JPH05128370A

JPH05128370A - Ｐｏｓターミナル

Info

Publication number: JPH05128370A
Application number: JP3292641A
Authority: JP
Inventors: Akinobu Murakoshi; 昭延村越
Original assignee: Tokyo Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba TEC Corp
Priority date: 1991-11-08
Filing date: 1991-11-08
Publication date: 1993-05-25
Anticipated expiration: 2012-08-20
Also published as: JP2642267B2

Abstract

(57)【要約】【目的】ＰＯＳターミナルに設置されるハンドセット
のケーブルの汚れを防止し、かつ、ＰＯＳターミナルの
占有面積を小さくする。【構成】ハンドセット１０のレシーバ部１７を保持す
るレシーバ部受け２３とマイク部１８を保持するマイク
部受け２４とにより形成されたハンドセットフック２２
を本体ケース２の操作パネル面４に配置し、装置本体周
辺のスペースをハンドセット１０のために開ける必要を
なくし装置本体の占有面積を小さくする。そして、ハン
ドセット１０のセット時、レシーバ部受け２３とマイク
部受け２４との間の部分からこのマイク部受け２４に連
通させて開口部２６ａがハンドセット１０の把持部１６
よりも幅狭く形成されたケーブル収納凹部２６にケーブ
ル１９を密閉的に収納し、ケーブル１９の汚れを防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子キャッシュレジス
タとしての機能を有すると共に、ホストコンピュータに
接続されてこのホストコンピュータとの間でデータの送
受信等を行なうＰＯＳターミナルに係り、特に、ハンド
セットを備えたＰＯＳターミナルに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、電子キャッシュレジスタとしての
基本機能の他、商品コードの自動読み取り機能、ＩＤカ
ード読み取り機能、伝票発行機能等を選択的に備え、ホ
ストコンピュータの端末としてこのホストコンピュータ
との間でデータの送受信等を行なうことができる構造の
ＰＯＳターミナルと称するものが存する。このような構
造のものは、ＰＯＳターミナルにおいて買上げ合計金額
の計算やレシート発行等の商品販売業務が行なわれ、そ
の販売データがホストコンピュータに送信され、このホ
ストコンピュータで在庫管理等の処理に利用される。

【０００３】一方、コンビニエンスストア等では、ＰＯ
Ｓターミナルを操作するオペレータに遠隔地より言葉で
情報を伝達したいという要望がある。そこで、近年、電
話機を備えた構造のＰＯＳターミナルが開発され、実用
化されている。このような構造のものでは、外部の電話
機からＰＯＳターミナルに備えられた電話機に電話回線
を通じて電話をかけることによって、ＰＯＳターミナル
を操作するオペレータとの通話が可能になる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来、電話機が備えら
れたＰＯＳターミナルでは、電話機のハンドセットは、
ＰＯＳターミナル本体の隣接位置に設置されるか、ＰＯ
Ｓターミナル本体の側面に設けられたハンドセットフッ
クに保持されているのが一般的である。このようなハン
ドセットの配置上、ハンドセットから延出するケーブル
は外部に露出してしまうため、ケーブルが汚れやすいと
いう欠点を有する。また、ＰＯＳターミナルの隣接位置
や側面をハンドセットのためのスペースとして開けなけ
ればならないため、装置の占有面積が大きくなってしま
うという欠点も有する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、把持部の一端
にレシーバを内蔵するレシーバ部を有し他端にマイクを
内蔵するマイク部を有してこのマイク部からケーブルを
延出させるハンドセットを設け、レシーバ部を保持する
レシーバ部受けとマイク部を保持するマイク部受けとに
より形成されたハンドセットフックを本体ケースの操作
パネル面に配置し、レシーバ部受けとマイク部受けとの
間の部分からこのマイク部受けに連通させて開口部が把
持部よりも幅狭く形成されたケーブル分の容積を有する
ケーブル収納凹部を設け、このケーブル収納凹部内にケ
ーブルの引込み部を設けた。

