JPH05135218A - 接触・非接触複合icカードシステム - Google Patents

接触・非接触複合icカードシステム

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JPH05135218A
JPH05135218A JP3299086A JP29908691A JPH05135218A JP H05135218 A JPH05135218 A JP H05135218A JP 3299086 A JP3299086 A JP 3299086A JP 29908691 A JP29908691 A JP 29908691A JP H05135218 A JPH05135218 A JP H05135218A
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composite
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card
card system
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Application number
JP3299086A
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English (en)
Inventor
Kenji Morosawa
健司 諸沢
Toshimitsu Oba
俊光 大場
Kenji Suzuki
健司 鈴木
Mitsuyuki Sasaki
充行 佐々木
Toru Kadonaga
徹 門永
Tatsuhiko Tajima
竜彦 田島
Hideo Sugawara
秀夫 菅原
Eiji Mishiro
英治 三代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ISO規格7816に準拠した接触型のICと
非接触型のICを埋設した接触・非接触複合ICカード
システムを提供することにある。 【構成】接触入出力手段12は、カード表面に設けられ
た電源及び電極端子を通じて第1の外部装置2との間で
データを入出力し、非接触入出力手段13は、第2の外
部装置3との間で非接触でデータを入出力し、制御手段
15は、送受されるデータを処理するとともに、接触入
出力手段12を介してメモリ14と第1の外部装置との
データの入出力を、非接触入出力手段13を介してメモ
リ14と第2の外部装置とのデータの入出力を行なわし
めるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICカードに関し、特
に外部装置と非接触によりデータの授受を行なう非接触
入出力部とを備えた接触・非接触複合ICカードシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクレジットカードやキャッシュカ
ードにメモリやCPUを埋設したICカードがある。こ
のICカードは、電極端子を介して外部装置からのデー
タをCPUに取り込んで、このデータとメモリ内のデー
タとの照合を行ったり、メモリの内容を書き換えること
ができる。このICカードは、磁気ストライプにデータ
を書き込んでいた従来のクレジットカードに対して、記
憶容量が大であり、また情報の秘密性の点などで優れて
いる。
【0003】しかし、電極端子を介して外部装置、例え
ばリーダライタなどに接触するため、カードを携帯する
利用者にとって、操作が煩雑になる場合があった。そこ
でこの解決策として、非接触型ICカードが用いられる
ようになってきた。この非接触型ICカードとは、IC
カード本体に、発振回路,発振制御回路などを設け、デ
ータの伝送媒体として例えば電磁波、高周波、(RF
波)、光、静電結合などを用いてICカード内のメモリ
にデータを書き込みまたは読み出すものである。これに
よれば、いちいちカードをカードリーダに挿入する必要
がなくなるというメリットがある。
【0004】また、接触型ICと非接触ICとを一枚の
ICカードに埋設した複合ICカードがある。この複合
ICカードによれば、必要に応じて接触型の機能と非接
触型の機能を選択的に用いることができるから、利用者
にとって非常に便利である。
【0005】さらには最近では、ICカードの薄型化が
図られ、ISO規格に準拠したICカードの開発が進め
られてきた。複合ICカードのうち接触型ICは、外部
端子などの薄型化によりISO規格7816で規定され
ている厚さ0.76mmを満たすものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非接触
型ICにあっては、基板実装において、発振回路や発振
制御回路などに用いられる各構成部品が高いため、IS
O規格に規定される厚さ0.76mmを実現できなかっ
た。
【0007】本発明の目的は、ISO規格7816に準
拠した接触型のICと非接触型のICを埋設した接触・
非接触複合ICカードシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決し目的を達成するために下記の構成とした。図1は本
