JPH05131895A - ワイパ制御装置 - Google Patents

ワイパ制御装置

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JPH05131895A
JPH05131895A JP3294539A JP29453991A JPH05131895A JP H05131895 A JPH05131895 A JP H05131895A JP 3294539 A JP3294539 A JP 3294539A JP 29453991 A JP29453991 A JP 29453991A JP H05131895 A JPH05131895 A JP H05131895A
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JP
Japan
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wiper
raindrop
motor
snow
turned
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JP3294539A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Nomura
徹也 野村
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイパ凍結時においてもワイパモータやバッ
テリに過大な負担をかけることがなく、また該ワイパモ
ータにその凍結状態から解放されるように間欠的な駆動
力を付与することを目的とする。 【構成】 ワイパスイッチ作動時においてその後ワイパ
モータのカムスイッチが通常オンとなるまでの時間より
少し長い所定時間だけ該ワイパモータに電源を供給し
(ステップ16〜18)、該カムスイッチがオンとなら
ない間は、該ワイパモータへの電源供給が該所定時間の
間隔(例えば0.3秒間隔)で間欠的にオン・オフを繰
返すようにされる(ステップ19〜22および16〜1
8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイパ制御装置に関し、
特にワイパが凍結している場合(駐車中の降雪などによ
って)における、ワイパモータやバッテリの負担を軽減
するようにしたワイパ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば雪が駐車中に降ったよう
な場合には、ワイパが凍結しているおそれがあり、この
ような場合にはワイパモータやバッテリ等に過度の負担
をかけることになる。すなわちこのようにワイパモータ
が凍結して該ワイパモータがロック状態となったときに
は、該ワイパモータに過大な電流が流れ、これにより該
ワイパモータやバッテリ等に大きな負荷をかけることに
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる技術的
背景のもとになされたもので、ワイパ凍結時におけるワ
イパへの出力(ワイパモータへの電源供給)を、該ワイ
パモータのカムスイッチが通常オンとなるまでの時間、
すなわち該カムスイッチはワイパアームが停止位置にあ
るときから約10°動くまでの間はオフ位置にあるが、
更に該ワイパアームが動くとオン位置に切替るもので、
該ワイパアームが正常に作動していれば通常該ワイパモ
ータに電源が供給されてから(ワイパスイッチがオンと
されてから)該カムスイッチがオンとなるまでに約0.
2秒を要するが、該0.2秒より少し長い時間間隔での
間欠出力(例えば0.3秒間隔で交互にオン・オフす
る)として、該カムスイッチがオンとなるまで(該ワイ
パアームが正常に作動するようになるまで)、該ワイパ
モータを間欠的に駆動するようにして、該ワイパモータ
あるいはバッテリに過度の負担をかけないようにしたも
のである。
【0004】更に本発明では、雨滴径を検知するレイン
センサ(例えば光学式レインセンサ)によって以下に述
べるような特定の信号が検知された場合に降雪状態と判
定し、かかる降雪状態においては特に上記ワイパ凍結の
可能性が高いため、このような降雪状態と判定された場
合には、該ワイパモータへの出力を上述したような間欠
出力として、上記した負担を軽減させるようにする。
【0005】すなわち一般に、雨滴と雪の径を比べた場
