JPH05128584A - 光デイスク装置 - Google Patents
光デイスク装置Info
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- JPH05128584A JPH05128584A JP3311948A JP31194891A JPH05128584A JP H05128584 A JPH05128584 A JP H05128584A JP 3311948 A JP3311948 A JP 3311948A JP 31194891 A JP31194891 A JP 31194891A JP H05128584 A JPH05128584 A JP H05128584A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、光デイスク装置において、簡易な構
成で必要に応じて複数の記録トラツクを同時に再生し得
るようにする。 【構成】本発明は、情報記録面の像が走査する方向に対
して直交する方向に、受光面を微小領域に分割した受光
素子に光デイスクの像を形成し、記録トラツクの像が走
査する微小領域の出力信号を選択的に処理して上記光デ
イスクの再生信号を出力することにより、必要に応じて
複数の記録トラツクを同時に再生する場合等において
も、トラツキング制御機構を簡略化して簡易に処理する
ことができる。
成で必要に応じて複数の記録トラツクを同時に再生し得
るようにする。 【構成】本発明は、情報記録面の像が走査する方向に対
して直交する方向に、受光面を微小領域に分割した受光
素子に光デイスクの像を形成し、記録トラツクの像が走
査する微小領域の出力信号を選択的に処理して上記光デ
イスクの再生信号を出力することにより、必要に応じて
複数の記録トラツクを同時に再生する場合等において
も、トラツキング制御機構を簡略化して簡易に処理する
ことができる。
Description
【０００１】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段（図１及び図４） 作用（図１及び図４） 実施例（図１〜図６） （１）実施例の構成 （１−１）再生信号の処理 （１−２）フオーカシングサーボ （２）実施例の動作 （３）実施例の効果 （４）他の実施例 発明の効果
【０００２】
【産業上の利用分野】本発明は光デイスク装置に関し、
例えばコンパクトデイスクプレイヤに適用し得る。
例えばコンパクトデイスクプレイヤに適用し得る。
【０００３】
【従来の技術】従来、コンパクトデイスクプレイヤにお
いては、レーザ光源から射出した光ビームをコンパクト
デイスクに焦光し、その反射光に基づいて再生信号を得
るようになされている。
いては、レーザ光源から射出した光ビームをコンパクト
デイスクに焦光し、その反射光に基づいて再生信号を得
るようになされている。
【０００４】このときコンパクトデイスクプレイヤにお
いては、１つの記録トラツクに光ビームを焦光して照射
し、トラツキング制御することにより、クロストークを
低減すると共に、連続するピツトを確実に光ビームで照
射するようになされ、これにより確実に再生信号を得る
ようになされている。
いては、１つの記録トラツクに光ビームを焦光して照射
し、トラツキング制御することにより、クロストークを
低減すると共に、連続するピツトを確実に光ビームで照
射するようになされ、これにより確実に再生信号を得る
ようになされている。
【０００５】さらに所定の光学系を用いてフオーカスエ
ラーを検出してフオーカシングサーボすることにより、
コンパクトデイスクの面振れ等を補正して、確実に再生
信号を得るようになされている。
ラーを検出してフオーカシングサーボすることにより、
コンパクトデイスクの面振れ等を補正して、確実に再生
信号を得るようになされている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種のコン
パクトデイスクプレイヤにおいて、トラツキング制御機
構等を簡略化することができれば、その分全体構成を簡
略化し得、便利であると考えられる。
パクトデイスクプレイヤにおいて、トラツキング制御機
構等を簡略化することができれば、その分全体構成を簡
略化し得、便利であると考えられる。
【０００７】さらに必要に応じて複数の記録トラツクか
ら同時に再生信号を得ることができれば、その分当該光
デイスクの適用分野を拡大し得、便利であると考えられ
る。
ら同時に再生信号を得ることができれば、その分当該光
デイスクの適用分野を拡大し得、便利であると考えられ
る。
【０００８】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成で必要に応じて複数の記録トラツクから
同時に再生信号を得ることができる光デイスク装置を提
案しようとするものである。
で、簡易な構成で必要に応じて複数の記録トラツクから
同時に再生信号を得ることができる光デイスク装置を提
案しようとするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、光デイスクＤの所定領域を照明光
ＬＡ１で照明する照明光学系４、６と、照明光ＬＡ１の
反射光を受光素子２に導き、受光素子２の受光面に光デ
イスクＤの情報記録面の像を形成する撮像光学系６と、
受光素子２の出力信号ＳＡ１〜ＳＡＮを処理する出力信
号処理回路１０、１６Ａ、１６Ｂ、１６Ｃ、１８、２
０、２２、２２Ａ、２２Ｂ、２２Ｃとを備え、受光素子
２は、情報記録面の像が走査する方向に対して直交する
方向に、受光面を微小領域Ａ１〜ＡＮに分割し、微小領
域Ａ１〜ＡＮの出力信号ＳＡ１〜ＳＡＮをそれぞれ出力
し、出力信号処理回路１０、１６Ａ、１６Ｂ、１６Ｃ、
１８、２０、２２、２２Ａ、２２Ｂ、２２Ｃは、各微小
領域Ａ１〜ＡＮの出力信号ＳＡ１〜ＳＡＮに基づいて、
情報記録面の記録トラツクの像が走査する微小領域Ａ１
〜ＡＮを検出し、該微小領域Ａ１〜ＡＮの出力信号ＳＡ
１〜ＳＡＮを選択的に処理して光デイスクＤの再生信号
を出力する。
め本発明においては、光デイスクＤの所定領域を照明光
ＬＡ１で照明する照明光学系４、６と、照明光ＬＡ１の
反射光を受光素子２に導き、受光素子２の受光面に光デ
イスクＤの情報記録面の像を形成する撮像光学系６と、
受光素子２の出力信号ＳＡ１〜ＳＡＮを処理する出力信
号処理回路１０、１６Ａ、１６Ｂ、１６Ｃ、１８、２
０、２２、２２Ａ、２２Ｂ、２２Ｃとを備え、受光素子
２は、情報記録面の像が走査する方向に対して直交する
方向に、受光面を微小領域Ａ１〜ＡＮに分割し、微小領
域Ａ１〜ＡＮの出力信号ＳＡ１〜ＳＡＮをそれぞれ出力
し、出力信号処理回路１０、１６Ａ、１６Ｂ、１６Ｃ、
１８、２０、２２、２２Ａ、２２Ｂ、２２Ｃは、各微小
領域Ａ１〜ＡＮの出力信号ＳＡ１〜ＳＡＮに基づいて、
情報記録面の記録トラツクの像が走査する微小領域Ａ１
〜ＡＮを検出し、該微小領域Ａ１〜ＡＮの出力信号ＳＡ
１〜ＳＡＮを選択的に処理して光デイスクＤの再生信号
を出力する。
【００１０】
【作用】情報記録面の像が走査する方向に対して直交す
る方向に、受光面を微小領域Ａ１〜ＡＮに分割し、情報
記録面の記録トラツクの像が走査する微小領域Ａ１〜Ａ
Ｎを検出し、該微小領域Ａ１〜ＡＮの出力信号ＳＡ１〜
ＳＡＮを選択的に処理すれば、トラツキング制御機構を
簡略化し得る。
る方向に、受光面を微小領域Ａ１〜ＡＮに分割し、情報
記録面の記録トラツクの像が走査する微小領域Ａ１〜Ａ
Ｎを検出し、該微小領域Ａ１〜ＡＮの出力信号ＳＡ１〜
ＳＡＮを選択的に処理すれば、トラツキング制御機構を
簡略化し得る。
【００１１】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
する。
【００１２】（１）実施例の構成 図１において、１は全体としてコンパクトデイスクプレ
イヤを示し、受光素子２から出力される再生信号を処理
してコンパクトデイスクを再生する。
イヤを示し、受光素子２から出力される再生信号を処理
してコンパクトデイスクを再生する。
【００１３】ここで図２に示すように、当該コンパクト
デイスクプレイヤ１においては、発光ダイード４から射
出した光ビームＬＡ１を、対物レンズ６を介してコンパ
クトデイスＤに照射するようになされ、これにより当該
コンパクトデイスクＤの所定領域に照明用の光を照射す
る。さらにコンパクトデイスクプレイヤ１においては、
コンパクトデイスＤの反射光をハーフミラー８で反射し
て受光素子２に導き、これにより当該受光素子２の出力
信号に基づいてコンパクトデイスＤを再生し得るように
なされている。
デイスクプレイヤ１においては、発光ダイード４から射
出した光ビームＬＡ１を、対物レンズ６を介してコンパ
クトデイスＤに照射するようになされ、これにより当該
コンパクトデイスクＤの所定領域に照明用の光を照射す
る。さらにコンパクトデイスクプレイヤ１においては、
コンパクトデイスＤの反射光をハーフミラー８で反射し
て受光素子２に導き、これにより当該受光素子２の出力
信号に基づいてコンパクトデイスＤを再生し得るように
なされている。
【００１４】ここで図３に示すように、受光素子２にお
いては、コンパクトデイスクＤのピツト形成面の共役面
（すなわち情報記録面の焦平面でなる）Ｆに対して、約
45度の角度で傾いて配置され、その傾きの向きが記録ト
ラツクの延長方向になるようになされている。これによ
り受光素子２においては、コンパクトデイスクＤの像を
形成するにつき、受光素子２の中央付近においては、合
焦点の像を形成し得るのに対し、それぞれ上部及び下部
においては後ピン及び前ピンのデフオーカス像が形成さ
れるようになされている。
いては、コンパクトデイスクＤのピツト形成面の共役面
（すなわち情報記録面の焦平面でなる）Ｆに対して、約
45度の角度で傾いて配置され、その傾きの向きが記録ト
ラツクの延長方向になるようになされている。これによ
