JPH05136397A - Iii−v族系化合物半導体装置の製造方法 - Google Patents
Iii−v族系化合物半導体装置の製造方法Info
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- JPH05136397A JPH05136397A JP30065391A JP30065391A JPH05136397A JP H05136397 A JPH05136397 A JP H05136397A JP 30065391 A JP30065391 A JP 30065391A JP 30065391 A JP30065391 A JP 30065391A JP H05136397 A JPH05136397 A JP H05136397A
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- inas
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一つのドーパントを用いてp形およびn形の
層を形成すると共に,絶縁化特性のよい絶縁層を形成す
る。 【構成】 InGaAsおよびInAlAsを積層した化合物
半導体装置の製造方法において,p形InGaAs層の形
成に際してはInAsとGaAsを交互に超格子構造で積層
すると共に,GaAs層を積層する際に不純物としてCを
ドーピングしながら積層し,n形InGaAs層の形成に
際してはInAsとGaAsを交互に超格子構造で積層す
ると共に,AlAs層を積層する際に不純物としてCをド
ーピングしながら積層する。また,p形InAlAs層の
形成に際してはInAsとAlAsを交互に超格子構造で積
層すると共に,AlAs層を積層する際に不純物としてC
をドーピングしながら積層し,n形InAlAs層の形成
に際してはInAsとAlAsを交互に超格子構造で積層す
ると共に,InAs層を積層する際に不純物としてCをド
ーピングしながら積層する。そして,絶縁層の形成に際
しては各層の絶縁領域に水素イオンを注入する。
層を形成すると共に,絶縁化特性のよい絶縁層を形成す
る。 【構成】 InGaAsおよびInAlAsを積層した化合物
半導体装置の製造方法において,p形InGaAs層の形
成に際してはInAsとGaAsを交互に超格子構造で積層
すると共に,GaAs層を積層する際に不純物としてCを
ドーピングしながら積層し,n形InGaAs層の形成に
際してはInAsとGaAsを交互に超格子構造で積層す
ると共に,AlAs層を積層する際に不純物としてCをド
ーピングしながら積層する。また,p形InAlAs層の
形成に際してはInAsとAlAsを交互に超格子構造で積
層すると共に,AlAs層を積層する際に不純物としてC
をドーピングしながら積層し,n形InAlAs層の形成
に際してはInAsとAlAsを交互に超格子構造で積層す
ると共に,InAs層を積層する際に不純物としてCをド
ーピングしながら積層する。そして,絶縁層の形成に際
しては各層の絶縁領域に水素イオンを注入する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はInGaAsやInAlAsを
積層した化合物半導体装置の製造方法において,n形,
p形および絶縁層の形成方法に関するものである。
積層した化合物半導体装置の製造方法において,n形,
p形および絶縁層の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来MBE装置を用いてIIIーV族系
半導体基板に同族の層を積層してpまたはn層を形成す
る場合,一般に不純物としてはp層の場合Beが用いら
れ,n層の場合はSiが用いられる。そしてp層形成に
際しBeを高濃度にドーピングしようとすると, 1) 異常拡散を起こす。 2) BeはIII−V族に対して原子半径が小さすぎ
る為格子歪みが発生する。そのため高ドープ領域での移
動度の極端な低下を招く。 3) Beは毒性が極めて強い。等の欠点がある。
半導体基板に同族の層を積層してpまたはn層を形成す
る場合,一般に不純物としてはp層の場合Beが用いら
れ,n層の場合はSiが用いられる。そしてp層形成に
際しBeを高濃度にドーピングしようとすると, 1) 異常拡散を起こす。 2) BeはIII−V族に対して原子半径が小さすぎ
る為格子歪みが発生する。そのため高ドープ領域での移
動度の極端な低下を招く。 3) Beは毒性が極めて強い。等の欠点がある。
【0003】一般にp形ドーパントとして要求されるも
のとして次のことが考えられる。 1) 低濃度(〜1016cmー3)から高濃度(〜1019
cmー3)まで制御性良く,安定したドーピングが得られ
ること。 2) 化合物半導体中の拡散が小さく偏析等が発生しな
