JPH05131799A - 描画構造と描画方法 - Google Patents
描画構造と描画方法Info
- Publication number
- JPH05131799A JPH05131799A JP31972491A JP31972491A JPH05131799A JP H05131799 A JPH05131799 A JP H05131799A JP 31972491 A JP31972491 A JP 31972491A JP 31972491 A JP31972491 A JP 31972491A JP H05131799 A JPH05131799 A JP H05131799A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plastic sheet
- visual image
- aluminum foil
- back surface
- rear face
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラスチックシートまたはプラスチックフィ
ルム上に鮮明でかつ立体感を有する画像、文字その他の
視覚形象を描画する。 【構成】 透明なプラスチックシートの表面または裏面
に透光性インクで絵画、文字その他の視覚形象を形成
し、この視覚形象のうちの所望部分においてプラスチッ
クシートの裏面に前記所望部分と同一形状の白色反射層
を形成するとともに、プラスチックシートの裏面にアル
ミ箔を裏打ちする。
ルム上に鮮明でかつ立体感を有する画像、文字その他の
視覚形象を描画する。 【構成】 透明なプラスチックシートの表面または裏面
に透光性インクで絵画、文字その他の視覚形象を形成
し、この視覚形象のうちの所望部分においてプラスチッ
クシートの裏面に前記所望部分と同一形状の白色反射層
を形成するとともに、プラスチックシートの裏面にアル
ミ箔を裏打ちする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種のデイスプレ
ー、装飾額その他に用いるためのもので、写真、絵画、
模様等の視覚形象を透明プラスチックシートに鮮明かつ
立体感ないし遠近感を有するように表出する技術に関す
るものである。
ー、装飾額その他に用いるためのもので、写真、絵画、
模様等の視覚形象を透明プラスチックシートに鮮明かつ
立体感ないし遠近感を有するように表出する技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば風景写真等を鑑賞するに
は、感光紙等に焼き付けるか、同種のものを多数必要と
する場合には紙その他にこれを印刷していた。いずれの
場合にも、写真が表出される部分は白をベースにしてい
る。すなわち、通常の写真用の印画紙は白色であり、そ
の写真を印刷する場合にも被印刷部分が白色でないとき
は、まず白色に塗色したうえで、その部分に印刷をする
という方法をとっている。
は、感光紙等に焼き付けるか、同種のものを多数必要と
する場合には紙その他にこれを印刷していた。いずれの
場合にも、写真が表出される部分は白をベースにしてい
る。すなわち、通常の写真用の印画紙は白色であり、そ
の写真を印刷する場合にも被印刷部分が白色でないとき
は、まず白色に塗色したうえで、その部分に印刷をする
という方法をとっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では上述のように白色の下地部分に焼き付け、印刷等
によって撮影した画像をプリントしていたため、白の下
地部分の光反射率が不十分で解像度の高い迫真的な画面
を得られないという欠点画あった。この解決策の一つと
して例えば、ガラス、プラスチック等の透明材に写真等
を焼き付けあるいは印刷して背後から照明をあてるとい
う方法がとられることがある。
術では上述のように白色の下地部分に焼き付け、印刷等
によって撮影した画像をプリントしていたため、白の下
地部分の光反射率が不十分で解像度の高い迫真的な画面
を得られないという欠点画あった。この解決策の一つと
して例えば、ガラス、プラスチック等の透明材に写真等
を焼き付けあるいは印刷して背後から照明をあてるとい
う方法がとられることがある。
【0004】しかしながら、このような技術では単に画
像の明度が上がるのみで解像度そのものの向上は望めな
いのみならず、カラーの場合は色合いが不自然になるう
え、装置自体が大型となり用途も制約され(壁体に埋め
込む等の広告宣伝用が多い)、コスト高になるという問
題が生ずる。さらにまた、従来技術にあっては、平板状
のものに表出された絵画、写真、印刷等による視覚形象
に遠近感、立体感を具有させる有効な手段が存在しなか
った。
像の明度が上がるのみで解像度そのものの向上は望めな
いのみならず、カラーの場合は色合いが不自然になるう
え、装置自体が大型となり用途も制約され(壁体に埋め
込む等の広告宣伝用が多い)、コスト高になるという問
題が生ずる。さらにまた、従来技術にあっては、平板状
のものに表出された絵画、写真、印刷等による視覚形象
に遠近感、立体感を具有させる有効な手段が存在しなか
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、透明なプラ
スチックシートの表面または裏面に透光性インクで絵
画、文字その他の視覚形象を形成し、この視覚形象のう
ちの所望部分においてプラスチックシートの裏面に前記
所望部分と同一形状の白色反射層を形成するとともに、
プラスチックシートの裏面にアルミ箔を裏打ちすること
により上記従来の課題を解決しようとするものである。
スチックシートの表面または裏面に透光性インクで絵
画、文字その他の視覚形象を形成し、この視覚形象のう
ちの所望部分においてプラスチックシートの裏面に前記
所望部分と同一形状の白色反射層を形成するとともに、
プラスチックシートの裏面にアルミ箔を裏打ちすること
により上記従来の課題を解決しようとするものである。
【0006】
【作用】この発明において、アルミ箔は入射光をプラス
チックシートを通して全方向に反射するためプラスチッ
クシート上に描画された視覚形象は鮮明に視認できる。
そして、白色反射層によって裏打ちされた部分への入射
光は入射角と同一の角度で反射するので、見る者の視覚
には、この部分があたかもその他の部分から遊離してい
るかのように映じ、描画された視覚形象は立体感、遠近
感を具有することになる。
チックシートを通して全方向に反射するためプラスチッ
クシート上に描画された視覚形象は鮮明に視認できる。
そして、白色反射層によって裏打ちされた部分への入射
光は入射角と同一の角度で反射するので、見る者の視覚
には、この部分があたかもその他の部分から遊離してい
るかのように映じ、描画された視覚形象は立体感、遠近
感を具有することになる。
【0007】
【発明の実施例】図面にもとずいてこの発明の一実施例
を説明する。図1、2において、Aは本願に係る描画構
造を有する装飾体である。この装飾体Aは、透明のプラ
スチックシート1とこの裏面に裏打ちされたアルミ箔2
を有している。プラスチックシート1の裏面には視覚形
象としての風景写真層3が透光性インクを使用したオフ
セット印刷により形成されている。そして、写真層3
は、その構図を構成する空3a、月と雲3b、樹木3
c、地面3d、家3eからなっている。
を説明する。図1、2において、Aは本願に係る描画構
造を有する装飾体である。この装飾体Aは、透明のプラ
スチックシート1とこの裏面に裏打ちされたアルミ箔2
を有している。プラスチックシート1の裏面には視覚形
象としての風景写真層3が透光性インクを使用したオフ
セット印刷により形成されている。そして、写真層3
は、その構図を構成する空3a、月と雲3b、樹木3
c、地面3d、家3eからなっている。
【0008】これらのうち、月と雲3b、樹木3c、家
3eの各部分の裏面には白色反射層4が白インクで形成
されている。このようように、プラスチックシート1の
裏面には写真層4を印刷し、その所望箇所には前記白色
反射層4を形成したうえ、アルミ箔2をプラスチックシ
ート1の裏面の全面に帖付する。このアルミ箔2におけ
るプラスチックシート1との対向面は光に対し無指向性
を有し、プラスチックシート1および写真層3を通って
入射する光を全方向に乱反射するようになっている。な
お、視覚形象は、上述では印刷の場合を述べたが、絵画
法その他の手段をもとり得ることはいうまでもない。
3eの各部分の裏面には白色反射層4が白インクで形成
されている。このようように、プラスチックシート1の
裏面には写真層4を印刷し、その所望箇所には前記白色
反射層4を形成したうえ、アルミ箔2をプラスチックシ
ート1の裏面の全面に帖付する。このアルミ箔2におけ
るプラスチックシート1との対向面は光に対し無指向性
を有し、プラスチックシート1および写真層3を通って
入射する光を全方向に乱反射するようになっている。な
お、視覚形象は、上述では印刷の場合を述べたが、絵画
法その他の手段をもとり得ることはいうまでもない。
【0009】
【作用および用途】装飾体Aの表面から入射した光は、
透光性インクで形成された写真層3を通過してアルミ箔
2の無指向性面に到達したのち、全方向に乱反射される
ため解像度に優れた映像が視覚に映ずることになる。と
ころで、写真層3を構成する各部分のうち、白色反射層
4を具えた部分、すなわち月と雲3b、樹木3c、家3
bでは入射した光は乱反射せず入射角にたいして一定方
向へ集束して反射し散乱しないので、視覚上、この部分
は他の部分に比して浮き上がったように映ずることにな
る。したがって、例えば夜景写真の場合、あたかも背後
から光をあてたように燈かりのともった部分等が遠近感
をもって鮮やかに浮き上がり、立体感を得ることができ
る。
透光性インクで形成された写真層3を通過してアルミ箔
2の無指向性面に到達したのち、全方向に乱反射される
ため解像度に優れた映像が視覚に映ずることになる。と
ころで、写真層3を構成する各部分のうち、白色反射層
4を具えた部分、すなわち月と雲3b、樹木3c、家3
bでは入射した光は乱反射せず入射角にたいして一定方
向へ集束して反射し散乱しないので、視覚上、この部分
は他の部分に比して浮き上がったように映ずることにな
る。したがって、例えば夜景写真の場合、あたかも背後
から光をあてたように燈かりのともった部分等が遠近感
をもって鮮やかに浮き上がり、立体感を得ることができ
る。
【0010】例えば、図2は、本願発明に係る装飾体A
を額5に入れたものであるが、この場合、月と雲3b、
月光に映える樹木3c、家3bの窓等においては、入射
光がほどよく反射されてあたかも現実の光景を目前にす
る感が得られるのである。なお、この発明の利用分野
は、ポスター、カレンダー、等多岐にわたり、適宜カッ
テイングしてコースターの表面に帖付しても良い。さら
に、本発明において視覚形象を写真とした場合、非常に
鮮明な像を得られるから学術写真、美術写真等にも使用
しうる。
を額5に入れたものであるが、この場合、月と雲3b、
月光に映える樹木3c、家3bの窓等においては、入射
光がほどよく反射されてあたかも現実の光景を目前にす
る感が得られるのである。なお、この発明の利用分野
は、ポスター、カレンダー、等多岐にわたり、適宜カッ
テイングしてコースターの表面に帖付しても良い。さら
に、本発明において視覚形象を写真とした場合、非常に
鮮明な像を得られるから学術写真、美術写真等にも使用
しうる。
【0011】
【発明の効果】この発明は、以上述べた構成作用により
プラスチックシート上に遠近感、立体感を有し、しかも
鮮明な視覚形象を容易に形成することができ、特に印刷
法によって視覚形象を形成する場合は原価コストも極め
て低廉なものとなる。
プラスチックシート上に遠近感、立体感を有し、しかも
鮮明な視覚形象を容易に形成することができ、特に印刷
法によって視覚形象を形成する場合は原価コストも極め
て低廉なものとなる。
【図1】本願発明に係る装飾体の断面図である。
【図2】本願発明に係る装飾体を額に入れた場合の視覚
効果を示す正面図である。
効果を示す正面図である。
1 透明プラスチックシート 2 アルミ箔 3 写真層 4 白色反射層
Claims (3)
- 【請求項1】 透光性インクで形成した絵画、文字その
他の視覚形象を表面または裏面に有する透明なプラスチ
ックシートと、このプラスチックシートの裏面に裏打ち
したアルミ箔とからなり、前記視覚形象のうちで所望の
部分において前記プラスチックシートとアルミ箔との間
に前記所望部分と同一形状の白色反射層を形成したこと
を特徴とする描画構造。 - 【請求項2】 請求項1において、アルミ箔のプラスチ
ックシートへの対向面は光の反射において無指向性とし
たことを特徴とする立体印刷構造。 - 【請求項3】 透明なプラスチックシートの表面または
裏面に透光性インクで絵画、文字その他の視覚形象を形
成し、この視覚形象のうちの所望部分においてプラスチ
ックシートの裏面に前記所望部分と同一形状の白色反射
層を形成し、次いでプラスチックシートの裏面にアルミ
箔を裏打ちするようにした描画方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31972491A JPH05131799A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 描画構造と描画方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31972491A JPH05131799A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 描画構造と描画方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05131799A true JPH05131799A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=18113465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31972491A Withdrawn JPH05131799A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 描画構造と描画方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05131799A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006103196A (ja) * | 2004-10-06 | 2006-04-20 | Tanaka Sangyo Kk | 三次元効果を有する画像シート |
US11020998B2 (en) | 2014-12-18 | 2021-06-01 | Shunichi ASANO | Printed matter |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP31972491A patent/JPH05131799A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006103196A (ja) * | 2004-10-06 | 2006-04-20 | Tanaka Sangyo Kk | 三次元効果を有する画像シート |
US11020998B2 (en) | 2014-12-18 | 2021-06-01 | Shunichi ASANO | Printed matter |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |