JP2555824B2 - 山積み部品の高速ピッキング装置 - Google Patents

山積み部品の高速ピッキング装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットによりトレー
内に収容された山積み部品の中から一つずつ部品を把持
することができる高速ピッキング装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、複数の部品の中から部品を一つずつ
ピッキングする手段として、画像入力用カメラにて取り
込まれた映像信号から濃淡画像データを生成し、微分し
たエッジ画像データの稜線を追跡して輪郭線を抽出し線
分画像を得る。この線分画像と把持する部品形状に対応
した照合モデルとのパターンマッチングを行い、最上部
に位置する部品を認識してピックアップする方法が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的な工
業製品における部品などは、通常、トレーなどに山積み
状態にて供給される。すると、それら部品は互いに重な
り合い、それぞれ傾きが激しい状態にて存在することに
なる。このような、山積みの最上部に位置する部品が傾
きがない場合の照合モデルとほぼ一致するということは
極めて稀であり、山積み部品から一つの部品を認識しピ
ッキングすることは不可能に近いという問題があった。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、山積み部
品の中から、ロボットのハンドにより把持可能な部品の
単純形状から成る特定部位を高速に認識しピッキングす
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、図9にその概念を示したように、山積
み部品の2次元画像からそれら部品の輪郭線を求め、そ
の輪郭線から輪郭線を構成する複数の構成線分を抽出
し、その構成線分から単体の前記部品を認識してロボッ
トのハンドにより把持させる高速ピッキング装置におい
て、前記山積み部品の2次元画像において前記部品の把
持可能な単純形状から成る特定部位を認識するための該
特定部位に対応したモデルであって、前記特定部位が基
準姿勢をとるときの形状を特定するデータにより予め設
定される照合モデルを記憶する照合モデル記憶手段と、
前記特定部位の認識に基づき前記部品の姿勢を特定する
ためのモデルであって、前記部品が所定の姿勢をとると
きの形状を特定するデータにより予め設定される姿勢照
合モデルを記憶する姿勢照合モデル記憶手段と、前記山
積み部品の2次元画像の中から前記照合モデルとの照合
により認識された部分を前記特定部位として検出する特
定部位検出手段と、検出された前記特定部位の位置を決
定する位置決定手段と、前記位置に前記ハンドを位置決
めして前記特定部位をピックアップさせるピッキング指
令手段と、前記特定部位によりピックアップされた状態
における部品単体の2次元画像において輪郭線から抽出
された複数の構成線分と前記姿勢照合モデルとの照合に
よりピックアップされた状態における前記部品の姿勢と
前記姿勢照合モデルとの偏差である姿勢補正量を算出す
る補正量演算手段と、算出された姿勢補正量に基づいて
前記部品の姿勢を補正する姿勢補正指令手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】特定部位検出手段により山積み部品の2次元画
像の中から上記照合モデルとの照合により認識された部
分が上記特定部位として検出される。この特定部位を検
出するための照合モデルは部品の把持可能な単純形状か
ら成る特定部位が基準姿勢をとるときの形状を特定する
データにより予め設定され照合モデル記憶手段に記憶さ
れている。即ち、先ず、山積み状態の部品は照合モデル
によりその特定部位のみについて照合されその形状が認
識されるのである。そして、位置決定手段により検出さ
れた上記特定部位の位置が決定される。すると、ピッキ
ング指令手段により上記位置決定手段にて決定された位
置にロボットのハンドを位置決めして上記特定部位をピ
ックアップさせる指令がロボット側に出力される。この
時、特定部位をピッキングされた部品はそのハンドによ
り1自由度だけ拘束される。次に、補正量演算手段によ
り上記特定部位によりピックアップされた状態における
部品単体の2次元画像において輪郭線から抽出された複
数の構成線分と上記姿勢照合モデルとの照合によりピッ
クアップされた状態における上記部品の姿勢と上記姿勢
