JPH0513605Y2 - - Google Patents

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JPH0513605Y2
JPH0513605Y2 JP1985190953U JP19095385U JPH0513605Y2 JP H0513605 Y2 JPH0513605 Y2 JP H0513605Y2 JP 1985190953 U JP1985190953 U JP 1985190953U JP 19095385 U JP19095385 U JP 19095385U JP H0513605 Y2 JPH0513605 Y2 JP H0513605Y2
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JP
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damping force
load
power cylinder
shock absorber
load cell
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、シヨツクアブソーバの減衰力の切替
わりの作動状態をより確実に把握できるようにし
た自動車の電子制御式減衰力可変シヨツクアブソ
ーバにおける作動状態検査装置に関するものであ
る。
自動車の電子制御式減衰力可変シヨツクアブソ
ーバにおいては、一般に減衰力のモード選択スイ
ツチにより、例えば(ノーマル、スポーツ、ハー
ド)の3段階、(ノーマルオート、スポーツオー
ト、ノーマル、スポーツ)の4モード等の各種モ
ードの減衰力の選択信号を出し、アブソーバ制御
コンピユータを介して制御信号が各シヨツクアブ
ソーバに送出されて各シヨツクアブソーバが所望
のモードの減衰力に切替えられる。
したがつて、車両検査においては、選択スイツ
チにより選択されたモードにシヨツクアブソーバ
が切替わつているか否か、また正常な作動をする
か否か、を検査する必要がある。本考案はこのよ
うな検査に用いられる装置である。
従来の技術 従来、シヨツクアブソーバの減衰力の切替わり
は、第4図に示すごとく車両を手で押して揺す
り、その際手に加わる反力を感応で判断して減衰
力の切替わりを検査していた。しかしながら、人
間が感応で判断するのは非常に難かしく、4本の
シヨツクアブソーバを1本ずつ判定していくに
は、かなりの熟練と検査時間を要した。また、車
両を揺するには腕力を必要とし検査員の肉体的な
疲労も問題であつた。
考案が解決しようとする問題点 上述の通り、人間の感応に頼る従来の検査方法
では、かなりの時間と熟練を要し、かつ肉体的な
疲労の問題もあつて、これを機械的に処理できる
検査装置が要望されていた。
問題点を解決するための手段 本考案はこの要望にこたえるためのもので、第
1,2図に示すごとく、車両の4箇所にセンサを
内蔵したパワーシリンダを配置してシヨツクアブ
ソーバを定速で伸縮させその時に加わつた荷重を
検出するようになし、これらセンサからの検出信
号を計測する計測手段と、その計測結果を記憶、
演算、判定する演算手段と、その演算結果を表示
する表示手段とを具えたものである。
作 用 シヨツクアブソーバ減衰力可変試験に際して、
ロツカーパネルに接触するパワーシリンダ4本が
順次に車両を上下させ、4本のシヨツクアブソー
バをそれぞれ定速度で伸縮させてその時パワーシ
リンダに加わつた荷重を内蔵したセンサが検出す
る。計測手段はセンサからの検出信号を計測しそ
の結果を演算手段に出力する。演算手段は車両の
シヨツクアブソーバ減衰力を2段階に変化させ計
測した結果を演算し、両者の荷重差から減衰力可
変の作動状態を判定する。表示手段はそれぞれの
計測数値および判定結果をデイスプレイまたはプ
リントアウトする。
実施例 第1図は本考案による検査装置の構成を示す説
明図、第2図はそのパワーシリンダ本体の配置状
態図であり、第3図は本考案実施の1例を示す回
路構成図である。
第3図において、1,1,1,1はパワーシリ
ンダ本体であり、このパワーシリンダは2,2,
2,2のモータで各駆動される。3,3,3,3
はパワーシリンダの上下動をパワーシリンダに加
わる荷重に関係なく一定速度に保つための定速度
制御器。4,4,4,4はパワーシリンダに加わ
る荷重を検出するセンサ(ロードセル)である。
これらのパワーシリンダ1は車両に取付いたシ
ヨツクアブソーバを伸縮させる位置、例えば車輪
に近い左右のロツカーパネル前後端部の4箇所に
配置し、パワーシリンダ1が車体のロツカーパネ
ル部を一定速度で押し上げることにより、その時
パワーシリンダ1に加わる荷重がロードセル4で
検出される。5はロードセル4で検出した信号を
計測する計測器で、5aはロードセル4が検出し
たアナログ信号を増幅計測するロードセルアン
プ、5bは計測されたアナログ信号をデジタル信