いこと。 3) 結晶性の良いp層が形成できること。 以上の条件を満たすp形不純物としてはMOCVD(Me
taloganic ChemicalVapor Deposition)において近
年注目されているカーボンがあげられる。カーボンは拡
散係数が小さく,MOCDVDで報告されているように
高濃度(〜10 20cmー3)のハイドーズが可能である。
更にカーボンのアクセプタレベルはシャロー(〜20m
eV)である為,原理的に良好なp層を形成することが
可能である。
のとして次のことが考えられる。 1) 低濃度(〜1016cmー3)から高濃度(〜1019
cmー3)まで制御性良く,安定したドーピングが得られ
ること。 2) 化合物半導体中の拡散が小さく偏析等が発生しな
いこと。 3) 結晶性の良いp層が形成できること。 以上の条件を満たすp形不純物としてはMOCVD(Me
taloganic ChemicalVapor Deposition)において近
年注目されているカーボンがあげられる。カーボンは拡
散係数が小さく,MOCDVDで報告されているように
高濃度(〜10 20cmー3)のハイドーズが可能である。
更にカーボンのアクセプタレベルはシャロー(〜20m
eV)である為,原理的に良好なp層を形成することが
可能である。
【0004】従来,ベルジャー内等に残存するカーボン
は,高純度エピタキシャル成長における汚染源のひとつ
として敬遠されていた。特にMOCVDではメタル基か
ら生じるカーボンが大きな問題となっていた。しかし,
近年になってカーボンのp形不純物としての優れた性質
に着目し,カーボンを積極的に取り込むことによりp層
を形成しようとする研究がなされている。その中でもM
OCVDによってIII族ガスソースとしてTMG(G
a(CH3)3)を用いることによるp形ドーピング技術
はほぼ完成の域に達し,1020cmー3程度の高濃度まで
安定したドーピングが可能なことが報告されている。こ
れらの報告によってp形不純物としてのカーボンの優位
性が広く実証されている。
は,高純度エピタキシャル成長における汚染源のひとつ
として敬遠されていた。特にMOCVDではメタル基か
ら生じるカーボンが大きな問題となっていた。しかし,
近年になってカーボンのp形不純物としての優れた性質
に着目し,カーボンを積極的に取り込むことによりp層
を形成しようとする研究がなされている。その中でもM
OCVDによってIII族ガスソースとしてTMG(G
a(CH3)3)を用いることによるp形ドーピング技術
はほぼ完成の域に達し,1020cmー3程度の高濃度まで
安定したドーピングが可能なことが報告されている。こ
れらの報告によってp形不純物としてのカーボンの優位
性が広く実証されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,超高真
空下で結晶成長を行うMBEにおいては,例えばInG
aAsにカーボンをドーピングするとCがAsサイト(格
子点)に入るだけでなくInサイトにも入るためアクセ
プタとドナーが打ち消し(補償)あって安定した高純度
ドーピングが行われないという問題があった。また,た
とえばp形InGaAsの上にn形のInGaAsを積層する
ような場合,2種類のドーパントを用意しなければなら
ないという問題があった。更に例えばプレーナ状に複数
のInGaAsに素子が形成され,それぞれの素子を分離
するために分離領域に水素イオンを注入するような場
合,バルクドープのInGaAsでは絶縁化特性が悪いと
いう問題があった。
空下で結晶成長を行うMBEにおいては,例えばInG
aAsにカーボンをドーピングするとCがAsサイト(格
子点)に入るだけでなくInサイトにも入るためアクセ
プタとドナーが打ち消し(補償)あって安定した高純度
ドーピングが行われないという問題があった。また,た
とえばp形InGaAsの上にn形のInGaAsを積層する
ような場合,2種類のドーパントを用意しなければなら
ないという問題があった。更に例えばプレーナ状に複数
のInGaAsに素子が形成され,それぞれの素子を分離
するために分離領域に水素イオンを注入するような場
合,バルクドープのInGaAsでは絶縁化特性が悪いと
いう問題があった。
【0006】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので,一つのドーパントを用いてp形お
よびn形の層を形成すると共に,絶縁化特性のよい絶縁
層を形成するためのIII−V族系化合物半導体装置の
製造方法を提供することを目的とする。
めになされたもので,一つのドーパントを用いてp形お
よびn形の層を形成すると共に,絶縁化特性のよい絶縁
層を形成するためのIII−V族系化合物半導体装置の
製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の方法は,請求項1においては,InGaAsを