照合モデルとの偏差である姿勢補正量が算出される。こ
の姿勢補正量を算出するための姿勢照合モデルは上記特
定部位の認識に基づき上記部品が所定の姿勢をとるとき
の形状を特定するデータにより予め設定され姿勢照合モ
デル記憶手段に記憶されている。即ち、特定部位をピッ
クアップされた部品単体のみについて姿勢照合モデルに
より照合された部品はその姿勢が完全に認識されるので
ある。この後、姿勢補正指令手段により上記補正量演算
手段にて算出された姿勢補正量に基づいて上記部品の姿
勢を補正する指令がロボット側に出力される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は本発明に係る山積み部品の高速ピッキン
グ装置を示した全体構成図であり、図2は同実施例装置
の主要部の構成を示したブロックダイヤグラムである。
高速ピッキング装置100は主として、画像入力用カメ
ラ10,11と物体認識装置20とフィンガが先端に配
設され山積み部品の中から一つの部品(以下、ワークと
もいう)Wを把持するためのハンド40を有するピッキ
ング用ロボット30とから成る。そして、作業台の上に
は山積み状態でワークWが収容されたトレーTが載置さ
れている。
【0008】図2において、トレーT内には山積み状態
でワークWが収容されており、そのトレーTの上部から
山積みワークWを撮像する画像入力用カメラ10が設け
られている。又、ピッキング用ロボット30のハンド4
0にて把持された後のワークW単体を下部から撮像する
画像入力用カメラ11が設けられている。本実施例装置
においては、画像入力用カメラ10,11と2台配設さ
れているが、ピッキング用ロボット30のハンド40に
て把持されたワークWに対しても画像入力用カメラ10
を兼用して撮像するようなタクトタイムが許容されるな
らば1台で良いことになる。そして、トレーTの中央上
部からワークWを一様に照明する照明装置Lが設けられ
ている。尚、画像入力用カメラ11によりワークW単体
が撮像される時にも照明装置LはワークWを一様に照射
できるものとする。物体認識装置20は、照合、判定等
のデータ処理を行う中央処理装置21と、画像入力用カ
メラ10により得られた映像信号を処理して、検出物体
の輪郭線を検出して、輪郭線を構成する構成線分を抽出
し、又、合成エッジ画像を求めるなどのデータ処理を行
う画像処理装置22と、照合モデルに関するデータや検
出物体に関するデータを記憶する記憶装置23と、照明
制御回路24とで構成されている。更に、画像処理装置
22は、画像入力用カメラ10の出力する映像信号をサ
ンプリングして、濃淡レベルをディジタル化した濃淡画
像データを生成する画像入力装置221と、その濃淡画
像データから微分演算により明度勾配を求め、物体画像
のエッジを表すエッジ画像データを生成するエッジ検出
装置222と、そのエッジ画像データから輪郭線を追跡
し、その輪郭線を構成する構成線分を抽出し、その構成
線分の位置に関するデータを生成する線分抽出装置22
3とで構成されている。又、記憶装置23はRAM等で
構成されており、ワークWの特定部位が基準姿勢をとる
ときの形状を特定するデータにより予め設定される照合
モデルを記憶し、照合モデル記憶手段を達成する照合モ
デルメモリ領域231と、ワークWが所定の姿勢をとる
ときの形状を特定するデータにより予め設定される姿勢
照合モデルを記憶し、姿勢照合モデル記憶手段を達成す
る姿勢照合モデルメモリ領域232と、トレーT内の山
積みの多数のワークWに対応する線分画像が照合された
結果を記憶する認識結果メモリ領域233などから成
る。
【0009】次に、画像入力用カメラ10により山積み
状態の多数のワークWの映像信号を入力して構成線分抽
出後、雑多な構成線分群の中から特定部位として、例え
ば、円を照合モデル“円”により照合選定させる。そし
て、画像入力用カメラ11によりピッキング用ロボット
30のハンド40にて把持されたワークW単体の映像信
号を入力して構成線分抽出しワークWの姿勢を補正させ
る場合について、物体認識装置20の処理手順を示した
図3,図5のフローチャート及びピッキング用ロボット
30側の制御装置の処理手順を示した図4のフローチャ
ートに基づいて本装置の作用を説明する。先ず、物体認
識装置20において、照明制御回路24により照明装置
Lが点燈され、画像入力用カメラ10で得られたトレー
T内の山積み状態のワークWの映像信号が画像入力装置
221に入力される。そして、画像入力装置221で
