JPH05132015A - 包装ケースのフラツプ折曲装置 - Google Patents

包装ケースのフラツプ折曲装置

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JPH05132015A
JPH05132015A JP28807091A JP28807091A JPH05132015A JP H05132015 A JPH05132015 A JP H05132015A JP 28807091 A JP28807091 A JP 28807091A JP 28807091 A JP28807091 A JP 28807091A JP H05132015 A JPH05132015 A JP H05132015A
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JP
Japan
Prior art keywords
flap
pressing
mouth
packaging case
bending
Prior art date
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Application number
JP28807091A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Takamura
佳幸 高村
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Fuji Pack System Ltd
Original Assignee
Fuji Pack System Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05132015A publication Critical patent/JPH05132015A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 まず、前側のフラップ8aが折曲げ部材14
7に当接してケース本体2の口部3側へ折曲げられると
ともに、押圧部材154,155がその回転に伴い後側
のフラップ8bに当接して同フラップも口部3に向けて
折曲げられる。包装ケース1の搬送に伴い各フラップは
口部3の外側から口部3付近まで折曲げられ、その折曲
げ位置が保持された状態となる。次に、各押圧回転体1
43,144,145,146の弾性押圧部材150が
フラップに当接してフラップが口部3の内側へ大きく折
曲げられる。フラップはその弾性により口部3付近まで
戻るが、その状態は各押圧回転体から離れても維持され
る。これらのフラップ折曲手段はケース本体2の長さ、
幅、高さに合わせて調節可能になっている。 【効果】 ケース本体2の口部3に対しフラップを確実
に折曲できるとともに、包装ケース1のサイズの変更に
応じて前記フラップ折曲手段を調節できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は筒状のケース本体の両
口部でそれぞれ一対のフラップを相対向して設けた包装
ケースを搬送する途中で、その口部に対し両フラップを
折り曲げて閉塞する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置を備えた包装機は、
カートン等の包装ケース用として種々提供されている。
この包装機においては、口部から突出する両フラップを
口部の外側から折曲部材により押さえて口部付近まで折
り線に沿って折り曲げるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フラップか
ら折曲部材を離すと、フラップがその弾性により開いて
しまう問題があった。
【0004】特に、包装ケースがプラスチック製のもの
である場合には、その欠点が顕著である。そのため、現
在、プラスチックからなるフラップ付き包装ケースによ
り物品を自動包装する場合には、折り易い特殊な罫線を
有する包装ケースについてのみ、従来のカートン包装機
を利用しているが、その他のものについては通常手作業
で行っているため、その折曲作業が大変面倒であった。
【0005】そこで、本出願人は特願平2−26193
0号として包装ケースのフラップ折曲装置を提供してい
るが、本発明は同装置のフラップ折曲手段をさらに改良
してケース本体の口部に対する両フラップの折曲をより
一層確実に行うことを目的としている。又、本発明は包
装ケースのサイズの変更に応じてフラップ折曲手段を調
節できるようにすることも目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る包装ケース
のフラップ折曲装置K1 は、後記する実施例の図面中、
特に図1,14と図2〜5と図6〜13に示すように、
筒状のケース本体2の両口部3でそれぞれ搬送方向Pに
沿うように相対向して折り曲げ可能な前後一対のフラッ
プ8a,8bを設けた包装ケース1を搬送する包装ケー
ス搬送装置Bと、両口部3から突出する各フラップ8
a,8bを口部3の外側から口部3付近まで折り曲げる
フラップ折曲げ部154,155,147と、両口部3
付近まで折り曲げた各フラップ8a,8bをさらに口部
3の内側へ折り曲げるフラップ矯正部143,144,
145,146とを備えている。
【0007】前記フラップ矯正部にあっては、前記両口
部3でそれぞれ前後両フラップ8a,8bに対応して前
後一対の押圧回転体144,143,146,145を
回転可能に設け、この各押圧回転体143,144,1
45,146にはフラップ8a,8bの折り曲げ抵抗に
応じて互いに独立して動く複数の弾性押圧部材150を
その回転中心Mに沿って並設している。
【0008】フラップ折曲げ部にあっては、前後両フラ
ップ8a,8bのうち、後側のフラップ8bの移動軌跡
を通るように搬送方向Pに対し直交する中心M回りで回
転可能な押圧部材154,155と、前側のフラップ8
aが当接する折曲げ部材147とを備えている。
【0009】前記包装ケース搬送装置Bの一側に固定台
板132を設けるとともに、その他側にはこの固定台板
132に対し接近離間可能な可動台板34を設け、この
両台板132,34上にプレート137,138を上下
動可能に支持している。
【0010】前記両口部3のうち、一方の口部3に対応
するフラップ折曲げ部154,147とフラップ矯正部
143,144とを、前記固定台板132のプレート1
37上に設置するとともに、他方の口部3に対応するフ
ラップ折曲げ部155,147とフラップ矯正部14
5,146とを、前記可動台板34のプレート138上
に設置している。
【0011】前記フラップ折曲げ部における両押圧部材
154,155とフラップ矯正部における後側の両押圧
回転体143,145とを駆動手段72に連動させると
ともに、前記フラップ矯正部における前側の両押圧回転
体144,146に駆動手段72を差動機構89を介し
て連動させてこの差動機構89の出力軸88の回転をこ
の前側の両押圧回転体144,146に伝達し、この差
動機構89に対しその出力軸88の回転を調節し得るよ
うに回転調節手段100を連動させている。
【0012】
【作用】まず、図1に示す包装ケース1のケース本体2
の長さL、幅W、高さHに合わせてこのフラップ折曲装
置K1 を調節する。
【0013】すなわち、可動台板34を固定台板132
に対し接近離間させると、その上にあるプレート13
8、前後両押圧回転体146,145、折曲げ部材14
7及び押圧部材155等が可動台板34と一体的に移動
し、固定台板132上の前後両押圧回転体144,14
3、折曲げ部材147及び押圧部材154等に対し接近
離間してケース本体2の長さLに合わせて設定される。
【0014】又、後側の両押圧回転体143,145に
おいては、駆動手段72のみにより回転するため、包装
ケース搬送装置Bに対する回転タイミングは変更されな
いが、前側の両押圧回転体144,146においては、
差動機構89の働きにより、この回転タイミングがケー
ス本体2の幅Wに合わせて設定される。
【0015】さらに、両台板132,34上で両プレー
ト137,138を上下動させると、それらの上にある
各押圧回転体143,144,145,146、折曲部
材147及び各押圧部材154,155等が両プレート
137,138と一体的に上下動してケース本体2の高
さHに合わせて設定される。
【0016】その後、図1に示すように開口された包装
ケース1がフラップ折曲装置K1 に搬送されると、図1
2に示すように、前側のフラップ8aが折曲げ部材14
7に当接してケース本体2の口部3側へ折曲げられ始め