合、それらは極端に異なり、雨滴径は大きくても通常2
〜3mmφ程度であるのに対し、雪の径は通常5mmφ以上
になる。よって通常のレインセンサを用いた雨滴検知装
置を使って雪を検知した場合には、ある特定の信号(以
下に述べるような飽和値付近の信号)の発生頻度が、降
雨時に比して極端に高くなる。
【0006】図6はこの種のレインセンサ(光学式レイ
ンセンサ)1の構成を例示するもので、発光素子12を
パルス点灯させる発光部、受光素子13に生じた受光量
変化を検出する受光部、検出した受光量変化を雨滴信号
に変換する雨滴パルス処理部、および受光量を常に安定
化させるパワーコントロール部により構成される。すな
わち該発光部においては例えばLEDなどの発光素子1
2をLED駆動回路11(その出力波形を11′として
示す)によりパルス点灯し、該発光素子から検知ビーム
Bが放射される。そしてこの検知ビーム中を雨滴が通過
すると、ビームの一部が遮ぎられて雨滴の大きさと個数
に応じて、受光部側の受光素子(例えばフォトダイオー
ド)13での受光量に変化が生ずる。このように該発光
素子12からのパルス点灯光を受光素子13で受光し、
電気信号に変換し、該発光パルスの基本周波数成分のみ
をLC共振回路14で検出し、プリアンプ15で増幅す
ると、該検知ビームBを雨滴が通過するときに生ずる受
光量変化は、該プリアンプ出力の振幅変化(その出力波
形を15′として示す)として検出できる。そしてこの
プリアンプ出力の振幅変化ΔVpは該受光素子での受光
量変化ΔP=πa2 /Sp(ただしSpは検知ビームB
の伝播方向断面積、aは雨滴の半径)に比例する。
【0007】次いで雨滴パルス処理部においては、検波
回路16により該プリアンプ出力の振幅変化ΔVpのみ
を抽出し、雨滴パルス信号(該検波回路16の出力波形
を16′として示す)とする。この雨滴パルス信号は車
速に対応してそのパルス幅が変化し、車速が100Km/
h時には数10KHz のパルス信号となる。そこで車両に
生ずるパルス性ノイズと該雨滴パルス信号とを識別する
ため、雨滴径に対応した該雨滴パルス信号の振幅値ΔV
pの情報だけを保持して、該雨滴パルス信号をパルス伸
長回路17により低周波信号(その波形を17′として
示す)に変換する。ここで該パルス伸長回路17は増幅
とピーク検波を同時に行ない、それにより上記雨滴パル
ス信号を、上記ΔVpに比例する振幅値Vpを有する数
Hzの雨滴信号(上記波形17′で示される)に変換す
る。またパワーコントロール部では該雨滴パルス処理部
の検波回路出力を常に監視し、該受光素子の受光レベル
が一定になるように発光側の発光パワーすなわち上記発
光素子(LED)に対する駆動電流をフィードバック制
御する。また雪等が該センサの受発光窓部へ付着した場
合のように、上記検知ビームBが完全に遮断されたまま
になると、雨滴検出ができなくなるため、このような場
合には、そのパワーコントロール出力(このとき上記フ
ィードバック制御によりゲインコントロールされるため
その出力は最大になっている)を、フェイルセーフ回路
19への制御信号としても利用し、該フェイルセーフ回
路19からコントローラ(オートワイパコントローラ)
側にフェイルセーフ信号を出力して、ワイパが所定の間
欠時間毎に作動するのを確保するようにされている。
【0008】一方、上記パルス伸長回路17から出力さ
れる上記波形17′で示される雨滴信号も、上記コント
ローラ(オートワイパコントローラ)側に入力されて所
定のしきい値を有するコンパレータによりパルス化さ
れ、上記雨滴信号の振幅値Vpがパルス幅の情報に変換
される。そしてこのパルス幅の情報(雨滴径と個数に対
応する)を該コントローラ内におけるマイコンのソフト
カウンタで読込み、該読込み回数の積算値によって降雨
の度合いが判定される。
【0009】図7は降雪時と降雨時において、それぞれ
上記レインセンサにおける上記パルス伸長回路からの出
力(コントローラ側へ入力される)波形を示すもので、
降雨時には、図7(B)に示すように該出力波形の振幅
値がその雨滴径に比例して種々ばらばらの値をとるのに
対し、降雪時には上述したようにその径が雨に比べて極
端に大きくなるため上記検知ビームをほぼ完全に遮ぎる
頻度が高くなり、このために図7(A)に示すように該
パルス伸長回路から出力される出力波形の振幅値が所定
の飽和値付近に達する頻度が極めて高くなり、これによ
