JPH0513633U - 塑性加工用金型工具 - Google Patents
塑性加工用金型工具Info
- Publication number
- JPH0513633U JPH0513633U JP8764791U JP8764791U JPH0513633U JP H0513633 U JPH0513633 U JP H0513633U JP 8764791 U JP8764791 U JP 8764791U JP 8764791 U JP8764791 U JP 8764791U JP H0513633 U JPH0513633 U JP H0513633U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- mold tool
- plastic working
- tungsten
- surface treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Forging (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 摺動等にて生じる熱や摩擦に摩耗を少しでも
減少させ同一状態で量産することが出来るようにする。 【構成】 一対の金型工具が加工物と接触し摩耗を生じ
る部分に、コバルトタングステン又はニッケルタングス
テンを基材としてタングステンを加えたメッキ、若しく
は前記基材にフッ化カーボン或いは二硫化モリブデンを
複合させて複合メッキの表面処理を施したものである。
減少させ同一状態で量産することが出来るようにする。 【構成】 一対の金型工具が加工物と接触し摩耗を生じ
る部分に、コバルトタングステン又はニッケルタングス
テンを基材としてタングステンを加えたメッキ、若しく
は前記基材にフッ化カーボン或いは二硫化モリブデンを
複合させて複合メッキの表面処理を施したものである。
Description
【０００１】
本考案は製造業における塑性加工用金型工具に関するものである。
【０００２】
科学技術の急速な進歩によって多量生産と互換性に富む精度の良い製品製作が 要求され、それに答えるために塑性加工業界において種々なものが研究開発され て来ている。 そのような中で塑性加工の金型工具は、切粉が出ないから歩どまり高く同一寸 法の経済的な大量生産を行うもので、摺動等による摩擦や摩擦熱にて精度低下を 極力抑えて長持ちするように考えられ対処しているのが現状である。
【０００３】
しかしこのような種々の研究や開発での対処がされていても日進月歩の技術と 他業界の要望に答えたとは云えず、加工中金型や工具の摺動や接触による摩耗に よって精度の低下や量産に支障を来したりして未だ多くの未解決の問題が残って おり塑性加工の金型や工具の制作上或いは使用上非常に不都合を感じていた。
【０００４】
本考案はこのような不都合を解消し、少しでも摩耗を減少して精度を低下しな い状況下で量産することが出来る塑性加工用金型工具を提供せんとするものであ る。 即ち、下金型工具と上金型工具が加上物と摺動等にて接触し摩耗を生じる部分 に、コバルトタングステン又はニッケルタングステンのメッキ可能金属を基材と しそれにタングステンを加えた硬度の高いメッキ、或いはフッ化カーボン若しく は二硫化モリブデンの複合材を任意に複合させて複合メッキの表面処理を施して 表面処理層を設けたものである。
【０００５】 使用に当っては従来と同様に使用すると、表面処理層によって、耐摩耗性が良 好となり且つ熱による影響も少なく高精度を維持して品質一定な製品を大量に生 産することが出来る。
【０００６】
以下本考案の実施例を球の転造について説明する。 図中１は適材質のロールからなる下金型工具であって、外周に断面半円形の凹 部２を進行方向に向けて外側に出るよう螺線状に設け、軸３にて駆動装置（図で は省略）に連結している。 ４は適材質のロールからなる上金型工具であって、外周に下金型工具１と同様 に断面半円形の凹部２を進行方向に向けて外側に出るよう外周に螺線状に設け軸 ５にて駆動装置（図では省略）に連結し、前記下金型工具１に対応設置している 。 下金型工具１と上金型工具４の凹部２を含む外周に、コバルトタングステン又 はニッケルタングステンのメッキ可能金属を基材Ａとし、それにタングステンＢ を加えた硬度の高いメッキ、或いは、フッ化カーボン若しくは二硫化モリブデン の複合材Ｃを一種又は数種類任意に複合させて複合メッキの表面処理を施して表 面処理層Ｄを設けている。
【０００７】 使用に当たっては、回転する下金型工具１と上金型工具４間に棒材６を送り込 むと、下金型工具１と上金型工具４とによってへこみを付けながら凹部２にて球 状に形成し最後に切断されて球を作る。 この時凹部２とその周辺は、回転による摺動があり摩擦が生じて摩耗を促進す るが、表面処理層Ｄによって耐摩耗性が良好となり且つ摩擦熱による影響も少な く高精度を維持し大量生産を行うことが出来る。
【０００８】
上述の如く本考案は、表面処理層を設けたことによって、摺動による摩耗を減 少させ精度を保ち品質一定の製品生産を持続させて生産性を高め、不良品発生率 を減少させる等多くの特長を有し実用上非常に優れた考案である。
【図１】本考案実施例の使用状態図である。
【図２】本考案の部分断面拡大図である。
【図３】本考案の部分断面拡大図である。
１ 下金型工具 ２ 凹部 ３ 軸 ４ 上金型工具 ５ 軸 ６ 棒材 Ａ 基材 Ｂ タングステン Ｃ 複合材 Ｄ 表面処理層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ２３Ｃ 30/00 Ａ 7217−4Ｋ
Claims (3)
- 【請求項１】 下金型工具と上金型工具が加工物と摺動
等にて接触し摩耗を生じる部分に、コバルトタングステ
ン又はニッケルタングステンのメッキ可能金属を基材と
して表面処理を施したことを特徴とする塑性加工用金型
工具。 - 【請求項２】 表面処理として基材にタングステンを加
えて硬度の高い金属メッキを施した請求項１記載の塑性
加工用金型工具。 - 【請求項３】 表面処理として基材にフッ化カーボン或
いは二硫化モリブデンの複合材を任意に複合させて複合
メッキを施した請求項１記載の塑性加工用金型工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8764791U JPH0513633U (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 塑性加工用金型工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8764791U JPH0513633U (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 塑性加工用金型工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0513633U true JPH0513633U (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=13920768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8764791U Pending JPH0513633U (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 塑性加工用金型工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0513633U (ja) |
-
1991
- 1991-07-30 JP JP8764791U patent/JPH0513633U/ja active Pending
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