り受光素子２においては、コンパクトデイスクＤの像を
形成するにつき、受光素子２の中央付近においては、合
焦点の像を形成し得るのに対し、それぞれ上部及び下部
においては後ピン及び前ピンのデフオーカス像が形成さ
れるようになされている。
【００１５】さらに図４に示すように、受光素子２にお
いては、受光面が微小領域に分割され、各微小領域毎に
出力信号を出力し得るようになされ、これにより当該出
力信号を選択的に処理してコンパクトデイスクＤを再生
し得るようになされている。このとき当該コンパクトデ
イスクプレイヤ１においては、各微小領域の出力信号に
基づいて当該出力信号を切り換えて処理することによ
り、トラツキング制御機構を省略して電気的にトラツキ
ング制御し得るようになされている。
いては、受光面が微小領域に分割され、各微小領域毎に
出力信号を出力し得るようになされ、これにより当該出
力信号を選択的に処理してコンパクトデイスクＤを再生
し得るようになされている。このとき当該コンパクトデ
イスクプレイヤ１においては、各微小領域の出力信号に
基づいて当該出力信号を切り換えて処理することによ
り、トラツキング制御機構を省略して電気的にトラツキ
ング制御し得るようになされている。
【００１６】さらに当該コンパクトデイスクプレイヤ１
においては、当該受光素子２を傾けて配置したことによ
り、各微小領域の出力信号に基づいて、簡易にフオーカ
スエラー信号を形成し得るようになされ、これによりフ
オーカスエラーを検出するための専用の光学系を省略し
得るようになされている。すなわち受光素子２において
は、記録トラツクと直交する方向に直線的に微小領域Ａ
１〜ＡＮを配置し、当該微小領域Ａ１〜ＡＮの各出力信
号ＳＡ１〜ＳＡＮを選択回路（ＳＥＬ）１０に出力す
る。
においては、当該受光素子２を傾けて配置したことによ
り、各微小領域の出力信号に基づいて、簡易にフオーカ
スエラー信号を形成し得るようになされ、これによりフ
オーカスエラーを検出するための専用の光学系を省略し
得るようになされている。すなわち受光素子２において
は、記録トラツクと直交する方向に直線的に微小領域Ａ
１〜ＡＮを配置し、当該微小領域Ａ１〜ＡＮの各出力信
号ＳＡ１〜ＳＡＮを選択回路（ＳＥＬ）１０に出力す
る。
【００１７】ここで選択回路１０は、信号レベル検出回
路１２で各出力信号ＳＡ１〜ＳＡＮの高域成分を抽出
し、当該高域成分の信号レベルを検出する。さらに当該
信号レベル検出結果に基づいて、選択回路１０は、切換
回路１４で出力信号ＳＡ１〜ＳＡＮを順次選択出力し、
これによりピツトの像Ｐが実際に走査している微小領域
について、出力信号を選択出力する。
路１２で各出力信号ＳＡ１〜ＳＡＮの高域成分を抽出
し、当該高域成分の信号レベルを検出する。さらに当該
信号レベル検出結果に基づいて、選択回路１０は、切換
回路１４で出力信号ＳＡ１〜ＳＡＮを順次選択出力し、
これによりピツトの像Ｐが実際に走査している微小領域
について、出力信号を選択出力する。
【００１８】これにより図５に示すように、ピツトＰの
像が微小領域Ａ３を走査しているとき、当該微小領域Ａ
３の出力信号ＳＡ３を選択出力するのに対し（図５
（Ａ））、当該ピツトＰの像が微小領域Ａ２側に移動す
ると、微小領域Ａ３及びＡ２の出力信号ＳＡ３及びＳＡ
２を加算した後、正規化して出力し（図５（Ｂ））、続
いて微小領域Ａ２の出力信号ＳＡ２を選択出力する（図
５（Ｃ））。
像が微小領域Ａ３を走査しているとき、当該微小領域Ａ
３の出力信号ＳＡ３を選択出力するのに対し（図５
（Ａ））、当該ピツトＰの像が微小領域Ａ２側に移動す
ると、微小領域Ａ３及びＡ２の出力信号ＳＡ３及びＳＡ
２を加算した後、正規化して出力し（図５（Ｂ））、続
いて微小領域Ａ２の出力信号ＳＡ２を選択出力する（図
５（Ｃ））。
【００１９】これによりコンパクトデイスクプレイヤ１
においては、機械的なトラツキング制御機構を省略して
電気的にトラツキング制御し得るようになされ、その分
光ヘツド周辺の構成を簡略化すると共に、全体構成を簡
略化するようになされている。
においては、機械的なトラツキング制御機構を省略して
電気的にトラツキング制御し得るようになされ、その分
光ヘツド周辺の構成を簡略化すると共に、全体構成を簡
略化するようになされている。
【００２０】すなわちこのようにピツトの像Ｐに基づい
てトラツキング制御すると共に、再生信号を処理するよ
うにすれば、例えば発光ダイオード等の簡易な光源を使
用し得、その分光学系の構成を簡略化することができ
る。
てトラツキング制御すると共に、再生信号を処理するよ
うにすれば、例えば発光ダイオード等の簡易な光源を使
用し得、その分光学系の構成を簡略化することができ
る。
【００２１】また光源、受光素子間の組み立て調整作業
を簡略化することができ、トラツキング制御機構を省略
した分、光ヘツド回りの構成を薄型化することもでき
る。
を簡略化することができ、トラツキング制御機構を省略
した分、光ヘツド回りの構成を薄型化することもでき
る。