積層した化合物半導体装置の製造方法において,p形I
nGaAs層の形成に際してはInAsとGaAsを交互に超
格子構造で積層すると共に,GaAs層を積層する際に不
純物としてCをドーピングしながら積層することを特徴
とするものであり,請求項2においてはInGaAsを積
層した化合物半導体装置の製造方法において,n形In
GaAs層の形成に際してはInAsとGaAsを交互に超格
子構造で積層すると共に,InAs層を積層する際に不純
物としてCをドーピングしながら積層することを特徴と
するものであり,請求項3においてはInAlAsを積層
した化合物半導体装置の製造方法において,p形InAl
As層の形成に際してはInAsとAlAsを交互に超格子
構造で積層すると共に,AlAs層を積層する際に不純物
としてCをドーピングしながら積層することを特徴とす
るものであり,請求項4においてはInAlAsを積層し
た化合物半導体装置の製造方法において,n形InAlA
s層の形成に際してはInAsとAlAsを交互に超格子構
造で積層すると共に,InAs層を積層する際に不純物と
してCをドーピングしながら積層することを特徴とする
ものであり,請求項5においてはInGaAsを積層した
化合物半導体装置の製造方法において,絶縁層の形成に
際しては前記請求項1および2記載の方法によりp形お
よびn形層を形成し,前記各層の絶縁領域に水素イオン
を注入することを特徴とするものである。
に本発明の方法は,請求項1においては,InGaAsを
積層した化合物半導体装置の製造方法において,p形I
nGaAs層の形成に際してはInAsとGaAsを交互に超
格子構造で積層すると共に,GaAs層を積層する際に不
純物としてCをドーピングしながら積層することを特徴
とするものであり,請求項2においてはInGaAsを積
層した化合物半導体装置の製造方法において,n形In
GaAs層の形成に際してはInAsとGaAsを交互に超格
子構造で積層すると共に,InAs層を積層する際に不純
物としてCをドーピングしながら積層することを特徴と
するものであり,請求項3においてはInAlAsを積層
した化合物半導体装置の製造方法において,p形InAl
As層の形成に際してはInAsとAlAsを交互に超格子
構造で積層すると共に,AlAs層を積層する際に不純物
としてCをドーピングしながら積層することを特徴とす
るものであり,請求項4においてはInAlAsを積層し
た化合物半導体装置の製造方法において,n形InAlA
s層の形成に際してはInAsとAlAsを交互に超格子構
造で積層すると共に,InAs層を積層する際に不純物と
してCをドーピングしながら積層することを特徴とする
ものであり,請求項5においてはInGaAsを積層した
化合物半導体装置の製造方法において,絶縁層の形成に
際しては前記請求項1および2記載の方法によりp形お
よびn形層を形成し,前記各層の絶縁領域に水素イオン
を注入することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】GaAsおよびAlAsにCをドーピングするとp
形となり,InAsにCをドーピングするとn形となる。
また,超格子構造で形成した層にはフレンケル欠陥が深
く形成されるので,絶縁特性が向上する。
形となり,InAsにCをドーピングするとn形となる。
また,超格子構造で形成した層にはフレンケル欠陥が深
く形成されるので,絶縁特性が向上する。
【0009】
【実施例】以下図面を用いて本発明を説明する。図1は
本発明の請求項1および2の製造方法により作製したI
IIーV族半導体装置の一実施例を示す構成図である。
図において1はInPからなる半絶縁性基板,2はたとえ
ば0.2〜0.5μm程度の厚さに形成されたバッファ
層,Aは超格子構造からなるp形InGaAs,Bは超格
子構造からなるn形InGaAsである。
本発明の請求項1および2の製造方法により作製したI
IIーV族半導体装置の一実施例を示す構成図である。
図において1はInPからなる半絶縁性基板,2はたとえ
ば0.2〜0.5μm程度の厚さに形成されたバッファ
層,Aは超格子構造からなるp形InGaAs,Bは超格
子構造からなるn形InGaAsである。
【0010】図2は図1に示す超格子層Aの拡大図であ
り,A1は数十オングストローム(例えば10〜30オ
ングストローム)の厚さに形成されたInAs層,A2は
同じく数十オングストロームの厚さに形成されたGaAs
層である。これらの層は交互に数十層に形成する。な
お,これらの各層はMBE(分子線エピタキシャル成長
装置)を用いて積層するが,GaAsの成長に際しては不
純物として高濃度(例えば1020cm-3程度)のCを加
える。上記の方法によれば,GaAs層が確実にp形とな
り,積層したInAsとGaAs層はp形InGaAsとな
る。
り,A1は数十オングストローム(例えば10〜30オ