発明の原理図である。データを記憶するメモリ14と、
カード表面に設けられた電源及び電極端子を通じて第1
の外部装置2との間でデータを入出力する接触入出力手
段12と、第2の外部装置3との間で非接触でデータを
入出力する非接触入出力手段13と、送受されるデータ
を処理するとともに、接触入出力手段12を介してメモ
リ14と第1の外部装置とのデータの入出力を、非接触
入出力手段13を介してメモリ14と第2の外部装置と
のデータの入出力を行なわしめる制御手段15とを備え
る複合ICカードシステムとした。
【0009】なお、好適には次のようにするのが望まし
い。すなわち、非接触入出力手段13は、処理されたデ
ータを無線信号に変換し且つ受信した無線信号を復調し
てデータを出力する変復調部22と、この変復調部22
の出力を送信し且つ無線信号を受信する送受信部23
と、この送受信部23の出力を第2の外部装置3に向け
て放射し且つ第2の外部装置3からの無線信号を取り込
んで送受信部23に出力する送受信アンテナ24とを備
えるように構成する。
【0010】また、メモリ14は、接触入出力手段12
からのデータを記憶する接触型用メモリ14ー1と、非
接触入出力手段13からのデータを記憶する非接触型用
メモリ14ー2とから構成する。
【0011】また、制御手段15は、接触入出力手段1
2を制御する接触型用制御部15ー1と、非接触入出力
手段13を制御する非接触型用制御部15ー2とから構
成する。
【0012】さらに、個人情報を記憶した磁気ストライ
プ18を有し、IDカードとして用いるようにする。さ
らに、一方の面に接地導体41が形成され他方の面にマ
イクロストリップ導体を含む回路パターン及び部品が実
装された基板42と、この基板42上に形成されたモー
ルド部43及び誘電体部44と、この誘電体部44の一
方の面に形成された上面シート45と、この上面シート
45の間に形成された平面形のパッチアンテナ24ー1
とを有してなる接触・非接触複合ICカードシステムと
した。
【0013】さらに、部品の高さが所定の値を越える場
合には、基板42をくり抜いて部品を実装するようにす
る。さらに、接地導体41の下面と上面シート45の上
面との距離は、0.76mmである。
【0014】さらに、誘電体部44とモールド部43と
を共通化して一体形成するようにする。さらに、上面シ
ート45の間にアンテナ導体24ー1を挟み、これらを
プレス加工により一体化するようにする。
【0015】
【作用】本発明によれば、制御手段により、送受される
データが処理され、接触入出力手段を介してメモリと第
1の外部装置とのデータの入出力が行われ、非接触入出
力手段を介してメモリと第2の外部装置とのデータの入
出力が行なわれるので、1つの複合ICカードによって
接触入出力手段または非接触入出力手段を用いてデータ
通信を行える。
【0016】変復調部で処理されたデータを無線信号に
変換し且つ受信した無線信号を復調してデータを出力
し、送受信部で変復調部の出力を送信し且つ無線信号を
受信し、送受信アンテナで送信受信部の出力を第2の外
部装置に向けて放射し且つ第2の外部装置からの無線信
号を取り込んで送受信部に出力することで、非接触入出
力手段と第2の外部装置とでデータ通信を行える。
【0017】また、接触型用メモリと非接触型用メモリ
とを有することで、一方のメモリに障害が発生した場合
に、他方のメモリで通信を行なうことができる。また、
接触型用制御部と非接触型用制御部とを有することで、
一方の制御部に障害が発生した場合に、他方の制御部で
通信を行なうことができる。
【0018】また、磁気ストライプから個人情報を読み
出してこの情報を利用することもできる。また、マイク
ロストリップ導体を含む回路パターン及び部品が実装さ
れた基板、モールド部及び誘電体部、上面シート、パッ
チアンテナにより構成されることで、無線信号を送受信
することができる。
【0019】また、部品の高さが所定の値を越える場合
には、基板をくり抜いて部品を実装することで、複合I
Cカードを薄型化することができる。また、接地導体の
下面と上面シートの上面との距離を0.76mmとする
ことで、ISO規格7816に準拠することができる。
【0020】また、誘電体部とモールド部とを共通化し
て一体形成することで、製作の工数を低減することがで
きる。また、上面シートの間にアンテナ導体を挟み、こ
れらをプレス加工により一体化することで、製作の工数
を低減することができる。
【0021】さらに、非接触入出力手段は、電磁波、
光、静電結合、磁気などの伝送媒体を介して非接触で第
2の外部装置との間で通信を行なうことができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を説明する。
図2(A)は本発明に係る接触・非接触複合ICカード
システムの実施例1の概略構成を示す正面図、図2
(B)は実施例1の概略構成の側面図である。図3は複
合ICカード内の接触型通信部とICカードリーダライ
タとの通信を示す側面図である。
【0023】複合ICカード1ー1は、ISO規格78
16に準拠したものであり、縦85.6mm,横53.
