲を選択するための電流範囲切換スイッチと、この電流範囲切換 スイッチを介して可変抵抗器の両端に接続される少なくとも1個ずつの固定抵抗 器とを設け、この可変抵抗器と固定抵抗器とで構成され、分割した電流範囲の各 々に相当する電流設定範囲を持つ複数列の抵抗分圧回路を電流範囲切換スイッチ により切換選択できるようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案では、溶接電流の最小値から最大値までの全範囲を複数に分割し、可変 抵抗器と固定抵抗器とで構成される複数列の抵抗分圧回路で分割した電流範囲ご とに溶接電流の設定ができるようにしたため、同一電流範囲に対する溶接電流設 定つまみの回転角度幅が従来より大きくとれ、設定電流値の微調整がしやすくな る。しかも、電流範囲切換スイッチで電流範囲の切換、すなわち複数列の抵抗分 圧回路の切換を行なうことにより、1つの溶接電流設定のつまみで広い範囲の溶 接電流の設定が可能である。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図4を用いて説明する。
【0009】 図1は、本考案の溶接電流設定器の一実施例の回路図、図2は本考案の溶接電 流設定器の電流表示例を示す図、図3は本考案によるティグ溶接機の全体構成図 で、図5と共通の部分については同一符号を付して示すのみで説明を省略する。
【0010】 本実施例の従来と異なる点は、従来のように溶接電流設定つまみの回転角30 0°内で溶接電流の最小値から最大値までの全範囲の電流設定をするのではなく 溶接電流の全範囲を複数に分割し、そのうち電流範囲切換スイッチにより選択し た範囲の電流設定を溶接電流設定つまみの回転角300°内で行なえるように構 成したことである。
【0011】 溶接電流設定器の回路構成としては、例えば図1に示すように、可変抵抗器( VR1)7の両端と溶接電源1からの電流設定用基準電圧Vinが印加される端子 A,Cとの間に固定抵抗器(R1〜R8)9〜16を4個ずつに分けて配列し、こ れら固定抵抗器の少なくとも1つと可変抵抗器7とで構成される5列の抵抗分圧 回路を(1)〜(5)の切換位置を有する2連切換スイッチからなる電流範囲切 換スイッチ(RS)8によって切換選択できるようにし、(1)〜(5)の各切 換位置で溶接電流設定つまみ5により可変抵抗器7のしゆう動ブラシを移動させ て得られる、つまみ回転角に比例した電圧Voutを端子B,C間より取り出し、 溶接電源への電流設定信号とする。本例は最小5Aから最大300Aまでの溶接 電流の全範囲を5分割した場合で、溶接電流設定器の電流表示は図2に示すよう な多重目盛6によって行なう。また、電流範囲切換スイッチ8の各切換位置(1 )〜(5)における溶接電流設定器の回路構成と回路定数および可変抵抗器7に よる電流設定範囲を図4に示す。
【0012】 上記構成によれば、電流範囲切換スイッチ8が例えば(2)の位置にある場合 、60Aから120Aまでの溶接電流値を溶接電流設定つまみ5の回転角300 °内で設定することができるので、図5〜図7に示した従来の溶接電流設定器に 比べ同一電流範囲に対する溶接電流設定つまみ5の回転角度幅が非常に大きくと れ、設定電流値の微調整が容易になる。
【0013】 本実施例では溶接電流の全範囲を5分割にしたが、溶接電源の出力電流容量に 応じて分割数を適宜増減することができる。また、溶接電流設定つまみの回転角 度幅を特に広くしたい電流範囲がある場合には、図1に示す可変抵抗器7、固定 抵抗器9〜16の定数の適当な選定により、電流範囲を不等分にすることもでき る。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、溶接電流の全範囲は従来と同等でありながら、同一電流範囲 に対する溶接電流設定つまみの回転角度幅が大きくとれるので、設定電流値の微 調整が容易となり、特に小電流で精密溶接を行なう場合に有効で、溶接作業がや りやすくなる。また、使用したい電流範囲を切換スイッチで選択し、1つの溶接 電流設定つまみで電流設定ができるので、取扱に便利で、かつ設置スペースを大 きくとらない。さらに、特殊電気部品を必要とせず、安価な部品で構成できるこ とも本考案の特長の1つである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の溶接電流設定器の一実施例の回路図で
ある。
【図2】本考案の溶接電流設定器の電流表示例を示す図
である。
【図3】本考案によるティグ溶接機の全体構成図であ
る。
【図4】電流範囲切換スイッチの各切換位置における溶
接電流設定器の回路構成と回路定数および電流設定範囲
の一例を示す図表である。
【図5】従来のティグ溶接機の全体構成図である
【図6】従来の溶接電流設定器の回路図である。
【図7】従来の溶接電流設定器の電流表示例を示す図で
ある。
【符号の説明】
5…溶接電流設定つまみ、6…電流表示目盛、7…可変
抵抗器、8…電流範囲切換スイッチ、9〜16…固定抵
抗器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変抵抗器のしゆう動ブラシから溶接電
    流設定つまみの回転角に比例した電圧を電流設定信号と
    して取り出す溶接電流設定器において、溶接電流の最小
    値から最大値までの全範囲を複数に分割し、この分割し
    た電流範囲を選択するための電流範囲切換スイッチと、
    この電流範囲切換スイッチを介して可変抵抗器の両端に
    接続される少なくとも1個ずつの固定抵抗器とを設け、
    この可変抵抗器と固定抵抗器とで構成され、分割した電
    流範囲の各々に相当する電流設定範囲を持つ複数列の抵
    抗分圧回路を電流範囲切換スイッチにより切換選択でき
    るようにしたことを特徴とする溶接電流設定器。
JP6279391U 1991-08-08 1991-08-08 溶接電流設定器 Withdrawn JPH0513668U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6279391U JPH0513668U (ja) 1991-08-08 1991-08-08 溶接電流設定器

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JP6279391U JPH0513668U (ja) 1991-08-08 1991-08-08 溶接電流設定器

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Publication Number Publication Date
JPH0513668U true JPH0513668U (ja) 1993-02-23

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ID=13210588

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JP6279391U Withdrawn JPH0513668U (ja) 1991-08-08 1991-08-08 溶接電流設定器

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5225677U (ja) * 1975-08-13 1977-02-23
JPS5458988U (ja) * 1977-09-28 1979-04-24
JPS55148480U (ja) * 1979-04-12 1980-10-25
JP2008284554A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Daihen Corp アーク溶接電源の出力制御方法

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19951102