JPH05127066A - 双眼鏡 - Google Patents

双眼鏡

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Publication number
JPH05127066A
JPH05127066A JP31335591A JP31335591A JPH05127066A JP H05127066 A JPH05127066 A JP H05127066A JP 31335591 A JP31335591 A JP 31335591A JP 31335591 A JP31335591 A JP 31335591A JP H05127066 A JPH05127066 A JP H05127066A
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JP
Japan
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switch
motor
diopter
adjustment
lens
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Pending
Application number
JP31335591A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuto Akagi
克人 赤木
Makoto Kamiya
誠 神谷
Yukio Maekawa
幸男 前川
Masataka Hamada
正隆 浜田
Kotaro Hayashi
宏太郎 林
Keiji Yamazaki
慶治 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】眼幅調整を行なっても焦点検出の精度が変化し
ないようにしたTTL焦点検出方式の双眼鏡を提供す
る。 【構成】本発明の双眼鏡は、それぞれ対物レンズと接眼
レンズを有し左右に配された一対の光学系21、22
と、この一対の光学系21、22のうち一方の光学系2
2から焦点検出用の光を取り出す光取り出し手段25
と、該光取り出し手段25からの光に反応する焦点検出
用センサ27と、前記一対の光学系のうち他方の光学系
21を左右方向へ動かす眼幅可変機構と、を有する構成
となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は双眼鏡に関するものであ
り、特にAF(ピント合わせ)機能と眼幅可変機能を有
する双眼鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】双眼鏡において、左右の光学系の対物レ
ンズを通った光を用いて焦点検出を行なう方式が米国特
許第4293187号に記載されている。一方、特開昭
50−153952号には手動で眼幅を調整する技術が
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】眼幅調整において、左
右の光学系は間隔を広げたり狭めたりする如く左右反対
方向に動く。AFのための焦点検出を対物レンズを通っ
た光を用いるTTL方式にすると、上記のように光学系
が左右方向に動いたとき、焦点検出センサに至るまでの
光路長が変化するので、検出精度が変化してしまうとい
う問題が生じる。本発明はこのような点に鑑み、TTL
方式ではあるが、眼幅調整を行なっても焦点検出の精度
が変化しないようにした双眼鏡を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の双眼鏡は、それぞれ対物レンズと接眼レンズ
を有し左右に配された一対の光学系と、この一対の光学
系のうち一方の光学系から焦点検出用の光を取り出す光
取り出し手段と、該光取り出し手段からの光に反応する
焦点検出用センサと、前記一対の光学系のうち他方の光
学系を左右方向へ動かす眼幅可変機構と、を有する構成
となっている。
【0005】
【作用】このような構成によると、眼幅調整は焦点検出
用の光を取り出さない方の光学系のみを動かすことによ
って行なうので、焦点検出用の光を取り出す方の光学系
は常に左右方向に関し固定であり、従って光を取り出す
位置及び焦点検出センサに至るまでの光路長が常に一定
であるので、焦点検出が眼幅調整によって変化しない。
【0006】
【実施例】以下本発明を図面を参照して説明する。図1
〜図5は双眼鏡1の外観を示しており、そのうち図1は
平面図、図2は正面図、図3は底面図、図4は背面図、
図5は右側面図である。
【0007】この双眼鏡1は上カバー2に、メインスイ
ッチ用の操作部材3と、ズ−ミングモ−ド時にズームレ
ンズをワイド方向に駆動したり、眼幅・視度調整モ−ド
のときにアップ方向に調整したりするワイド(アップ)
スイッチの操作釦4uと、ズームレンズをテレ(望遠)
方向に駆動したり眼幅・視度調整モ−ドのときにダウン
方向に調整したりするテレ(ダウン)スイッチの操作釦
4dと、AF(ピント合わせ)のときにONされたり眼
幅・視度調整モ−ドのときに調整値をセットしたりする
AF兼セットスイッチの操作釦20、カード排出用のイ
ジェクト操作部材5とを有している。
【0008】また、この双眼鏡は特定の機能を双眼鏡1
に付加することができるICカードを装着できるように
なっており、そのICカード挿脱用の挿脱口6と装着さ
れたICカードを視認するための透明窓7も上カバー2
に設けられている。
【0009】前記操作部材3はメインスイッチのON、
OFFの各ポジション以外に、それらの中間に後述する
調整モード設定用の調整ポジション(ADJ)を有する
3ポジション型の操作部材となっている。操作釦4uと
操作釦4dには、ユーザー側から見て(即ちアイピース
フード8、9の存する背面側から見て)アップ方向、ダ
ウン方向を示唆する三角形のマークが施されている。イ
ジェクト操作部材5は操作力を与え易くするため表面に
複数の凹凸を有している。このイジェクト操作部材5を
図の右方向(矢印10方向)にスライドさせることによ
り、ICカードを双眼鏡1の挿脱口6から排出させるこ
とができる。
【0010】下カバー12には図3に示すように後述す
るメインユーザースイッチ用の押釦式の操作釦13が設
けられている。また、前カバー11には図2に示すよう
に左右の光学系の入光窓14、15が設けられている。
背面には図4に示すように逆台形型の第1表示装置16
が設けられているが、この第1表示装置16は液晶表示
素子(LCD)で構成されており、その表示例を図13
に示す。第1表示装置16の下方には、一対のセレクト
スイッチ操作用のアップ釦17とダウン釦18とが設け
られている。セレクトスイッチは予め登録してあるユ−
ザ−を選んだりするときに用いる。19は電池収納部の
入口に設けられた電池蓋である。
【0011】次に図6は駆動機構を主体にした平面的な
レイアウト図であり、図7は背面から見たレイアウト図
である。これらの図において、23は左側光学系21の
鏡筒であり、24は右側光学系22の鏡筒である。これ
らの鏡筒23、24の前方部には対物レンズが配され、
後方には接眼レンズが配されている。本実施例で視度調
整に関しては、左側視度調整(L視度調整)は左側光学
系21の接眼レンズにより行うが、右側視度調整(R視
度調整)は右側光学系22の対物レンズにより行うよう
になっている。従って、右側光学系の接眼レンズは固定
でよい。
【0012】右側光学系22からはAF(ピント合わ
せ)用の焦点検出や測距を行うための光を取り出すよう
になっている。そのため鏡筒24内には対物レンズと接
眼レンズの中間位置に光取り出し部材25が配されてお
り、その光取り出し部材25の作用を受けた光は光軸に
対して直角方向に折り曲げられて鏡筒24の外部へ出力
され、ここで反射ミラー26によって後向に折り曲げら
れてAFセンサモジュール27へ導かれる。図8は光取
り出し部材25としてダハプリズムを用いた例を示して
おり、はそれによって出力される光の位置及び方向を
示している。また、26Rは右側光学系22の対物レン
ズ、27Rは同じく右側光学系22の接眼レンズであ
る。28、29はダハプリズムの反射面の光軸上におけ
る配置位置の限界を示しており、ダハプリズムの反射面
は28〜29の範囲内にあればよい。、は前記限界
位置で取り出されたAF用の光の位置、方向を示してい
る。
【0013】上述したように本実施例では鏡筒23、2
4内にいずれも対物レンズと接眼レンズが配されている
が、これに限ることなく、本発明の実施に際し、対物レ
ンズと接眼レンズを異なる鏡筒に設けてもよい。図9
は、そのようにした場合におけるAF用の光の取り出し
を示している。ここでは取り出し面がハーフミラーとな
った三角プリズムが光取り出し部材25として用いられ
ている。
【0014】図6に戻って、M1はAF用兼視度調整用
のモータ(以下「AFモ−タ」という)であり、その駆
動力はカム軸30とこのカム軸30の溝31に摺動自在
に係合したピン32を介してAFレバー33に伝達さ
れ、更にこのAFレバー33から対物レンズのAFレン
ズユニットに固定されたピン34、35を介して左右の
光学系のAFレンズユニットに伝達される。この伝達経
路においてAFモータM1の回転はカム軸30とピン3
2によって直線運動に変換され、最終的に対物レンズの
AFレンズユニットを光軸方向に沿って動かすことにな
る。尚、AFモ−タM1とカム軸30との間には減速機
構が設けられる。
【0015】L視度調整モータM2の駆動力伝達機構
は、その駆動力が最終的に左側光学系21の接眼レンズ
にのみ伝達されるものであるという点を除き、前述のA
FモータM1の駆動力伝達機構と略同様に構成されてい
る。36はそのカム軸、37はカム溝、38はレバー3
9のピン、40は左側光学系21の接眼レンズユニット
のピンである。図10はこの伝達機構を分解斜視図で示
している。尚、G1,G2は減速用のギアであり、41
a、41bは終端検出スイッチの接片である。
【0016】図6において、M3は眼幅調整用のモータ
である。このモータM3の駆動力を用いる眼幅調整機構
を図11を参照して説明する。図11において、左側光
学系21の鏡筒23は双眼鏡1のフレームに固定された
一対の支持棒42、43に突片44、45に設けた孔が
遊嵌していることにより摺動自在に支持されている。ま
た、鏡筒23にはネジ溝47を有する突片46が設けら
れており、この突片46に、モータM3によって回動す
るビス48が螺合している。ビス48は位置が固定であ
り、回転のみ可能に構成されているため、モータM3に
よって回転させられると、それに突片46を介して螺合
している鏡筒23が支持棒42、43に沿って矢印A又
は矢印B方向へ移動する。これによって眼幅が変化す
る。49a、49bは眼幅の最小値を検出するスイッチ
の接片であり、前記突片46の当りにより作動する。G
3,G4は減速用のギアである。本実施例において、眼
幅調整の際に移動する鏡筒は左側光学系21の鏡筒23
であり、TTL測距光を取り出す右側光学系22の鏡筒
24は不動となっている。図6、図7において23’は
鏡筒23が左方に移動して眼幅が広がった状態を表わし
ている。
【0017】図6において、50、51はズーム用のレ
バーであるが、このレバー50、51を中間伝達部材と
して含むズーム機構について図12を参照して説明す
る。図12においてM4はズーム用のモータであり、そ
の駆動出力はギヤ52、53、54を順次通してラック
板55に伝達される。ラック板55はラックギヤ56を
有していると共に、上方に突出した一対のピン57、5
8を有している。これらのピン57、58は移動板59
に設けた嵌合孔60、61に嵌合し、移動板59を光学
系の光軸とは直角の方向(矢印62参照)へ移動させ
る。65、66は移動板59を摺動自在に支持する支持
棒である。移動板59は比較的長く偏心したスロット6
3、64を有しており、これらのスロット63、64に
はレバー50、51にそれぞれ設けたピン67、68が
挿通するようになっている。
【0018】レバー50は突片69〜72により、また
レバー51は突片73〜76により、それぞれ支持棒7
7、78に移動自在に支持されており、その移動によ
り、鏡筒23、24内の対物レンズのズームレンズユニ
ットを駆動する。ズームレンズユニットは右側光学系2
2についてのみ説明すると、2つのレンズユニットU
1,U2(図36参照)から成り、それらがそれぞれ鏡
筒24外へ突出するピン79、80を有していて、その
ピン79、80がレバー50、51の孔83、84に係
合することにより、レバー50、51の移動に従って光
軸上を移動する。左側の光学系21に関しても全く同様
であり、81、82は左側光学系21の2つのズーム用
レンズユニットのピン(図示せず)が係合する孔を示
す。
【0019】図12において、85はズームエンコーダ
であり、86はそれに接触して動くブラシユニットであ
る。このブラシユニット86は移動板59に取り付けら
れる。ズームエンコーダ85の出力はDCモータで構成
されているモータM4の駆動制御に使用される。
【0020】上述の通り本実施例ではM1〜M4で示す
如く4個のモータが使用されているが、そのうちAF用
モータM1、左視度調整用モータM2、眼幅調整モータ
M3はステッピングモータで構成され、ズームモータM
4はDCモータで構成されている。
【0021】図6において左側光学系21の鏡筒23内
にはインファインダ表示用の第2表示装置87が設けら
れている。この第2表示装置87は図14、図15に示
されているように、液晶表示素子(LCD)で構成され
ている。88は視野枠であり、その視野枠外の部分の一
部89に倍率表示部90、合焦表示用のマーク91、左
右の眼のマーク92、93が割り当てられている。ここ
で合焦表示用マーク91は合焦時に点灯し、ローコン時
(AFエリア内の観察物のコントラストが所定値より低
いとき)には点滅し、非合焦時は消灯するようになって
いる。また、眼マーク92、93は両方が点滅するとき
は眼幅調整を表し、左側の眼マーク92が点滅するとき
は左側の視度調整、右側の眼マーク93が点滅するとき
は右側の視度調整をそれぞれ表す。前記表示部89に
は、図15に示す如く後方にバックライト用のLED
(発光ダイオード)95が配置されている。尚、視野枠
88よりも内側の部分(画面)もLCDで構成されてい
るが、この部分は光透過性となっている。このLCDを
通過することにより左側光学系21の光量は少なくなる
が、右側光学系22についてもTTL測距方式のために
光量が少なくなるので、左右の光学系の光量のバランス
はとれている。尚、LCDに代えて他の光フィルタでも
同様の効果がある。尚、図16に示すように倍率表示部
90を視野枠88より内側の画面に設けてスーパーイン
ポーズ方式で表示してもよい。図16では更に観察体ま
での距離の表示98もスーパーインポーズ方式で画面に
表示されるようなっている。また、図17のように画面
内にスーパーインポーズ方式で倍率に応じてスケール9
9を表示し、観察体の大きさを測定できるようにしても
よい。
【0022】次に、図18は本実施例の回路構成を、メ
インCPU100を中心にして示しており、メインCP
U100には前述した第1、第2表示装置16、87が
接続されている以外にズームエンコーダ85、モータM
1〜M3の駆動回路101、モータM4の駆動回路10
2、AFセンサモジュール27のCCDラインセンサ、
ICカード103、メモリとしてのE2PROM10
4、そして各種スイッチが接続されている。E2ROM
104は制御に必要な各種のデ−タをストアしている
が、そのデ−タの中にはユ−ザ−に応じた眼幅デ−タ及
び視度デ−タが存する。
【0023】スイッチとしては、まずメインスイッチ1
05、AF兼セットスイッチ106、ユーザセレクトス
イッチ107u、107d、メインユーザースイッチ1
08、ワイド(アップ)/テレ(ダウン)スイッチ10
9、110が接続されている以外に、モータM1、M
2、M3に関連する基準位置を与えるための終端検出ス
イッチ111、112、113が接続されている。ここ
で、メインスイッチ105はON、OFF、ADJの3
ポジションスイッチとして構成されており、AF兼セッ
トスイッチ106はAFモードではAFスイッチとして
機能し、眼幅・視度の調整モード(ADJモード)では
セットスイッチとして機能する。また、ユーザーセレク
トスイッチ107uはONするたびに後述するユーザー
番号を増加させるアップスイッチとして機能し、他方の
ユーザーセレクトスイッチ107dはONするたびにユ
ーザー番号を減少させるダウンスイッチとして機能す
る。ワイド(アップ)スイッチ109はズーミングモー
ドではワイド方向にズームレンズを動かすためのワイド
スイッチとして機能し、上記調整モードではアップスイ
ッチとして機能する。同様にテレ(ダウン)スイッチ1
10はズーミングモードではテレ方向にズームレンズを
動かすテレスイッチとして機能し、調整モードではダウ
ンスイッチとして機能する。
【0024】上述の如く、本実施例においてAF兼セッ
トスイッチ106とスイッチ109、110はそれぞれ
2つのスイッチ機能をもっているが、以下の説明におい
ては、それらの使用用途に応じて名称を変えて説明する
ことにする。例えば、AF兼セットスイッチ106はA
Fモ−ドではAFスイッチと呼び、ADJモ−ドではセ
ットスイッチと呼ぶこととし、またスイッチ109、1
10はズ−ミングモ−ドでは、それぞれワイドスイッ
チ、テレスイッチと呼び、ADJモ−ドではそれぞれア
ップスイッチ、ダウンスイッチと呼ぶ。
【0025】図19は上記モータ駆動回路101及び1
02の具体的構成を示している。モータM1、M2、M
3は先にも述べたようにステッピングモータで構成され
ているが、図19においては、モータM1のみその構成
を示し、M2、M3についてはM1と同一の構成である
ので、図示省略している。メインCPU100の出力信
号MS1、MS2の電圧レベルの組み合せによってモー
タM1〜M3の作動状態が選択される(図20参照)。
駆動信号STPM1〜STPM4はメインCPU100
の出力ポートSTPMから出力される。
【0026】一方、モータM4はCPU100の出力信
号M4IN1とM4IN2によって駆動される(図21
参照)。
【0027】図22はステッピングモータM1、M2、
M3のために使用されているユニポーラ型の駆動回路を
示している。尚、駆動回路としてはユポーラ型に対し、
バイポーラ型があるが、そのバイポーラ型はユニポーラ
型とコイルの巻き方が異なっていて、ユニポーラ型に比
し、同じ大きさであればトルクは大きいが、回路構成は
複雑になる。ただし、IC化によりバイポーラ型も回路
上の複雑さが問題視されなくなったため、最近は使用さ
れるようになってきている。本実施例においても、勿論
バイポーラ型駆動回路を用いてもよい。
【0028】さて、図22において、ステッピングモー
タMはロータ400と4個の励磁コイルL1〜L4から
なっており、その駆動回路は図示のようにエミッタが端
子401を介して直流電源に接続され、ベースがモータ
駆動信号源に接続されたPNP型のトランジスタQ1〜
Q4と、各々のコレクタに接続されたダイオードD1〜
D4と、抵抗R1とからなっており、トランジスタQ1
〜Q4のコレクタはコイルL1〜L4の一端に接続され
ている。尚、コイルL1〜L4の他端は接地される。
【0029】図23は図22の回路における2相励磁の
シーケンスを示しており、矢印CWは時計方向(clo
ck−wise)、CCWは反時計方向(counte
rclockwise)へのモータの回転を表してい
る。駆動信号φ1〜φ4はローレベルのとき、対応する
トランジスタをONにしてコイルに通電を行い、ハイレ
ベルのときはトランジスタをOFFにして対応するコイ
ルを非通電とする。図23において、縦線t1、…t7
はモータの回転角度の18°ずつに対応している。今、
t1〜t2の間は駆動信号φ1とφ2がローレベルであ
り、トランジスタQ1、Q2がONとなってコイルL1
とL2に電流が流れて2相励磁されモータが回転する。
尚、本明細書ではロータ400が回転することをモータ
が回転するということにする。その回転はt1で始動
し、途中のT1で止まり、T1〜t2は停止状態とな
る。次のt2〜t3期間は駆動信号φ2とφ3によりト
ランジスタQ2、Q3がONとなってコイルL2、L3
に電流が流れて2相励磁され、モータ22はt2から再
び始動してT2で停止し、T2〜t3は停止状態とな
る。以下、順次駆動信号φ1〜φ4のうちの2つずつの
シーケンシャルなローレベルに応じてモータ22がステ
ッピング駆動する。t1〜t2、t2〜t3、…は等間
隔dであり、この間隔dを短くすると、モータの回転は
速くなり、長くすると、遅くなる。
【0030】図24はステッピングモータの起動、停止
を良好に行うためのモータの速度制御特性を示してお
り、モータは起動から停止までにおいて図示のような台
形状部分を含むような形で速度制御される。尚、図16
において、横軸は時間、縦軸は速度(パルスレート)を
表している。起動時はトルクをかせぐため速度を一気に
上げず、300PPS(PPSは1秒間あたりのパルス
数で、パルスレートという)の速度で起動し、それ以
後、徐々に速度を上げて600PPSにもたらし、しか
る後は600PPSの一定速度で回転させる。モータを
停止させるときは600PPSから300PPSまで徐
々に速度を下げ、さらに停止状態にもたらす。前記の速
度を徐々に上げる期間を加速期間といい、徐々に下げる
期間を減速期間ということにする。尚、後で述べる実施
例のモータ制御においては例えばレンズの移動距離が少
ない場合は、加速期間を設けずに始めから定速駆動する
ようにしている。
【0031】以上、ステッピングモータの駆動につい
て、2相励磁の場合を例に挙げて説明したが、本実施例
で使用する励磁方式は2相励磁に拘泥する必要はなく、
1相励磁でも、あるいは1相と2相の混合方式(1相−
2相励磁方式)でもよい。
【0032】以下、本実施例の動作をメインCPU10
0による動作制御のフローチャートに基づいて説明す
る。まず、図25のメインルーチンにおいて、リセット
スタートすると、メインCPU100はステップ#5で
ポート等の初期設定を行った後、ステップ#10でメイ
ンスイッチ105がOFFか否か判定し、OFFであれ
ばステップ#12へ進んでスタンバイ状態となる。スタ
ンバイ状態の解除は通常割り込み信号の発生等で行なわ
れるが、本実施例ではメインスイッチ105をOFFか
らONすることによって行なわれ、そのときステップ#
15へ進む。前記ステップ#10でメインスイッチ10
5がONであればステップ#15でモータ位置初期設定
のサブルーチンを実行する。このサブルーチンでは眼幅
や視度の基準位置を設定したり、既にメモリされている
セット位置に設定したりすることが行われる。
【0033】次にステップ#20でメインスイッチ10
5がADJ(調整)モードであるかONであるかを判定
し、ADJモードであればステップ#25に進んで、眼
幅調整と視度調整及びそれらの調整値の記憶を行う。こ
のADJモードのルーチンを実行した後、ステップ#3
0へ進む。このステップ#30へは、前記ステップ#2
0でメインスイッチがONであると判定されたときもく
る。
【0034】ステップ#30ではAFスイッチがONで
あるか否か判定し、ONであれば次のCCD駆動のサブ
ルーチン(ステップ#35)、測距演算のサブルーチン
(ステップ#40)を順次実行し、ステップ#45でロ
ーコンの判定を行う。ここでCCD駆動は測距用のCC
Dセンサ−を作動させることであり、このCCD駆動は
光電荷を所定時間蓄積する積分動作と、積分終了後のデ
−タダンプ動作とからなっている。測距演算はCCDセ
ンサ−上における基準部と参照部における像のずれ量を
検出する演算と、コントラストを検出するコントラスト
演算とからなっている。
【0035】また、ローコンの判定とは観察体がローコ
ンラストであるか否か判定することであり、具体的には
焦点検出できない所定の値以下であるか否かを判定す
る。この判定でローコンであると判定されると、ステッ
プ#80で合焦表示マ−ク91を点滅させてローコンラ
ストの警告表示を行い、ステップ#115へ進む。ロー
コンでないときは、ステップ#50でデイフォーカス
(DF)量を算出し、この算出されたデイフォーカス量
DFに上記ステップ#25のADJモードで求められた
視度補正量ΔDF×f(x)を加算したものを新たなデ
イフォーカス量DFとする(ステップ#55)。次い
で、対物レンズを動かすモータM1の駆動パルス量MP
を前記ステップ#55で求められたDFに係数K、F
(x)を掛けることにより算出する(ステップ#6
0)。ここでF(x)はズームすることによって対物レ
ンズの焦点距離が変わるのを配慮した係数である。
【0036】次に、この駆動パルス量MPが予め定めた
合焦幅に入っているか否か判定し、入っていればレンズ
を動かす必要はないので、ステップ#85で合焦表示マ
−ク91(図14)の点灯を行なった後、ステップ#1
15へ進む。MPが合焦幅に入っていなければ、合焦点
へレンズを動かすべく、ステップ#70、#75を実行
する。ステップ#70では合焦表示マーク91を消灯
し、ステップ#75ではモータM1の駆動を行う。しか
る後、ステップ#75へ進む。
【0037】上記ステップ#30でAFスイッチ106
がOFFのときはステップ#90へ進んでメインユーザ
ースイッチ108がONか否か判定する。このメインユ
ーザースイッチ108は双眼鏡1の眼幅及び視度をメイ
ンユーザの眼幅・視度位置にすぐに設定するためのスイ
ッチである。従って、このスイッチ108がONである
とステップ#95でユーザを表すレジスタに1(後述す
るように1はメインユーザを示す)を設定し、次のステ
ップ#100で、そのユーザに合致した眼幅、視度設定
をメモリ(E2PROM)からのデ−タに基いて行な
う。
【0038】ステップ#100での設定が終了するとス
テップ#105へ進む。前記ステップ#90でメインユ
ーザースイッチ108がOFFのときはステップ#9
5、#100をスキップしてステップ#105へ進む。
ステップ#105では、ワイドスイッチ109又はテレ
スイッチ110がONか否か判定し、そのいずれかのス
イッチがONの場合はステップ#100でズーム駆動の
ルーチンを実行し、ステップ#115へ進む。いずれの
スイッチもOFFのときは直接ステップ#115へ進
む。
【0039】ステップ#115へは上述したようにステ
ップ#75、#80、#85、#105、又は#110
からくるが、このステップ#115ではメインスイッチ
105がOFFか否か判定する。そして、メインスイッ
チ105がOFFであればステップ#12へ進んでスタ
ンバイ状態となり、ONであればステップ#20へ戻っ
てステップ#20以降のフローを実行する。
【0040】次に、上記メインフローにおけるステップ
#25の「ADJモード」、ステップ#100の「眼幅
・視度設定」、ステップ#110の「ズーム駆動」の各
サブルーチンを詳細に説明していくが、その前に、ここ
でメモリ(E2PROM104)に格納されているデー
タの種類とその格納アドレスを図34を参照して説明す
る。図34において、ユーザーについてユーザー番号が
付されている。このとき、メインユーザーを番号1と
し、それ以外のユーザーは番号2、3、…と順に決めて
おく。各ユーザーごとに眼幅データ、AF補正量、L
(左)視度データが格納されているが、そのうちAF補
正量は右側光学系に関するものである。即ち、本実施例
の双眼鏡では右側の光学系22を覗いてピントを合わ
せ、しかる後、左側の光学系21を覗いて左右の視度差
をなくすという動作を行うように構成されているので、
L視度データ以外に右側のAF補正量が必要である。
【0041】前述したDF値についてはディオプタ−0
の人が物体にピントを合わせた時に0となるように対物
レンズ及びAFセンサ−モジュ−ルが設計配置されてい
る。同一の物体を見た時、視度の個人差によりピント位
置が違い、DF値もそれに応じた値となる。この時のD
F値の差がAF補正量となる。尚、前記AF補正量及び
L視度データ及び眼幅デ−タはいずれもモータの駆動パ
ルス数の形で記憶されている。
【0042】メモリ(E2PROM104)のアドレス
及び格納データは図34のように設定されている。各デ
ータにおいて格納アドレスを算出する式は異なってお
り、xをユーザ番号としたとき、眼幅データの格納アド
レスは(x−1)×3、AF補正量の格納アドレスは
(x−1)×3+1、L視度データの格納アドレスは
(x−1)×3+2の式に基づいて算出される。先に説
明したメインフローのステップ#95でXレジスタに1
を入れているが、これは前記各式のxに1を入れること
を意味しており、これによりメインユーザーに必要なデ
ータが入っている3つのアドレスを指定し、そのアドレ
スのデータを取り込むことができる。尚、ユ−ザ−番号
に応じた上記眼幅デ−タや視度デ−タ、AF補正量はE
2PROM104でなく、ICカ−ド103に記憶して
おき、このICカ−ドから取り出すようにしてもよい。
勿論、ICカ−ド103とE2PROM104の双方に
記憶しておいてもよい。
【0043】さて、図26に示すADJモードのルーチ
ンを説明する。このADJモードルーチンに入ると、ま
ずステップ#190でレンズをTele端にセットす
る。これは視度調節を行なう場合、倍率が高い方が精度
よく行えるということと、AF補正量はズ−ム位置によ
り変化するため調整時の条件を固定するためである。こ
のTele端セットについては後で図33を用いて説明
する。次に、ステップ#195で第2表示装置における
両眼のマーク92、93(図14)を点灯する。しかる
後、ステップ#200へ進んでユーザーセレクトスイッ
チ107u、又は107dがONか否か判定する。ここ
で、ユーザーセレクトスイッチ107u、107dがい
ずれもOFFであれば、ステップ#202でメインスイ
ッチ105の状態を判定し、メインスイッチ105がO
Nであれば、ステップ#310で眼のマーク92、93
を消灯した後、メインスイッチONのモード(即ち図の
メインフローにおけるステップ#30)へ進む。メイン
スイッチ105がOFFであればステップ#200へ戻
る。
【0044】さて、ステップ#200でユーザーセレク
トスイッチ107u又は107dがONであれば、ステ
ップ#205へ進んでユーザー番号を変更する。この場
合、ユーザーセレクトスイッチ107uがONされてい
ればユーザー番号を増加する方向へ変更し、ユ−ザ−セ
レクトスイッチ107dがONされていればユーザー番
号を減少する方向へ変更する。これに伴い、第1表示装
置16では表示されるユーザー番号が変わる。
【0045】ステップ#205でユーザー番号変更が終
了すると、次のステップ#210でその変更後のユーザ
ー番号をXレジスタにロードする。そして、ステップ#
215では後述する眼幅・視度設定のサブルーチンを実
行し、メモリ104に記憶されているデータにより特定
される位置へ眼幅及び視度を設定する。
【0046】次に、ステップ#220でセットスイッチ
106がONか否か判定し、このスイッチ106がON
であれば調整モードに入るが、OFFであればステップ
#200へ戻る。メモリから読み出したデータに基づい
て設定された眼幅及び視度設定が当該ユーザーの真の眼
幅、視度に合っていれば、それらの調整モードを行う必
要がないので、当該ユーザーによってセットスイッチが
ONされる可能性は少ない。しかし、前記眼幅、視度が
合っていなければセットスイッチはONされるであろ
う。セットスイッチ106がONであると、次のステッ
プ#225でインファインダ表示を行う第2表示装置8
7に眼幅調整表示をした後、ステップ#230へ進む。
尚、前記第2表示装置87での眼幅調整表示は両眼マー
ク92、93を点滅させることである。
【0047】ステップ#230ではアップ/ダウンスイ
ッチ109、110がONか否か判定し、OFFであれ
ば次の視度調整の要否判定のためステップ#240へ進
むが、ONであればステップ#235で眼幅調整のサブ
ルーチンを実行した後、ステップ#230へ戻り、眼幅
調整が終了した後、ステップ#240へ進む。
【0048】ステップ#240ではセットスイッチ10
6がONか否か判定される。ここでセットスイッチ10
6がOFFであればステップ#241でメインスイッチ
105の状態が判定され、ADJモードであればステッ
プ#230へ戻り、ONであればステップ#242で眼
幅記憶ルーチン(調整された眼幅を表わすデ−タをE2
ROMにロ−ドするル−チン)を実行した後、ステップ
#310へ進む。前記ステップ#240でセットスイッ
チ106がONであれば、ステップ#245でやはり眼
幅記憶ルーチンを実行する。しかる後、ステップ#25
0で第2表示装置87の右眼マーク93を点滅させるこ
とにより、右側の視度調整モードであることを表示させ
る。
【0049】次に、ステップ#255でアップ/ダウン
スイッチ109、110がONか否か判定し、ONのと
きはステップ#260でR視度調整を行った後、ステッ
プ#250へ戻る。OFFであればステップ#265で
測距動作を行った後、ステップ#270へ進む。尚、ス
テップ#260でのR視度調整は左右の対物レンズを同
時に動かすことにより行う。この時、ユ−ザ−はある特
定の物体(コントラストが高い方がよい)を見ながら右
側の視野のピントが合うようにアップダウンスイッチを
操作して調整を行なう。これは、後述するステップ#2
90でのL視度調整が左側光学系21の接眼レンズを動
かすことによって行うのと大きな相違点となっている。
【0050】さて、ステップ#265での測距動作の
後、セットスイッチ106をONにするか、又はADJ
モードを抜けるべくメインスイッチ105をONにする
と、前記測距によって得られたずれ量をAF補正量とし
てメモリに記憶する(ステップ#275、#272)。
【0051】左側の視度調整を行うべく、セットスイッ
チ106をONにすると、上記ステップ#275で補正
量をメモリに格納した後、ステップ#280で第2表示
装置87における左眼マーク92を点滅させることによ
ってL視度調整であることを表示する。ここで、ユーザ
ーがアップ/ダウンスイッチをONにすると、ステップ
#290でL視度調整を行い、ステップ#285に戻
る。この時の調整は当然のことながら右側の調整の時と
同一物体を見ながら行なう。調整が済んだ後、再びセッ
トスイッチ106をONにするか、メインスイッチ10
5をONにすると、前記調整したL視度のデータをメモ
リに格納する(ステップ#300、#297)。そし
て、ステップ#300でL視度調整データをメモリに格
納した後は、調整完了を示すべく第2表示装置87にお
ける両眼のマーク92、93を点灯(点滅でない)して
からADJモードの始めのステップ#200へ戻る。
【0052】以上説明したように、本実施例のADJモ
ードにおいては、視度調整よりも眼幅調整を先に行うよ
うにしているが、これはそのような手順で調整する方が
その逆の手順で調整する場合よりも調整し易いからであ
る。このように本ADJモードはユーザーが調整し易い
ように自動的に、その調整の順序を規定しており、しか
も、今、どの調整が行われているか分かり難い場合があ
ることを考慮して、調整の種類や調整の終了等をインフ
ァインダー表示で知らせるようにしている(ステップ#
225、#250、#280、#305、#310)。
【0053】次に、前記ADJモードのサブルーチンに
おけるステップ#215及び図25に示すメインルーチ
ンのステップ#100に示される眼幅・視度設定のサブ
ルーチンを図27に従って詳細に説明する。
【0054】このサブルーチンはメモリに設定している
ユーザー番号の対応するアドレスのデータを読み出して
きて、その数値に合致するようにモータ駆動設定するル
ーチンである。例えばセレクトスイッチによりユーザー
3を選択した場合にはユーザー番号3のメモリ内容に一
致するようにモータ駆動設定が成される。
【0055】まずステップ#400でCレジスタに眼幅
データをE2PROM104からもってくる。同じよう
にステップ#405でDレジスタにL視度データをE2
PROM104からもってくる。更にステップ#410
でΔDFというレジスタにE2PROM104からAF
補正量をもってくる。
【0056】しかる後、ステップ#420〜#510の
眼幅設定やステップ#515〜#610の視度設定がな
される訳であるが、まずステップ#415で眼幅調整用
のモータM3の現在位置を表すパルス数M3PNがCレ
ジスタの内容Cと同一か否か判定する。ここで、M3P
NとCとが同一であれば眼幅はそのユーザーに合ってい
ることになるので、ステップ#420〜#510の眼幅
設定を行うことなしにステップ#515へ進んで視度設
定ルーチンへ入る。
【0057】しかしながら、M3PCがCと一致してい
なければ、眼幅設定を行うべくステップ#420へ進
む。ステップ#420ではAレジスタに前回使用したデ
ータポインタM3DPの下位2ビットをもってくる。こ
こで、データポインタM3DPは眼幅可変用のモータM
3を駆動するデータのアドレスを指定するものである
が、ステッピングモータで構成されているモータM3駆
動のデータが図35に示すような関係になっていて、こ
のデータのアドレスはRAMアドレスの下位2ビット0
0H〜03Hで表されるので、それを指定するデータポ
インタM3DPの下位2ビットを使用する。
【0058】次に、ステップ#425に進んでメインC
PU100の出力信号MS1をローレベル、MS2をハ
イレベルにする。これは図20からも分かるようにモー
タM3を駆動設定することである。ステップ#430で
はAレジスタの内容をSTPMポートに出力する。
【0059】しかる後、ステップ#435でモータM3
の現在位置を表すM3PNがメモリから読み出されCレ
ジスタにもたらされた値Cより大きいか否か判定し、小
さければM3PNを増加する方向へ処理し(ステップ#
440〜#460)、大きければM3PNを減少する方
向へ処理し(ステップ#470〜#490)、いずれの
場合もM3PN=Cとして(ステップ#465、#49
5)からモータ停止の処理(ステップ#500〜#51
0)を行う。尚、モータM3の駆動はAレジスタの値を
図19に示す出力ポートSTPM1〜STPM4へ出力
し(例えばステップ#430、#455)、モータ駆動
に要するに充分な時間を待つ(例えばステップ#44
0)という方法によって行う。
【0060】ステップ#420〜#510による眼幅設
定が終了すると、ステップ#515へ進み、ステップ#
515〜#610の視度設定ルーチンを実行する。この
視度設定ルーチンは上述した眼幅設定ルーチンと同様な
ルーチンとなっているので説明を省略する。ただし、こ
こでステップ#515、#565、#595に示すM2
PNは視度調整用のモータM2の現在位置を示す値であ
り、Dはユーザー番号に従ってメモリからDレジスタに
読み込まれた視度の設定値であること、及びM2DPは
モータM2を駆動するデータの格納アドレスを指定する
データポインタであることを付言しておく。
【0061】次に、図26の[ADJモード」のルーチ
ンのステップ#235、#260、#290で行われる
眼幅調整、R視度調整、L視度調整の詳細なフローチャ
ートは図28、図29、図30にそれぞれ示されている
が、それらは対象となるモータ及びモータに関するフラ
グやデータ等が相違するだけで基本的には同一のフロー
チャートとなっているので、図28の眼幅調整について
のみ詳述し、図29、図30に関しては補足説明すべき
点についてのみ述べることにする。尚、前記眼幅・視度
設定のルーチンがメモリに記憶されている値に眼幅や視
度を自動的に合わせるのに対し、これらの調整のルーチ
ンではユーザーが眼幅や視度を自分の目に合うように調
整するようになっている。
【0062】図28において、ステップ#700ではモ
ータM3の駆動データのアドレスを指定するデータポイ
ンタM3DPによるデータをAレジスタに移し、これを
ステップ#705でポートSTPM1〜STPM4に出
力する。次にステップ#710では、アップスイッチ1
09がONか否か判定し、ONであればステップ#76
5へ進んでM3MAXフラグが立っているか否か判定す
る。ここで、アップスイッチ109がONされるアップ
方向は眼幅が広がる方向であり、M3MAXは最大の眼
幅になったときに立つフラグである。尚、このM3MA
XフラグはM3PNがMAX値となった時に立つが、こ
のMAX値は眼幅の調整範囲の設計値より決まる定数で
ある。さて、ステップ#765でM3MAXフラグが立
っている場合は、それ以上アップ方向へ駆動することは
できないので、ステップ#770へ進んで、#770〜
#780によるモータ停止を行った後、リターンする。
【0063】ステップ#765でM3MAXフラグが立
っていないときは、眼幅を広げるべく、ステップ#79
5でモータM3を駆動するようにセットし、ステップ#
800でモータM3が駆動し終るのを待つ。次に、ステ
ップ#805でデータポインタM3DPを1だけインク
リメントし、このデータポインタに基づいてステップ#
810でデータをAレジスタに取り込み、且つステップ
#815でポートSTPMに出力すると共に、ステップ
#820で現在位置を示すパルス数M3PNを1だけイ
ンクリメントする。そして、そのインクリメントされた
M3PNがM3PNMAXに達したか否か判定し、M3
PNMAXになっていれば、それ以上モータM3を駆動
できないので、ステップ#830でM3MAXフラグを
セットしてステップ#710へ戻る。しかし、M3PN
がMAXになっていなければステップ#835を経てス
テップ#710へ戻り、アップスイッチ109がONで
ある限り再度ステップ#765〜#800でモータを駆
動することになる。尚、ステップ#835ではM3MA
Xフラグ又はM3MINフラグが立っていれば、これを
リセットする。
【0064】前記ステップ#710でアップスイッチ1
09がOFFのときは、次のステップ#715でダウン
スイッチ110がONか否か判定する。ここで、ダウン
スイッチ110もOFFであれば、ステップ#770〜
#785でモータ停止を行い、リターンする。ダウンス
イッチ110がONであれば、眼幅を狭める方向に動か
すステップ#715〜#760を実行する。これらのス
テップは上述した眼幅を広げるためのステップ#765
〜#830に準じるので、説明を省略する。尚、ステッ
プ#755でM3PNがMIN(最小)でないときは、
ステップ#835を通るが、このとき、M3MAXが立
っていれば、これをリセットする。本実施例では、最小
の眼幅位置M3PNMIN(終端検知スイッチ113の
ON位置)でM3PN=0(パルス数0)としている。
【0065】図29のR視度調整ルーチンにおいて、M
1DPは左右の対物レンズを動かすモータM1の駆動デ
ータのアドレスを指定するデータポインタであり、M1
PNは対物レンズの位置を示すパルス数である。このM
1PNはマイナスディオプタ−側の終端位置(接眼レン
ズ方向、終端検知スイッチ111のON位置)でM1P
N=0としており、M1PNのMAX値はプラスディオ
プタ−側の調整範囲の最大値で、設定値より決まる定数
である。
【0066】また図30のL視度調整ルーチンにおい
て、M2DPは左側光学系21の接眼レンズを動かすモ
ータM2の駆動用データのアドレスを指定するデータポ
インタであり、M2PNはその接眼レンズの位置を示す
パルス数である。マイナスディオプター側の終端位置
(終端検知スイッチ112のON位置)でM2PN=0
としている。このM2PNのMAX値も他のMAX値と
同様な定数である。
【0067】ここで1つ特筆しておくべきこととして、
眼幅・視度調整時のモータ駆動のスピードを眼幅・視度
設定時のスピードに比し、遅くしている点が挙げられ
る。即ち、本実施例では眼幅・視度の設定は予め決めら
れた目標値(メモリに入っている)に向けてモータを動
かすだけであるから、それがすぐに実現されるようにモ
ータの回転スピードを速くし、一方、調整時はモータの
スピードが速すぎると調整の変化が急で、調整しにくい
ので、遅くしているのである。それに合わせて、フロー
チャート上のモータ駆動のための待ち時間は異なる。即
ち、眼幅・視度設定時の待ち時間「TIME WAIT
0」(図27のステップ#440、#470、#54
0、#570)は眼幅・視度調整時の待ち時間「TIM
EWAIT」(図28のステップ#730、#780、
#800、図29のステップ#980、#930、#1
000、図30のステップ#2030、#2080、#
2100)よりも短いものとする。
【0068】次に、図31は図26におけるステップ#
265の「測距ルーチン」を示している。ここでは、ス
テップ#3000でCCD駆動を行い、ステップ#30
10で測距演算を行った後、ステップ#3020でロー
コン判定を行う。ローコンの場合、測距値は信頼性がな
いので、ステップ#3050でロ−コン表示(図14の
マ−ク91を点滅)した後、リターンする。ローコンで
なければ、ステップ#3030でずれ量をレジスタΔD
Fに入れてリターンする。このずれ量がAF補正量とし
て図25のステップ#272、#275でメモリに記憶
される。
【0069】次に、図32はズーム駆動のフローチャー
トであるが、本実施例ではズームモータM4としては直
流(DC)モータを使用しているので、その駆動のフロ
ーチャートは比較的シンプルなものとなっている。
【0070】まずステップ#4000でテレスイッチ1
10がONか否か判定し、テレスイッチ110がONで
あればズームエンコーダ85からのデータを入力し(ス
テップ#4010)、ズームレンズがテレ端か否か判定
する(ステップ#4020)。テレ端でなければステッ
プ#4030でM4IN1をローレベル、M4IN2を
ハイレベルとしてデータを正転方向として駆動し、次の
ステップ#4040でテレスイッチ110がONされて
いるか否か判定し、ONであればステップ#4010に
戻り、OFFとなっていればステップ#4110〜#4
130のモータ停止のルーチンへ進む。
【0071】前記ステップ#4020でレンズがテレ端
であれば、それ以上テレ方向へ駆動することはできない
ので、ステップ#4030、#4040をスキップして
ステップ#4110〜#4130のモータ停止のルーチ
ンへ進む。
【0072】上記ステップ#4000で、テレスイッチ
110がOFFのときは、ステップ#4050でワイド
スイッチ109がONか否か判定する。ここでワイドス
イッチ109もOFFであればステップ#4060でリ
ターンする。ワイドスイッチ109がONであれば、ス
テップ#4070でズームエンコーダ85からのデータ
を入力し、ステップ#4080でレンズがワイド端か否
か判定する。ワイド端であれば、そのままステップ#4
110へ進むが、ワイド端でなければステップ#409
0でM4IN1をハイレベル、M4IN2をロレベルと
することによってモータM4を逆転方向に駆動し、しか
る後、ステップ#4100で、ワイドスイッチ109が
ONされ続けているか否か判定し、ONされ続けていれ
ばステップ#4070へ戻って更にワイド方向へのズー
ム駆動を行い、ONされていなければモータ停止のルー
チン(ステップ#4110〜#4130)へ進む。
【0073】図33は図26のステップ#190におけ
る「TELE端セット」のサブルーチンを示している。
このサブル−チンに入ると、まずステップ#5000で
図12に示すズ−ムエンコ−ダ85からのデ−タを入力
し、そのデ−タに基いてステップ#5010でレンズの
位置がテレ端か否か判定する。テレ端でなければステッ
プ5020でM4IN1、M4IN2にそれぞれロ−レ
ベル「L]、ハイレベル「H」を設定してズ−ムモ−タ
M4を駆動し、ステップ#5000へ戻る。前記ステッ
プ#5010でテレ端であると判定されると、ステップ
#5030〜#5050のモ−タ停止動作を実行し、リ
タ−ンする。
【0074】次に図36〜図41は左右の光学系21、
22に組み込まれているレンズ系を示している。ここ
で、図36はテレ端でのレンズ構成図、図38はミドル
位置でのレンズ構成図、図40はワイド端でのレンズ構
成図であり、図37、図39、図41はそれぞれテレ
端、ミドル、ワイド端での収差図である。
【0075】これらのレンズ構成を図36を代表させて
説明すると、まずAFレンズは両凸の正レンズL1と両
凹の負レンズL2から成っている。ズ−ムレンズは第1
ユニットU1と第2ユニットU2とからなり、その第1
ユニットU1は両凹の負レンズL3のみから構成され、
第2ユニットU2は2枚の両凸の正レンズL4、L5か
ら構成されている。
【0076】L6は固定の負レンズであり、物体側に凹
で像側に凸である。25はプリズム(ダハプリズム)を
展開して示している。接眼レンズは3枚のレンズL7、
L8、L9とから成っているが、そのうちL7とL8は
接合レンズを成している。上記レンズ構成のデ−タを次
表に示す。 CONSTRUCTION CR T GH 0.000 1.00000 r1 35.977 6.000 1.51680 r2 -112.194 8.000 1.00000 r3 -63.885 1.200 1.76500 r4 2817.933 12.946 1.00000 r5 -76.387 2.000 1.80100 r6 36.393 25.594 1.00000 r7 63.970 4.000 1.75450 r8 -715.629 1.000 1.00000 r9 36.877 5.000 1.51680 r10 -53.466 10.027 1.00000 r11 -27.288 1.200 1.83350 r12 -48.804 3.036 1.00000 r13 0.000 63.775 1.51680 r14 0.000 8.033 1.00000 r15 0.000 4.932 1.00000 r16 1092.643 3.500 1.83350 r17 11.254 7.500 1.62041 r18 -16.157 0.200 1.00000 r19 13.984 4.500 1.69680 r20 -153.772 12.000 1.00000 r21 0.000 1.00000 SUM-T 184.443
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、眼
幅調整は焦点検出用の光を取り出さない方の光学系のみ
を動かすことによって行なうので、焦点検出用の光を取
り出す方の光学系は常に左右方向に関し固定であり、従
って光を取り出す位置及び焦点検出センサに至るまでの
光路長が常に一定であるので、焦点検出が眼幅調整によ
って変化しないという効果がある。更に、前記光を取り
出さない方の光学系の対物レンズの焦点位置近傍に表示
手段や光フィルタを設けることによって、左右の光学系
の光量のバランスをとることができるという効果が期待
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した双眼鏡の平面図。
【図2】 その正面図。
【図3】 その底面図。
【図4】 その背面図。
【図5】 その右側面図。
【図6】 その内部の概略構成を示すレイアウト図。
【図7】 同じく背面側から見たレイアウト図。
【図8】 本実施例における焦点検出用TTL光の光路
の一例を示す図。
【図9】 同じくTTL光の光路の他の例を示す図。
【図10】 本実施例における視度調整機構を示す図。
【図11】 本実施例における眼幅調整機構を示す図。
【図12】 本実施例におけるズ−ム機構を示す図。
【図13】 本実施例の双眼鏡の外面に表示される表示
例を示す図。
【図14】 本実施例の双眼鏡の内部の表示部を示す
図。
【図15】 その断面図。
【図16】 本実施例の双眼鏡の内部の表示部の他の例
を示す図。
【図17】 本実施例の双眼鏡の内部の表示部の他の例
を示す図。
【図18】 本実施例の回路構成を示すブロック図。
【図19】 そのモ−タ駆動回路部分を詳細に示す回路
図。
【図20】 その説明図。
【図21】 同じく説明図。
【図22】 ステッピングモ−タの駆動回路を示す図。
【図23】 その駆動動作を説明するための図。
【図24】 同じくモ−タ駆動動作を説明するための
図。
【図25】 本実施例におけるCPUのメインの制御動
作フロ−を示す図。
【図26】 その一部を成すADJのフロ−チャ−ト。
【図27】 眼幅・視度設定のフロ−チャ−ト。
【図28】 眼幅調整のフロ−チャ−ト。
【図29】 R視度調整のフロ−チャ−ト。
【図30】 L視度調整のフロ−チャ−ト。
【図31】 測距のフロ−チャ−ト。
【図32】 ズ−ム駆動のフロ−チャ−ト。
【図33】 テレ端セットのフロ−チャ−ト。
【図34】 メモリデ−タの種類と格納アドレスについ
て示す図。
【図35】 眼幅調整、R視度調整、L視度調整の各場
合に関するRAMアドレスとデ−タの関係を示す図。
【図36】 光学系を成すレンズ系のテレ端における構
成を示す図。
【図37】 その収差図。
【図38】 レンズ系のミドル位置における構成を示す
図。
【図39】 その収差図。
【図40】 レンズ系のテレ端における構成を示す図。
【図41】 その収差図。
【符号の説明】
1 双眼鏡 2 上カバ− 12 下カバ− 14、15 入光窓 16 第1表示装置 21 左側光学系 22 右側光学系 25 焦点検出用の光取り出し部材 26R 右側光学系の対物レンズ 27R 左側光学系の接眼レンズ 87 第2表示装置 100 メインCPU 105 メインスイッチ 106 AF/セットスイッチ 107u、107d ユ−ザ−セレクトスイッチ 108 メインユ−ザ−スイッチ 109 ワイド(アップ)スイッチ 110 テレ(ダウン)スイッチ M1 AFモ−タ M2 視度調整モ−タ M3 眼幅調整モ−タ M4 ズ−ムモ−タ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 幸男 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 浜田 正隆 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 林 宏太郎 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 山崎 慶治 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ対物レンズと接眼レンズを有し左
    右に配された一対の光学系と、 前記一対の光学系のうち一方の光学系から焦点検出用の
    光を取り出す光取り出し手段と、 前記光取り出し手段からの光に反応する焦点検出用セン
    サと、 前記一対の光学系のうち他方の光学系を左右方向へ動か
    す眼幅可変機構と、 を有する双眼鏡。
  2. 【請求項2】前記他方の光学系の対物レンズの焦点位置
    近傍に内部表示手段を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の双眼鏡。
  3. 【請求項3】前記表示手段は光透過性の液晶表示素子で
    構成されており、その視野枠外に点灯/消灯可能な表示
    マ−クが施されていることを特徴とする請求項2に記載
    の双眼鏡。
  4. 【請求項4】前記表示手段の視野枠内に表示スケ−ルが
    施されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に
    記載の双眼鏡。
  5. 【請求項5】前記他方の光学系の対物レンズの焦点位置
    近傍に光フィルタが設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の双眼鏡。
JP31335591A 1991-10-17 1991-10-31 双眼鏡 Pending JPH05127066A (ja)

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JP31335591A JPH05127066A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 双眼鏡
US07/962,286 US5572361A (en) 1991-10-17 1992-10-16 Binocular system with automatic diopter power adjustment

Applications Claiming Priority (1)

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ID=18040261

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013073098A1 (ja) * 2011-11-18 2013-05-23 パナソニック株式会社 撮像装置
JP2013134390A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Kunio Ando 双眼観察装置

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