JPH051288Y2 - - Google Patents

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JPH051288Y2
JPH051288Y2 JP1987068512U JP6851287U JPH051288Y2 JP H051288 Y2 JPH051288 Y2 JP H051288Y2 JP 1987068512 U JP1987068512 U JP 1987068512U JP 6851287 U JP6851287 U JP 6851287U JP H051288 Y2 JPH051288 Y2 JP H051288Y2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は例えば発電所における復水器等の流体
内に含有する異物の除去に用いられる異物除去装
置に関する。
[従来の技術] 火力・原子力発電プラントにおいては、復水器
等の冷却水として海水を量することが多いが、海
水中に含有している異物特に、貝殻等が機器内部
まで侵入すると、機器の故障につながる虞れがあ
るので、冷却水として供給される海水中の異物を
何等かの手段により除去する必要がある。
第3図は、この種従来の異物除去装置を示す断
面図であり、異物を含有する流体の流入口と流出
口を有するケーシング1の略中央近傍には、前記
流体の流れ方向(図中の白抜きの太矢印方向)と
直角方向に伸びる部材2が設けられ、この部材2
により前記流体に対して2つの流路が形成されて
いる。そして、該2つの流路の下側には、一端を
前記ケーシング1の内壁面に沿つて取付け、該他
端を前記部材2の長手方向に沿つて取付けたフイ
ルター3が配設され、上流側にはケーシング1と
部材2とで形成された2つの流路の少なくとも一
方をしや断し、かつ他方の流路に流体を導くこと
ができるように逆洗弁4が設けられている。さら
に、前記2つの流路における前記フイルター3よ
り上流のケーシング1壁面には、排出管片6が貫
通固定され、これに排出弁7を介して排出管8が
設けられている。このような構成となつているの
で、必要に応じて排出弁7を開放して、逆洗弁を
ケーシング1の外部へ排出することにより、流体
中の異物を除去することができる。
[考案が解決しようとする問題点] しかるに、前記のような従来の異物除去装置に
おいては、流入口から異物を含有する流体が集中
的に流入すると、フイルター3が目詰まりする。
このため、フイルター3の形状も傾斜面のみと
か、平面のみのフイルター3では、わずかな目詰
まりで圧力が上昇する上、フイルター3の逆洗時
すなわち、異物を系外に排出する時の圧力損失が
増大するとともに、異物を排出するまでの所要時
間が長くつまり、排出流体量が多くなるという問
題点がある。
そこで、本考案はフイルター逆洗時の圧力損失
を低減させ、異物排出の所要時間を短くできる異
物除去装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は前記目的を達成するため、異物を含有
する流体の流入口と流出口とを有するケーシング
と、このケーシング内に前記流体の流れの方向に
対して略直角に設けて2つの流路を形成する部材
と、前記ケーシング内壁面であつて前記部材を挟
んでその端部が前記ケーシング内壁に向かつて傾
斜面を形成し、この傾斜面から前記ケーシングの
内壁に至るまでの間に前記流体の流れの方向に対
して直角に底面を形成し、かつ前記前記ケーシン
グ内壁に固定され、前記流体に含有する異物を捕
捉するフイルターと、前記ケーシング内であつて
前記フイルターの上流側でこの傾斜面と対向して
設けられ、前記流体の一部をしや断する回転可能
な逆洗弁と、前記フイルターの底面近くのケーシ
ング壁面と連通され、前記逆洗弁により前記流体
の一部をしや断した際に生じる前記フイルターに
捕捉された異物を前記ケーシング外部に排出する
排出管片と、この排出管片に接続された排出弁お
よび排出管とからなるものである。
[作用] 本考案は前記のように構成されているので、排
出弁を開放すると、流体がフイルターの上流にお
いて逆洗流が生じ、フイルターで捕捉された異物
は、フイルターから排出管片を通つて外部に排出
される。また、この時主流は、逆洗弁によつて反
対側の流路に導かれ、逆洗時の圧力損失を低くす
ることができる。また、排出管片がフイルター底
面に配設されているので、逆洗弁下流の旋回流と
逆洗流の相乗効果によつて異物の排出が容易にな
