JPH05133141A - 建物の強風発生防止装置 - Google Patents
建物の強風発生防止装置Info
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- JPH05133141A JPH05133141A JP31845591A JP31845591A JPH05133141A JP H05133141 A JPH05133141 A JP H05133141A JP 31845591 A JP31845591 A JP 31845591A JP 31845591 A JP31845591 A JP 31845591A JP H05133141 A JPH05133141 A JP H05133141A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 建物の構造を特定の形状にしなくても、すべ
ての風向きに対して、ビル風を充分に防止する。 【構成】 第1の測定手段7と第2の測定手段8とで測
定した風向きと風速に基づいて、マイクロコンピュータ
ー9により、ビル風低減装置2の回転移動あるいはこの
ビル風低減装置2に設置されたフィンの回転を制御す
る。
ての風向きに対して、ビル風を充分に防止する。 【構成】 第1の測定手段7と第2の測定手段8とで測
定した風向きと風速に基づいて、マイクロコンピュータ
ー9により、ビル風低減装置2の回転移動あるいはこの
ビル風低減装置2に設置されたフィンの回転を制御す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の強風発生防止装
置に関し、特に高層ビル等に風が当たることによって、
建物の周辺の一部に強風(ビル風)が生じるのを防止す
る強風発生防止装置に関する。
置に関し、特に高層ビル等に風が当たることによって、
建物の周辺の一部に強風(ビル風)が生じるのを防止す
る強風発生防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、建物の隅角部の曲面を特定の形
状にしたり、建物の中間部に風が通り抜ける空間を設け
たりすることにより、ビル風を低減していた。
状にしたり、建物の中間部に風が通り抜ける空間を設け
たりすることにより、ビル風を低減していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、建
物の構造を特定の形状にすることによりビル風を防止し
ており、特定の風向きに対してはビル風を防止できる
が、その他の風向きに対してはビル風を充分に防止でき
ないという問題があった。
物の構造を特定の形状にすることによりビル風を防止し
ており、特定の風向きに対してはビル風を防止できる
が、その他の風向きに対してはビル風を充分に防止でき
ないという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、前記従来技術の問題点
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、建
物の構造を特定の形状にしなくても、すべての風向きに
対して、ビル風を充分に防止することにある。
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、建
物の構造を特定の形状にしなくても、すべての風向きに
対して、ビル風を充分に防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、建物に当たった風により、建物の周辺
の一部に強風が発生するのを防止する建物の強風発生防
止装置において、建物の隅角部に沿って、この隅角部の
軸に対して回転移動可能に取りつけられた強風低減装置
と、この強風低減装置の複数位置に回転自在に取りつけ
られ、強風低減装置に当たった風を所定の方向に拡散さ
せるフィンと、建物の屋上から所定の距離だけ離れた位
置に設置され、建物の上空を通過する風の向きと速度と
を測定する第1の測定手段と、建物の外壁の複数位置に
設置され、建物の周辺を通過する風の速度を測定する第
2の測定手段と、第1の測定手段と第2の測定手段の測
定結果に基づいて、上記強風低減装置の回転移動あるい
は上記フィンの回転を制御する制御手段とを有する。さ
らに、前記制御手段は、前記第1の測定手段あるいは前
記第2の測定手段により測定された風速があらかじめ定
められた速度よりも大きいとき、前記第1の測定手段に
より測定された風向きに応じた角度だけ、前記強風低減
装置を回転移動させる。さらに、前記制御手段は、前記
強風低減装置の回転移動を制御した後、前記第2の測定
手段により建物周辺の複数位置での風速を測定し、この
測定された複数位置での風速がそれぞれ均一になるよう
に、前記フィンを回転させる。
に、本発明では、建物に当たった風により、建物の周辺
の一部に強風が発生するのを防止する建物の強風発生防
止装置において、建物の隅角部に沿って、この隅角部の
軸に対して回転移動可能に取りつけられた強風低減装置
と、この強風低減装置の複数位置に回転自在に取りつけ
