JPH08195972A - 光クロスコネクト及びこれを用いた波長分割型光伝送システム - Google Patents

光クロスコネクト及びこれを用いた波長分割型光伝送システム

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JPH08195972A
JPH08195972A JP7003194A JP319495A JPH08195972A JP H08195972 A JPH08195972 A JP H08195972A JP 7003194 A JP7003194 A JP 7003194A JP 319495 A JP319495 A JP 319495A JP H08195972 A JPH08195972 A JP H08195972A
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智司 黒柳
Kazuo Hironishi
一夫 廣西
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卓二 前田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】所要光デバイスの個数あるいは所要波長数を少
なくできる光クロスコネクト及びこれを用いた波長分割
多重型光伝送システムを提供する。 【構成】複数の波長多重光伝送路を収容するクロスコネ
クトにおいて、ルーチング部とバイパス部を備え、ルー
チング部は、入ハイウェイから現用波長できた光信号の
波長を所望の出ハイウェイのかつ所望の波長にスイッチ
ングし、光伝送路の障害が発生した場合に、伝送路を流
れていた光信号の波長を予備の波長に変換して、正常な
ルートに迂回させ、且つ予備波長で入ってきた光信号の
波長を現用の波長に戻して所定のルートにスイッチング
し、バイパス部は、予備波長で入ってきた光信号をその
ままの波長で所定のルートにスイッチングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光クロスコネクト及び
これを用いた波長分割多重型光伝送システムに関する。
特に、セルフヒーリング機能を有した波長分割多重型光
伝送システムの為の光クロスコネクト構成法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報の高速化、大容量化に伴い、光技術
を用いた伝送システムが将来の広帯域伝送システムとし
て期待されている。従来は、時分割多重度を上げること
で、光伝送路および伝送システムの小型化、経済化がな
されてきたが、速度的に限界が来ている。
【0003】一方、伝送容量の大容量化に伴い、光伝送
路障害は多大な影響を与える。従って障害によって切断
された情報を正常な光伝送路に迂回させ障害回復をはか
ること(セルフヒーリング)が必要である。これらの一
解決策として、波長分割多重(WDM:Wavelength-Divisio
n Multiplexing) 技術を導入した構成が有望視されてい
る。
【0004】ここで、光技術を用いると言う場合、伝送
システムにおいて、全てを光信号化することを意味する
ものではなく、電気処理との融合形態を意味するもので
ある。その全体構成の一般的な例を図35に示す。この
ような伝送システムの構成では、光クロスコネクト21
0、電気クロスコネクト211、分岐部212及び挿入
部213からなる。
【0005】光クロスコネクト210は波長単位でのス
イッチングを行う。具体的には、任意の入ハイウェイの
且つ任意の波長の光信号を、任意の出ハイウェイの且つ
任意の波長に変換するものである。電気クロスコネクト
211は、波長内において時分割多重された信号の処理
を行うものである。
【0006】また、分岐部212は、入ハイウェイから
現用の波長λS1〜λSn、及び予備の波長λP1〜λPnを入
力し、所定の波長の光信号λSiまたはλPiを選択し、電
気クロスコネクト211に入力する。挿入部213は、
電気クロスコネクト211からの光信号λ0 を所定の波
長に変換して出ハイウェイに送出するものである。
【0007】一方、波長分割多重技術を導入したセルフ
ヒーリングとして、予備の波長を用いる方式がある。そ
の動作原理を図36に示す。光クロスコネクト(OXC
−AOXC:Optical Cross-Connect)220から光クロス
コネクト(OXC−C)222、光クロスコネクト(O
XC−E)224のパスで、現用の波長λS1〜λSnの光
信号a1 〜an を送信している時に、光クロスコネクト
(OXC−A)220と光クロスコネクト(OXC−
C)222の間の光伝送路に障害が起きた場合を考え
る。
【0008】この場合、光クロスコネクト(OXC−
A)220は予備の波長λP1〜λPnを使って光クロスコ
ネクト(OXC−B)221を経由して光クロスコネク
ト(OXC−E)222に光信号を迂回させる。
【0009】図37〜図40に従来の光クロスコネクト
の構成例を示す。図37の構成例(タイプA)は、各入
ハイウェイ毎の波長分離器(WDMUX:Wavelength Demultip
lexer)230、2nk×2nkの光空間スイッチ23
1、各出ハイウェイ毎の波長多重器(WMUX:Wavelength M
ultiplexer) 232からなる。
【0010】波長分離器230は、2n個の固定波長フ
ィルタFFIL(Fixed WavelengthFilter)、波長多重
器232は、2n個の固定波長変換器FCNV(Fixed
Wavelength Converter) からなる。波長分離器230で
波長を分離し、光空間スイッチ231で所望の出リンク
にルーチングし、波長多重器232で所定の波長に変換
する。
【0011】図38の構成例(タイプB−1)は、各入
ハイウェイ毎の波長スイッチ(λSwitch)240、k×
kの光カプラ241、各出ハイウェイ毎の波長スイッチ
242からなる。前段の波長スイッチ240は、2n個
の固定波長フィルタFFILと2n個の固定波長変換器
FCNVからなり、後段の波長スイッチ242は、2n
個の可変波長フィルタTFIL(Tunable Wavelength F
ilter)と2n個の固定波長変換器FCNVからなる。
【0012】前段の波長スイッチ240で2nk個の光
信号(波長λs1〜λsn×k、λp1〜λpn×kの光信号)
を各々異なる波長に変換し、カプラ241でそれらを合
流し、全ての出リンクに分配する。そして後段の波長ス
イッチ242で所望の波長を選択し、所定の波長に変換
する。
【0013】図39の構成例(タイプB−2)は、各入
ハイウェイ毎の波長スイッチ250、k×kの光カプラ
251、各出ハイウェイ毎の波長スイッチ252からな
る。前段の波長スイッチ250は、2n個の固定波長フ
ィルタFFILと2n個の可変波長変換器TCNV(Tu
nable Wavelength Converter) からなり、後段の波長ス
イッチ252は2n個の固定波長フィルタFFILと2
n個の固定波長変換器FCNVからなる。
【0014】前段の波長スイッチ250で2nk個の光
信号に対して、行き先の出リンクに応じて波長を変換
し、カプラ251でそれらを合流し、全ての出リンクに
分配する。そして後段の波長スイッチ252で所定の波
長を選択し、所定の波長に変換する。
【0015】図40に示すクロスコネクトの従来構成例
(タイプC)は、各入ハイウェイの現用及び予備用の波
長多重信号(現用:λW1〜λWn、予備用:λR1〜λRn)
を波長毎に振り分ける2nk個の固定波長フィルタ(F
FIL) 260、3段の光スイッチ回路261〜263
(一段目:k個の2n×4n光スイッチ261、二段
目:4n個のk×kスイッチ262、三段目:k個の4
n×2n光スイッチ263)及び、三段目のk個の4n
×2n光スイッチ263からの各出ハイウェイの現用及
び予備用の波長信号(現用:λW1〜λWn、予備用:λR1
〜λRn) に合成する2nk個の波長変換器(FCNV)
264からなる。これにより、光スイッチで各波長信号
を所望の出リンクにルーチングし、波長変換器で所定の
波長に変換する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の光クロス
コネクトの構成において、図37に示すタイプAの構成
では、使用する波長の数は2n個であるが、4n22
個の光スイッチが必要であり、ハード量が大きくなって
しまうといった問題がある。
【0017】一方、図38、図39に示すタイプBの構
成では、4nk個の波長フィルタと4nk個の波長変換
器で済むが、使用する波長の数が2nkと多くなり、波
長デバイスへの要求特性が厳しくなるといった問題があ
る。
【0018】更に図40に示すタイプCの構成例では、
完全なノンブロック構成にするために中間段(二段目)
の光スイッチの数を4nにする必要があり、上記他の例
と同様に、ハード量が大きくなってしまうといった問題
がある。即ち、4nにする理由は、Closの定義から
計算できる。一段目の光スイッチに入ってくる光信号の
数が2n、三段目の光スイッチに出ていく光信号の数も
2nであり、同時にこの2つの状態となるパス接続が存
在するため、これらを加算して4n必要となる。
【0019】したがって、本発明は、かかる従来の構成
における問題を解決する光クロスコネクト及びこれを用
いた波長分割多重型光伝送システムを提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の従来例の
問題点を解決する本発明にしたがう光クロスコネクトの
基本構成は、ルーチング部とバイパス部を備え、ルーチ
ング部は、入ハイウェイからの現用波長の光信号の波長
を所望の波長に変換して、且つ、所望の出ハイウェイに
出力し、光伝送路の障害が発生した場合に、この伝送路
を流れていた光信号の波長を予備の波長に変換して、正
常なルートに迂回させ、且つ予備波長で入ってきた光信
号の波長を現用波長に戻して所定のルートに出力する。
【0021】更に、前記バイパス部は、予備波長で入力
した光信号をそのままの波長で所定のルートに出力する
ように構成される。
【0022】具体的特徴として、前記ルーチング部は、
マトリクスの各クロスポイント上にn個の可変波長フィ
ルタとn個の可変波長変換器からなる波長スイッチを有
して構成される。これにより、各波長スイッチの可変波
長スイッチで現用及び予備波長の波長多重光信号の中か
ら所望の波長を選択し、所望の波長に変換できる。
【0023】更に、別の特徴として、前記ルーチング部
は、マトリクスの各クロスポイント上に1個の波長フィ
ルタと1個の波長変換器からなるスイッチエレメントを
有するスイッチモジュールを2個縦続して構成される。
【0024】この場合、一段目のスイッチモジュールの
スイッチエレメントで現用及び予備波長の波長多重光信
号の中から所望の波長選択し、モジュール間のリンク上
で波長が重複しないように各々異なる波長に変換する。
【0025】そして、2段目の各スイッチモジュールで
光信号を所定の出ハイウェイに選択し、所定の波長に変
換する。
【0026】また、別の特徴として、前記バイパス部
は、マトリクスの各クロスポイント上に1つの多波長選
択フィルタを有して構成される。
【0027】更に、特徴として前記バイパス部は、各入
ハイウェイ毎に1個の多波長選択フィルタと、多波長選
択フィルタの出力が接続される光空間スイッチを有して
構成される。
【0028】上記のバイパス部においては、各多波長選
択フィルタが通常、現用及び予備波長両方の光信号を遮
断しており、予備波長の光信号をバイパスさせる時の
み、予備波長を通過するようにチューニングされる。
【0029】また、本発明にしたがう波長分割多重型光
伝送システムは、前記特徴を有する光クロスコネクト、
この光クロスコネクトの前段に接続され、複数個の可変
波長フィルタを備える分岐部、後段部に接続され、複数
個の可変波長変換器を備える挿入部と、光/電気変換及
び電気/光変換機能を有する各電気クロスコネクトを有
する。
【0030】そして、前記分岐部は、各入ハイウェイか
らの波長多重光信号を該複数個の可変波長フィルタを通
して該電気クロスコネクトに送出し、挿入部は、電気ク
ロスコネクトからの光信号を該複数個の可変波長変換器
を通して出ハイウェイに送出するように構成される。
【0031】更に特徴として前記において、各光伝送路
の入出力側に可変波長フィルタとモニターからなる光信
号断検出部を備え、光伝送路の障害及び伝送システム装
置の障害を検出し、正常なルートへの迂回を制御するよ
うに構成される。
【0032】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にしたがって説明
する。尚、図面において、同一または類似のものには、
同一の参照番号及び記号を付して説明する。
【0033】図1は、本発明システムに使用される本発
明にしたがう光クロスコネクト210の原理構成図を示
す。この光クロスコネクトは、ルーチング部1とバイパ
ス部2の2つからなる。
【0034】ルーチング部1の機能は、第一にカプラ3
を通して入ハイウェイから現用波長λS1〜λSnで入力す
る光信号の波長を、カプラ4を通して所望の出ハイウェ
イに出力すべく、所望の波長にスイッチングする。
【0035】ここで、光クロスコネクト210は、光伝
送路に障害が発生した場合は、そこを流れていた光信号
の波長を予備の波長λP1〜λPnに変換して、正常なルー
トに迂回させる。更に、予備波長λP1〜λPnで入力して
きた光信号の波長を現用の波長λS1〜λSnに戻して所定
のルートにスイッチングする機能を有する。
【0036】一方、バイパス部2の機能は、カプラ3に
より分岐され、予備波長λP1〜λPnで入力した光信号を
そのままの波長で所定のルートにスイッチングし、カプ
ラ4を通して出力するものである。
【0037】図2〜図5にルーチング部1の本発明の実
施例としての構成例を示す。図2のタイプAは、k×k
のマトリクスのクロスポイント201〜2kkの各々に
波長スイッチ21を配置している。各波長スイッチ21
は、n個の可変波長フィルタTFILとn個の可変波長
変換器TCNVからなる。
【0038】図2において、各波長スイッチ21の可変
波長フィルタTFILで現用および予備波長の波長多重
光信号の中から所望の波長を選択し、可変波長変換器T
CNVで所望の波長に変換する。
【0039】図3、図4は、それぞれタイプB−1、B
−2に分類されたルーチング部1の構成例であり、マト
リスクの各クロスポイント上に1個の波長フィルタTF
ILと1個の波長変換器FCNVからなるスイッチエレ
メントSE(SwitchElement)を配置した
スイッチモジュール30、31を2段縦続している。
【0040】図3のタイプB−1では、1段目のスイッ
チモジュール30を構成するスイッチエレメントSEの
波長フィルタTFILは可変、波長変換器FCNVは固
定であり、2段目のスイッチモジュール31を構成する
スイッチエレメントSEは波長フィルタTFIL、波長
変換器TCNVともに可変である。
【0041】図3において、1段目のスイッチモジュー
ル30の各スイッチエレメントSEの可変波長フィルタ
TFILで現用および予備波長の波長多重光信号の中か
ら所望の波長を選択し、固定波長変換器FCNVでモジ
ュール間のリンク上で波長が重複しないように各々異な
る波長に変換する。
【0042】そして2段目のスイッチモジュール31の
各スイッチエレメントSEの可変波長フィルタTFIL
で光信号を所定の出ハイウェイに選択し、可変波長変換
器TCNVで所定の波長に変換する。
【0043】また、図4のタイプB−2では、1段目の
スイッチモジュール30を構成するスイッチエレメント
SEは、波長フィルタTFIL、波長変換器TCNVと
もに可変であり、2段目のスイッチモジュール31を構
成するスイッチエレメントSEの波長フィルタFFIL
は固定、波長変換器TCNVは可変である。
【0044】図4において、1段目のスイッチモジュー
ル30の各スイッチエレメントSEの可変波長フィルタ
TFILで現用および予備波長の波長多重光信号の中か
ら所望の波長を選択し、可変波長変換器TCNVで所望
の波長に変換する。
【0045】そして2段目のスイッチモジュール31の
各スイッチエレメントSEの固定波長フィルタFFIL
で光信号を所定の出ハイウェイに選択し、可変波長変換
器TCNVで所定の波長に変換する。
【0046】図5は、タイプB−1、B−2を含むタイ
プBのルーチング部1の空間分割型等価回路を示してい
る。即ち、第一段、第二段及び第三段のマトリクススイ
ッチを有し、第一段及び第三段は2n×2n、第二段は
k×kのマトリクススイッチで表される。
【0047】図6、図7は、バイパス部2の実施例とし
ての構成例を示す。図6に示されるタイプAの構成は、
k×kのマトリクスの各クロスポイント上に1つの多波
長選択フィルタMWFIL(Multi−Wavele
ngth Filter)を配置している。
【0048】図6において、所定の多波長選択フィルタ
MWFILで予備波長λP1〜λPnの波長多重光信号を一
括して抽出し、所定のリンクに送出させる。ここで各多
波長選択フィルタMWFILは、通常、現用および予備
波長両方の光信号を遮断しており、予備波長の光信号を
バイパスさせる時のみ、フィルタの透過波長を予備波長
のところにチューニングする。
【0049】図7に示されるタイプBは、各入ハイウェ
イ毎の多波長選択フィルタMWFILとk×kの光空間
スイッチ7から構成される。このタイプでは、所定の多
波長選択フィルタMWFILで予備波長λP1〜λPnの波
長多重光信号を一括して抽出し、光空間スイッチ7によ
り所定の出リンク1〜kに送出させる。
【0050】ここで各多波長選択フィルタMWFIL
は、通常、現用および予備波長両方の光信号を遮断して
おり、予備波長の光信号をバイパスさせる時のみ、フィ
ルタの透過波長を予備波長のところにチューニングす
る。
【0051】次に、上記に説明した本発明にしたがう構
成を有するルーチング部1およびバイパス部2の動作例
をセルフヒーリングの一例と合わせて示す。
【0052】図8にセルフヒーリングの動作例を示す。
光クロスコネクト(OXC−A OXC:Optical Cross-Con
nect)220から光クロスコネクト(OXC−C)22
2、光クロスコネクト(OXC−E)224のパスを使
って現用の波長λs1−λs4で光信号a1 〜a4 を送信し
ている時に、光クロスコネクト(OXC−A)220と
光クロスコネクト(OXC−C)222の間の光伝送路
に障害が起きた場合を想定する。
【0053】この場合、光クロスコネクト(OXC−
A)220は、予備の波長(λp1−λp4)を使って光ク
