JPH05133070A - 外装用表装材を利用する仕上げ方法 - Google Patents

外装用表装材を利用する仕上げ方法

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JPH05133070A
JPH05133070A JP3351154A JP35115491A JPH05133070A JP H05133070 A JPH05133070 A JP H05133070A JP 3351154 A JP3351154 A JP 3351154A JP 35115491 A JP35115491 A JP 35115491A JP H05133070 A JPH05133070 A JP H05133070A
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敏廣 矢神
Akira Omori
明 大森
Yoko Hayashi
葉子 林
Masao Toyama
昌夫 遠山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築仕上げにおける乾式表装材を用いた仕上
げにおいて、仮固着を確実にし、表装材の剥離,落下を
なくし、美しく仕上げることを可能とする。 【構成】 外壁面等に対し、目地部兼重ね代部を隣接2
辺に有する概ね矩形の表装材を、重ね代部が下層になる
ように張り付けていくに際し、重ね代部分かつ他の表装
材により覆われる部分にアンカーピン等の固定金具を用
いて固定しながら張り上げていく仕上げ方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の内外壁表
面,床面等へ適用される表装材を利用する仕上げ方法に
関するものであり、その利用分野は建築分野である。
【0002】
【従来の技術】従来、シート状の表装材としては、建築
物の内装用壁紙があるが、これは、屋外に用いた時の耐
久性を考慮したものとなっていない。外部表面への適用
を考えたシート状の表装材には、特開昭59−1066
60号や特開昭63−125332号に開示される発明
があった。特開昭63−125332号に記載された発
明は、単に繊維状シート(防燃性部材)上に水性弾性塗
料を用いた防水層と化粧用塗料による化粧層の組み合わ
せであった。また、特開昭59−106660号の公報
に記載された発明は、模造タイル状とするために、網目
基材を下地板に埋め込む形で、異種または異色の塗装材
により下地板と模造タイル面を形成するものであり、ま
たその施工方法についてはほとんど触れられていなかっ
た。そこで出願人は、先にこれらを改良する表装材とし
て特願平2−199456を発明した。この発明では、
新規な表装材とこれを用いた仕上げ方法を発明したもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】先に発明した特願平
2−199456では、外壁外装面に適用しうる表装材
を選定し、シート間のジョイントを考慮した上での防水
性や納まりについては、解決しているものの、下地に対
する接着力については、辺部においては粘着材に頼るこ
とになり、充分な強さを発現できない場合もあった。こ
の発明では、シート間のジョイントからなる防水性や納
まりについて十分考慮した上で、なおかつ多種多様な下
地に対する接着力を考慮した仕上げ方法を提供すること
を課題とするものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明では表装材を下地に対して強く固定する
為にアンカーピンないし釘等の固定金具を併用してい
る。この発明に用いられる固定金具は、図5ないし図7
に示すように頭部分が広くなるべく平らなものがよく、
通常アンカーピンあるいは断熱ファスナーと呼ばれるも
の、頭が平らな釘が使用できる。アンカーピンについて
は例えば、日本ヒルティ(株)製のASAアルサスアン
カーがある。また、今板,石膏ボードのように下地の表
面硬度が低い場合は、図8に例示するステープルなどの
利用もできる。
【0005】この発明に用いられる表装材は、特願平2
−199456においても説明したが、シートを概ね矩
形とし、その隣接する2辺には目地部を兼ねた重ね合わ
せ部を2辺に有し、他の2辺の裏面には、粘着材を塗布
したものとなっている。図面とともにこの発明の表装材
を説明する。図2は、例とする表装材の正面図である。
図中1は化粧材部を表し、同2は化粧材部を支持する基
材部である。図3は、この表装材を裏面からみた一部切
り欠きによる背面図である。基材部の裏面に粘着された
粘着材3と粘着材を履う離型紙部4をみることができ
る。図4は、図2中のA−A′線断面図である。図によ
り示される如く、目地兼重ね代を除く基材部2上には化
粧材部が形成され、重ね代を持たない表装材の辺の裏面
には接着材部3とこれを覆う離型紙部4が形成されたも
のとなっている。
【0006】基材部2は、化粧材部1に比べ十分に薄く
2mm以下にあるのが良い。また、目地兼重ね代となる
部分の幅は、重ね代が十分に取れ、外壁外表面に施工し
た場合の接着面積が確保されるようにすると20〜10
0mmが適当である。この基材部の素材として適当なも
のには、不織布,ガラスクロス,セラミックペーパー,
合成紙などがある。化粧材部1は、天然石やその砕石,
着色骨材,着色プラスチック粒,プラスチック砕粒を、
合成樹脂エマルション,溶剤型合成樹脂,ホットメルト
樹脂等により成形したものが適するが、ステンレスやア
ルミニウム薄板またはその上に塗装したものも利用でき
る。また、その他に建築用吹付材を基材上に塗装するこ
とにより化粧材部とすることができる。基材部上への化
粧材部の複合化については、目地兼重ね代部分を除く部
分への張り合わせ,あるいは塗装によってなすことがで
きる。
【0007】次に基材部2裏面における粘着材部は、先
の目地兼重ね代部分より幅狭にあることが必要であり、
粘着される位置は、表装材において先の目地兼重ね代を
設けた辺の反対側の辺であり、その素材としては、アク
リルゴム系あるいは非加硫ブチルゴム系のものが特によ
く、他にもシリコーンゴム系,スチレンブタジエンゴム
系,ポリイソプレン系,ポリビニルエーテル系などが利
用できる。そして、離型紙部4は、通常粘着テープ,ラ