られ、強風低減装置に当たった風を所定の方向に拡散さ
せるフィンと、建物の屋上から所定の距離だけ離れた位
置に設置され、建物の上空を通過する風の向きと速度と
を測定する第1の測定手段と、建物の外壁の複数位置に
設置され、建物の周辺を通過する風の速度を測定する第
2の測定手段と、第1の測定手段と第2の測定手段の測
定結果に基づいて、上記強風低減装置の回転移動あるい
は上記フィンの回転を制御する制御手段とを有する。さ
らに、前記制御手段は、前記第1の測定手段あるいは前
記第2の測定手段により測定された風速があらかじめ定
められた速度よりも大きいとき、前記第1の測定手段に
より測定された風向きに応じた角度だけ、前記強風低減
装置を回転移動させる。さらに、前記制御手段は、前記
強風低減装置の回転移動を制御した後、前記第2の測定
手段により建物周辺の複数位置での風速を測定し、この
測定された複数位置での風速がそれぞれ均一になるよう
に、前記フィンを回転させる。
【0006】
【作用】上記本発明の強風発生防止装置によれば、制御
手段により、建物の隅角部に沿って取りつけられた強風
低減装置あるいは強風低減装置に設置されたフィンを制
御することにより、建物周辺の一部に強風(ビル風)が
生じるのを防止しているので、強風を防止するのに建物
自体の構造を特定の形状にする必要はない。さらに、強
風低減装置を測定された風向きに応じた角度だけ回転移
動させて、強風を防止しているので、すべての風向きに
対して強風を防止できる。さらに、第2の測定手段によ
り建物の複数位置での風速を測定し、この測定された風
速がそれぞれ均一になるように、前記フィンを回転制御
しているので、強風低減装置に当たった風は、周辺の風
速が均一になるようにフィンによって拡散される。この
結果、建物の周辺の一部に強風が生じるのを防止でき
る。
手段により、建物の隅角部に沿って取りつけられた強風
低減装置あるいは強風低減装置に設置されたフィンを制
御することにより、建物周辺の一部に強風(ビル風)が
生じるのを防止しているので、強風を防止するのに建物
自体の構造を特定の形状にする必要はない。さらに、強
風低減装置を測定された風向きに応じた角度だけ回転移
動させて、強風を防止しているので、すべての風向きに
対して強風を防止できる。さらに、第2の測定手段によ
り建物の複数位置での風速を測定し、この測定された風
速がそれぞれ均一になるように、前記フィンを回転制御
しているので、強風低減装置に当たった風は、周辺の風
速が均一になるようにフィンによって拡散される。この
結果、建物の周辺の一部に強風が生じるのを防止でき
る。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図により説明する。建物の
隅角部1には、それぞれビル風低減装置2が設置されて
いる。ここで、ビル風とは、風が建物に当たることによ
り、建物の周辺の一部に生じる強風のことをいう。図1
の矢印Aは、建物に当たった風の流れの一例を示すもの
である。このビル風低減装置2は、図2に示すように、
建物の隅角部1の軸3に対して、矢印Bの方向に回転移
動できるように取りつけられている。
隅角部1には、それぞれビル風低減装置2が設置されて
いる。ここで、ビル風とは、風が建物に当たることによ
り、建物の周辺の一部に生じる強風のことをいう。図1
の矢印Aは、建物に当たった風の流れの一例を示すもの
である。このビル風低減装置2は、図2に示すように、
建物の隅角部1の軸3に対して、矢印Bの方向に回転移
動できるように取りつけられている。
【0008】図3に示すように、このビル風低減装置2
には、長手方向の複数の位置に、フィン4が軸5に対し
て回転自在に取りつけられている。図3(a)(b)
は、フイン4の回転角度θをそれぞれ変えた時の状態を
示している。このフィン4は、ビル風低減装置2に当た
った風を回転角度θに対応した方向に拡散させる働きを
する。風の拡散方向の調整は、油圧ジャッキ10により
フィン4を回転させ、上記回転角度θを変化させること
により行なう。
には、長手方向の複数の位置に、フィン4が軸5に対し
て回転自在に取りつけられている。図3(a)(b)
は、フイン4の回転角度θをそれぞれ変えた時の状態を
示している。このフィン4は、ビル風低減装置2に当た
った風を回転角度θに対応した方向に拡散させる働きを
する。風の拡散方向の調整は、油圧ジャッキ10により
フィン4を回転させ、上記回転角度θを変化させること
により行なう。
【0009】例えば、図2(b)に示すように、ビル風
低減装置2を軸3に対してある角度だけ回転移動させる
と共に、このビル風低減装置2に取りつけられているフ
ィン4をある角度だけ回転させたとすると、建物に向か
って流れる風は、ビル風低減装置2にさえぎられると共
に、それぞれのフィン4により回転角度に対応した方向
にそれぞれ拡散して流れる。従って、ビル風低減装置に
当たった風は、図2(b)の矢印で示す方向に流れる。
この結果、建物の周辺の一部にビル風が生じるのを防ぐ
ことができる。
低減装置2を軸3に対してある角度だけ回転移動させる
と共に、このビル風低減装置2に取りつけられているフ