るとともに、押圧部材154,155がその回転に伴い
後側のフラップ8bに当接して同フラップ8も口部3に
向けて折曲げられ始める。包装ケース1の搬送に伴い各
フラップ8a,8bは口部3の外側から口部3付近まで
折曲げられ、その折曲げ位置が保持された状態となる。
【0017】次に、図7に示すように、各押圧回転体1
43,144,145,146の弾性押圧部材150が
フラップ8a,8bに当接してフラップ8a,8bが口
部3の内側へ大きく折曲げられる。この時、各押圧部材
150は包装ケース1に対する抵抗力によりその弾性力
に抗して回動する。そして、図13に示すように、各押
圧部材150がフラップ8a,8bを圧接しながら同フ
ラップ8a,8bから離れると、図14に示すように、
フラップ8a,8bはその弾性により口部3付近まで戻
るが、その状態は各押圧回転体143,144,14
5,146から離れても維持される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1に示すように、本実施例の包装機に使用さ
れる包装ケース1はプラスチックからなり、開いた状態
で左右両側に口部3を有するケース本体2は上壁2aと
前壁2bと下壁2cと後壁2dとから直方体形状をな
し、各壁2a,2b,2c,2d間には折り線4,5,
6,7が左右両口部3間にわたり形成されている。両口
部3において前後両壁2b,2dには内側フラップ8
a,8bが折り線9を介して一体形成され、この各内側
フラップ8a,8bは前後両壁2b,2dに対し面一と
なるように延設されている。又、両口部3において上壁
2aには外側フラップ10が折り線11を介して一体形
成され、この各外側フラップ10は上壁2aに対し面一
となるように延設されている。各外側フラップ10には
差込み部10aが折り線11aに沿って形成されてい
る。
【0019】このような包装ケース1は包装前にケース
本体2の一部の折り線5,7で平坦状に折り畳まれ、図
2の想像線で示す包装ケース開口装置Aに収納されるよ
うになっている。そして、包装ケース1はこの開口装置
Aにより図1の状態に開口されて包装ケース搬送装置B
上に載せられるようになっている。
【0020】まず、包装ケース搬送装置Bについて詳述
する。図2に示すように機枠12の後端部に取着された
支軸13においてその軸線方向に沿う左右両側でそれぞ
れ一対の従動側スプロケット14,15及び従動側スプ
ロケット16,17が取付けられている。左側の両スプ
ロケット14,15は支軸13に対し回転可能にかつ支
軸13の軸線方向へ移動可能に支持されている。又、右
側の両スプロケット16,17は支軸13に対し回転可
能に支持され、支軸13の軸線方向へは移動しないよう
になっている。一方、機枠12の前端部に支持された回
転駆動軸18においてその軸線方向に沿う左右両側にそ
れぞれ一対の駆動側スプロケット19,20及び駆動側
スプロケット21,22が取付けられている。左側の両
スプロケット19,20は回転駆動軸18に対し一体回
転可能にかつ回転駆動軸18の軸線方向へ移動可能に支
持されている。又、右側の両スプロケット21,22は
回転駆動軸18に対し一体回転可能に支持され、回転駆
動軸18の軸線方向へは移動しないようになっている。
そして、従動側の各スプロケット14,15,16,1
7と駆動側の各スプロケット19,20,21,22と
の間には無端状回転索としての各搬送チェーン23,2
4,25,26が左右両側で一対ずつ互いに平行に巻掛
けられている。
【0021】図2及び図7に示すように、前記各搬送チ
ェーン23,24,25,26のうち、内側の両搬送チ
ェーン24,26には複数の搬送部28,30が等間隔
で取着されているとともに、外側の両搬送チェーン2
3,25にはこの搬送部28,30と同数の挾持部2
7,29が搬送部28,30に対し前方へ離れた位置で
等間隔に取着され、この両搬送部28,30と両挾持部
27,29とにより一組の包装ケース位置決め部31と
なっている。
【0022】なお、図2の想像線で示すように、前記包
装ケース搬送装置Bの後部にある物品供給領域Sでその
右側に沿って第1の物品搬送装置C1が並設されている
とともに、この第1の物品搬送装置C1の右側に隣接し
て第2の物品搬送装置C2が設けられている。又、図2
の想像線で示すように、包装ケース搬送装置Bの物品供
給領域Sに対応して第1及び第2の物品搬送装置C1,
C2の上方で物品押込み装置Dが設けられている。さら
に、図2の想像線で示すように、包装ケース搬送装置B
の物品供給領域Sの左右両側のうち第1の物品搬送装置
C1の反対側で物品受け装置Eが並設されている。
【0023】一方、図2の想像線で示すように、機枠1
2の前部には図6に示すフラップ折曲装置Kが設けられ
ている。同装置Kについては後述する。次に、図2,3
に示す前記包装ケース搬送装置Bの包装ケース長さ用調
節機構Fについて詳述する。
【0024】図2及び図7,8に示すように、前記フラ
ップ折曲装置Kにおいて前後一対の雄ねじ棒33,32
が機枠12に対し回転可能に支持され、この両雄ねじ棒
32,33間の左側で可動台板34が両雄ねじ棒32,
33に螺合されている。前記包装ケース搬送装置Bの支
軸13及び回転駆動軸18に隣接して雄ねじ棒35,3
6が機枠12に対し回転可能に支持され、両雄ねじ棒3
5,36にそれぞれブラケット37,38が螺合されて
いる。
【0025】包装ケース搬送装置Bにおいて、雄ねじ棒
35上のブラケット37は支軸13上の両スプロケット
14,15に連結されているとともに、雄ねじ棒36上
のブラケット38は回転駆動軸18上の両スプロケット
19,20に連結され、図示しない搬送チェーン受けレ
ールによりこの両ブラケット37,38が互いに連結さ
れている。
【0026】機枠12内において包装ケース長さ用調節
モータ39が設置されている。その出力軸39a上にあ
る両スプロケット40,41のうち一方のスプロケット
40の回転は、機枠12の内側でスプロケット42、ス
プロケット43及びチェーン44を介してスプロケット
45に伝達され、さらに機枠12の外側でスプロケット
46、スプロケット47、スプロケット48、スプロケ
ット54、スプロケット50、スプロケット51及びチ
ェーン52を介して雄ねじ棒35上のスプロケット53
及び雄ねじ棒32上のスプロケット49に伝達されるよ
うになっている。出力軸39a上の他方のスプロケット
41の回転は、機枠12の外側でチェーン55を介して
スプロケット56aに伝達され、さらにこれと同軸上の
スプロケット56bからスプロケット57、スプロケッ
ト58、スプロケット59、スプロケット60、スプロ
ケット61、スプロケット62、スプロケット63、ス
プロケット64及びチェーン65を介して雄ねじ棒36
上のスプロケット66に伝達されるようになっている。
【0027】前記包装ケース長さ用調節モータ39の出
力軸39a付近で機枠12上のブラケット67にポテン
ショメータ68が取着され、出力軸39aの回転はギア
69,70を介してこのポテンショメータ68に伝達さ
れるようになっている。このポテンショメータ68はコ
ントローラ71に接続され、コントローラ71はこのポ
テンショメータ68からの入力信号に基づきこのモータ
39を制御するようになっている。
【0028】次に、図4,5に示す前記各装置B,C
1,C2,D,Kの駆動機構Gをその一部である包装ケ
ース幅用調節機構とともに詳述する。機枠12内に駆動
モータ72が設置されている。その出力軸72aの回転
はスプロケット73、チェーン74及びスプロケット7
5を介して回転軸76に伝達され、さらに機枠12の外
側でこの回転軸76上にある両スプロケット77,78
のうち一方のスプロケット78、チェーン79及びスプ
ロケット80を介して前記包装ケース搬送装置Bの回転
駆動軸18に伝達されるようになっている。又、出力軸
72aの回転は機枠12の外側で前記回転軸76上の他
方のスプロケット77、チェーン81及びスプロケット
82を介して前記物品搬送装置C1,C2の回転駆動軸
331に伝達されるようになっている。
【0029】前記包装ケース搬送装置Bの回転駆動軸1
8に隣接して機枠12に制御用回転軸83が支持されて
いる。この回転駆動軸18に対し回転可能に支持された
スプロケット21に隣接して同軸18上でギア84がこ
のスプロケット21と一体回転可能に連結されていると
ともに、この制御用回転軸83に対しギア85が一体回
転可能に支持され、この両ギア84,85が互いに噛み
合わされている。又、この回転駆動軸18に対し回転可
能に支持されたスプロケット19に隣接して同軸18上
でギア86がこのスプロケット19に連結されていると
