JPH051298Y2 - - Google Patents

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JPH051298Y2
JPH051298Y2 JP10005085U JP10005085U JPH051298Y2 JP H051298 Y2 JPH051298 Y2 JP H051298Y2 JP 10005085 U JP10005085 U JP 10005085U JP 10005085 U JP10005085 U JP 10005085U JP H051298 Y2 JPH051298 Y2 JP H051298Y2
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paraffin
melting
box
placing
solid
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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、パラフインの溶融装置に関するもの
である。
従来の技術 常温で固体のパラフインは、これを溶融して脱
毛等によく用いられており、その際第4図に示す
ようなパラフイン溶融装置が使用されている。
第4図において、21は溶融槽であり、溶融槽
21の回りにはヒーター22が配設されている。
このヒーター22をONすることにより溶融槽2
1内に入れた固形パラフイン23を溶融するが、
その際固定形パラフイン23が外側からある程度
溶けると、図示するように未だ溶けていない固形
パラフインは溶融パラフインのほぼ中央で浮かぶ
状態となる。このような状態になると、溶融パラ
フインの熱伝導率が極めて悪いため、ヒーターの
熱が固形パラフインまで届きにくい。従つて、固
形パラフインの完全溶融までに長い時間と多量の
熱エネルギーを費すという問題があつた。
このような問題を解消するため、第5図に示す
ように溶融槽31の中央に突出部34を設け、こ
の突出部内にもヒーター32を配設したパラフイ
ン溶融装置が提案されている。ところが、このよ
うな装置でも、ある程度パラフイン33が溶融す
ると、リング状の固形部分が残り、完全溶融まで
時間がかかり、熱効率も悪かつた。
目 的 本考案は上述にた従来の不具合を解消し、固形
パラフインを短時間で効率よく溶融することので
きるパラフイン溶融装置を提供することを目的と
する。
構 成 この目的を本考案は、1つの箱であつて両側に
パラフイン載置部を有し、一方の載置部の底板と
他方の載置部の底板とでなす角度が鈍角に形成さ
れたパラフイン溶融箱と、前記両パラフイン載置
部の中間領域に設けられ、液体が通過可能な仕切
板と、前記パラフイン溶融箱を両載置部の底板が
共に同じ方向に傾斜するように支持する支持部材
と、パラフイン溶融箱に載置した固型パラフイン
を溶融する加熱手段とを備え、溶融される固型パ
ラフインが、上方側に位置する載置部に載置され
ることにより達成した。
実施例 以下、本考案の実施例を添付図面に従つて説明
する。
第1図において、符号1はパラフイン溶融箱で
あり、本実施例のパラフイン溶融箱1は底板が2
つ折りされて第1パラフイン載置部2と第2パラ
フイン載置部3とが形成されている。この場合、
第1パラフイン載置部2と第2パラフイン載置部
3とでなす角度θは鈍角に形成され、本例では約
150°程度に形成している。パラフイン溶融箱1に
は底板の折曲線に沿つて仕切板4が取付けられて
いる。仕切板4には、小孔、細溝等(図示せず)
が形成されていることにより、これらを介して液
体が通り抜けすることができる。
なお、パラフイン溶融箱1は熱伝導性の良い金
属等で作られている。
かく構成されたパラフイン溶融箱1は、第2図
に示すように外箱5内に載置される。この場合、
外箱5には第1支台6及び第2支台7として構成
された支持部材が設けられ、これら支台6,7に
パラフイン溶融箱1が載置される。第1支台6に
は、パラフイン8を溶融するためのヒータ9とし
て構成された加熱手段が取付けられている。ま
た、第1支台6は第2支台7より高い位置に設け
られ、かつパラフイン溶融箱1を載せた際、両パ
ラフイン載置部2,3が共に同一方向に傾斜する
ように構成している。即ち、両パラフイン載置部
2,3が第2図において左側が上方となるように
両支台6,7の位置が設定されている。
上記の如く構成されたパラフイン溶融装置の作
動態様は以下の如くである。
第2図に示すように、外箱5の支台6,7にパ
ラフイン溶融箱1を載置し、上方側のパラフイン
載置部、例えば第1パラフイン載置部6に固型パ
ラフイン8を載せヒータ9をONする。ヒータ9
の加熱により、固型パラフイン8はその下面より
徐々に溶けだし、仕切板4を介して第2パラフイ
ン載置部3へ流れる。このとき、第2パラフイン
載置部3の底板も第1パラフイン載置部2と同じ
方向に傾斜しているため、溶けたパラフインは第
2パラフイン載置部3の右端に溜まる。そして、
固型パラフイン8は溶けたパラフインが流される
ため、効率よく短時間で溶融できる。
かくして、固定パラフイン8が溶融され、脱毛
等に使用される。この場合、溶融したパラフイン
はパラフイン溶融箱1が熱伝導性の良い材料で作
られているため、ヒータ8の熱が箱全体に伝わ
り、ヒータ8をONしておけばパラフインが固ま
る恐れが殆んどない。なお、パラフインが固まる
のを確実に防止するため、第2支台7側にもヒー
タを設けてもよい。
また、溶融したパラフインを使用後に第2パラ
フイン載置部7に残つてしまうことが多々ある。
そして、残つたパラフインはヒータ8をOFFす
ると固まつてしまう。このような場合、次回に使
用するときに第2パラフイン載置部7を上方、即
ち第1支台6側に置き替えることにより、固まつ
たパラフインが再び溶融され、パラフインに無駄
ができることもない。
第3図は、本考案の別の実施例を示すもので、
実施例の場合、前記実施例と同様に構成されたパ
ラフイン溶融箱10が中央のピン11を介して揺
動可能に装着されている。即ち、溶融箱10がシ
ーソー如く構成されている。そして、各パラフイ
ン載置部12,13の下部にはヒータ14として
構成された加熱手段が設けられている。
かく構成されたパラフイン溶融装置は、固型パ
ラフイン15を載置するパラフイン載置部12の
下にスペーサ16を差し込み、少なくとも上方側
のヒータ14をONして溶融する。なお、このス
ペーサ16とピン11による支持とで本例の支持
部材を構成している。
本実施例も前記例と同様の効果が得られる。
以上、本考案の好ましい実施例について説明し
たが、本考案は上記実施例に限定されず各種改変
できるものである。例えば、パラフイン溶融箱は
2つのパラフイン載置部でなす角度が鈍角であれ
ば、底板が2つ折したものに限らず、3つ折り以
上または曲面でもよい。また、仕切板は両パラフ
イン載置部の中心に限らず、一方にずれてもよ
く、更には2つ以上設けてもよい。更にまた、仕
切板はパラフイン溶融箱に脱着可能にし、固定パ
ラフインの大きさ等によつて装置位置を移動する
ようにしてもよい。
効 果 本考案に係るパラフイン溶融装置は、上述の如
く構成され、固形パラフインを短時間で効率よく
溶融することが可能となつた。また、構成が簡単
で極めて安価で提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のパラフイン溶融箱の斜視
図、第2図は本考案のパラフイン溶融装置の断面
図、第3図は本考案の別の実施例を示す説明図、
第4図及び第5図は従来のパラフイン溶融装置の
断面説明図である。 1,10……パラフイン溶融箱、2,3,1
2,13……パラフイン載置部、4……仕切板、
6,7……支台、8……固型パラフイン、9,1
4……ヒータ、11……ピン、16……スペー
サ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1つの箱であつて両側にパラフイン載置部を有
    し、一方の載置部の底板と他方の載置部の底板と
    でなす角度が鈍角に形成されたパラフイン溶融箱
    と、前記両パラフイン載置部の中間領域に設けら
    れ、液体が通過可能な仕切板と、前記パラフイン
    溶融箱を両載置部の底板が共に同じ方向に傾斜す
    るように支持する支持部材と、パラフイン溶融箱
    に載置した固型パラフインを溶融する加熱手段と
    を備え、溶融される固型パラフインが、上方側に
    位置する載置部に載置されることを特徴とするパ
    ラフイン溶融装置。
JP10005085U 1985-07-02 1985-07-02 Expired - Lifetime JPH051298Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10005085U JPH051298Y2 (ja) 1985-07-02 1985-07-02

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JP10005085U JPH051298Y2 (ja) 1985-07-02 1985-07-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6210036U JPS6210036U (ja) 1987-01-21
JPH051298Y2 true JPH051298Y2 (ja) 1993-01-13

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JPS6210036U (ja) 1987-01-21

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