【００２２】（１−１）再生信号の処理 ここでコンパクトデイスクプレイヤ１においては、受光
素子２の微小領域Ａ１〜ＡＮ間に、記録トラツク３本分
の像を形成し得るようになされ、これにより３つの記録
トラツクについて同時に再生信号を処理し得るようにな
されている。
素子２の微小領域Ａ１〜ＡＮ間に、記録トラツク３本分
の像を形成し得るようになされ、これにより３つの記録
トラツクについて同時に再生信号を処理し得るようにな
されている。
【００２３】すなわちコンパクトデイスクプレイヤ１に
おいて、切換回路１４は、上述のトラツキング制御の手
法を用いて、ピツトの像Ｐが走査する３系統の微小領域
を選択し、当該微小領域の出力信号を選択出力する。増
幅回路１６Ａ、１６Ｂ、１６Ｃは、選択回路１０から選
択出力される３系統の出力信号Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３をそれ
ぞれ増幅した後、信号処理回路１８に出力する。
おいて、切換回路１４は、上述のトラツキング制御の手
法を用いて、ピツトの像Ｐが走査する３系統の微小領域
を選択し、当該微小領域の出力信号を選択出力する。増
幅回路１６Ａ、１６Ｂ、１６Ｃは、選択回路１０から選
択出力される３系統の出力信号Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３をそれ
ぞれ増幅した後、信号処理回路１８に出力する。
【００２４】信号処理回路１８は、出力信号Ｓ１、Ｓ
２、Ｓ３からそれぞれクロツク信号を抽出し、当該クロ
ツク信号を基準にして各出力信号Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３を復
調する。さらに信号処理回路１８は、誤り訂正処理を実
行し、各出力信号Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３について、それぞれ
再生データＤ１、Ｄ２、Ｄ３を出力する。
２、Ｓ３からそれぞれクロツク信号を抽出し、当該クロ
ツク信号を基準にして各出力信号Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３を復
調する。さらに信号処理回路１８は、誤り訂正処理を実
行し、各出力信号Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３について、それぞれ
再生データＤ１、Ｄ２、Ｄ３を出力する。
【００２５】メモリ回路（ＭＥＭ）２０は、再生データ
Ｄ１、Ｄ２、Ｄ３を一旦蓄積した後、入力順に順次出力
する。選択回路２２は、所定の制御回路から出力される
制御データに基づいて動作を切り換え、通常のコンパク
トデイスクを再生する場合、再生データＤ１、Ｄ２、Ｄ
３の１つを選択してデイジタルアナログ変換回路（Ｄ／
Ａ）２２Ａ、２２Ｂ又は２２Ｃに出力する。
Ｄ１、Ｄ２、Ｄ３を一旦蓄積した後、入力順に順次出力
する。選択回路２２は、所定の制御回路から出力される
制御データに基づいて動作を切り換え、通常のコンパク
トデイスクを再生する場合、再生データＤ１、Ｄ２、Ｄ
３の１つを選択してデイジタルアナログ変換回路（Ｄ／
Ａ）２２Ａ、２２Ｂ又は２２Ｃに出力する。
【００２６】これによりコンパクトデイスクプレイヤ１
においては、デイジタルアナログ変換回路２２Ａ、２２
Ｂ又は２２Ｃを介して、コンパクトデイスクＤの再生信
号を出力することができる。
においては、デイジタルアナログ変換回路２２Ａ、２２
Ｂ又は２２Ｃを介して、コンパクトデイスクＤの再生信
号を出力することができる。
【００２７】これに対して例えばオーデイオデータに他
にアプリケーシヨンプログラム等を記録した光デイスク
を再生する場合、選択回路２２においては、所望の再生
データＤ１、Ｄ２、Ｄ３をデイジタルアナログ変換回路
２２Ａ、２２Ｂ、２２Ｃに出力すると共に、必要に応じ
て画像データ処理回路、演算処理回路（図示せず）に出
力する。
にアプリケーシヨンプログラム等を記録した光デイスク
を再生する場合、選択回路２２においては、所望の再生
データＤ１、Ｄ２、Ｄ３をデイジタルアナログ変換回路
２２Ａ、２２Ｂ、２２Ｃに出力すると共に、必要に応じ
て画像データ処理回路、演算処理回路（図示せず）に出
力する。
【００２８】これにより当該コンパクトデイスクプレイ
ヤ１においては、３本の記録トラツクから同時に再生デ
ータを得ることができ、例えば再生データのアクセスに
要する時間を短縮することができる。従つて、その分当
該コンパクトデイスクプレイヤ１の使い勝手を向上する
ことができる。
ヤ１においては、３本の記録トラツクから同時に再生デ
ータを得ることができ、例えば再生データのアクセスに
要する時間を短縮することができる。従つて、その分当
該コンパクトデイスクプレイヤ１の使い勝手を向上する
ことができる。
【００２９】さらにこのように３本の記録トラツクから
並列的に再生データを処理し得ることにより、図６に示