ロスコネクト(OXC−B)221を経由して光クロス
コネクト(OXC−C)222に光信号を迂回させる。
よって光クロスコネクト(OXC−B)221は、光ク
ロスコネクト(OXC−A)220からの予備波長λp1
−λp4の光信号a1 〜a4 をバイパスさせ、光クロスコ
ネクト(OXC−C)222に送出する。
【0054】さらに光クロスコネクト(OXC−C)2
22は、光クロスコネクト(OXC−B)221からの
光信号a1 〜a4 の予備波長λp1−λp4を現用の波長λ
s1−λs4に戻して光クロスコネクト(OXC−E)22
4に送出する。
【0055】図9乃至図11は、光クロスコネクト(O
XC−A)220、光クロスコネクト(OXC−B)2
21及び光クロスコネクト(OXC−C)222におけ
るタイプAのルーチング部1(図2参照)の動作例であ
る。
【0056】同様に図12から図14の各々は、光クロ
スコネクト(OXC−A)220、光クロスコネクト
(OXC−B)221及び光クロスコネクト(OXC−
C)222におけるタイプBのルーチング部1(図3、
図4参照)の動作例である。
【0057】また、図15と図16は、光クロスコネク
ト(OXC−B)221におけるタイプAのバイパス部
2(図6参照)およびタイプBのバイパス部2(図7参
照)の動作例である。
【0058】これら図中で網掛けで表示される波長スイ
ッチ21、スイッチエレメントSE、多波長選択フィル
タMWFILは、所定の動作をしていることを表してい
る。
【0059】先ず、図9において、正常状態では、光ク
ロスコネクト(OXC−A)220の入ハイウェイ2
(I2)に波長λs1〜λs4の光信号a1 〜a4 が入力
し、波長スイッチ21−1を通して出ハイウェイ1(O
1)に、波長λs1〜λs4の光信号a1 〜a4 として出力
される。
【0060】この時、出ハイウェイ1(O1)に障害が
生じると、波長スイッチ21−1に代わり、波長スイッ
チ21−2がアクチィブ状態とされ、これを通して波長
λp1〜λp4に変換され、光信号a1 〜a4 が出ハイウェ
イ4(O4)に出力される。
【0061】また、入ハイウェイ3(I3)に入力する
波長λs1〜λs4の光信号b1 〜b4は、波長スイッチ2
1−3を通して、同様に出ハイウェイ4(O4)に出力
される。
【0062】ここで、図8を参照すると、光クロスコネ
クト(OXC−A)220の出ハイウェイ4(O4)
は、光クロスコネクト(OXC−B)221の入ハイウ
ェイ2(I2)に光伝送路を介して接続される。したが
って、光クロスコネクト(OXC−B)221では、図
10に示されるように、入ハイウェイ2(I2)に入力
される波長λs1〜λs4の光信号b1 〜b4 は、波長スイ
ッチ21−4を通り、出ハイウェイ3(O3)に出力さ
れる。
【0063】また、光クロスコネクト(OXC−B)2
21の入ハイウェイ4(I4)に入力される波長λs1〜
λs4の光信号c1 〜c4 は、波長スイッチ21−5を通
り、出ハイウェイ1(O1)に出力される。
【0064】一方、光クロスコネクト(OXC−A)2
20と光クロスコネクト(OXC−C)222との間の
回線障害により迂回させるべく波長λp1〜λp4に変換さ
れた光信号a1 〜a4 は、光クロスコネクト(OXC−
B)221に入力すると、バイパス部2を通り、出ハイ
ウェイ1(O1)に出力される。
【0065】即ち、バイパス部2が図15に示すタイプ
Aの構成である場合は、図示されるように、入ハイウェ
イ2(I2)と出ハイウェイ1(O1)間に接続された
多波長選択フィルタMWFILを通り、波長λp1〜λp4
の光信号a1 〜a4 は出ハイウェイ1(O1)に出力さ
れる。
【0066】また、バイパス部2が図16に示すタイプ
Bの構成(図7参照)である場合は、入ハイウェイ2
(I2)に接続された多波長選択フィルタMWFILが
波長λp1〜λp4の選択性を有し、したがって光空間スイ
ッチ7に波長λp1〜λp4の光信号a1 〜a4 が入力され
る。
【0067】更に、光空間スイッチ7において、波長λ
p1〜λp4の光信号a1 〜a4 を出ハイウェイ1(O1)
に出力するように接続制御される。
【0068】次いで、図11に戻り説明すると、図11
は、光クロスコネクト(OXC−C)222におけるタ
イプAのルーチング部1の動作例を説明する図である。
光クロスコネクト(OXC−C)222の入ハイウェイ
4(I4)には、波長λs1〜λs4の光信号c1 〜c4 と
波長λp1〜λp4の光信号a1 〜a4 が入力される。
【0069】波長λs1〜λs4の光信号c1 〜c4 は、波
長スイッチ21−6を通り、出ハイウェイ2(O2)に
出力され、光クロスコネクト(OXC−D)223に向
かう。
【0070】一方、波長λp1〜λp4の光信号a1 〜a4
は、波長スイッチ21−7を通り、波長λs1〜λs4に変
換されて、出ハイウェイ1(O1)に出力される。これ
により、出ハイウェイ1(O1)に出力される波長λs1
〜λs4の光信号a1 〜a4 は、光クロスコネクト(OX
C−E)224に到達することが可能である。
【0071】次に図12〜図14によりタイプBの場合
のルーチング部の動作について説明する。図12におい
て、正常状態では、光クロスコネクト(OXC−A)2
20の入ハイウェイ2(I2)に波長λs1〜λs4の光信
号a1 〜a4 が入力し、スイッチエレメントSE1〜S
E4及びSE11〜SE14を通して出ハイウェイ1
(O1)に、波長λs1〜λs4の光信号a1 〜a4 として
出力される。
【0072】この時、出ハイウェイ1(O1)に障害が
生じると、スイッチエレメントSE11〜SE14に代
わり、スイッチエレメントSE01〜SE04がアクチ
ィブ状態とされ、これを通して波長λp1〜λp4の光信号
a1 〜a4 が出ハイウェイ4(O4)に出力される。
【0073】図8を参照すると、光クロスコネクト(O
XC−A)220の出ハイウェイ4(O4)は、光クロ
スコネクト(OXC−B)221に入ハイウェイ2(I
2)として接続される。更に、光クロスコネクト(OX
C−B)221では、図13に示されるように、入ハイ
ウェイ2(I2)に入力される波長λs1〜λs4の光信号
b1 〜b4 は、スイッチエレメントSE21〜24及び
SE31〜34を通り、出ハイウェイ3(O3)に出力
される。
【0074】また、光クロスコネクト(OXC−B)2
21の入ハイウェイ4(I4)に入力される波長λs1〜
λs4の光信号c1 〜c4 は、スイッチエレメントSE4
1〜44及びSE51〜54を通り、出ハイウェイ1
(O1)に出力される。
【0075】一方、光クロスコネクト(OXC−A)2
20と光クロスコネクト(OXC−C)222との間の
回線障害により迂回させるべく波長λp1〜λp4に変換さ
れた光信号a1 〜a4 は、光クロスコネクト(OXC−
B)221に入力すると、バイパス部2を通り、出ハイ
ウェイ1(O1)に出力される。
【0076】即ち、バイパス部2が図15に示すタイプ
Aの構成である場合は、図示されるように、入ハイウェ
イ2(I2)と出ハイウェイ1(O1)間に接続された
多波長選択フィルタMWFILを通り、波長λp1〜λp4
の光信号a1 〜a4 は出ハイウェイ1(O1)に出力さ
れる。
【0077】また、バイパス部2が図16に示すタイプ
Bの構成(図7参照)である場合は、入ハイウェイ2
(I2)に接続された多波長選択フィルタMWFILが
波長λp1〜λp4の選択性を有し、したがって光空間スイ
ッチ7に波長λp1〜λp4の光信号a1 〜a4 が入力され
る。
【0078】更に、光空間スイッチ7において、波長λ
p1〜λp4の光信号a1 〜a4 を出ハイウェイ1(O1)
に出力するように接続制御される。
【0079】次いで、図14に戻り説明すると、図14
は、光クロスコネクト(OXC−C)222におけるタ
イプBのルーチング部1の動作例である。光クロスコネ
クト(OXC−C)222の入ハイウェイ4(I4)に
は、波長λs1〜λs4の光信号c1 〜c4 と波長λp1〜λ
p4の光信号a1 〜a4 が入力される。
【0080】波長λs1〜λs4の光信号c1 〜c4 は、ス
イッチエレメントSE61〜64及びSE71〜74を
通り、出ハイウェイ2(O2)に出力され、光クロスコ
ネクト(OXC−D)223に向かう。
【0081】一方、波長λp1〜λp4の光信号a1 〜a4
は、スイッチエレメントSE81〜84及びSE91〜
94により、波長λs1〜λs4に変換されて、出ハイウェ
イ1(O1)に出力される。これにより、出ハイウェイ
1(O1)に出力される光信号a1 〜a4 は、光クロス
コネクト(OXC−E)224に到達することが可能で
ある。
【0082】図17は、波長変換器の構成例を示してい
る。図17において、(a)の構成は半導体レーザダイ
オード(LD)をベースにした波長変換素子である。半
導体LDの注入電流を制御することで波長をチューニン
グすることができ、光−光のままで波長変換が可能であ
る。
【0083】また、図17(b)の構成は、光・電気変
換器(O/E)と可変波長LDの直接変調による電気・
光変換器(E/O)からなり、可変波長LDへの注入電
流を制御することで波長をチューニングしている。
【0084】更に、図17(c)の構成は、O/E、可
変波長LDとLiNbO3(LN)光変調器を用いた外部変調
方式による波長変換器である。可変波長LDへの注入電
流を制御することで波長をチューニングしている。
【0085】一方、波長フィルタFILに関しては、誘
電体多層膜フィルタ、グレーティング型フィルタ、ファ
ブリー・ペロー・フィルタ、音響光学フィルタ、半導体
フィルタ等がある。
【0086】また、多波長選択フィルタMWFILに関
しては、音響光学フィルタ、あるいは現用波長帯と予備
波長帯をやや離して、半値幅内に予備波長の光信号が全
て入るようなフィルタで構成できる。
【0087】図18、図19にはそれぞれ分岐部212
(図21参照)、挿入部213(図1参照)の構成例を
示す。図18において、分岐部212では、各入ハイウ
ェイからの波長多重光信号を複数個の可変波長フィルタ
TFILを通して電気クロスコネクト211(図21参
照)に送出している。
【0088】また挿入部213では、電気クロスコネク
ト211からの光信号(波長λ0 )を複数個の可変波長
変換器TCNVを通して出ハイウェイに送出している。
【0089】図20は、光信号断検出部の構成例を示し
ている。この検出部の機能は、光伝送路の障害を検出
し、伝送システム装置の障害を検出するものである。
そのために各光伝送路に接続される光クロスコネクトの
入力側に可変波長フィルタTFILとモニター201〜
20kを具備し、出力側に可変波長フィルタTFILと
モニター301〜30kを具備している。
【0090】モニター201〜20k及び301〜30
kによる障害の検知に基づき、先に図8に関し説明した
ように光信号の迂回路が決定制御される。
【0091】更に、図21、図22は、それぞれ所要光
デバイスの個数、及び所要波長数を従来構成と比較して
示す関係図である。
【0092】これらの関係図からわかるように、本発明
の構成では、従来のタイプAの構成(図37参照)に比
べた場合、所要光デバイスの数を削減することができ
る。また従来のタイプBの構成(図38、図39参照)
に比べた場合、所要光デバイスの数は多少増えるが、所
要波長数を少なくすることができる。
【0093】図23は、図40の従来例に対応する本発
明にしたがい、図1のルーチング部1を構成した例(タ
イプC−1)である。図40の従来の構成と比較する
と、光スイッチの3段回路の中間段即ち二段目の光スイ
ッチ262の数を3nとしている。
【0094】これは後に動作例で説明するバイパス部2
を設けたことによる。バイパス部2を設けたことで、図
40の従来の構成の時に生じた一段目の1つの光スイッ
チ261に入ってくる光信号の数と、三段目の1つの光
スイッチ263に出ていく光信号の数が同時に2nとな
る状態が無くなるからである。即ち、一段目の光スイッ
チ261に2nの光信号が入ってくる場合は、三段目の
光スイッチ263に出ていく光信号の数はnである。ま
たその逆もあり得る。
【0095】図24は、更に図40の従来例に対応する
本発明にしたがい、図1のルーチング部1を構成した別
の例(タイプC−2)である。
【0096】この構成例においては、各入ハイウェイか
ら所定の波長の光信号を集めてきて一段目のスイッチ2
61に入力させ、3段目の光スイッチ263の出力光信
号を所定の波長に変換した後、別々の出ハイウェイに出
力されるように接続されている。この構成では、伝送路
障害の有無に関わらず、1段目と3段目の各光スイッチ
への入出力光信号の数はkである。従って、中間段の光
スイッチ262の数は2kとなる。
【0097】尚、上記図23、図24において、従来例
の図40に対応させて、現用波長としてλW1〜λWn、予
備波長としてλR1〜λRnで表しているが、これらは、先
の図23以前に説明した実施例における現用波長λS1〜
λSn、予備波長λP1〜λPnと同じである。
【0098】したがって、以下に図23、図24の本発
明にしたがうルーチング部1を用いて、次の図25にお
いて、セルフルーチングの動作を説明するが、同様に先
の実施例によける現用波長λS1〜λSnはλW1〜λWnに、
また予備波長λP1〜λPnはλR1〜λRnに置き換えられて
いるものとする。
【0099】更に、以下のセルフルーチングの動作説明
において、バイパス部の構成は、図23のルーチング部
の構成(タイプC−1)に対応して、図6に示すタイプ
Aのバイパス部が用いられ、図24のルーチング部の構
成(タイプC−2)に対応して、図7に示すタイプBの
バイパス部が用いられるものとする。
【0100】図25について、図40の従来例に対応す
る本発明にしたがうルーチング部1及び、バイパス部2
の動作例を図8の場合と同様の障害復旧を例にとり説明
する。
【0101】即ち、図25において、光クロスコネクト
(OXC−A)220から光クロスコネクト(OXC−
C)222、(OXC−E)224のパスを使って現用
の波長(λw1、λw2)で光信号(a1 、a2 )を送信し
ている時に、光クロスコネクト(OXC−A) 220と
(OXC−C) 222の間の光伝送路に障害が起きたと
仮定する。
【0102】この場合、光クロスコネクト(OXC−
A) 220、は予備の波長(λR1、λR2)を使って光ク
ロスコネクト(OXC−B) 221を経由して光クロス
コネクト(OXC−C) 222に光信号を迂回させる。
【0103】よって光クロスコネクト(OXC−B)2
21は、光クロスコネクト(OXC−A) 220からの
予備波長の光信号をバイパスさせ、光クロスコネクト
(OXC−C) 222に送出する。さらに光クロスコネ
クト(OXC−C) 222は、光クロスコネクト(OX
C−B)221からの予備波長の光信号の波長λR1〜λ
Rnを現用の波長λW1〜λWnに戻して光クロスコネクト
(OXC−E) 224に送出する。
【0104】上記のようなルートは、図26〜図28に
それぞれ示す、光クロスコネクト(OXC−A)22
0、(OXC−B)221、(OXC−C)222にお
けるルーチング部1(タイプC−1)の動作例及び、図
29に示す、光クロスコネクト(OXC−B)221に
備えられるバイパス部2(タイプA)の動作例によって
以下のように説明される。
【0105】即ち、光クロスコネクト(OXC−A)2
20の二番目の入力端に分配器265を通して入力する
現用波長λW1、λW2の信号(a1 、a2)は、フィルタ2
60及び一段目の光スイッチ261の対応する二番目の
光スイッチを通り、二段目の光スイッチ262の一番目
と二番目の光スイッチに入力する。更に、三段目の光ス
イッチ263を通過し、対応する波長変換器264の4
番目の波長変換器により予備波長λR1、λR2に変換され
て結合器266を経て出力される。
【0106】一方、光クロスコネクト(OXC−A)2
20の三番目の入力端に入力する現用波長λW1、λW2の
信号(b1 、b2)は、二段目の光スイッチ262の五番
目と六番目の光スイッチに入力する。更に、三段目の光
スイッチ263を通過し、対応する波長変換器264の
4番目の波長変換器により現用波長λW1、λW2のままで
結合器266を経て出力される。
【0107】また、光クロスコネクト(OXC−B)2
21においては、同様に一段目の光スイッチ261の二
番目の光スイッチに入力する現用波長のλW1、λW2の信
号(b1 、b2)は、現用波長のλW1、λW2のまま三段目
の光スイッチ263の三番目の光スイッチを経て出力さ
れる。
【0108】また、一段目の光スイッチ261の四番目
の光スイッチに入力する現用波長のλW1、λW2の信号
(c1 、c2)は、現用波長のλW1、λW2のまま一段目の
光スイッチ263の一番目の光スイッチを経て出力され
る。
【0109】一方、予備波長λR1、λR2に変換され、光
クロスコネクト(OXC−B)221に入力される信号
(a1 、a2)は、ルーチング部1の一段目の光スイッチ
261で阻止され、バイパス部2に入力される。図29
を参照すると、予備波長λR1、λR2の信号(a1 、a2)
は、バイパス部2の入力2に入力し、図29の網かけ線
を施したフィルタにより選択されて、そのままの予備波
長で端子1に出力され、光クロスコネクト222に向け
られる。
【0110】更に、図28に示す光クロスコネクト(O
XC−C)222においては、第四の入力端に光クロス
コネクト221からの現用波長λW1、λW2の信号(c1
、c2)と、バイパス部2を通過された予備波長の信号
(a1 、a2)が入力する。
【0111】この内、現用波長λW1、λW2の信号(c1
、c2)は、第二の出力端から現用波長λW1、λW2のま
ま、光クロスコネクト(OXC−D)223に向け出力
される。一方、予備波長λR1、λR2の信号( a1 、a2)
は、現用波長λW1、λW2に変換されて、第一の出力端か
ら光クロスコネクト(OXC−E)224に向け出力さ
れる。
【0112】したがって、信号( a1 、a2)は、光クロ
スコネクト(OXC−A)220と(OXC−C)22
2と間の伝送路障害にかかわらず、光クロスコネクト
(OXC−A)220から光クロスコネクト(OXC−
E)224に伝送することが可能である。
【0113】更に、図25により、上記の様に説明した
障害復旧の動作例は、図30〜図32にそれぞれ示す、
光クロスコネクト(OXC−A)220、(OXC−
B)221、(OXC−C)222におけるルーチング
部1(タイプC−2)を用いた場合更に、図33に示
す、光クロスコネクト(OXC−B)221に備えられ
るバイパス部2(タイプB)を用いて、以下のように説
明される。
【0114】即ち、光クロスコネクト(OXC−A)2
20の二番目の入力端の分配器265を通して入力する
現用波長λW1、λW2の信号(a1 、a2)は、信号a1 と
信号a2 に分けられ、それぞれフィルタ260の一番目
と二番目のフィルタを通り、一段目の光スイッチ261
の対応する一番目と二番目の光スイッチを通り、ともに
二段目の光スイッチ262の一番目の光スイッチに入力
する。更に、三段目の光スイッチ263の一番目と二番
目の光スイッチに分けて入力され、各々の三段目の光ス
イッチから対応する波長変換器264により予備波長λ
R1、λR2に変換されて結合器266の四番目の結合器出
力端を経て出力される。
【0115】一方、光クロスコネクト(OXC−A)2
20の三番目の入力端に入力する現用波長λW1、λW2の
信号(b1 、b2)は、二段目の光スイッチ262の二番
目の光スイッチに入力する。更に、三段目の光スイッチ
263を通過し、対応する波長変換器264の4番目の
波長変換器により現用波長λW1、λW2のままで結合器2
66を経て出力される。
【0116】また、光クロスコネクト(OXC−B)2
21においては、同様に二番目の入力端から入力される
現用波長λW1、λW2の信号(b1 、b2)は、フィルタ2
60、一段目の光スイッチ261に入力され、二段目の
光スイッチ262を通り、更に現用波長のλW1、λW2の
ままで三段目の光スイッチ263、波長変換器264を
通して三番目の出力端をを経て出力される。
【0117】また、四番目の入力端から分配器265を
通して一段目の光スイッチ261、に入力する現用波長
のλW1、λW2の信号(c1 、c2)は、同様に現用波長の
λW1、λW2のまま三段目の光スイッチ263、波長変換
器264を通して一番目の出力端を経て出力される。
【0118】一方、予備波長λR1、λR2に変換され、光
クロスコネクト(OXC−B)221に入力される信号
(a1 、a2)は、ルーチング部1の一段目の光スイッチ
261で阻止され、バイパス部2に入力される。図33
を参照すると、予備波長λR1、λR2の信号(a1 、a2)
は、バイパス部2の入力2に入力し、図33の影線を施
したフィルタにより選択されて、そのままの予備波長で
光空間スイッチ7を経て端子1に出力され、光クロスコ
ネクト222に向けられる。
【0119】更に、図32に示す光クロスコネクト22
2においては、第四の入力端から分配器265を通して
入力される光クロスコネクト221からの現用波長λW
1、λW2の信号(c1 、c2)と、バイパス部2を通過さ
れた予備波長の信号(a1 、a2)が入力する。この内、
現用波長λW1、λW2の信号(c1 、c2)は、第二の出力
端から現用波長λW1、λW2のまま、光クロスコネクト2
23に向け出力される。一方、予備波長λR1、λR2の信
号( a1 、a2)は、波長変換器264で現用波長λW1、
λW2に変換されて、第一の出力端から光クロスコネクト
224に向け出力される。
【0120】したがって、信号( a1 、a2)は、光クロ
スコネクト220と222と間の伝送路障害にかかわら
ず、光クロスコネクト220から光クロスコネクト22
4に伝送することが可能である。
【0121】尚、図23乃至図33において、波長変換
器264は、図17で説明したと同様に構成されるの
で、更なる説明は、省略する。
【0122】次に、図34は、図40の従来構成に対応
する、図23に示す本発明のルーチング部1の実施例構
成における所要光デバイスの個数を従来構成と比較して
示す図である。
【0123】この図からも理解されるように、本発明の
図23に示す本発明のルーチング部1の実施例構成で
は、従来の構成に比べた場合、所要光デバイスの数を削
減することができる。
【0124】
【発明の効果】以上実施例にしたがい説明したように、
本発明によれば波長分割型光クロスコネクトをルーチン
グ部とバイパス部の2つから構成することで、所要光デ
バイスの個数あるいは所要波長数を少なくできる効果を
有する。したがって、かかる光クロスコネクトを用いた
伝送システムの性能向上に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にしたがう光クロスコネクトの原理構成
ブロック図である。
【図2】図1のルーチング部の構成例(タイプA)を示
す図である。
【図3】図1のルーチング部の構成例(タイプB−1)
を示す図である。
【図4】図1のルーチング部の構成例(タイプB−2)
を示す図である。
【図5】タイプBの空間分割型等価回路を示す図であ
る。
【図6】図1のバイパス部の構成例(タイプA)を示す
図である。
【図7】図1のバイパス部の構成例(タイプB)を示す
図である。
【図8】予備波長を用いたセルフヒーリングの動作例図
である。
【図9】図8のタイプAのルーチング部220の動作例
を説明する図である。
【図10】図8のタイプAのルーチング部221の動作
例を説明する図である。
【図11】図8のタイプAのルーチング部222の動作
例を説明する図である。
【図12】図8のタイプBのルーチング部220の動作
例を説明する図である。
【図13】図8のタイプBのルーチング部221の動作
例を説明する図である。
【図14】図8のタイプBのルーチング部222の動作
例を説明する図である。
【図15】図8のタイプAのバイパス部の動作例を説明
する図である。
【図16】図8のタイプBのバイパス部の動作例を説明
する図である。
【図17】波長変換器の構成例を説明する図である。
【図18】分岐部の構成例を説明する図である。
【図19】挿入部の構成例を説明する図である。
【図20】光信号断検出部の構成例を説明する図であ
る。
【図21】所要光デバイスの個数を比較する関係図であ
る。
【図22】所要波長数を比較する関係図である。
【図23】図1のルーチング部の構成例(タイプC−
1)を示す図である。
【図24】図1のルーチング部の構成例(タイプC−
2)を示す図である。
【図25】タイプCのルーチング部を用いたセルフヒー
リングの動作例を示す図である。
【図26】タイプC−1のルーチング部の動作例(OX
C−A)を示す図である。
【図27】タイプC−1のルーチング部の動作例(OX
C−B)を示す図である。
【図28】タイプC−1のルーチング部の動作例(OX
C−C)を示す図である。
【図29】図25において用いたタイプAバイパス部の
動作例(OXC−B)を示す図である。
【図30】タイプC−2のルーチング部の動作例(OX
C−A)を示す図である。
【図31】タイプC−2のルーチング部の動作例(OX
C−B)を示す図である。
【図32】タイプC−2のルーチング部の動作例(OX
C−C)を示す図である。
【図33】図25において用いたタイプBバイパス部の
動作例(OXC−B)を示す図である。
【図34】タイプC−1、C−2に対応する所要光デバ
イス数を比較する図である。
【図35】光伝送システムの全体構成を示す図である。
【図36】予備波長を用いたセルフヒーリングの原理を
説明する図である。
【図37】従来の光クロスコネクトの構成例を説明する
図である。
【図38】従来の光クロスコネクトの構成例(タイプB
−1)を説明する図である。
【図39】従来の光クロスコネクトの構成例(タイプB
−2)を説明する図である。
【図40】従来の光クロスコネクトの構成例(タイプ
C)を説明する図である。
【符号の説明】
210 光クロスコネクト 211 電気クロスコネクト 212 分岐部 213 挿入部 1 ルーチング部 2 バイパス部 3、4 カプラ 21 波長スイッチ 30、31 スイッチモジュール TFIL 可変フィルタ FFIL 固定フィルタ TCNV 可変波長変換器 SE スイッチエレメント MWFIL 多波長選択フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04J 14/02 H04B 10/02 10/08 H04B 9/00 K

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の波長多重光伝送路を収容するクロス
    コネクトにおいて、ルーチング部とバイパス部を備え、 該ルーチング部は、入ハイウェイからの現用波長の光信
    号の波長を所望の波長に変換して、且つ、所望の出ハイ
    ウェイに出力し、光伝送路の障害が発生した場合に、該
    伝送路を流れていた光信号の波長を予備の波長に変換し
    て、正常なルートに迂回させ、且つ該予備波長で入力し
    た光信号の波長を現用波長に戻して所定のルートに出力
    し、 該バイパス部は、該予備波長で入力した光信号をそのま
    まの波長で所定のルートに出力するように構成されたこ
    とを特徴とする光クロスコネクト。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記ルーチング部は、マトリクスの各クロスポイント上
    にn個の可変波長フィルタとn個の可変波長変換器から
    なる波長スイッチを有して構成されたことを特徴とする
    光クロスコネクト。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記ルーチング部は、マトリクスの各クロスポイント上
    に1個の波長フィルタと1個の波長変換器からなるスイ
    ッチエレメントを有するスイッチモジュールを2個縦続
    して構成されたことを特徴とする光クロスコネクト。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記バイパス部は、マトリクスの各クロスポイント上に
    1つの多波長選択フィルタを有して構成されたことを特
    徴とする光クロスコネクト。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記バイパス部は、各入ハイウェイ毎に1個の多波長選
    択フィルタと、該多波長選択フィルタの出力が接続され
    る光空間スイッチを有して構成されたことを特徴とする
    光クロスコネクト。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5の光クロスコネクト、該光
    クロスコネクトの前段に接続され、複数個の可変波長フ
    ィルタを備える分岐部、後段部に接続され、複数個の可
    変波長変換器を備える挿入部と、光/電気変換及び電気
    /光変換機能を有する各電気クロスコネクトを有し、 該分岐部は、各入ハイウェイからの波長多重光信号を該
    複数個の可変波長フィルタを通して該電気クロスコネク
    トに送出し、 該挿入部は、該電気クロスコネクトからの光信号を該複
    数個の可変波長変換器を通して出ハイウェイに送出する
    ように構成されたことを特徴とする波長分割多重型光伝
    送システム。
  7. 【請求項7】請求項6において、 各光伝送路の入出力側に可変波長フィルタとモニターか
    らなる光信号断検出部を備え、光伝送路の障害及び伝送
    システム装置の障害を検出し、正常なルートへの迂回を
    制御するように構成されたことを特徴とする波長分割多
    重型光伝送システム。
  8. 【請求項8】請求項1において、前記ルーチング部は、 入出力ハイウエイの数をkとし、現用及び予備波長数を
    各々nとし波長多重数が2nである場合、 2nk個の固定波長フィルタと、 一段目に備えられるk個の2n×3n光スイッチと、 二段目に備えられる3n個のk×k光スイッチと、 三段目に備えられるk個の3n×2n光スイッチと、 該三段目の光スイッチに従続する2nk個の固定波長変
    換器を有して構成されることを特徴とする光クロスコネ
    クト。
  9. 【請求項9】請求項1において、前記ルーチング部は、 入出力ハイウエイの数をkとし、現用及び予備波長数を
    各々nとし波長多重数が2nである場合、 2nk個の固定波長フィルタと、 一段目に備えられるn個の2k×2k光スイッチと、 二段目に備えられる2k個のn×n光スイッチと、 三段目に備えられるn個の2k×2k光スイッチと、 該三段目の光スイッチに従続する2nk個の固定波長変
    換器を有して構成されることを特徴とする光クロスコネ
    クト。
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