は、映像信号をサンプリングしてディジタル信号に変換
して濃淡画像が生成される。その濃淡画像データはエッ
ジ検出装置222に入力し、微分されてエッジ画像が生
成される。そのエッジ画像データは線分抽出装置223
に入力し、稜線を追跡することで物体の輪郭線が抽出さ
れる。更に、その輪郭線は折線や円などで近似され線分
画像が得られる。そして、ステップ100において、中
央処理装置1は画像処理装置22にて得られた線分画像
を入力する。次にステップ102に移行して、入力され
た線分画像から一続きの線分群が抽出され、ワークWの
特定部位に対応する照合モデル“円”により探索され
る。ここで、照合モデル“円”はワークWの特定部位が
基準姿勢をとるときの形状を特定するデータにより予め
設定されるのであるが、ワークWが傾斜した場合にもピ
ッキング用ロボット30のハンド40にて把持可能とな
る許容限界角度などにより照合の一致範囲が拡大されて
探索される。次にステップ104に移行して、ステップ
102の探索に使用された照合モデル“円”と探索によ
って見つかったワークWの特定部位との一致度が算出さ
れる。この一致度は、照合モデル“円”による探索なら
ばワークWが傾斜した場合の円は楕円形状にて認識され
るので、例えば、その楕円の長軸と短軸との比率により
表される。次にステップ106に移行して、一致度>a
のワークWの特定部位があるか否かが判定される。上記
aの値は上記許容限界角度などにて決定され、上記不等
号の成立するワークWの特定部位が多数認識された場合
には一致度の最も高いものが選定される。ステップ10
6で認識されたワークWの特定部位があれば、ステップ
108に移行し、その位置情報をピッキング用ロボット
30側へ送信する。尚、ステップ106で不等号が成立
するワークWの特定部位がない場合には、ステップ11
0に移行し、次回の画像入力時には山積みされたワーク
Wの状態を変え、照合モデルにて探索されるワークWの
特定部位の認識確率を増すために図示しない加振装置に
トレーTの加振指令が出力される。
【0010】次に、上述のワークWの位置情報がピッキ
ング用ロボット30側の制御装置にて受信される。そし
て、ステップ200で、ワークWの特定部位の位置情報
に基づきピッキング用ロボット30のハンド40が位置
決めされる。次にステップ202に移行して、ワークW
の特定部位との距離を検出するためハンド40に隣接し
て配設された距離検出センサ41によりワークWの特定
部位に対するハンド40の高さが計測される。次にステ
ップ204に移行して、ワークピックアップとしてピッ
キング用ロボット30のハンド40にてワークWの特定
部位の把持が実行された後、ステップ206に移行す
る。ステップ206では、ワークWが把持されたか否か
が判定される。この判定は、例えば、ハンド40先端の
移動量をリミットスイッチやマグネスケールなどにより
検出することにより達成される。そして、ステップ20
6でワークWが把持されると、ステップ208に移行
し、ピッキング用ロボット30のハンド40にて把持さ
れたワークWを画像入力用カメラ11の上部の撮像位置
まで移動し、本プログラムを終了する。
【0011】上述のようにワークWが画像入力用カメラ
11の撮像位置まで移動された信号が物体認識装置20
にて受信されると、照明制御回路24により照明装置L
が点燈され、画像入力用カメラ11で得られたワークW
単体の映像信号が画像入力装置221に入力される。そ
して、画像入力装置221では、映像信号をサンプリン
グしてディジタル信号に変換して濃淡画像が生成され
る。その濃淡画像データはエッジ検出装置222に入力
し、微分されてエッジ画像が生成される。そのエッジ画
像データは線分抽出装置223に入力し、稜線を追跡す
ることで物体の輪郭線が抽出される。更に、その輪郭線
は折線や円などで近似され線分画像が得られる。そし
て、ステップ300において、中央処理装置1は画像処
理装置22にて得られた線分画像を入力する。次にステ
ップ302に移行して、入力された線分画像と姿勢照合
モデルとが照合されワークWの姿勢が認識される。ここ
で、上述までの処理によりワークWは特定部位の丸穴を
ピッキング用ロボット30のハンド40で1自由度決め
られた姿勢に拘束された状態にて把持されている。従っ
て、ステップ302のワークWの姿勢認識としては、ワ
ークWの線分画像に対して姿勢照合モデルが一致するよ
うに回転させるという処理が実行される。次にステップ
304に移行して、ステップ302の処理における回転
方向及び角度の偏差である姿勢補正量が算出される。そ
