JPH05131084A - 洗濯装置 - Google Patents

洗濯装置

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JPH05131084A
JPH05131084A JP3298924A JP29892491A JPH05131084A JP H05131084 A JPH05131084 A JP H05131084A JP 3298924 A JP3298924 A JP 3298924A JP 29892491 A JP29892491 A JP 29892491A JP H05131084 A JPH05131084 A JP H05131084A
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JP
Japan
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water
lid
plate
reference numeral
opening
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Pending
Application number
JP3298924A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetaka Hattori
重隆 服部
Koichi Yoshizaki
紘一 吉崎
Sunao Nukaga
直 額賀
Kentaro Mochizuki
健太郎 望月
Giichi Baba
義一 馬場
Kenji Nakagawa
謙治 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 衣類投入口を開閉する上蓋裏面に水滴が付着
しにくいようにし、この水滴によって湯か面や衣類を濡
らしてしまうことを防止すること。 【構成】 本発明の洗濯装置は、外槽内に衣類を投入す
るための投入口A10を上蓋11で開閉するものであっ
て、上蓋の裏面側に親水性多孔質プラスチック材により
形成された吸水板24を止着したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例として、フレーム内に外槽を支持
し、この外槽内に横軸型のドラムを回転自在に支持し、
このドラム内に衣類を投入して、洗濯−脱水−乾燥の各
工程を自動的に行う洗濯装置が、特開平2−25249
6号公報(D06F33/02)に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例にあっては、外
槽内に発生した水蒸気が、衣類投入口を開閉する蓋体の
裏面側に水滴となって付着し、蓋体を開放したときにそ
の水滴が落下して床面や槽内の衣類を濡らすことがあ
り、また更には、衣類を取り出す時に衣類を濡らしてし
まう問題がある。
【0004】本発明は、洗濯装置の改良に関し、斯かる
問題点を解消するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗濯、脱水、
乾燥の各工程の内、少なくとも2つの工程を共通の槽内
で行うと共に、この槽内に衣類を投入するための投入口
を蓋体で開閉する洗濯装置であって、前記蓋体における
前記投入口に面する個所に、吸水性のある板を止着した
ものである。
【0006】尚、後述する実施例では、ドラム式の洗濯
装置を例に説明しているが、本発明は、このような方式
に限定されるものではない。
【0007】
【作用】即ち、蓋体における衣類投入口に面する個所
に、吸水性のある板を止着することにより、槽内の水蒸
気がこの部分に付着してもそれを吸収し、水滴とならな
い。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を各図面に基づいて説明す
る。
【0009】図1乃至図6において、1は板金製のフレ
−ム、2は合成樹脂にて横軸ドラム形状に形成された外
槽、3は前記フレーム1の下部を支持する合成樹脂製の
基台、4・・は前記外槽2を前記フレ−ム1の上部から
弾性的に吊り下げ支持するための4組の上部支持体、5
・・は前記外槽2の下部と前記基台3との間に配設され
た下部支持体、6は前記外槽2の上部を上方に角筒状に
突出させることにより一体形成された筒体であり、これ
により前記外槽2上部に衣類投入口B7が形成されてい
る。
【0010】8は前記フレ−ム1の上端に固定された合
成樹脂製の上面板であり、その中央部に凹所9が形成さ
れて、ここに衣類投入口A10が開設されている。11
は前記衣類投入口A10を開閉するために、前記凹所9
の後縁に枢支された上蓋、12は前記上蓋11の開放を
阻止するための上蓋ロック装置、13・・は前記上面板
8に配設されたキーボードであり、洗濯プログラムの選
択キーや、プログラムを一時的に停止させるための一時
停止キーや、前記上蓋ロック装置12を解除するための
上蓋開放キー等が配列されている。
【0011】14は前記投入口A10の口縁を一段下げ
ることにより形成された段部、15は前記衣類投入口A
10と投入口B7との各口縁部に接続された蛇腹状のゴ
ムパッキンであり、上端縁(投入口A10側)に沿っ
て、内方へ垂れ下がる舌片A16を有している。
【0012】また、この舌片A16を設けた部分は、蛇
腹部分よりも肉厚に形成されているので、弾力性、耐久
性に優れ、後述するが上蓋とのシ−ル効果が良好であ
る。
【0013】17は前記ゴムパッキン15の上端を押さ
えるべく前記段部14にネジ止め固定された断面L字形
状の押さえ枠であり、その上端に沿って、内方へ垂れ下
がる舌片B18を有している。19はこの押さえ枠17
の内壁と前記段部14の側壁との間に嵌合された環状の
発泡ゴム体である。
【0014】ここで、前記上蓋11の構造を図8乃至図
11に基づいて説明する。
【0015】前記上蓋11は、上方から順に、合成樹脂
製上板20、ステンレス製補強枠21、合成樹脂製補強
板22、ステンレス板23、吸水板24及び合成樹脂製
格子枠25の多層構造であり、補強枠21が補強板22
に、補強板22が上板20に、吸水板24とステンレス
板23が格子枠25の格子部に、格子枠25が補強板2
2に夫々ネジ止めされている。
【0016】また、補強板22と格子枠25とは周囲に
壁面が設けられある程度の深さを有している。従って、
上板20と補強板22、補強板22と格子枠25(ステ
ンレス板23)との間には空気層26、27が形成され
る。また、同時に、上蓋11の閉蓋時には前記格子枠2
5の下端側方部が前記ゴムパッキン15の舌片A16に
接する。
【0017】前記吸水板24は、具体的には親水性多孔
質プラスチック材により形成され、上蓋11の裏面に付
着した水分を吸い込む。この材料は、吸水性を有してい
ることの他に、着色や印刷ができ且つ食品衛生規格にも
適合できる。しかも、吸水による変形や強度の低下もな
い。
【0018】28は前記補強板22の裏面に一体に形成
された環状突起であり、上蓋11閉蓋時に前記発泡ゴム
体19の上面に当接する。
【0019】以上の如く構成された上蓋11は、外槽2
から放出された水蒸気を吸水板24にて吸い込み、蓋を
開けた時に水滴が下方へ垂れ落ちない。また、外槽2か
らの高温の熱気に対しては、ステンレス板23により樹
脂材を保護すると共に、これを反射して外槽2内の温度
効率の低下を防止する。また、2つの空気層26、27
により断熱効果も良好であり、結露対策がより万全であ
る。
【0020】更に、上蓋11の閉蓋時にあっては、上述
した如く、前記格子枠25が舌片A16に接し、前記環
状リブ28が発泡ゴム体19に当接するので、両接触部
間に空気層30が形成される。従って、この空気層30
により機器内外の温度差を緩和し、機内の熱気が漏出し
たり、舌片A16が劣化したりすることを防止できる。
【0021】次に、前記上蓋11の枢支構造を図10乃
至図12に基づいて説明する。
【0022】31は前記上蓋11の後部側方に突出形成
された枢支軸、32は上蓋11の後端から後方へ突出さ
れた支持ア−ム、33は前記衣類投入口A10の後縁に
固定された枢支基台であり、前記枢支軸31を回動自在
に支持する。34はその一端が前記基台33と共に固定
され、他端側が後方へ向けて延出する板バネであり、他
端側は後方に延出するに従って上方へ湾曲し且つ端部が
約90度折り曲げられている。35はこの板バネ34の
湾曲部を含む中央部に前後方向に長く開口するよう設け
られたスリットであり、このスリット35内に前記上蓋
11の支持ア−ム32が遊嵌されている。
【0023】尚、前記板バネ34は、前記スリット35
を挟むように両側で、前記投入口A10の後縁に固定さ
れている。
【0024】この板バネ34は、そのスリット35の後
端部で前記支持ア−ム32を下方に押し下げるように付
勢している。従って、前記上蓋11は前記ロック装置1
2が作動していない状態にあっては、約30度開放す
る。
【0025】これらの枢支機構は、前記上蓋11の後部
両側に一つずつ設けられる。
【0026】次に、前記外槽2の構造を図2乃至図7及
び図19乃至図22に基づいて説明する。
【0027】36は前面側が開放する外槽本体、37は
この外槽本体36の前面開口部を塞ぐステンレス製前板
であり、中心部に円形の穴38が設けられていると共
に、この穴38の下半領域を囲むように7個の導入口3
9・・が形成されている。40はこの前板37の右側方
に設けられた溢水孔、41はこの前板37の下部右隅に
設けられた切欠部である。
【0028】42はこの前板37のネジにて固定された
合成樹脂製前面壁であり、中央部にU字状の開口部43
を有している。この前面壁42を前記前板37に固着し
た状態にあっては、前記導入口39・・が、この開口部
43の開口領域内に位置する。
【0029】44は外形が前記開口部43の形状に合致
し、且つ中央部に軸受収納部45を設けるためにほぼ環
状に形成されたアルミニウム製の中空ダクトであり、前
記開口部43を覆うように固定され、その際、前記軸受
収納部45が前記穴38と対向し、その周囲の中空部が
前記導入口39・・に対向する。46、47は前記中空
ダクト44内における上端近傍に、夫々横方向に支持さ
れた一対の電極棒であり、外槽2内で過度の泡が発生し
た場合、この中空ダクト44内に侵入してくるので、こ
の泡により電極棒46、47が導通し、これを検知す
る。前記電極棒46、47は平行であるが、同一水平面
上には位置せずに、上下方向に位置を異ならせてある。
48は前記中空ダクト44の下部を一部後方へ陥没さ
せ、その内部に配設された温度検知素子、49は前記軸
受収納部45内に固定された前軸受けである。
【0030】50は前記開口部43の右側に膨出形成さ
れた溢水室であり、前記溢水孔40を介して外槽内部と
連通している。
【0031】51は前記前面壁42における前記開口部
43の左側周縁に沿うように逆J字状に膨出形成された
乾燥風路であり、その下端部が前記切欠部41を介して
外槽内部と連通している。52〜54は前記乾燥風路5
1の下端部に上下方向にほぼ平行に形成された除湿水路
A〜C、55はこの下端部の上面に形成された除湿水導
入部である。この導入部55から除湿水が導入される
が、前記除湿水路A〜C52〜54は、まず最上段の水
路A52でこれを受け、この水路A52から溢れた水を
次段の水路B53で受け、この水路B53から溢れた水
を最下段の水路C54で受けることができるように、予
め位置及び長さを調節してある。
【0032】また、水路A〜C52〜54は、水の流れ
る方向に上昇するよう傾斜しており、これにより水路上
の水の滞留時間が長くなり、除湿効果が高まる。
【0033】56は前記前面壁42の下部に一体形成さ
れたエア−トラップであり、前記上面板8の裏面側に固
定された水位センサ−57に圧力ホース58を介して接
続されている。
【0034】59は前記乾燥風路51の上端部に、その
吸い込み側が接続された送風機、60はこの送風機59
の吐出側と前記中空ダクト44の上端とを接続する乾燥
ダクトである。
【0035】前記乾燥ダクト60内部には、フィルタ装
置61及び正の抵抗温度特性を有する半導体ヒ−タ62
が設けられており、この内部の構造を図23乃至図28
に基づいて説明する。
【0036】前記半導体ヒ−タ62は、図23の通り、
4個のヒ−タ素子63〜66を一対の端子板67、68
で挟持し、ケ−ス69内に収容することにより構成され
ている。前記端子板67、68は、前記ヒ−タ素子63
〜66との接点部以外の個所に、シリコンやフッ素ゴム
等の耐熱性のある材料でコ−ティングされており、万
一、端子板67、68に水滴が付着して場合にも安全性
が確保できるようにしている。また、このヒ−タ62に
結露することを防止するために、ヒ−タ素子63〜66
の近傍に断熱材を貼り付けてもよい。
【0037】この半導体ヒ−タ62は、そのヒ−タ素子
63〜66が前記中空ダクト44の上面に対向するよ
う、この上面の直上に固定されている。69はこの半導
体ヒ−タ62の下方に設けられた金網であり、過度の発
泡時に中空ダクト44から上昇してくる泡に対し、前記
ヒ−タ62を防護するためのものである。尚、この金網
69を、前記電極棒46、47の内の一方に兼用しても
よい。
【0038】前記フィルタ装置61は、前記半導体ヒ−
タ62の直上に設けられ、上下に2枚のフィルタ材7
0、71を有している。即ち、72は前記乾燥ダクト6
0の前面に設けられた出入口、73、74はダクト60
の側壁に上下位置に設けられたスライド溝である。前記
下部フィルタ材71は樹脂製の枠に目の細かな網を張っ
たもので、前記出入口72から前記下部スライド溝74
に抜き差しできる。前記上部フィルタ材70は樹脂製の
枠に目の粗い網を張ったもので、前記出入口72から前
記上部スライド溝73に抜き差しできる。75は前記上
部フィルタ材70の前縁に一体に成形された蓋部材であ
り、上部フィルタ材70を前記出入口72から上部スラ
イド溝73に差し込んだときに、この蓋部材75が前記
出入口72を覆蓋する。前記蓋部材75にはパッキン7
6が止着されており、覆蓋と同時に出入口72との隙間
を密封する。
【0039】前記上部フィルタ材70の後縁中央部に
は、その部分を前方へ湾曲させることにより形成された
凹み部77が設けられ、この凹み部77の中央部には後
方へ突出する係合突起78が設けられている。79はこ
の凹み部77の上面を覆う遮蔽部である。
【0040】80は前記乾燥ダクト60内における前記
出入口72の対向壁に設けられたプッシュ−プッシュ式
の係脱機構であり、前記上部フィルタ材70を差し込ん
だときに、前記係合突起78を保持し、上部フィルタ材
70の抜けを阻止する。この時、前記遮蔽部79が前記
係脱機構80の上方を覆い、上方からの埃で係脱機構8
0が故障することを防止する。
【0041】上部フィルタ材70を抜きたい場合には、
一旦、上部フィルタ材70を押し込むことにより、係脱
機構80による係合突起78の保持が解除される。
【0042】さて、前記フレ−ム1において、前記出入
口72と対向する個所にも開口窓部81が設けられ、前
記上部フィルタ材70及び下部フィルタ材71は、この
窓部81から機外に取り出すことができる。82はこの
窓部81を開閉する開閉蓋であり、下端部が前記窓部8
1の下縁部に枢支されている。82aは前記窓部81の
上縁中央部に設けられたプッシュ−プッシュ式の係脱機
構であり、前記開閉蓋82を閉じたときに、開閉蓋82
の上縁中央部にある突起83を係合保持し、開閉蓋82
の開放を阻止する。また、開閉蓋82を開放したい場合
には、一旦、開閉蓋82の上部を押し込むことにより、
係脱機構82aによる開閉蓋82の保持が解除される。
84はこの開閉蓋82の開閉状態を検知するスイッチで
あり、このスイッチ84により開閉蓋82が開放してい
ることを検知した場合、機器の動作が一時停止される。
【0043】次に、前記外槽本体36内部の構造を図1
9乃至図22に基づいて説明する。
【0044】85は前記外槽本体36の底部左端寄りに
設けられた排水口部、86は外槽本体36の底部に沿っ
て配設されたシ−ズヒ−タ、87は外槽本体36の底部
右隅に、コ−ナ−部に沿って前後方向にリブ87aを立
設することにより形成された除湿水路Dである。この水
路D87の底部は、前記外槽本体36が成型時の抜き勾
配により、その底部が前方から後方へ向けてしだいに上
昇するように傾斜しているために、同様に傾斜してい
る。また、この水路D87の前方部が前記切欠部41を
介して前記乾燥風路51の下端と連通している。88は
この水路D87を覆うカバ−、89は外槽本体36の底
部に配設された温度検知素子、90は外槽本体36の後
面壁中央部に固定された後軸受けである。
【0045】尚、外槽本体底部全体を傾斜させるのでは
なく、前記水路D87のみの底部を傾斜させてもよい。
これは、水路D87をリブ87aで区画するのではな
く、凹状に陥没させることにより可能である。
【0046】91は前記排水口部85からの排水を機外
に導出するための排水ホースであり、この排水ホース9
1には前記溢水室50の底部が溢水ホース92を介して
接続されている。93は前記排水口部85を開閉するた
めの排水電動弁であり、周知の如く、排水モータ94の
回転力でワイヤ−を巻き取ることにより弁を開放し、モ
−タの回転力を断つことにより、弁が図示しないスプリ
ングの付勢で閉塞状態に復帰する。
【0047】95は前記フレ−ム1の後方上部に固定さ
れた二連式の給水電磁弁装置であり、一方の給水弁A9
6は仕上剤投入装置97に接続されている。また、この
仕上剤投入装置97は、ホ−ス98を介して前記筒体6
に接続されている。即ち、前記給水弁A96からの水
は、前記仕上剤投入装置97を介して前記外槽2内に供
給されるので、前記仕上剤投入装置97内に貯留されて
いる柔軟剤等の仕上剤が、水と共に外槽2内に投入され
る。また、前記仕上剤投入装置97内には、図示しない
が、投入された仕上剤をバイパスするための水路を有し
ており、適宜切り替え手段により切り替えられて、前記
給水弁A96からの水を、仕上剤を回避して前記外槽2
内に供給することもできる。
【0048】他方の給水弁B99は給水ホースB100
を介して前記除湿水導入部55に接続されている。この
導入部55からの水は、前記水路A〜D52〜54上を
緩やかに流れ、水路D54の後部から、排水口部85に
至る。
【0049】さて、101は前記外槽2内に回転自在に
支持されたステンレス製のドラムであり、このドラム1
01の構造を図13乃至図18に基づいて説明する。
【0050】102は1枚の帯状板を円筒状に屈曲形成
し、両端部を接合することにより形成された胴部であ
り、多数の透孔103・・を有している。
【0051】104はこの胴部102の前面側に止着さ
れた円形の前面板であり、約1/2の半径を有する環状
の隆起部105が一体に形成されている。106〜10
9は前記隆起部105に囲まれた領域に90度間隔で設
けられた導入開口、110はこの導入開口106〜10
9で区画された十字状の固定部111固定された前支軸
である。
【0052】112は前記前面板104における外周縁
と隆起部105とに挟まれた領域にネジにて固定された
環状の鉄製バランサであり、後述するが、ドラム101
にはドラム蓋が取り付けられ、この部分の重量が重いの
で、重量バランスをとるために、ドラム蓋が設けられる
個所とは反対の方向に偏芯させてある。
【0053】113は前記胴部102の後面側に止着さ
れた円形の後面板であり、前記前面板104と全く同じ
形状の物を使用する。従って、後述するスライド式のド
ラム蓋のスライド方向を変えたい場合でも、ドラム10
1を180度反転させるだけでよい。114はこの後面
板113の中央部に固定された後支軸である。また、こ
の後面板113にも前記バランサ112が同様に偏芯し
て固定されている。
【0054】尚、このバランサ112の取付用のネジ孔
は、前面板104、後面板113の成形後に加工され
る。従って、成形型は前後面同一のものを使用できる上
に、ネジ孔の修正時にも成形型は変更しなくてよい。
【0055】115〜117は前記胴部102における
繋ぎ目118と120度離間した位置に形成された開
口、119、120はこの開口115〜117に対し更
に120度離間した位置に形成された異物取出口、12
1は前記繋ぎ目118と開口115〜117との間であ
って、開口寄りに設けられた衣類の投入口Cである。
【0056】122・・は前記開口115〜117、異
物取出口119、120及び繋ぎ目118の各円周方向
両側に夫々3個ずつ設けられた取付部であり、各々がL
字状に開口している。123〜125は前記取付部12
2・・に取り付けられる合成樹脂製のバッフルであり、
一端側が開口する断面3角形状に形成されている。この
バッフルの内部は中空状に構成され、且つ仕切り板12
6・・により3つの室127〜129に区画されてい
る。130・・は前記バッフル123〜125の開口す
る長手方向端部に夫々3つずつ形成されたほぼL字状の
係止片である。
【0057】そして、前記バッフル123を取付部12
2に取り付けるには、まず、バッフル123を前記投入
口C121からドラム101内に挿入し、その係止片1
30・・を各取付部122のL字状の一辺に挿入し、そ
の状態で他の一辺に沿ってスライドさせる。これによ
り、バッフル123がドラム101に固定され、この状
態において、前記開口115〜117の夫々がバッフル
123の対応する室127〜129に合致する。
【0058】他のバッフル124、125も同様に対応
する取付部122に取り付け、これにより、前記異物取
出口119、120及び繋ぎ目118がバッフル12
4、125で隠蔽される。バッフル123〜125を取
り外すには逆の動作を行えばよい。
【0059】131・・は前記開口115〜117を挟
む位置に固定された掛止片であり、前記投入口C121
側の端部がL字状に折曲されている。
【0060】132は前記投入口C121を開閉すべく
前記ドラム101の周面に沿ってスライド可能に支持さ
れたステンレス製のドラム蓋であり、閉塞方向端部に沿
って張出する鍔部133を有すると共にこの鍔部133
の中央部に係止孔134が設けられている。
【0061】135は前記中央の開口116内に固定さ
れた枢支台、136はこの枢支台135の前記投入口C
側端部に、その一端が軸枢支された係止レバ−であり、
上面中央部に三角状の係止突部137を有している。1
38はこの係止レバ−136を起立させるよう回動付勢
するつるまきバネで、このバネ138により起立させら
れた状態にあっては、前記レバ−136は、前記外槽2
における筒部6の基部139に当接するような大きさに
設定されている。
【0062】而して、前記ドラム蓋132を閉塞方向に
スライドさせると、前記鍔部133が前記掛止片131
・・の折曲端部の下方に潜り込み、同時に前記レバ−1
36をバネ138の付勢に抗して回動させて、前記係止
孔134が係止突部137に係止する(図14の状
態)。この係止孔134と係止突部137との係止によ
り、ドラム蓋132の開放が阻止される。
【0063】また、ドラム蓋132を開放させるには、
前記レバ−136の自由端側を押し込み、係止孔134
と係止突部137との係止状態を解除する。この時、前
記レバ−136はバネ138の付勢により起立し、その
勢いと前記係止突部137の三角状の傾斜に案内され
て、また、蓋自身の自重により、ドラム蓋132が若干
開放方向へスライドする。その後は、手動でスライドさ
せる。
【0064】以上の如く構成されたドラム101は、そ
の支軸110、114でもって、前記前軸受け49及び
後軸受け90に回動自在に支持される。更に、前記後支
軸90は、前記外槽2の後面壁から突出されて、ここに
駆動プ−リ140が固定されている。141は前記外槽
2の外底部に固定された三相誘導モ−タであり、前記駆
動プ−リ140に対し、小プ−リ142及びベルト14
3を介して連結されている。そして、前記誘導モ−タ1
41は後述するがインバ−タによって駆動されて、洗
濯、乾燥時には低速で回転され、脱水時には高速で回転
される。
【0065】144は前記ドラム101が回転しないよ
うに固定するためのドラムロック装置、145は前記外
槽2に取着されたリードスイッチ、146は前記駆動プ
−リ140におけるリードスイッチ145と近接対向す
る位置に配設された磁石であり、リードスイッチ145
は、前記駆動プ−リ140の回転に伴い、前記磁石14
6が近接した時に閉成し、離間すれば開成する。147
は前記外槽2の過度の揺動を検知するための異常振動検
知レバ−である。
【0066】次に、本実施例の洗濯・脱水・乾燥機の制
御機構を図29及び図30に基づいて説明する。
【0067】148は制御の中心となるマイクロコンピ
ュ−タ(例えば三洋電機株式会社製LC6523型、以
下マイコンと称す)であり、その構成は周知の如く、C
PU149(central processing
unit)、RAM150(random acces
s memory)、ROM151(readonly
memory)、タイマ−152、システムバス15
3及び入出力装置154、155から構成される。
【0068】前記CPU149は、制御部156と演算
部157とから構成され、制御部156は、命令の取り
出し及び実行を行い、演算部157は、命令の実行段階
において、制御部156からの制御信号によって入力機
器やメモリから与えられるデ−タに対し、二進加算、論
理演算、増減、比較等の演算処理を行う。前記RAM1
50は、機器に関するデータを記憶するためのものであ
り、前記ROM151は、予め機器を動かすための手段
や判断のための条件の設定、各種情報の処理をするため
のルール等を読み込ませておくものである。
【0069】そして、前記マイコン148には、各種操
作キー群から構成される入力キ−回路158、前記水位
センサ−57、異常振動検知用マイクロスイッチ15
9、前記リ−ドスイッチ146、異常発泡検知回路16
0、温度検知回路161、前記スイッチ84からの信号
が入力され、マイコン148は、これらの情報に基づい
て前記モ−タ141の回転駆動用インバ−タ回路16
2、前記給水電磁弁A96、前記給水電磁弁B99、前
記排水弁用モ−タ94、前記送風機59、前記半導体ヒ
−タ62、前記シ−ズヒ−タ86、ブザ−鳴動回路16
3、各種発光ダイオ−ド(LED)群から構成される表
示装置164、前記上蓋ロック装置12、前記ドラムロ
ック装置144に駆動信号を夫々送出する。165は前
記各負荷を駆動するドライバ回路である。
【0070】前記インバ−タ回路162は、従来周知の
構成であるので、説明を省略するが、直流電圧を所定周
期のパルスに変換し、モ−タ141に印加するものであ
る。モ−タ141の回転数は、印加される電圧の周波数
に比例するから、前記マイコン148は、このインバ−
タ回路162の周波数を変化させることにより、前記モ
−タ141の回転数を自由に変えることができる。
【0071】前記水位センサ−57は、従来周知の構造
であるので、その詳細な説明は省略するが、要するに、
前記外槽2内の水位変化によるエア−トラップ55内の
圧力変化に応動して、磁性体をコイル内に出入りさせて
該コイルのインダクタンスを変化させ、更に、このコイ
ルのインダクタンス変化を発振回路の発振周波数変化と
して取り出し、前記マイコン148に入力するものであ
る。
【0072】前記マイコン148は、このパルス信号の
発振周波数を判別することにより、槽内の水位を連続的
且つ広範囲に検出する。
【0073】而して、本実施例の洗濯機は、前記マイコ
ン148の制御の下に、洗い−中間脱水−第1すすぎ−
中間脱水−第2すすぎ−最終脱水−乾燥の各工程を順次
実行する。
【0074】そして、洗濯工程時には、前記モ−タ14
1により、前記ドラム101が低速(約50r.p.
m)で繰り返し反転され、ドラム101内の洗濯物が前
記バッフルにかき上げられては上方から下方へ落下する
所謂たたき洗いが行われる。更に、この間、洗濯水が前
記ヒ−タ86により加熱されて、洗浄効率の向上が図ら
れている。
【0075】また、この洗濯工程中は、図31の通り、
前記半導体ヒ−タ62が駆動される。これは、洗濯時に
発生した蒸気がヒ−タ62付近に付着し、ヒ−タ等の故
障を引き起こすことを防止するためのものである。
【0076】また、同様の目的として、図31中点線の
ように前記送風機59を駆動してもよい。
【0077】脱水工程時には、前記モ−タ141によ
り、前記ドラム101が高速(約800r.p.m)で
一方向回転されて、ドラム101内の洗濯物が遠心力で
脱水される。
【0078】乾燥工程時には乾燥風が、前記送風機59
−乾燥ダクト60−中空ダクト44−導入口39−ドラ
ム101内−除湿水路D87の前方部−水路D87−切
欠部41−乾燥風路51−送風機59−・・と循環す
る。この際、前記導入口39・・は、ドラムの方向へ突
出しているので、乾燥風がドラム方向に円滑にガイドさ
れる。
【0079】また、この乾燥時には、前記給水弁B99
が駆動されて、前記除湿水路A〜D52〜54、87及
び外槽底部(排水口部85)にかけて、水が膜状に流れ
ており、この水膜に熱交換後の乾燥風が触れることによ
り、冷却され、除湿される。
【0080】
【発明の効果】本発明の洗濯装置にあっては、蓋体にお
ける衣類投入口に面する個所に水滴が付着しにくい構成
であるので、蓋体の開放時に床面や衣類を濡らしてしま
う心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗濯装置を採用したドラム式洗濯機の
概略斜視図である。
【図2】同じく側断面図である。
【図3】同じく縦断面図である。
【図4】同じく外槽の前面構造を示す正面断面図であ
る。
【図5】同じくドラムの支持状態を示す側断面図であ
る。
【図6】同じく外槽の前面裏側の構造を示す背面断面図
である。
【図7】外槽の前面側の分解斜視図である。
【図8】上蓋の分解斜視図である。
【図9】上蓋開放時の上面板の平面図である。
【図10】図2における上蓋部分の拡大断面図である。
【図11】同じく上蓋枢支分の拡大断面図である。
【図12】同じく要部破断せる斜視図である。
【図13】ドラム蓋を解除した状態の係脱機構部の拡大
断面図である。
【図14】ドラム蓋を係止した状態の係脱機構部の拡大
断面図である。
【図15】ドラム蓋を係止した状態のドラム蓋の平面図
である。
【図16】ドラム蓋を解除した状態のドラム蓋の平面図
である。
【図17】ドラムの斜視図である。
【図18】同じく分解斜視図である。
【図19】図4における除湿水路部の拡大断面図であ
る。
【図20】外槽底部の除湿水路部の拡大図である。
【図21】同じく平面図である。
【図22】同じく拡大側断面図である。
【図23】半導体ヒ−タの分解斜視図である。
【図24】乾燥ダクトの側断面図である。
【図25】フィルタの装着状態を示す斜視図である。
【図26】下部フィルタの装着状態を示す側断面図であ
る。
【図27】上部フィルタの装着状態を示す側断面図であ
る。
【図28】乾燥ダクト及び中空ダクトの正面断面図であ
る。
【図29】制御機構のブロック回路図である。
【図30】マイコンの構造図である。
【図31】洗濯時の動作を示すフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
2 外槽 10 衣類投入口A 11 上蓋(蓋体) 24 吸水板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 健太郎 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 馬場 義一 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 中川 謙治 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯、脱水、乾燥の各工程の内、少なく
    とも2つの工程を共通の槽内で行うと共に、この槽内に
    衣類を投入するための投入口を蓋体で開閉するものであ
    って、前記蓋体における前記投入口に面する個所に、吸
    水性のある板を止着したことを特徴とする洗濯装置。
JP3298924A 1991-11-14 1991-11-14 洗濯装置 Pending JPH05131084A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018019121A1 (zh) * 2016-07-29 2018-02-01 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 一种洗衣机铁台面的固定结构

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CN107663751A (zh) * 2016-07-29 2018-02-06 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 一种洗衣机铁台面的固定结构
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