【０００６】

【作用】したがって、外部の電話機から電話回線を通じ
てＰＯＳターミナルに電話がかけられた場合、ハンドセ
ットを取り上げることで通話が可能になる。そして、通
話終了後は、レシーバ部をレシーバ部受けに保持させマ
イク部をマイク部受けに保持させてハンドセットをハン
ドセットフックにセットすると、マイク部から延出する
ケーブルがケーブル収納凹部に収納される。この際、ケ
ーブル収納凹部の開口部はハンドセットの把持部よりも
幅狭く形成されているので、ケーブルはケーブル収納凹
部とハンドセットの把持部とで密閉的に収納される。し
たがって、ケーブルに対する埃等の付着が防止され、ケ
ーブルが汚れにくくなる。また、ハンドセットフックは
本体ケースの操作パネル面に配置されているため、ＰＯ
Ｓターミナルの周辺のスペースをハンドセットのために
開ける必要がなくなり、装置の占有面積が小さくなる。

【０００７】

【実施例】本発明の一実施例を図１ないし図３に基づい
て説明する。まず、ドロワ１と一体化された扁平筐体状
の本体ケース２が設けられ、この本体ケース２の正面に
は図示しないプリペイドカードリーダに連絡されたカー
ド挿入口３が配設され、上面には操作パネル面４が形成
されている。そして、この操作パネル面４には、前方に
キーボード５とクレジットカードリーダ６と着脱自在の
プリンタカバー７とが配設され、後方にハンドスキャナ
フック８と表示部９とハンドセット１０とが配設されて
いる。ここで、前記プリンタカバー７は、前記本体ケー
ス２に内蔵された図示しないレシートジャーナルプリン
タを覆う形状のものであり、そのプリンタカバー７には
コイン置き１１、レシート発行口１２及びジャーナル窓
１３が形成されている。また、前記ハンドスキャナフッ
ク８は、前記本体ケース２にスキャナケーブル１４を介
して接続されたハンドスキャナ１５を保持しうるよう、
凹部形状に形成されたものである。

【０００８】しかして、前記ハンドセット１０は、把持
部１６の一端に図示しないレシーバを内蔵するレシーバ
部１７を有し、他端に図示しないマイクを内蔵するマイ
ク部１８を有し、このマイク部１８の端部よりカールが
付けられて伸縮自在なケーブル１９を延出させる構造の
ものである。そして、このケーブル１９の端部には、後
述する引込み部としての本体側接続端子２０に着脱自在
に取り付けられる接続端子２１が取り付けられている。

【０００９】また、前記本体ケース２には、前記ハンド
セット１０を保持するハンドセットフック２２が形成さ
れている。すなわち、前記操作パネル面４には、前記レ
シーバ部１７を保持する凹部形状のレシーバ部受け２３
と前記マイク部１８を保持する凹部形状のマイク部受け
２４とが形成されており、ここに前記ハンドセットフッ
ク２２が形成されている。なお、前記レシーバ部受け２
３の底面には、フックスイッチ２５を突出させるための
スイッチ孔２５ａが形成されている。

【００１０】次いで、前記レシーバ部受け２３と前記マ
イク部受け２４との間の位置からこのマイク部受け２４
を通り越した位置に至るまでの部分に、ケーブル収納凹
部２６が形成されている。このケーブル収納凹部２６
は、前記マイク部受け２４に連通され、その開口部２６
ａが前記ハンドセット１０の前記把持部１６よりも幅狭
く形成されている。そして、前記ケーブル収納凹部２６
には、その底部近くに位置させて前記本体側接続端子２
０が取り付けられている。さらに、前記ケーブル収納凹
部２６の開口部２６ａの両側部には、前記ハンドセット
１０の着脱の際にこのハンドセット１０に指が掛かり易
いよう凹部２７が形成されている。

【００１１】なお、このような構造のＰＯＳターミナル
は、図示しないホストコンピュータに接続されている。

【００１２】このような構成において、商品が買い上げ
られた場合、ハンドスキャナ１５やキーボード５による
入力操作で売上げ合計金額が求められ、締め処理によっ
てレシート発行口１２からのレシートの発行やドロワ１
の開放等がなされる。これにより、商品販売業務が可能
になる。

【００１３】一方、図示しない外部の電話機より電話回
線を通じて装置本体側に電話がかけられた場合、本体ケ
ース２内に設けられた図示しないブザーによって呼出し
音が鳴らされる。そこで、この場合、ハンドセット１０
をハンドセットフック２２より取り上げると、レシーバ
部受け２３の底部に設けられたフックスイッチ２５が閉
じ、ハンドセット１０によって外部の電話機との通話が
可能になる。なお、ハンドセット１０を取り上げる際、
ケーブル収納凹部２６の開口部２６ａの両側に形成され
た凹部２７によって、ハンドセット１０の把持部１６に
指が掛かり易くなり、その操作の容易化が図られる。

【００１４】そして、通話終了後、レシーバ部受け２３
にレシーバ部１７を保持させ、マイク部受け２４にマイ
ク部１８を保持させて、ハンドセットフック２２にハン
ドセット１０をセットすると、ケーブル１９がマイク部
１８の下方に回り込んでケーブル収納凹部２６に収納さ
れる。この際、ケーブル収納凹部２６の開口部２６ａは
ハンドセット１０の把持部１６よりも狭いので、その開
口部２６ａは把持部１６に塞がれる。したがって、ケー
ブル１９はケーブル収納凹部２６に密閉的に収納され、
ケーブル１９に対する埃等付着が防止されてケーブル１
９が汚れにくくなる。

【００１５】さらに、ハンドセットフック２２は、本体
ケース２の操作パネル面４に配置されている。このた
め、本体ケース２の両側部周辺のスペースをハンドセッ
ト１０の設置のために開ける必要がなく、そのスペース
に他の機器等を設置することも可能になる。したがっ
て、装置本体の占有面積が小さくなる。

【００１６】

【発明の効果】本発明は、把持部の一端にレシーバを内
蔵するレシーバ部を有し他端にマイクを内蔵するマイク
部を有してこのマイク部からケーブルを延出させるハン
ドセットを設け、レシーバ部を保持するレシーバ部受け
とマイク部を保持するマイク部受けとにより形成された
ハンドセットフックを本体ケースの操作パネル面に配置
し、レシーバ部受けとマイク部受けとの間の部分からこ
のマイク部受けに連通させて開口部が把持部よりも幅狭
く形成されたケーブル分の容積を有するケーブル収納凹
部を設け、このケーブル収納凹部内にケーブルの引込み
部を設けたので、ハンドセットをハンドセットフックに
セットすることによって、ケーブルをケーブル収納凹部
と把持部とで密閉的に収納することができ、したがっ
て、ケーブルに対する埃等の付着を防止してケーブルを
汚れにくくすることができ、また、ハンドセットフック
は本体ケースの操作パネル面に配置されているため、Ｐ
ＯＳターミナルの周辺のスペースをハンドセットのため
に開ける必要がなくなることから、そのスペースを自由
に活用することができるようになり、したがって、装置
の占有面積を小さくすることができる等の効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すハンドセットのセット
状態におけるハンドセットフックとケーブル収納凹部と
の縦断側面図である。

【図２】ハンドセットがハンドセットフックにセットさ
れた状態を示す全体の斜視図である。

【図３】ハンドセットがハンドセットフックから取り外
された状態を示す全体の斜視図である。

【符号の説明】

２本体ケース４操作パネル面１０ハンドセット１６把持部１７レシーバ部１８マイク部１９ケーブル２０引込み部２２ハンドセットフック２３レシーバ部受け２４マイク部受け２６ケーブル収納凹部２６ａ開口部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】把持部の一端にレシーバを内蔵するレシ
ーバ部を有し他端にマイクを内蔵するマイク部を有して
このマイク部からケーブルを延出させるハンドセット
と、前記レシーバ部を保持するレシーバ部受けと前記マ
イク部を保持するマイク部受けとにより形成されて本体
ケースの操作パネル面に配置されたハンドセットフック
と、前記レシーバ部受けと前記マイク部受けとの間の部
分からこのマイク部受けに連通させて開口部が前記把持
部よりも幅狭く形成された前記ケーブル分の容積を有す
るケーブル収納凹部と、このケーブル収納凹部内に形成
された前記ケーブルの引込み部とを設けたことを特徴と
するＰＯＳターミナル。