98mm,厚さ0.76mmの薄型直方体形状をなして
いる。複合ICカード1ー1は、接触型通信部12、非
接触型通信部13、メモリ14、プロセッサ15を有し
てなり、これら相互間では、データバス17によりデー
タの授受を行えるようになっている。
【0024】複合ICカード1ー1は、上面に、外部装
置に電気的に接触する電極端子11を設け、この電極端
子11を介して第1の外部装置、例えばICカードリー
ダライタ2(図3に示す。)と接触することによりデー
タ通信を行なう接触型通信部12を有している。
【0025】非接触型通信部13は、電磁波、光、静電
結合、磁気などの伝送媒体を介して非接触で第2の外部
装置、例えばトランスミッタ/レシーバ3(図4に示
す。)と通信を行なうものである。実施例1において
は、伝送媒体として電磁波、特にマイクロ波を用いた
が、このほかレーザ光などを用いてもよい。非接触型通
信部13の具体的な構成については後に説明する。
【0026】メモリ14は、データを記憶するものであ
り、例えばROM(リードオンメモリ、RAM(ランダ
ムアクセスメモリ)なとである。制御手段としてのプロ
セッサ15は、送受信されるデータを処理するととも
に、接触型通信部12を介してメモリ14とICカード
リーダライタ2との間でデータの授受または非接触通信
部13を介してメモリ14とトランスミッタ/レシーバ
3との間でデータの授受を行なわしめるものである。電
池16は、例えばシート電池であり、各部に電力を供給
するものである。
【0027】図3において、ICカードリーダライタ2
内に複合ICカード1ー1が装着可能な構成となってい
る。したがって、複合ICカード1ー1がICカードリ
ーダライタ2内に挿入されると、ICカードリーダライ
タ2に設けられたコンタクトピン(図示しない)と電極
端子11とが接触する。すると、ICカードリーダライ
タ2からのデータが電極電子11を介して接触形通信部
12及びプロセッサ15を介してメモリ14に書き込ま
れる。また、該メモリ14からデータをICカードリー
ダライタ2に読み出すこともできる。
【0028】図4は非接触型通信部13による外部装置
との通信を示す概念図である。非接触型通信部13と外
部装置、例えばトランスミッタレシーバ3との間で電磁
波、光、磁気などの非接触によりデータ通信を行う。
【0029】図5は非接触型通信部13とトランスミッ
タ/レシーバ3との間での通信を示す構成ブロック図で
ある。非接触型通信部11は、例えば無線方式であり、
次のように構成される。
【0030】データ処理部21は、プロセッサ15の出
力または変復調回路21の出力を信号処理するものであ
り、変復調回路22は、データ処理部21の出力を無線
信号(搬送波信号)で変調したり、あるいは無線送受信
機23の出力を無線信号(搬送波信号)で復調するもの
である。なお、無線搬送波信号は例えばマイクロ波であ
り、後述するパッチアンテナでλ/2共振を行なうべく
周波数は、1〜2GHzの周波数を用いるのが望まし
い。
【0031】無線送受信機23は、変復調回路22の出
力をアンテナ24からアンテナ34に向けて送信または
アンテナ34からの信号をアンテナ24を介して受信す
るものである。
【0032】また、トランスミッタレシーバ21も、非
接触型通信部11の構成と同一構成となっており、無線
送受信機31、変復調回路32、データ処理部33、ア
ンテナ34を有してなる。
【0033】例えば、非接触型通信部13からデータを
トランスミッタ/レシーバ3に送信する場合には、デー
タ処理部21により処理されたデータを変復調回路22
で変調し、変調されたデータを無線送受信機23でアン
テナ24からトランスミッタ/レシーバ3に送信する。
このようにマイクロ波を伝送媒体として非接触で非接触
