JPH05133417A - 直動転がり案内ユニツト - Google Patents

直動転がり案内ユニツト

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Publication number
JPH05133417A
JPH05133417A JP32135691A JP32135691A JPH05133417A JP H05133417 A JPH05133417 A JP H05133417A JP 32135691 A JP32135691 A JP 32135691A JP 32135691 A JP32135691 A JP 32135691A JP H05133417 A JPH05133417 A JP H05133417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide unit
roller
ball
load
path
Prior art date
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Pending
Application number
JP32135691A
Other languages
English (en)
Inventor
Naotomi Kasai
直臣 笠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Thompson Co Ltd
Original Assignee
Nippon Thompson Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Thompson Co Ltd filed Critical Nippon Thompson Co Ltd
Priority to JP32135691A priority Critical patent/JPH05133417A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 垂直荷重、逆垂直荷重、横荷重、モーメント
荷重のいずれにも耐え、かつより小型の直動転がり案内
ユニットを得ること。 【構成】 スライドユニット1の上内面11にローラ負
荷路7を、上外面16にローラリターン溝8をそれぞれ
直接形成し、トラックレール2の側面5に斜め下側方へ
開かれたレール軌道面18と、スライドユニット内側面
19にレール軌道面18と対峙し斜め上内方へ開かれた
スライド軌道面20とによりボール負荷路12を形成
し、かつボールリターン路13をボール負荷路12と略
等高に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】スライドユニットが、トラックレ
ールの上面との間には循環するローラ群を介して、トラ
ックレールの両側面との間には循環するボール群を介し
て、直動自在とされる直動転がり案内ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の前述のごとき直動転がり案内ユニ
ットとしては、実公昭62ー6983号があり、また第
3図に示すものがある。
【0003】実公昭62ー6983号に示す第1の従来
例は、図2に示すごとく、平板の1面に負荷転送部が、
他面に無負荷転送部が設けられ、平板両端面に反転転送
部が設けられて循環路が形成され、該循環路にローラま
たはボールが保持器に保持されて一体とされたローラ軸
受またはボール軸受が予め組立られており、前記ローラ
軸受をスライドユニット本体の内下面に取り付け、また
前記ボール軸受をスライドユニット本体の両垂下部下端
に斜め内上方に向けて取り付けてスライドユニットとし
て完成されたものが、トラックレール上面に突設された
軌道面とはローラ群を介し、トラックレールの両側の斜
め下外方に向けて形成されたボール軌道面とはそれぞれ
ボール群を介し、直動自在とされる直動転がり案内ユニ
ットである。
【0004】従ってトラックレール上面上のスライドユ
ニットの高さが、転送面の突設された高さと、ローラ軸
受の組立高さと、強度等で必要とされるスライドユニッ
ト本体の厚さとの和として形成され、高くならざるを得
ない。また両垂下部の下端に斜めに取り付けられるボー
ル軸受の下端がスライドユニット本体より下方へ突出す
るため、スライドユニット全体の高さは高くさらざるを
得ない。
【0005】また、第3図に示す第2の従来例は、トラ
ックレール30の上面31との間にはローラ32群を介
して、トラックレール30の両側面33,33上の間に
はボール郡を介して、スライドユニット35が直動自在
とされているものである。
【0006】本従来例においても横コ字状のスライドボ
ディ36内に下から循環平板37が嵌着され、該循環平
板37の下面と前記トラックレール30の上面31との
間にローラ負荷路が形成され、スライドボディ36の下
面と循環平板37の上面との間にローラリターン路が構
成される。
【0007】従って本従来例においてもトラックレール
30上のスライドユニット35の高さは高くならざるを
得ない。
【0008】本従来例においては、トラックレール30
の垂直な両側面33,33とスライドボディ36の垂直
な両内側面38,38との間に、それぞれレール軌道面
39とスライド軌道面40とが水平に対峙して設けられ
てボール負荷路が形成され、ボールリターン路はスライ
ドユニット35の両垂下部内に、ボール負荷路と等高に
設けられている。
【0009】本従来例においては、スライドユニット3
5に下方から印加される負荷に対しては、第1の従来例
のものより弱い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述の第1の従来例に
おいてはスライドユニットに印加される垂直荷重、逆垂
直荷重、横荷重、モーメント荷重のいずれにも対応する