すように、外周から内周に向かつて３本並列に記録トラ
ツクＴＡ、ＴＢ、ＴＣを形成した光デイスクＤ１にあつ
ても、簡易に各記録トラツクＴＡ、ＴＢ、ＴＣの再生デ
ータを処理することができる。従つて、例えば各記録ト
ラツクに輝度信号、色差信号を記録して高品位テレビジ
ヨンの映像信号等を記録して、各記録トラツクから出力
される再生信号を簡易に処理して映像信号を復調し得、
その分当該コンパクトデイスクプレイヤ１の使い勝手を
向上することができる。
並列的に再生データを処理し得ることにより、図６に示
すように、外周から内周に向かつて３本並列に記録トラ
ツクＴＡ、ＴＢ、ＴＣを形成した光デイスクＤ１にあつ
ても、簡易に各記録トラツクＴＡ、ＴＢ、ＴＣの再生デ
ータを処理することができる。従つて、例えば各記録ト
ラツクに輝度信号、色差信号を記録して高品位テレビジ
ヨンの映像信号等を記録して、各記録トラツクから出力
される再生信号を簡易に処理して映像信号を復調し得、
その分当該コンパクトデイスクプレイヤ１の使い勝手を
向上することができる。
【００３０】実際上、従来の光デイスクで映像信号を記
録する場合、例えば色差信号、輝度信号を時分割多重化
して記録する必要がある。ところがこのように複数系統
の信号を並列的に、独立して処理し得るようにすれば、
その分全体として簡易に映像信号を記録再生することが
できる。
録する場合、例えば色差信号、輝度信号を時分割多重化
して記録する必要がある。ところがこのように複数系統
の信号を並列的に、独立して処理し得るようにすれば、
その分全体として簡易に映像信号を記録再生することが
できる。
【００３１】（１−２）フオーカシングサーボ コンパクトデイスクプレイヤ１においては、受光素子２
において、微小領域Ａ１〜ＡＮの中央部上下に、微小領
域Ａ１〜ＡＮを中心にして対称に、横長の受光領域Ｂ１
〜Ｂ６を形成し（図４）、当該受光領域Ｂ１〜Ｂ６の出
力信号に基づいてフオーカシングサーボする。
において、微小領域Ａ１〜ＡＮの中央部上下に、微小領
域Ａ１〜ＡＮを中心にして対称に、横長の受光領域Ｂ１
〜Ｂ６を形成し（図４）、当該受光領域Ｂ１〜Ｂ６の出
力信号に基づいてフオーカシングサーボする。
【００３２】すなわちこの実施例においては、受光素子
２を傾けて配置したことにより、微小領域Ａ１〜ＡＮが
焦平面に位置するとき、当該微小領域Ａ１〜ＡＮの上下
領域においては、それぞれ後ピン及び前ピンの像ＰＡ及
びＰＭが形成される（図３）。
２を傾けて配置したことにより、微小領域Ａ１〜ＡＮが
焦平面に位置するとき、当該微小領域Ａ１〜ＡＮの上下
領域においては、それぞれ後ピン及び前ピンの像ＰＡ及
びＰＭが形成される（図３）。
【００３３】従つて各受光領域Ｂ１〜Ｂ６の出力信号か
ら高域成分を抽出し、当該高域成分の信号レベルを検出
するようにすれば、微小領域Ａ１〜ＡＮでジヤストフオ
ーカスか否か判断することができる。
ら高域成分を抽出し、当該高域成分の信号レベルを検出
するようにすれば、微小領域Ａ１〜ＡＮでジヤストフオ
ーカスか否か判断することができる。
【００３４】すなわち対称な位置に配置された受光領域
Ｂ１及びＢ６、Ｂ２及びＢ５、Ｂ３及びＢ４間で高域成
分の信号レベルが等しくなるように保持すれば、微小領
域Ａ１〜ＡＮをジヤストフオーカスの位置に保持するこ
とができる。
Ｂ１及びＢ６、Ｂ２及びＢ５、Ｂ３及びＢ４間で高域成
分の信号レベルが等しくなるように保持すれば、微小領
域Ａ１〜ＡＮをジヤストフオーカスの位置に保持するこ
とができる。
【００３５】これに対して何れの受光領域Ｂ１〜Ｂ６間
で、高域成分の信号レベルが等しいか判断すれば、ジヤ
ストフオーカスの像が形成されている位置を検出するこ
とができる。
で、高域成分の信号レベルが等しいか判断すれば、ジヤ
ストフオーカスの像が形成されている位置を検出するこ
とができる。
【００３６】この検出原理に基づいて、コンパクトデイ
スクプレイヤ１においては、受光領域Ｂ１〜Ｂ６の出力
信号ＳＢ１〜ＳＢ６をハイパスフイルタ回路（ＨＰＦ）
２４Ａ〜２４Ｆに与え、ここで高域成分を抽出した後、
比較回路２６ＡＡ〜２６ＥＦに与える。ここで比較回路
２６ＡＡ〜２６ＥＦは、出力信号ＳＢ１の高域成分に対
してそれぞれ出力信号ＳＢ２〜ＳＢ６の高域成分、出力
信号ＳＢ２の高域成分に対してそれぞれ出力信号ＳＢ３
〜ＳＢ６の高域成分、出力信号ＳＢ３の高域成分に対し
てそれぞれ出力信号ＳＢ４〜ＳＢ６の高域成分、出力信
号ＳＢ４の高域成分に対してそれぞれ出力信号ＳＢ５及
びＳＢ６の高域成分、出力信号ＳＢ５及びＳＢ６の高域
成分について比較結果を出力する。
スクプレイヤ１においては、受光領域Ｂ１〜Ｂ６の出力
信号ＳＢ１〜ＳＢ６をハイパスフイルタ回路（ＨＰＦ）
２４Ａ〜２４Ｆに与え、ここで高域成分を抽出した後、
比較回路２６ＡＡ〜２６ＥＦに与える。ここで比較回路
２６ＡＡ〜２６ＥＦは、出力信号ＳＢ１の高域成分に対
してそれぞれ出力信号ＳＢ２〜ＳＢ６の高域成分、出力
信号ＳＢ２の高域成分に対してそれぞれ出力信号ＳＢ３
