JPH05126964A - 地理表示付きの時計 - Google Patents
地理表示付きの時計Info
- Publication number
- JPH05126964A JPH05126964A JP10652091A JP10652091A JPH05126964A JP H05126964 A JPH05126964 A JP H05126964A JP 10652091 A JP10652091 A JP 10652091A JP 10652091 A JP10652091 A JP 10652091A JP H05126964 A JPH05126964 A JP H05126964A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- timepiece
- earth
- sun
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09B—EDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
- G09B27/00—Planetaria; Globes
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B19/00—Indicating the time by visual means
- G04B19/26—Clocks or watches with indicators for tides, for the phases of the moon, or the like
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B19/00—Indicating the time by visual means
- G04B19/26—Clocks or watches with indicators for tides, for the phases of the moon, or the like
- G04B19/268—Clocks or watches with indicators for tides, for the phases of the moon, or the like with indicators for the phases of the moon
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- Educational Technology (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Electromechanical Clocks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 地球上の昼地帯と夜地帯とを一目で分かるよ
うにした時計を提供する。 【構成】 この時計(40)には、固定の文字盤(45)に対し
て時計回り方向に回転する少なくとも時間表示部(43)及
び分表示部(44)と、地球の北半球の投影図が描かれてい
て反時計回り方向に回転する中央ディスク(47)とを駆動
する時計機構と、時計ケースとが設けられている。ケー
スには、太陽を表す固定のマーク(49)が付けられてい
る。このため、極を通り、太陽とディスクの中心とを結
ぶ線に直交する子午線50の北側に位置している、地球上
の太陽に照らされている部分が一目でわかる。
うにした時計を提供する。 【構成】 この時計(40)には、固定の文字盤(45)に対し
て時計回り方向に回転する少なくとも時間表示部(43)及
び分表示部(44)と、地球の北半球の投影図が描かれてい
て反時計回り方向に回転する中央ディスク(47)とを駆動
する時計機構と、時計ケースとが設けられている。ケー
スには、太陽を表す固定のマーク(49)が付けられてい
る。このため、極を通り、太陽とディスクの中心とを結
ぶ線に直交する子午線50の北側に位置している、地球上
の太陽に照らされている部分が一目でわかる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、身体に付けたり衣服の
ポケットに入れて用いる時計であって、時計の外周部に
設けられた固定の文字盤に対して時計回り方向に回転す
る少なくとも時間及び分表示部と、地球の少なくとも北
半球を示す投影図が描かれており、軸が北極を通るよう
にして24時間で1回転する中央ディスクとを駆動する
時計機構と、時計ケースとを有している時計に関するも
のである。
ポケットに入れて用いる時計であって、時計の外周部に
設けられた固定の文字盤に対して時計回り方向に回転す
る少なくとも時間及び分表示部と、地球の少なくとも北
半球を示す投影図が描かれており、軸が北極を通るよう
にして24時間で1回転する中央ディスクとを駆動する
時計機構と、時計ケースとを有している時計に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】上記の包括的定義に合った時計は、特許
CH-A-270,584に記載されている。この特許は、北極を中
心にした地球の投影図が描かれている地理的時間文字盤
と、互いに同心的に設けられた24時間目盛り環及び1
2時間目盛り環とを備えている。これらの部材は互い
に、また通常の時針及び分針に機械的に連結して、時針
が2回転するのに対応して、24時間目盛り環が地球の
投影図に対して時計回りに相対的に1回転するようにな
っている。従ってこの構造では、12時間で1回転する
速度で時計回り方向に回転する24時間目盛り環は、こ
の目盛り環を取り付けることもできる時針に伴って移動
する。この様にして、時計をセットする場所における法
定時間を表す時針は、常に太陽が天頂にある地球の投影
図上の位置に向いている。そしてそれの構造から、時針
は24時間目盛り環の12時すなわち正午に一致した位
置に維持される。ある場所のこの正午の位置は、時針上
に設けられた太陽を表すマークで示される。このため、
この構造では、地球の昼地帯がそれの境界を定めている
子午線と一緒に連続的に移動し、そのような子午線は時
針に直交する位置に配置され、それと共に回転する。地
球上の各位置にはそれぞれ異なった昼地帯が対応してい
るため、昼地帯を時計のケースに固定できず、また昼地
帯と夜地帯とを分ける基準すなわち固定の子午線を時計
のケースに付けることができず、その時に地球上のどの
部分に太陽が当たっているかを一目見るだけで知ること
ができない。
CH-A-270,584に記載されている。この特許は、北極を中