号に変換するA/D変換器である。6は計測器5
で計測された結果を記憶、演算し、減衰力の変化
を判定するマイクロコンピユータで、CPU6a
は計測器5で計測された結果をメモリ6bにスト
アし、車両の減衰力を変化させて数回測定し、メ
モリ6bにストアされた計測データを基に演算
し、減衰力を変化させる前後の荷重差から、車両
に取付けられたシヨツクアブソーバの減衰力可変
作動状態を判定する。7はデイスプレイ装置であ
り、表示面には4本のシヨツクアブソーバそれぞ
れの荷重測定結果や演算結果を表示する数値表示
器7a、個々の判定結果を報知するランプ7bと
4本総合の判定結果を報知するランプ7cとが配
置されている。
本検査装置の動作は次の通りである。
自動車を検査装置上にセツトし、車両のシヨツ
クアブソーバの減衰力モードを選択して検査装置
を起動すると、パワーシリンダ1,1,1,1が
上昇し車両のロツカーパネル部に接触すると停止
する。次にパワーシリンダ1,1,1,1が1本
ずつ順番に定速度で更に押し上げ、その際パワー
シリンダに加わつた荷重をロードセル4,4,
4,4がそれぞれ検出し、計測器5で計測された
結果がマイクロコンピユータ6のメモリ6bにス
トアされる。この時メモリ6bにストアされた測
定データは、デイスプレイ装置7の数値表示器7
aに表示される。
車両のシヨツクアブソーバの減衰力モードを切
替え同様にして測定する。マイクロコンピユータ
のメモリ6bに減衰力モード切替え前と後の測定
データがストアされると、CPU6aは両者のデ
ータを演算し、その荷重差を基に、車両のシヨツ
クアブソーバ減衰力の切替わりの作動状態を個々
および総合で判定し、その結果をデイスプレイ装
置の数値表示器7a、シヨツクアブソーバ個々の
判定結果の報知ランプ7b、および4本総合の判
定結果の報知ランプ7cで表示する。さらに、表
示手段としては、個々のシヨツクアブソーバ減衰
力測定値や演算結果の荷重差および判定結果をプ
リントアウトし、記録として残すことも考えられ
る。
考案の効果 本考案によれば、車両に組付けられた4本の減
衰力可変式シヨツクアブソーバの減衰力の切替わ
りの作動状態を容易に検査できるようになる。ま
た、自動で検査できるため検査員の感や経験に頼
ることなく、肉体的な疲労も軽減でき、高能率、
高精度下で検査が行えるようになる。なお、シヨ
ツクアブソーバは車体を上から下に押す場合に比
し車体を下から上に押し上げる場合、リバウンド
力が7:3〜8:3と大きいので、本考案はこの
大きいリバウンド力を測定に利用できるから測定
値がより精確となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の構成を示す図、第2図は
そのパワーシリンダ本体の配置状態図、第3図は
本考案実施の1例を示す回路構成図、第4図は従
来例を示す説明図である。 図中の符号はそれぞれ下記部材を示す。1……
パワーシリンダ、2……モータ、3……定速度制
御器、4……ロードセル、5……計測器、6……
マイクロコンピユータ、7……デイスプレイ装
置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車の車軸と車体との間に介設される4個の
    電子制御式減衰力可変シヨツクアブソーバの作動
    状態検査装置であつて、車体のロツカーパネルを
    上方に衝き上げるように配置されるパワーシリン
    ダ1、該パワーシリンダを定速度で上昇させるモ
    ータ2および定速度制御器3、該パワーシリンダ
    が上昇中受ける荷重を検出するロードセル4を各
    具えた4組の測定装置と、前記ロードセルの検出
    した荷重を計測する計測器5、計測した結果を記
    憶演算するマイクロコンピユータ6、およびその
    測定結果を表示するデイスプレイ装置7とを備え
    たことを特徴とする自動車の電子制御式減衰力可
    変シヨツクアブソーバ用作動状態検査装置。
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JPS6299409U JPS6299409U (ja) 1987-06-24
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JPS4836570A (ja) * 1971-09-13 1973-05-30
JPS57111433A (en) * 1980-12-29 1982-07-10 Nhk Spring Co Ltd Tester of shock absorber
JPS58223035A (ja) * 1982-06-21 1983-12-24 Nhk Spring Co Ltd 車輛用シヨツクアブソ−バの試験方法

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