型通信部13とトランスミッタ/レシーバ3との間でデ
ータを送受信することができる。
【0034】このように実施例1の構成によれば、一枚
の複合ICカード1ー1に接触型通信部12、非接触型
通信部13を設けているから、外部装置に応じて選択的
に接触型通信部12または非接触型通信部13を使用で
きる。例えば外部装置が非常接触方式を採用している場
合には、非接触型通信部13を用い、外部装置が接触方
式を採用している場合には、接触型通信部12を用いれ
ばよい。
【0035】したがって、利用者は一枚の複合ICカー
ド1ー1で両方式に対応できるから、利用者にとって非
常に便利である。また、接触型のためのメモリと非接触
型のためのメモリとを1つのメモリ14で共有し、且つ
接触型のための制御部と非接触型のための制御部とを1
つのプロセッサ15で共有するので、接触型または非接
触型どちらで書き込んだデータでも任意の通信部から読
み出すことができ、しかもコストを低減できる。
【0036】図6は実施例2の概略構成ブロック図であ
る。実施例2における複合ICカード1ー2は、実施例
1の構成に対して、例えば個人情報(ID)カードとし
て用いることのできる磁気ストライプ18を下面に、長
手方向に沿って設けたことを特徴とするものである。な
お、その他の構成は、実施例1と同様な構成である。
【0037】このような磁気ストライプ18を複合IC
カード1ー2に設けたので、前述した機能に加えて、さ
らに一枚のカードで磁気ストライプ18に記録された個
人情報を読み出して利用することもできる。
【0038】図7は実施例1の複合ICカード1ー1の
具体的な実装配置を示す正面図、図8は複合ICカード
1ー1の具体的な実装配置を示す断面図である。複合I
Cカード1ー1は、アナログ態様の信号を処理するアナ
ログ処理系4と、ディジタル態様の信号を処理するディ
ジタル処理系5とからなる。
【0039】ディジタル処理系4は、ディジタル部1
9、シート電池16ー1、接触型通信部12を有する。
ディジタル部19は、抵抗及びコンデンサなどの一般部
品部51、クロック信号を発振する振動子部52、ワイ
ヤーボンディングによるベアチップ部53、メモリ14
及びプロセッサ15のためのICモジュール部54を有
している。
【0040】アナログ処理系5は、ディジタル部19か
らのディジタル信号をアナログ態様の無線信号に変換す
るとともに、無線信号をディジタル信号に復調するダイ
オード,抵抗及びコンデンサを含むアナログ部25、ア
ナログ態様の無線信号を伝送するストリップライン2
6、平面で且つ略正方形状をなして無線信号を送信また
は受信するアンテナ導体(パッチアンテナ)24ー1を
有している。
【0041】なお、複合ICカード1ー1の左上部にパ
ッチアンテナ24ー1を配置し、右下部にディジタル部
19を配置している。すなわち、ディジタル信号とアナ
ログ態様の無線信号との干渉を防止すべく両者が離れる
ように配置されている。
【0042】パッチアンテナ24ー1のパッチサイズと
誘電率と周波数との関係は、次のようになっている。パ
ッチの一辺の長さをL,周波数をfとすると、自由空間
波長λ0及び誘電率εrの誘電体中の伝搬波長λgは、 λ0=c/f λg=λ0/√εr このとき、 L=λg=λ0/√εr=c/√εr・f すなわち、長さLは周波数fに逆比例し、誘電率の平方
根に逆比例する。
【0043】また、誘電体の厚さが大きくなる程、アン
テナ感度が上がり、誘電率が大きい程、アンテナ感度が
上がる。また、マイクロストリップライン(導体)26
の長さも、使用する周波数と誘電率の大きさによって決
定される。
【0044】次に図8に示す断面図おいて、アルミ板か
らなる補強材としての接地導体41の上には、厚さ0.