り該振幅値がほぼある所定範囲(すなわち上記飽和値近
傍)におさまる頻度が極めて高くなる。
【0010】このような技術的背景をもとにして本発明
では、該レインセンサからの出力信号(上記パルス伸長
回路からの)のうち、上記飽和値付近の振幅を有する雨
滴パルス信号がある一定時間内に一定個数以上発生すれ
ば降雪状態と判定し、該降雪状態と判定された場合にお
いて該カムスイッチが作動しない場合には、該ワイパモ
ータへの電源供給を上述したような間欠出力として、該
ワイパモータあるいはバッテリの負担を軽減しうるよう
にしたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに本発明によれば、ワイパスイッチ作動時において、
その後ワイパモータのカムスイッチが通常オンとなるま
での時間より少し長い所定時間だけ該ワイパモータに電
源を供給する手段、および該所定時間内に該カムスイッ
チがオンとならない間は、該ワイパモータへの電源供給
を該所定時間の間隔で間欠的にオン・オフする手段をそ
なえることを特徴とするワイパ制御装置が提供される。
【0012】更に本発明によれば、上記構成のワイパ制
御装置であって、レインセンサで検出された雨滴パルス
の径が所定範囲にあるか否かを判定する手段、および該
判定された径が該所定範囲にある雨滴パルスが所定時間
内に所定個数以上検知された場合に降雪状態と判定する
手段をそなえ、該降雪状態時又は該降雪状態が解除され
てから所定時間以内における該カムスイッチの不作動時
に、上記間欠的な電源供給がなされるようにしたことを
特徴とするワイパ制御装置が提供される。
【0013】
【作用】上記構成によれば、該所定時間内に該カムスイ
ッチがオンとならない場合には、ワイパアームが凍結状
態にあるものと判定することができ、かかる状態にある
間は該ワイパスイッチを作動させている限り該ワイパモ
ータへの電源供給を該所定時間の間隔で間欠的にオン・
オフさせるようにすることによって、該ワイパモータや
バッテリに過度の負担をかけることがなく、同時に該ワ
イパモータを間欠的に駆動してその凍結状態を解除させ
るような駆動力を該モータに付与することができる。
【0014】更に上記構成によれば該降雪状態を確実に
判定することができるとともに、該降雪状態と判定され
たとき又は該降雪状態が解除されてから所定時間以内に
おいて該カムスイッチがオンとならない場合には、上記
間欠的な電源供給がなされるようにされる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の1実施例としてのワイパ制御
装置の回路構成を示すもので、オートワイパコントロー
ラ3に設けられたマイクロコンピュータ35には、+B
電源ライン(すなわちエンジンキーが抜かれた状態でも
それとは関係なくバッテリ電源が直接つながっているラ
イン)の電圧が電源回路31を介して供給されている。
また上記レインセンサ1から出力される上記雨滴信号お
よびフェイルセーフ信号が上記オートワイパコントロー
ラ3に供給され、これらの各信号がその入力回路32に
おいて入力処理され(すなわち上記コンパレータによる
パルス化がなされ)た上、該パルス化された雨滴信号の
パルス幅(上述したようにそのパルス幅が雨滴径と雨滴
個数に対応する)をマイクロコンピュータ35のソフト
カウンタで所定時間間隔毎に読込み積算する。
【0016】また該マイクロコンピュータ35にはワイ
パモータ4のカムスイッチ41(ワイパアームが停止位
置にあるときから約10°動くまでの間はオフ位置(ア
ース電位)にあり、更に該ワイパアームが動くとオン位
置(イグニッションキー操作時にバッテリ電圧が印加さ
れるイグニッションラインiGの電圧側)に切替り、そ
の後該ワイパアームが端部一杯の位置まで動き再び停止
位置まで戻るまでの間は該オン位置を維持し、該ワイパ
アームが停止位置まで戻ったときに再びオフ位置に切替
る)からの信号も入力回路34を介して入力される。そ
して該マイクロコンピュータ35は該レインセンサから
の雨滴信号を上述したようにして読込み積算することに
より降雨の度合いを判定するとともに、該カムスイッチ
からの信号によって該ワイパの作動状態(ワイパが作動
中であることあるいは1回動作して停止位置まで戻った
こと)を検出し、フロントワイパ用駆動装置36を通し
てその時の降雨量に応じて所定の作動間隔毎にワイパモ
ータ4(したがってワイパ)を作動させる。