ィン4をある角度だけ回転させたとすると、建物に向か
って流れる風は、ビル風低減装置2にさえぎられると共
に、それぞれのフィン4により回転角度に対応した方向
にそれぞれ拡散して流れる。従って、ビル風低減装置に
当たった風は、図2(b)の矢印で示す方向に流れる。
この結果、建物の周辺の一部にビル風が生じるのを防ぐ
ことができる。
【0010】これに対して、ビル風低減装置2が回転移
動していないときは、図2(a)に示すように、建物に
向かって流れている風は、建物に当たってもそれほど強
さ及び方向が変化せずに建物の周辺に流れ、ビル風が生
じる原因となる。建物の屋上6から所定の距離だけ離れ
た位置には、超音波風向風速計7が設置されている。こ
の超音波風向風速計7は、建物の上空を流れている風の
方向と速度とを測定するものである。この超音波風向風
速計7は、例えば、建物の屋上6から約15m離れた位
置に設置する。
動していないときは、図2(a)に示すように、建物に
向かって流れている風は、建物に当たってもそれほど強
さ及び方向が変化せずに建物の周辺に流れ、ビル風が生
じる原因となる。建物の屋上6から所定の距離だけ離れ
た位置には、超音波風向風速計7が設置されている。こ
の超音波風向風速計7は、建物の上空を流れている風の
方向と速度とを測定するものである。この超音波風向風
速計7は、例えば、建物の屋上6から約15m離れた位
置に設置する。
【0011】また、建物の外壁上部の複数の位置には、
ドップラーソナー8が設置されている。このドップラー
ソナー8は、建物の周辺を流れる風の速度を測定するも
のである。上記ビル風低減装置2、フィン4、超音波風
向風速計7、ドップラーソナー8は、それぞれマイクロ
コンピータ9に接続されている。このマイクロコンピュ
ータ9は、超音波風向風速計7あるいはドップラーソナ
ー8の測定結果の基づいて、ビル風低減装置2の回転移
動の制御及びフィン4の回転制御を行う。
ドップラーソナー8が設置されている。このドップラー
ソナー8は、建物の周辺を流れる風の速度を測定するも
のである。上記ビル風低減装置2、フィン4、超音波風
向風速計7、ドップラーソナー8は、それぞれマイクロ
コンピータ9に接続されている。このマイクロコンピュ
ータ9は、超音波風向風速計7あるいはドップラーソナ
ー8の測定結果の基づいて、ビル風低減装置2の回転移
動の制御及びフィン4の回転制御を行う。
【0012】次に、本発明の動作を図4のフローチャー
トにより説明する。まず、超音波風向風速計7、あるい
はドップラーソナー8を作動状態にする(ステップ4
1)。次に、超音波風向風速計7あるいはドップラーソ
ナー8により建物の上空あるいは周辺の気流を測定する
(ステップ42)。ステップ42での風速の測定の結
果、気流が弱風と判定された時は、ビル風低減装置2は
回転移動させない(ステップ43)。
トにより説明する。まず、超音波風向風速計7、あるい
はドップラーソナー8を作動状態にする(ステップ4
1)。次に、超音波風向風速計7あるいはドップラーソ
ナー8により建物の上空あるいは周辺の気流を測定する
(ステップ42)。ステップ42での風速の測定の結
果、気流が弱風と判定された時は、ビル風低減装置2は
回転移動させない(ステップ43)。
【0013】ステップ42での風速の測定の結果、気流
が強風と判定された時(ステップ44)は、ビル風低減
装置2を回転移動させる(ステップ45)。この結果、
ビル風低減装置2に当たった風は、周囲に拡散して流れ
る(図2(b)参照)。このビル風低減装置2の回転移
動角度は、上記超音波風向風速計7により測定された風
向きにに応じて決められる。また、強風の判定は、例え
ば、気流の風速が、約3m/sを越えた時に強風とす
る。
が強風と判定された時(ステップ44)は、ビル風低減
装置2を回転移動させる(ステップ45)。この結果、
ビル風低減装置2に当たった風は、周囲に拡散して流れ
る(図2(b)参照)。このビル風低減装置2の回転移
動角度は、上記超音波風向風速計7により測定された風
向きにに応じて決められる。また、強風の判定は、例え
ば、気流の風速が、約3m/sを越えた時に強風とす
る。
【0014】その後、ドップラーソナー8より、拡散さ
れた風の拡散状況をチェックする(ステップ46)。こ
れは、建物外壁上部に設置された複数のドップラーソナ
ー8により、拡散された風の速度をそれぞれ測定し、測
定された風速がそれぞれ均一になっているか否かをチェ
ックするものである。ステップ46でのチェックの結
果、複数のドップラーソナー8により測定された風速が
それぞれ均一であり、風の拡散状況が良好と判定された
場合は、フィン4の回転角度をそのままの状態に維持す
る(ステップ47)。
れた風の拡散状況をチェックする(ステップ46)。こ
れは、建物外壁上部に設置された複数のドップラーソナ
ー8により、拡散された風の速度をそれぞれ測定し、測
定された風速がそれぞれ均一になっているか否かをチェ
ックするものである。ステップ46でのチェックの結
果、複数のドップラーソナー8により測定された風速が
それぞれ均一であり、風の拡散状況が良好と判定された
場合は、フィン4の回転角度をそのままの状態に維持す