ングストローム)の厚さに形成されたInAs層,A2は
同じく数十オングストロームの厚さに形成されたGaAs
層である。これらの層は交互に数十層に形成する。な
お,これらの各層はMBE(分子線エピタキシャル成長
装置)を用いて積層するが,GaAsの成長に際しては不
純物として高濃度(例えば1020cm-3程度)のCを加
える。上記の方法によれば,GaAs層が確実にp形とな
り,積層したInAsとGaAs層はp形InGaAsとな
る。
【0011】図3は本発明の請求項2に関するものであ
り,図1に示す超格子構造のB層の拡大図である。A層
と同様にB1は数十オングストローム(例えば10〜3
0オングストローム)の厚さに形成されたInAs層,A
2は同じく数十オングストロームの厚さに形成されたGa
As層である。これらの層はMBEを用いて交互に数十
層に形成するが,InAsの成長に際しては不純物として
高濃度(1020cm-3程度)のCを加える。この方法に
よればB層は確実にn形となり,積層したInAsとGa
As層はn形InGaAsとなる。
り,図1に示す超格子構造のB層の拡大図である。A層
と同様にB1は数十オングストローム(例えば10〜3
0オングストローム)の厚さに形成されたInAs層,A
2は同じく数十オングストロームの厚さに形成されたGa
As層である。これらの層はMBEを用いて交互に数十
層に形成するが,InAsの成長に際しては不純物として
高濃度(1020cm-3程度)のCを加える。この方法に
よればB層は確実にn形となり,積層したInAsとGa
As層はn形InGaAsとなる。
【0012】図4は本発明の請求項3および4の方法に
より作製したIIIーV族半導体装置の一実施例を示す
構成図である。図において1はInPからなる半絶縁性基
板,2はたとえば0.2〜0.5μm程度の厚さに形成
されたバッファ層,Cは超格子構造からなるp形InAl
As,Dは超格子構造からなるn形InAlAsである。図
5は本発明の請求項3に関する図4に示す超格子構造の
D層の拡大図である。C1は数十オングストローム(例
えば10〜30オングストローム)の厚さに形成された
InAs層,C2は同じく数十オングストロームの厚さに
形成されたAlAs層である。これらの層は交互に数十層
に形成する。そして前述と同様にAlAsの成長に際して
は不純物として高濃度のCを加える。上記の方法によれ
ば,AlAs層が確実にp形となり,積層したInAsとA
lAs層はp形InAlAsとなる。
より作製したIIIーV族半導体装置の一実施例を示す
構成図である。図において1はInPからなる半絶縁性基
板,2はたとえば0.2〜0.5μm程度の厚さに形成
されたバッファ層,Cは超格子構造からなるp形InAl
As,Dは超格子構造からなるn形InAlAsである。図
5は本発明の請求項3に関する図4に示す超格子構造の
D層の拡大図である。C1は数十オングストローム(例
えば10〜30オングストローム)の厚さに形成された
InAs層,C2は同じく数十オングストロームの厚さに
形成されたAlAs層である。これらの層は交互に数十層
に形成する。そして前述と同様にAlAsの成長に際して
は不純物として高濃度のCを加える。上記の方法によれ
ば,AlAs層が確実にp形となり,積層したInAsとA
lAs層はp形InAlAsとなる。
【0013】図6は本発明の請求項4に関する図4に示
す超格子構造のD層の拡大図である。C層と同様にD1
は数十オングストロームの厚さに形成されたInAs層,
D2は同じく数十オングストロームの厚さに形成された
AlAs層である。これらの層は前述と同様に交互に数十
層積層して形成するが,InAsの成長に際しては不純物
として高濃度のCを加える。この方法によればD層は確
実にn形となり,積層したInAsとAlAs層はn形In
AlAsとなる。
す超格子構造のD層の拡大図である。C層と同様にD1
は数十オングストロームの厚さに形成されたInAs層,
D2は同じく数十オングストロームの厚さに形成された
AlAs層である。これらの層は前述と同様に交互に数十
層積層して形成するが,InAsの成長に際しては不純物
として高濃度のCを加える。この方法によればD層は確
実にn形となり,積層したInAsとAlAs層はn形In
AlAsとなる。
【0014】なお,Cのドーピングはカーボンフィラメ
ントを使用し,カーボンの材質には比抵抗1050μΩ
/cmのHighーAtomicーGradeーCarbonを使用した。また,
フィラメントの形状は基板からみたフィラメント部の有
効面積が最大になるようなものとし,電力が効率よく供
給出来るように抵抗を1〜2Ω,投入パワーは数百w程
度とした。
ントを使用し,カーボンの材質には比抵抗1050μΩ
/cmのHighーAtomicーGradeーCarbonを使用した。また,
フィラメントの形状は基板からみたフィラメント部の有
