JPH05130654A - 波長多重クロスコネクト回路 - Google Patents

波長多重クロスコネクト回路

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JPH05130654A
JPH05130654A JP28812591A JP28812591A JPH05130654A JP H05130654 A JPH05130654 A JP H05130654A JP 28812591 A JP28812591 A JP 28812591A JP 28812591 A JP28812591 A JP 28812591A JP H05130654 A JPH05130654 A JP H05130654A
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JP
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wavelength
switch
signals
output
wavelength conversion
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JP28812591A
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Hitoshi Obara
仁 小原
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 波長多重された信号が入出力する入出力ポー
ト間の接続と波長変換とを同時に行い、波長多重された
信号の交換を行う波長多重クロスコネクト回路に関し、
波長変換スイッチを用いて構成する場合に、必要とする
波長変換スイッチおよび波長変換回数を最小限に抑え
る。 【構成】 各入力ポートから入力される波長多重された
信号を波長ごとに分離する波長分離手段と、波長分離さ
れた各波長の信号のルーチングを行う小規模空間スイッ
チを多段接続して構成される大規模空間スイッチと、大
規模空間スイッチの入力端、出力端、中間段の少なくと
も一箇所に配置され、波長分離された各波長の信号のル
ーチングおよび波長変換を行う波長変換スイッチと、大
規模空間スイッチあるいはその出力端に接続される波長
変換スイッチの出力端に接続され、各波長の信号を波長
多重して各出力ポートに出力する波長多重手段とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、波長多重された信号が
入出力する入出力ポート間の接続と波長変換とを同時に
行い、波長多重された信号の交換を行う波長多重クロス
コネクト回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、波長多重クロスコネクト回路の
従来構成を示すブロック図である(参考文献:安井,上
村、“波長割当て交換方式の検討”、電子情報通信学
会、交換システム研究会資料、SSE90-97、pp.1-6、1990
年12月)。
【0003】図4(1) において、入力ポート411 〜4
3 にはそれぞれ波長λ1 〜λ3 の信号が波長多重され
て入力され、出力ポート421 〜423 にはそれぞれ波
長λ 1 〜λ3 の信号が波長多重されて出力される。波長
多重クロスコネクト回路は、入出力ポート間をスイッチ
回路431 〜439 と接続リンク441 〜4418により
格子状に接続した構成である。ここで、スイッチ回路4
7 の内部構造を図4(2) に示すが、他のスイッチ回路
においても同様である。
【0004】スイッチ回路437 は、直交する接続リン
ク4413、4410を波長変換スイッチ(λSW)45お
よび波長多重化回路46で接続した構成である。波長変
換スイッチ45は、例えば図4(3)に示すように、λ1
〜λ3 のどの波長にもチューニングできる可変波長選択
フィルタ471 〜473 と、発振波長がλ1 〜λ3 で固
定である波長変換素子481 〜483 とから構成され
る。この波長変換素子は、それぞれ固有の発振波長を有
する半導体レーザなどで実現可能である。
【0005】パスの接続は、入力ポート41と接続先の
出力ポート42の交差点に位置する波長変換スイッチ4
5において、出力波長に対応する波長変換素子48に接
続された可変波長選択フィルタ47をスイッチング対象
の入力波長にチューニングすることで実現される。たと
えば、入力ポート411 から入力される波長λ3 の信号
を波長λ1 に変換して出力ポート422 に接続する場合
は、スイッチ回路43 2 の波長変換スイッチ45の可変
波長選択フィルタ471 を波長λ3にチューニングする
ことにより、波長λ3 の信号を波長変換素子481 で波
長λ1 の信号に波長変換して出力ポート422 に出力さ
せることができる。
【0006】図5は、波長多重クロスコネクト回路の他
の従来構成を示すブロック図である(参考文献:S.Suzu