ことができるが、直動転がり案内ユニット全体の高さが
高くなり過ぎる欠点がある。
【0011】また第2の従来例では直動転がり案内ユニ
ット全体の高さが高くなり過ぎると共に、トラックレー
ルに対しスライドユニットを引き上げる方向の逆垂直荷
重やモーメント荷重に対しては、ボール群による荷重支
持に限度がある。
【0012】そのため、従来例のものより小型で、しか
もより大きい逆垂直荷重やモーメント荷重を支持するこ
とができる直動転がり案内ユニットの提供が課題となっ
ていた。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、進行方向に横
コ字状をなすスライドユニットが、トラックレールの上
面との間には循環するローラ群を介して、またトラック
レールの両側面との間には循環するボール群を介して、
それぞれ支承されてトラックレール上を走行自在とされ
る直動転がり案内ユニットに関するものであることは従
来のものと同様である。
【0014】本発明は、前記ローラ群の循環路のうち、
ローラ負荷路がトラックレールの上面とスライドユニッ
トの横コ字状をなす内面の上内面に設けられたローラ軌
道面との間に形成されると共に、ローラリターン路が前
記スライド軌道溝の垂直上方の前記スライドユニットの
上外面に薄い溝蓋で被覆されるローラリターン溝として
凹設形成されている。
【0015】また前記ボール群の循環路のうち、ボール
負荷路が、トラックレールの側面に斜め下側方へ開かれ
た部分円筒面をなして設けられたレール軌道面と、該レ
ール軌道面に対峙し、スライドユニットの両側の垂下部
の内側面に斜め上内方へ開かれた部分円筒面をなして設
けられたスライド軌道面とにより形成されると共に、ボ
ールリターン路が、前記スライドユニットの両垂下部内
に、前記ボール負荷路と略等高に形成されてなる。
【0016】本発明は、前述の構成の直動転がり案内ユ
ニットを提供することにより、前述の課題を解決し得た
ものである。
【0017】
【作用】本発明は、前述の構成とすることにより、従来
のものより遥かに低い直動転がり案内ユニットでありな
がら、スライドユニットに垂直上方から印加される垂直
荷重や横方向から印加される横荷重に対応することがで
きることは勿論、上方へ印加される逆垂直荷重に対して
は、従来より遥かに大きな逆垂直荷重もボール群を介し
て支持することができ、また進行方向軸回りのモーメン
ト荷重に対しても、従来より遥かに大きなモーメント荷
重もボール群を介して支持することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の構成を、図1に示す実施例に
ついて説明する。
【0019】進行方向に横コ字状をなすスライドユニッ
ト1が、トラックレール2の上面3との間には循環する
ローラ4,4群を介して、またトラックレール2の両側
面5,5(図1は片側半分のみ図示)との間には循環す
るボール6,6群を介して、それぞれ支承されてトラッ
クレール2上を走行自在とされている。
【0020】前記ローラ4,4群の循環路のうち、ロー
ラ負荷路7がトラックレール2の上面3とスライドユニ
ット1の横コ字状をなす内面10の上内面11に凹設さ
れる浅いローラ軌道溝24との間に形成されると共に、
ローラリターン路が前記ローラ軌道溝24の垂直上方の
前記スライドユニット1の上外面11にローラリターン
溝8として凹設形成されている。なお、ローラ軌道溝2
4のかわりに、スライドユニット1の内面をストレーナ
とし、ローラの軸方向の移動を保持器によることもでき
る。
【0021】前記ローラ4,4群の循環路は、ローラ負
荷路7、ローラリターン路(ローラリターン溝8)およ
び前記両者をスライドユニット1の前後端で連結するロ
ーラ転換路9(図1中垂直方向に図示されている)より
なる。
【0022】前記ローラリターン溝8は、ローラ4,4
の装着後、溝蓋17により閉鎖される。
【0023】また前記ボール6,6群の循環路のうち、
ボール負荷路12が、トラックレール2の側面5に斜め
下側方へ開かれた部分円筒面をなして設けられたレール
軌道面18と、該レール軌道面18に対峙し、スライド
ユニット1の両側の垂下部15の内側面19に斜め上内
方へ開かれた部分円筒面をなして設けられたスライド軌
道面20とにより形成されると共にボールリターン路1
3が、前記スライドユニット1の両垂下部15内に、前
記ボール負荷路12と略等高に形成されている。
【0024】前記ボール6,6群の循環路は、ボール負
荷路12、ボールリターン路13および前記両路12,
13をスライドユニット1の前後端で連結する略水平に
位置するボール転換路14よりなる。
【0025】なお線Aは、ボール負荷路12の傾き方向
を示している。
【0026】図1に示すごとく、ボール負荷路12の傾
き方向にボール転換路14およびボールリターン路13
が位置しなくても、ボール6,6群は円滑に循環可能で
ある。
【0027】符号21,22,23はローラ4およびボ
ール6の保持器である。
【0028】
【発明の効果】本発明は、前述の構成とされているの
で、スライドユニットに印加される垂直荷重、逆垂直荷
重、横荷重、モーメント荷重のいずれに対しても、従来
例1同様十分支持可能である。
【0029】ローラ循環路のうちローラ負荷路を形成す
るローラ軌道溝とローラリターン路を形成するローラリ
ターン溝とは、いずれもスライドユニット1に直接形成
されており、従って負荷に耐えうるスライドユニットの
前記両溝の溝底間隔を十分保持しながら、スライドユニ
ットの高さを低くすることができる。
【0030】ローラリターン路はスライドユニットの上
外面に凹設され、薄い溝蓋で被覆されているが、ローラ
リターン路は無負荷域にある故、薄い溝蓋で十分であ
る。
【0031】ボール循環路をなすボール負荷路、ボール
リターン路およびボール転換路は、いずれも同一水平面
上に形成されているのでスライドユニットの垂下部の高