心にした地球の投影図が描かれている地理的時間文字盤
と、互いに同心的に設けられた24時間目盛り環及び1
2時間目盛り環とを備えている。これらの部材は互い
に、また通常の時針及び分針に機械的に連結して、時針
が2回転するのに対応して、24時間目盛り環が地球の
投影図に対して時計回りに相対的に1回転するようにな
っている。従ってこの構造では、12時間で1回転する
速度で時計回り方向に回転する24時間目盛り環は、こ
の目盛り環を取り付けることもできる時針に伴って移動
する。この様にして、時計をセットする場所における法
定時間を表す時針は、常に太陽が天頂にある地球の投影
図上の位置に向いている。そしてそれの構造から、時針
は24時間目盛り環の12時すなわち正午に一致した位
置に維持される。ある場所のこの正午の位置は、時針上
に設けられた太陽を表すマークで示される。このため、
この構造では、地球の昼地帯がそれの境界を定めている
子午線と一緒に連続的に移動し、そのような子午線は時
針に直交する位置に配置され、それと共に回転する。地
球上の各位置にはそれぞれ異なった昼地帯が対応してい
るため、昼地帯を時計のケースに固定できず、また昼地
帯と夜地帯とを分ける基準すなわち固定の子午線を時計
のケースに付けることができず、その時に地球上のどの
部分に太陽が当たっているかを一目見るだけで知ること
ができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、地球上のど
の部分に太陽が当たっているかを一目で知ることができ
る時計を提供することを課題とするものである。
の部分に太陽が当たっているかを一目で知ることができ
る時計を提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、上記問題を解
決するため、本発明の時計は、上記の包括的定義に合っ
ていると共に、時計ケースに太陽を表す固定のマークが
付けられており、また中央ディスクが反時計回り方向に
回転することを特徴としている。本発明の他の時計は、
地球の南半球を示す投影図が描かれており、固定の太陽
に対して時計回り方向に、回転軸が南極を通るようにし
て回転する中央ディスクも提供している。上記形状を基
にして、本発明はさらに、中央ディスクの周りを回転す
る月表示部も提供している。本発明の好適な実施例で
は、月に明色部分と暗色部分とを設けて、明色部分が常
に太陽側に来るように構成されている。同様にして、さ
らに完成した実施例では、月表示部に加えて暦月及び/
または十二宮表示部とドラゴン表示部とを設けて、これ
らの新しい表示部も地球を表す中央ディスクの周りを回
転するようにすることができる。
決するため、本発明の時計は、上記の包括的定義に合っ
ていると共に、時計ケースに太陽を表す固定のマークが
付けられており、また中央ディスクが反時計回り方向に
回転することを特徴としている。本発明の他の時計は、
地球の南半球を示す投影図が描かれており、固定の太陽
に対して時計回り方向に、回転軸が南極を通るようにし
て回転する中央ディスクも提供している。上記形状を基
にして、本発明はさらに、中央ディスクの周りを回転す
る月表示部も提供している。本発明の好適な実施例で
は、月に明色部分と暗色部分とを設けて、明色部分が常
に太陽側に来るように構成されている。同様にして、さ
らに完成した実施例では、月表示部に加えて暦月及び/
または十二宮表示部とドラゴン表示部とを設けて、これ
らの新しい表示部も地球を表す中央ディスクの周りを回
転するようにすることができる。
【0005】
【作用】上記のように、固定した太陽と、極を中心に回
転する地球の投影図を設けていることから、太陽に照ら
される地帯をやはり時計のケースに対して、従って夜地
帯と昼地帯と分ける子午線に対して固定して設けること
ができ、子午線は常に同じ位置にあって、必要に応じて
時計のケースに取り付けられたねじまたはワイヤで、あ
るいは色付きガラスで設けることができる。このため、
上記の従来形時計とは異なって、移行地帯をはっきりさ
せることができる。添付の図面を参照した以下の説明か
ら本発明はさらに明らかになるであろう。
転する地球の投影図を設けていることから、太陽に照ら
される地帯をやはり時計のケースに対して、従って夜地
帯と昼地帯と分ける子午線に対して固定して設けること
ができ、子午線は常に同じ位置にあって、必要に応じて
時計のケースに取り付けられたねじまたはワイヤで、あ
るいは色付きガラスで設けることができる。このため、
上記の従来形時計とは異なって、移行地帯をはっきりさ
せることができる。添付の図面を参照した以下の説明か
ら本発明はさらに明らかになるであろう。
【0006】
【実施例】図1は、最も完成された実施例に従って作製
された時計40を示している。図1の時計は、バンドで手
首に取り付ける腕時計の大きさである。同様な大きさに
保ちながら、ペンダント時計や懐中時計にすることもで
きる。そのような時計は、裏カバーと表カバー42とによ
って閉鎖されたケースバンド41を公知のようにして構成
している時計ケースを設けている。時計ケースには第1
時計機構が収容されており、これの動き自体は標準的な
ものであって、駆動連鎖の端部には1時間に1回転する
中央動力取り出し部(図3の歯車46)が設けられてい
る。この動力取り出し部から、少なくとも時間表示部43
及び分表示部44が以下に詳細に説明する第2機構を介し
て駆動され、それらの表示部は本例では時計の表縁に描
かれている文字盤45に向き合って時計回り方向に回転す
る。この同じ動力取り出し部が中央ディスク47を駆動し
て、これを第2機構によって24時間で1回転させる。本
例のディスクには、地球の少なくとも北半球を示す投影
図が描かれており、ここで用いる「少なくとも」という
表現は、いずれの場合も北半球が赤道48まで描かれてい
ることを表す。ディスクを完成するように、24時間の時
間目盛り環80と12時を指しているグリニッジ子午線81と
が設けられている。図1からわかるように、ディスク47
の回転軸は北極を通っている。本発明の重要な特徴によ
れば、太陽を表す固定マーク49がケースに付けられてお
り、中央ディスク47は反時計回り方向に回転する。
された時計40を示している。図1の時計は、バンドで手
首に取り付ける腕時計の大きさである。同様な大きさに
保ちながら、ペンダント時計や懐中時計にすることもで
きる。そのような時計は、裏カバーと表カバー42とによ
って閉鎖されたケースバンド41を公知のようにして構成
している時計ケースを設けている。時計ケースには第1
時計機構が収容されており、これの動き自体は標準的な
ものであって、駆動連鎖の端部には1時間に1回転する