ki,K.Nagashima,"Optical Broadband Communications N
etwork Architecture Utilizing Wavelength-Dvision S
witching Technology",Proceeding of Topical Meeting
on Photonic Switching,ThA-2,March 1987)。
【0007】図5において、入力ポート411 〜413
にはそれぞれ波長λ1 〜λ3 の信号が波長多重されて入
力され、出力ポート421 〜423 にはそれぞれ波長λ
1〜λ3 の信号が波長多重されて出力される。ここに示
す波長多重クロスコネクト回路は、図4に示した同様の
波長変換スイッチ(λSW)45を3段接続して等価な
機能を実現している。なお、2段目の波長変換スイッチ
454 〜456 の入力側および3段目の波長変換スイッ
チ457 〜459 の入出力側に挿入される波長多重化回
路(MUX)461 〜469 は、波長λ1 〜λ3 の3本
の信号を1本に波長多重する。また、このような波長多
重クロスコネクト回路は、従来から知られている3段接
続構成の空間スイッチ回路と等価であり、任意の入出力
ポート間の接続が可能になっている。
【0008】たとえば、入力ポート411 から入力され
る波長λ3 の信号を波長λ1 に変換して出力ポート42
2 に接続する場合は、波長変換スイッチ451 を介して
ここでは波長λ2 の信号に波長変換し、波長多重化回路
462 を介して波長変換スイッチ455 に送出する。波
長変換スイッチ455 では、波長λ1 の信号を出力ポー
ト422 に出力するために波長λ3 の信号に波長変換
し、波長多重化回路46 5 を介して波長変換スイッチ4
8 に送出する。波長変換スイッチ458 では、波長λ
3 の信号を波長λ1 の信号に波長変換し、波長多重化回
路468 を介して出力ポート422 に出力する。なお、
波長変換スイッチ451 で変換する波長は、出力リンク
の状態に応じて適宜選択される。すなわち、最終的に出
力ポート422 に接続される波長変換スイッチ458
入力して波長λ1 に波長変換すればよいので、その間の
ルートによって波長変換スイッチ451 で変換される波
長が決定される。図5では、取りうるルートを太線で示
す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
構成の波長多重クロスコネクト回路では、入出力ポート
をマトリクス状に配置し、そのすべての交差点に波長変
換スイッチ45が必要となるために、波長変換スイッチ
の個数が入出力ポート数の2乗に比例する。したがっ
て、波長多重数および入出力ポート数の大きいクロスコ
ネクト回路を構成する場合には、回路規模が大きくなる
ことが避けられなかった。また、例えば入力ポートを1
つ増設するだけで、出力ポート数分の波長変換スイッチ
が必要となるとともに、それらを接続する接続リンクが
それ以上必要となるように、入出力ポートの増設に伴っ
て追加された波長変換スイッチを接続する作業も複雑に
なっていた。
【0010】一方、図5に示す構成の波長多重クロスコ
ネクト回路では、必要となる波長変換スイッチ45の数
は図4に示す構成と同じく9個であるが、入出力ポート
数が大きくなるに従って、図5に示す構成の方が波長変
換スイッチの数を少なくすることができる。たとえば、
同じ波長多重数で入出力ポート数を4とすると、図4に
示す構成の場合には16個必要となり、図5に示す構成の
場合には11個となる。
【0011】しかし、図7に示す構成では、中間段の波
長変換スイッチ65を波長多重数の増加に応じた数だけ
設ける必要があり、図6に示す構成では波長変換スイッ
チの数が波長多重数に依存しないのに比べて不利とな
る。すなわち、図7に示す構成では入出力ポート数が少
ない場合でも波長多重数に応じた回路規模が必要であっ
た。
【0012】さらに、図6に示す構成では波長変換回数
が1回であるのに対して、図7に示す構成では同じ波長
に変換される場合も含めて各段で波長変換が行われるた
めに波長変換回数が増大する。この波長変換回数の増大
は、変換動作の不完全性に起因して信号のレベルあるい
は波長が変動する問題や、波長間のクロストークが大き
くなる問題を顕在化させる。この問題は、波長変換スイ
ッチ65が図6(3) に示すように波長変換素子68とし
て半導体レーザなどのアクティブ素子を含むので、これ
らの素子で発生する雑音の累積によってSN比特性が劣
化する問題を発生させる。
【0013】このように、従来の波長多重クロスコネク
ト回路は、入出力ポート数に応じて回路規模が飛躍的に
増大したり、それを避ける構成であってもクロストーク
や雑音によってSN比特性が劣化するなどの問題があっ
た。また、小容量のシステムから大容量のシステムま
で、容易にかつ効率よく構築することが困難であった。
【0014】本発明は、波長多重された信号が入出力す
る入出力ポート間のルーチングと波長変換とを同時に行
う波長多重クロスコネクト回路を波長変換スイッチを用
いて構成する場合に、必要とする波長変換スイッチおよ
び波長変換回数を最小限に抑えることができる波長多重
クロスコネクト回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の入力ポ
ートからそれぞれ波長多重された信号が入力され、各波
長の信号を所定の出力ポートの所定の波長に変換して出
力する波長多重クロスコネクト回路において、前記各入
力ポートから入力される波長多重された信号を波長ごと
に分離して出力する波長分離手段と、波長分離された各
波長の信号のルーチングを行う小規模空間スイッチを多
段接続して構成される大規模空間スイッチと、前記大規
模空間スイッチの入力端、出力端あるいは中間段の少な
くとも一箇所に配置され、波長分離された各波長の信号
のルーチングを行うとともに波長変換を行う波長変換ス
イッチと、前記大規模空間スイッチの出力端あるいはそ
の出力端に接続される前記波長変換スイッチの出力端に
接続され、各波長の信号を波長多重して各出力ポートに
出力する波長多重手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明は、多段接続構成の大規模空間スイッチ
を介して入出力ポート間のルーチングを行うことができ
るとともに、その中に含まれる波長変換スイッチで必要
とする波長変換を行うことができる。このように、空間
スイッチを用いることにより波長変換スイッチ自体の個
数を少なくすることができるとともに、波長変換回数を
最小限に抑えることができ、信号のレベルおよび波長の
変動や雑音の累積によるSN比特性の劣化を少なくする
ことができる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の第一実施例構成を示すブロ
ック図である。図において、入力ポート411 〜413
にはそれぞれ波長λ1〜λ3 の信号が波長多重されて入
力され、出力ポート421〜423 にはそれぞれ波長λ
1 〜λ 3 の信号が波長多重されて出力される。各入力ポ
ート411 〜413 には、それぞれ波長λ1 〜λ3 の信
号を分離する波長分離回路(DMX)111 〜113
接続される。各波長分離回路111 〜113 で分離され
た波長λ1 〜λ3 の信号は、それぞれ波長対応の空間ス
イッチ121 〜123 を介して波長多重化回路(MU
X)131 〜133 に入力され、さらに従来と同様の波
長変換スイッチ(λSW)141 〜143 に入力され
る。各波長変換スイッチ141 〜143 で波長変換され
た波長λ1 〜λ3 の信号は、それぞれ波長対応の空間ス
イッチ151 〜153 を介して波長多重化回路(MU
X)161 〜163に入力され、さらに各出力ポート4
1 〜423 に送出される。
【0018】以下、従来技術の説明と同様に、入力ポー
ト411 から入力される波長λ3 の信号を波長λ1 に変
換して出力ポート422 に接続する場合の動作について
説明する。入力ポート411 から入力された波長λ3
信号は、波長分離回路111 で分離されて空間スイッチ
123 に入力される。空間スイッチ123 は、波長λ 3
の信号をここでは波長多重化回路131 に接続し、波長
変換スイッチ141 に入力させる。波長変換スイッチ1
1 では、波長λ3 の信号を波長λ1 に変換して空間ス
イッチ151 に送出する。空間スイッチ151 では、こ
の波長λ1 の信号を出力ポート422 に出力するために
波長多重化回路162 に送出する。波長多重化回路16
2 では、他の波長の信号と多重化して出力ポート422
に出力する。
【0019】なお、空間スイッチ123 における出力先
は、出力リンクの空き状態に応じて適宜選択される。す
なわち、波長変換スイッチ141〜143 のいずれかで
波長λ3 から波長λ1 への変換が行われればよく、最終
的に空間スイッチ151 に入力されて波長多重化回路1
2 を介して出力ポート422 へ送出すればよい。図1
では、取りうるルートを太線で示す。
【0020】本実施例構成において、1段目の空間スイ
ッチ121 〜123 と、3段目の空間スイッチ151
153 では波長変換は行わず、各スイッチごとに入出力
波長は同一である。すなわち、本実施例構成では1段の
波長変換スイッチ141 〜143 で1回の波長変換を行
えばよく、従来構成に対して回路規模および波長変換回
数の削減を図ることができる。なお、波長分離回路およ
び波長多重化回路の総数は従来構成に対して変わらな
い。
【0021】図2は、本発明の第二実施例構成を示すブ
ロック図である。図において、入力ポート411 〜41
3 にはそれぞれ波長λ1 〜λ3 の信号が波長多重されて
入力され、出力ポート421 〜423 にはそれぞれ波長
λ1 〜λ 3 の信号が波長多重されて出力される。各入力
ポート411 〜413 には、それぞれ波長λ1 〜λ3
信号を分離する波長分離回路(DMX)211 〜213
が接続される。各波長分離回路211 〜213 で分離さ
れた波長λ1 〜λ3 の信号は、それぞれ空間スイッチ2
1 〜223 に入力される。各空間スイッチ221 〜2
3 の出力は、さらに空間スイッチ231 〜233 を介
して波長変換スイッチ(λSW)241 〜243 に入力
される。各波長変換スイッチ241 〜243 で波長変換
された波長λ1 〜λ3 の信号は、それぞれ出力ポート対
応の波長多重化回路(MUX)251 〜253 を介して
各出力ポート421 〜423 に出力される。
【0022】なお、本実施例に用いる波長変換スイッチ
241 〜243 は、図2(2) に示すように、従来構成お
よび第一実施例で用いた波長変換スイッチの構成と異な
り、波長選択フィルタ47に代えて空間スイッチ22,
23と同様の空間スイッチ26が用いられる。一方、第
一実施例において、本実施例における波長変換スイッチ
24を用いた場合には、波長多重化回路13および波長
変換スイッチ14の波長選択フィルタ47が不要とな
る。
【0023】以下、第一実施例の説明と同様に、入力ポ
ート411 から入力される波長λ3 の信号を波長λ1
変換して出力ポート422 に接続する場合の動作につい
て説明する。入力ポート411 から入力された波長λ3
の信号は、波長分離回路21 1 で分離されて空間スイッ
チ221 に入力される。空間スイッチ221 は、波長λ
3 の信号をここでは空間スイッチ232 に接続する。空
間スイッチ232 では、この波長λ3 の信号を出力ポー
ト422 に出力するために波長変換スイッチ242 に送
出する。波長変換スイッチ242 では、波長λ3 の信号
を波長λ1 に変換して波長多重化回路252 に送出す
る。波長多重化回路252 では、他の波長の信号と多重
化して出力ポート422 に出力する。
【0024】なお、空間スイッチ221 における出力先
は、出力リンクの空き状態に応じて適宜選択される。す
なわち、空間スイッチ221 から出力される波長λ3
信号が、最終的に出力ポート422に対応する波長変換
スイッチ242 に入力されて波長λ3 から波長λ1 への
変換が行われればよく、空間スイッチ221 と波長変換
スイッチ242 との間では空間スイッチ231 〜233
のいずれを通過してもよい。図2では、取りうるルート
を太線で示す。
【0025】このように、本実施例では、第一実施例と
同様に1回の波長変換を行えばよく、従来構成に対して
回路規模および波長変換回数の削減を図ることができ
る。また、第一実施例構成に対しては、各回路間の接続
パターンを簡単にすることができる。
【0026】さらに、本実施例構成では、1段目の空間
スイッチ221 〜223 がそれぞれ異なる波長λ1 〜λ
3 の信号についてルーチングを行うので、チャネル間の
クロストークを小さくすることができる。また、2段目
の空間スイッチ231 〜23 3 では、それぞれが1段目
の空間スイッチ221 〜223のすべてに接続されるの
で、各空間スイッチに収容される信号の波長が同一にな
る確率は低く、同様にチャネル間のクロストークを小さ
くすることができる。
【0027】図3は、本発明の第三実施例構成を示すブ
ロック図である。図において、入力ポート411 〜41
3 にはそれぞれ波長λ1 〜λ3 の信号が波長多重されて
入力され、出力ポート421 〜423 にはそれぞれ波長
λ1 〜λ 3 の信号が波長多重されて出力される。各入力
ポート411 〜413 には、それぞれ波長λ1 〜λ3
信号を分離する波長分離回路(DMX)311 〜313
が接続される。各波長分離回路311 〜313 で分離さ
れた波長λ1 〜λ3 の信号は、それぞれ空間スイッチ3
1 〜323 に入力される。各空間スイッチ321 〜3
3 の出力は、波長変換スイッチ(λSW)331 〜3
3 に入力される。各波長変換スイッチ331 〜333
で波長変換された波長λ1 〜λ3 の信号は、それぞれ出
力ポート対応の波長多重化回路(MUX)341 〜34
3 を介して各出力ポート421 〜423 に出力される。
【0028】なお、本実施例に用いる波長変換スイッチ
331 〜333 は、図3(2) に示すように、従来構成お
よび第一実施例で用いた波長変換スイッチ、さらに第二
実施例で用いた波長変換スイッチ24の構成と異なり、
空間スイッチ32と同様の空間スイッチ35が用いられ
るとともに、λ1 〜λ3 のどの波長にもチューニングで
きる可変波長変換素子361 〜363 が用いられる。こ
のような可変波長変換素子は、発振波長制御端子を有す
る分布帰還形(DFB)半導体レーザやブラッグ反射形
(DBR)半導体レーザで容易に実現可能である。
【0029】以下、第一実施例および第二実施例の説明
と同様に、入力ポート411 から入力される波長λ3
信号を波長λ1 に変換して出力ポート422 に接続する
場合の動作について説明する。入力ポート411 から入
力された波長λ3 の信号は、波長分離回路311 で分離
されて空間スイッチ321 に入力される。空間スイッチ
321 は、波長λ3 の信号をここでは波長変換スイッチ
333 に送出する。波長変換スイッチ333では、空間
スイッチ35で出力ポート422 に対応する波長変換素
子362 に接続し、さらに波長変換素子362 の出力波
長をλ1 に設定することにより、波長λ3 の信号を波長
λ1 に変換して出力ポート422 に対応する波長多重化
回路342 に送出することができる。波長多重化回路3
2 では、他の波長の信号と多重化して出力ポート42
2 に出力する。
【0030】なお、空間スイッチ321 における出力先
は、出力リンクの空き状態に応じて適宜選択される。す
なわち、空間スイッチ321 から出力される波長λ3
信号が、最終的に出力ポート422に対応する波長多重
化回路342 に入力されればよく、その間の波長変換ス
イッチ331 〜333 で接続先を波長多重化回路34 2
に、変換波長をλ1 にチューニングすれば、いずれのル
ートを通過してもよい。図3では、取りうるルートを太
線で示す。
【0031】このように、本実施例では、第一実施例お
よび第二実施例と同様に1回の波長変換を行えばよく、
従来構成に対して回路規模および波長変換回数の削減を
図ることができる。また、本実施例においても、第一実
施例構成に比べて各回路間の接続パターンを簡単にする
ことができる。
【0032】さらに、本実施例構成では、空間スイッチ
321 〜323 がそれぞれ異なる波長λ1 〜λ3 の信号
についてルーチングを行うので、チャネル間のクロスト
ークを小さくすることができる。また、空間スイッチが
2段でよいので、全体の回路規模を一層小さくすること
ができるとともに、空間スイッチ段数の減少に伴ってチ
ャネル間のクロストークをさらに小さくすることができ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、波長変換
スイッチの削減が可能となり、また各回路間の接続パタ
ーンが簡単になるとともに接続リンクの配線長を短くす
ることができるので、小型化および経済化を実現するこ
とができる。さらに、同一波長の信号間のクロストーク
を小さくすることができるので、SN比特性の劣化を抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第二実施例構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第三実施例構成を示すブロック図であ
る。
【図4】波長多重クロスコネクト回路の従来構成を示す
ブロック図である。
【図5】波長多重クロスコネクト回路の別の従来構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
11 波長分離回路(DMX) 12,15 空間スイッチ 13,16 波長多重化回路(MUX) 14 波長変換スイッチ(λSW) 21 波長分離回路(DMX) 22,23 空間スイッチ 24 波長変換スイッチ(λSW) 25 波長多重化回路(MUX) 26 空間スイッチ 31 波長分離回路(DMX) 32 空間スイッチ 33 波長変換スイッチ(λSW) 34 波長多重化回路(MUX) 35 空間スイッチ 36 可変波長変換素子 41 入力ポート 42 出力ポート 43 スイッチ回路 44 接続リンク 45 波長変換スイッチ 46 波長多重化回路(MUX) 47 可変波長選択フィルタ 48 波長変換素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力ポートからそれぞれ波長多重
    された信号が入力され、各波長の信号を所定の出力ポー
    トの所定の波長に変換して出力する波長多重クロスコネ
    クト回路において、 前記各入力ポートから入力される波長多重された信号を
    波長ごとに分離して出力する波長分離手段と、 波長分離された各波長の信号のルーチングを行う小規模
    空間スイッチを多段接続して構成される大規模空間スイ
    ッチと、 前記大規模空間スイッチの入力端、出力端あるいは中間
    段の少なくとも一箇所に配置され、波長分離された各波
    長の信号のルーチングを行うとともに波長変換を行う波
    長変換スイッチと、 前記大規模空間スイッチの出力端あるいはその出力端に
    接続される前記波長変換スイッチの出力端に接続され、
    各波長の信号を波長多重して各出力ポートに出力する波
    長多重手段とを備えたことを特徴とする波長多重クロス
    コネクト回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6496289B1 (en) 1998-02-20 2002-12-17 Fujitsu Limited Optical exchanger
JP2009033543A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 波長選択スイッチ及び光クロスコネクトスイッチ機能部及び光クロスコネクト装置

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