さを低くすることができる。
【0032】ボール負荷路を形成するトラックレール側
のレール軌道面とスライドユニット側のスライド軌道面
とは、図1のA線に示すごとく、内側へ斜め傾斜して相
対峙して形成されている。
【0033】従来ボール負荷路の負荷方向が斜めである
場合は、従来例1,2に示すごとく、ボールリターン路
とボール転換路も、前記負荷方向に形成すべきものとさ
れてきた。
【0034】本発明においてはボール負荷路の負荷方向
に無負荷域であるボール転換路およびボールリターン路
の位置があってもボール群は円滑に循環しうることを知
見し、斜めの負荷方向であるボール負荷路に対し、ボー
ル転換路およびボールリターン路を同一水平面上に形成
し得たものである。
【0035】なお、ボール負荷路が斜め方向に相対峙す
る部分円筒状の軌道面により構成されているので、大型
機械の運動部分等に2組の本発明の直動転がり案内ユニ
ットを装着する場合、2本のトラックレールの間に僅か
な平行度の狂いを有して装着されても、この僅かな狂い
を吸収しうる自動調心性を有している。
【0036】本発明のスライドユニットは、従来のもの
と異なり、直接に循環路が形成され、一体構造であるの
で、従来のものより遥かに小型でありながら強度大であ
り、ローラリターン溝がスライドユニットの上外面に形
成されているので精密工作容易であり、またスライドユ
ニットとトラックレールとを組立て、直動転がり案内ユ
ニットを形成した後においても、ローラの装着,交換
が、溝蓋の着脱により、極めて容易である。
【0037】本発明の直動転がり案内ユニットは、前述
の諸効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の進行方向と垂直面による部分断面図で
ある。
【図2】従来例1の進行方向と垂直面による部分断面図
である。
【図3】従来例2の進行方向と垂直面による部分断面を
示す立面図である。
【符号の説明】
1 スライドユニット 2 トラックレール 3 上面 4 ローラ 5 側面 6 ボール 7 ローラ負荷路 8 ローラリターン溝 10 内面 11 上内面 12 ボール負荷路 13 ボールリターン路 15 垂下部 16 上外面 17 溝蓋 18 レール軌道面 19 内側面 20 スライド軌道面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 進行方向に横コ字状をなすスライドユニ
    ットが、トラックレールの上面との間には循環するロー
    ラ群を介して、またトラックレールの両側面との間には
    循環するボール群を介して、それぞれ支承されてトラッ
    クレール上を走行自在とされる直動転がり案内ユニット
    において、前記ローラ群の循環路のうち、ローラ負荷路
    がトラックレールの上面とスライドユニットの横コ字状
    をなす内面の上内面に設けられたローラ軌道面との間に
    形成されると共に、ローラリターン路が前記ローラ軌道
    溝の垂直上方の前記スライドユニットの上外面に薄い溝
    蓋で被覆されるローラリターン溝として凹設形成され、
    また前記ボール群の循環路のうち、ボール負荷路が、ト
    ラックレールの側面に斜め下側方へ開かれた部分円筒面
    をなして設けられたレール軌道面と、該レール軌道面に
    対峙し、スライドユニットの両側の垂下部の内側面に斜
    め上内方へ開かれた部分円筒面をなして設けられたスラ
    イド軌道面とにより形成されると共に、ボールリターン
    路が、前記スライドユニットの両垂下部内に、前記ボー
    ル負荷路と略等高に形成されてなることを特徴とする直
    動転がり案内ユニット。
JP32135691A 1991-11-08 1991-11-08 直動転がり案内ユニツト Pending JPH05133417A (ja)

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JP32135691A JPH05133417A (ja) 1991-11-08 1991-11-08 直動転がり案内ユニツト

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JP32135691A JPH05133417A (ja) 1991-11-08 1991-11-08 直動転がり案内ユニツト

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ID=18131668

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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JP (1) JPH05133417A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10169710A (ja) * 1996-12-11 1998-06-26 Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd 構造物用免震装置
US7303335B2 (en) * 2001-12-13 2007-12-04 Nsk Ltd. Linear-motion device and method of manufacturing the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10169710A (ja) * 1996-12-11 1998-06-26 Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd 構造物用免震装置
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