JPH0513546B2 - - Google Patents

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JPH0513546B2
JPH0513546B2 JP16226186A JP16226186A JPH0513546B2 JP H0513546 B2 JPH0513546 B2 JP H0513546B2 JP 16226186 A JP16226186 A JP 16226186A JP 16226186 A JP16226186 A JP 16226186A JP H0513546 B2 JPH0513546 B2 JP H0513546B2
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JP
Japan
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quantum well
well structure
collector
layer
light
Prior art date
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JP16226186A
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English (en)
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JPS6317570A (ja
Inventor
Mitsunori Sugimoto
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NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は光トランジスタに関し、特に光通信な
いしは情報処理装置等で利用される光スイツチ、
光双安定機能を有する光トランジスタに関する。 〔従来の技術〕 従来この種の光スイツチとしては、半導体を用
いたフランツーケルデイツシユ効果を用いたデバ
イスが小型であり優れている。フランツーケルデ
イツシユ効果は半導体に電界を加えたときに吸収
端波長が長波長にシフトする効果である。この半
導体として、禁制帯幅の異なるそれぞれ500Å以
下の層を交互に積層した多重量子井戸構造を用い
る導波型光スイツチが考えられている(昭和60年
度電子通信学会総合全国大会S3−4)。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上述した従来の導波型光スイツチは、導波層に
比較的高い電界を加えてこの導波層の吸収係数を
変化させることによつて光スイツチを行なうもの
であり、5V程度の比較的高い信号電圧を必要と
する欠点があつた。 本発明の目的は、上述の欠点を除去し低電圧で
光スイツチング動作出来る光トランジスタを提供
することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の光トランジスタは、第1伝導型のコレ
クタ層と、このコレクタ層に接して設けられた少
なくとも1つの量子井戸を含む量子井戸構造体
と、この量子井戸構造体に接して設けられた第1
伝導型のエミツタ層を備え、前記量子井戸構造体
の平均屈折率が前記エミツタ層、前記ベース層及
び前記コレクタ層のいずれの屈折率よりも大きい
という構成を有している。 〔実施例〕 次に本発明の実施例について図面を参照して説
明する。 第1図は本発明の一実施例の光トランジスタの
斜視図である。 図中、1はn−GaAs基板、2はコレクタ層
(n−AlxCGa1−xCAsからなり、厚さは0.3〜3μ
m、典型的には例えばn−Al0.4Ga0.6As、厚さ
1.5μm)、3は多重量子井戸構造体(AlxQWGaAB1
−xQWAs、0<厚さ≦300Åの量子井戸とAlxQB
Ga1−xAs、0<厚さ≦300Åのバリア、典型的
には例えば厚さ100ÅのGaAsからなる量子井戸
と厚さ100ÅのAl0.4Ga0.6Asからなるバリアを10
周期)、4はベース層(p−AlxBGa1−xBAsから
なり、0<厚さ<2μm、典型的にはAl0.2Ga0.8
As、厚さ2000A)5はエミツタ層(n−AlxEGa1
−xEAsからなり、厚さは0.3〜3μm、典型的には
Al0.4Ga0.6As厚さ1.5μm)、6はキヤツプ層(n−
GaAs)である。 ここで、多重量子井戸構造体3の平均屈折率は
コレクタ層2、ベース層4及びエミツタ層5のい
ずれの屈折率よりも大きくなる様に多重量子井戸
構造体3の量子井戸およびバリアの膜厚と組成が
設定されている。これによつて多重量子井戸構造
体3に入射光10が導波されて、出射光11が得
られる。 次に本実施例の光トランジスタの動作について
説明する。 第2図はこの実施例を導派型光スイツチとして
動作させる場合の回路図を示している。 信号電圧23を、ベースおよびエミツタ間に加
えるとこれに応じてベース電流24(≡IB)がベ
ース電極8に流れる。このときコレクタ電流25
(≡IC)は光トランジスタ20の電流増幅率βを
用いると IC=βIB ……(1) と表わされる。このときにコレクタ電圧26(≡
VC)は VC=VO−RIC ……(2) と表わされる。(2)式でVOは直流電源22の電圧、
Rは外付けの抵抗21の抵抗値である。(1)、(2)式
よりコレクタ電圧26(≡VC)は VC=VO−RβIB ……(3) となる。ここで信号電圧23を変化するとベース
電流24(≡IB)が変化しコレクタ電圧VCが(3)式
により変化することになる。信号電圧23の大き
さは大まかには半導体の禁制帯幅前後となるため
1.5〜2V程度となる。又直流電源22は5V以上の
比較的大きな電圧をコレクタ電極7に加えること
が出来る。したがつて、本実施例では低い信号電
圧23で大きなコレクタ電圧26が制御されるた
め多重量子井戸構造体3にかかる電界が変化し、
光スイツチ動作することが出来る。 上述の動作では信号としては電気的信号を入力