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例ついて図面を参照して説
明する。第1図は本考案の第1の実施例を示す断
面図であり、これはケーシング1の曲管部におい
て以下に述べるように構成したものである。すな
わち、ケーシング1は、曲管部を有し、図示太矢
印に示すように異物を含有する流体の流入口と流
出口とを有している。このケーシング1内の曲管
部近くであつて、フイルター3内部に前記流体の
流れの方向に対して略直角に部材2を設けて2つ
の流路11a,11bを形成するようにしてい
る。前記ケーシング1内壁面に、断面円錐状の傾
斜面3aとこの周縁部に一体に形成され平面状の
底面3bとからなり筒状のフイルター3が配置さ
れ、このフイルター3はフイルター支持脚9によ
りケーシング1の内壁面に対し所定幅の空間10
を形成して固定されている。つまり、フイルター
3の周面の一部を切り欠き、かつ前記傾斜面3
a,3bの接合部に前記部材2を挟んで配置され
ている。
このように部材2より上側のフイルター3の傾
斜面3aと底面3bにより第1の流路11aを構
成し、また部材2に対して下側のフイルター3の
傾斜面3aと底面3bにより第2の流路11bを
構成し、これにより流体に含有する異物が捕捉で
きるようになつている。
さらに、前記ケーシング1内であつて前記フイ
ルター3の上流側でこの傾斜面3aと対向する位
置に逆洗弁4a,4bが設けられ、これにより前
記流体の一部をしや断できるようになつている。
また、前記フイルター3の底面3b近くのケーシ
ング1壁面と連通され、前記逆洗弁4a,4bに
より前記流体の一部をしや断した際に生じる前記
フイルター3に補足された異物を前記ケーシング
1の外部に排出できるように、排出管片6が貫通
固定され、この排出管片6の端部に排出弁7を介
して排出管8が連結されている。前記排出管片6
は、フイルター3の傾斜面3aと底面3bおよび
周面の形状に合せて漏斗状(朝顔形)あるいは呑
口のような形状にし、フイルター3の底面3bに
沿わせてケーシング1の側面に突出するように設
けられている。
以下、この様に構成された本考案による異物除
去装置の第1の実施例の動作について説明する。
すなわち、フイルター3により捕捉された異物を
除去する場合には、逆洗弁4bを回転させて流体
の流れの方向に対して斜めに位置させるととも
に、排出弁7を開放状態にする。そうすると、図
中の細矢印に示すように逆洗流が生じ、これによ
りフイルター3で捕捉された異物が外部に排出さ
れる。このとき流体の主流は、反対側の流路11
aを通過して下流側へ流出される。同様にして逆
洗弁4aを回転させて流体の流れの方向に対して
斜めに位置させるとともに、図示しない排出弁を
開放状態にすれば、逆洗流によりフイルター3で
捕捉された異物が外部へ排出され、流体の主流は
反対側の流路11bへ流出される。従つて、流体
の主流を滑らかに導くことができるので、逆洗時
の圧力損失は更に低減する。また、排出管片6を
フイルター3の底面3bに沿つてケーシング1の
壁面に貫通させたので、フイルター3の底部のコ
ーナ部の異物の排出が容易にでき、逆洗弁4a,
4bの下流の旋回龍と逆洗流の相乗効果によつて
異物排出の所要時間が短くできる。さらに、ケー
シング1の排出口近傍は、逆洗流が最も強いこと
から、多量の異物が流入しても効果的に異物を排
出できる。
第1図の状態は、逆洗弁4bの一端部が部材2
に最も近接した状態であるが、これを第4図のよ
うに逆洗弁4bが閉止する途中で中間開度に位置
させることにより、異物の洗浄効率改善、つま
り、異物を洗浄して排出する時間の短縮を図るこ
とができる。
すなわち、第4図では、逆洗弁端部と部材2と
の間に形成されている隙間、ならびに、逆洗弁端
部とケーシング1の内壁面との間に形成されてい
る隙間から、流体の一部が逆洗弁4bとフイルタ
ー3の上流面との間の空間に流入する。この場
合、各隙間より流入した流体は、フイルター3面
での逆洗流(逆洗弁4bの端部と部材2の隙間か
ら流入した流体が、逆洗弁4bとフイルター3と
ケーシング1で形成されている空間内で例えば時
計方向に旋回流すること)と相俟つてフイルター
3面に沿う流れとなる。特に、フイルター3の傾
斜面3aの流れが有効である。そして、フイルタ
ー3から取り除かれた異物は、その流れに乗つて
速やかにフイルター3の底面3b付近に集合され
る。このように、フイルター3の底面3b付近に
異物が集合されると、その付近に設けられている
異物排出口へ吸引流が作用するため、異物が高率
良く排出される。
第2図は本考案の第2の実施例を示す断面図で
あり、第1図と異なるのは、ケーシング1が直管
部となつている点だけであり、これ以外は前述の
第1の実施例と同様な構成となつている。従つ
て、この実施例も前述の第1の実施例と同様な効
果が得られることは言うまでもない。この実施例
も、異物の洗浄効率改善を図ることができる。第
5図はこれを説明するための図であり、これは第
4図と同様である。
[考案の効果] 以上述べた本考案によれば、装置の圧力損失を
軽減でき、異物排出性能を高めることができ、ま
た装置も短面間となり、経済的な異物除去装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本考案による異
物除去装置の第1、第2の実施例を示す断面図、
第3図は従来の異物除去装置の一例を示す断面
図、第4図は第1図の実施例の作用効果を説明す
るための図、第5図は第2図の実施例の作用効果
を説明するため図である。 1……ケーシング、2……部材、3……傾斜面
3aおよび底面3bを有するフイルター、4,4
a,4b……逆洗弁、5……異物排出口、6……
排出管片、7……排出弁、8……排出管、9……
フイルター支持脚、10……空間、11a,11
b……流路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 異物を含有する流体の流入口と流出口とを有す
    るケーシングと、 このケーシング内に前記流体の流れの方向に対
    して略直角に設けて2つの流路を形成する部材
    と、 前記ケーシング内壁面であつて前記部材を挟ん
    でその端部が前記ケーシング内壁に向かつて傾斜
    面を形成し、この傾斜面から前記ケーシングの内
    壁に至るまでの間に前記流体の流れの方向に対し
    て直角に底面を形成し、かつ前記ケーシング内壁
    に固定され、前記流体に含有する異物を捕捉する
    フイルターと、 前記ケーシング内であつて前記フイルターの上
    流側でこの傾斜面と対向して設けられ、前記流体
    の一部をしや断する回転可能な逆洗弁と、 前記フイルターの底面近くのケーシング壁面と
    連通され、前記逆洗弁により前記流体の一部をし
    や断した際に生じる前記フイルターに捕捉された
    異物を前記ケーシング外部に排出する排出管片
    と、 この排出管片に接続された排出弁および排出管
    とからなる異物除去装置。
JP1987068512U 1987-05-08 1987-05-08 Expired - Lifetime JPH051288Y2 (ja)

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JP1987068512U JPH051288Y2 (ja) 1987-05-08 1987-05-08

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JPS63176509U JPS63176509U (ja) 1988-11-16
JPH051288Y2 true JPH051288Y2 (ja) 1993-01-13

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ID=30908395

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583607A (ja) * 1981-06-26 1983-01-10 Tapuroge Japan Kk 逆洗機構付きフイルタ
JPS6054082A (ja) * 1983-09-05 1985-03-28 Mitsubishi Electric Corp 光学文字読取装置

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583607A (ja) * 1981-06-26 1983-01-10 Tapuroge Japan Kk 逆洗機構付きフイルタ
JPS6054082A (ja) * 1983-09-05 1985-03-28 Mitsubishi Electric Corp 光学文字読取装置

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JPS63176509U (ja) 1988-11-16

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