【0017】更に該マイクロコンピュータ35において
は、上記+B電源ラインからの電圧が供給されているこ
とにより、上記イグニッションキーが抜かれた状態でも
(すなわち例えば駐車中などにおいてドライバーが車両
から離れていても)、以下に述べるような動作手順によ
って常時降雪状態の判定がなされており、イグニッショ
ンキースイッチ(IG)2がオンとされたときに(すな
わちドライバーの乗車時などにおいて該スイッチ(I
G)2がオンとされてそのオン信号が入力回路33を介
して該マイクロコンピュータ35に供給されたとき
に)、上述したような降雪状態と判定されている時又は
該降雪状態が解除されてから所定時間以内においてワイ
パスイッチを作動させても該カムスイッチ41が作動せ
ず、該ワイパが上記凍結状態にあるものと判定された場
合には、該ワイパモータに対し上記した間欠的な電源供
給がなされる。
【0018】図4および図5は上記図1に示される装置
によって降雪判定を行うための動作手順をフローチャー
トで例示するもので、ステップ1でスタートし、ステッ
プ2で初期化処理がなされ、ステップ3で上記レインセ
ンサ(パルス伸長回路)からの雨滴パルスのパルス幅情
報の読込み回数の積算がなされる。そしてステップ4で
該雨滴パルスの積算値が例えば45ミリ秒以上あるか否
か(すなわちセンサ信号の大きさ)が判定される。ここ
で該45ミリ秒という積算値は、上記レインセンサのパ
ルス伸長回路からの出力波形の振幅値が上記飽和値付近
に達している場合の、上記パルス化された雨滴信号のパ
ルス幅(すなわち雪の場合のパルス幅)に対する時間積
算値であるとする。なお上記の例では該パルス積算値が
45ミリ秒以上であるか否かによりセンサ信号の大きさ
を判定しているが、その代りに例えば該センサ信号のパ
ルス積算値が、雪の結晶に相当する所定の範囲(例えば
45ミリ秒以上で50ミリ秒以下)内にあるか否かを判
定するようにしてもよい。
【0019】そしてステップ4でイエスとなった場合
(すなわちパルス積算値が所定値以上(例えば45ミリ
秒以上)あるいは所定範囲内(例えば45ミリ秒以上で
50ミリ秒以下)である雨滴パルス(雪の結晶に相当す
る)が検出された場合)には、ステップ5で該検出され
た雨滴パルスの個数がカウントされ、ステップ6で該カ
ウント数が5個以上となったか否かが判定される。
【0020】そして該ステップ6の判定がノウである間
は、上記ステップ4の判定がノウである場合とともに、
ステップ7に進んで該個数カウント開始後の経過時間が
カウントされ、ステップ8で該経過時間が2秒を経過し
たか否かが判定される。そしてステップ8でイエスとな
った場合(すなわち上記ステップ4でそのパルス積算値
が45ミリ秒以上と判定された雨滴パルスが5個以上検
出されないうちに2秒経過した場合)には、2秒毎にス
テップ9で雪解除カウンタを+1だけインクリメント
(カウントアップ)するとともに、ステップ10で雪フ
ラグを“0”とし(すなわち降雪状態ではなくなった、
換言すれば雪解除の状態となったと判定し)、該ステッ
プ5でカウントした上記個数のカウント値をクリヤす
る。
【0021】一方、上述した2秒が経過しない間に(2
秒以内に)、上記ステップ6の判定がイエスとなれば
(2秒以内にステップ4でそのパルス積算値が45ミリ
秒以上と判定された雨滴パルスが5個以上検出された場
合、すなわち降雪状態と判定された場合には)、ステッ
プ11に進んで雪フラグを“1”とし、更にステップ1
2で雪制御フラグをも“1”とし、またステップ13で
上記雪解除カウンタのカウント値をクリヤする。
【0022】このような処理手順がなされた後に、上記
ステップ8の判定がノウとなっている場合とともに、ス
テップ14に進み上記雪制御フラグが“1”となってい
るか否かが判定される。そしてイエス(このことは現在
あるいは少くともそれ以前の時点で降雪状態であったこ
とを意味する)であれば、ステップ15に進み、雪フラ
グも“1”であるか否かが判定される。そしてステップ
15の判定もイエスであれば現在降雪状態であると判定
され、この場合はステップ17に進んで通常の降雨状態
とは異なる制御(雪検知制御)がなされる。また該ステ
ップ15の判定がノウの場合には、ステップ16に進
み、上記雪解除カウンタのカウント値が3以上であるか
否かが判定される。そしてその結果ノウであれば(すな
わち上記降雪状態が解除された後6秒経過していない場
合には)、依然として上記ステップ17に進み、この場
合も上記降雪状態時と同様の雪検知制御がなされる。一
方、該ステップ16の判定がイエスとなれば(すなわち
降雪状態解除の状態が6秒以上継続した場合には)、上
記ステップ14の判定がノウの場合とともにステップ1
8に進んで、上記雪制御フラグを“0”とし、ステップ
19に進んで上記降雨時になされる、該レインセンサで
検出された降雨量に応じた作動間隔でのオートワイパ制
御がなされる。このようにして、上記雪制御フラグが
“1”とされている間は、上記ステップ17に示される
ように降雨時とは異なる雪検知制御がなされる。
【0023】図2および図3は上記図1に示される装置
によってワイパ制御を行うための動作手順をフローチャ
ートで例示するもので、ステップ1でスタートし、ステ
ップ2で初期化処理がなされ、ステップ3でイグニッシ
ョンスイッチ(IG)がオンとされていないときに(例
えばドライバーが車両から離れているときに)はステッ
プ4に進み、現在降雪フラグが“0”に設定されている
か否かが判定される。
【0024】そして該降雪フラグが“0”に設定されて
いる場合にはステップ5に進んで雪判定(すなわち上記
図4および図5に示される処理手順によって上記雪制御
フラグが“1”となっていて雪検知制御を行うべき状態
であるか否かの判定)がなされる。そして該ステップ5
での雪判定もノウ(すなわち上記雪制御フラグが
“0”)の場合にはそのままステップ13に進んで判定
カウンタがクリヤされてステップ3に戻るが、該ステッ
プ5での雪判定がイエス(すなわち上記雪制御フラグが
“1”)となっていれば、ステップ6で判定カウンタを
インクリメントし、ステップ7で該雪判定イエスの状態
が1時間継続したことが検知されれば、ステップ8に進
んで上記降雪フラグが“1”に設定された上、ステップ
13で該判定カウンタをクリヤしてステップ3に戻る。
【0025】また上記ステップ4で該降雪フラグが
“1”となっていると判定された場合にはステップ9に
進んで上記雪判定がなされ、該ステップ9での雪判定も
イエス(すなわち上記雪制御フラグが“1”)の場合に
はそのままステップ13に進んで判定カウンタがクリヤ
されてステップ3に戻るが、該ステップ9での雪判定が
ノウ(すなわち上記雪制御フラグが“0”)となってい
れば、ステップ10で判定カウンタをインクリメント
し、ステップ11で該雪判定ノウの状態が3時間継続し
たことが検知されれば(すなわち一旦降雪状態となって
もその後降雪状態でない状態が例えば3時間継続した場
合には)、ステップ12に進んで上記降雪フラグが
“0”に設定された上、ステップ13で判定カウンタを
クリヤしてステップ3に戻る。
【0026】上述したような降雪状態の判定は上記イグ
ニッションスイッチ(IG)がオンとされる前(例えば
駐車中)に常時なされており、次いで例えば乗車時にお
いて該イグニッションスイッチがオンとされると、ステ
ップ3からステップ14に進み、ワイパスイッチがオン
とされているか否かが判定される。そして該ステップ1
4の判定がイエス(ワイパスイッチがオン)の場合には
ステップ15で上記降雪フラグが“1”となっているか
否かが判定され、ノウの場合にはただちにステップ26
に進んで通常のオートワイパ制御(レインセンサで検出
された降雨量に応じた作動間隔での降雨時における自動
的なワイパ制御)がなされる。
【0027】一方該ステップ15の判定がイエス(すな
わち上記降雪フラグが“1”)の場合には、ステップ1
6でワイパモータ電源がオンとされ、次いでステップ1
7で上記カムスイッチがオンとなったか否か(上述した
ように通常は、該モータ電源がオンとされてから例えば
0.2秒後にオンとなる)が判定される。そしてイエス
(すなわちワイパモータが正常に作動してカムスイッチ
がオンとなる)の場合には、次いでステップ23で該カ
ムスイッチがオフとなった(すなわちワイパが1回作動
して停止位置まで戻った)か否かが判定され、該判定も
イエスとなればステップ24および25でそれぞれワイ
パスイッチおよびイグニッションスイッチがオフとされ
たか否かが判定され、その何れもノウであればステップ
26に進んで上記オートワイパ制御がなされる。
【0028】一方、上記モータ電源がオンとされてか
ら、該ステップ17の判定がノウ(カムスイッチがオフ
のまま)の状態が例えば上記0.2秒より少し長い0.
3秒間継続したことがステップ18で判定された場合に
は(すなわちワイパが凍結していると判定された場合に
は)、ステップ19に進んで該ワイパモータ電源がオフ
とされ、ステップ20で該電源オフの状態が0.3秒間
継続したことが検出され、しかもそのときワイパスイッ
チおよびイグニッションスイッチの何れもがオフとされ
ていないことがステップ21およびステップ22で判定
された場合には、再びステップ16に進んで上記モータ
電源が再びオンとされ、ステップ17の判定がイエスと
なる(上記カムスイッチがオンとなる)まで、上記0.
3秒毎に、該ワイパモータ電源のオン・オフ状態が上記
ステップ16乃至22のルートを通して交互に繰返され
る。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ワイパ凍結時において
もワイパモータやバッテリ等に過大な負担をかけること
がなく、また該ワイパモータを間欠的に駆動してその凍
結状態から解放されるような駆動力を該ワイパモータに
付与することができる。更にまた本発明によれば、降雪
状態を確実に判定することができ、該降雪状態時又は該
降雪状態が解除されてから所定時間以内において該ワイ
パが凍結した状態となっている場合にも、上記と同様の
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例としてのワイパ制御装置の回
路構成を示す図である。
【図2】図1に示される装置によってワイパ制御を行う
ための動作手順をフローチャートで例示する図である。
【図3】図1に示される装置によってワイパ制御を行う
ための動作手順をフローチャートで例示する図である。
【図4】図1に示される装置によって雪判定を行うため
の動作手順をフローチャートで例示する図である。
【図5】図1に示される装置によって雪判定を行うため
の動作手順をフローチャートで例示する図である。
【図6】レインセンサの構成の1具体例を示す図であ
る。
【図7】降雨時と降雪時におけるレインセンサの出力
(雨滴信号)の波形図である。
【符号の説明】
1…レインセンサ 2…イグニッションスイッチ 3…オートワイパコントローラ 4…ワイパモータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパスイッチ作動時において、その後
    ワイパモータのカムスイッチが通常オンとなるまでの時
    間より少し長い所定時間だけ該ワイパモータに電源を供
    給する手段、および該所定時間内に該カムスイッチがオ
    ンとならない間は、該ワイパモータへの電源供給を該所
    定時間の間隔で間欠的にオン・オフする手段をそなえる
    ことを特徴とするワイパ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のワイパ制御装置であっ
    て、レインセンサで検出された雨滴パルスの径が所定範
    囲にあるか否かを判定する手段、および該判定された径
    が該所定範囲にある雨滴パルスが所定時間内に所定個数
    以上検知された場合に降雪状態と判定する手段をそな
    え、該降雪状態時又は該降雪状態が解除されてから所定
    時間以内における該カムスイッチの不作動時に、上記間
    欠的な電源供給がなされるようにしたことを特徴とする
    ワイパ制御装置。
JP3294539A 1991-11-11 1991-11-11 ワイパ制御装置 Withdrawn JPH05131895A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2063428A2 (en) 2007-11-26 2009-05-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Content data recording apparatus and method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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