して来たが、光の入力信号に対して本実施例の光
トランジスタを制御することが出来る。 次にこの動作について説明する。 第3図は多重量子井戸構造体3の吸収スペクト
ルを示している。制御信号光30として電界が零
の場合の多重量子井戸構造体3のエキシトンピー
ク付近の波長λ0の光とする。又被制御光31はλ0
よりも長波長のλ1の波長の光とする。まず、制御
信号光30が零の場合には、コレクタ電流25が
零であるため(2)式によりコレクタ電圧26には大
きな直流電圧(V0)が加えられている。この
ときには第3図の破線の吸収スペクトルとなり被
制御光31に対しても大きな吸収があり被制御光
31に対してオフの状態となる。次に制御信号光
30を入射すると大きな吸収を受けてこの吸収に
よつてベース電流24(=IB)が流れたのと同様
な効果によつて、コレクタ電流25(≡IC)が流
れる。そうすると(3)式によつてコレクタ電圧26
(≡VC)が低下し、ほとんど零となつて第3図の
電界=0の吸収スペクトルとなる。このとき被制
御光31に対しては吸収がほとんど零であるオン
の状態となる。したがつて制御信号光30が入射
している時のみ被制御光31がオンとなり制御信
号光30が無い場合には被制御光31がオフとな
る。 次に本実施例の光トランジスタの光双安定動作
について説明する。この動作のための回路図を第
4図に示す。まず入射光としては第3図の波長λ0
の光を入射することとする。まず入射光がない場
合にはコレクタ電流25(≡IC)が零であるため
コレクタ電圧26(≡VC)はほぼ直流電源22
の電圧V0と等しく多重量子井戸構造体3に大き
な電界がかかつている状態となつている。このた
め多重量子井戸構造体3の吸収スペクトルは第3
図の破線の様になつている。次に入射光(波長
λ0)を徐々に増していくにつれコレクタ電流25
が増大して多重量子井戸構造体3にかかる電界が
減少するするために波長λ0での吸収係数が増大す
る。吸収係数が増大するとさらにコレクタ電流2
5が増大するという正帰還がかかる。この正帰還
の様子は下に示す様になる。
【表】 この様な正帰還がかかると急激に吸収が増大
し、出射光強度はほとんど零となる。この変化は
第5図で示した出射光強度の入射光強度依存性に
おけるA→Bの遷移である。次に入射光をB点か
ら逆に減少させていくと下に示す様な性帰還がか
かる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明はバイポーラトラン
ジスタのコレクタとベースの間に量子井戸構造体
を設けることにより、トランジスタの増幅作用を
利用して低い信号電圧で光スイツチング動作可能
な光トランジスタが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図は
本発明の一実施例の光スイツチング動作のための
回路図、第3図は多重量子井戸層の吸収スペクト
ルを示す特性図、第4図は光双安定動作のための
回路図、第5図は光双安定動作の入出力特性図で
ある。 1……n−GaAs基板、2……コレクタ層、3
……多重量子井戸構造体、4……ベース層、5…
…エミツタ層、6……キヤツプ層、7……コレク
タ電極、8……ベース電極、9……エミツタ電
極、10……入射光、11……出射光、20……
光トランジスタ、21……抵抗、22……直流電
源、23……信号電圧、24……ベース電流、2
5……コレクタ電流、26……コレクタ電圧、3
0……制御信号光、31……被制御光、40……
バイアス電源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1伝導型のコレクタ層と、このコレクタ層
    に接して設けられた少なくとも1つの量子井戸を
    含む量子井戸構造体と、この量子井戸構造体に接
    して設けられたベース層と、このベース層に接し
    て設けられた第1伝導型のエミツタ層を備え、前
    記量子井戸構造体の平均屈折率が前記エミツタ
    層、前記ベース層及び前記コレクタ層のいずれの
    屈折率よりも大きいことを特徴とする光トランジ
    スタ。
JP61162261A 1986-07-09 1986-07-09 光トランジスタ Granted JPS6317570A (ja)

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JP61162261A JPS6317570A (ja) 1986-07-09 1986-07-09 光トランジスタ

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JP61162261A JPS6317570A (ja) 1986-07-09 1986-07-09 光トランジスタ

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JPS6317570A JPS6317570A (ja) 1988-01-25
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JP61162261A Granted JPS6317570A (ja) 1986-07-09 1986-07-09 光トランジスタ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02220478A (ja) * 1989-02-21 1990-09-03 Canon Inc 光検出器
DE69220537T2 (de) * 1991-04-25 1998-01-29 At & T Corp Planare Vorrichtung mit selbst-elektrooptischem Effekt

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JPS6317570A (ja) 1988-01-25

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