〜ＳＢ６の高域成分、出力信号ＳＢ３の高域成分に対し
てそれぞれ出力信号ＳＢ４〜ＳＢ６の高域成分、出力信
号ＳＢ４の高域成分に対してそれぞれ出力信号ＳＢ５及
びＳＢ６の高域成分、出力信号ＳＢ５及びＳＢ６の高域
成分について比較結果を出力する。
【００３７】選択回路（ＳＥＬ）は、比較回路２６ＡＡ
〜２６ＥＦの比較結果から最も信号レベルの小さな比較
結果を検出し、当該検出結果ＤＨをフオーカスエラー信
号生成回路３０に出力する。
〜２６ＥＦの比較結果から最も信号レベルの小さな比較
結果を検出し、当該検出結果ＤＨをフオーカスエラー信
号生成回路３０に出力する。
【００３８】これによりフオーカスエラー信号生成回路
３０においては、ジヤストフオーカスの位置を検出し
得、当該検出結果ＤＨに基づいてフオーカスエラー信号
を生成する。
３０においては、ジヤストフオーカスの位置を検出し
得、当該検出結果ＤＨに基づいてフオーカスエラー信号
を生成する。
【００３９】すなわちフオーカスエラー信号生成回路３
０においては、ジヤストフオーカスの位置が微小領域Ａ
１〜ＡＮから上側及び下側に変位すると、その変位量に
応じて信号レベルが立ち上がり及び立ち下がるフオーカ
スエラー信号を生成する。ドライブアンプ３２は、位相
補償回路３４を介してフオーカスエラー信号を受け、所
定の利得で増幅してフオーカスコイルを駆動する。
０においては、ジヤストフオーカスの位置が微小領域Ａ
１〜ＡＮから上側及び下側に変位すると、その変位量に
応じて信号レベルが立ち上がり及び立ち下がるフオーカ
スエラー信号を生成する。ドライブアンプ３２は、位相
補償回路３４を介してフオーカスエラー信号を受け、所
定の利得で増幅してフオーカスコイルを駆動する。
【００４０】これによりコンパクトデイスクプレイヤ１
においては、矢印ａで示すように、光学系全体を上下に
可変し（図２）、これによりフオーカシングサーボする
ようになされている。従つて、フオーカスエラー検出用
の専用の光学系を用いなくても、簡易にフオーカシング
サーボし得、その分当該コンパクトデイスクプレイヤ１
の構成を簡略化することができる。
においては、矢印ａで示すように、光学系全体を上下に
可変し（図２）、これによりフオーカシングサーボする
ようになされている。従つて、フオーカスエラー検出用
の専用の光学系を用いなくても、簡易にフオーカシング
サーボし得、その分当該コンパクトデイスクプレイヤ１
の構成を簡略化することができる。
【００４１】（２）実施例の動作 以上の構成において、発光ダイード４から射出された光
ビームＬＡ１は、対物レンズ６を介してコンパクトデイ
スＤの情報記録面に照射され、これにより当該情報記録
面の所定領域を照明する。これに対して情報記録面から
得られる反射光ＬＡ２は、対物レンズ６、ハーフミラー
８を介して受光素子２に導かれ、当該受光素子２の受光
面に情報記録面の像が形成される。
ビームＬＡ１は、対物レンズ６を介してコンパクトデイ
スＤの情報記録面に照射され、これにより当該情報記録
面の所定領域を照明する。これに対して情報記録面から
得られる反射光ＬＡ２は、対物レンズ６、ハーフミラー
８を介して受光素子２に導かれ、当該受光素子２の受光
面に情報記録面の像が形成される。
【００４２】ここで受光素子２においては記録トラツク
の延長方向に傾いて配置されることにより、受光面に位
置に応じてデフオーカスした像が形成されるようになさ
れ、信号再生用の微小領域Ａ１〜ＡＮを中心にして上下
方向に受光領域Ｂ１〜Ｂ６が形成されることにより、当
該受光領域Ｂ１〜Ｂ６の出力信号ＳＢ１〜ＳＢ６に基づ
いてデフオーカス量が検出される。
の延長方向に傾いて配置されることにより、受光面に位
置に応じてデフオーカスした像が形成されるようになさ
れ、信号再生用の微小領域Ａ１〜ＡＮを中心にして上下
方向に受光領域Ｂ１〜Ｂ６が形成されることにより、当
該受光領域Ｂ１〜Ｂ６の出力信号ＳＢ１〜ＳＢ６に基づ
いてデフオーカス量が検出される。
【００４３】すなわち受光領域Ｂ１〜Ｂ６の出力信号Ｓ
Ｂ１〜ＳＢ６においては、ハイパスフイルタ回路２４Ａ
〜２４Ｆで高域成分が抽出された後、当該高域成分の信
号レベルが受光領域Ｂ１〜Ｂ６相互間で比較され、これ
により選択回路２８でジヤストフオーカスの位置が検出
される。これによりコンパクトデイスクプレイヤ１にお
いては、当該検出結果に基づいてフオーカスエラー信号
生成回路３０でフオーカスエラー信号が生成され、当該
フオーカスエラー信号に基づいてフオーカシングサーボ
することができる。
Ｂ１〜ＳＢ６においては、ハイパスフイルタ回路２４Ａ
〜２４Ｆで高域成分が抽出された後、当該高域成分の信
号レベルが受光領域Ｂ１〜Ｂ６相互間で比較され、これ
により選択回路２８でジヤストフオーカスの位置が検出
される。これによりコンパクトデイスクプレイヤ１にお
いては、当該検出結果に基づいてフオーカスエラー信号
生成回路３０でフオーカスエラー信号が生成され、当該