効面積が最大になるようなものとし,電力が効率よく供
給出来るように抵抗を1〜2Ω,投入パワーは数百w程
度とした。
【0015】図7は試作したカーボンフィラメントを用
いてGaAsへドーピングした結果を示すもので,フィラ
メント電流とキャリア濃度および移動度の関係を示す図
である。フィラメントに流す電流の値を制御することに
より,GaAsの通常成長レート(〜1μm/hour)
および基板温度(600〜650℃)でキャリア濃度〜
1016cmー3の低濃度領域から4×1019cmー3の高濃度領
域まで再現性良く安定したドーピングができていること
を示している。ドーパントとしてMgを用いた場合と異
なり,600〜650℃の比較的高い基板温度で結晶成
長を行うことができる為,表面モホロジーも極めて良好
である。また移動度に関しても高濃度域での異常な移動
度低下等の現象もなく安定した伝導特性を得ることがで
きる。なお,上述ではGaAsにCを加えた例について説
明したがAlAsにCをドーピングした場合も同様であ
る。
いてGaAsへドーピングした結果を示すもので,フィラ
メント電流とキャリア濃度および移動度の関係を示す図
である。フィラメントに流す電流の値を制御することに
より,GaAsの通常成長レート(〜1μm/hour)
および基板温度(600〜650℃)でキャリア濃度〜
1016cmー3の低濃度領域から4×1019cmー3の高濃度領
域まで再現性良く安定したドーピングができていること
を示している。ドーパントとしてMgを用いた場合と異
なり,600〜650℃の比較的高い基板温度で結晶成
長を行うことができる為,表面モホロジーも極めて良好
である。また移動度に関しても高濃度域での異常な移動
度低下等の現象もなく安定した伝導特性を得ることがで
きる。なお,上述ではGaAsにCを加えた例について説
明したがAlAsにCをドーピングした場合も同様であ
る。
【0016】図8は本発明の請求項5に関する方法によ
り作製する半導体装置の途中の工程を示すものである。
図において横線で示すA,Bの部分は本発明の請求項
1,2により形成した,超格子のInGaAsからなる
p,n層である。ここでは,積層した層A,Bの上にレ
ジスト5を塗布し,素子として残すべき部分を残してパ
ターニングを行う。次に,パターニングした部分を含む
基板の表面に水素イオン(H+)を注入し露出した部分
(G)の絶縁化を行う。なお,水素イオン注入は加速電
圧160Kev,注入量4×10cm-2 程度であり,そ
の結果,良好なフレンケル欠陥が形成される。その結
果,G層を挟んで隣接した素子間の抵抗が10MΩ以上
という実用上十分な分離特性を得ることが出来た。
り作製する半導体装置の途中の工程を示すものである。
図において横線で示すA,Bの部分は本発明の請求項
1,2により形成した,超格子のInGaAsからなる
p,n層である。ここでは,積層した層A,Bの上にレ
ジスト5を塗布し,素子として残すべき部分を残してパ
ターニングを行う。次に,パターニングした部分を含む
基板の表面に水素イオン(H+)を注入し露出した部分
(G)の絶縁化を行う。なお,水素イオン注入は加速電
圧160Kev,注入量4×10cm-2 程度であり,そ
の結果,良好なフレンケル欠陥が形成される。その結
果,G層を挟んで隣接した素子間の抵抗が10MΩ以上
という実用上十分な分離特性を得ることが出来た。
【0017】
【発明の効果】以上実施例と共に具体的に説明したよう
に本発明によれば,GaAsおよびAlAsにCをドーピン
グするとp形となり,InAsにCをドーピングするとn
形となることに着目しInGaAsやInAlAs層を超格子
構造で形成した。その結果,一つのドーパントを用いて
p形およびn形の層を形成することができ,アクセプタ
とドナーの補償がないので安定したIIIーV族半導体
装置を実現することができる。更に,超格子構造のIn
GaAsは水素イオン注入によりフレンケル欠陥が良好に
形成されるので,絶縁化特性のよい絶縁層を形成するこ
とができる。
に本発明によれば,GaAsおよびAlAsにCをドーピン
グするとp形となり,InAsにCをドーピングするとn
形となることに着目しInGaAsやInAlAs層を超格子
構造で形成した。その結果,一つのドーパントを用いて
p形およびn形の層を形成することができ,アクセプタ
とドナーの補償がないので安定したIIIーV族半導体
装置を実現することができる。更に,超格子構造のIn
GaAsは水素イオン注入によりフレンケル欠陥が良好に
形成されるので,絶縁化特性のよい絶縁層を形成するこ
とができる。
【図1】本発明の請求項1および2の製造方法により作
製したIIIーV族半導体装置の一実施例を示す構成図
である。
製したIIIーV族半導体装置の一実施例を示す構成図
である。
【図2】図1に示す超格子層Aの拡大図である。
【図3】図1に示す超格子層Bの拡大図である。