中央動力取り出し部(図3の歯車46)が設けられてい
る。この動力取り出し部から、少なくとも時間表示部43
及び分表示部44が以下に詳細に説明する第2機構を介し
て駆動され、それらの表示部は本例では時計の表縁に描
かれている文字盤45に向き合って時計回り方向に回転す
る。この同じ動力取り出し部が中央ディスク47を駆動し
て、これを第2機構によって24時間で1回転させる。本
例のディスクには、地球の少なくとも北半球を示す投影
図が描かれており、ここで用いる「少なくとも」という
表現は、いずれの場合も北半球が赤道48まで描かれてい
ることを表す。ディスクを完成するように、24時間の時
間目盛り環80と12時を指しているグリニッジ子午線81と
が設けられている。図1からわかるように、ディスク47
の回転軸は北極を通っている。本発明の重要な特徴によ
れば、太陽を表す固定マーク49がケースに付けられてお
り、中央ディスク47は反時計回り方向に回転する。
【0007】以上に説明したものは、本発明の最も単純
な実施例である。これによって、地球上の太陽に照らさ
れている(昼間)部分と暗い(夜)部分とが一目見ただ
けでわかる。太陽は固定しており、地球は一方の極を中
心に回転するので、ディスク47の中心を通り、太陽とデ
ィスク中心とを結ぶ線に直交する子午線50が、地球の太
陽に照らされている部分を表す半円を定めることは、自
明である。そのような子午線50は、中央ディスクを横切
るように設けられて時計ケースに留め付けられたねじま
たはワイヤで表すことができる。そのようなねじは、文
字盤に固定したり、時計の表カバー42の下側に設けた縞
にすることもできる。地球の太陽に照らされた部分を定
める半円も、表カバー42の下側に設けられて中央ディス
クの少なくとも一部分を覆う色付きガラスで表すことが
できる。
な実施例である。これによって、地球上の太陽に照らさ
れている(昼間)部分と暗い(夜)部分とが一目見ただ
けでわかる。太陽は固定しており、地球は一方の極を中
心に回転するので、ディスク47の中心を通り、太陽とデ
ィスク中心とを結ぶ線に直交する子午線50が、地球の太
陽に照らされている部分を表す半円を定めることは、自
明である。そのような子午線50は、中央ディスクを横切
るように設けられて時計ケースに留め付けられたねじま
たはワイヤで表すことができる。そのようなねじは、文
字盤に固定したり、時計の表カバー42の下側に設けた縞
にすることもできる。地球の太陽に照らされた部分を定
める半円も、表カバー42の下側に設けられて中央ディス
クの少なくとも一部分を覆う色付きガラスで表すことが
できる。
【0008】次に、中央ディスク47と、時間表示部43及
び分表示部44とをそれぞれ駆動する機構の一例を説明す
るが、そのような機構は動力取り出し部46とそれらの表
示部との間に挿入されている。図2、3、4及び5を参
照されたい。
び分表示部44とをそれぞれ駆動する機構の一例を説明す
るが、そのような機構は動力取り出し部46とそれらの表
示部との間に挿入されている。図2、3、4及び5を参
照されたい。
【0009】図2は、中央ディスクに地球の北半球が描
かれているものとした時の、上記3つの表示部を駆動す
る歯車機構の、文字盤側から見た概略図である。この図
面には一定数の歯車が示されている。各歯車には歯が付
けられている。歯車とそれの歯とは同じ参照番号(例え
ば19)で示されており、ゼロを前に付けた参照番号の軸
(例えば歯車18及び19の軸は04)回りに回転する。図に
は一定数のリングも示されており、それぞれに内歯が設
けられている。リング及びそれの歯も同じ参照番号(例
えば20)で示されている。
かれているものとした時の、上記3つの表示部を駆動す
る歯車機構の、文字盤側から見た概略図である。この図
面には一定数の歯車が示されている。各歯車には歯が付
けられている。歯車とそれの歯とは同じ参照番号(例え
ば19)で示されており、ゼロを前に付けた参照番号の軸
(例えば歯車18及び19の軸は04)回りに回転する。図に
は一定数のリングも示されており、それぞれに内歯が設
けられている。リング及びそれの歯も同じ参照番号(例
えば20)で示されている。
【0010】図3は、分表示部の駆動部を示すための、
図2の軸01ー03ー04を通る断面図である。時計回り方向に
回転する動力取り出し部46は、軸01を介して歯車13に固
定されている。歯車13は歯車14(軸03)と噛み合ってお
り、歯車14はピニオン18(軸04)と噛み合っている。同
軸04には、ピニオン18と一体化した歯車19が取り付けら
れている。歯車19の歯はリング20の内歯と噛み合って、
そのリングを時計回り方向に回転させる。そのリングに
は、図14に示すように、分表示部44が取り付けられてい
る。リング20は、1時間に1回転する動力取り出し歯車
46と同じ速度で回転する。このため、分表示部駆動連鎖
の各ピニオン、歯車及びリングの歯の数は、以下の等式
に与えられた数になっており、括弧内の数字はそれぞれ
の可動部を表す番号である。
図2の軸01ー03ー04を通る断面図である。時計回り方向に
回転する動力取り出し部46は、軸01を介して歯車13に固
定されている。歯車13は歯車14(軸03)と噛み合ってお
り、歯車14はピニオン18(軸04)と噛み合っている。同
軸04には、ピニオン18と一体化した歯車19が取り付けら
れている。歯車19の歯はリング20の内歯と噛み合って、
そのリングを時計回り方向に回転させる。そのリングに
は、図14に示すように、分表示部44が取り付けられてい
る。リング20は、1時間に1回転する動力取り出し歯車
46と同じ速度で回転する。このため、分表示部駆動連鎖
の各ピニオン、歯車及びリングの歯の数は、以下の等式
に与えられた数になっており、括弧内の数字はそれぞれ
の可動部を表す番号である。
【0011】 {30(13)・30(14)・44(19)}/{30(14)・10(18)・132(20)}=1 (1)
【0012】図4は、時間表示部の駆動部を示すため
の、図2の軸01ー03ー05を通る断面図である。時計回り方
向に回転する動力取り出し部46は、軸01を介して歯車13
に固定されている。歯車13は歯車14(軸03)と噛み合っ
ている。同軸03には、歯車14と一体化したピニオン15が
取り付けられており、このピニオンは歯車16(軸05)と
噛み合っており、この歯車16はリング17の内歯と噛み合
って、そのリングを時計回り方向に回転させる。そのリ
ングには、図14に示すように、時間表示部43が取り付け
られている。リング20は、1時間に1回転する動力取り
出し歯車46の1/12の速度で回転する。この場合、上記の
ものと同じ記号を用いた次の等式が得られる。
の、図2の軸01ー03ー05を通る断面図である。時計回り方
向に回転する動力取り出し部46は、軸01を介して歯車13
に固定されている。歯車13は歯車14(軸03)と噛み合っ
ている。同軸03には、歯車14と一体化したピニオン15が
取り付けられており、このピニオンは歯車16(軸05)と
噛み合っており、この歯車16はリング17の内歯と噛み合
って、そのリングを時計回り方向に回転させる。そのリ
ングには、図14に示すように、時間表示部43が取り付け
られている。リング20は、1時間に1回転する動力取り
出し歯車46の1/12の速度で回転する。この場合、上記の
ものと同じ記号を用いた次の等式が得られる。
【0013】 {30(13)・11(15)・44(16)}/{30(14)・44(16)・132(17)}=1/12 (2)
【0014】図5は、地球を表している中央ディスクの
駆動部を示すための、図2の軸01ー03ー05ー06ー07ー01を通
る断面図である。動力取り出し部46と一体化して時計回
り方向に回転する歯車13は、歯車14(軸03)と噛み合っ
ている。同軸03には、歯車14と一体化したピニオン15が
取り付けられており、このピニオンは歯車16(軸05)と
噛み合っている。同軸05には、歯車16と一体化したピニ
オン21が取り付けられており、このピニオンは歯車22
(軸06)と噛み合っている。同軸06には、歯車22と一体
化したピニオン23が取り付けられており、このピニオン
は歯車2(軸07)と噛み合っており、この歯車2は、中
心軸01に遊動可能に取り付けられて中央ディスク47を支
持している歯車1と噛み合っている。図5に示されてい
る駆動連鎖からわかるように、歯車1は反時計回り方向
に回転する。この歯車も、24時間で1回転し、そのよ
うな結果を得るため、次の等式で与えられている歯数が
用いられる。
駆動部を示すための、図2の軸01ー03ー05ー06ー07ー01を通
る断面図である。動力取り出し部46と一体化して時計回
り方向に回転する歯車13は、歯車14(軸03)と噛み合っ
ている。同軸03には、歯車14と一体化したピニオン15が
取り付けられており、このピニオンは歯車16(軸05)と
噛み合っている。同軸05には、歯車16と一体化したピニ
オン21が取り付けられており、このピニオンは歯車22
(軸06)と噛み合っている。同軸06には、歯車22と一体
化したピニオン23が取り付けられており、このピニオン
は歯車2(軸07)と噛み合っており、この歯車2は、中
心軸01に遊動可能に取り付けられて中央ディスク47を支
持している歯車1と噛み合っている。図5に示されてい
る駆動連鎖からわかるように、歯車1は反時計回り方向
に回転する。この歯車も、24時間で1回転し、そのよ
うな結果を得るため、次の等式で与えられている歯数が
用いられる。
【0015】 {30(13)・11(15)・17(21)・10(23)・41(2)}/{30(14)・ 44(16)・60(22)・41(2)・17(1)}=1/24 (3)
【0016】本発明による時計には、時間及び分表示部
及び太陽に対する地球の位置に加えて、さらに地球を表
す中央ディスク47の周りを回転する月表示部51を設ける
ことができる。約29日で1回転する動きを月に与えれ
ば、地球の周囲での位置及び太陽に対する位置を調べる
ことによって月のそれぞれの相を予想できることは理解
されるであろう。月が12時の位置にある時は新月であ
り、月が6時の位置にあれば、満月となり、上弦及び下
弦はそれぞれ9時及び3時の位置の時である。
及び太陽に対する地球の位置に加えて、さらに地球を表
す中央ディスク47の周りを回転する月表示部51を設ける
ことができる。約29日で1回転する動きを月に与えれ
ば、地球の周囲での位置及び太陽に対する位置を調べる
ことによって月のそれぞれの相を予想できることは理解
されるであろう。月が12時の位置にある時は新月であ
り、月が6時の位置にあれば、満月となり、上弦及び下
弦はそれぞれ9時及び3時の位置の時である。
【0017】月表示部の駆動機構が、図2及び6に示さ
れている。駆動連鎖は、歯車2(軸07)までは中央ディ
スク47の駆動部で説明したものと同じである。歯車2に
一体状に設けられたピニオン3が、歯車5に固定されて
いる歯車4(軸08)と噛み合っており、歯車5は、月表
示部51を付けたリング7(図14を参照)の内歯と噛み合
っている。月が反時計回り方向に回転するように駆動連
鎖が配列されていることがわかるであろう。数年に渡っ
て高い正確度で月の位置を知りたい場合、月に与える速
度は少数点数桁まで正確にする必要がある。これは、例
えば次の等式によって与えられる配列を用いた場合に達
成され、これは中央ディスクに連結した歯車(軸01)か
ら始まる。
れている。駆動連鎖は、歯車2(軸07)までは中央ディ
スク47の駆動部で説明したものと同じである。歯車2に
一体状に設けられたピニオン3が、歯車5に固定されて
いる歯車4(軸08)と噛み合っており、歯車5は、月表
示部51を付けたリング7(図14を参照)の内歯と噛み合
っている。月が反時計回り方向に回転するように駆動連
鎖が配列されていることがわかるであろう。数年に渡っ
て高い正確度で月の位置を知りたい場合、月に与える速
度は少数点数桁まで正確にする必要がある。これは、例
えば次の等式によって与えられる配列を用いた場合に達
成され、これは中央ディスクに連結した歯車(軸01)か
ら始まる。
【0018】 {17(1)・15(3)・36(5)}/{41(2)・57(4)・116(7)}=1/29.53072 (4)
【0019】次に、別の月駆動機構について説明する。
図11に示されている構造は、月表示部が図1に示されて
いるものとは異なっている。図11では、月表示部が円形
マーク52になっており、それぞれ明色と暗色を付けた2
つの半円53及び54に分けられている。この実施例では、
月が地球の周囲で取る様々な位置に幾つかが点線で示さ
れており、2つの半円53及び54に分割している直径55
は、太陽49と中央ディスク47の中心とを結ぶ線に直交し
て中央ディスク47の中心を通る子午線50に平行になって
いる。このため、本実施例では明色の半円53が常に太陽
側に位置しており、これによって先の実施例よりもわか
りやすく、地球から見た月の幾つかの相を知ることがで
きる。
図11に示されている構造は、月表示部が図1に示されて
いるものとは異なっている。図11では、月表示部が円形
マーク52になっており、それぞれ明色と暗色を付けた2
つの半円53及び54に分けられている。この実施例では、
月が地球の周囲で取る様々な位置に幾つかが点線で示さ
れており、2つの半円53及び54に分割している直径55
は、太陽49と中央ディスク47の中心とを結ぶ線に直交し
て中央ディスク47の中心を通る子午線50に平行になって
いる。このため、本実施例では明色の半円53が常に太陽
側に位置しており、これによって先の実施例よりもわか
りやすく、地球から見た月の幾つかの相を知ることがで
きる。
【0020】この新しい実施例を得るための手段につい
て、図12及び13を参照しながら説明する。図12は、中央
ディスクに北極から見た投影図が描かれている時に図11
に示されている様々な表示部を駆動する歯車機構を文字
盤側から見た概略図である。この概略図は軸08以降が図
2と異なっており、この軸には前述のピニオン6と歯車
4及び5に加えて、新しく歯車30が取り付けられ、これ
は内歯31と外歯31'とを設けた新しいリングと噛み合っ
ている。先の実施例にも設けられていたリング7には2
つの遊星歯車32及び33が支持されており、遊星歯車32は
新しいリングの歯31'と噛み合っている。図13の断面図
から本構造を十分に理解できるであろう。
て、図12及び13を参照しながら説明する。図12は、中央
ディスクに北極から見た投影図が描かれている時に図11
に示されている様々な表示部を駆動する歯車機構を文字
盤側から見た概略図である。この概略図は軸08以降が図
2と異なっており、この軸には前述のピニオン6と歯車
4及び5に加えて、新しく歯車30が取り付けられ、これ
は内歯31と外歯31'とを設けた新しいリングと噛み合っ
ている。先の実施例にも設けられていたリング7には2
つの遊星歯車32及び33が支持されており、遊星歯車32は
新しいリングの歯31'と噛み合っている。図13の断面図
から本構造を十分に理解できるであろう。
【0021】図13は、図12のXIIIーXIII線に沿った断面
図である。この断面図に示されているように、軸08には
上記歯車と噛み合った歯車4が取り付けられている。前
述したように、第1リング7の歯を駆動する歯車5が同
軸08に取り付けられて、歯車4に固定している。同軸08
にはさらに、第2リングをその内歯31で駆動する新しい
歯車30が歯車5に固定して設けられている。第1リング
7には、明色半円53及び暗色半円54によって覆われた円
形マーク52をリングの一方側に、第1リング7によって
支持されたペグ56回りに回動する第2歯車32と噛み合っ
た第1歯車33をリングの他方側に設けた歯車組が回動可
能に取り付けられている。第2歯車32は、第2リングに
よって支持された外歯31'と噛み合っている。第1リン
グ7に関して言えば、それの速度は上記等式(4)に従
っており、約29日で1回転する。歯車30、第2リング
の歯31及び31'及びピニオン32及び33について言えば、
月表示部52を、地球の周りを回る時にそれの照らされた
面が常に同じ方向を向くようにして自転させることがで
きる係数及び必要な歯数が選択される。例えば、(7)=
歯数116、(5)=(30)=歯数36、(31)=歯数122、(31')=
歯数183、(32)=(33)=歯数9のように選択した場合で
ある。
図である。この断面図に示されているように、軸08には
上記歯車と噛み合った歯車4が取り付けられている。前
述したように、第1リング7の歯を駆動する歯車5が同
軸08に取り付けられて、歯車4に固定している。同軸08
にはさらに、第2リングをその内歯31で駆動する新しい
歯車30が歯車5に固定して設けられている。第1リング
7には、明色半円53及び暗色半円54によって覆われた円
形マーク52をリングの一方側に、第1リング7によって
支持されたペグ56回りに回動する第2歯車32と噛み合っ
た第1歯車33をリングの他方側に設けた歯車組が回動可
能に取り付けられている。第2歯車32は、第2リングに
よって支持された外歯31'と噛み合っている。第1リン
グ7に関して言えば、それの速度は上記等式(4)に従
っており、約29日で1回転する。歯車30、第2リング
の歯31及び31'及びピニオン32及び33について言えば、
月表示部52を、地球の周りを回る時にそれの照らされた
面が常に同じ方向を向くようにして自転させることがで
きる係数及び必要な歯数が選択される。例えば、(7)=
歯数116、(5)=(30)=歯数36、(31)=歯数122、(31')=
歯数183、(32)=(33)=歯数9のように選択した場合で
ある。
【0022】本発明による時計は、時間、分、太陽に対
する地球の位置及び地球の周りでの月の位置の表示に加
えて、さらに暦月及び/または十二宮表示部及びドラゴ
ン表示部を設けることができる。図1には、暦月/十二
宮表示部11が設けられており、これは黄道とも呼ばれる
ものである。この表示部は、約365日で時計回り方向
に1回転する。それは、現在の暦月及び対応の十二宮を
太陽を表すマーク49と一致させて示すことができるよう
に調節されている。本実施例では、この表示部は、地球
を取り囲んで地球軌道の平面が天球と交差する大円を表
しているリングである。リング11は12に分割されてお
り、それぞれに暦月の名前及び/または十二宮の記号が
記されている。
する地球の位置及び地球の周りでの月の位置の表示に加
えて、さらに暦月及び/または十二宮表示部及びドラゴ
ン表示部を設けることができる。図1には、暦月/十二
宮表示部11が設けられており、これは黄道とも呼ばれる
ものである。この表示部は、約365日で時計回り方向
に1回転する。それは、現在の暦月及び対応の十二宮を
太陽を表すマーク49と一致させて示すことができるよう
に調節されている。本実施例では、この表示部は、地球
を取り囲んで地球軌道の平面が天球と交差する大円を表
しているリングである。リング11は12に分割されてお
り、それぞれに暦月の名前及び/または十二宮の記号が
記されている。
【0023】最後になるが、図1にはドラゴン表示部も
付けられている。天体の動きに直接的には関係ないが、
この表示部は日食及び月食を決定することができる。そ
れは約346日間で時計回り方向に1回転する。それ
は、時計機構によって駆動されるリングからなり、その
リングにそれぞれドラゴンの頭と尾を表す2つのマーク
60及び61が付けられている。図1の構造では、月51が6
時にあって、ドラゴンの頭60または尾61が月に重なる時
に月食が発生する。同様にして、月51が12時にあっ
て、ドラゴンの頭60または尾61が月に重なるときに日食
が発生する。
付けられている。天体の動きに直接的には関係ないが、
この表示部は日食及び月食を決定することができる。そ
れは約346日間で時計回り方向に1回転する。それ
は、時計機構によって駆動されるリングからなり、その
リングにそれぞれドラゴンの頭と尾を表す2つのマーク
60及び61が付けられている。図1の構造では、月51が6
時にあって、ドラゴンの頭60または尾61が月に重なる時
に月食が発生する。同様にして、月51が12時にあっ
て、ドラゴンの頭60または尾61が月に重なるときに日食
が発生する。
【0024】暦月及びドラゴン表示部の駆動機構が図2
及び7に示されている。駆動連鎖は歯車4(軸08)まで
が月表示部の駆動部で説明したものと同じである。図面
からわかるように、歯車4と一体状に設けられているピ
ニオン6が歯車8(軸09)と噛み合っており、歯車8と
一体化している2つのピニオン9及び10が、それぞれ暦
月及びドラゴンを記したリング11の内歯及びリング12の
内歯とそれぞれ噛み合っている。リング11及び12が時計
回り方向に回転するように駆動連鎖が配列されているこ
とはわかるであろう。暦月リングに与える速度は、36
5日で約1回転する程度である。さらに正確に言うと、
中央ディスクに連結した歯車1(軸01)から始まる次の
等式に与えられている歯車比が選択され、括弧内の数は
対応の歯車の名前を示し、括弧に入った数字の前の数字
はその歯車の歯数を示している。
及び7に示されている。駆動連鎖は歯車4(軸08)まで
が月表示部の駆動部で説明したものと同じである。図面
からわかるように、歯車4と一体状に設けられているピ
ニオン6が歯車8(軸09)と噛み合っており、歯車8と
一体化している2つのピニオン9及び10が、それぞれ暦
月及びドラゴンを記したリング11の内歯及びリング12の
内歯とそれぞれ噛み合っている。リング11及び12が時計
回り方向に回転するように駆動連鎖が配列されているこ
とはわかるであろう。暦月リングに与える速度は、36
5日で約1回転する程度である。さらに正確に言うと、
中央ディスクに連結した歯車1(軸01)から始まる次の
等式に与えられている歯車比が選択され、括弧内の数は
対応の歯車の名前を示し、括弧に入った数字の前の数字
はその歯車の歯数を示している。
【0025】 {17(1)・15(3)・25(6)・9(9)}/{41(2)・57(4)・61(8)・147(11)}= 1/ 365.244008 (5)
【0026】ドラゴン表示部に与える速度は、次の等式
に従って、346日間で約1回転する程度である。
に従って、346日間で約1回転する程度である。
【0027】 {17(1)・15(3)・25(6)・8(10)}/{41(2)・57(4)・61(8)・124(12)}= 1/346.60918 (6)
【0028】以上の説明はすべて、中央ディスク47に地
球の北半球を示す投影図が描かれていることに基づいて
いる。次に、その投影図が南半球である場合に時計に加
えなければならない変更について説明する。その場合、
時間及び分表示部を除いたすべての歯車組の方向を逆に
する必要があることは理解されるであろう。従って、こ
の新しい実施例の時計には、時計の外周部に設けられた
固定の文字盤に対して時計回り方向に回転する少なくと
も時間及び分表示部と、24時間で1回転する中央ディ
スクとを駆動する時計機構と、時計ケースとが設けられ
ている。最も単純な実施例の時計は、時計ケースに太陽
を表す固定マークが付けられていることと、また中央デ
ィスクには地球の少なくとも南半球を示す投影図が描か
れており、中央ディスクは回転軸が南極を通るようにし
て時計回り方向に回転することを特徴としている。図8
からわかるように、南に対する中央ディスク47の方向を
図2の場合の逆にするため、軸が06の歯車組から直接的
に中央ディスク(軸01)を駆動し、図2の場合のように
軸が07の歯車組を介さない。しかし、同じ歯車比を維持
するため、図2のピニオン23の代わりに、大径のピニオ
ン28が用いられており、このピニオンは、歯車1(軸0
1)に固定されている歯車29と噛み合っている。
球の北半球を示す投影図が描かれていることに基づいて
いる。次に、その投影図が南半球である場合に時計に加
えなければならない変更について説明する。その場合、
時間及び分表示部を除いたすべての歯車組の方向を逆に
する必要があることは理解されるであろう。従って、こ
の新しい実施例の時計には、時計の外周部に設けられた
固定の文字盤に対して時計回り方向に回転する少なくと
も時間及び分表示部と、24時間で1回転する中央ディ
スクとを駆動する時計機構と、時計ケースとが設けられ
ている。最も単純な実施例の時計は、時計ケースに太陽
を表す固定マークが付けられていることと、また中央デ
ィスクには地球の少なくとも南半球を示す投影図が描か
れており、中央ディスクは回転軸が南極を通るようにし
て時計回り方向に回転することを特徴としている。図8
からわかるように、南に対する中央ディスク47の方向を
図2の場合の逆にするため、軸が06の歯車組から直接的
に中央ディスク(軸01)を駆動し、図2の場合のように
軸が07の歯車組を介さない。しかし、同じ歯車比を維持
するため、図2のピニオン23の代わりに、大径のピニオ
ン28が用いられており、このピニオンは、歯車1(軸0
1)に固定されている歯車29と噛み合っている。
【0029】図8の軸01ー03ー05ー06ー01を通る断面図
である図9からわかるように、図2、3及び4で説明し
たようにして、まず動力取り出し部46が時計回りの方向
に回転して、時間及び分表示部を同じ方向へ駆動する。
図9の断面図は、歯車22(軸06)と一体化している歯車
28が、中央ディスク47に固定された歯車29と噛み合って
いることを示している。このため、歯車組1及び29は動
力取り出し部46と同じ方向へ回転するが、それらの回転
方向は図2の逆である。従って、軸01以降に配置された
歯車列は、図2の場合の逆方向へ回転する。
である図9からわかるように、図2、3及び4で説明し
たようにして、まず動力取り出し部46が時計回りの方向
に回転して、時間及び分表示部を同じ方向へ駆動する。
図9の断面図は、歯車22(軸06)と一体化している歯車
28が、中央ディスク47に固定された歯車29と噛み合って
いることを示している。このため、歯車組1及び29は動
力取り出し部46と同じ方向へ回転するが、それらの回転
方向は図2の逆である。従って、軸01以降に配置された
歯車列は、図2の場合の逆方向へ回転する。
【0030】図10は、図8の軸01ー07ー08を通る断面図
であって、リング7に取り付けられた月表示部の駆動部
を示しており、その駆動部は上記のものと同じである。
暦月表示部及びドラゴン表示部の駆動部は、上記のもの
と同一であるから、それらについては特に説明を必要と
しない。しかし要約すると、中央ディスクに南極からの
投影図が描かれている場合、地球及び月は時計回りの方
向に回転し、暦月及びドラゴン表示部は反時計回り方向
に回転することが理解されるであろう。月表示部が図11
に示されている実施例のものである場合にも、同じ時計
回り方向が得られる。
であって、リング7に取り付けられた月表示部の駆動部
を示しており、その駆動部は上記のものと同じである。
暦月表示部及びドラゴン表示部の駆動部は、上記のもの
と同一であるから、それらについては特に説明を必要と
しない。しかし要約すると、中央ディスクに南極からの
投影図が描かれている場合、地球及び月は時計回りの方
向に回転し、暦月及びドラゴン表示部は反時計回り方向
に回転することが理解されるであろう。月表示部が図11
に示されている実施例のものである場合にも、同じ時計
回り方向が得られる。
【0031】図14は、図1のXIVーXIV線に沿った断面図
であって、上記のそれぞれのリングが時計ケースに対し
てどのように配置されているかを示している。分リング
20は、様々な石71を含む受石機構によって案内される。
それに分表示部44が取り付けられている。時間リング1
7、暦月リング11、ドラゴンリング12及び月リング17
は、ベースプレート72に形成されたフランジによって歯
付き側部で案内され、そのようなベースプレートにはさ
らに、図2または8に示されている時計機構が支持され
ている。それらにはそれぞれ時間表示部43、暦月表示部
70、ドラゴン表示部60及び月表示部51が取り付けられて
いる。標準的時計機構73がベースプレート72の下側に配
置されている。時計ケースは、ケースバンド41と、裏カ
バー75と、表縁76と、表カバー42とを有している。表縁
76には文字盤45が付けられている。
であって、上記のそれぞれのリングが時計ケースに対し
てどのように配置されているかを示している。分リング
20は、様々な石71を含む受石機構によって案内される。
それに分表示部44が取り付けられている。時間リング1
7、暦月リング11、ドラゴンリング12及び月リング17
は、ベースプレート72に形成されたフランジによって歯
付き側部で案内され、そのようなベースプレートにはさ
らに、図2または8に示されている時計機構が支持され
ている。それらにはそれぞれ時間表示部43、暦月表示部
70、ドラゴン表示部60及び月表示部51が取り付けられて
いる。標準的時計機構73がベースプレート72の下側に配
置されている。時計ケースは、ケースバンド41と、裏カ
バー75と、表縁76と、表カバー42とを有している。表縁
76には文字盤45が付けられている。
【0032】図15は、図11のXVーXV線に沿った断面図で
あって、図11の月機構がどのようにして時計のケース内
にはめ込まれているかを示している。この図は、その機
構だけが図14と異なっている。
あって、図11の月機構がどのようにして時計のケース内
にはめ込まれているかを示している。この図は、その機
構だけが図14と異なっている。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明は、太陽を表すマー
クを固定し、中央ディスクを回転するようにしたので、
一目で昼地帯と夜地帯とを識別することができる。
クを固定し、中央ディスクを回転するようにしたので、
一目で昼地帯と夜地帯とを識別することができる。
【図1】本発明の最も完成した実施例による時計の上面
図である。
図である。
【図2】中央ディスクに北極からの投影図が描かれてい
る時、図1に示されている様々な表示部を駆動する歯車
機構の、文字盤側から見た概略図である。
る時、図1に示されている様々な表示部を駆動する歯車
機構の、文字盤側から見た概略図である。
【図3】図2の軸01ー03ー04を通る断面図であって、分
表示部の駆動部を示している。
表示部の駆動部を示している。
【図4】図2の軸01ー03ー05を通る断面図であって、時
計表示部の駆動部を示している。
計表示部の駆動部を示している。
【図5】図2の軸01ー03ー05ー06ー07ー01を通る断面図
であって、中央ディスク(地球)の駆動部を示してい
る。
であって、中央ディスク(地球)の駆動部を示してい
る。
【図6】図2の軸01ー03ー05ー06ー07ー08を通る断面図
であって、月表示部の駆動部を示している。
であって、月表示部の駆動部を示している。
【図7】図2の軸01ー03ー05ー06ー07ー08ー09を通る断
面図であって、暦月(及び/または十二宮)表示部及び
ドラゴン表示部の駆動部を示している。
面図であって、暦月(及び/または十二宮)表示部及び
ドラゴン表示部の駆動部を示している。
【図8】中央ディスクに南極からの投影図が描かれてい
る時、図1に示されている様々な表示部を駆動する歯車
機構の、文字盤側から見た概略図である。
る時、図1に示されている様々な表示部を駆動する歯車
機構の、文字盤側から見た概略図である。
【図9】図8の軸01ー03ー05ー06ー01を通る断面図であ
って、中央ディスク(地球)の駆動部を示している。
って、中央ディスク(地球)の駆動部を示している。
【図10】図8の軸01ー07ー08を通る断面図であって、月
表示部の駆動部を示している。
表示部の駆動部を示している。
【図11】変更形の月表示部を用いた本発明による時計の
上面図である。
上面図である。
【図12】中央ディスクに北極からの投影図が描かれてい
る時、図11に示されている様々な表示部を駆動する歯車
機構の、文字盤側から見た概略図である。
る時、図11に示されている様々な表示部を駆動する歯車
機構の、文字盤側から見た概略図である。
【図13】図12のXIIIーXIII線に沿った断面図である。
【図14】図1のXIVーXIV線に沿った断面図である。
【図15】図11のXVーXV線に沿った断面図である。
40 時計 41 時計ケース 43 時間表示部 44 分表示部 45 文字盤 47 中央ディスク 49 太陽マーク
Claims (2)
- 【請求項1】 身体に付けたり衣服のポケットに入れて
用いる時計であって、時計の外周部に設けられた固定の
文字盤に対して時計回り方向に回転する少なくとも時間
及び分表示部と、地球の少なくとも北半球を示す投影図
が描かれており、軸が北極を通るようにして24時間で
1回転する中央ディスクとを駆動する時計機構と、時計
ケースとを有しており、ケースには太陽を表す固定のマ
ークが付けられ、中央ディスクは反時計回り方向に回転
するようにしたことを特徴とする時計。 - 【請求項2】 身体に付けたり衣服のポケットに入れて
用いる時計であって、時計の外周部に設けられた固定の
文字盤に対して時計回り方向に回転する少なくとも時間
及び分表示部と、24時間で1回転する中央ディスクと
を駆動する時計機構と、時計ケースとを有しており、前
記時計ケースには太陽を表すマークが付けられ、前記中
央ディスクには地球の少なくとも南半球を示す投影図が
描かれており、また前記中央ディスクは回転軸が南極を
通るようにして時計回り方向に回転するようにしたこと
を特徴とする時計。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH01262/90-9 | 1990-04-12 | ||
CH126290A CH679197GA3 (en) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | Watch with geographical display - includes northern hemisphere display dial moving relative to sun position marker |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05126964A true JPH05126964A (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=4206284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10652091A Pending JPH05126964A (ja) | 1990-04-12 | 1991-04-12 | 地理表示付きの時計 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05126964A (ja) |
CH (1) | CH679197GA3 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015045645A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | ランゲ ウーレン ゲーエムベーハー | 時計 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004013708A2 (fr) * | 2002-07-31 | 2004-02-12 | Ulysse Nardin Sa | Dispositif d'affichage |
JP2008500531A (ja) * | 2004-05-24 | 2008-01-10 | アガルワル、モハン、ラル | 多目的時計 |
CH715772A1 (fr) * | 2019-01-23 | 2020-07-31 | Haldi & Menoud Sarl | Montre avec dispositif d'affichage des croisements de trajectoires d'astres propices à l'apparition d'éclipses. |
EP4372482A1 (fr) | 2022-11-17 | 2024-05-22 | Blancpain SA | Mecanisme d'affichage des periodes d'un cycle annuel de piece d'horlogerie |
EP4372481A1 (fr) | 2022-11-17 | 2024-05-22 | Blancpain SA | Mecanisme d'affichage des periodes d'un cycle annuel de piece d'horlogerie |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US557173A (en) * | 1896-03-31 | Geographical-clock dial | ||
FR1354537A (fr) * | 1963-04-11 | 1964-03-06 | Pièce d'horlogerie à usage universel | |
US3316706A (en) * | 1964-04-27 | 1967-05-02 | Kilburg Geochran Corp | Horological instrument for graphically representing the relative positions of sun and earth |
US3557546A (en) * | 1968-01-12 | 1971-01-26 | Shao Tang Lee | Watch for simultaneously indicating time in twenty-four time zones |
FR2365173A1 (fr) * | 1976-09-15 | 1978-04-14 | Dhelens Jean Paul | Calendrier |
DE3105243A1 (de) * | 1981-02-13 | 1982-09-02 | Gebr. Staiger GmbH Fabrik für Feinmechanik und Elektrotechnik, 7742 St. Georgen | "zeitmessgeraet" |
CH658763GA3 (ja) * | 1985-03-05 | 1986-12-15 |
-
1990
- 1990-04-12 CH CH126290A patent/CH679197GA3/fr unknown
-
1991
- 1991-04-12 JP JP10652091A patent/JPH05126964A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015045645A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | ランゲ ウーレン ゲーエムベーハー | 時計 |
US9268309B2 (en) | 2013-08-27 | 2016-02-23 | Lange Uhren Gmbh | Timepiece with rotating moon and earth displays |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CH679197B5 (ja) | 1992-07-15 |
CH679197GA3 (en) | 1992-01-15 |
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