して、ステップ306に移行し、ステップ304で算出
された姿勢補正量をピッキング用ロボット30側へ送信
し、本プログラムを終了する。尚、特定部位検出手段は
ステップ102,104にて、位置決定手段はステップ
106にて、ピッキング指令手段はステップ108に
て、補正量演算手段はステップ302,304にて、姿
勢補正指令手段はステップ306にてそれぞれ達成され
る。
【0012】図6に山積み部品からの高速ピッキングの
基本ステップと多形状部品への対応法を示した。前述の
実施例においては、図中の製品形状が“円”群である穴
付部品のピッキングについて述べたが、この他、平行部
付部品やピン付部品についても、それら単純形状部位を
特定部位として限定認識させることにより、同様の作動
及び効果を得ることができる。又、本発明は山積み部品
を対象としているが、平面上に単独に1個だけ置かれた
部品や数個散在した状態で置かれた部品、更に、仕切り
の付いたトレー内に分離された状態で置かれた部品に対
しても同様に適用可能なことは明白である。
【0013】図7は、山積み部品から1つの部品を認識
しピッキングする場合のステップ及びその所要時間を示
した説明図である。尚、図7(a) は従来の1つの照合モ
デルを用いた場合、図7(b) は本発明の照合モデル及び
姿勢照合モデルを用いた場合を示している。照合ステッ
プにおいて、照合モデルが部品の単純形状から成る特定
部位に対応した“円”であれば、その特定部位が認識さ
れる確率が高く照合のための所要時間は極端に短くて済
むことになる。又、従来は照合ステップの後、ピッキン
グ用ロボットのハンドにより直ちに部品は位置決めピッ
キングされる。これに対して、本発明では先ず、ピッキ
ング用ロボットのハンドによりピッキングし、その後、
姿勢照合モデルを用いた位置補正が必要となる。従っ
て、本発明のステップの方が多いこととなるが、ピッキ
ングした後の1つの部品に対する姿勢照合は極めて短時
間で達成されるので、ピッキング+位置補正の所要時間
は従来に比べてそれ程多くならない。即ち、本発明では
山積み部品から1つの部品をピッキングできるピッキン
グ成功確率が極めて高くなると共にその所要時間を従来
より大幅に短くできるという効果も有する。
【0014】図8は、山積み部品から1つの部品をピッ
クアップして姿勢補正を行う場合の他の実施例を示した
説明図である。尚、図8(a) はガイドによるならい補正
であり、特定部位をピッキングされた部品は所定のガイ
ド上に載置されることによりその方向が決定される。
又、図8(b) は重心利用であり、特定部位をピッキング
された部品は自重によりその方向が決定される。又、図
8(c) は平行ハンドによるによる傾き自然補正であり、
部品は特定部位をピッキングするときに平行移動するハ
ンドによりその方向が決定される。前述の実施例におい
ては、山積み部品に対して画像入力用カメラ10により
ワークWの特定部位を限定して認識し、その特定部位を
ピックアップした状態で画像入力用カメラ11により姿
勢認識して姿勢補正が実行されている。ここで、ピッキ
ング後の画像入力用カメラ11による画像処理を用いた
姿勢補正は機械的な姿勢補正に代替え可能な場合があ
る。つまり、図8(a),(b),(c) のような姿勢補正が実施
可能なワークWであるならば、その特定部位のピッキン
グ後に必ずしも画像入力用カメラ11による画像処理を
して姿勢補正を行うというステップ順序をとる必要はな
い。そして、画像入力用カメラ11による画像処理で
は、機械的な姿勢補正が的確に完了しているかを姿勢照
合モデルにて確認するだけで良い。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成さ
れ、山積み部品の2次元画像の中から照合モデルとの照
合により認識された部分が特定部位として検出され、そ
の検出された特定部位の位置が決定され、その位置にロ
ボットのハンドを位置決めして特定部位をピックアップ
させるピッキング指令がロボット側に送信される。そし
て、特定部位によりピックアップされた状態における部
品単体の2次元画像と姿勢照合モデルとの照合によりピ
ックアップされた状態における部品の姿勢と姿勢照合モ
デルとの偏差である姿勢補正量が算出され、その算出さ
れた姿勢補正量に基づいて部品の姿勢が補正される。こ
のように、部品の単純形状から成る特定部位に対応した
照合モデルによる照合では、その照合に要する時間が極
めて少なくて済み、その特定部位が認識される確率が非