【図4】本発明の請求項3および4の方法により作製し
たIIIーV族半導体装置の一実施例を示す構成図であ
る。
たIIIーV族半導体装置の一実施例を示す構成図であ
る。
【図5】図4に示す超格子層Cの拡大図である。
【図6】図4に示す超格子層Dの拡大図である。
【図7】フィラメント電流とキャリア濃度および移動度
の関係を示す図である。
の関係を示す図である。
【図8】本発明の請求項5に関する製作工程の途中の工
程を示す図である。
程を示す図である。
1 基板(InP) 2 バッファ層 5 レジスト A 超格子構造(pーInGaAs) B 超格子構造(nーInGaAs) C 超格子構造(pーInAlAs) D 超格子構造(nーInAlAs)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 暁 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 野々山 淳 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 InGaAsを積層した化合物半導体装置
の製造方法において,p形InGaAs層の形成に際して
はInAsとGaAsを交互に超格子構造で積層すると共
に,GaAs層を積層する際に不純物としてCをドーピン
グしながら積層することを特徴とするIII−V族系化
合物半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 InGaAsを積層した化合物半導体装置
の製造方法において,n形InGaAs層の形成に際して
はInAsとGaAsを交互に超格子構造で積層すると共
に,IsAs層を積層する際に不純物としてCをドーピン
グしながら積層することを特徴とするIII−V族系化
合物半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 InAlAsを積層した化合物半導体装置
の製造方法において,p形InAlAs層の形成に際して
はInAsとAlAsを交互に超格子構造で積層すると共
に,AlAs層を積層する際に不純物としてCをドーピン
グしながら積層することを特徴とするIII−V族系化
合物半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 InAlAsを積層した化合物半導体装置
の製造方法において,n形InAlAs層の形成に際して
はInAsとAlAsを交互に超格子構造で積層すると共
に,InAs層を積層する際に不純物としてCをドーピン
グしながら積層することを特徴とするIII−V族系化
合物半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 InGaAsを積層した化合物半導体装置
の製造方法において,絶縁層の形成に際しては前記請求
項1および2記載の方法によりp形およびn形層を形成
し,前記各層の絶縁領域に水素イオンを注入することを
特徴とするIII−V族系化合物半導体装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30065391A JPH05136397A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | Iii−v族系化合物半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30065391A JPH05136397A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | Iii−v族系化合物半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05136397A true JPH05136397A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=17887453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30065391A Pending JPH05136397A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | Iii−v族系化合物半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05136397A (ja) |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP30065391A patent/JPH05136397A/ja active Pending
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