ベル等に用いられている公知材料である、紙にフッ素樹
脂,シリコーン樹脂を塗布したものを利用すれば良い。
【0008】この発明の表装材10を内外壁面,床面等
に張り付けるに当たっては、床面へは上下がないので任
意の隅から張り始めれば良いが、壁面へは通常下から目
地兼重ね代を持たない辺を下にして、例えば図1に表わ
される上下と同じにして、接着材と固定金具20を併用
の上張り付ける。その接着材としては、合成ゴム系,酢
酸ビニル系,ポリマーセメント系,アクリルゴム系など
各種の接着材が使用できる。張り付けるに当たって、重
ね代に目地幅を開けながらあるいは目地をとらず、離型
紙で保護された粘着材部を重ねながら接着させた後、離
型紙を剥がして、重ね合わせ部分を接着させる。その後
図1に示すように上端部の重ね代の重なり部分に固定金
具20により留め、固定接着させる。固定金具は表装材
の重ね代部分かつ他の表装材により覆われる部分に用い
るので、仕上げ面に表れることはない。このことによ
り、施工直後からの完全接着が可能となり落下や剥離の
危険性がなくなった。また、防水性を考慮する場合は壁
面の下部から張り始め、上部へ向かって張り上げること
により、下部シートの目地兼重ね代部分が、上部シート
の粘着材部の下になるようにして、雨水等の侵入を防止
させる。図1では、このようにして施工する際の途中に
おける正面図を示している。この図における例では、ま
ず表装材の大きさに応じて割り付けを行ない、下部より
段ごとに目地兼重ね代部分が表に現われるようにして順
に張り付けていく。
【0009】
【作用】この発明の表装材では重ね張りをすることや、
表装材の構成の面からみて、容易にアンカーピンや釘を
基材部の上より打つことができる。そうしたことから、
接着力についても、接着材のみではなくアンカーピンも
しくは釘の併用工法を可能とし、施工直後から接着力の
確保を可能としている。
【0010】
【実施例】実施例では、この発明による表装材を製作し
て施工テストを実施した。実施例における表装材では、
ポリエステル製不織布の両面にアクリル樹脂ペイントを
ナイフコーターによりコーティングしたシートを基材部
2とした。化粧材部1は、基材部2の片側表面に目地兼
重ね代部等を養生して、下記の実施配合1による塗料を
吹付により塗装して形成させた。なお、表装材の寸法は
40cm×60cmとし、目地兼重ね代は塗装した不織
布を露出させて5cm幅とした。粘着材部3および離型
紙部は厚さ0.2mm幅4.5cmにした非加硫ブチル
ゴムシートを用いた。このような表装材を600枚製作
し、コンクリートブロック造りで高さ2mの堀に施工し
て、施工性や納まりを確認した。施工時の接着材として
は、下記の実施配合2に示す、ポリマーセメントを用い
た。また、コンクリートブロック下地の為、アンカーを
使用しアンカーピンには、日本ヒルティ(株)製のAS
Aアルサスアンカーを用いて施工を行った。施工テスト
の結果は、心配されていたアンカーピンの頭部が表装材
の表面に現れることもなく、接着材の厚みと、重ね代部
分の厚みにより、ピン頭の厚みが吸収され、全く気にな
らない状態で表装材を張り上げることができた。また施
工性についても、さほど手間がとられることもなく施工
できた。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】
【効果】この発明の仕上げ方法を建築物の外壁外表面へ
適用することにより、先に出願した特願平2−1994
56の表装材の接着力を向上させることが可能となる。
また、確実に表装材を固定金具により下地に固定するこ
とになり、表装材の落下,剥離の面からの安全性を高め
ることができた。更に、固定金具の選択によりどんな下
地に対しても適用が可能となった。
【0014】
【図面の簡単な説明】 図1は、この発明の仕上げ方法による、固定金具(アン
カーピン)を用いた表装材の仕上途中を示す正面図であ
る。図2は、この発明に用いる表装材の例を示す正面図
である。図3は、図2の1部切り欠きにより示す背面図
である。図4は図2中のA−A′線断面図である。図5
ないし図8は、固定金具の例を示す外観斜視図である。 1…化粧材部 2…基材部 3…粘着材部 4…離型紙
部 10…表装材 20…固定金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠山 昌夫 愛知県名古屋市中村区名駅3丁目14香16号 東洋ビル 菊水化学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の外壁外表面、内表面、床面等の
    表面へ適用可能な下記1ないし4より構成される表装材
    を複数枚使用し、重ね代に所望の目地幅を開けながら、
    または目地をとらず、粘着材部を重ねながら張り上げる
    に当たり、重ね代部分かつ他の表装材により覆われる部
    分にアンカーピン、ないし釘等の固定金具により表装材
    を固定させながら仕上げることを特徴とする仕上げ方
    法。表装材は可撓性を有し、概ね矩形にあり、その構成
    が適用した時の表側から見た時、化粧材部1,基材部
    2,粘着材部3,離型紙部4であり、化粧材部1は天然
    石,着色骨材と合成樹脂等による成形物あるいは基材部
    上への塗料による塗膜あるいは金属薄板またはその加工
    物から成り、基材部2は化粧材部と比べた時、隣接する
    2辺のみ目地兼用の重ね代部分の為の余分の広さを持
    ち、不織布,ガラスクロス,合成紙などからなり、粘着
    材部3は重ね代とならない基材部2の他の2辺裏面に、
    重ね代より狭い幅においてアクリルゴムまたは非加硫ブ
    チルゴムにより粘着されているものであり、離型紙部4
    は離型紙により粘着材部を保護している。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009030340A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Takenaka Komuten Co Ltd 表装材及び表面仕上げ方法

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