JPH0512916U - タンク圧力制御装置 - Google Patents

タンク圧力制御装置

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JPH0512916U
JPH0512916U JP6049791U JP6049791U JPH0512916U JP H0512916 U JPH0512916 U JP H0512916U JP 6049791 U JP6049791 U JP 6049791U JP 6049791 U JP6049791 U JP 6049791U JP H0512916 U JPH0512916 U JP H0512916U
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JP
Japan
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tank
pressure
liquid level
gas volume
control
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Withdrawn
Application number
JP6049791U
Other languages
English (en)
Inventor
昌富 西田
公平 西本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】タンク内の上部ガス容積が大きく変動する場合
においても常に高い精度でタンク内圧力を適正な値に制
御する。 【構成】制御対象となるタンク内の上部ガス容積を液位
検出器7により検出し、この検出内容に応じてタンク内
圧力の目標値を調節計8で可変設定してタンク1内の圧
力を制御する制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ロケットエンジン試験設備等で用いられる加圧タンク内の圧力制御 を行なうタンク圧力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロケットエンジン試験設備等で用いられる加圧タンク内の圧力制御を行なうタ ンク圧力制御装置の従来の構成を図5に示す。同図で1は制御対象となるタンク 、2はタンク1の底部に設けられ、タンク1内の圧力を検知する圧力センサ、3 はタンク1はタンク1内の圧力が予め設定された目標値となるように調節演算を 行なう調節計、4は調節計3からの指令によりタンク1内への加圧ガスの流入量 を制御する制御弁、5はこの制御弁4を介してタンク1へ流入させる加圧ガスを 貯蔵した加圧ガス源、6はタンク1内の圧力の目標値が予め設定されている圧力 設定器である。
【0003】 このような構成にあって、圧力センサ2で検知されたタンク1内の圧力と、圧 力設定器6に予め固定的に設定してあるタンク1内圧力の目標値Pset との差を 調節計3が比例、積分、微分演算にて求める。
【0004】 調節計3は、求めた差に応じた指令信号を制御弁4へ出力してこれを操作し、 加圧ガス源5から制御弁4を介してタンク1に流入する加圧ガスの流量を加減し 、タンク1内の圧力が圧力設定器6に設定されている目標値Pset となるように 制御する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような従来の構成のタンク圧力制御装置では、タンク1内 圧力の目標値Pset が予め固定的に設定されており、タンク1内の液位の相違に よる上部加圧ガス容積の変化に伴なう制御特性の変化にも対応できず、上部加圧 ガス容積の値によっては制御精度が低下することがある。
【0006】 これは、特に制御を開始した直後に顕著となるもので、不適切な目標値を設定 することでタンク内の圧力が大きくオーバーシュートする可能性もあり、たいへ ん危険である。
【0007】 本考案は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは 、制御対象となるタンク内の上部ガス容積の変化に関係なく、常に精度の高い圧 力制御が可能なタンク圧力制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】
すなわち本考案は、制御対象となるタンク内の上部ガス容積を検出し、この検 出内容に応じてタンク内圧力の目標値を可変設定して制御するようにしたもので 、タンク内上部ガス容積が大きく変動するシステムにおいても常に高い精度でタ ンク内圧力を適正な値に制御することができる。
【0009】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の一実施例を説明する。 図1はその構成を示すもので、基本的な構成は上記図5に示したものと同様で あるので、同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0010】 しかるに、タンク1には液位を検出する液位検出器7が取付けられる。この液 位検出器7は、タンク1内の液位を検知することによって上部ガス容積を検出す るためのもので、その検出信号は調節計8に入力される。
【0011】 この調節計8は、圧力センサ2で検知されたタンク1内の圧力と、圧力設定器 6に予め固定的に設定してあるタンク1内圧力の目標値Pset との差を比例、積 分、微分演算にて求めた上で、さらに液位検出器7からの検出信号に応じて予め 数通り設定していた補正値を求めた差に加え、その結果得られる指令信号を制御 弁4へ出力する。 制御弁4は、調節計8からの指令信号によって操作され、加圧ガス源5から制 御弁4を介してタンク1に流入する加圧ガスの流量を加減する。
【0012】 上記のような構成にあって、制御のゲインをPとすると、図2に示すようにタ ンク1上部の加圧ガス容積が小さい(=液位が高い)ときは少量のガス流入によ りタンク1内圧力が大きく変わるため、ゲインPは小さいほうが望ましく、反対 にタンク1上部の加圧ガス容積が大きい(=液位が低い)ときは大量のガス流入 がないとタンク1内圧力を迅速に変化させることができないため、ゲインPは大 きいほうが望ましい。
【0013】 そこで、タンク1内上部ガスの容積に応じて予め複数種類の適正なゲインPを 調節計8に設定しておく。そして、液位検出器7からタンク1内の液位(=上部 ガス容積)の検出信号が調節計8に入力されたら、調節計8はその検出信号に応 じてゲインPを選択し、圧力設定器6からの目標値Pset にこのゲインPを補正 値として乗じ、その値と圧力センサ2からのタンク1内圧力との差によって制御 弁4を操作して加圧ガス源5からタンク1への加圧ガスの流入量を制御するもの である。
【0014】 図3は、タンク1内の液位が36%である場合と88%である場合の制御開始 以後のタンク下部圧力の変化を示すもので、いずれの場合にあっても制御開始直 後にタンク1内圧力を高い精度で制御している状態が分かる。
【0015】 これに対して、図4は、上記図5で示した従来のタンク圧力制御装置による同 様の制御状態を示すものである。この状態では、液位が低い場合に適切となる値 でゲインが固定的に設定されているいるために、特にタンク1内の液位が88% のように高い場合に、制御ゲインが高すぎて過敏に反応してしまい、タンク下部 圧力が目標値に収束するまでの時間が大幅にかかり、結果的に制御精度が低下し てしまっていることがわかる。
【0016】 なお、上記実施例ではタンク1上部のガス容積を検出する手段として液位を検 知する例を示したが、これに限るものではなく、他の種々の手段で同様の結果を 得ることができるのは勿論である。
【0017】
【考案の効果】
以上詳記した如く本考案によれば、制御対象となるタンク内の上部ガス容積を 検出し、この検出内容に応じてタンク内圧力の目標値を可変設定して制御するよ うにしたので、タンク内の上部ガス容積が大きく変動するシステムにおいても常 に高い精度でタンク内圧力を適正な値に制御することが可能なタンク圧力制御装 置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る構成を示す図。
【図2】上部ガス容積と適切な制御ゲインとの関係を示
す図。
【図3】本考案の一実施例に係るタンク内液位が異なる
場合の制御シミュレーション結果を示す図。
【図4】従来方式によるタンク内液位が異なる場合の制
御シミュレーション結果を示す図。
【図5】従来のタンク圧力制御装置の構成を示す図。
【符号の説明】
1…タンク、2…圧力センサ、3…調節計、4…制御
弁、5…加圧ガス源、6…圧力設定器、7…液位検出
器、8…調節計。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象となるタンク内の上部ガス容積
    を検出する検出手段と、 この検出手段で得たタンク内の上部ガス容積に応じてタ
    ンク内圧力の目標値を可変する可変手段とを具備したこ
    とを特徴とするタンク圧力制御装置。
JP6049791U 1991-07-31 1991-07-31 タンク圧力制御装置 Withdrawn JPH0512916U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6049791U JPH0512916U (ja) 1991-07-31 1991-07-31 タンク圧力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6049791U JPH0512916U (ja) 1991-07-31 1991-07-31 タンク圧力制御装置

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JPH0512916U true JPH0512916U (ja) 1993-02-19

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ID=13143998

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JP6049791U Withdrawn JPH0512916U (ja) 1991-07-31 1991-07-31 タンク圧力制御装置

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19951102