JPH05133872A - 光密度センサ - Google Patents

光密度センサ

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Publication number
JPH05133872A
JPH05133872A JP24373991A JP24373991A JPH05133872A JP H05133872 A JPH05133872 A JP H05133872A JP 24373991 A JP24373991 A JP 24373991A JP 24373991 A JP24373991 A JP 24373991A JP H05133872 A JPH05133872 A JP H05133872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical path
light
optical
gas
beam splitter
Prior art date
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Pending
Application number
JP24373991A
Other languages
English (en)
Inventor
Munechika Saito
宗敬 斉藤
Hitoshi Nakai
仁志 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】光源から出射した光を2つの光路に分けて、被
測定ガス中に設けた第1の光路と屈折率及び光路長が一
定のもので構成した第2の光路を進行させ、第1の光路
を進行した光と第2の光路を進行した光とを合成して、
光の干渉によりガス密度の変化を測定する。 【効果】可動部分を有しないため、簡単な構造で寿命の
長い光密度センサが得られる。温度補正等を必要とせ
ず、直接ガス密度の変化を測定できるので、精度が高
い。光源の波長あるいは光路の実路長を変化させること
により、測定感度の調整が可能である。光の干渉を利用
しているので、応答速度が速い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスの密度の変化を直
接測定するセンサに関するものであり、たとえば、ガス
絶縁開閉装置の絶縁ガスの密度の変化の測定に利用して
有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置は、圧力容器中にSF
6ガス等の絶縁ガスを加圧封入し、該絶縁ガス中に充電
部を密封している。このため、装置の絶縁を保持するた
め、ガス圧力を測定してガス漏れを検出している。ま
た、ガス圧力の監視により装置内の異常を検出すること
も行われている。
【0003】このようなガス圧力を測定するための従来
のセンサを、図3を用いて以下に説明する。図3は、セ
ンサの斜視図である。
【0004】発光源31から出射した光は、マルチモー
ドの光ファイバ32、コリメータレンズ33を通り、偏
光子34によって直線偏光になってガラスブロック35
に入射する。ガラスブロック35には圧力伝達用治具3
6を介してガス圧力が加わっており、ガラスブロック3
5内部には圧力に応じた光学的異方性が生じているた
め、ガラスブロック35に入射した直線偏光は楕円偏光
となって出射する。その光を検光子37、コリメータレ
ンズ33、光ファイバ32を通して受光素子38で検出
することにより、ガス圧力に応じた出力を得ることがで
きる。その出力を温度計測用素子39で得られた基準時
刻の外気温を用いて温度補正回路40で温度補正を行
い、ガス密度の測定を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のセンサでは、ガ
ス圧力の伝達を機械的に行うため機構が複雑であり、ガ
ラスブロックにおける応力分布の平均化が困難であると
いう欠点を有していた。また、ガス圧力を基準時刻の外
気温によって補正するため、外気温が不安定であると正
確な補正がなされないという欠点を有していた。本発明
は、ガス密度の変化を直接測定することにより上記の欠
点を解消し、正確で、測定感度の調節が可能なガス密度
センサを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、光源と、該光
源から出射した光を2つの光路に分ける手段と、被測定
ガス中に設けた第1の光路と、屈折率及び光路長が一定
のもので構成した第2の光路と、第1の光路を進行した
光と第2の光路を進行した光とを合成して干渉出力を取
り出す手段とにより、光密度センサを構成するものであ
る。
【0007】
【作用】上記した手段によれば、第1の光路は、ガス密
度の変化により光路長が実質的に変化することとなり、
2つの光路を進行する光の干渉状態が変化する。したが
って、光の干渉状態を観測することにより、ガス密度の
変化が測定できるものである。
【0008】
【実施例1】以下、本願発明の実施例1を図1を用いて
説明する。図1は、本例の光密度センサがSF6等のガ
ス雰囲気中に置かれた状態を示す。
【0009】光源の半導体レーザ1を出射した光は、シ
ングルモード光ファイバ2、コリメータレンズ3を通っ
てビームスプリッタ4に入射する。入射光は、ビームス
プリッタ4により第1の光路5と第2の光路6とに別れ
て入る。第1の光路5に入った光は、実路長lの被測定
ガスであるSF6ガス中を進行する。第2の光路6に入
った光は、プリズム7とガラス8の中を進行する。その
後、両光路を別々に進行してきた光はビームスプリッタ
4によって再び重ね合わされ、コリメータレンズ3、シ
ングルモード光ファイバ2を通って干渉出力として検出
される。
【0010】以上の装置の原理を説明する。ガス密度と
屈折率との間には、次のような関係がある。
【0011】
【数1】 n:屈折率、ρ:密度、rは物質の温度、圧力、密度に
よって僅かに変化する値であるが、ほぼ一定の値を持
つ。
【0012】これをSF6ガスについて、屈折率と密度
との関係を計算すると、次のような関係になる。
【0013】
【数2】 n=1.2774×10~4×ρ+1000 第2の光路6では、光はガラス中を進行しているため、
屈折率は変わらない。つまり、光路長(屈折率×実路
長)は変わらない。これに対し、第1の光路5は、ガス
密度が変化すると屈折率が変化するから、光路長は変化
する。したがって、ビームスプリッタ4により合成され
た光の干渉状態が変化し、出力される光が例えば明から
暗へと変化する。
【0014】次に、本例のセンサにより測定可能な密度
変化及び検出精度について説明をする。
【0015】第2の光路6では、屈折率、光路長は変わ
らない。したがって、光の干渉については、第1の光路
5についてのみ考えればよい。そこで、初期状態でのS
F6ガスの屈折率をn、状態変化後の屈折率をn’とす
ると、初期状態での光路長はnlとなり、状態変化後の
光路長はn’lとなる。ここで、初期状態での干渉状態