る(ステップ47)。
【0015】ステップ46でのチェックの結果、複数の
ドップラーソナー8により測定された風速がそれぞれ異
なり、風の拡散状況が不良と判定された場合(ステップ
48)には、フィンの回転角度を所定の角度に調整する
(ステップ49)。つまり、フィン4の回転角度を変化
させて、建物の影響により風が吹かない所に、風を拡散
させるようにする。そして、風の拡散状況が良好と判定
されるまで、フィン4の回転角度を調整続ける。これに
より、建物周辺の一部に強風(ビル風)が生じるのを防
止する。
ドップラーソナー8により測定された風速がそれぞれ異
なり、風の拡散状況が不良と判定された場合(ステップ
48)には、フィンの回転角度を所定の角度に調整する
(ステップ49)。つまり、フィン4の回転角度を変化
させて、建物の影響により風が吹かない所に、風を拡散
させるようにする。そして、風の拡散状況が良好と判定
されるまで、フィン4の回転角度を調整続ける。これに
より、建物周辺の一部に強風(ビル風)が生じるのを防
止する。
【0016】上述のように、本発明では、建物周辺の風
環境を把握して、ビル風低減装置2あるいはフィン4を
制御しているので、季節または時刻に応じて建物上空の
風が変化しても、ビル風の発生を効果的に防止できる。
上記実施例では、建物周辺に流れる風の速度を測定する
ドップラーソナー8を建物の外壁上部に設置したが、ド
ップラーソナー8の設置位置は、外壁上部に限定され
ず、外壁側部の所定の位置に設置してもよい。また、上
記実施例では、ビル風低減装置2には、3つのフィン4
が設置されているが、風の拡散効果を上げるため、より
多くのフィン4を設置してもよい。
環境を把握して、ビル風低減装置2あるいはフィン4を
制御しているので、季節または時刻に応じて建物上空の
風が変化しても、ビル風の発生を効果的に防止できる。
上記実施例では、建物周辺に流れる風の速度を測定する
ドップラーソナー8を建物の外壁上部に設置したが、ド
ップラーソナー8の設置位置は、外壁上部に限定され
ず、外壁側部の所定の位置に設置してもよい。また、上
記実施例では、ビル風低減装置2には、3つのフィン4
が設置されているが、風の拡散効果を上げるため、より
多くのフィン4を設置してもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、ビル風低減装置あるい
はフィンを制御して、ビル風を防止しているので、ビル
風を防止するのに建物自体の構造を特定の形状にする必
要はない。さらに、ビル風低減装置を測定された風向き
に対応した角度だけ回転制御しているので、すべての風
向きに対してビル風を防止できる。さらに、測定された
風速がそれぞれ等しくなるように、フィンを回転制御し
ているので、ビル風低減装置に当たった風は、このフィ
ンによって風速が均一になるように拡散され、この結
果、ビル風を効果的に低減できる。
はフィンを制御して、ビル風を防止しているので、ビル
風を防止するのに建物自体の構造を特定の形状にする必
要はない。さらに、ビル風低減装置を測定された風向き
に対応した角度だけ回転制御しているので、すべての風
向きに対してビル風を防止できる。さらに、測定された
風速がそれぞれ等しくなるように、フィンを回転制御し
ているので、ビル風低減装置に当たった風は、このフィ
ンによって風速が均一になるように拡散され、この結
果、ビル風を効果的に低減できる。
【図1】本発明に係るビル風低減装置を建物に設置した
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図2】本発明に係るビル風低減装置の設置状態の詳細
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図3】本発明に係るビル風低減装置につけられたフィ
ンの作動状態を示す平面図である。
ンの作動状態を示す平面図である。
【図4】本発明の動作を示すフローチャートである。
1 建物の隅角部 2 ビル風低減装置 4 フィン 7 超音波風向風速計 8 ドップラーソナー 9 マイクロコンピューター
Claims (3)
- 【請求項1】 建物に当たった風により、建物の周辺の
一部に強風が発生するのを防止する建物の強風発生防止
装置において、建物の隅角部に沿って、この隅角部の軸
に対して回転移動可能に取りつけられた強風低減装置
と、この強風低減装置の複数位置に回転自在に取りつけ
られ、強風低減装置に当たった風を所定の方向に拡散さ
せるフィンと、建物の屋上から所定の距離だけ離れた位
置に設置され、建物の上空を通過する風の向きと速度と
を測定する第1の測定手段と、建物の外壁の複数位置に
設置され、建物の周辺を通過する風の速度を測定する第
2の測定手段と、第1の測定手段と第2の測定手段の測
定結果に基づいて、上記強風低減装置の回転移動あるい
は上記フィンの回転を制御する制御手段とを有すること
を特徴とする建物の強風発生防止装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記第1の測定手段あ
るいは前記第2の測定手段により測定された風速があら