ともに、制御用回転軸83に対しギア87が一体回転可
能に支持され、この両ギア86,87が互いに噛み合わ
されている。ブラケット38内にある回転駆動軸18上
の両スプロケット19,20及びギア86と制御用回転
軸83上のギア87はブラケット38とともに両軸1
8,83に沿って移動し得るようになっている。
【0030】なお、前記物品搬送装置C1,C2の回転
駆動軸331に隣接して機枠12に制御用回転軸332
が支持されている。機枠12内に支持された出力軸88
上には第1の差動歯車機構89が設けられている。この
差動歯車機構89においては、出力軸88の軸線方向に
対し直交するように同軸88に挿着された連結軸90の
両端部にそれぞれ傘歯車91が回転可能に支持され、こ
の連結軸90の両側で出力軸88に対しそれぞれ傘歯車
92,93が回転可能に支持されて、連結軸90上の傘
歯車91に噛み合わされている。
【0031】又、この第1の差動歯車機構89に隣接し
て、機枠12内に出力軸94が支持され、この出力軸9
4上に第2の差動歯車機構95が設けられている。この
作動歯車機構95においては、出力軸94の軸線方向に
対し直交するように同軸94に挿着された連結軸96の
両端部にそれぞれ傘歯車97が回転可能に支持され、こ
の連結軸96の両側で出力軸94上にそれぞれ傘歯車9
8,99が回転可能に支持されて、連結軸96上の両傘
歯車97に噛み合わされている。
【0032】第2の差動歯車機構95に隣接して機枠1
2内には回転調節手段としての包装ケース幅用調節モー
タ100が設置されている。第2の差動歯車機構95に
おいてその出力軸94に一対のスプロケット101,1
02が回転可能に支持されて傘歯車99に対し一体回転
可能に連結されている。このモータ100の出力軸10
0aの回転はスプロケット103及びチェーン104を
介してスプロケット101に伝達されるようになってい
る。前記第1の差動歯車機構89においてその出力軸8
8にスプロケット105が回転可能に支持されて傘歯車
93に対し一体回転可能に連結されている。このモータ
100の出力軸100aの回転はスプロケット103、
チェーン104、スプロケット101、スプロケット1
02及びチェーン106を介してスプロケット105に
伝達されるようになっている。
【0033】第1の差動歯車機構89においてその出力
軸88にスプロケット107が回転可能に支持されて傘
歯車92に対し一体回転可能に連結されている。又、第
2の差動歯車機構95においてその回転軸94にスプロ
ケット108が回転可能に支持されて傘歯車98に対し
一体回転可能に連結されている。前記駆動モータ72の
回転が伝達される回転軸76には一対のスプロケット1
09,110が一体回転可能に支持され、一方のスプロ
ケット109の回転がチェーン111を介して第1の差
動歯車機構89側のスプロケット107に伝達されるよ
うになっているとともに、他方のスプロケット110の
回転がチェーン112を介して第2の差動歯車機構95
側のスプロケット108に伝達されるようになってい
る。
【0034】第1の差動歯車機構89の出力軸88の上
方で機枠12に回転軸113が支持され、この出力軸8
8の回転は一対のギア114a,114bを介して回転
軸113に伝達されるようになっている。機枠12の外
側でこの回転軸113に一対のスプロケット115,1
16が一体回転可能に支持されている。機枠12の後端
部にある制御用回転軸83には機枠12の外側でスプロ
ケット117が一体回転可能に支持され、前記回転軸1
13上の両スプロケット115,116のうち一方のス
プロケット115の回転がチェーン118を介してこの
スプロケット117に伝達されるようになっている。前
記物品搬送装置C1,C2にある制御用回転軸332に
は機枠12の外側でスプロケット119が一体回転可能
に支持され、前記回転軸113上の他方のスプロケット
116の回転がチェーン120を介してこのスプロケッ
ト119に伝達されるようになっている。
【0035】第2の差動歯車機構95の出力軸94には
スプロケット121が一体回転可能に支持されていると
ともに、図5に示すように前記物品差し込み装置D及び
物品受け装置Eにある回転駆動軸333にはスプロケッ
ト122が一体回転可能に支持され、このスプロケット
121の回転がチェーン123を介してスプロケット1
22に伝達されるようになっている。
【0036】機枠12の前端部にある回転駆動軸18及
び制御用回転軸83付近において機枠12の外側にある
両ブラケット124,125にそれぞれエンコーダ12
6,127が取着され、回転駆動軸18の回転が両ギア
128,129を介して一方のエンコーダ126に伝達
されるようになっているとともに、制御用回転軸83の
回転が両ギア130,131を介して他方のエンコーダ
127に伝達されるようになっている。この両エンコー
ダ126,127はコントローラ71に接続され、コン
トローラ71はこの両エンコーダ126,127からの
入力信号に基づき前記包装ケース幅用調節モータ100
を制御するようになっている。
【0037】次に、フラップ折曲装置Kについて詳述す
る。同装置Kは図6から図13に示す内側フラップ折曲
装置K1 と、図6及び図15から図20に示す外側フラ
ップ折曲装置K2 とからなる。
【0038】まず、内側フラップ折曲装置K1 について
詳述する。図2に示す前記包装ケース長さ用調節機構F
において既に説明したように、機枠12の前後方向中央
部に前後一対の雄ねじ棒33,32が回転可能に支持さ
れ、この両雄ねじ棒32,33に可動台板34が螺合さ
れている。この可動台板34とは反対側になる機枠12
の内側に固定台板132が両雄ねじ棒32,33の上方
で可動台板34に対し相対向して取着されている。この
両台板34,132上にはそれぞれ前後一対ずつの雄ね
じ棒134,133,136,135が回転可能に立設
され、固定台板132上の両雄ねじ棒133,134及
び可動台板34上の両雄ねじ棒135,136にはそれ
ぞれプレート137,138が螺合され、各雄ねじ棒1
33,134,135,136の回転により両プレート
137,138が上下動するようになっている。両台板
132,34上にはそれぞれ前後一対の回転軸140,
139,142,141が前記各雄ねじ棒133,13
4,135,136の内側で回転可能に立設され、両プ
レート137,138に対し回転可能に挿通されてい
る。固定台板132側のプレート137上に突出する両
回転軸139,140と、可動台板34側のプレート1
38上に突出する両回転軸141,142とにはそれぞ
れ押圧回転体143,144,145,146が一体回
転可能に挿嵌され、この各押圧回転体143,144,
145,146は各プレート137,138上に回転可
能に支持されて各プレート137,138とともに各回
転軸139,140,141,142に対しその軸線方
向へ上下動可能になっている。
【0039】この各押圧回転体143,144,14
5,146においては、図10及び図11に示すよう
に、胴部147の中心部に支持孔147aが形成されて
いるとともに、胴部147の外周に凹部148が中心M
に沿って延びるように両端面間にわたり形成され、前記
各回転軸139,140,141,142がこの支持孔
147aに挿嵌されるようになっている。凹部148内
の一側には支軸149が胴部147の中心に沿って延び
るように取着され、凹部148内でこの支軸149に対
し複数の押圧板150が胴部147の中心Mに対し直交
する平面上で一定角度範囲回動可能に支持されて同中心
Mに沿う方向へ並設されている。凹部148内で各押圧
板150は圧縮コイルばね151により付勢され、その
弾性力により各押圧板150の押圧部150aが胴部1
47の外周から突出して静止している。
【0040】特にこれらの押圧板150は互いに独立し
て回動可能になっている。そして、各押圧回転体14
3,144,145,146は前記包装ケース搬送装置
Bの各位置決め部31に面して回転し、その回転に伴い
各押圧板150の押圧部150aが各位置決め部31の
左右両端部上を通るようになっている。その場合、後側
の両押圧回転体143,145についてはその各押圧板
150が各位置決め部31に面した時各位置決め部31
の移動方向Pに対し逆方向へ回転するとともに、前側の
両押圧回転体144,146についてはこの移動方向P
と同一方向へ回転するようになっている。
【0041】前記両台板132,34上には前記後側の
両回転体143,145の後方でこれに隣接して回転軸
152,153が立設され、前記両プレート137,1
38に挿嵌されている。この両プレート137,138
上で回転軸152,153には押圧レバー154,15