2mmからなるフレキシブル配線基板42が配置されて
いる。このフレキシブル配線基板42の上には、厚さ
0.4mmの塩化ビニールなどの樹脂または空気からな
るモールド部43及び誘電体部44とが共通化されて一
体形成可能に配置されている。
【0045】また、誘電体部44及びモールド部43の
上には、厚さ0.06mmからなる化粧シート45が配
置されている。この化粧シート45の間には、パッチア
ンテナ24ー1が設けられている。このパッチアンテナ
24ー1は、アルミニウム箔または銅箔などからなり、
PET2枚をプレス加工することにより、化粧シート4
5の間に設けられている。
【0046】なお、0.4mm以上の構成部品46は、
0.2mm厚のフレキシブル配線基板42をくり抜き実
装する。またシート電池16ー1は、例えばシートリチ
ウムである。
【0047】図9はディジタル部内の振動子の実装配置
を示す断面図である。振動子部52では、フレキシブル
配線基板42上に、例えばガラス封止の1.2MHzを
発振するための水晶振動子52ー1と、この水晶振動子
52ー1を固定する受け板リード52ー2とが配置さ
れ、高さが0.4mm以下となっている。
【0048】図10はディジタル部内の一般部品部の実
装配置を示す断面図である。一般部品部51では、フレ
キシブル配線基板42上に、トランジスタ,ダイオー
ド,抵抗,コンデンサなどの部品51ー1が配置され、
高さが0.4mm以下となっている。
【0049】図11はディジタル部内のベアチップ部の
実装配置を示す断面図である。ベアチップ部53では、
フレキシブル配線基板42上に、ベアチップ53ー1が
配置されている。
【0050】ベアチップ53ー1と基板42上の図示し
ない電極との間には、ワイヤボンディング技術により、
金(Au),銅(Cu)またはアルミニウム(A∂)等
の導電線よりなるワイヤ53ー2が長設され、ベアチッ
プ53ー1への電源供給と信号の入出力が実現されてい
る。
【0051】このように0.4mm以下の薄型部品,
0.4mm以上の部品のときの基板くり抜き実装,低ル
ープワイヤボンディング技術あるいはTAB,高エネル
ギー電池を用いたので、複合ICカード1ー1の厚さ
を、ISO規格7816に準拠した厚さ0.76mmに
することができる。
【0052】また、パッチアンテナ24ー1を用いて例
えばマイクロ波1〜2GHzを送受信した場合に、通信
距離約1.5mを実現することができる。また、モール
ド部43と誘電体部44とを共通化して一体的に形成す
るから、複合ICカードの製作時の工数を低減すること
ができ、コスト低減となる。
【0053】さらに化粧シート45とパッチアンテナ2
4ー1とをプレス加工により一体成形にすることで、製
作時の工数を低減することができる。図12は実施例3
の複合ICカードを示す構成ブロック図である。図12
において、メモリを2つに分離した複合ICカード1ー
3は、接触型通信部12、この接触型通信部12を介し
て外部装置のデータを記憶する接触型用メモリ14ー
1、非接触型通信部13、非接触型通信部13を介して
他の外部装置のデータを記憶する非接触型用メモリ14
ー2、これらを制御するためのプロセッサ15、シート
電池16を有してなる。
【0054】このように複合ICカード1ー3は、接触
形通信部12、非接触通信部13のそれぞれに対して個
別にメモリ14ー1,14ー2を設けているから、一方
でメモリで障害が発生しても他方のメモリで通信を行な
うことができ、よってICカードの信頼性が向上する。
【0055】図13は実施例4の複合ICカードを示す
構成ブロック図である。プロセッサを2つに分離した複
合ICカード1ー4は、接触型通信部12、この接触型
通信部12を制御する接触型用プロセッサ15ー1、非
接触型通信部13、非接触型通信部13を制御する非接
触型用プロセッサ15ー2、接触型用プロセッサ15ー
1及び非接触型用プロセッサ15ー2に接続される共有
メモリ14、電池16を有してなる。
【0056】このように複合ICカード1ー4は、接触
形通信部12、非接触通信部13のそれぞれに対して個
別にプロセッサ15ー1,15ー2を設けているから、