が明であると仮定する。状態変化後に干渉状態が暗にな
るためには、第1の光路の光路長が初期状態から半波長
分シフトしなければならない。これを式に表すと次のよ
うになる。
【0016】
【数3】|n’−n|・l=λ0/2 また、前記〔数2〕から屈折率の変化分と密度の変化分
の関係を求めると、次のようになる。
【0017】
【数4】 〔数4〕に〔数3〕を代入すると、次のようになる。
【0018】
【数5】 〔数5〕において、検出可能な密度変化を具体的に算出
すると、次のようになる。 l=3cmで、 =850μmの時、λ0=1.11×10~1〔g/l〕 =500μmの時、λ0=6.52×10~2〔g/l〕 l=5cmで、 =850μmの時、λ0=6.65×10~2〔g/l〕 =500μmの時、λ0=3.91×10~2〔g/l〕 以上のことから、検出感度を上げるには、第1の光路5
の実路長lを長くするか、光源の光の波長を短くすれば
良いことが分かる。このように、本例では測定感度の調
節が可能となる。
【0019】以上説明したように、本例のセンサは、ガ
ス密度の変化を直接検出するため、温度の補正を必要と
しない。そのため、ガス絶縁開閉装置に適用した場合、
ガス漏れを常時精度良く監視することが可能である。ま
た、応答が速いため、地絡等によって瞬間的に生じる容
器内での密度の粗密にも反応するため、地絡事故の検出
も可能となる。
【0020】
【実施例2】次に、本発明のセンサの実施例2につい
て、図2を用いて説明する。図2は、光密度センサの側
面断面図である。
【0021】本例のセンサは、ガス絶縁開閉装置の容器
9に取り付けられる。該容器9には窓が設けられ、気密
ガラス10により塞がれている。そして、この容器内の
SF6ガスが第1の光路5とされる。半導体レーザ1を
出射した光は、シングルモード光ファイバ2、コリメー
タレンズ3を通ってビームスプリッタ4に入射する。入
射光は、ビームスプリッタ4により第1の光路5と第2
の光路6とに2つに分けられる。第1の光路5に入った
光は、気密ガラス10を通り容器9内のSF6ガス中を
進行し、ミラー11により反射されてビームスプリッタ
4へ戻る。第2の光路6に入った光は、ガラス8の中を
進行してミラー11により反射されてビームスプリッタ
4へ戻る。両光路5、6を別々に進行して戻ってきた光
はビームスプリッタ4によって再び重ね合わされ、コリ
メータレンズ3、シングルモード光ファイバ2を通って
干渉出力として検出される。
【0022】本例の動作原理及び効果は実施例1と同一
であるので、改めての説明は省略する。本例では、第1
の光路5を形成するミラー11のみをガス絶縁開閉装置
の容器9内に設定し、その他の部分は容器9の外側に設
けているため、センサの設置、保守等が容易になるもの
である。
【0023】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。以上の説
明では主として本発明者によってなされた発明をその背
景となった利用分野であるガス絶縁開閉装置のSF6ガ
スの測定に適用した場合について説明したが、本発明の
適用はそれに限定されるものではない。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、 1.可動部分を有しないため、簡単な構造で寿命の長い
光密度センサが得られる。 2.温度補正等を必要とせず、直接ガス密度の変化を測
定できるので、精度が高い。 3.光源の波長あるいは光路の実路長を変化させること
により、測定感度の調整が可能である。 4.光の干渉を利用しているので、応答速度が速い。 という優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光センサの実施例1を示す側面図。
【図2】 本発明の光センサをガス絶縁開閉装置の容器
に取り付けた実施例2を示す側面断面図。
【図3】 従来のガス圧力センサを示した斜視図。
【符号の説明】
4…ビームスプリッタ、5…第1の光路、6…第2の光
路、9…容器、10…気密ガラス、11…ミラー、l…
第1の光路の実路長。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、該光源から出射した光を2つの
    光路に分ける手段と、被測定ガス中に設けた第1の光路
    と、屈折率及び光路長が一定のもので構成した第2の光
    路と、第1の光路を進行した光と第2の光路を進行した
    光とを合成して干渉出力を取り出す手段とよりなる光密
    度センサ。
  2. 【請求項2】 第2の光路をガラスにより構成した請求
    項1記載の光密度センサ。
JP24373991A 1991-09-24 1991-09-24 光密度センサ Pending JPH05133872A (ja)

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JP24373991A JPH05133872A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 光密度センサ

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JP24373991A JPH05133872A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 光密度センサ

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JPH05133872A true JPH05133872A (ja) 1993-05-28

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ID=17108268

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JP24373991A Pending JPH05133872A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 光密度センサ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011085519A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Tokyo Gas Co Ltd 貯蔵タンク内の液密度計測装置
JP2011179949A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Tokyo Gas Co Ltd 貯蔵タンク内の液密度計測装置
CN113324953A (zh) * 2021-05-27 2021-08-31 武汉大学 一种液体环境下的反射式光纤气体传感探头装置

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