5が一体回転可能に支持され、プレート137,138
とともに回転軸152,153に対し上下動可能になっ
ている。両押圧レバー154,155は両プレート13
7,138から後方へ延設され、その先端部に押圧板1
54a,155aが取着されている。
【0042】両台板132,34上で回転軸152,1
53には長孔156a,157aを有する連動レバー1
56,157が一体回転可能に支持され、前記両押圧レ
バー154,155の真下で後方へ延設されている。両
台板132,34上の回転軸158,159には駆動リ
ンク160,161が一体回転可能に支持され、その先
端部に取着された連動ピン160a,161aが前記連
動レバー156,157の長孔156a,157aに係
入されている。駆動リンク160,161が回転する
と、連動ピン160a,161a及び長孔156a,1
57aを介して連動レバー156,157が一定角度範
囲揺動し、さらに回転軸152,153を介して押圧レ
バー154,155も揺動する。その場合、早戻り機構
により、押圧レバー154,155の押圧板154a,
155aが前記包装ケース搬送装置Bの各位置決め部3
1に対し接近する回転速度よりも、各位置決め部31か
ら離れる回転速度が大きくなっている。
【0043】両台板132,34の下方の両雄ねじ棒3
2,33間において機枠12には前記後側の両押圧回転
体143,145を回転させるための回転駆動軸162
と、前記前側の両押圧回転体144,146を回転させ
るための制御用回転軸163と、前記両押圧レバー15
4,155を揺動させるための回転駆動軸164とが支
持されている。この各軸162,163,164の回転
はギア165,166、ギア167,168及びギア1
69,170を介して前記固定台板132上の各回転軸
139,140,158に伝達されるようになってい
る。可動台板34の下方において各軸162,163,
164にはギア171,173,175が一体回転可能
にかつ軸線方向へ移動可能に支持され、各ギア171,
173,175が可動台板34に取着されている。各軸
162,163,164の回転はギア171,172、
ギア173,174及びギア175,176を介して可
動台板34上の各回転軸141,142,159に伝達
されるようになっている。
【0044】図2及び図4に示すように前記包装ケース
搬送装置Bにおいて機枠12の前端部側にある回転駆動
軸18には機枠12の外側でスプロケット177が取着
され、その回転は図6及び図8に示すようにチェーン1
78、スプロケット179及びスプロケット180を介
して前記回転駆動軸162,164上のスプロケット1
81,182に伝達されるようになっている。
【0045】図4に示すように前記駆動機構Gにおいて
第1の差動歯車機構89の出力軸88に隣接して回転軸
183が機枠12に支持され、この回転軸183には機
枠12の外側でスプロケット184が取着されている。
出力軸88の回転はスプロケット185、チェーン18
6及びスプロケット187を介してこの回転軸183に
伝達され、さらに図6及び図8に示すように回転軸18
3上のスプロケット184の回転がチェーン188を介
して制御用回転軸163上のスプロケット189に伝達
されるようになっている。
【0046】図7に示すように前記両台板132,34
上には包装ケース高さ用調節モータ190,191が設
置され、図8に示すようにその出力軸190a,191
aの回転が両台板132,34の下側でスプロケット1
92,193、チェーン194,195を介して前記各
雄ねじ棒133,134,135,136上のスプロケ
ット196,197,198,199に伝達されるよう
になっている。これらのモータ190,191付近で両
台板132,34上にポテンショメータ200,201
が取着され、モータ190,191の出力軸190a,
191aの回転がギア202,203,204,205
を介してポテンショメータ200,201に伝達される
ようになっている。このポテンショメータ200,20
1はコントローラ71に接続され、コントローラ71は
このポテンショメータ200,201からの入力信号に
基づきこのモータ190,191を制御するようになっ
ている。
【0047】次に、図6及び図15から図20に示す外
側フラップ折曲装置K2 について詳述する。前記内側フ
ラップ折曲装置K1 より後方の左右両側及び前方の左右
両側で機枠12に雄ねじ棒206が回転可能に立設さ
れ、各雄ねじ棒206の上端部に支持枠207がその四
隅部207aで螺合されている。後側の両雄ねじ棒20
6付近及び前側の両雄ねじ棒206付近でそれぞれ機枠
12に回転軸208,209が支持され、その回転がギ
ア210,211を介して各雄ねじ棒206に伝達され
るようになっている。機枠12の外側には包装ケース高
さ用調節モータ212が取付けられ、その出力軸212
aの回転がスプロケット213、チェーン214及びス
プロケット215を介して両回転軸208,209上の
スプロケット216,217に伝達されるようになって
いる。このモータ212付近で機枠12上のブラケット
218にポテンショメータ219が取着され、出力軸2
12aの回転がギア220,221を介してこのポテン
ショメータ219に伝達されるようになっている。この
ポテンショメータ219はコントローラ71に接続さ
れ、コントローラ71はこのポテンショメータ219か
らの入力信号に基づきこのモータ212を制御するよう
になっている。
【0048】支持枠207の後端部に取着された支軸2
20においてその軸線方向に沿う左右両側で従動側のプ
ーリ221,222が取付けられている。左側のプーリ
221は支軸220に対し回転可能にかつ支軸220の
軸線方向へ移動可能に支持されている。又、右側のプー
リ222は支軸220に対し回転可能に支持され、支軸
220の軸線方向へは移動しないようになっている。一
方、支持枠207の前端部に支持された回転駆動軸22
3においてその軸線方向に沿う左右両側に駆動側のプー
リ224,225が取付けられている。左側のプーリ2
24は回転駆動軸223に対し一体回転可能にかつ回転
駆動軸223の軸線方向へ移動可能に支持されている。
又、右側のプーリ225は回転駆動軸223に対し一体
回転可能に支持され、回転駆動軸223の軸線方向へは
移動しないようになっている。そして、従動側の両プー
リ221,222と駆動側の両プーリ224,225と
の間には回転ベルト226,227がプーリ228を介
して互いに平行に巻掛けられている。この両回転ベルト
226,227は前記包装ケース搬送装置Bにおける各
搬送チェーン23,24,25,26の真上に位置する
とともに、図9に示すように、両回転ベルト226,2
27の後部が前記内側フラップ折曲装置K1の上方に位
置している。
【0049】支持枠207の後端部に雄ねじ棒229が
回転可能に支持され、この雄ねじ棒229にブラケット
230が螺合されているとともに、このブラケット23
0に前記従動側のプーリ221が連結されている。又、
支持枠207の前部には前後一対の雄ねじ棒232,2
31が回転可能に支持され、この両雄ねじ棒231,2
32に可動枠233が螺合されて両雄ねじ棒231,2
32間に架設されているとともに、この可動枠233の
前端部に前記駆動側のプーリ224が連結されている。
【0050】前記可動枠233の後端部にはブラケット
234が取着され、このブラケット234に外側フラッ
プ10の差込み部10aの折曲げ手段235が設けられ
ている。図18に示すように、このブラケット234に
は互いに平行な一対のガイド棒236が内側へ水平に延
びるように取着され、この両ガイド棒236に可動体2
37が挿嵌されてその軸線方向へ移動可能に支持されて
いる。この両ガイド棒236の下方でブラケット234
及び支持枠207に回転軸238が支持され、この回転
軸238が可動体237に対し回転可能に挿嵌されてこ
の可動体237が回転軸238の軸線に沿って移動可能
になっている。この可動体237の内側において上側の
挾持ローラ239が回転軸238に対し一体回転可能に
かつその軸線方向へ移動可能に支持されている。同じく
この可動体237の内側において下側の挾持ローラ24
0が支軸241上に対し回転可能に支持されている。上
側の挾持ローラ239の外周には凹条239aが形成さ
れているとともに、下側の挾持ローラ240の外周には
凸条240aが形成され、それらが互いに嵌合されてい
る。
【0051】前記可動枠233のブラケット234の外
側にチューブ242の両端部が上下両取付部245,2
46で取着され、このチューブ242内に連動索として