一方でプロセッサで障害が発生しても他方のプロセッサ
で通信を行なうことができ、よってICカードの信頼性
が向上する。
【0057】図14は実施例5の複合ICカードを示す
構成ブロック図である。メモリとプロセッサとをそれぞ
れ2つに分離した複合ICカード1ー5は、前述した実
施例3と実施例4とを共に用いたものである。
【0058】すなわち、プロセッサを接触型用プロセッ
サ15ー1と非接触型用プロセッサ15ー2とに分離
し、且つメモリを接触型用メモリ14ー1と非接触型用
メモリ14ー2とに分離することにより、一方のメモリ
またはプロセッサで障害が発生しても他方のメモリまた
はプロセッサで通信が可能となり、信頼性が向上する。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、接触入出力手段と非接
触入出力手段とを1つの複合ICカードに備えたので、
1つの複合ICカードによって接触入出力手段または非
接触入出力手段を用いてデータ通信を行える。
【0060】また、接触型用メモリと非接触型用メモリ
とを有することで、一方のメモリに障害が発生した場合
に、他方のメモリで通信を行なえ、接触型用制御部と非
接触型用制御部とを有することで、一方の制御部に障害
が発生した場合に、他方の制御部で通信を行なえる。
【0061】また、部品の高さが所定の値を越える場合
には、基板をくり抜いて部品を実装し、接地導体の下面
と上面シートの上面との距離を0.76mmとすること
で、ISO規格7816に準拠することができる。
【0062】また、誘電体部とモールド部とを共通化し
て一体形成し、上面シートの間にアンテナ導体を挟み、
これらをプレス加工により一体化することで、製作の工
数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施例1の概略構成ブロック図であ
る。
【図3】複合ICカード内の接触型通信部とICカード
リーダライタとの通信を示す側面図である。
【図4】非接触型通信部による通信を示す側面図であ
る。
【図5】非接触型通信部とトランスミッタ/レシーバと
の間での通信を示す構成ブロック図である。
【図6】実施例2の概略ブロック図である。
【図7】実施例1の複合ICカードの具体的な実装配置
を示す正面図である。
【図8】実施例1の複合ICカードの具体的な実装配置
を示す断面図である。
【図9】ディジタル部内の振動子部の実装配置を示す断
面図である。
【図10】ディジタル部内の一般部品部の実装配置を示
す断面図である。
【図11】ディジタル部内のベアチップ部の実装配置を
示す断面図である。
【図12】本発明の実施例3の構成ブロック図である。
【図13】本発明の実施例4の構成ブロック図である。
【図14】本発明の実施例5の構成ブロック図である。
【符号の説明】
1ー1〜1ー5・・複合ICカード 2・・ICカードリーダライタ 3・・トランスミッタレシーバ 11・・電極端子 12・・接触型通信部 13・・非接触型通信部 14・・メモリ 14ー1・・接触型用メモリ 14ー2・・非接触型用メモリ 15・・プロセッサ 15ー1・・接触型用プロセッサ 15ー2・・非接触型用プロセッサ 16・・シート電池 18・・磁気ストライプ 21・・データ処理部 22・・変復調回路 23・・無線送受信回路 24・・送受信アンテナ 41・・接地導体 42・・配線基板 43・・モールド部 44・・誘電体部 45・・化粧シート 46・・構成部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 充行 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 門永 徹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 田島 竜彦 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 菅原 秀夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 三代 英治 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶するメモリ(14)と、 カード表面に設けられた電源及び電極端子を通じて第1
    の外部装置(2)との間でデータを入出力する接触入出
    力手段(12)と、 第2の外部装置(3)との間で非接触でデータを入出力
    する非接触入出力手段(13)と、 前記送受されるデータを処理するとともに、前記接触入
    出力手段(12)を介して前記メモリ(14)と前記第
    1の外部装置とのデータの入出力を、前記非接触入出力
    手段(13)を介して前記メモリ(14)と前記第2の
    外部装置とのデータの入出力を行なわしめる制御手段
    (15)とを備えたことを特徴とする接触・非接触複合
    ICカードシステム。
  2. 【請求項2】 前記非接触入出力手段(13)は、前記
    処理されたデータを無線信号に変換し且つ受信した無線
    信号を復調してデータを出力する変復調部(22)と、
    この変復調部(22)の出力を送信し且つ無線信号を受
    信する送受信部(23)と、この送受信部(23)の出
    力を前記第2の外部装置(3)に向けて放射し且つ前記
    第2の外部装置(3)からの無線信号を取り込んで前記
    送受信部(23)に出力する送受信アンテナ(24)と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の接触・非接触
    複合ICカードシステム。
  3. 【請求項3】 前記メモリ(14)は、前記接触入出力
    手段(12)からのデータを記憶する接触型用メモリ
    (14ー1)と、前記非接触入出力手段(13)からの
    データを記憶する非接触型用メモリ(14ー2)とから
    なることを特徴とする請求項1記載の接触・非接触複合
    ICカードシステム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段(15)は、前記接触入出
    力手段(12)を制御する接触型用制御部(15ー1)
    と、前記非接触入出力手段(13)を制御する非接触型
    用制御部(15ー2)とからなることを特徴とする請求
    項1記載の接触・非接触複合ICカードシステム。
  5. 【請求項5】 個人情報を記憶した磁気ストライプ(1
    8)を有し、IDカードとして用いることを特徴とする
    請求項2記載の接触・非接触複合ICカードシステム。
  6. 【請求項6】 一方の面に接地導体(41)が形成され
    他方の面にマイクロストリップ導体を含む回路パターン
    及び部品が実装された基板(42)と、この基板(4
    2)上に形成されたモールド部(43)及び誘電体部
    (44)と、この誘電体部(44)の一方の面に形成さ
    れた上面シート(45)と、この上面シート(45)の
    間に形成された平面形のパッチアンテナ(24ー1)と
    を有してなることを特徴とする請求項2記載の接触・非
    接触複合ICカードシステム。
  7. 【請求項7】 前記部品の高さが所定の値を越える場合
    には、前記基板(42)をくり抜いて前記部品を実装す
    ることを特徴とする請求項6記載の接触・非接触複合I
    Cカードシステム。
  8. 【請求項8】 前記接地導体(41)の下面と前記上面
    シート(45)の上面との距離は、0.76mmである
    ことを特徴とする請求項6記載の接触・非接触複合IC
    カードシステム。
  9. 【請求項9】 前記誘電体部(44)とモールド部(4
    3)とを共通化して一体形成することを特徴とする請求
    項6記載の接触・非接触複合ICカードシステム。
  10. 【請求項10】 前記上面シート(45)の間にアンテ
    ナ導体(24ー1)を挟み、これらをプレス加工により
    一体化することを特徴とする請求項6記載の接触・非接
    触複合ICカードシステム。
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