フオーカスエラー信号に基づいてフオーカシングサーボ
することができる。
【００４４】これに対して微小領域Ａ１〜ＡＮの出力信
号ＳＡ１〜ＳＡＮにおいては、選択回路１０で高域成分
の信号レベルが検出されることにより、ピツトの像Ｐが
走査する微小領域Ａ１〜ＡＮが検出され、当該微小領域
Ａ１〜ＡＮの出力信号ＳＡ１〜ＳＡＮが選択出力され
る。
号ＳＡ１〜ＳＡＮにおいては、選択回路１０で高域成分
の信号レベルが検出されることにより、ピツトの像Ｐが
走査する微小領域Ａ１〜ＡＮが検出され、当該微小領域
Ａ１〜ＡＮの出力信号ＳＡ１〜ＳＡＮが選択出力され
る。
【００４５】これにより選択出力された出力信号Ｓ１〜
Ｓ３においては、信号処理回路１８で信号処理されるこ
とにより、再生データＤ１〜Ｄ３に変換された後、当該
再生データＤ１〜Ｄ３が順次出力される。
Ｓ３においては、信号処理回路１８で信号処理されるこ
とにより、再生データＤ１〜Ｄ３に変換された後、当該
再生データＤ１〜Ｄ３が順次出力される。
【００４６】これにより３本の記録トラツクについて、
並列的に再生信号を処理し得、当該コンパクトデイスク
プレイヤ１の使い勝手を向上し得る。
並列的に再生信号を処理し得、当該コンパクトデイスク
プレイヤ１の使い勝手を向上し得る。
【００４７】さらに信号レベル検出結果に基づいて、出
力信号ＳＡ１〜ＳＡＮを選択的に処理することにより、
トラツキング制御機構を簡略化して、簡易にトラツキン
グ制御し得る。
力信号ＳＡ１〜ＳＡＮを選択的に処理することにより、
トラツキング制御機構を簡略化して、簡易にトラツキン
グ制御し得る。
【００４８】（３）実施例の効果 以上の構成によれば、記録トラツクの延長方向と直交す
る方向に受光面を微小領域に分割すると共に、情報記録
面の像を当該受光素子の受光面に形成し、各微小領域の
出力信号に基づいて、当該出力信号を選択的に処理する
ことにより、トラツキング制御機構を簡略化して簡易に
トラツキング制御することができる。
る方向に受光面を微小領域に分割すると共に、情報記録
面の像を当該受光素子の受光面に形成し、各微小領域の
出力信号に基づいて、当該出力信号を選択的に処理する
ことにより、トラツキング制御機構を簡略化して簡易に
トラツキング制御することができる。
【００４９】（４）他の実施例 なお上述の実施例においては、微小領域と受光領域を併
せて受光面に形成する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、フオーカスエラー検出用の光学系を別体
に構成する場合は、微小領域だけ設けるようにしてもよ
く、さらにテレビジヨンカメラ等に使用する撮像素子を
用いるようにしてもよい。
せて受光面に形成する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、フオーカスエラー検出用の光学系を別体
に構成する場合は、微小領域だけ設けるようにしてもよ
く、さらにテレビジヨンカメラ等に使用する撮像素子を
用いるようにしてもよい。
【００５０】さらに上述の実施例においては、本発明を
コンパクトデイスクプレイヤに適用した場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、デイスク状記録媒体か
ら光学的手法を用いて記録情報を再生する光デイスク装
置に広く適用することができる。
コンパクトデイスクプレイヤに適用した場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、デイスク状記録媒体か
ら光学的手法を用いて記録情報を再生する光デイスク装
置に広く適用することができる。
【００５１】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、記録トラ
ツクの延長方向と直交する方向に受光面を微小領域に分
割して情報記録面の像を当該受光素子の受光面に形成
し、各微小領域の出力信号に基づいて、当該出力信号を
選択的に処理することにより、トラツキング制御機構を
簡略化し得、その分全体として簡易な構成の光デイスク
装置を得ることができる。
ツクの延長方向と直交する方向に受光面を微小領域に分
割して情報記録面の像を当該受光素子の受光面に形成
し、各微小領域の出力信号に基づいて、当該出力信号を
選択的に処理することにより、トラツキング制御機構を
簡略化し得、その分全体として簡易な構成の光デイスク
装置を得ることができる。
【図１】本発明の一実施例によるコンパクトデイスクプ
レイヤを示すブロツク図である。
レイヤを示すブロツク図である。
【図２】その光学系の構成を示す略線図である。
【図３】そのフオーカスエラー検出の説明に供する略線
図である。
図である。
【図４】受光素子の受光面を示す平面図である。
【図５】トラツキング制御の説明に供する略線図であ
る。
る。
【図６】３系統の信号を独立して記録した光デイスクを
示す平面図である。
示す平面図である。
１……コンパクトデイスクプレイヤ、２……受光素子、