のワイヤ243が挿通されている。このワイヤ243の
一端部はブラケット234上の滑車244を介して可動
体237の外側に連結されている。チューブ242の下
側取付部246が延びるワイヤ243の他端部は前記内
側フラップ折曲装置K 1 の可動台板34上に連結されて
いる。可動体237の外側とブラケット234との間で
両ガイド棒236の外周に圧縮コイルばね247が巻装
され、その弾性力により可動体237が両ガイド棒23
6及び回転軸238に沿って内側へ移動し、その移動に
伴いワイヤ243の一端部も内側へ引かれるようになっ
ている。
【0052】このような差込部折曲げ手段235に対し
反対側になる支持枠207上にもこれとほぼ同一構造の
差込部折曲げ手段248が設けられている。すなわち、
この差込部折曲げ手段248はガイド棒249と可動体
250と回転軸251と上側の挾持ローラ252とその
凹条252aと下側の挾持ローラ253とその凸条25
3aと支軸254とチューブ255とその上下両取付部
257,258と連動索としてのワイヤ256と滑車2
44と圧縮コイルばね259とからなり、圧縮コイルば
ね259が可動体250と支持枠207との間で両ガイ
ド棒249の外周に嵌挿されている点や、ワイヤ256
の他端部が機枠12側の固定台板132に連結されてい
る点で異なる。
【0053】図19に示すように、前記差込部折曲げ手
段235の前方で可動台板34の前部に取付板260が
取着されているとともに、前記差込部折曲げ手段248
の前方で機枠12の内側に取付板261が取着され、こ
の両取付板260,261上に外側フラップ折曲げ手段
262,263が設けられている。この外側フラップ折
曲げ手段262,263においては、取付板260,2
61上にガイド板264,265が前記包装ケース搬送
装置Bの搬送チェーン23,24,25,26に隣接し
て取着され、このガイド板264,265上にガイド棒
266,267がその前端部で取着されて後方へ延設さ
れている。この両ガイド棒266,267はその後端部
から前端部に向かうに従い互いに接近するとともに下方
へ延びるように傾斜している。図20に示すように、前
記外側フラップ折曲げ手段262の前方で可動枠233
や支持枠207に外側フラップ矯正手段268が設けら
れているとともに、前記外側フラップ折曲げ手段263
の前方で取付板270や支持枠207に外側フラップ矯
正手段269が設けられている。可動枠233及び取付
板270に鉛直方向へ延びる回転軸271,272が支
持され、可動枠233及び取付板270の下側で回転軸
271,272に対し円柱状の回転体273,274が
一体回転可能に取着されているとともに、この回転体2
73,274上でプーリ275,276が一体回転可能
に取着されている。可動枠233及び取付板270上に
はレバー277,278が回動可能に支持され、その先
端部下側で支持された回転軸279,280に対し押圧
ローラ281,282が前記回転ベルト226,227
に隣接して一体回転可能に取着されている。この押圧ロ
ーラ281,282上で回転軸279,280にプーリ
283,284が一体回転可能に取着され、このプーリ
283,284と前記回転体273,274上のプーリ
275,276との間に丸ベルト285,286が巻き
掛けられている。可動枠233及び取付板270上のピ
ン287,288とレバー277,278上のピン28
9,290との間に引張コイルばね291,292が連
結され、その弾性力によりレバー277,278が回動
してレバー277,278上のピン289,290が可
動枠233及び取付板270上のストッパ293,29
4に当接したところで停止するようになっている。前記
両押圧ローラ281,282の上方で機枠12に回転軸
295が支持され、その左右両側に円形状の押圧板29
6,297が取着されている。この押圧板296,29
7の下端部と前記押圧ローラ281,282の内端部と
は若干の間隙をおいて近接している。
【0054】前記両回転体273,274の上方で機枠
12に回転軸298が支持され、この回転軸298の回
転がギヤ299,300,301,302を介して前記
回転体273,274の回転軸271,272に伝達さ
れるようになっている。そして、前記包装ケース搬送装
置Bにおける回転駆動軸18の回転は機枠12の外側で
スプロケット303、チェーン304、取付板305上
のスプロケット306及びスプロケット307、チェー
ン308及びテンションスプロケット309を介して両
回転ベルト226,227の回転駆動軸223上のスプ
ロケット310に伝達されるようになっている。さら
に、この回転駆動軸223の回転はスプロケット311
及びチェーン312を介して前記両回転軸295,29
8上のスプロケット313,314に伝達されるように
なっている。又、回転駆動軸298の回転はその左右両
側のスプロケット315,316及びチェーン317,
318を介して前記差込部折曲げ手段235,248の
回転軸238,251上のスプロケット319,320
に伝達されるようになっている。なお,この回転軸23
8,251の回転を下側の挾持ローラ240,253の
支軸241,254に伝えてもよい。
【0055】一方、前記包装ケース長さ用調節機構Fの
雄ねじ棒36の回転はスプロケット321、チェーン3
22a及びチェーン322bを介して支持枠207の外
側で雄ねじ棒232上のスプロケット323に伝達され
るようになっている。なお、このチェーン322aとチ
ェーン322bとの間の連動については省略する。さら
に、支持枠207の外側でこの雄ねじ棒232の回転は
スプロケット324、チェーン325、スプロケット3
26、スプロケット327,スプロケット328及びス
プロケット329を介して雄ねじ棒231上のスプロケ
ット330と雄ねじ棒229上のスプロケット331に
伝達されるようになっている。
【0056】次に、このように構成された包装機の作用
を詳述する。まず、図1に示す包装ケース1のサイズに
合わせて前記各装置B,K1 ,K2 を調節する。
【0057】図2に示すように、コントーローラ71に
ケース本体2の長さLに関する信号を入力すると、包装
ケース長さ用調節モータ39の回転がチェーン44及び
チェーン52により包装ケース搬送装置Bの後側の雄ね
じ棒35と内側フラップ折曲装置K1 の後側の雄ねじ棒
32に伝達されるとともに、チェーン55及びチェーン
65により包装ケース搬送装置Bの前側の雄ねじ棒36
と内側フラップ折曲装置K1 の前側の雄ねじ棒33に伝
達され、さらにこの雄ねじ棒36の回転がチェーン32
2a、チェーン322b及びチェーン325により外側
フラップ折曲装置K2 の各雄ねじ棒229,231,2
32に伝達されるようになっている。そして、その回転
により、包装ケース搬送装置Bの前後両ブラケット3
8,37と内側フラップ折曲装置K1 の可動台板34と
外側フラップ折曲装置K2 の可動枠233とが各雄ねじ
棒35,36,32,33,229,231,232に
沿って移動する。
【0058】その移動に伴い、包装ケース搬送装置Bに
おいては、後側の雄ねじ棒35上のブラケット37内の
両スプロケット14,15が支軸13に沿って移動する
とともに、前側の雄ねじ棒36上のブラケット38内の
両スプロケット19,20及び両ギヤ86,87が回転
駆動軸18及び制御用回転軸83に沿って移動する。
又、内側フラップ折曲装置K1 においては、可動台板3
4上にあるプレート138、前後両押圧回転体146,
155、押圧レバー155、連動レバー157、駆動リ
ンク161、包装ケース高さ用調節モータ191及びポ
テンショメータ201等の部品が可動台板34と一体的
に移動する。また、外側フラップ折曲装置K2 において
は、可動枠233上にある差込部折曲げ手段235の上
下両挾持ローラ239,240等や外側フラップ折曲げ
手段262のガイド棒266等や外側フラップ矯正手段
268の押圧ローラ281及び押圧板296等が可動枠
233と一体的に移動するととももに、可動枠233上
の駆動側プーリ224やブラケット230上の従動側プ
ーリ221や回転ベルト226等が可動枠233やブラ
ケット230と一体的に支軸220、回転駆動軸223
及び両回転軸295,298に沿って移動する。
【0059】そして、包装ケース長さ用調節モータ39
の回転を検出するポテンショメータ68からコントロー
ラ71にその検出信号が入力される。この入力信号とケ
ース本体2の長さLに基づく記憶データとが一致する
と、コントローラ71は包装ケース長さ用調節モータ3
9を停止させる。従って、図2及び図7に示すように、
両搬送チェーン23,24上の挾持部27及び搬送部2
8が両搬送チェーン25,26上の挾持部29及び搬送
部30に対し接近離間し、各包装ケース位置決め部31
において両挾持部27,29及び両搬送部28,30が
ケース本体2の長さLに合わせて設定される。又、内側
フラップ折曲装置K1 において可動台板34上の両押圧
回転体145,146及び押圧レバー155等が固定台
板132上の両押圧回転体143,144及び押圧レバ
ー154に対し接近離間するとともに、外側フラップ折
曲装置K2 において可動枠233上の差込部折曲げ手段
235,外側フラップ折曲げ手段262,外側フラップ
矯正手段268等及び回転ベルト226が固定側の差込
部折曲げ手段248,外側フラップ折曲げ手段263,
外側フラップ矯正手段269等及び回転ベルト227に
対し接近離間し、それらがケース本体2の長さLに合わ
せて設定される。
【0060】一方、駆動モータ72の回転はチェーン7
4及びチェーン79により包装ケース搬送装置Bの回転
駆動軸18に伝達され、内側の両搬送チェーン24,2
6が回転する。又、駆動モータ72の回転はチェーン7
4、チェーン111、第1の差動歯車機構89の傘歯車
92,93を介して出力軸88に伝達され、さらにチェ
ーン118を介して制御用回転軸83に伝達される。こ
の回転軸83の回転はギア85,87,84,86を介
してスプロケット21,19に伝達され、外側の両搬送
チェーン23,25が回転する。
【0061】図4に示すように、コントローラ71にケ
ース本体2の幅Wに関する信号(幅の変化寸法)を入力
すると、包装ケース幅用調節モータ100の回転がチェ
ーン104、チェーン106、第1の差動歯車機構89
の傘歯車93,91を介して出力軸88に伝達される。
この場合、第1の差動歯車機構89の働きにより、駆動
モータ72に連動して回転する出力軸88の回転数は包
装ケース幅用調節モータ100の回転数に応じて変化す
るため、駆動モータ72のみにより回転する内側の両搬
送チェーン24,26に対し、外側の両搬送チェーン2
3,25が相対回転する。
【0062】回転駆動軸18及び制御用回転軸83の回
転はそれぞれ両エンコーダ126,127に伝達され、
それらの検出信号がコントローラ71に入力される。両
エンコーダ126,127の検出データの差とケース本
体2の幅Wに基づく記憶データとが一致した時、コント
ローラ71は包装ケース幅用調節モータ100を停止さ
せる。従って、図2及び図7に示すように、外側の両搬
送チェーン23,25上の挾持部27,29が内側の両
搬送チェーン24,26上の両搬送部28,30に対し
接近離間し、各包装ケース位置決め部31においてその
両挾持部27,29及び両搬送部28,30がケース本
体2の幅Wに応じて設定される。
【0063】又、前記駆動モータ72に連動する回転駆
動軸18の回転はチェーン178を介して内側フラップ
折曲装置K1 における両回転駆動軸162,164に伝
達され、その回転により後側の両押圧回転体143,1
45が回転するとともに、両駆動リンク160,161
を介して両押圧レバー154,155が回転する。前述
した第1の差動歯車機構89の出力軸88の回転はチェ
ーン186、回転軸183及びチェーン188を介して
内側フラップ折曲装置K1 における制御用回転軸163
に伝達され、この回転により前側の両押圧回転体14
4,146が回転する。後側の両押圧回転体143,1
45においては、駆動モータ72のみにより回転するた
め、前記包装ケース搬送装置Bの各搬送チェーン23,
24,25,26に対する回転タイミングは変更されな
いが、前側の両押圧回転体144,146においては、
第1の差動歯車機構89の働きにより、この回転タイミ
ングがケース本体2の幅Wに合わせて設定される。
【0064】さらに、図6及び図7に示すようにコント
ローラ71にケース本体2の高さHに関する信号を入力
すると、内側フラップ折曲装置K1 においては、包装ケ
ース高さ用調節モータ190,191の回転がチェーン
194,195を介して各雄ねじ棒133,134,1
35,136に伝達され、両プレート137,138上
の各押圧回転体143,144,145,146及び各
押圧レバー154,155等が上下動する。又、外側フ
ラップ折曲装置K2においては、包装ケース高さ用調節
モータ212の回転がチェーン214及び両回転軸20
8,209を介して各雄ねじ棒206に伝達され、支持
枠207の全体が上下動する。
【0065】そして、それぞれの包装ケース高さ用調節
モータ190,191,212の回転を検出するポテン
ショメータ200,201,219からコントローラ7
1にその検出信号が入力される。この入力信号とケース
本体2の高さHに基づく記憶データとが一致すると、コ
ントローラ71は包装ケース高さ用調節モータ190,
191,212を停止させる。従って、内側フラップ折
曲装置K1 における各押圧回転体143,144,14
5,146及び各押圧レバー154,155と、外側フ
ラップ折曲装置K2 における各手段235,248,2
62,263,268,269及び回転ベルト226,
227とがケース本体2の高さHに合わせて設定され
る。
【0066】ところで、外側フラップ折曲装置K2 の差
込部折曲げ手段235,248においては、図18に示
すように、ケース本体2の高さHが変わると外側フラッ
プ10も同様に変わり、その外側フラップ10が水平状
態になるため、左右両挾持ローラ239,252間の間
隔も変えなければならない。そこで、ワイヤ243,2
56を利用してその間隔調節を行なっている。
【0067】すなわち、内側フラップ折曲装置K1 の可
動台板34がL1だけ水平に内側へ移動すると、可動枠
233上のブラケット234とともに差込部折曲げ手段
235の全体がL1だけ可動台板34と同一向きに移動
する。逆に、可動台板34が水平に外側へ移動した場合
も同様である。又、支持枠207の全体が移動距離H1
だけ下動すると、左右の差込部折曲げ手段235,24
8の全体が下動する。この時、その上下移動距離H1だ
けワイヤ243,256に緩みが生じるが、可動体23
7,250及び挾持ローラ239,240,252,2
53が圧縮コイルばね247,259の弾性力により水
平に内側へH1だけ移動するため、その移動距離H1に
よりワイヤ243,256の緩みが吸収される。逆に、
支持枠207の全体が左右の差込部折曲げ手段235,
248の全体とともに上動すると、可動体237,25
0及び挾持ローラ239,240,252,253が圧
縮コイルばね247,259の弾性力に抗して水平に外
側へ移動する。従って、可動台板34とともに移動する
差込部折曲げ手段235では支持枠207の上下移動距
離H1と可動台板34の移動距離L1との和だけ変化
し、他方の差込部折曲げ手段248では支持枠207の
上下移動距離H1だけ変化する。
【0068】さて、包装ケース開口装置Aから包装ケー
ス搬送装置Bに供給された包装ケース1は図1に示すよ
うに開口され、各包装ケース位置決め部31でケース本
体2の下壁2cが載せられてその両口部3が同位置決め
部31の両側の第1物品搬送装置C1及び物品受け装置
Eに面する。そして、包装ケース1はその四隅部で両搬
送部28,30と両挾持部27,29との間に挾持され
た状態で後方へ移送される。
【0069】第2の物品搬送装置C2上に物品(図示せ
ず)を載せると、物品が物品押込み装置Dに向けて移送
される。そして、物品は包装ケース搬送装置Bの包装ケ
ース位置決め部31上にあるケース本体2内に一方の口
部3から押込まれる。この時、ケース本体2の他方の口
部3では物品受け装置Eにより包装ケース1内の物品が
落ちるのを防止する。このようにして物品が供給された
包装ケース1はフラップ折曲装置Kに移送される。
【0070】次に、フラップ折曲装置Kの作用について
詳述する。まず、包装ケース1はその上方から回転ベル
ト226,227により押さえられた状態で内側フラッ
プ折曲装置K1 に搬送される。
【0071】そして、図12に示すように、前側の内側
フラップ8aが後側の押圧回転体143,145の胴部
147(折曲げ部材)に当接してケース本体2の口部3
側へ折曲げられ始めるとともに、押圧レバー154,1
55の往復回転に伴いその押圧板154a,155aが
後側の内側フラップ8bに当接して同内側フラップ8b
も口部3に向けて折曲げられ始める。包装ケース1の搬
送に伴い各内側フラップ8a,8bは口部3の外側から
口部3付近まで折り線9に沿って折曲げられ、その折曲
げ位置が後側の押圧回転体143,145の胴部147
により保持された状態となる。
【0072】次に、図7に示すように、各押圧回転体1
43,144,145,146の押圧板150の押圧部
150aが内側フラップ8a,8bに当接して内側フラ
ップ8a,8bが口部3の内側へ大きく折曲げられる。
この時、各押圧板150は包装ケース1に対する抵抗力
により圧縮コイルばね151の弾性力に抗して回動す
る。そして、図13に示すように、各押圧板150が内
側フラップ8a,8bを圧接しながら同フラップ8a,
8bから離れると、図14に示すように、内側フラップ
8a,8bはその弾性により口部3付近まで戻るが、そ
の状態は各押圧回転体143,144,145,146
の胴部147から離れても維持される。
【0073】特に本実施例に係る内側フラップ折曲装置
1 においては、筒状のケース本体2の口部3に内側フ
ラップ8a,8bを設けた包装ケース1を搬送する途中
で、口部3から突出する内側フラップ8a,8bをまず
口部3の外側から後側の押圧回転体143,145の胴
部147及び押圧レバー154,155により口部3付
近まで折曲げ、さらに、この内側フラップ8a,8bを
各押圧回転体143,144,145,146の押圧板
150により口部3の内側へ大きく折曲げるので、折曲
げられた内側フラップ8a,8bが口部3の外側へ突出
する弾性を小さくするように矯正して、口部3付近に内
側フラップ8a,8bを確実に折曲げることができる。
【0074】この場合、各押圧回転体143,144,
145,146の各押圧板150はその回転中心Mに沿
って並設され、互いに独立して回動し得るようになって
いるため、ケース本体2の口部3に対する各押圧板15
0の押圧部150aの挿入量が内側フラップ8a,8b
の抵抗力と圧縮コイルばね151による押圧板150の
弾性力とのバランスにより各押圧板150毎に変わり、
内側フラップ8a,8bに対する矯正効果を平均化して
確実に折曲げることができる。なお、圧縮コイルばね1
51については、包装ケース1の種類に応じて、弾性力
の異なる最適なものに変更することもできる。
【0075】このようにして、内側フラップ折曲装置K
1 により内側フラップ8a,8bが折曲げられた包装ケ
ース1は図14に示す状態で外側フラップ折曲装置K2
に搬送される。そして、図18に示すように、外側フラ
ップ10の差込み部10aが上側の挾持ローラ239,
252と下側の挾持ローラ240,253との間に挿入
されると、差込み部10aが折り線11aで折曲げられ
る。
【0076】その後、図19に示すように、外側フラッ
プ10が上下の挾持ローラ239,240,252,2
53から離れてガイド棒266,267に当接すると、
外側フラップ10が折り線11で下方へ折曲げられ、外
側フラップ10の差込み部10aがガイド板264,2
65により案内されて内側フラップ8a,8bの外側か
らケース本体2の口部3に挿入される。
【0077】次に、図20に示すように、外側フラップ
10が回転体273,274の外周に支えられている状
態で、外側フラップ10の折り線11付近において、押
圧板296,297がケース本体2の上壁2aに圧接さ
れるとともに、押圧ローラ281,282が外側フラッ
プ10に圧接されると、外側フラップ10と上壁2aと
がこの押圧板296,297と押圧ローラ281,28
2により挟まれ、この折り線11に対し働く力により外
側フラップ10が確実に折曲げられる。
【0078】そして、包装ケース1が押圧板296,2
97や押圧ローラ281,282から離れても、外側フ
ラップ10は弾性により外側へ膨らむことなく内側フラ
ップ8a,8bに沿って図21に示すように折曲げら
れ、ケース本体2の口部3を内側フラップ8a,8bと
ともに閉塞する。
【0079】特に本実施例に係る外側フラップ折曲装置
2 においては、筒状のケース本体2の口部3に外側フ
ラップ10を設けた包装ケース1を搬送する途中で、口
部3から突出する外側フラップ10をまず口部3の外側
からガイド棒266.267及びガイド板264,26
5により口部3付近まで折曲げ、さらに、この外側フラ
ップ10の折り線11の両側で外側フラップ10とケー
ス本体2とを押圧板296,297及び押圧ローラ28
1,282により挟むので、折曲げられた外側フラップ
10が口部3の外側へ突出する弾性を小さくするように
矯正して、口部3付近に外側フラップ10を確実に折曲
げることができる。
【0080】この場合、押圧ローラ281,282を支
持するレバー277,278が引張コイルばね291,
292により付勢されているため、外側フラップ10の
抵抗力と引張コイルばね291,292の弾性力との間
のバランスによりレバー277,278が回転し、外側
フラップ10に対する押圧ローラ281,282の圧接
力が最適な状態で外側フラップ10を確実に矯正するこ
とができる。なお、引張コイルばね291,292につ
いては、包装ケース1の種類に応じて、弾性力の異なる
最適なものに変更することもできる。
【0081】又、本実施例においては、ケース本体2の
幅Wが変化した場合に、駆動機構G内で第1の差動歯車
機構89を利用して、包装ケース搬送装置Bの包装ケー
ス位置決め部31や内側フラップ折曲装置K1 の前側の
押圧回転体144,146の回転タイミングをケース本
体2の幅Wに合わせて調節することができる。さらに、
ケース本体2の高さHが変化した場合に、内側フラップ
折曲装置K1 の各押圧回転体143,144,145,
146及び各押圧レバー154,155や外側フラップ
折曲装置K2 の差込部折曲げ手段235,248及びフ
ラップ折曲げ手段262,263及びフラップ矯正手段
268,269をケース本体2の高さHに合わせて調節
することができる。
【0082】一方、ケース本体2の長さLが変化した場
合に、内側フラップ折曲装置K1 においては、固定台板
132上の前後両押圧回転体144,143及び押圧レ
バー154と、可動台板34上の前後両押圧回転体14
6,145及び押圧レバー155との間の間隔をケース
本体2の長さLに合わせて調節することができる。又、
外側フラップ折曲装置K2 においては、一方の口部3に
対応する各手段248,263,269と、他方の口部
3に対応する各手段235,262,268との間の間
隔をケース本体2の長さLに合わせて調節することがで
きる。
【0083】外側フラップ折曲装置K2 においてその左
右の差込部折曲げ手段235,248では、前述したよ
うに、ケース本体2の高さHの変化がこれらの折曲げ手
段235,248間の間隔にも影響を及ぼすため、ワイ
ヤ243,256を利用して、この両折曲げ手段23
5,248の上下移動距離H1をこの両折曲げ手段23
5,248の間隔調節距離に置き換えている。従って、
ケース本体2の高さHが変化する場合に必要なこの両折
曲げ手段235,248間の間隔調節機構を支持枠20
7に対し特別に設ける必要がなくなり、構造が大変簡単
になる。
【0084】
【発明の効果】本発明に係るフラップ折曲装置K1 によ
れば、筒状のケース本体2の口部3にフラップ8a,8
bを設けた包装ケース1を搬送する途中で、口部3から
突出するフラップ8a,8bをまず口部3の外側から折
曲げ部材147及び押圧部材154,155により口部
3付近まで折曲げ、さらに、このフラップ8a,8bを
各押圧回転体143,144,145,146の押圧部
材150により口部3の内側へ大きく折曲げるので、折
曲げられたフラップ8a,8bが口部の外側へ突出する
弾性を小さくするように矯正して、口部3付近にフラッ
プ8を確実に折曲げることができる。
【0085】この場合、各押圧回転体143,144,
145,146の各押圧部材150はその回転中心Mに
沿って並設され、互いに独立して回動し得るようになっ
ているため、ケース本体2の口部3に対する各押圧部材
150の挿入量がフラップ8a,8bの抵抗力と押圧部
材150の弾性力とのバランスにより各押圧部材150
毎に変わり、フラップ8a,8bに対する矯正効果を平
均して確実に折曲げることができる。
【0086】さらに、ケース本体2の幅Wが変化した場
合に、差動機構89を利用して、フラップ折曲装置K1
の前側の押圧回転体144,146の回転タイミングを
ケース本体2の幅Wに合わせて調節することができる。
又、ケース本体2の高さHが変化した場合に、フラップ
折曲装置K1 の各押圧回転体143,144,145,
146並びに折曲げ部材147及び各押圧部材154,
155をケース本体2の高さHに合わせて調節すること
ができる。
【0087】一方、ケース本体2の長さLが変化した場
合に、フラップ折曲装置K1 においては、固定台板13
2上の前後両押圧回転体143,144並びに折曲げ部
材147及び押圧部材154と、可動台板34上の前後
両押圧回転体146,145並びに折曲げ部材147及
び押圧部材155との間の間隔をケース本体2の長さL
に合わせて調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケース本体を開いた状態を示す包装ケースの斜
視図である。
【図2】包装ケース搬送装置において包装ケース長さ用
調節機構を示す概略平面図である。
【図3】同じく概略背面図である。
【図4】各装置の駆動機構において包装ケース幅用調節
機構を示す概略平面図である。
【図5】同じく概略背面図である。
【図6】フラップ折曲装置を示す概略正面図である。
【図7】内側フラップ折曲装置を示す概略平面図であ
る。
【図8】同じく概略平断面図である。
【図9】同じく概略正面図である。
【図10】押圧回転体のみを示す平面図である。
【図11】同じく正面図である。
【図12】押圧レバー及び押圧回転体の胴部による内側
フラップの折曲作用を示す概略平面図である。
【図13】押圧回転体の押圧板による内側フラップの折
曲作用を示す概略平面図である。
【図14】ケース本体の口部に内側フラップを折曲げた
状態を示す包装ケースの斜視図である。
【図15】外側フラップ折曲装置を示す概略平面図であ
る。
【図16】図15の概略部分拡大平面図である。
【図17】同じく概略正断面図である。
【図18】図15のX−X線概略断面図である。
【図19】図15のY−Y線概略断面図である。
【図20】図15のZ−Z線概略断面図である。
【図21】ケース本体の口部に外側フラップを折曲げた
状態を示す包装ケースの斜視図である。
【符号の説明】
1 包装ケース、2 ケース本体、3 口部、8a,8
b 内側フラップ、10外側フラップ、10a 差込み
部、23 搬送チェーン、24 搬送チェーン、25
搬送チェーン、26 搬送チェーン、27 挾持部、2
8 搬送部、29挾持部、30 搬送部、31 包装ケ
ース位置決め部、34 可動台板、39 包装ケース長
さ用調節モータ、72 駆動モータ、89 差動歯車機
構、100包装ケース幅用調節モータ(回転調節手
段)、132 固定台板、143 押圧回転体、144
押圧回転体、145 押圧回転体、146 押圧回転
体、147 胴部、150 押圧板、151 圧縮コイ
ルばね、154 押圧レバー、155 押圧レバー、1
90 包装ケース高さ用調節モータ、212包装ケース
高さ用調節モータ、 233 可動枠、235 差込部
折曲げ手段、239 挾持ローラ、240 挾持ロー
ラ、243 ワイヤ(連動索)、248差込部折曲げ手
段、252 挾持ローラ、253 挾持ローラ、256
ワイヤ(連動索)、262 外側フラップ折曲げ手
段、263 外側フラップ折曲げ手段、266 ガイド
棒、267 ガイド棒、268 外側フラップ矯正手
段、269 外側フラップ矯正手段、273 回転体、
274 回転体、281 押圧ローラ、282 押圧ロ
ーラ、291 引張コイルばね、292 引張コイルば
ね、296 押圧板、297 押圧板、B 包装ケース
搬送装置、F 包装ケース長さ用調節機構、G 包装ケ
ース幅用調節機構を含む駆動機構、K フラップ折曲装
置、K1 内側フラップ折曲装置、K2 外側フラップ
折曲装置、Lケース本体の長さ、W ケース本体の幅、
H ケース本体の高さ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のケース本体(2)の両口部(3)
    でそれぞれ搬送方向(P)に沿うように相対向して折り
    曲げ可能な前後一対のフラップ(8a,8b)を設けた
    包装ケース(1)を搬送する包装ケース搬送装置(B)
    と、 両口部(3)から突出する各フラップ(8a,8b)を
    口部(3)の外側から口部(3)付近まで折り曲げるフ
    ラップ折曲げ部(154,155,147)と、 両口部(3)付近まで折り曲げた各フラップ(8a,8
    b)をさらに口部(3)の内側へ折り曲げるフラップ矯
    正部(143,144,145,146)とを備え、 前記フラップ矯正部にあっては、前記両口部(3)でそ
    れぞれ前後両フラップ(8a,8b)に対応して前後一
    対の押圧回転体(144,143)(146,145)
    を回転可能に設け、この各押圧回転体(143,14
    4)(145,146)にはフラップ(8a,8b)の
    折り曲げ抵抗に応じて互いに独立して動く複数の弾性押
    圧部材(150)をその回転中心(M)に沿って並設し
    たことを特徴とする包装ケースのフラップ折曲装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、フラップ折曲げ部に
    あっては、前後両フラップ(8a,8b)のうち、後側
    のフラップ(8b)の移動軌跡を通るように回転可能な
    押圧部材(154,155)と、前側のフラップ(8
    a)が当接する折曲げ部材(147)とを備えているこ
    とを特徴とする包装ケースのフラップ折曲装置。
  3. 【請求項3】 筒状のケース本体(2)の両口部(3)
    でそれぞれ搬送方向(P)に沿うように相対向して折り
    曲げ可能な前後一対のフラップ(8a,8b)を設けた
    包装ケース(1)を搬送する包装ケース搬送装置(B)
    と、 両口部(3)から突出する各フラップ(8a,8b)を
    口部(3)の外側から口部(3)付近まで折り曲げるフ
    ラップ折曲げ部(154,155,147)と、 両口部(3)付近まで折り曲げた各フラップ(8a,8
    b)をさらに口部(3)の内側へ折り曲げるフラップ矯
    正部(143,144,145,146)とを備え、 前記包装ケース搬送装置(B)の一側に固定台板(13
    2)を設けるとともに、その他側にはこの固定台板(1
    32)に対し接近離間可能な可動台板(34)を設け、
    この両台板(132)(34)上にプレート(137,
    138)を上下動可能に支持し、 前記両口部(3)のうち、一方の口部(3)に対応する
    フラップ折曲げ部(154,147)とフラップ矯正部
    (143,144)とを、前記固定台板(132)のプ
    レート(137)上に設置するとともに、他方の口部
    (3)に対応するフラップ折曲げ部(155,147)
    とフラップ矯正部(145,146)とを、前記可動台
    板(34)のプレート(138)上に設置し、 前記フラップ矯正部にあっては、前記両口部(3)でそ
    れぞれ前後両フラップ(8a,8b)に対応して前後一
    対の押圧回転体(144,143)(146,145)
    を回転可能に設け、 前記フラップ折曲げ部にあっては、前後両フラップ(8
    a,8b)のうち、後側のフラップ(8b)の移動軌跡
    を通るように回転可能な押圧部材(154,155)
    と、前側のフラップ(8a)が当接する折曲げ部材(1
    47)とを備え、 前記フラップ折曲げ部における両押圧部材(154,1
    55)とフラップ矯正部における後側の両押圧回転体
    (143)(145)とを駆動手段(72)に連動させ
    るとともに、前記フラップ矯正部における前側の両押圧
    回転体(144)(146)に駆動手段(72)を差動
    機構(89)を介して連動させてこの差動機構(89)
    の出力軸(88)の回転をこの前側の両押圧回転体(1
    44)(146)に伝達し、この差動機構(89)に対
    しその出力軸(88)の回転を調節し得るように回転調
    節手段(100)を連動させたことを特徴とする包装ケ
    ースのフラップ折曲装置。
JP28807091A 1991-11-01 1991-11-01 包装ケースのフラツプ折曲装置 Pending JPH05132015A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009234655A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Fuji Mach Co Ltd 箱詰め機におけるフラップ折込装置
JP2012025474A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Kirin Brewery Co Ltd ケーサー
JP2014091532A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Shibuya Kogyo Co Ltd 後方サイドフラップ折り曲げ装置

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