JPH05129855A - 送信機の高周波電力増幅器 - Google Patents

送信機の高周波電力増幅器

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JPH05129855A
JPH05129855A JP28976591A JP28976591A JPH05129855A JP H05129855 A JPH05129855 A JP H05129855A JP 28976591 A JP28976591 A JP 28976591A JP 28976591 A JP28976591 A JP 28976591A JP H05129855 A JPH05129855 A JP H05129855A
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JP
Japan
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high frequency
fet
driver
transmission
output
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JP28976591A
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Masanori Akagi
政則 赤木
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ドライバーとしてのFET1と、終段増幅器
としてのFET9と、送信時にだけFET9に+3V電
源を接続するスイッチ14を備えた送信機の高周波電力
増幅器において、FET1の出力インピーダンスにマッ
チングした抵抗16と、送信時にはFET1の出力をF
ET9に接続すると共に、非送信時にはFET1の出力
を前記抵抗16に接続するスイッチ11が設けられてい
る。 【効果】 送信時だけFET9が動作する。これによ
り、消費電力を節約できる。しかも、非送信時において
も、FET1の出力側はインピーダンス・マッチングし
ているので、FET9からFET1への反射がほとんど
なくなり、高周波電力増幅器の動作が安定化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線送信機やトランシ
ーバー等の通信機器で用いられる高周波電力増幅器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】TDMA−TDD方式のディジタル・コ
ードレス電話や、トランシーバーのように送受信を交互
に行う無線通信機器の概略の構成を図5に示す。送信部
では、音声等の送信すべき信号とOSC(発振器)52
からの副搬送波がMOD(変調器)51に入力され、所
定の変調が行われる。変調された信号はBPF(バンド
パス・フィルター)53に通された後、搬送波と共にM
IX(混合器)54に入力される。
【0003】搬送波は、TCXO(温度補償水晶発振
器)55、PLL−IC(Phase Locked Loop 集積回
路)56、LPF(ローパス・フィルター)57およ
び、TX−VCO(送信側電圧制御発振器)58により
発振される。
【0004】MIX54で高周波に変換された信号はB
PF59に通された後、高周波電力増幅器60で所定の
電力になるまで増幅が行われる。増幅された高周波の信
号はRF(高周波)スイッチ61からBPF62に通さ
れた後、アンテナ63から送信される。
【0005】一方、受信部では、アンテナ63で受信し
た信号はBPF62に通された後、RFスイッチ61か
ら高周波増幅器71に入力され、所定のレベルになるま
で増幅が行われる。増幅された高周波の信号は、局部発
振波と共に第1のMIX72に入力される。
【0006】局部発振波は、TCXO55、PLL−I
C73、LPF74および、RX−VCO(受信側電圧
制御発振器)75により発振される。
【0007】MIX72で第1の中間周波数に変換され
た信号はBPF76に通された後、第1のIF(中間周
波数)増幅器77で増幅される。増幅された第1の中間
周波数の信号は、OSC79からの発振波と共に第2の
MIX78に入力される。
【0008】MIX78で第2の中間周波数に変換され
た信号はBPF80に通された後、第2のIF増幅器8
1で増幅される。増幅された第2の中間周波数の信号
は、OSC83からの副搬送波と共にDEM(復調器)
82に入力され、復調が行われる。
【0009】上記の送受信時の局部発振波の周波数およ
びRFスイッチ61の切り換えはCPU(Central Proc
essing Unit )64により制御される。また、高周波電
力増幅器60の消費電力を節約するため、送信時以外に
は、高周波電力増幅器60への電源供給がCPU64に
より停止される。