１０、２２、２８……選択回路、１８……信号処理回
路、３０……フオーカスエラー信号生成回路。
１０、２２、２８……選択回路、１８……信号処理回
路、３０……フオーカスエラー信号生成回路。
Claims (1)
- 【請求項１】光デイスクの所定領域を照明光で照明する
照明光学系と、 上記照明光の反射光を受光素子に導き、上記受光素子の
受光面に上記光デイスクの情報記録面の像を形成する撮
像光学系と、 上記受光素子の出力信号を処理する出力信号処理回路と
を具え、 上記受光素子は、上記情報記録面の像が走査する方向に
対して直交する方向に、受光面を微小領域に分割し、上
記微小領域の出力信号をそれぞれ出力し、 上記出力信号処理回路は、上記各微小領域の出力信号に
基づいて、上記情報記録面の記録トラツクの像が走査す
る微小領域を検出し、該微小領域の出力信号を選択的に
処理して上記光デイスクの再生信号を出力することを特
徴とする光デイスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3311948A JP3070783B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 光デイスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3311948A JP3070783B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 光デイスク装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05128584A true JPH05128584A (ja) | 1993-05-25 |
| JP3070783B2 JP3070783B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=18023366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3311948A Expired - Fee Related JP3070783B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 光デイスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3070783B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6914860B1 (en) | 1999-09-21 | 2005-07-05 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus for and method of detecting reproduction signal by selective combination according to system conditions |
| WO2009069354A1 (ja) * | 2007-11-29 | 2009-06-04 | Mitsubishi Electric Corporation | 光ヘッド装置、光ディスク装置および光ディスク |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP3311948A patent/JP3070783B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6914860B1 (en) | 1999-09-21 | 2005-07-05 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus for and method of detecting reproduction signal by selective combination according to system conditions |
| WO2009069354A1 (ja) * | 2007-11-29 | 2009-06-04 | Mitsubishi Electric Corporation | 光ヘッド装置、光ディスク装置および光ディスク |
| US8270264B2 (en) | 2007-11-29 | 2012-09-18 | Mitsubishi Electric Corporation | Optical head apparatus, optical disk apparatus and optical disk |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3070783B2 (ja) | 2000-07-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |