JPH05130637A - 輝度信号色信号分離回路 - Google Patents

輝度信号色信号分離回路

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JPH05130637A
JPH05130637A JP28632391A JP28632391A JPH05130637A JP H05130637 A JPH05130637 A JP H05130637A JP 28632391 A JP28632391 A JP 28632391A JP 28632391 A JP28632391 A JP 28632391A JP H05130637 A JPH05130637 A JP H05130637A
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JP
Japan
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signal
composite video
video signal
delayed
delay
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Withdrawn
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JP28632391A
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English (en)
Inventor
Hisami Saitou
比佐実 斎藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH05130637A publication Critical patent/JPH05130637A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は上記の欠点を除去するもので、遅延
複合ビデオ信号の遅延量を自動的に調整して、輝度信号
と色信号の分離度を常に良好に保持することができる輝
度信号色信号分離回路を提供することを目的としてい
る。 【構成】 本発明は複合ビデオ信号100に1(H−
α)遅延線1と可変遅延線4により作成された遅延複合
ビデオ信号102を加算器2、減算器3にて加算、減算
する際に、バンドパスフィルタ5、位相シフト回路7に
より得られた色搬送波信号とバンドパスフィルタ6によ
り得られた遅延色搬送波信号とを掛算器8により掛け算
して両信号の遅延量のずれ量を検出し、このずれ量をサ
ンプルホールド回路9を介して可変遅延線4によりフィ
ードバックすることにより、前記遅延複合ビデオ信号の
遅延量を自動調整して、前記加減算する信号間に正確な
相関関係があるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合ビデオ信号から輝度
信号と色搬送波信号とを分離する輝度信号色信号分離回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のカラーテレビジョン放送等では、
白黒テレビジョンとの互換性や帯域の関係から輝度信号
に色搬送波信号が重畳されて複合ビデオ信号と成って送
信されてくる。又、白黒画面における色搬送波信号の妨
害を軽減させるため、周波数インターリービングを用い
て、色搬送波信号の周波数をfc =fh /455(fh
を水平走査周波数)に選択し、しかも、同色搬送波信号
にフレーム毎に極性反転するフレーム相関を持たせるよ
うにしている。近年、テレビジョンの高画質化に伴い、
上記映像信号から輝度信号と色搬送波信号を分離する輝
度信号色信号分離回路として、上記した信号の相関関係
を利用して前記両信号の分離を行う信号損失の少ないコ
ムフイルタが用いられる趨勢にある。
【0003】図2は1H(1Hは水平周期=1/fh
示している)コムフィルタを用いた従来この種の輝度信
号色信号分離回路の一例を示したブロック図である。図
示されない検波器により映像信号検波された複合ビデオ
信号100は1H遅延線1に入力され、ここで、1H遅
延された後、加算器2及び減算器3に入力される。とこ
ろで、前記周波数インターリービングにより、1H前後
の色搬送波信号は半周期(1/2×1/fc )ずれてい
るため、相互に逆位相となっているが、輝度信号は同相
になっている。このため、複合ビデオ信号100と1H
遅延複合ビデオ信号101を加算器2で足し合わせる
と、色搬送波信号はここで打ち消され輝度信号Yのみと
なって外部に出力される。一方、減算器3では複合ビデ
オ信号100から1H遅延複合ビデオ信号101が減算さ
れるため、輝度信号がなくなって色搬送波信号Cのみと
なり、この色搬送波信号Cが外部に出力される。
【0004】このように、コムフィルタを用いた輝度信
号色信号分離回路では、輝度信号と色搬送波信号の帯域
を制限することなく両信号を分離できるため、解像度を
良好に保持でき、混入するクロスカラーやドット妨害を
少なくできるという利点がある。しかし、図2に示した
回路では、加算器2、減算器3にて加算、減算を行う信
号のゲインと遅延時間が合わない場合、十分な信号の打
ち消しができず、輝度信号と色信号の分離度が下がって
しまう不具合が生じる。実際問題として、遅延線やその
間に入る増幅器及び周波数特性を合わせるためのフィル
タ等がばらついているため、前記信号のゲインと遅延時
間をゲイン調整や遅延時間補正を目的とした位相調整に
よって合わせる必要が生じる。しかも、これら調整はゲ
インと位相を同時に調整する必要があるため、繰り返し
調整を必要とするが、調整が難しいということと、温度
等によって前記遅延線の特性がドリフトするため、使用
環境によっていくら調整を行っておいても、前記両信号
の分離度が下がってしまうという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如くコムフィル
タを用いた従来の輝度信号色信号分離回路では、加算、
減算を行う信号のゲインと遅延時間を合わさないと、目
的の信号の十分な打ち消しができず前記輝度信号と色搬
送波信号の分離度が下がってしまう。しかし、遅延線や
その間に入る増幅器、周波数特性を合わせるためのフィ
ルタ等にばらつきが生じるため、ゲイン調整と遅延時間
補正を目的とした位相調整が必要となる。しかも、この
調整はゲインと位相を同時に調整する必要があるため、
繰り返し調整を必要とするが、調整が難しいことと、温
度等によって前記遅延線の特性がドリフトするため、使
用環境によっていくら調整を行っておいても、前記両信
号の分離度が下がってしまうという欠点があった。
【0006】そこで本発明は上記の欠点を除去するもの
で、加算、減算する信号の遅延時間補正のための位相調
整を自動的に行うようにすることにより、前記信号のゲ
イン及び位相調整の繰り返しを不要として調整時間を短
縮化すると共に、温度等のドリフトを吸収して輝度信号
と色信号の分離度を常に良好に保持することができる輝
度信号色信号分離回路を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は入力される複合
ビデオ信号を遅延手段によって遅延させて遅延複合ビデ
オ信号を作成し、この遅延複合ビデオ信号と前記入力複
合ビデオ信号とを加算して輝度信号を取り出し、前記入
力される複合ビデオ信号から前記遅延複合ビデオ信号を
減算して色搬送波信号を取り出す輝度信号色信号分離回
路において、前記入力される複合ビデオ信号に含まれる
色搬送波信号を抽出してこの位相を90度シフトさせる
抽出シフト手段と、前記遅延複合ビデオ信号に含まれる
色搬送波信号を抽出する抽出手段と、この抽出手段によ
って抽出された色搬送波信号と前記抽出シフト手段から
得られる遅延色搬送波信号との間に生じる遅延時間のず
れ量を検出する検出手段と、この検出手段によって検出
された遅延時間のずれ量に対応して前記遅延手段による
信号の遅延量を変化させる遅延量制御手段とを具備した
構成を有する。
【0008】
【作用】本発明の輝度信号色信号分離回路において、抽
出シフト手段は入力される複合ビデオ信号に含まれる色
搬送波信号を抽出してこの位相を90度シフトさせる。
抽出手段は遅延複合ビデオ信号に含まれる色搬送波信号
を抽出する。検出手段は前記抽出手段によって抽出され
た色搬送波信号と前記抽出シフト手段から得られる遅延
色搬送波信号との間に生じる遅延時間のずれ量を検出す
る。遅延量制御手段は前記検出手段によって検出された
遅延時間のずれ量に対応して前記遅延手段による信号の
遅延量を変化させる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の輝度信号色信号分離回路の一実
施例を示したブロック図である。1は入力される複合ビ
デオ信号100を1(H−α)期間遅延する1(H−
α)遅延線(CCD又はガラス遅延線)、2は複合ビデ
オ信号100に遅延複合ビデオ信号102を加算する加
算器、3は複合ビデオ信号100から遅延複合ビデオ信
号102を減算する減算器、4は1(H−α)遅延線1
により1(H−α)遅延された複合ビデオ信号を制御信
号50によって指定された量を遅延する可変遅延線、
5、6は複合ビデオ信号100から色搬送波信号を分離
する帯域を持ったバンドパスフィルタ(BPF)、7は
BPF5により分離された色搬送波信号の位相を90度
位相シフトする位相シフト回路、8は位相シフト回路7
により90度位相シフトされた色搬送波信号とバンドパ
スフィルタ6により抽出された色搬送波信号を掛け算す
る掛算器、9は掛算器8による掛け算結果をサンプルホ
−ルドして可変遅延線4に制御信号50として出力する
サンプルホ−ルド回路である。
【0010】次に本実施例の動作について説明する。複
合ビデオ信号100は1(H−α)遅延線1、加算器2
及びBPF5に入力される。1(H−α)遅延線1は前
記複合ビデオ信号100を1(H−α)遅延してこれを
可変遅延線4に出力する。可変遅延線4はサンプルホ−
ルド回路9から出力される制御信号50に従った遅延量
にて前記(1H−α)遅延された遅延複合ビデオ信号1
01を遅延して、得られた遅延複合ビデオ信号102を
加算器2及び減算器3に出力する。BPF6は前記遅延
複合ビデオ信号102から色搬送波信号を抽出して、こ
れを掛算器8に出力する。
【0011】一方、BPF5は複合ビデオ信号100か
ら色搬送波信号を抽出し、これを位相シフト回路7によ
りその位相を90度シフトした後、掛算器8に出力す
る。このため、掛算器8は、バ−ストゲ−トパルス20
0が入力されている期間のみ、バンドパスフィルタ5か
ら抽出された後90度位相シフトされた色搬送波信号と
バンドパスフィルタ6から抽出された遅延色搬送波信号
とを掛け算して検波することにより、両信号の位相差即
ち、遅延時間のずれ量を検出して、これをサンプルホ−
ルド回路9に出力する。サンプルホ−ルド回路9は前記
掛算器8の掛け算結果即ち前記遅延時間のずれ量をバ−
ストゲ−トパルス200が入力されている期間のみサン
プルホ−ルドし、ホ−ルドした結果を制御信号50とし
て可変遅延線4に出力して、この可変遅延線4の遅延時
間を制御し、掛算器8の出力が90度位相となるように
制御する。これにより、可変遅延線4から出力される遅
延複合ビデオ信号102と複合ビデオ信号100の色搬
送波信号の位相差は180度となって、正確に相関が取
れるようになるため、加算器2及び減算器3における輝
度信号Y及び色搬送波信号Cの分離を常に最良とする。
【0012】本実施例によれば、入力される複合ビデオ
信号100に含まれる色搬送波信号を90度位相シフト
したものと、加算、減算するために作成された遅延色搬
送波信号102との間に生じる遅延時間のずれを掛算器
8によって検出し、この検出結果を可変遅延線4にフィ
−ドバックして、前記遅延色搬送波信号102と遅延前
の色搬送信号との位相差が180度となるように前記遅
延色搬送波信号102の遅延量を調整している。このた
め、後は加算、減算を行う信号のゲイン調整のみを手動
で行えばよく、調整が容易で且つ精度の高い調整を行う
ことができると共に、温度変化によって1(H−α)遅
延線1等にドリフトが発生しても、これは前記色搬送波
信号の遅延量調整にてある程度吸収することができるの
で、温度変化等の環境変化の影響を受けにくく、繰り返
し調整を行わなくても、輝度信号Yと色搬送波信号Cの
分離度を所定以上の値に常に保持することができる。
【0013】
【発明の効果】以上記述した如く本発明の輝度信号色信
号分離回路によれば、加算、減算する信号の遅延時間補
正のための位相調整を自動的に行うようにすることによ
り、前記信号のゲイン及び位相調整の繰り返しを不要と
して調整時間を短縮化すると共に、温度等のドリフトを
吸収して輝度信号と色信号の分離度を常に良好に保持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輝度信号色信号分離回路の一実施例を
示したブロック図。
【図2】従来の輝度信号色信号分離回路の一例を示した
ブロック図。
【符号の説明】
1…(1H−α)遅延線 2…加算器 3…減算器 4…可変遅延線 5、6…バンドパスフィルタ 7…位相シフト回
路 8…掛算器 9…サンプルホ−
ルド回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される複合ビデオ信号を遅延手段に
    よって遅延させて遅延複合ビデオ信号を作成し、この遅
    延複合ビデオ信号と前記入力複合ビデオ信号とを加算し
    て輝度信号を取り出し、前記入力される複合ビデオ信号
    から前記遅延複合ビデオ信号を減算して色搬送波信号を
    取り出す輝度信号色信号分離回路において、前記入力さ
    れる複合ビデオ信号に含まれる色搬送波信号を抽出して
    この位相を90度シフトさせる抽出シフト手段と、前記
    遅延複合ビデオ信号に含まれる色搬送波信号を抽出する
    抽出手段と、この抽出手段によって抽出された色搬送波
    信号と前記抽出シフト手段から得られる遅延色搬送波信
    号との間に生じる遅延時間のずれ量を検出する検出手段
    と、この検出手段によって検出された遅延時間のずれ量
    に対応して前記遅延手段による信号の遅延量を変化させ
    る遅延量制御手段とを具備したことを特徴とする輝度信
    号色信号分離回路。
JP28632391A 1991-10-31 1991-10-31 輝度信号色信号分離回路 Withdrawn JPH05130637A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100446085B1 (ko) * 2002-07-05 2004-08-30 삼성전자주식회사 위상보정기능을 갖춘 콤필터

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107