【0010】高周波電力増幅器60の回路例を図6に示
す。
【0011】BPF59(図5)からの高周波信号は、
マイクロ・ストリップライン95を介し、ドライバー用
のFET(電界効果トランジスター)91のゲートに入
力される。FET91で増幅された高周波信号はマイク
ロ・ストリップライン96・97を介し、電力増幅用の
FET92で所定の電力まで増幅される。そして、マイ
クロ・ストリップライン98を介して取り出される。
【0012】FET92のドレインと+3V電源の間に
は、スイッチ93が直列に接続されている。このスイッ
チ93は、送信時にCPU64から出力される制御信号
94で閉じるようになっており、したがって、送信時だ
け、FET92のドレインに+3Vの電源が供給され
る。これにより、高周波電力増幅器60の消費電力が節
約され、無線通信機器の長時間の運用が可能になる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、FET92への電源供給を停止すると、高周
波電力増幅器60が不安定になるという問題点を有して
いる。
【0014】すなわち、高周波電力増幅器60は、FE
T92に電源供給が行われているという条件下で、所定
周波数帯域においてインピーダンス・マッチングしてい
るが、FET92への電源供給を停止すると、バイアス
条件が変化する。このため、インピーダンス・マッチン
グが崩れる。このとき、高周波信号がFET92のゲー
トに入力されると、FET92からFET91への反射
が増大し、これにより、高周波電力増幅器60が不安定
になる。
【0015】また、FET92への電源供給が停止され
ているとき、高周波信号がFET92に入力されると、
そのゲートを破壊する恐れがある。特に、MES(Meta
l-semiconductor)型のFETを使用している場合、この
危険性が高い。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る送
信機の高周波電力増幅器は、上記の課題を解決するため
に、高周波信号を増幅するドライバーと、ドライバーの
出力信号を電力増幅する終段増幅器と、送信時にだけ終
段増幅器に電源を接続する第1のスイッチ手段を備えた
送信機の高周波電力増幅器において、上記ドライバーの
出力インピーダンスにマッチングした負荷と、送信時に
はドライバーの出力を前記終段増幅器に接続すると共
に、非送信時にはドライバーの出力を前記負荷に接続す
る第2のスイッチ手段が設けられていることを特徴とし
ている。
【0017】請求項2の発明に係る送信機の高周波電力
増幅器は、上記の課題を解決するために、高周波信号を
増幅するドライバーと、ドライバーの出力信号を電力増
幅する終段増幅器と、送信時にだけ終段増幅器に電源を
接続する第1のスイッチ手段を備えた送信機の高周波電
力増幅器において、上記ドライバーの出力インピーダン
スにマッチングした負荷と、送信時には第1のスイッチ
手段により終段増幅器に電源を接続した後にドライバー
の出力を前記終段増幅器に接続すると共に、非送信時に
は第1のスイッチ手段により終段増幅器への電源を遮断
する前にドライバーの出力を前記負荷に接続する第2の
スイッチ手段が設けられていることを特徴としている。
【0018】
【作用】請求項1の構成によれば、高周波信号を増幅す
るドライバーと、ドライバーの出力信号を電力増幅する
終段増幅器と、送信時にだけ終段増幅器に電源を接続す
る第1のスイッチ手段を備えた送信機の高周波電力増幅
器において、上記ドライバーの出力インピーダンスにマ
ッチングした負荷と、送信時にはドライバーの出力を前
記終段増幅器に接続すると共に、非送信時にはドライバ
ーの出力を前記負荷に接続する第2のスイッチ手段を設
けたので、送信時だけ終段増幅器が動作する。これによ
り、消費電力を節約できる。しかも、非送信時において
も、ドライバーの出力側はインピーダンス・マッチング
しているので、終段増幅器からドライバーへの反射がほ
とんどなくなり、高周波電力増幅器の動作が安定化す
る。
【0019】請求項2の構成によれば、高周波信号を増
幅するドライバーと、ドライバーの出力信号を電力増幅
する終段増幅器と、送信時にだけ終段増幅器に電源を接
続する第1のスイッチ手段を備えた送信機の高周波電力
増幅器において、上記ドライバーの出力インピーダンス
にマッチングした負荷と、送信時には第1のスイッチ手
段により終段増幅器に電源を接続した後にドライバーの
出力を前記終段増幅器に接続すると共に、非送信時には
第1のスイッチ手段により終段増幅器への電源を遮断す
る前にドライバーの出力を前記負荷に接続する第2のス
イッチ手段を設けたので、請求項1の作用に加え、終段
増幅器に電源が供給されていないときに、ドライバーの
出力信号が終段増幅器に入力されることがなくなる。こ
れにより、終段増幅器が破壊されにくくなる。
【0020】
【実施例】本発明の第1実施例について図1および図2
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0021】本実施例の送信機の高周波電力増幅器は、
図1に示すように、高周波信号を増幅するドライバー用
のFET1と、FET1によりドライブされる電力増幅
用のFET9と、マイクロ・ストリップライン2・3・
4・7・8・10と、ダイオード5・6と、抵抗16
(負荷)と、スイッチ11(第2のスイッチ手段)と、
スイッチ14(第1のスイッチ手段)と、遅延(Delay)
回路12・13から主に構成されている。
【0022】マイクロ・ストリップライン2・3はFE
T1のゲート側とドレイン側にそれぞれ接続されてお
り、マイクロ・ストリップライン8・10はFET9の
ゲート側とドレイン側にそれぞれ接続されている。
【0023】マイクロ・ストリップライン2の中ほどに
は抵抗2aを介して−3Vの電源が供給されており、マ
イクロ・ストリップライン3の中ほどには+3Vの電源
が供給されている。マイクロ・ストリップライン8の中
ほどには抵抗8aを介して−3Vの電源が供給されてお
り、マイクロ・ストリップライン10の中ほどにはスイ
ッチ14のコモン端子14cが接続されている。スイッ
チ14の端子14a・14bはそれぞれグランドと+3
Vの電源に接続されている。
【0024】マイクロ・ストリップライン4は、マイク
ロ・ストリップライン3・8間にコンデンサー21・2
2を介して接続されている。ここで、マイクロ・ストリ
ップライン4は送信高周波の1/4波長に設定されてお
り、50Ωの特性インピーダンスを有している。
【0025】ダイオード6のアノード電極はマイクロ・
ストリップライン4のFET9側に接続されており、ダ
イオード6のカソード電極はグランドに接続されてい
る。一方、ダイオード5のカソード電極はマイクロ・ス
トリップライン4のFET1側に接続されており、ダイ
オード5のアノード電極はコンデンサー16aを介して
抵抗16に接続されている。抵抗16の他端はグランド
に接続されている。ここで、ダイオード5・6をショー
トしたとき、FET1の出力側から抵抗16側を見たイ
ンピーダンスは50Ωとなるようにマッチングされてい
る。
【0026】ダイオード5のアノード電極はマイクロ・
ストリップライン7にも接続されており、マイクロ・ス
トリップライン7の他端はスイッチ11のコモン端子1
1cに接続されている。スイッチ11の端子11a・1
1bはそれぞれ+3Vの電源と−3Vの電源に接続され
ている。
【0027】スイッチ14は、CPU(図示されていな
い)からの制御パルス17によって、コモン端子14c
が端子14bに接続されるようになっており、CPUか
らの制御パルス18を遅延回路13で遅延させた制御パ
ルス18aによって、コモン端子14cが端子14aに
接続されるようになっている。
【0028】一方、スイッチ11は、CPUからの制御
パルス17を遅延回路12で遅延させた制御パルス17
aによって、コモン端子11cが端子11bに接続され
るようになっており、制御パルス18によって、コモン
端子11cが端子11aに接続されるようになってい
る。
【0029】上記の送信機の高周波電力増幅器の動作を
図2の波形図を参照しながら説明すれば、以下の通りで
ある。
【0030】送信開始時、図2(b)に示すように、C
PUから制御パルス17が送られる。これにより、スイ
ッチ14のコモン端子14cが端子14bに接続される
ため、FET9のドレインに、同図(f)のように、+
3Vの電圧が印加される。このため、FET9は高周波
の電力増幅を行える動作状態になる。
【0031】制御パルス17は遅延回路12にも入力さ
れ、同図(c)に示すように、制御パルス17から所定
時間だけ遅延した制御パルス17aが得られる。制御パ
ルス17aによって、スイッチ11のコモン端子11c
が端子11bに接続されるため、ダイオード5のアノー
ド電極とグランド間に、同図(g)のように、−3Vの
電圧が印加される。このため、ダイオード5・6はオー
プン状態になり、FET1の出力がFET9のゲートに
入力されるようになる。
【0032】これで、送信可能状態になり、FET1の
ゲートに、同図(a)に示すように、高周波信号が入力
される。FET1では、高周波信号を増幅し、FET9
をドライブする。FET9では、高周波信号の電力増幅
を行い、出力する。
【0033】送信が終了すると、同図(e)に示すよう
に、CPUから制御パルス18が送られる。これによ
り、スイッチ11のコモン端子11cが端子11aに接
続されるため、ダイオード5のアノード電極とグランド
間に+3Vの電圧が印加される(同図(g))。このた
め、ダイオード5・6はショート状態になり、FET1
の出力はFET9のゲートに入力されず、ダイオード5
を通して抵抗16に流れ込むようになる。
【0034】制御パルス18は遅延回路13にも入力さ
れ、同図(d)に示すように、制御パルス18から所定
時間だけ遅延した制御パルス18aが得られる。制御パ
ルス18aによって、スイッチ14のコモン端子14c
が端子11aに接続されるため、FET9のドレイン電
圧は、同図(f)のように、グランド電位になる。この
ため、FET9は休止状態になる。
【0035】以上のように、送信開始時には、FET9
を動作状態にした後、FET1の出力をFET9に入力
するようにし、送信終了時には、FET1の出力をイン
ピーダンス・マッチングした抵抗16に入力した後、F
ET9を休止状態にするようにしたので、送信時だけF
ET9が動作する。これにより、消費電力を節約でき
る。しかも、送信終了後も、FET1の出力側はインピ
ーダンス・マッチングしているので、FET9からFE
T1への反射がほとんどなくなり、高周波電力増幅器の
動作が安定化する。さらに、FET9が休止中に高周波
信号が入力されることがないので、FET9のゲートが
破壊されにくくなる。
【0036】なお、TDMA−TDD方式のディジタル
・コードレス電話では、送信と受信の周波数が同一であ
り、送信と受信を一定の時間間隔で切り替えて行ってい
る。
【0037】そして、複数の無線局が1つの周波数を時
間的に分割して利用するため、1つの無線局は全送信領
域中、ある割り当てられた時間だけしか送信できない。
そのため、図2に示すように、送信領域でありながら、
出力を行わない領域が現れている。
【0038】本発明の第2実施例について図3および図
4に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説
明の便宜上、前記の実施例の図面に示した部材と同一の
機能を有する部材には、同一の符号を付記し、その説明
を省略する。
【0039】本実施例の送信機の高周波電力増幅器と前
記実施例との相違点は、スイッチ31(第2のスイッチ
手段)と、スイッチ34(第1のスイッチ手段)にあ
る。すなわち、スイッチ34のコモン端子34cはマイ
クロ・ストリップライン10の中ほどに接続されてお
り、スイッチ34の端子34a・34bはそれぞれグラ
ンドと+3Vの電源に接続されている。スイッチ31の
コモン端子31cはマイクロ・ストリップライン7の一
端に接続されており、スイッチ31の端子31a・31
bはそれぞれ+3Vの電源と−3Vの電源に接続されて
いる。
【0040】スイッチ34は、CPU(図示されていな
い)からの制御パルス37がハイレベルにある期間、コ
モン端子34cが端子34bに接続されるようになって
おり、制御パルス37がローレベルにある期間、コモン
端子34cが端子34a接続されるようになっている。
【0041】一方、スイッチ31は、CPUからの制御
パルス38がハイレベルにある期間、コモン端子31c
が端子31bに接続されるようになっており、制御パル
ス38がローレベルにある期間、コモン端子31cが端
子31a接続されるようになっている。
【0042】上記の送信機の高周波電力増幅器の動作を
図4の波形図を参照しながら説明すれば、以下の通りで
ある。
【0043】送信開始時、図4(b)に示すように、C
PUから制御パルス37が送られる。これにより、スイ
ッチ34のコモン端子34cが端子34bに接続される
ため、FET9のドレインに、同図(d)のように、+
3Vの電圧が印加される。このため、FET9は動作状
態になる。
【0044】制御パルス37に遅れて、同図(c)に示
すように、制御パルス38がCPUから送られる。これ
により、スイッチ31のコモン端子31cが端子31b
に接続されるため、ダイオード5のアノード電極とグラ
ンド間に、同図(e)のように、−3Vの電圧が印加さ
れる。このため、ダイオード5・6はオープン状態にな
り、FET1の出力がFET9のゲートに入力されるよ
うになる。
【0045】これで、送信可能状態になり、FET1の
ゲートに、同図(a)に示すように、高周波信号が入力
される。FET1では、高周波信号を増幅し、FET9
をドライブする。FET9では、高周波信号の電力増幅
を行い、出力する。
【0046】送信が終了すると、制御パルス38がロー
レベルにされる(同図(c))。これにより、スイッチ
31のコモン端子31cが端子31aに接続されるた
め、ダイオード5のアノード電極とグランド間に+3V
の電圧が印加される(同図(e))。このため、ダイオ
ード5・6はショート状態になり、FET1の出力はF
ET9のゲートに入力されず、ダイオード5を通して抵
抗16に流れ込むようになる。
【0047】制御パルス38がローレベルになった後、
制御パルス37がローレベルにされる(同図(c))。
これにより、スイッチ34のコモン端子34cが端子3
4aに接続されるため、FET9のドレイン電圧は、同
図(d)のように、グランド電位になる。このため、F
ET9は休止状態になる。
【0048】以上のように、本実施例では、送信開始時
には、制御パルス37をハイレベルにした後、制御パル
ス38をハイレベルにするようにし、送信終了時には、
制御パルス38をローレベルにした後、制御パルス37
をローレベルにするようにしたので、より簡単な回路構
成で前記実施例と同じ効果を得ることができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明に係る送信機の高周波電
力増幅器は、以上のように、ドライバーの出力インピー
ダンスにマッチングした負荷と、送信時にはドライバー
の出力を終段増幅器に接続すると共に、非送信時にはド
ライバーの出力を前記負荷に接続する第2のスイッチ手
段が設けられているので、送信時だけ終段増幅器が動作
する。これにより、消費電力を節約できる。しかも、非
送信時においても、ドライバーの出力側はインピーダン
ス・マッチングしているので、終段増幅器からドライバ
ーへの反射がほとんどなくなり、高周波電力増幅器の動
作が安定化するという効果を奏する。
【0050】請求項2の発明に係る送信機の高周波電力
増幅器は、以上のように、ドライバーの出力インピーダ
ンスにマッチングした負荷と、送信時には第1のスイッ
チ手段により終段増幅器に電源を接続した後にドライバ
ーの出力を終段増幅器に接続すると共に、非送信時には
第1のスイッチ手段により終段増幅器への電源を遮断す
る前にドライバーの出力を負荷に接続する第2のスイッ
チ手段が設けられているので、請求項1の効果に加え、
終段増幅器に電源が供給されていないときに、ドライバ
ーの出力信号が終段増幅器に入力されることがなくなる
ため、終段増幅器が破壊されにくくなるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すものであり、送信機
の高周波電力増幅器の回路図である。
【図2】図1の送信機の高周波電力増幅器の動作を説明
するための波形図である。
【図3】本発明の第2実施例を示すものであり、送信機
の高周波電力増幅器の回路図である。
【図4】図3の送信機の高周波電力増幅器の動作を説明
するための波形図である。
【図5】従来例を示すものであり、無線通信機器の概略
を示すブロック図である。
【図6】図5の高周波電力増幅器の回路図である。
【符号の説明】
1 FET(ドライバー) 4 マイクロ・ストリップライン 5 ダイオード 6 ダイオード 9 FET(終段増幅器) 11 スイッチ(第2のスイッチ手段) 12 遅延回路 13 遅延回路 14 スイッチ(第1のスイッチ手段) 16 抵抗(負荷) 31 スイッチ(第2のスイッチ手段) 34 スイッチ(第1のスイッチ手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波信号を増幅するドライバーと、ドラ
    イバーの出力信号を電力増幅する終段増幅器と、送信時
    にだけ終段増幅器に電源を接続する第1のスイッチ手段
    を備えた送信機の高周波電力増幅器において、 上記ドライバーの出力インピーダンスにマッチングした
    負荷と、送信時にはドライバーの出力を前記終段増幅器
    に接続すると共に、非送信時にはドライバーの出力を前
    記負荷に接続する第2のスイッチ手段が設けられている
    ことを特徴とする送信機の高周波電力増幅器。
  2. 【請求項2】高周波信号を増幅するドライバーと、ドラ
    イバーの出力信号を電力増幅する終段増幅器と、送信時
    にだけ終段増幅器に電源を接続する第1のスイッチ手段
    を備えた送信機の高周波電力増幅器において、 上記ドライバーの出力インピーダンスにマッチングした
    負荷と、送信時には第1のスイッチ手段により終段増幅
    器に電源を接続した後にドライバーの出力を前記終段増
    幅器に接続すると共に、非送信時には第1のスイッチ手
    段により終段増幅器への電源を遮断する前にドライバー
    の出力を前記負荷に接続する第2のスイッチ手段が設け
    られていることを特徴とする送信機の高周波電力増幅
    器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009130621A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Toshiba Corp 増幅装置
JP2010166510A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Japan Radio Co Ltd 電力増幅器の調整方法
JP2010175333A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Japan Radio Co Ltd 電力増幅器

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