JPH05134731A - 山積み部品の高速ピツキング装置 - Google Patents

山積み部品の高速ピツキング装置

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JPH05134731A
JPH05134731A JP3320994A JP32099491A JPH05134731A JP H05134731 A JPH05134731 A JP H05134731A JP 3320994 A JP3320994 A JP 3320994A JP 32099491 A JP32099491 A JP 32099491A JP H05134731 A JPH05134731 A JP H05134731A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 山積み部品の中から、部品の単純形状から成
る特定部位を高速に認識しロボットのハンドによりピッ
キングすること。 【構成】 画像入力用カメラ10によりトレーT内に山
積み状態で収容されたワークWが撮像され、物体認識装
置20はその映像信号を処理し輪郭線から線分画像を得
る。この線分画像とワークWの形状のうちの視覚認識可
能な単純形状から成る特定部位に対応した照合モデルと
の照合では、照合時間が極めて少なくて済む。次に、特
定部位との定量的な相対位置関係が明らかなピッキング
部位の位置が算出され、ロボットのハンドによりピッキ
ング部位がピックアップされる。このワークWの特定部
位の位置からピッキング部位の位置を算出する処理は短
時間にて完了する。このように、本発明装置ではワーク
Wが認識され易いためピッキング成功確率が高く、ピッ
キング所要時間も大幅に短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットによりトレー
内に収容された山積み部品の中から一つずつ部品を把持
することができる高速ピッキング装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、複数の部品の中から部品を一つずつ
ピッキングする手段として、画像入力用カメラにて取り
込まれた映像信号から濃淡画像データを生成し、微分し
たエッジ画像データの稜線を追跡して輪郭線を抽出し線
分画像を得る。この線分画像と把持する部品形状に対応
した照合モデルとのパターンマッチングを行い、最上部
に位置する部品を認識してピックアップする方法が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的な工
業製品における部品などは、通常、トレーなどに山積み
状態にて供給される。すると、それら部品は互いに重な
り合い、それぞれ傾きが激しい状態にて存在することに
なる。このような、山積みの最上部に位置する部品が傾
きがない場合の照合モデルとほぼ一致するということは
極めて稀であり、山積み部品から一つの部品を認識しピ
ッキングすることは不可能に近いという問題があった。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、山積み部
品の中から、ロボットのハンドにより把持可能な部品の
単純形状から成る特定部位を高速に認識しピッキングす
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、図8にその概念を示したように、2次
元画像から山積み部品の輪郭線を求め、その輪郭線から
輪郭線を構成する複数の構成線分を抽出し、その構成線
分から前記部品を認識してロボットのハンドにより把持
させる高速ピッキング装置において、前記2次元画像に
おいて前記部品の視覚認識可能な単純形状から成る特定
部位を認識するための該特定部位に対応したモデルであ
って、前記特定部位が基準姿勢をとるときの形状を特定
するデータにより予め設定される照合モデルを記憶する
照合モデル記憶手段と、前記特定部位の認識に基づき該
特定部位と前記部品の把持可能な部位との定量的な相対
位置関係を特定するデータにより予め設定されるピッキ
ング部位を記憶するピッキング部位記憶手段と、前記2
次元画像の中から前記照合モデルとの照合により認識さ
れた部分を前記特定部位として検出する特定部位検出手
段と、検出された前記特定部位と該特定部位に対応した
前記ピッキング部位との定量的な相対位置関係によりピ
ッキング位置を決定する位置決定手段と、前記ピッキン
グ位置に前記ハンドを位置決めして前記部品をピックア
ップさせる指令手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】特定部位検出手段により2次元画像の中から上
記照合モデルとの照合により認識された部分が上記特定
部位として検出される。この特定部位を検出するための
照合モデルは部品の視覚認識可能な単純形状から成る特
定部位が基準姿勢をとるときの形状を特定するデータに
より予め設定され照合モデル記憶手段に記憶されてい
る。即ち、先ず、山積み状態の部品は照合モデルにより
その特定部位のみについて照合されその形状が認識され
るのである。そして、位置決定手段により検出された上
記特定部位とその特定部位に対応したピッキング部位と
の定量的な相対位置関係によりピッキング位置が決定さ
れる。このピッキング位置を決定するためのピッキング
部位は上記特定部位と上記部品の把持可能な部位との定
量的な相対位置関係を特定するデータにより予め設定さ
れピッキング部位記憶手段に記憶されている。従って、
ピッキング位置が決定されると、部品がピッキングされ
た後の姿勢は一義的に決定されることになる。そして、
指令手段により上記位置決定手段にて決定されたピッキ
ング位置にロボットのハンドを位置決めして上記部品を
ピックアップさせる指令がロボット側に出力される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は本発明に係る山積み部品の高速ピッキン
グ装置を示した全体構成図であり、図2は同実施例装置
の主要部の構成を示したブロックダイヤグラムである。
高速ピッキング装置100は主として、画像入力用カメ
ラ10と物体認識装置20とフィンガが先端に配設され
山積み部品の中から一つの部品(以下、ワークともい
う)Wを把持するためのハンド40を有するピッキング
用ロボット30とから成る。そして、作業台の上には山
積み状態でワークWが収容されたトレーTが載置されて
いる。
【0008】図2において、トレーT内には山積み状態
でワークWが収容されており、そのトレーTの上部から
ワークWを撮像する画像入力用カメラ10が設けられて
いる。又、トレーTの中央上部からワークWを一様に照
明する照明装置Lが設けられている。物体認識装置20
は、照合、判定等のデータ処理を行う中央処理装置21
と、画像入力用カメラ10により得られた映像信号を処
理して、検出物体の輪郭線を検出して、輪郭線を構成す
る構成線分を抽出し、又、合成エッジ画像を求めるなど
のデータ処理を行う画像処理装置22と、照合モデルに
関するデータや検出物体に関するデータを記憶する記憶
装置23と、照明制御回路24とで構成されている。更
に、画像処理装置22は、画像入力用カメラ10の出力
する映像信号をサンプリングして、濃淡レベルをディジ
タル化した濃淡画像データを生成する画像入力装置22
1と、その濃淡画像データから微分演算により明度勾配
を求め、物体画像のエッジを表すエッジ画像データを生
成するエッジ検出装置222と、そのエッジ画像データ
から輪郭線を追跡し、その輪郭線を構成する構成線分を
抽出し、その構成線分の位置に関するデータを生成する
線分抽出装置223とで構成されている。又、記憶装置
23はRAM等で構成されており、ワークWの特定部位
が基準姿勢をとるときの形状を特定するデータにより予
め設定される照合モデルを記憶し、照合モデル記憶手段
を達成する照合モデルメモリ領域231と、特定部位に
対応した定量的な相対位置関係の明らかなピッキング部
位を記憶し、ピッキング部位記憶手段を達成するピッキ
ング部位メモリ領域232と、トレーT内の山積みの多
数のワークWに対応する線分画像が照合された結果を記
憶する認識結果メモリ領域233などから成る。
【0009】次に、画像入力用カメラ10により山積み
状態の多数のワークWの映像信号を入力して構成線分抽
出後、雑多な構成線分群の中から視覚認識可能な単純形
状から成る特定部位として、例えば、ワークWに予め印
刷されたマーク等のマーク部を照合モデル“マーク”に
より照合選定させる場合について、物体認識装置20の
処理手順を示した図3及び図4のフローチャートに基づ
いて本装置の作用を説明する。ここで、図5に具体的な
ワークWとその片面に印刷されたマークを示したよう
に、“真円に片方突き抜けた縦線が入ったマーク”をマ
ーク部M、即ち、特定部位とした板状のワークWを想定
する。尚、上記照合モデル“マーク”はその対応するマ
ーク部Mとの照合によりワークWの上下又は左右が特定
できるようなものとする。即ち、照合モデル“マーク”
に対応するマーク部Mとしては、真円のみのようにワー
クWとの方向が特定できないような図形などは不適当な
ものとなる。照明制御回路24により照明装置Lが点燈
され、画像入力用カメラ10で得られた映像信号が画像
入力装置221に入力される。そして、画像入力装置2
21では、映像信号をサンプリングしてディジタル信号
に変換して濃淡画像が生成される。その濃淡画像データ
はエッジ検出装置222に入力し、微分されてエッジ画
像が生成される。そのエッジ画像データは線分抽出装置
223に入力し、稜線を追跡することで物体の輪郭線が
抽出される。更に、その輪郭線は折線や円などで近似さ
れ線分画像が得られる。そして、ステップ100におい
て、中央処理装置21は画像処理装置22にて得られた
線分画像を入力する。次にステップ102に移行して、
ワークWのマーク部Mに対応する照合モデル“マーク”
による探索の処理が実行される。
【0010】上述のステップ102の処理は、図4にサ
ブプログラムを示したように、先ず、ステップ200
で、入力された線分画像から一続きの線分群を中央処理
装置21内の記憶領域Aに格納する。次にステップ20
2に移行して、記憶領域Aが空か、即ち、照合の対象で
ある一続きの線分群がステップ200で格納された記憶
領域A内に残存するか否かが判定される。最初の実行サ
イクルでは、一続きの線分群の抽出が成功した限りにお
いて、当然、記憶領域Aは空ではないので、ステップ2
04に移行する。ステップ204では、記憶領域A内の
一続きの線分群におけるn組の2線分を選択し、それら
の垂直2等分線の交点Gi(i=1,2,…,n) を算出する。図
6は、真円又は楕円における中心の算出方法を示してい
る。図6(a) に示したように、一続きの線分群が真円に
近ければ、n組の2線分(l1とl2,3とl4,5とl
6,…)の垂直2等分線の交点の座標は略一致しG0 とな
る。ところが、図6(b) に示したように、一続きの線分
群が楕円であれば、n組の2線分(l1とl2,3とl4,
5とl6,…)の垂直2等分線の交点の座標は一致せずG
1,2,3,,nとなる。次にステップ206に移行し
て、ステップ204で求められた交点Gi(i=1,2,…,n)
における任意の2点間の距離の最大値が全て照合モデル
の所定の許容範囲ρ1 内にあるか否かが判定される。即
ち、一続きの線分群は本来、円であるか否かが判定され
る。つまり、上記許容範囲ρ1 は、図6(b)では、ハッ
チングが施された破線円内にて示された部分であり、ワ
ークWの特定部位である円穴部分が傾いて楕円となった
場合の照合モデルに対応して照合可能な照合限界値を示
している。ステップ206で、交点Gi(i=1,2,…,n) が
全て所定の許容範囲ρ1 内にあればステップ208に移
行し、交点Gi(i=1,2,…,n) の平均(G1,2,,n
/nを演算して中心座標Gm とする。次にステップ21
0に移行して、ステップ208で求められた中心座標G
m とステップ204にて選択された各線分との距離の平
均を演算し半径rm とする。次にステップ212に移行
して、記憶装置23の照合モデルメモリ領域231に記
憶された照合モデル“マーク”の円の半径r0 に対する
偏差|rm−r0|が所定の許容範囲ρ2 内にあるか否か
が判定される。ここで、図7にピッキング可否を決める
ワーク姿勢が示されている。つまり、図7(b) のワーク
傾き角度がθ2 であるワークWではピッキング用ロボッ
ト30のハンド40ではピッキングできなくて、図7
(a) のワーク傾き角度がθ1 内であるワークWはピッキ
ング可能であることを示している。このワーク傾き角度
θ1 をワークWの特定部位に対する許容限界角度とす
る。ワークWのピッキング部位である平行端面部分の把
持可能な傾きの許容限界角度θ1 に基づいた照合モデル
に対応した照合限界値が許容範囲ρ2 である。上記許容
限界角度θ1 は、ピッキング成功確率が 100%であるワ
ーク傾き角度θに安全係数を見込んでやや小さい角度と
したものである。このワーク傾き角度θに対するワーク
Wのピッキング部位のピッキング成功確率は実験的に求
められる。尚、上述のステップ206又はステップ21
2で判定がNOであるとステップ214に移行し、当該線
分データを記憶領域Aから消去した後、ステップ202
に戻り、以下同様の処理が実行される。そして、ステッ
プ202で、一続きの線分群がなくなり記憶領域Aが空
となると、図3のプログラムにおけるステップ104に
移行する。
【0011】ステップ104では、ワークWの特定部位
であるマーク部Mがあるか否かが判定される。上述のス
テップ212で、|rm−r0|<ρ2 のマーク部Mが存
在していると、ステップ106に移行する。尚、上記不
等号の成立するマーク部Mが多数認識された場合には|
m−r0|の値の最も小さいもののが選定される。ステ
ップ106では、認識されたマーク部Mの円又は楕円の
中心座標Gm に基づきピッキング部位の相対位置座標を
算出する。このピッキング部位としてはワークWが水平
姿勢のときのマーク部Mの中心座標Gm から距離L1,
2 だけ離れた平行端面の位置P1,2 である。ここで、
ピッキング用ロボット30側に送信するピッキング部位
の位置情報としては、マーク部Mの認識に基づく円又は
楕円の中の縦線方向であるピッキング部位に対応したハ
ンド40のピッキング方向とそのピッキング中心座標で
あり、画面上の中心座標を実空間上の中心座標に変換し
てピッキング用ロボット30側に送信される。前述した
ように、“真円に片方突き抜けた縦線が入ったマーク”
から成るマーク部Mの中心座標Gm からピッキング用ロ
ボット30のハンド40にてピッキングさせるピッキン
グ部位の一方の相対位置P1 までの距離はL1 、他方の
相対位置P2 までの距離はL2 であり、この定量的な相
対位置関係は記憶装置23のピッキング部位メモリ領域
232に記憶されている。従って、ピッキング中心位置
はマーク部Mの中心座標Gm からマーク部Mの円又は楕
円の中の縦線が突き抜けている方に{(L1−L2)/2}
× COSθだけ離れた位置となる。上記ワーク傾き角度θ
はマーク部Mの円又は楕円の短軸の長さより求められ
る。即ち、マーク部Mの短軸と長軸の長さとが同じ
(円)であれば、θ=0°であり、楕円であり短軸の長
さと長軸の長さとが異なっていれば、次式にて求まる。 θ=COS-1{(短軸の長さ)/(長軸の長さ)} そして、ステップ108に移行し、ワークWのピッキン
グ部位の位置情報をピッキング用ロボット30側へ送信
する。上述のステップ104で、マーク部Mがないとス
テップ114に移行し、次回の画像入力時には山積みさ
れたワークWの状態を変え、照合モデルにて探索される
確率を増すために図示しない加振装置にトレーTの加振
指令が出力される。次にステップ112に移行し、加振
回数Cがカウントされる。この加振回数は、プログラム
の最初に0とされ、照合モデルについて1回の探索が不
成功に終わる毎にカウントアップされる。そして、ステ
ップ114で、加振回数C≧3であるか否かが判定され
る。即ち、3回加振しても状態が変わらず照合モデルに
ついて3回の探索が不成功であれば、トレーT内にワー
クWがなくなっているか或いはトレーT内のワークWが
存在する状態が余程悪く、これ以上ワーク探索を続ける
ことは不適当であるとして、本プログラムを終了する。
ここで、特定部位検出手段はステップ102,104に
て、位置決定手段はステップ106にて指令手段はステ
ップ108にてそれぞれ達成される。
【0012】上述のプログラムが実行されることによ
り、ワークWのマーク部Mに対応したピッキング部位が
ピッキング用ロボット30の平行移動できるハンド40
によりピッキングされることになる。このように、本発
明の高速ピッキング装置では、ワークWは視覚認識可能
な特定部位に対して照合が行われるため、照合の所要時
間が極めて少なくて済むことになる。又、その特定部位
との定量的な相対位置関係が明らかで把持し易いピッキ
ング部位をピッキングするため、ピッキング成功確率が
高いという効果もある。更に、特定部位とピッキング部
位とは別であるので、その特定部位をピッキング用ロボ
ット30のハンド40ではピッキングできないような極
めて小さな部分とした場合でも、本装置を適用してワー
クWをピッキングすることも可能となる。又、本発明は
山積み部品を対象としているが、平面上に単独に1個だ
け置かれた部品や数個散在した状態で置かれた部品、更
に、仕切りの付いたトレー内に分離された状態で置かれ
た部品に対しても同様に適用可能なことは明白である。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成さ
れ、2次元画像の中から照合モデルとの照合により認識
された部分が特定部位として検出され、その検出された
特定部位との定量的な相対位置関係が特定されるピッキ
ング部位のピッキング位置が決定され、そのピッキング
位置にロボットのハンドを位置決めしてピッキング部位
をピックアップさせる指令がロボット側に送信される。
このように、部品の単純形状から成る特定部位に対応し
た照合モデルによる照合では、その照合に要する時間が
極めて少なくて済み、その特定部位が認識される確率が
非常に高くなる。そして、ロボットのハンドによりその
特定部位との定量的な相対位置関係が明らかなピッキン
グ部位に対するピッキングが実行されるため部品がピッ
キングされるピッキング成功確率が大幅に向上する。更
に、本発明の山積み部品の高速ピッキング装置におい
て、1つの部品をピッキングするための処理時間は、部
品の特定部位の認識時間とその後のピッキング部位の相
対位置の算出時間とから成るが各々少なくて済むため従
来の処理時間に比べて大幅に短縮できる。又、特定部位
とピッキング部位とが別であるので、その特定部位はピ
ッキング不可能な大きさの穴やその他の形状であっても
良く、その特定部位がピッキング工程の後に他の部品に
挿入等されるような部位であっても良いという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な一実施例に係る山積み部品の
高速ピッキング装置を示した全体構成図である。
【図2】同実施例装置の主要部の構成を示したブロック
ダイヤグラムである。
【図3】同実施例装置で使用されている中央処理装置の
処理手順を示したフローチャートである。
【図4】同実施例装置で使用されている中央処理装置の
処理手順を示したフローチャートである。
【図5】同実施例に係るマークが印刷された具体的なワ
ークを示した平面図である。
【図6】同実施例に係る真円又は楕円における中心の算
出方法を示した説明図である。
【図7】同実施例に係るピッキング可否を決めるワーク
姿勢を示した説明図である。
【図8】本発明の概念を示したブロックダイヤグラムで
ある。
【符号の説明】
10−画像入力用カメラ 20−物体認識装置 2
1−中央処理装置 22−画像処理装置 23−記憶装置 24−照明
制御回路 30−ピッキング用ロボット 40−(ロボットの)
ハンド T−トレー W−ワーク(部品) M−マーク部
(特定部位) 100−高速ピッキング装置 ステップ102,104−特定部位検出手段 ステップ106−位置決定手段 ステップ108−指令手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 浩史 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元画像から山積み部品の輪郭線を求
    め、その輪郭線から輪郭線を構成する複数の構成線分を
    抽出し、その構成線分から前記部品を認識してロボット
    のハンドにより把持させる高速ピッキング装置におい
    て、 前記2次元画像において前記部品の視覚認識可能な単純
    形状から成る特定部位を認識するための該特定部位に対
    応したモデルであって、前記特定部位が基準姿勢をとる
    ときの形状を特定するデータにより予め設定される照合
    モデルを記憶する照合モデル記憶手段と、 前記特定部位の認識に基づき該特定部位と前記部品の把
    持可能な部位との定量的な相対位置関係を特定するデー
    タにより予め設定されるピッキング部位を記憶するピッ
    キング部位記憶手段と、 前記2次元画像の中から前記照合モデルとの照合により
    認識された部分を前記特定部位として検出する特定部位
    検出手段と、 検出された前記特定部位と該特定部位に対応した前記ピ
    ッキング部位との定量的な相対位置関係によりピッキン
    グ位置を決定する位置決定手段と、 前記ピッキング位置に前記ハンドを位置決めして前記部
    品をピックアップさせる指令手段とを備えたことを特徴
    とする山積み部品の高速ピッキング装置。
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