常に高くなる。そして、ロボットのハンドによりその特
定部位のピッキングが取り敢えず実行されるため部品が
ピッキングされるピッキング成功確率が大幅に向上す
る。更に、そのピッキングされた部品に対して、その姿
勢を所定の状態に補正するという順序から成る。従っ
て、本発明の山積み部品の高速ピッキング装置におい
て、1つの部品をピッキングするための処理時間は、部
品の特定部位をピッキングのための所要時間と部品をピ
ッキングしてから所定の姿勢とするまでの所要時間との
合計となるが各々少なくて済むため結果的に従来に比べ
て大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な一実施例に係る山積み部品の
高速ピッキング装置を示した全体構成図である。
【図2】同実施例装置の主要部の構成を示したブロック
ダイヤグラムである。
【図3】同実施例装置で使用されている中央処理装置の
処理手順を示したフローチャートである。
【図4】同実施例装置で使用されているピッキング用ロ
ボットの制御装置の処理手順を示したフローチャートで
ある。
【図5】同実施例装置で使用されている中央処理装置の
処理手順を示したフローチャートである。
【図6】山積み部品からの高速ピッキングの基本ステッ
プと多形状部品への対応法を示した説明図である。
【図7】山積み部品から1つの部品を認識しピッキング
する場合のステップ及びその所要時間を示した説明図で
ある。
【図8】山積み部品から1つの部品をピックアップして
姿勢補正を行う場合の他の実施例を示した説明図であ
る。
【図9】本発明の概念を示したブロックダイヤグラムで
ある。
【符号の説明】
10,11−画像入力用カメラ 20−物体認識装置 21−中央処理装置 22−画像処理装置 23−
記憶装置 24−照明制御回路 30−ピッキング用ロボット 40−(ロボットの)
ハンド T−トレー W−ワーク(部品) 100−高速ピ
ッキング装置 ステップ102,104−特定部位検出手段 ステップ106−位置決定手段 ステップ108−ピッキング指令手段 ステップ302,304−補正量演算手段 ステップ306−姿勢補正指令手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/403 J (72)発明者 原田 浩史 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−28877(JP,A) 特開 昭60−116005(JP,A) 特開 昭60−194303(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 山積み部品の2次元画像からそれら部品
    の輪郭線を求め、その輪郭線から輪郭線を構成する複数
    の構成線分を抽出し、その構成線分から単体の前記部品
    を認識してロボットのハンドにより把持させる高速ピッ
    キング装置において、 前記山積み部品の2次元画像において前記部品の把持可
    能な単純形状から成る特定部位を認識するための該特定
    部位に対応したモデルであって、前記特定部位が基準姿
    勢をとるときの形状を特定するデータにより予め設定さ
    れる照合モデルを記憶する照合モデル記憶手段と、 前記特定部位の認識に基づき前記部品の姿勢を特定する
    ためのモデルであって、前記部品が所定の姿勢をとると
    きの形状を特定するデータにより予め設定される姿勢照
    合モデルを記憶する姿勢照合モデル記憶手段と、 前記山積み部品の2次元画像の中から前記照合モデルと
    の照合により認識された部分を前記特定部位として検出
    する特定部位検出手段と、 検出された前記特定部位の位置を決定する位置決定手段
    と、 前記位置に前記ハンドを位置決めして前記特定部位をピ
    ックアップさせるピッキング指令手段と、 前記特定部位によりピックアップされた状態における部
    品単体の2次元画像において輪郭線から抽出された複数
    の構成線分と前記姿勢照合モデルとの照合によりピック
    アップされた状態における前記部品の姿勢と前記姿勢照
    合モデルとの偏差である姿勢補正量を算出する補正量演
    算手段と、 算出された姿勢補正量に基づいて前記部品の姿勢を補正
    する姿勢補正指令手段とを備えたことを特徴とする山積
    み部品の高速ピッキング装置。
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