かじめ定められた速度よりも大きいとき、前記第1の測
定手段により測定された風向きに応じた角度だけ、前記
強風低減装置を回転移動させることを特徴とする請求項
1の建物の強風発生防止装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記強風低減装置の回
転移動を制御した後、前記第2の測定手段により建物周
辺の複数位置での風速を測定し、この測定された複数位
置での風速がそれぞれ均一になるように、前記フィンを
回転させることを特徴とする請求項2の建物の強風発生
防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31845591A JP2738475B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 建物の強風発生防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31845591A JP2738475B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 建物の強風発生防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05133141A true JPH05133141A (ja) | 1993-05-28 |
JP2738475B2 JP2738475B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=18099313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31845591A Expired - Fee Related JP2738475B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 建物の強風発生防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2738475B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2451642A (en) * | 2007-08-07 | 2009-02-11 | Peter Robert Goodall | Energy absorption by rotation |
US7823335B2 (en) | 2004-12-15 | 2010-11-02 | Renscience Ip Holdings Inc. | Wall edge vortex suppressor |
US7836642B2 (en) | 2004-07-26 | 2010-11-23 | Renscience Ip Holdings Inc. | Roof edge windscreen |
US7866095B2 (en) | 2004-09-27 | 2011-01-11 | Renscience Ip Holdings Inc. | Roof edge vortex suppressor |
-
1991
- 1991-11-06 JP JP31845591A patent/JP2738475B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7836642B2 (en) | 2004-07-26 | 2010-11-23 | Renscience Ip Holdings Inc. | Roof edge windscreen |
US7866095B2 (en) | 2004-09-27 | 2011-01-11 | Renscience Ip Holdings Inc. | Roof edge vortex suppressor |
US8161692B2 (en) | 2004-09-27 | 2012-04-24 | Renscience Ip Holdings, Inc. | Roof edge vortex suppressor |
US7823335B2 (en) | 2004-12-15 | 2010-11-02 | Renscience Ip Holdings Inc. | Wall edge vortex suppressor |
US7966773B2 (en) | 2004-12-15 | 2011-06-28 | Renscience Ip Holdings Inc. | Wall edge vortex suppressor |
GB2451642A (en) * | 2007-08-07 | 2009-02-11 | Peter Robert Goodall | Energy absorption by rotation |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2738475B2 (ja) | 1998-04-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |